JPH09122433A - 吸湿パネル及び吸湿体、並びに吸湿シート - Google Patents

吸湿パネル及び吸湿体、並びに吸湿シート

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JPH09122433A
JPH09122433A JP7290078A JP29007895A JPH09122433A JP H09122433 A JPH09122433 A JP H09122433A JP 7290078 A JP7290078 A JP 7290078A JP 29007895 A JP29007895 A JP 29007895A JP H09122433 A JPH09122433 A JP H09122433A
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charcoal
hygroscopic
sheet
moisture
panel
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JP7290078A
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Hideaki Kitahara
英昭 北原
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TECHNO GREEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の使い捨てである吸水ポリマーや塩化カ
ルシウム等の除湿材に替えて、炭の持つ強力な吸湿,脱
臭,抗菌機能を生かした吸湿パネル及び吸湿体、並びに
吸湿シートを提供することを課題とする。 【解決手段】 外枠11内部を仕切部材12により複数
の小部屋13に区画し、この小部屋13内に木炭,竹炭
等の小片又は粉砕物20を密封し、少なくとも片面を通
気性被覆シート14により密閉した吸湿パネル10とす
るか、あるいは箱状の保持枠31内に、木炭,竹炭等の
小片又は粉砕物20を通気性被覆シート14により均一
な厚みで包み込んだ吸湿体40を挿入して吸湿パネル3
0を構成するか、あるいは、この吸湿体40を単独で使
用するか、又は可撓性の布製カバー51,62,71内
に挿入して吸湿シートを製作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、押入れや下駄箱
内に設置する吸湿パネル、及び、椅子やベッドに設置す
る吸湿シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、押入れ等の内部の除湿,結露
防止を目的として、吸水ポリマーや塩化カルシウム等を
通気性を備えた袋体や、樹脂ケース内に封入してなる吸
湿材が使用されている。
【0003】また、椅子やベッドには、クッション機能
を有するウレタンパッドのようなクッション材は設置さ
れるが、吸湿機能や脱臭機能を備えたものは、あまり実
用化されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来使用され
ている吸水ポリマーや塩化カルシウム等の除湿材は、キ
ャパシティが満杯になると廃棄する使い捨て品であり、
頻繁に購入しなければならず、また、リサイクルには不
適切であり、環境保護の面で問題があった。
【0005】さらに、従来使用されている吸水ポリマー
や塩化カルシウム等の除湿材は壁面の結露抑制に対して
は十分な機能が得られないという問題点があった。
【0006】そこで、発明者は、古来から除湿作用や脱
臭作用を有する炭に着目し、天然から取れる竹炭,木炭
等を吸着材として使用し、かつ、炭の持つ脱臭,抗菌作
用をも生かしたより広い範囲での除湿を可能とし、押入
れ等の壁面の結露を可及的に防止できる吸湿パネル、及
び吸湿体、並びに椅子,ベッド等に設置する吸湿シート
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る吸湿パネルは、木炭,竹炭等の小片又
は粉砕物を通気性被覆シートにより被覆密閉し、枠等で
保持して構成されることが特徴である。
【0008】ここで、炭の小片又は粉砕物としては、竹
炭、木炭のどちらでも良いが、特に竹炭を利用した場
合、竹が自然界で毎年再生産されることから、材料の安
定供給の観点から竹炭が好ましい。
【0009】更に、木炭,竹炭等の小片又は粉砕物をパ
ネルの内部全面に亘り均一に分配させる必要があるた
め、例えば、外枠内部に仕切部材を設置するか、あるい
