JPH07331850A - 床 材 - Google Patents
床 材Info
- Publication number
- JPH07331850A JPH07331850A JP14539394A JP14539394A JPH07331850A JP H07331850 A JPH07331850 A JP H07331850A JP 14539394 A JP14539394 A JP 14539394A JP 14539394 A JP14539394 A JP 14539394A JP H07331850 A JPH07331850 A JP H07331850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- honeycomb
- frame
- humidity
- soft fiber
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 調湿機能をもたせるとともに、更に、断熱性
を向上させるようにする。 【構成】 軟質繊維材からなるフレーム1を設け、当該
フレーム1内に、紙製のハニカム材2を設置する。ハニ
カム材2のコア21内に、シリカゲル等からなる調湿剤
3を収納する。このようなハニカム材2及びフレーム1
の上下に、これを挟むように通気性のある軟質繊維板
5、5’を設け、上記調湿剤3を封入する。 【効果】 通気性のある軟質繊維板5、5’と調湿剤3
との作用により、室内が湿っているときには、当該室内
の湿気を調湿剤3に吸着させ、室内が乾燥したときに
は、上記調湿剤3に吸着された湿気を室内へ吐き出させ
る。また、ハニカムコア21内の空気層により、断熱効
果が高められる。
を向上させるようにする。 【構成】 軟質繊維材からなるフレーム1を設け、当該
フレーム1内に、紙製のハニカム材2を設置する。ハニ
カム材2のコア21内に、シリカゲル等からなる調湿剤
3を収納する。このようなハニカム材2及びフレーム1
の上下に、これを挟むように通気性のある軟質繊維板
5、5’を設け、上記調湿剤3を封入する。 【効果】 通気性のある軟質繊維板5、5’と調湿剤3
との作用により、室内が湿っているときには、当該室内
の湿気を調湿剤3に吸着させ、室内が乾燥したときに
は、上記調湿剤3に吸着された湿気を室内へ吐き出させ
る。また、ハニカムコア21内の空気層により、断熱効
果が高められる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音性、及び通気性、
更には断熱性に優れた建築用床材に関するものであり、
特に、内部に調湿剤を封入し、これによって、除湿性に
おいても優れた機能を発揮させるようにした床材に関す
るものである。
更には断熱性に優れた建築用床材に関するものであり、
特に、内部に調湿剤を封入し、これによって、除湿性に
おいても優れた機能を発揮させるようにした床材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の床材、特に、畳床等は、わら等の
部材を束ねたもの、あるいは、畳針の通り易い構成から
なるマット材等からなるものである。そして、これらの
床材をベースに、例えば、い草ござ等からなる畳表が縫
い付けられることによって、畳が形成されるようになっ
ているものである。
部材を束ねたもの、あるいは、畳針の通り易い構成から
なるマット材等からなるものである。そして、これらの
床材をベースに、例えば、い草ござ等からなる畳表が縫
い付けられることによって、畳が形成されるようになっ
ているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
もの、特に、わら等からなる畳床、あるいは、これに類
する床材は、ある程度の通気性と断熱性とを有するもの
ではあるが、湿気に対しては弱く、湿度の高い状態が長
く続くと、床材を形成する、わら自体が腐ってしまう等
の問題点があった。その結果、当該床材は、ダニや、か
びの発生のための温床となる等、健康上好ましく無いと
いう問題点があった。このような問題点を解決するため
に、吸湿性と排湿性との両方の機能を有する調湿剤を内
部に有するとともに、軽量で、かつ、強度的にも優れた
性能を有する床材を提供しようとするのが、本発明の目
的(課題)である。
もの、特に、わら等からなる畳床、あるいは、これに類
する床材は、ある程度の通気性と断熱性とを有するもの
ではあるが、湿気に対しては弱く、湿度の高い状態が長
く続くと、床材を形成する、わら自体が腐ってしまう等
の問題点があった。その結果、当該床材は、ダニや、か
びの発生のための温床となる等、健康上好ましく無いと
いう問題点があった。このような問題点を解決するため
に、吸湿性と排湿性との両方の機能を有する調湿剤を内
部に有するとともに、軽量で、かつ、強度的にも優れた
