JP3218294U - 備長炭ベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】マットレスの内部に多数の備長炭を配設し、備長炭の調湿効果や脱臭効果などが十分に発揮できるようにするため、配設された備長炭の上部を通気性の良いクッション部材で覆い、マットレスの内部を固定し、マットレス全体を表装用カバーで覆う備長炭ベッドを提供する。【解決手段】上方が開口するマットレス10と、マットレスの内部に配設された備長炭20と、マットレスの内部に配設された仕切り板30と、備長炭と仕切り板の上部側に載置されたクッション部40と、マットレスを覆う表装用カバーからなることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、使用者の睡眠中の快適な安眠と健康増進などのために、寝ている間に備長炭から放出されるマイナスイオンを体内に取り込み、または、備長炭が本来持っている調湿効果や脱臭効果などの機能を発揮させるために、マットレスの内部に備長炭が隙間なく配設された備長炭ベッドに関するものである。
一般的に、家庭の寝具としてはベッドが使用され、マットレスが多く用いられている。しかし、近年の多くのマットレスは化学繊維などの素材でつくられているため通気性や吸湿性が低く、不眠や体調不調を訴える使用者も少なくない。さらに、使用者が就寝中に発する汗や湿気などによってマットレス内にカビやダニが発生しやすいという問題があった。
そこで、例えば、特許文献1では、送風機が取り付けられたマットレスが開示されている。
しかしながら、先行特許文献1に記載のマットレスは、送風機によってマットレスに風が送り込まれるため、使用者が就寝中に発した汗などを原因とする湿気によって不快な睡眠は回避することができる。しかし、多くの場合、マットレス本体が化学繊維などを素材としているため、送風機が可動していないときは部屋の湿気などを吸収してしまい、少なからずマットレス内にダニやカビが発生するという課題があった。
そのため、本考案においては、上記問題点に鑑み、マットレスの内部に多数の備長炭を配設し、備長炭の調湿効果や脱臭効果などが十分に発揮できるようにするため、配設された備長炭の上部を通気性の良いクッション部材で覆い、マットレスの内部を固定し、マットレス全体を表装用カバーで覆う備長炭ベッドを提供することを目的とする。
〔1〕すなわち、本考案は、上方が開口するマットレス(10)と、前記マットレス(10)の内部に配設された備長炭(20)と、前記マットレス(10)の内部に配設された仕切り板(30)と、前記備長炭(20)と前記仕切り板(30)の上部側に載置されたクッション部(40)と、前記マットレス(10)を覆う表装用カバー(50)からなることを特徴とする備長炭ベッドである。
〔2〕そして、前記表装用カバー(50)は、上部外周にわたって開閉用チャック(51)を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の備長炭ベッドである。
〔3〕そして、前記備長炭(20)は、通気性を有する袋部(21)に封入されることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の備長炭ベッドである。
本考案の備長炭ベッドによれば、寝ている間に備長炭から放出されるマイナスイオンを体内に取り込むことができ、備長炭が本来持っている調湿効果や脱臭効果などの機能が発揮され、使用者は睡眠中の快適な安眠と健康増進などを期待することができる。
以下、本考案に係る備長炭ベッドに関する実施の形態について、添付の図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本考案は、以下の説明において特に考案を限定する旨が明記されていない限り、この形態に限定されるものではない。本件出願において、上下方向は、図1における上下方向に対応するものである。
(第一実施形態)
備長炭ベッド1は、図1、図2などに示すように、マットレス10、備長炭20、仕切り板30、クッション部40、表装用カバー50などからなり、図1に示すように、マットレス10の内部に備長炭20が配設された備長炭ベッド1である。
備長炭ベッド1は、図1、図2などに示すように、マットレス10、備長炭20、仕切り板30、クッション部40、表装用カバー50などからなり、図1に示すように、マットレス10の内部に備長炭20が配設された備長炭ベッド1である。
マットレス10は、略矩形状であって、上方が開口する部材である。マットレス10の内部は仕切り板30が配設され、仕切り板30によって仕切られた空間に備長炭20が隙間なく配設されている。したがって、仕切り板30で仕切られた空間にぴったりと納まるように配設された備長炭20は安定的に固定されるため、就寝時の使用者の動きによって備長炭20が移動したりずれたりすることを防ぐことができ、使用者は安眠を確保することができる。
備長炭20は、マットレス10の内部に配設された部材である。備長炭20はマットレス10の高さ位置まで多数配設されるため、備長炭20の調湿効果や脱臭効果などが十分に発揮される。多孔質な備長炭20は、脱臭、除湿、空気清浄などの様々な効果を最大限に発揮させるため比較的小さいものが好ましく、使用者は睡眠中の快適な安眠と健康増進などを期待することができる。マットレス10の内部に配設された備長炭20は、仕切り板30によって固定されているため、就寝時の使用者の動きによって備長炭20が移動したりずれたりすることを防ぐことができ、使用者は安眠を確保することができる。