は予め木炭,竹炭等の小片又は粉砕物を通気性被覆材シ
ートにより表裏面側から包み込み、周縁を密封シールし
て形成した吸湿体をパネル内に内挿するようにしても良
く、吸湿体自体をそのまま使用することも可能である。
【0010】また、吸湿パネルの外形状の基準寸法を予
め設定しておき、基準サイズの2倍あるいはそれ以上の
ものを使用するときは、布ヒンジや凹凸嵌合等を利用し
て基準寸法の吸湿パネルを連結して所望の外形状を確保
することも可能である。
【0011】従って、本発明による吸湿パネル及び吸湿
体は、炭の持つ脱臭,抗菌作用を生かし、押入れ内や下
駄箱内に設置した場合、除湿,脱臭,抗菌(防かび)が
広範囲で可能となり、押入れ等の壁面の結露を抑制する
ことができる。
【0012】更に、天然の木竹を原料とする炭は、安価
な上に、炭の破片や粉砕物等の廃材をも活用するため、
廃材の有効利用が図れ、かつ、天日乾燥により吸湿機能
を回復できるため、一回で廃棄することなく長期間の使
用が可能となる。
【0013】次に、本発明に係る吸湿シートは、木炭,
竹炭等の小片又は粉砕物を表裏面側から通気性被覆シー
トにより挾み込んで、周縁を密封シールしてシート状に
形成した吸湿体を通気性を有する布製カバー内に内挿し
てなることを特徴とする。
【0014】ここで、布製カバー内にシート状の吸湿体
をシート状のクッション材とともに装填すれば、椅子や
車両用シート及びベットの敷物として使用する場合、ク
ッション性能が優れ使い勝手が向上する。
【0015】従って、本発明による吸湿シートは、炭の
持つ吸湿,脱臭,抗菌作用を生かし、気分を壮快なもの
にする効果がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る吸湿パネル及
び吸湿シートの各実施形態について、添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0017】図1乃至図3は本発明に係る吸湿パネルの
第1実施形態を示すもので、図1は通気性被覆シートを
一部剥離した状態を示す吸湿パネルの外観図、図2は吸
湿パネルの構成を示す分解斜視図、図3は吸湿パネルに
形成される小部屋の変形態様を示す各平面図である。
【0018】また、図4,図5は本発明に係る吸湿パネ
ルの第2実施形態を示すもので、図4は吸湿パネルの構
成を示す斜視図、図5は同吸湿パネル内に内挿する吸湿
体の構成を示す断面図であり、図6は本発明に係る吸湿
体の一実施形態を示す斜視図である。
【0019】尚、図7,図8は吸湿パネルの連結構造を
示す各説明図である。
【0020】更に、図9乃至図11は本発明に係る吸湿
シートを示すもので、図8は椅子や車両用シートのクッ
ション材としての実施形態を示す斜視図、図9はベット
のマットレスの上側に敷設する敷物シートとしての実施
形態を示す斜視図、図10は枕としての実施形態を示す
斜視図である。
【0021】まず、本発明に係る吸湿パネルの第1実施
形態について図1乃至図3に基づいて説明する。
【0022】図1,図2において、本発明に係る吸湿パ
ネル10は、木製の外枠11と、外枠11に内装され、
複数の小部屋13を区画する段ボール等の厚紙からなる
仕切部材12と、外枠11の一面に貼着される通気性被
覆シート14、他面に設置される底板15とから構成さ
れている。
【0023】更に詳しくは、通気性被覆シート14は、
本実施形態においてはシルクとポリエステル繊維との混
紡不織布を使用しているが、特にこの材料に限定するも
のではない。
【0024】また、底板15は厚紙からなっていて、外
枠11と接着テープ等により隙間なく接着されれば良い
が、外枠11と底板15とを例えば合成樹脂板等により
一体化してもよく、同様に、外枠11と仕切部材12と
を樹脂成形体から構成しても良い。また、底板15に替
えて通気性被覆シート14を両面に設置して吸湿及び脱
臭機能を高めても良い。
【0025】ところで、本発明に係る吸湿パネル10は
仕切部材12により外枠11内に区画された小部屋13
内に木炭,竹炭等の小片又は粉砕物20が密閉されてお
り、片面あるいは両面を通気性被覆シート14により密
封したことが特徴であり、炭の持つ吸湿,脱臭,抗菌作
用を有効に利用して、押し入れや下駄箱内に設置した場
合、優れた吸湿,脱臭性能が得られ、壁面の結露抑制に
対しても有効である。
【0026】更に、従来の吸水ポリマーや塩化カルシウ
ム等の除湿材のように使い捨てではなく、天日乾燥する
ことにより吸湿機能を回復することができるため、一回
で廃棄することなく長期間の使用が可能になり、非常に
経済的である。