性能を有する床材を提供しようとするのが、本発明の目
的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、建築用の床材に関して、植物繊維等か
らなる繊維材を主体として、これらを積層状に設置し、
更には、これらを圧縮することによって軟質繊維材を形
成し、当該軟質繊維材を基にフレームを形成し、当該フ
レーム内に紙製のハニカム材を設置し、当該ハニカム材
の各コア内に、吸湿機能及び排湿機能の両機能を有する
調湿剤を収納し、更に、このような構成からなる上記フ
レームの上下に、植物繊維等の繊維材を圧縮成形するこ
とによって形成される軟質繊維材からなるボード(軟質
繊維板)を設け、これによって、上記調湿剤を上記ハニ
カム材のコア内に封入するようにしてなる構成を採るこ
ととした。
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、建築用の床材に関して、植物繊維等か
らなる繊維材を主体として、これらを積層状に設置し、
更には、これらを圧縮することによって軟質繊維材を形
成し、当該軟質繊維材を基にフレームを形成し、当該フ
レーム内に紙製のハニカム材を設置し、当該ハニカム材
の各コア内に、吸湿機能及び排湿機能の両機能を有する
調湿剤を収納し、更に、このような構成からなる上記フ
レームの上下に、植物繊維等の繊維材を圧縮成形するこ
とによって形成される軟質繊維材からなるボード(軟質
繊維板)を設け、これによって、上記調湿剤を上記ハニ
カム材のコア内に封入するようにしてなる構成を採るこ
ととした。
【0005】
【作用】上記構成を採ることにより、本発明においては
次のような作用を呈することとなる。すなわち、本発明
にかかる床材を用いて、当該床材の上に、畳ござ、ある
いはフロアカーペット等が敷かれ、これらが室内に設置
されると、本発明にかかる床材には、図1に示す如く、
調湿剤3が封入されていることより、この調湿剤3の作
用により、室内の湿度が最適の状態に調整されることと
なる。例えば、室内の湿度が高い状態にあるときには、
室内の湿気は、通気性のある軟質繊維板5を通して、ハ
ニカム材2のコア21内(ハニカムコア内)へと浸透し
て行く。そして、当該ハニカムコア21内にて、当該ハ
ニカムコア21内に封入された調湿剤3に吸着されるこ
ととなる。ところで、このような調湿剤3の封入された
ハニカムコア21は無数に存在するので、このハニカム
コア21内に封入された調湿剤3にて、室内の湿気は徐
々に除去されることとなり、室内は、最適の状態に調整
されることとなる。
次のような作用を呈することとなる。すなわち、本発明
にかかる床材を用いて、当該床材の上に、畳ござ、ある
いはフロアカーペット等が敷かれ、これらが室内に設置
されると、本発明にかかる床材には、図1に示す如く、
調湿剤3が封入されていることより、この調湿剤3の作
用により、室内の湿度が最適の状態に調整されることと
なる。例えば、室内の湿度が高い状態にあるときには、
室内の湿気は、通気性のある軟質繊維板5を通して、ハ
ニカム材2のコア21内(ハニカムコア内)へと浸透し
て行く。そして、当該ハニカムコア21内にて、当該ハ
ニカムコア21内に封入された調湿剤3に吸着されるこ
ととなる。ところで、このような調湿剤3の封入された
ハニカムコア21は無数に存在するので、このハニカム
コア21内に封入された調湿剤3にて、室内の湿気は徐
々に除去されることとなり、室内は、最適の状態に調整
されることとなる。
【0006】そして、このような状態において、逆に、
室内の湿度が低くなり過ぎて、室内が乾燥した状態にな
った場合には、上記調湿剤3は、排湿機能をも有するよ
うになっているので、逆にハニカムコア21内から、上
記調湿剤3に吸着されている湿気を、室内へと上記軟質
繊維板5を通じて排出(排湿)することとなる。
室内の湿度が低くなり過ぎて、室内が乾燥した状態にな
った場合には、上記調湿剤3は、排湿機能をも有するよ
うになっているので、逆にハニカムコア21内から、上
記調湿剤3に吸着されている湿気を、室内へと上記軟質
繊維板5を通じて排出(排湿)することとなる。
【0007】このように、本発明においては、ハニカム
コア21内に、吸湿機能と排湿機能との両方の機能を有
する調湿剤3が封入されているとともに、当該調湿剤3
を封入するハニカム材2の上下には、通気性を有する軟
質繊維板5、5’が設置されている構成からなるもので
あるので、室内の湿気を吸ったり、吐いたりすることが
行なわれることとなる。すなわち、本発明にかかる床材
は、呼吸をするようになっているものである。従って、
本発明にかかる床材を用いることによって、室内の湿度
が最適の状態に維持されることとなる。
コア21内に、吸湿機能と排湿機能との両方の機能を有
する調湿剤3が封入されているとともに、当該調湿剤3
を封入するハニカム材2の上下には、通気性を有する軟
