JP3183289U - 複合機能性桐材付き家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】家具において、室内空間で調湿効果と断熱効果を得て、同時にカビの発生を抑制する効果も発揮するもので、断熱効果を具備する調湿部材としての機能も生かせる複合機能性桐材付き家具を提供する。
【解決手段】家具において、桐材板を使用した 桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルにおいて、前記構造体の底板2上面の長手方向の右端と左端に側板6を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切り板5を立設して、各板の構成によって形成される。さらに、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルの内部に複合羊毛−ポリエステル混紡などの軽量的断熱・調湿材4を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設ける。これにより、家具の調湿・断熱部品としての利用が可能となる。
【選択図】図2

Description

本考案は、主に屋内で使用する断熱性と調湿性に優れた桐調湿材付き家具に関する。
従来の家屋における断熱性を求める手段として、室内空間に面し防湿性を有する内装材と、内装材の屋外側に配する内装下地材と、内装下地材の屋外側に配する調湿性を有する調湿層と、調湿層の屋外側に配し柱間に、複合羊毛を主材とし、これにポリエステル繊維を混合し、マット状に形成した断熱材を充填して形成する断熱層と、断熱層の屋外側に配する透湿性を有する透湿シートと、透湿シートの屋外側に設けた通気層と、通気層の屋外側に配した断熱性を有する外装材とから構成する壁構造を提案する。とする技術を施したものがある。(特許文献1参照。)
内装材は、例えばビニールクロス、塗膜等の防湿性を有するものからなり、室内空間の内装として機能すると共に、冬期の暖房使用時において室内空間から発する湿気が屋外側、すなわち断熱層側に透過しないように遮り、壁構造内の壁内結露の発生を防止するものである。内装材としては、防湿性を有するものなら何でも良く、防湿性を有するものと有しないものの複合材でも構わない。
内装下地材は、内装材の屋外側に配し、難燃性、もしくは不燃性を有するものであることが好ましく、例えばケイ酸カルシウム板、炭酸カルシウム板、石膏ボード、パーライトセメント板、ロックウール板、スレート板、ALC板、PC板、その他の無機質軽量体、無機質軽量発泡体等の無機ボード、あるいはこれらの複合板よりなるものである。
調湿層は、内装下地材の屋外側に配し、湿気の吸収、放出する機能、すなわち近傍の湿気が多いときには湿気を吸収し、湿気が少ないときには湿気を放出する性質を有するもので、シリカゲル、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、活性炭等の調湿性を有する物質からなり、平板状に形成したもの、もしくはシート状に形成したもの、もしくは内装下地材もしくは断熱層と一体化したものを用いる。
調湿・断熱層は、従来の壁構造における防湿兼気密断熱層に相当する位置に配する。従来の壁構造において、防湿兼気密断熱層は夏期において屋外空間からの湿気を屋外側で遮るが、室内空間で冷房を使用した際にはそこで冷却されて結露を発生させるものであった。しかし、本発明の壁構造では防湿兼気密層の代わりに調湿層を設けて湿度を調節するので、内装材の屋外側にて湿気を遮っても結露が生じるには至らず、従って壁内結露が生じないものである。
断熱層は、主材として羊毛を用い、これにポリエステル繊維を混合して、任意の厚さ、幅、長さ、密度でマット状に形成した断熱材である。断熱層の主原料となる羊毛は、自然(天然)物であり、精製、洗浄、消毒処理等を必要に応じて行い形成した繊維状物を、マット状に絡み合わせたものであり、弾力性、保形性があり、断熱性に富むものであり、透湿性を有するものである。
左右一対の縦框と上下一対の横框とを有する枠体と、この枠体の前後部に取り付けられた前後一対の鏡板とを有し、前記鏡板の内、少なくとも一方が木質系板からなるフラッシュパネルにおいて、前記枠体と鏡板とで画される内部空間に吸湿材が入れられているフラッシュパネルが提案されている(特許文献2参照)。