仕切り板30は、マットレス10の内部に配設された部材である。本実施形態において、マットレス10の長手方向又は短手方向の少なくとも一方に沿って挿置される部材であって、マットレス10の内側空間における長手方向又は短手方向のいずれか1つ若しくは双方の長さを有する板状の部材である。仕切り板30の高さは、マットレス10の高さ及びマットレス10の内部に配設された備長炭20の高さと略同一高さである。また、本実施形態において、複数の仕切り板30がマットレス10の内部に配設されている。具体的には、マットレス10の内側空間における長手方向及び短手方向の長さと同一長さの複数の仕切り板30が格子状に配設されているが、他の実施形態において仕切り板30は多角形や円形その他の形状をなすものでも良い。これにより、備長炭20が仕切り板30によって仕切られた空間内でぴったりと納まるように固定されるため、就寝時の使用者の動きによって備長炭20が移動したりずれたりすることを防ぐことができ、使用者は安眠を維持することができる。
クッション部40は、備長炭20と仕切り板30の上部側に載置された部材である。クッション部40の高さは、マットレス10の高さよりも低い。クッション部40とマットレス10は係合するするため同一の略矩形状である。クッション部40は、マットレス10の内部に配設された仕切り板30と、仕切り板30によって仕切られた空間に隙間なく配設された備長炭20を上方から覆う部材である。クッション部40は、綿、スポンジ等のクッション素材により構成される緩衝部材である。備長炭20はそれぞれが角を有する形状であるため、クッション部40が角部の凸感を吸収し、使用者は備長炭の形状による違和感を感じることがなく、使用者は安眠を確保することができる。備長炭20の効果を効率よく得るため、クッション部40は通気性の良い素材が好ましい。本実施形態において、クッション部40はマットレス10の上部に覆設されているが、他の実施形態において、クッション部40とマットレス10の接触面に凹部と凸部を設けることによって、クッション部40とマットレス10を嵌合させ固定することもできる。
表装用カバー50は、マットレス10全体を覆う部材である。丈夫な厚手の生地からなり、通気性が良い素材が好ましい。表装用カバー50の上部外周にわたって開閉用チャック51が設けられている。開閉用チャック51を開閉することによって表装用カバー50は取り外しが自在で洗濯が可能なため、備長炭ベッド1を清潔に保つことができる。なお、本実施形態において、表装用カバー50はマットレス10全体を覆っているが、他の実施形態において上方からマットレス全体を覆い、マットレス10の下部周辺を弾力性のあるゴムなどで絞ることによって表装用カバー50を固定することができるものでも良い。または、クッション部40全体を覆うシーツ状のものでも良い。
開閉用チャック51は、表装用カバー50の上部外周にわたって設けられた、マットレス10を取り外し可能にする部材である。開閉用チャック51を開閉することによって、表装用カバー50を取り外すことができ、洗濯も容易で備長炭ベッド1を清潔に保つことができる。開閉用チャック51は、ファスナーに代えて釦や面ファスナー等により取付けや取外し可能としても良い。
(第二実施形態)
本実施形態の備長炭ベッド1は、第一実施形態と同様に、略矩形状であって、図2などに示すように、マットレス10、備長炭20、仕切り板30、クッション部40、表装用カバー50などからなり、図4に示すように、マットレス10の内部に備長炭20が配設された備長炭ベッド1である。
本実施形態の備長炭ベッド1は、第一実施形態と同様に、略矩形状であって、図2などに示すように、マットレス10、備長炭20、仕切り板30、クッション部40、表装用カバー50などからなり、図4に示すように、マットレス10の内部に備長炭20が配設された備長炭ベッド1である。
しかしながら、備長炭20が通気性を有する袋部21に封入され、マットレス10の内部に小分けに配設された構造において相違する。袋部21は、備長炭20を封入し、小分けにして収納するための部材である。備長炭20が封入された袋部21は、仕切り板30によってマットレス10の内部の仕切られた空間にぴったりと納まるように挿置されることによって、袋部21は安定的に固定され、就寝時の使用者の動きによって備長炭20が移動したりずれたりすることを防ぐことができ、使用者は安眠を確保することができる。袋部21は、通気性があれば袋状のものに限らず、箱容器状、シート状のもので備長炭20を包み込むような形態でも良い。
1・・・備長炭ベッド
10・・マットレス
20・・備長炭
21・・袋部
30・・仕切り板
40・・クッション部
50・・表装用カバー
51・・開閉用チャック
10・・マットレス
20・・備長炭
21・・袋部
30・・仕切り板
40・・クッション部
50・・表装用カバー
51・・開閉用チャック
Claims (3)
- 上方が開口するマットレスと、
前記マットレスの内部に配設された備長炭と、
前記マットレスの内部に配設された仕切り板と、
前記備長炭と前記仕切り板の上部側に載置されたクッション部と、
前記マットレスを覆う表装用カバーを備えることを特徴とする備長炭ベッド。 - 前記表装用カバーは、上部外周にわたって開閉用チャックを備えることを特徴とする請求項1に記載の備長炭ベッド。
- 前記備長炭は、通気性を有する袋部に封入されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の備長炭ベッド。
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Publications (1)
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2018
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