質繊維板5、5’が設置されている構成からなるもので
あるので、室内の湿気を吸ったり、吐いたりすることが
行なわれることとなる。すなわち、本発明にかかる床材
は、呼吸をするようになっているものである。従って、
本発明にかかる床材を用いることによって、室内の湿度
が最適の状態に維持されることとなる。
【0008】また、本床材は、軟質繊維板5、5’の間
に、ハニカム材2が設置されている構成からなるもので
ある。従って、上下から荷重(力)が加わったとして
も、ハニカムコア21の部分が、上記荷重(力)を受け
ることとなるので、強度上も十分な能力を発揮すること
となる。このようなハニカム材2を中間に挟んで、その
上下に弾力性のある軟質繊維板5、5’が設けられてい
ることより、上記上下荷重(力)は、上記軟質繊維板
5、5’のところで、ある程度吸収されるとともに、最
終的には、ハニカム材2のコア21の縦壁211の部分
が大荷重を受けることとなり、静荷重、繰返し荷重に対
しても耐え得ることとなる。
に、ハニカム材2が設置されている構成からなるもので
ある。従って、上下から荷重(力)が加わったとして
も、ハニカムコア21の部分が、上記荷重(力)を受け
ることとなるので、強度上も十分な能力を発揮すること
となる。このようなハニカム材2を中間に挟んで、その
上下に弾力性のある軟質繊維板5、5’が設けられてい
ることより、上記上下荷重(力)は、上記軟質繊維板
5、5’のところで、ある程度吸収されるとともに、最
終的には、ハニカム材2のコア21の縦壁211の部分
が大荷重を受けることとなり、静荷重、繰返し荷重に対
しても耐え得ることとなる。
【0009】また、中間部にはハニカム材2が設置され
ていることより、本発明にかかる床材は、軽量化が図ら
れている。
ていることより、本発明にかかる床材は、軽量化が図ら
れている。
【0010】また、本床材は、その中間部にハニカム材
2が設置され、当該ハニカム材2のコア部21には、空
気層が形成されている構成からなるものである。そし
て、更に、当該ハニカム材2の上下に設けられる軟質繊
維板5、5’は、植物繊維等からなる繊維材を積層状に
ある程度圧縮することによって成形されているものであ
り、当該軟質繊維板5、5’自体にも、内部に空気層が
形成されている構成からなるものである。このように、
本床材は、その構成において、多くの空気層を有するも
のである。従って、本発明にかかる床材は、断熱性にお
いても優れた機能を発揮することとなる。
2が設置され、当該ハニカム材2のコア部21には、空
気層が形成されている構成からなるものである。そし
て、更に、当該ハニカム材2の上下に設けられる軟質繊
維板5、5’は、植物繊維等からなる繊維材を積層状に
ある程度圧縮することによって成形されているものであ
り、当該軟質繊維板5、5’自体にも、内部に空気層が
形成されている構成からなるものである。このように、
本床材は、その構成において、多くの空気層を有するも
のである。従って、本発明にかかる床材は、断熱性にお
いても優れた機能を発揮することとなる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例について説明する。本実施例
の構成は、図1に示す如く、軟質繊維材からなるフレー
ム1と、当該フレーム1内に設置されるハニカム材2
と、当該ハニカム材2のコア(ハニカムコア)21内に
収納される調湿剤3と、これら構成からなるフレーム1
の上下に、当該フレーム1を挟むように設置される軟質
繊維板5、5’と、からなることを基本とするものであ
る。
の構成は、図1に示す如く、軟質繊維材からなるフレー
ム1と、当該フレーム1内に設置されるハニカム材2
と、当該ハニカム材2のコア(ハニカムコア)21内に
収納される調湿剤3と、これら構成からなるフレーム1
の上下に、当該フレーム1を挟むように設置される軟質
繊維板5、5’と、からなることを基本とするものであ
る。
【0012】このような基本構成において、上記フレー
ム1は、パルプ等からなる繊維材を、ある程度圧縮成形
することによって形成された軟質繊維材を基礎にして形
成されるものであり、このような軟質繊維材からなるボ
ードの中央部を、打抜き加工等により繰り抜くことによ
って成形されるものである。あるいは、上記ボードを角
材状に切り出し、これを四角形に組み合わせることによ
って形成されるものである。
ム1は、パルプ等からなる繊維材を、ある程度圧縮成形
することによって形成された軟質繊維材を基礎にして形
成されるものであり、このような軟質繊維材からなるボ
ードの中央部を、打抜き加工等により繰り抜くことによ
って成形されるものである。あるいは、上記ボードを角
材状に切り出し、これを四角形に組み合わせることによ
って形成されるものである。
【0013】このような構成からなるフレーム1内に設
置されるハニカム材2は、主に紙製等からなるものであ