簡単な構成で強度に優れた多重壁部を形成することができる壁体を提供するために、所定間隔で左右に配置された上下に長い縦枠組材と、これら縦枠組材の上端部および下端部に連結部材を介して連結された横枠組材とによって形成される空間に木製の板材が配設されてなる。各縦枠組材は他方の縦枠組材との対向側面に、壁体の厚み方向に間隔をおいて上下に延びる複数の凸条または凹溝が形成される。一方前記板材の左右方向の両端面には、前記に嵌合可能な上下方向に延びる凹溝または凸条が設けられ、前記隣接する板材の間の空気層内に収容される態様で対角線方向に配置される筋交いの端部を固定するための筋交い結合部が設けられている(特許文献3参照)。
調湿基材としての木炭等の表面に、調湿剤としてポリエチレングリコールを担持させ、空気中の相対湿度70〜80%を超えると吸湿し、それ以下では放湿作用をする特定吸放湿帯域を持たせた調湿材料と、調湿基材としての木炭の表面に、調湿剤としてポリエチレングリコールを担持させ、相対湿度80〜90%以上になると吸湿作用をする特定吸放湿帯域を持たせた調湿材料とを、複層構造、或は混合して達成されることが提案されている(特許文献4参照)。
建築物の押入れや下駄箱及び換気されない室内等の除湿や消臭を、異物感がなく効率良く行える建築物用内装壁材を提供する目的で、建築物の壁枠の大きさに合わせて嵌め込めるように形成した矩形の枠体の表側と裏側に、木質薄板を貼着してボックス状の壁体を形成し、表側に貼着した木質薄板に通気穴を多数穿設して内側より通気シートを当て、前記壁体内に炭を装填して構成される建築物用内装壁材であることが提案されている(特許文献6参照)。
粉塵、アレルギー、揮発性有機化合物の発生をおさえ、リサイクル容易で断熱性、気密性に富む断熱材として、断熱材を羊毛層と樹脂層との複合物とし、羊毛層は自然(天然)物である羊毛を主材として形成することにより、無臭で刺激性がなく、粉塵やアレルギーの発生、揮発性有機化合物の発生を防止することができ、非常に扱いやすい断熱材となると共に、廃材は有機系の肥料としても使うことができリサイクルが容易で、しかも、これにポリエステル繊維を混合することにより、樹脂層は羊毛層の強度を補って断熱材に強度を付加し、2重の断熱層、気密層となり断熱性、気密性に優れる断熱材となることが提案されている(特許文献5参照)。
上記のように、木質については調湿、断熱の効果があるが、木材によってその効果は大きく異なる。その中で桐材は顕著な特性を持っているが、しかしさらに本来の材料と比べてはまだ十分ではなく、木質を使用した家具、建材にして調湿と断熱を持たせたものは少ない。とくに人体に直接接するような寝台、敷物、などの家具においては調湿と断熱が必要である。
特開平11−172800号公報 特開2005−330737号公報 特開2004−244801号公報 特開2003−251137号公報 特開平11−152808号公報 特開2001−115570号公報
前述の家具では、下地材と外装板の間に調湿層と断熱層と透湿層を積層して設けることにより調湿効果と断熱効果を得ようとするものであり、この技術によれば、外部におけるさまざまな環境の変化に対して室内空間は影響を受けにくく思はれる。
しかし、室内空間にある家具には防湿性のものを使用することとなっているので、室内空間における環境の変化、例えば湿度の上昇に対しての技術的対策がなされていないという課題が残されている。
室内における湿度の上昇は、全体的に見れば内装材表面に限らず室内に設置されている家具類など、あらゆるものに結露が付着する可能性があり、使用者が気付かずに放置していると対象物によっては、劣化したり腐敗する原因となり得るので、室内における調湿機能又は断熱機能を提供しなければならない課題があった。
又、部分的に見ればベッド等の寝具類及び家具類の裏側など手入れが行き届きにくい箇所などに付着した結露を放置した場合、カビが発生する可能性があることは一般的に知られているので、カビの発生を防がなければならない課題があった。
本考案は以上のような課題を解決する為になされたもので、容易に室内空間で調湿効果と断熱効果を得ることが可能であり、同時にカビの発生を抑制する効果も発揮するものである。更には、断熱効果を具備する調湿部材としての機能を生かして室内に設置して、上記の効果を発揮させることをも可能にすることを目的とするものである。
家具において、少なくとも1以上の面を構成する桐材板を使用したフラッシュ構造体において、前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、各板の構成によって形成した桐の組板の中空構造体の内部に軽量的断熱・調湿材を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた、桐の組板の構造体である中空構造状態を構成して、家具の調湿・断熱部品として利用している複合機能性桐材付き家具である。