【0027】また、天然の木竹を原料とする炭は安価な
上に、炭の小片又は粉砕物20としては廃材も活用で
き、しかも、炭は土壌改良剤としても使用される通り、
土壌に関しても環境破壊や環境汚染がないため、リサイ
クル面でも好ましいという利点がある。
【0028】図1,図2に示す仕切部材12は縦横方向
の格子状に小部屋13を区画したが、図3(a),
(b),(c),(d)に示すように仕切部材12の形
状として図3(a)に示すハニカム形状、図3(b)に
示す円形状、図3(c)に示す斜格子形状、図3(d)
に示すジグザグ形状のように仕切部材12の形状により
小部屋13の容積,形状にバリエーションを加えても良
い。
【0029】次いで、図4,図5に基づいて本発明に係
る吸湿パネル10の第2実施形態について説明する。
【0030】図面において、この吸湿パネル10は、一
面を開口32としたケース状の保持枠31と、木炭,竹
炭等の小片又は粉砕物20を通気性被覆シート14によ
り密閉し、上記保持枠31内に収容される吸湿体40と
から大略構成されている。
【0031】更に詳しくは、この保持枠31は吸湿体4
0を挿入するための開口32を備えるとともに、片面又
は両面に複数の窓孔33が開設されており、この窓孔3
3は、角孔でも丸孔でも良く、また、保持枠31は合成
樹脂成形体から構成されている。
【0032】一方、この保持枠31内部に収容される吸
湿体40は、第1実施形態に使用した木炭,竹炭等の小
片又は粉砕物20と通気性被覆シート14を使用し、図
4,図5に示すように2枚の通気性被覆シート14間に
炭の小片又は粉砕物20を挾み込んで、周縁シール部4
1を密閉シールするとともに、複数の密閉部42が並列
するように所定間隔で接着部43を設けることにより、
吸湿体40の全体に亘り木炭,竹炭等の小片又は粉砕物
20を均一に行き渡るように構成されている。
【0033】尚、この吸湿パネル30においては、保持
枠31内部に吸湿体40を収容した後、吸湿体40が開
口32から不用意に抜け落ちないように、開口32には
フック34が設けられており、このフック34を操作す
ることにより、開口32縁部に係着して、開口32の一
部を塞ぎ、吸湿体40の抜け落ちを防止するという構成
である。
【0034】更に、吸湿体40としては、図6に示すよ
うに、密閉部42が単体のものでも良く、また、吸湿体
40それ自体を押入れや下駄箱、あるいは靴の中敷きに
使用することも可能である。
【0035】そして、図4,図5に示す吸湿パネル3
0、及び図6に示す吸湿体40においても、上述した吸
湿パネル10と同様、炭の持つ強力な吸湿,脱臭,抗菌
作用を有効に利用し、押入れ内や下駄箱内の除湿と壁面
の結露の防止できるとともに、かびの発生を有効に抑制
するという作用効果を有するとともに、原材料となる炭
が安価な上に、安定的に供給され、また、環境汚染の心
配もなく、天日乾燥により長期間の使用が可能になるな
ど、上述実施例と同様の作用効果を備えている。
【0036】次いで、図7,図8を用いて、吸湿パネル
10,30の連結構造について説明する。
【0037】すなわち、上述した吸湿パネル10,30
は強度並びに組み付け作業性を考慮した場合、それ程寸
法を大型化することはできず、例えば、図1に示す吸湿
パネル10では200〜300mm×400〜500m
m程度であり、設置する押入れあるいは下駄箱内部の形
状等に応じてその寸法を可変する必要がある。
【0038】例えば、図7は本発明に係る第1実施形態
の吸湿パネル10の連結構造を示したもので、このもの
においては、3枚の吸湿パネル10を折返し可能に連結
するために、3枚の吸湿パネル10の両面に通気性被覆
シート14を使用するとともに、一面側の通気性被覆シ
ート14aを共用化することにより、各吸湿パネル10
の連結部に布ヒンジ部16を設定し、この布ヒンジ部1
6を基に各吸湿パネル10を折曲可能に連結したもので
ある。
【0039】従って、押入れ等の大きさ,形状により任
意の大きさの吸湿パネル10を設定でき、また、押入れ
のフロア面と壁面のコーナー部にまたがって設置するこ
とも可能となり、手狭なスペース内に有効に配置できる
等使い勝手が向上する。
【0040】尚、通気性被覆シート14による布ヒンジ
部16に替えて、独立した吸湿パネル10,30を帯状
の布製接着テープ(図示せず)によりパネル10,30
のコーナー部に沿って両者を接合しても、この布製接着
テープの布ヒンジ機能により同様の作用効果が得られ
る。
【0041】次に、図8に示すものは、吸湿パネル30
の相互の対向面の一方側に凹部35、それと対応する他