り、場合によっては、はっ水処理等が施されているもの
である。このような構成からなるハニカム材2が、その
ハニカムコア21の縦壁(壁面)211が上下の位置関
係になるように、上記フレーム1内に設置される構成と
なっている。これによって、当該ハニカム材2を有する
床材は、上下方向の強度が高められることとなる。
置されるハニカム材2は、主に紙製等からなるものであ
り、場合によっては、はっ水処理等が施されているもの
である。このような構成からなるハニカム材2が、その
ハニカムコア21の縦壁(壁面)211が上下の位置関
係になるように、上記フレーム1内に設置される構成と
なっている。これによって、当該ハニカム材2を有する
床材は、上下方向の強度が高められることとなる。
【0014】上記構成からなるハニカム材2の、そのコ
ア21内に収納される調湿剤3は、シリカゲル、木炭、
活性炭等の粒状物からなるものであり、室内の湿気を吸
着するとともに、当該室内が乾燥した場合には、上記吸
着した湿気を吐き出す機能をも有するようになっている
ものである。すなわち、呼吸機能を有する構成からなる
ものである。このような呼吸機能を有する粒状の物体か
らなる調湿剤3が、上記ハニカム材2のコア21内に封
入されている。
ア21内に収納される調湿剤3は、シリカゲル、木炭、
活性炭等の粒状物からなるものであり、室内の湿気を吸
着するとともに、当該室内が乾燥した場合には、上記吸
着した湿気を吐き出す機能をも有するようになっている
ものである。すなわち、呼吸機能を有する構成からなる
ものである。このような呼吸機能を有する粒状の物体か
らなる調湿剤3が、上記ハニカム材2のコア21内に封
入されている。
【0015】このような構成からなるハニカム材2等を
間に挟んだ状態で、その上下に設けられる軟質繊維板
5、5’は、パルプ等を主原料とする軟質繊維材を積層
状に設置し、このような状態のものを、ある程度圧縮成
形することによって形成されるものである。従って、当
該軟質繊維板5、5’は、上記繊維材の間に無数の空気
層が形成されているものである。その結果、当該軟質繊
維板5、5’は、通気性を有するとともに、断熱性、及
び弾力性(クッション機能)を有するものである。
間に挟んだ状態で、その上下に設けられる軟質繊維板
5、5’は、パルプ等を主原料とする軟質繊維材を積層
状に設置し、このような状態のものを、ある程度圧縮成
形することによって形成されるものである。従って、当
該軟質繊維板5、5’は、上記繊維材の間に無数の空気
層が形成されているものである。その結果、当該軟質繊
維板5、5’は、通気性を有するとともに、断熱性、及
び弾力性(クッション機能)を有するものである。
【0016】このような構成からなる軟質繊維板5、
5’が、図1に示す如く、間にハニカム材2、フレーム
1等を挟んだ状態で設置され、更には、これらが接着手
段等により一体化されることによって、床材が形成され
るようになっている。そして、このような構成からなる
床材をベースにして、当該床材の上方に、例えば、い草
ござ等の畳表9が装着される(縫い付けられる)ことに
よって、畳が形成されるようになっているものである。
また、当該床材を設置するとともに、更に、その上方に
カーペット、あるいはジュータン等を敷つめることによ
って、カーペット張り、あるいはジュータン張りのフロ
アが形成されることとなる。なお、本実施例において
は、上記軟質繊維板5、5’は、一枚のみ設置されてい
る例が挙げられているが、これら軟質繊維板5、5’は
一枚のものに限定されるものでは無く、仕様に応じて多
数枚設置されるものであっても良い。また、軟質繊維板
5、5’の厚さも、仕様に応じて、適宜選択されるもの
である。
5’が、図1に示す如く、間にハニカム材2、フレーム
1等を挟んだ状態で設置され、更には、これらが接着手
段等により一体化されることによって、床材が形成され
るようになっている。そして、このような構成からなる
床材をベースにして、当該床材の上方に、例えば、い草
ござ等の畳表9が装着される(縫い付けられる)ことに
よって、畳が形成されるようになっているものである。
また、当該床材を設置するとともに、更に、その上方に
カーペット、あるいはジュータン等を敷つめることによ
って、カーペット張り、あるいはジュータン張りのフロ
アが形成されることとなる。なお、本実施例において
は、上記軟質繊維板5、5’は、一枚のみ設置されてい
る例が挙げられているが、これら軟質繊維板5、5’は
一枚のものに限定されるものでは無く、仕様に応じて多
数枚設置されるものであっても良い。また、軟質繊維板
5、5’の厚さも、仕様に応じて、適宜選択されるもの
である。
【0017】次に、本実施例の作用等について説明す
る。ところで、本実施例の作用は、上記作用の欄のとこ
ろで説明したものと、基本的には同じである。すなわ