桐材板を使用した桐の組板の中空構造体は、厚さ20mm〜200mmで、使用している桐材板の厚さを5mm〜30mmであって、当該構造体の幅として200mm〜1250mmである。好ましくは厚さ25mm〜150mmで、使用している桐材板の厚さを7mm〜25mmであって、当該構造体の幅として250mm〜1200mmである。
構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板の立設と、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切の立設において、桐材板の厚さに対して、間仕切りの間隔に依存して、30mm〜300mmにしている。
フラッシュ構造体の内部に充填する軽量的断熱・調湿材は、比重0.8以下の複合羊毛−ポリエステル混紡、羊毛、活性炭、籾殻、有機物の炭化物から選ばれたものであって、桐の組板の中空構造体の内部に充填することを容易にした仕切り板により貫通構造になっている。好ましくは複合羊毛−ポリエステル混紡、羊毛、である。
家具において、少なくとも1以上の面を構成する5mm〜30mmの厚さ桐材板を使用した厚さ20mm〜200mmの桐の組板の中空構造体において、前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に同寸法の側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に30mm〜300mmの間隔の間仕切を立設して、各板の構成によって形成した桐の組板の中空構造体の内部に軽量の複合羊毛−ポリエステル混紡である調湿・断熱材を空隙体積部にすべて充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた、桐の組板の中空構造体を家具材料として10〜70%の割合で使用した構成にしている。好ましくは15〜50%の割合である。
少なくとも1以上の面を構成する板に桐材を使用して、桐の組板の構造体である中空構造に調湿・断熱材を充填収納した収納体において、底板の裏面に複数の2〜20mm幅の溝、又は凹凸を刻設してもよい。
当該複合桐調湿材付き家具は、箪笥、ベット、テーブル、置き畳、衝立、椅子であり、室内の除湿と断熱効果を示して、一般に高温、または多湿の場所に使用される家具においては有効に使用される複合機能性桐材付き家具である。
本考案は、上記目的を達成する為の第一の課題解決手段として、少なくとも1以上の面を構成する板に桐材を使用した収納体において、帯状の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、各板の構成によって形成した収納部に複合羊毛を主材とした調・断熱材を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けて、収納体を構成した。
上記のごとく構成した調湿・断熱部材は、収納体に使用した桐材が具備する調湿機能と断熱機能に加え防カビ機能を具備する複合羊毛を主材とした調湿・断熱材を内部に充填することで、全体的には室内雰囲気中の水分を調整するので室内の全部、又は一部に、上記家具を設置して前述の課題の解決手段となる。
また、部分的には風通しの悪い設置場所にあっては、カビの発生を防ぐ機能をも有するので、室内に設置する家具等において、内部は風通しも悪い環境となりがちであるが収納する衣類や装飾品類の殆どが湿気を嫌うものであり、湿気の進入、及び滞留はカビの発生を促す現象である。従って湿気の進入を防がなければならない課題に対し、家具を構成する主な部材の全部、又は一部に調湿部材を使用すれば、内部に限らず設置した周囲の雰囲気へも調湿・断熱機能を発揮するので前記課題の解決手段となる。
更に、ベッド、置き畳の床板とマットレスの間のように、人体から発生する水分が滞留し、殆ど風通しがないような環境においては、手入れを怠ると、すぐにカビが発生するので、長方形の調湿断熱部材の複数個を床板として適用される。
又、他の解決手段として、少なくとも1以上の面を構成する板に桐材を使用した収納体において、帯状の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、各板の構成によって形成した収納部に調湿剤を充填収納し、両側板の上面に帯状の天板を設けて、収納体を構成し、前後に形成された各開口部に栓を施した。