方側に凸部36を設け、凹部35と凸部36の凹凸嵌合
により、隣接する吸湿パネル30を接合固定するという
構成である。
【0042】この場合においても、押入れや下駄箱の寸
法等に合わせて吸湿パネル30の寸法を任意に調整でき
ることにより、押入れや下駄箱のスペースに必要な吸
湿,脱臭機能を確保した吸湿パネル30を提供すること
ができる。
【0043】尚、第1図乃至図3に示す吸湿パネル10
においても、外枠11として、合成樹脂枠を使用すれ
ば、上記凹凸嵌合を利用して、吸湿パネル10同士の連
結が可能となる。
【0044】以上は、押入れや下駄箱内に設置する吸湿
パネル10,30、並びに吸湿体40の各実施形態につ
いて説明したが、次いで、椅子や車両用シート、座椅子
等のクッション材、ベッドのマットレス上に敷く敷物シ
ート、及び、枕等に適用できる吸湿シートについて説明
する。
【0045】まず、図9は吸湿機能を有するクッション
材50に適用した実施形態を示すもので、このクッショ
ン材50は、袋状の布製カバー51とこの布製カバー5
1内部に収容される吸湿体40とから大略構成されてお
り、この吸湿体40は図4,図5に示す吸湿パネル30
に使用した吸湿体40と同一構成のものである。
【0046】そして、布製カバー51の開口52を通じ
て吸湿体40を布製カバー51内に収容した後、開口5
2をファスナーやクリップ等の密閉手段により閉鎖すれ
ば良い。
【0047】また、クッション材50のクッション機能
を高めるために、吸湿体40の裏面に軟質ポリウレタン
フォーム等のクッション性の優れたシート状のクッショ
ンパッド53を重ね合わせて両者を布製カバー51内に
内挿してもよく、また、布製カバー51の内面に予めク
ッションパッド53が一体化されていても良い。
【0048】このように、図9に示すクッション材50
は、通気性を有する布製カバー51内に木炭,竹炭等の
小片又は粉砕物20を通気性被覆シート14により外表
面を包囲するように作製した吸湿体40を内挿するとい
う構成であるため、炭の持つ強力な吸湿,脱臭,抗菌効
果を生かし、特に夏場に使用すれば、汗の吸い取りが良
く、不快臭もない等快適に過ごせるという利点がある。
【0049】また、吸湿体40に使用する炭材料として
竹炭を使用した場合、竹炭の持つ共鳴磁気波動が疲れを
軽減してくれるため、炭材料として竹炭の小片又は粉砕
物を使用したほうがより有効である。
【0050】次に、図10はベッドのマットレス上に敷
設する敷物シート60を示すものであり、この敷物シー
ト60は、開口61を有する偏平状の布製カバー62が
接続部63により複数個連設しており、開口61を通し
て、クッション材50に使用したのと同一構成の吸湿体
40を布製カバー62内部に挿入し、開口61をホック
等により閉鎖したものをベッドのマットレス上に敷設
し、その表面側からタオルケット等のシートを被せて使
用すれば、炭の持つ強力な吸湿,脱臭機能により、疲れ
を有効に取り去ることができる。
【0051】また、図11は枕に使用した実施形態を示
すもので、そばがらや、パッド片を内部に詰め込んだ枕
体70の外表面に吸湿体40を重ね合わせ、通気性を有
する布製の枕カバー71内に挿入することにより、炭の
持つ吸湿,脱臭機能を利用するとともに、特に竹炭を利
用した場合、竹炭から発生する共鳴磁気波動が脳の働き
を安静にし、安眠を促すという作用効果がある。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は以下に記載
する格別の作用効果を有する。
【0053】(1)本発明による吸湿パネル及び吸湿体
は、炭の持つ強力な吸湿性,脱臭性,抗菌性(防かび
性)を有効に利用するものであるから、押入れや下駄箱
等に設置した場合、押入れや下駄箱内の除湿並びに脱臭
に大きな効果があり、更に壁面の結露を防止でき、かび
の発生を抑制することができるという効果を有する。
【0054】(2)本発明による吸湿パネル及び吸湿
体、並びに吸湿シートは、炭の吸湿性,脱臭性,抗菌性
(防かび性)を有効に利用するというものであるから、
天然の木竹を原料とするため、安価に供給でき、かつ炭
の破片や粉末等の廃材も活用できる等、材料費が廉価で
済み、特に、竹炭を素材とした場合、自然界で毎年再生
産されるため、自然破壊することなく、安定した材料の
供給ができるという効果を有する。
【0055】(3)本発明による吸湿パネル及び吸湿
体、並びに吸湿シートは、炭の吸湿性,脱臭性,抗菌性
(防かび性)を有効に利用するというものであるから、
従来の吸湿材としての吸水ポリマーや塩化カルシウム等
の使い捨て品と異なり、時々天日乾燥を施すことにより