ち、これら床材が室内に設置されると、当該床材には、
図1に示す如く、呼吸機能を有する調湿剤3が封入され
ていることより、室内の湿気を吸入したり、あるいは、
逆に、調湿剤3に吸着された湿気を吐き出したりするこ
とによって、室内の湿度を最適の状態に保持することと
なる。
る。ところで、本実施例の作用は、上記作用の欄のとこ
ろで説明したものと、基本的には同じである。すなわ
ち、これら床材が室内に設置されると、当該床材には、
図1に示す如く、呼吸機能を有する調湿剤3が封入され
ていることより、室内の湿気を吸入したり、あるいは、
逆に、調湿剤3に吸着された湿気を吐き出したりするこ
とによって、室内の湿度を最適の状態に保持することと
なる。
【0018】また、当該床材には、中間部にハニカム材
2が設置されていること等により、多くの空気層が形成
されている。従って、この空気層の作用により、本床材
は優れた断熱機能を発揮することとなる。また、本床材
は、すべての部分が、軟質繊維材にて形成されているの
で、例えば、畳床として利用される場合、畳表9(図1
参照)との縫い付け作業において、畳針が容易に通るこ
ととなり、畳表9の装着(縫製)作業が効率的に行なわ
れるという利点を有することとなる。
2が設置されていること等により、多くの空気層が形成
されている。従って、この空気層の作用により、本床材
は優れた断熱機能を発揮することとなる。また、本床材
は、すべての部分が、軟質繊維材にて形成されているの
で、例えば、畳床として利用される場合、畳表9(図1
参照)との縫い付け作業において、畳針が容易に通るこ
ととなり、畳表9の装着(縫製)作業が効率的に行なわ
れるという利点を有することとなる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、建築用の床材に関し
て、植物繊維等からなる繊維材を主体として、これらを
積層状に設置し、更には、これらを圧縮することによっ
て形成される軟質繊維材にてフレームを形成し、当該フ
レーム内に紙製のハニカム材を設置し、当該ハニカム材
の各コア内に、吸湿機能及び排湿機能の両機能を有する
調湿剤を収納し、更に、このような構成からなる上記フ
レームの上下に、植物繊維等の繊維材を圧縮成形するこ
とによって形成される軟質繊維材からなるボード(軟質
繊維板)を設け、これによって、上記調湿剤を上記ハニ
カム材のコア内に封入するようにしてなる構成を採るこ
ととしたので、当該床材が畳床等として用いられると、
室内の湿度が高いときには、室内の湿気を上記調湿剤が
吸着し、一方、室内が乾燥しているときには、上記調湿
剤が吸着した湿気を室内に吐き出し、これらによって、
室内の湿度を最適の状態に保持することができるように
なった。
て、植物繊維等からなる繊維材を主体として、これらを
積層状に設置し、更には、これらを圧縮することによっ
て形成される軟質繊維材にてフレームを形成し、当該フ
レーム内に紙製のハニカム材を設置し、当該ハニカム材
の各コア内に、吸湿機能及び排湿機能の両機能を有する
調湿剤を収納し、更に、このような構成からなる上記フ
レームの上下に、植物繊維等の繊維材を圧縮成形するこ
とによって形成される軟質繊維材からなるボード(軟質
繊維板)を設け、これによって、上記調湿剤を上記ハニ
カム材のコア内に封入するようにしてなる構成を採るこ
ととしたので、当該床材が畳床等として用いられると、
室内の湿度が高いときには、室内の湿気を上記調湿剤が
吸着し、一方、室内が乾燥しているときには、上記調湿
剤が吸着した湿気を室内に吐き出し、これらによって、
室内の湿度を最適の状態に保持することができるように
なった。
【0020】また、クッション材、あるいはマット材と
して用いられる軟質繊維板には、湿気が溜ることがない
ので、この部分が腐ったりすることも無くなり、従来の
ものにおいて懸念されていたような、ダニの発生や、か
びの発生という問題点も無くなった。また、本床材は、
中間層にハニカム材を有する構成となっているので、全
体として軽量化が図られているとともに、ハニカム材の
コアを形成するその縦壁にて、上下方向の強度が高めら
れることとなり、これによって、へたり等の変形の発生
を防止することができるようになった。また、ハニカム
コア内には、無数の空気層が形成されることとなり、こ
れによって断熱性の向上が図られるようになった。
して用いられる軟質繊維板には、湿気が溜ることがない
ので、この部分が腐ったりすることも無くなり、従来の
ものにおいて懸念されていたような、ダニの発生や、か
びの発生という問題点も無くなった。また、本床材は、
中間層にハニカム材を有する構成となっているので、全
体として軽量化が図られているとともに、ハニカム材の
コアを形成するその縦壁にて、上下方向の強度が高めら
れることとなり、これによって、へたり等の変形の発生
を防止することができるようになった。また、ハニカム