上記解決手段において、調湿・断熱剤とは複合羊毛−ポリエステルを含むことは当然として、一般的に周知のもの、例えば、木炭、竹炭、籾殻が挙げられるが、これ等に限定するものではない。収納体内部に形成した収納部に充填可能なものであれば、いかなるものでも問題はない。が、調湿材の形状が一様ではないので流出を防ぐためと共に、収納部への虫などの侵入を防ぐために栓を施してもよい。
つまり、前述の調湿部材の裏側に刻設した複数の溝、凹凸は、より多湿な環境において、調湿部材を対象物に密着して使用する場合に密着面において空気の流路を確保する極めて有効な手段である。
更に、従来の壁構造を採用せずに建築された家屋であっても、前述の如く詳述した全ての課題解決の手段としての調湿部材の何れかを、室内側の内装下地材だけを一旦外して壁内に設置すれば、家屋において比較的容易に断熱機能と調湿機能を提供しなければならない課題を解決する手段となる。
前述のごとく構成した収納体に使用した桐材は、日本国内において比較的容易に入手することが可能な木材であり、古来より極めて優れた機能を活かして様々な分野において活用されてきた。例えば、調湿機能においては、周囲の湿度が上昇すれば雰囲気中の湿気を吸収し、逆に、周囲の湿度が低くなれば吸収した水分を放出する特徴を活かして、箪笥の材料として用いられてきた。
併せて、日本国内の他の樹種と比較して最も熱伝導率が低いことも知られており、この機能を活かして床材や壁材などの内装材とし断熱機能を発揮すべく活用されてきた。しかし、より多湿な環境や寒暖の差が激しい環境においては、その機能にも限界があり、除湿機やグラスウールなどの人工的に作られた化学製品等で補わざるを得なかった。
多湿な環境における使用例として、桐材で作成したスノコをベッドの床材として使用していると、スノコとマットレスの密着面に使用者から発生した蒸気が滞留して結露が発生するが、1週間に1度くらいの割合でマットレスを引き起こして風通しを良くして解消する必要がある。
調湿機能に優れた桐材といえども、直接の水分への暴露に対しては他の木材以上に吸収してしまい、かえってその特性が仇となってしまうのだ。桐材には他の木材の様な導管がほとんど存在せず気泡状の組織によって形成されているため、表面に付着した水分を拡散させる毛管現象が見られず吸収、滞留しやすく、積極的な乾燥作業を行なわなければ、腐敗の原因となった。
ある一定の限度内での湿気に対しては調湿機能を発揮するが、限度を超えた水分補給に対しては、保水機能を発揮し、乾燥作業を行わない限り内部に滞留し続けるのである。定期的な乾燥作業を怠ると例え桐材といえども水分を吸収した状態を放置しておけば腐敗が進行したり、忽ちカビが発生してしまう、それでも気が付かないで放置しておけば飛散する胞子により住環境の悪化は免れないこととなる。
上記の如き現象は、ベッド、置き畳関係に限定されるものではなく室内において人間が活動を続ける限り、活動によって発散する水分が滞留して発生した結露は腐敗やカビの発生を促す誘因となる。
本考案は前記の如く桐材の使用によっても解決されなかった問題を解消すべく、前述の如く構成した結果、以下に示すような効果が得られる。即ち、調湿機能と断熱機能を兼ね備える桐製の収納体の内部に羊毛を主材としたもの等の調湿材を充填収納することにより、収納体の周囲に滞留する水分の、特に通気性が不充分な部位に付着した結露を積極的に解消する効果を発揮する。この現象は、桐が具備する調湿機能の限界を羊毛が補う事を可能とした優れた構成によって実現した。
まず、桐材は水分への結露に際して吸収作用を起こす事は説明したが、内部に充填収納する羊毛は、逆に水分への結露に対しては撥水作用を発揮し吸水現象は見られないことが一般的に知られている。しかし、桐材を隔てた水分に対しては調湿機能を発揮し緩やかに吸収作用を及ぼすのである。
更に、シックハウスの原因物質といわれている揮発性有機化合物等も吸収することが証明されている。同現象に着目して構成した本発明にかかる調湿部材は、多様な環境の中で調湿機能と断熱機能、及び有害物質の吸収機能をも発揮せしめて、快適な住環境を提供する事に成功した。更に、桐材には遠赤外線を発する能力があり、人体に良好な効果を与えることが知られている。
本考案の構成である複合機能性桐材付き家具(置き畳)の斜視図 複合機能性桐材付き家具における桐の組板の中空構造体の斜視図 複合機能性桐材付きベットの斜視図(A)、及びベットにおける桐の組板の中空構造体の断面図(B) 複合機能性桐材使用の箪笥の斜視図(A)、及び箪笥における桐の組板の中空構造体の断面図(B) 箪笥の構成部材に適用した状態を示す斜視図 (A):縦断面図、(B):横断面図 複合機能性桐材付き衝立での斜視図 (A):組み立て衝立の斜視図 (B):桐の組板の中空構造体の衝立の断面図
