JP3212263U - 吸湿畳 - Google Patents

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【課題】吸湿性に優れた吸湿畳を提供する。【解決手段】畳表20と畳床30との間に吸湿シート1を備えた吸湿畳100であって、吸湿シート1は、2枚の基材シートの間に、多数のシリカゲルの粒が層状に分布してなる吸湿層が形成されてなり、シリカゲルの粒は多数の微細貫通孔を有する。【選択図】図1

Description

本考案は吸湿畳に関する。
畳には元来、吸湿性があるが、近年、住居の保温性や気密性が高くなり、畳がダニやカビの発生源となることも多くなってきた。
そこで、一方の面に粒状シリカゲルが接着、固定された透湿性を有する基材シートと、粒状シリカゲルを基材シートに接着、固定するための接着シートとを含み、粒状シリカゲルの少なくとも一部が接着シート外に露出した状態で埋め込まれた調湿性畳が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、上記従来の調湿性畳は吸湿性の点で改良の余地があった。
特開平8−105190号公報
本考案は、吸湿性に優れた吸湿畳を提供することを目的とする。
本考案の吸湿畳は、畳表と畳床との間に吸湿シートを備えた吸湿畳であって、前記吸湿シートは、2枚の基材シートの間に、多数のシリカゲルの粒が層状に分布してなる吸湿層が形成されてなり、前記シリカゲルの粒は多数の微細貫通孔を有することを特徴とする。
本考案によれば、吸湿性に優れている。
本考案の一態様に係る吸湿畳の構成を示す模式図である。 本考案の一態様に係る吸湿シートの概略構成を示す断面図である。
<概要>
本考案の一態様に係る吸湿畳は、畳表と畳床との間に吸湿シートを備えた吸湿畳であって、前記吸湿シートは、2枚の基材シートの間に、多数のシリカゲルの粒が層状に分布してなる吸湿層が形成されてなり、前記シリカゲルの粒は多数の微細貫通孔を有することを特徴としている。
この態様によれば、多数の微細貫通孔を有するシリカゲルの粒が層状に分布してなる吸湿層を有するため、吸湿性に優れ、ダニやカビの発生を予防することができる。
本実施形態の吸湿畳は、吸湿効果に優れるため、吸湿畳の上に布団を敷いた場合でも、布団からでる大量の湿気や布団にこもる嫌な蒸れを除去することができる。
また、体からでるイヤな臭い(汗の臭い・加齢臭)である酢酸ガス・ノネナールガスにわずか数十分で大きな消臭効果を発揮することができる。したがって、失禁等によるおしっこの臭い(アンモニアガス)にも効果がある。
さらに、ベットや布団の湿気を調整する調湿効果も有し、シリカゲルの調湿機能によりカビやダニの発生を防ぐこともできる。また、シックハウスの原因であるホルムアルデヒド、トルエン等のVOC(揮発性有機化合物)をすばやく吸着することもできる。
以下、本考案の一態様に係る吸湿畳について、図面を参照して説明する。なお、本考案は、以下の実施形態に限定されるものではない。
1.全体構成
本実施形態の吸湿畳100は、図1に示すように、板状の畳表20と板状の畳床30との間に、吸湿シート1を備えている。
2.畳表
畳表20としては、特に限定はなく、例えば、イ草を原料とし、経糸に綿糸や麻糸等を使用して織ったもの等があげられる。畳表20の原料は、イ草に限定されず、例えば、合成繊維、和紙等を使用することもできる。
畳表20は、吸湿シート1の表面に対して接着や縫着等により密着されている。また、畳表20は、吸湿シート1に密着させずに巻き付けて、取り替え可能に構成することもできる。畳表20は、十分な通気性を有することが好ましいが、通気性がない材料から構成することもできる。
3.畳床
畳床30は、芯材としての役割を果たすものであれば特に限定はなく、例えば、稲藁を何重にも重ねてできた天然素材100%の藁床や、藁と藁の間に発泡スチロール(ポリスチレンフォーム)を挟んで作られた藁サンド(スタイロ床)や、木材のチップを圧縮成形したインシュレーションボード(軟質繊維板)や発泡スチロール(ポリスチレンフォーム)を単板あるいは積層させた建材畳床等が使用できる。
4.畳縁
なお、畳表を止める為と装飾を兼ねて、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を、畳の両端に縫い付けてもよいが、畳縁はなくてもよい。畳縁としては、例えば、綿、麻、化繊縁等が使用される。
5.吸湿シート
吸湿シート1は、図2に示すように、基材シート12と基材シート13とが重ね合わせられ、その重ね合わせられた面14,15同士の間に、多数の粒状をなすシリカゲル16が挟持されて吸湿層11が形成されている。吸湿シート1は、例えば、基材シート12と基材シート13との間に、多数の粒状をなすシリカゲル16を挟み、縫合や熱溶着等により固定して吸湿層11を形成することにより作製することができる。
吸湿シート1は可撓性で通気性を備え、内部に吸湿機能を有する材料を備えている。
5−1.基材シート
基材シート12,13は、特に限定はないが、通気性を備え、空気や湿分を透過可能なものが好ましく、例えば不織布、織布、編物等が用いられる。基材シート12,13の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂、レーヨン等が使用できる。基材シート12はウェブ17の集合体であり、同じく基材シート13はウェブ18の集合体である。
5−2.吸湿層
吸湿層11の材質は、吸湿機能や消臭機能に優れ、即効性がある点でシリカゲルが用いられる。シリカゲルは水分の他に空気中に飛散する臭いの元であるアンモニア、トリメチルアミン、硫化水素、メルカプタンや、加齢臭の原因となるノネナールガス等も吸着し消臭機能をも有する。
吸湿層11は、図2に示すように、基材シート12,13間において層状(図では4層)をなし、基材シート12,13の対向面14,15間に全体に亘り均一に分布してなる多数のシリカゲル16の集合体である。シリカゲル16を上下両側から矜持した状態において、基材シート12,13の対向面14,15は、図2において拡大して示すように、基材シート12,13の構成素材であるウェブ17,18により互いに縫合されている。