コア内には、無数の空気層が形成されることとなり、こ
れによって断熱性の向上が図られるようになった。
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
1 フレーム 2 ハニカム材 21 コア(ハニカムコア) 211 縦壁(壁面) 3 調湿剤 5 軟質繊維板 5’ 軟質繊維板 9 畳表
Claims (2)
- 【請求項1】 軟質繊維材にて形成されるフレームと、
当該フレーム内に設置されるハニカム材とからなるとと
もに、当該ハニカム材の各コア内に、吸湿機能及び排湿
機能を有する調湿剤を収納し、更に、このような構成か
らなる上記フレームの上下に、軟質繊維材からなるボー
ドを設け、これによって、上記調湿剤を、上記ハニカム
材のコア内に封入することとした構成からなることを特
徴とする床材。 - 【請求項2】 植物繊維材を圧縮することによって成形
される軟質繊維材にてフレームを形成し、当該フレーム
内に紙製のハニカム材を設置し、当該ハニカム材の各コ
ア内に、吸湿機能及び排湿機能の両機能を有する調湿剤
を収納し、更に、このような構成からなる上記フレーム
の上下に、植物繊維材を圧縮成形することによって形成
される軟質繊維材からなるボードを設け、これによっ
て、上記調湿剤を上記ハニカム材のコア内に封入するこ
ととした構成からなることを特徴とする床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14539394A JPH07331850A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14539394A JPH07331850A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 床 材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331850A true JPH07331850A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15384227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14539394A Pending JPH07331850A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 床 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07331850A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7754164B2 (en) * | 2004-03-29 | 2010-07-13 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Reformer and fuel cell system having the same |
JP2011256697A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-12-22 | Nobuhiko Miura | 磁石を内蔵した畳 |
CN103252956A (zh) * | 2013-04-25 | 2013-08-21 | 湖南工业大学 | 一种高缓冲阻隔复合包装纸板 |
CN108005343A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-08 | 福州启辰阳光建材有限公司 | 一种生态集成地板 |
CN109025155A (zh) * | 2018-08-07 | 2018-12-18 | 孙霞伢 | 一种复合结构地板 |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP14539394A patent/JPH07331850A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7754164B2 (en) * | 2004-03-29 | 2010-07-13 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Reformer and fuel cell system having the same |
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CN109025155B (zh) * | 2018-08-07 | 2020-05-19 | 宿州市徽腾知识产权咨询有限公司 | 一种复合结构地板 |
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