以下、図面を参照しながら本考案の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本考案の構成である複合機能性桐材付き置き畳家具の斜視図、図2は複合機能性桐材付き置き畳家具における桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルの断面図、図3は、複合機能性桐材付きベット家具の斜視図とそれに使用している桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルの断面図、図4は箪笥家具の構成部材に適用した状態を示す斜視図、図5に引き戸付き家具、、図6は複合機能性桐材付き衝立家具での桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルにおける断面を示す斜視図である。
図1に示すように置き畳家具の、縦900mm、横1800、厚さ60mmにおいて、畳に当たる全面を構成する桐材板を使用した桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルは、前記パネルの厚さ20mmの底板と上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、間仕切りの間隔に依存して、150mmにしている各板の構成によって形成した。
図2で示すように材料の桐材板の厚さ20mmであって、当該パネルの幅として900mm、長さ1800mmである桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルの内部の空間空隙部に複合羊毛−ポリエステル混紡(比率羊毛/ポリエステル=85/15)の軽量的断熱・調湿材を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプ構造状態を構成して、両側板の上面に帯状の天板を設けた。
図2は、図1にて説明した調湿・断熱部材の開口部に調湿・断熱材の流出を防ぐために設けた栓を示す。栓は着脱自在とし、用途に応じて複合羊毛−ポリエステル混紡と他の調湿材の入れ替えを可能とする。又、複合羊毛−ポリエステル混紡羊と他の調湿材を混合して充填収納した。尚、開口部への栓の着脱自在とする適用手段にした。
これをフロアーの上に敷いて、夏季に寝具の代わりにしたところ、気持ちよく就眠ができた。また使用後は、簡単に折りたたんで収納しておくことができた。
図3−(A)に示すようにベットにおいて、頭枠部と足枠部と寝台パネル部からなって、寝台パネル部では、全面を構成する桐材板を使用した桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルの寸法で、幅300mm、長さ1800mm、厚さ200mmは、前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、間仕切りの間隔に依存して、300mmにしている4板の構成によって形成した。
材料の桐材板の厚さ25mmであって、当該パネルの幅として300mm幅、150mm厚さである桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルで、その内部の空間部に複合羊毛−ポリエステル混紡(比率羊毛/ポリエステル=85/15)の軽量的断熱・調湿材を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプ構造状態を構成した。
本考案にかかる調湿・断熱部材の要部は、図3−(B)に示すように帯状の底板上面に右側板と左側板、及び間仕切を立設し、各板によって形成した空間に複合羊毛−ポリエステル混紡を充填収納し、その上面に帯状の天板を設けた構成にした。
寝具ベットとして、保温性がよく、ジメジメせずに気持ちよく就眠ができた。
図4−(A)家具において、少なくとも1以上の面を構成する桐材板を使用した桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルにおいて、前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、間仕切りの間隔に依存して、構成によって形成した。
