JP3165291U - 調湿作用を有する畳 - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅の高気密化が進んだ現在の住環境にも充分対処できる調湿作用を有する畳を提供すること。【解決手段】炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を内装した畳を構成するに当たり、畳の断層構造として、下層から上層に向けて順次に、防湿性裏打ちシート1、プラスチック段ボール2、独立発泡ポリスチレンフォーム3、備長炭等の木炭や竹炭などの炭片4を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体5、多孔通気性硬質プラスチック薄板6、通気性厚手不織布7、畳表8をそれぞれ順次に重合した後、縫合処理を施した。【選択図】図1

Description

本考案は、畳床内の上層部に木炭や竹炭を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を内装することで、調湿作用と若干の消臭作用とを呈する人工畳に関する。
この種の人工畳としては、従来、本出願人が先に提案した下記の特許文献1のように、自然素材で作った調湿作用を有する畳として、多層構造の畳床を作るに当たり、その中間層に配置した中空ハニカム構造による多数容器の並列体における多数の中空セル部内に木炭や竹炭ペレットを収納することで、調湿作用を得た畳が周知である。
上記従来例は、木材繊維や細片を板状に圧縮固化した上下二段のインシュレーションボード間に炭片を収納した厚紙製の中空ハニカム構造による多数容器の並列体をサンドイッチ式に介在させた畳床を用いた畳を構成するに当たり、下層から上層に向けて順次に、通気性裏打ちシート、下部インシュレーションボード、紙シート、炭片を収納した前記中空ハニカム構造による多数容器の並列体、上部インシュレーションボード、炭粉介在シート、畳表をそれぞれ備えた調湿作用を有する畳である。
この従来例は、木材繊維や細片を板状に圧縮固化した通気性が無い上下二段のインシュレーションボード間に吸湿作用と放湿作用を有する炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体をサンドイッチ式に挟み込んだ畳だから、前記多数の炭片に充分な吸湿作用と放湿作用が有るにも拘わらず、多数容器の並列体の上下に気密圧接している通気性に極めて乏しい上記各インシュレーションボードのために、多数の炭片が有する折角の吸湿作用と放湿作用を大きく阻害しているという根源的で切実な問題点が有る。
昨今、住宅の高気密化が進み、梅雨時などには畳の床面に近い部分は、一端湿気を帯びると、この湿気放散は困難を極め、カビの発生原因となり極めて不衛生であるし、部屋中カビ臭くなる原因にもなるという根源的で切実な問題点が有る。
さらに、上記各インシュレーションボードは、もともと独特の臭いは有るが、上記のように湿気を帯びるとカビが発生したり、多少ではあるが悪臭の原因にもなり、顧客クレームも多くなる場合も有るという問題点が有る。
実用新案登録第3055211号公報
本考案は、上記従来例の各問題点を解消するために、畳の湿気対策として、畳の下層部分を畳として適度の弾性を有する非通気性の独立発泡ポリスチレン素材とし、前記炭片の吸湿・放湿効果を最大限に発揮させるために、炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を畳表から約3mm程度の中間層部分に気密性無く配設することで、住宅の高気密化が進んだ現在の住環境にも充分対処できる畳を提供することを目的とする。
上記した本考案の目的は、炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を内装した畳を構成するに当たり、下層から上層に向けて順次に、防湿性裏打ちシート、プラスチック段ボールシート、独立発泡ポリスチレンフォーム、備長炭等の木炭や竹炭などの炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体、多孔通気性硬質プラスチック薄板、通気性厚手不織布、畳表をそれぞれ備えて調湿作用を有する畳を構成したことで達成できた。
この考案によれば、炭片を収納した前記中空ハニカム構造による多数容器の並列体を畳表から通気性厚手不織布、多孔通気性硬質プラスチック薄板を経た約3mm程度の中間層部分に配設し、畳の下層部分を通気性のない独立発泡ポリスチレン素材としたので、上記大量の炭片の吸湿・放湿効果を無駄無く最大限に発揮でき、住宅の高気密化が進んだ現在の住環境にも充分対処できる畳を提供できるという優れた効果を奏し得た。