シリカゲル16を固定するために、基材シート12と基材シート13との重合部分にはシリカゲル16を上下両側から挟持した状態においてニードルパンチが複数箇所に亘って施されている。すなわち各ニードルパンチの箇所において基材シート12と基材シート13のウェブ17,18同士が機械的に絡み合うことにより、その絡み合った各箇所付近に基材シート12と基材シート13とが接合され固定されている。これにより、ウェブ17,18により対向面14と対向面15との間が縫合された基材シート12と基材シート13にてシリカゲル16は層状をなしたまま移動不能に挟着保持されている。
シリカゲル16の粒は、多数の微細貫通孔を有しており、高湿度雰囲気下では表面吸着又は毛細管現象により空気中の水分を吸収し、乾燥雰囲気下では吸収した水分を放出し得る機能を有している。そのため、かかる吸湿機能及び放湿機能を良好にするべく、本実施形態におけるシリカゲル16には微細空間容積が0.5〜1.0ml/g及び表面積が650〜350m/gの範囲内にあるものが採用されている。
また、微細貫通孔の孔径は30〜120オングストロームのものが吸湿機能等を良好に発揮する上で好ましい。
このように、多数のシリカゲル16の粒が基材シート12と基材シート13とに挟持されることで、高い吸湿性、防湿性、消臭性を長時間に亘って保つことができる。
吸湿シート1の寸法は、後述する吸湿畳100の寸法に応じて、適宜設定される。吸湿シート1の厚みは、通常、0.7〜0.9cmであり、好ましくは0.8cmである。
6.吸湿畳の寸法
本実施形態の吸湿畳100の寸法は、特に限定はなく、例えば、縦横比が2:1になっている長方形の一畳サイズや、これを横半分にした正方形の半畳サイズ等があげられるが、部屋の床面積に応じて適宜の大きさに作製することが可能である。
吸湿畳100は、天日に干すと吸湿シート1の吸湿機能が再生し、繰り返し使用することができる。
本実施形態の吸湿畳100は、例えば、板状の畳床30の表面に吸湿シート1を積層し、その表面を畳表20で覆うことにより作製することができる。
<変形例>
以上、一実施形態に係る吸湿畳を説明したが、本考案はこの実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例とを組み合わせたものでもよいし、変形例同士を組み合わせたものでもよい。また、実施形態や変形例に記載していない例や要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本考案に含まれる。
1.吸湿シート
吸湿シート1は、基材シート12と基材シート13との間に吸湿層11を形成したものに限定されず、基材シート12、13の片面もしくは両面に1層以上の層(表面層)を形成しても差し支えない。
また、吸湿層11を構成するシリカゲル16の固定は、ニードルパンチに限定されず、ホットメルト加工であってもよい。例えば、2枚の基材シートの間に粒状のシリカゲルを挟み込み、2枚の基材シートをエチレン酢酸ビニル等の熱可塑性プラスチックを接着剤としてホットメルト加工することによって形成してもよい。
2.吸湿層
実施形態においては、多数のシリカゲルの粒からなる層は4層であるが、層数は特に限定はなく、2層以上であれば特に限定はない。なお、吸湿効果が十分であれば、1層でもよい。
なお、吸湿層11は、シリカゲルに代えてもしくはシリカゲルとともに、ゼオライト、トルマリン等の天然多孔石、備長炭等の炭材や活性炭、パーライト、ケイ酸ソーダ等を使用することもできる。
3.吸湿センサー
本実施形態の吸湿畳には、吸湿センサーを設けることもできる。吸湿センサーは、例えば塩化コバルトを表面に所定量塗布したものである。塩化コバルトが無水の場合は青色であり、雰囲気中の湿度が増して二水和物となると紫色になり、さらに湿度が増えると六水和物となって桃色となる。この変色を人が視認することで吸湿の度合いを知ることができる。変色によって吸湿の具合が大きくなったと判断すれば、天日干しや乾燥機等の手段を用いて、色の変化を参考に乾燥させることができる。
なお、吸湿センサーを設ける位置については特に限定はないが、吸湿畳の中央部ではなく、周辺部に設けることが好ましい。
4.その他
本実施形態の吸湿畳は、上下を裏返して両面使用できる畳(上下に畳表を備えた畳)であってもよい。
なお、本実施形態の吸湿畳は、座布団等に応用することもできる。
100 吸湿畳
1 吸湿シート
11 吸湿層
12 基材シート
13 基材シート
20 畳表
30 畳床

Claims (6)

  1. 畳表と畳床との間に吸湿シートを備えた吸湿畳であって、
    前記吸湿シートは、2枚の基材シートの間に、多数のシリカゲルの粒が層状に分布してなる吸湿層が形成されてなり、前記シリカゲルの粒は多数の微細貫通孔を有する
    ことを特徴とする吸湿畳。
  2. 前記シリカゲルは、微細空間容積が0.5〜1.0ml/gで、表面積が650〜350m/gの範囲内にある
    請求項1に記載の吸湿畳。
  3. 前記微細貫通孔の孔径は30〜120オングストロームの範囲内にある
    請求項1または2に記載の吸湿畳。
  4. 前記多数のシリカゲルの粒からなる層は2層以上である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸湿畳。
  5. 吸湿センサーを備えている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸湿畳。
  6. 前記吸湿シートは、消臭機能を有する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸湿畳。

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