吸湿機能が回復し、繰り返し使用に絶えることができ、
長期間の使用が可能になるとともに、土壌に返しても環
境破壊や環境汚染を心配することがないという効果を有
する。
【0056】(4)請求項3記載の発明によれば、吸湿
パネルは連結手段を介して複数枚のパネルを連結するこ
とが可能であるため、押入れや下駄箱内のスペースに応
じて適宜パネル寸法を可変することができるとともに、
特に、パネル間同士を折曲可能に連結すれば、押入れの
コーナー部等に設置でき、手狭なスペース内に有効に配
置でき、スペース効率に優れるという効果を有する。
【0057】(5)本発明による吸湿シートは、木炭,
竹炭等の小片又は粉砕物を通気性被覆シートで包装した
吸湿体を布製カバー内に内挿するという構成であるた
め、クッション材やベットの敷物,枕に適用した場合、
炭の持つ強力な吸湿性,脱臭性,抗菌性を有効に利用で
き、汗取り効果に優れ、不快臭を抑える等の効果がある
とともに、特に竹炭を使用した場合には、竹炭から発生
する共鳴磁気波動が疲れを軽減し、脳の働きを安静にす
る等、壮快感を保証できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸湿パネルの第1実施形態を示す
もので通気性被覆シートを一部剥離した状態を示す外観
図。
【図2】図1に示す吸湿パネルの各構成部材を示す分解
斜視図。
【図3】本発明に係る吸湿パネルの第1実施形態におけ
る仕切部材の変形態様を示す各平面図。
【図4】本発明に係る吸湿パネルの第2実施形態を示す
斜視図。
【図5】図4の吸湿パネルに使用する吸湿体の構成を示
す断面図。
【図6】本発明に係る吸湿体の一実施形態を示す斜視
図。
【図7】本発明に係る吸湿パネル同士の連結構造の一実
施形態を示す斜視図。
【図8】本発明に係る吸湿パネル同士の連結構造の別の
実施形態を示す平面図。
【図9】本発明に係る吸湿シートをクッション材に適用
した実施形態を示す斜視図。
【図10】本発明に係る吸湿シートをベッドマットレス
表面への敷物シートに適用した実施形態を示す斜視図。
【図11】本発明に係る吸湿シートを枕に適用した実施
形態を示す斜視図。
【符号の説明】
10,30 吸湿パネル 11 外枠 12 仕切部材 13 小部屋 14 通気性被覆シート 16 布ヒンジ部 20 木炭,竹炭等の小片又は粉砕物 31 保持枠 40 吸湿体 41 周縁シール部 42 密閉部 43 接着部 50 クッション材 51,62 布製カバー 53 クッションパッド 60 敷物シート 70 枕体 71 枕カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(11)内部を仕切部材(12)に
    より各小部屋(13)に区画し、片面又は両面を通気性
    被覆シート(14)で密閉するとともに、上記小部屋
    (13)内に木炭,竹炭等の小片又は粉砕物(20)を
    密封してなることを特徴とする吸湿パネル。
  2. 【請求項2】 片面又は両面に窓孔(33)を設けた箱
    状の保持枠(31)内に、木炭,竹炭等の小片又は粉砕
    物(20)をその表裏面側から通気性被覆シート(1
    4)により挟み込んで、周縁を密封シールして形成した
    吸湿体(40)を内挿したことを特徴とする吸湿パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 布ヒンジ部(16)あるいは凹凸嵌合部
    (35,36)等の連結手段を介して複数の吸湿パネル
    (10,30)同士を連結可能としたことを特徴とする
    請求項1,2記載の吸湿パネル。
  4. 【請求項4】 木炭,竹炭等の小片又は粉砕物(20)
    を表裏面側から通気性被覆シート(14)により挾み込
    んで、周縁を密封シールして形成したことを特徴とする
    吸湿体。
  5. 【請求項5】 木炭,竹炭等の小片又は粉砕物(20)
    を表裏面側から通気性被覆シート(14)により挾み込
    んで、周縁を密封シールして形成した吸湿体(40)を
    通気性を有する布製カバー(51,62,71)内に内
    挿してなることを特徴とする吸湿シート。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10331298A (ja) * 1997-06-02 1998-12-15 Yukio Ikegaki 間仕切り
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