この考案による畳の断層構造を示す断面図
前記従来の調湿作用を有する畳は、吸湿作用と放湿作用を有する炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を通気性が無い上下二段のインシュレーションボード間に気密的に挟み込んだので、炭片が有する吸湿・放湿の各作用を大きく阻害していたという問題点を本考案では、炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を畳表から約3〜4mm程度の中間層部分に気密性無く配設することで、住宅の高気密化が進んだ現在の住環境にも充分対処可能な調湿作用を有する畳を構成できた。
次に、本考案の具体例を図面と共に説明すると、本考案の畳は、図1のように炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を内装した畳を構成するに当たり、畳の断層構造として、下層から上層に向けて順次に、防湿性裏打ちシート1、プラスチック段ボールシート2、独立発泡ポリスチレンフォーム3、備長炭等の木炭や竹炭などの炭片4を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体5、多孔通気性硬質プラスチック薄板6、通気性厚手不織布7、畳表8をそれぞれ順次に重合した後、現用一般の畳と同様に縫合処理を施すことで、本考案による調湿作用を有する畳を構成できた。
ただし、前記中空ハニカム構造による多数容器の並列体は、高さが15〜20mm程度、厚さが0.5〜1.5mm程度の長尺テープ状厚紙を台紙上に蜂の巣状に形どって貼着し、上記厚紙の接合辺同士を接着することで、連続した6角形セルの多数を蜂の巣状に配列固定した周知の中空ハニカム構造体による多数容器の並列体を用いる。
また、防湿性裏打ちシート1としては、厚さ0.5mm程度の現用ポリプロピレン厚手ラミネート紙を用い、プラスチック段ボール2としては、厚さ1mm〜2mm程度の現用一般のものを用い、さらに独立発泡ポリスチレンフォーム3としては、厚さが約35mm程度の独立発泡ポリスチレンフォームを用い、多孔通気性硬質プラスチック薄板6としては、厚さ3mm程度のものを用い、通気性厚手不織布7は、厚さ1.5mm〜2mm程度の不織布を緩衝材として用い、畳表8には、現用一般のイグサを用いた。
本考案による調湿作用を有する畳は、以上のような構造となしたので、この畳を家屋の床面に整然と敷設して使用すると、畳の上層中間部に有る中空ハニカム構造による極めて多数の容器並列体に収納した大量の炭片4の微細多孔構造による吸湿作用で、梅雨時のような高湿時でも湿気が畳表8を経て上記大量の炭片4の微細多孔の縁辺に吸着する結果、本考案による畳は、「ジメジメ」した感じにならず、また冬場の乾燥時にあっては、吸湿済の炭片4からの湿気が徐々に畳表8を経て放散するため、畳表8のイグサが「ササクレ」立つことも無く、年間を通して快適な住環境を提供できた。
なお、本考案による畳における炭片4の吸湿作用は、畳表8、通気性厚手不織布7、多孔通気性硬質プラスチック薄板6をそれぞれ順次に経て緩徐に進行する一方、吸湿済の炭片4の放湿作用は、多孔通気性硬質プラスチック薄板6、通気性厚手不織布7、畳表8をそれぞれ順次に経て緩徐に進行する。
さらに、前記中空ハニカム構造による多数容器の並列体5の各セル内に炭片4を収納後、これら各セルの上面に通気性を有する薄手紙やメッシュの細かい網状体を貼着することで、多数容器の並列体5からの炭片4のこぼれ出しを阻止でき、上記多数容器の並列体5自体を運搬したり、並列体5を畳に内装したり、畳の縫合作業等が便利となる。
1 防湿性裏打ちシート
2 プラスチック段ボール
3 独立発泡ポリスチレンフォーム
4 炭片
5 中空ハニカム構造による多数容器の並列体
6 多孔通気性硬質プラスチック薄板
7 通気性厚手不織布
8 畳表

Claims (1)

  1. 炭片を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体を内装した畳において、畳の断層構造として、下層から上層に向けて順次に、防湿性裏打ちシート1、プラスチック段ボール2、独立発泡ポリスチレンフォーム3、炭片4を収納した中空ハニカム構造による多数容器の並列体5、多孔通気性硬質プラスチック薄板6、通気性厚手不織布7、畳表8をそれぞれ順次に重合して縫合したことを特徴とする調湿作用を有する畳。
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