図5の(A),(B)に示すように、箪笥の天板、側板、引出の前板に、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルを使用した。それに使用した材料の側板の桐材板は厚さ20mmであって、当該箪笥の構造体の箪笥の天板、引出の前板の厚さは10mmであるフラッシュタイプパネルの厚さ30mmの内部の空間部に複合羊毛−ポリエステル混紡の軽量的断熱・調湿材を充填した。
桐の組板の構造体であるフラッシュタイプ構造状態を構成して、両側板の上面に天板を設けた、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルを家具材料として約70%の割合で使用した構成にした。桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルに調湿・断熱材を充填収納した。
本考案にかかる調湿・断熱部材の要部は、図5−(A),(B)に示すように帯状の底板上面に右側板と左側板、及び間仕切を立設し、各板によって形成した空間に複合羊毛−ポリエステル混紡を充填収納し、その上面に帯状の天板を設けた構成にした。この箪笥を使用すると収納物が湿気を防止できた。長時間でのカビ、虫におかされることはなかった。
図6に示すように、衝立において、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルを使用した。前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、間仕切りの間隔に依存して、幅300mm、長さ900mm、厚さ100mmにしている各板の構成によって形成した、材料の桐材板の厚さ20mmであって、図6−(B)に示すように当該構造体の長さとして900mmである桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルの内部の空間部に複合羊毛−ポリエステル混紡の軽量的断熱・調湿材を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた。
桐の組板の構造体であるフラッシュタイプ構造状態を構成して、両側板の上面に天板を設けた、桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルを家具材料として約80%の割合で使用した構成にした。桐の組板の構造体であるフラッシュタイプパネルに調湿・断熱材を充填収納した収納体において、底板の裏面に複数の5mm幅の溝、又は凹凸を刻設した。箪笥の家具の調湿・断熱部品として使用された。
1. 縁板
2. 底板
3. 表板
4. 調湿・断熱材
5. 仕切り板
6. 側板
7. 間仕切り板
8. 側板
9. 調湿・断熱材
10.底板
11.床板
12.後方脚
13.前方脚
14.側板
15.間仕切り板
16.棚板
17.脚部
18.桐の構造体であるパネル
19.台輪
20.桐の構造体であるパネル
21.前板
22.天板
23.箪笥内部板
24.地板
25.ヒモ巻
A:置き畳板
B:ベット
C:箪笥
D:衝立
構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板の立設と、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切の立設において、桐材板の厚さに依存して、間仕切りの間隔を、30mm〜300mmにしている。
フラッシュ構造体の内部に充填する軽量的断熱・調湿材は、比重0.8以下の複合羊毛−ポリエステル混紡、羊毛、活性炭、籾殻、有機物の炭化物から選ばれたものであって、桐の組板の中空構造体の内部に充填することを容易にした仕切り板により軽量的断熱・調湿材を桐の組板の中空構造体の内部に貫通できる構造になっている。好ましくは複合羊毛−ポリエステル混紡、羊毛、である。

Claims (5)

  1. 家具において、少なくとも1以上の面を構成する桐材板を使用した桐の組板の中空構造体において、前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切を立設して、各板の構成によって形成した桐の組板の構造体である中空タイプ構造の内部に軽量的断熱・調湿材を充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた、桐の組板の構造体である中空タイプ構造状態を構成して、家具の調湿・断熱部品として利用していることを特徴とする複合機能性桐材付き家具。
  2. 桐材板を使用した桐の組板の中空構造体は、厚さ20mm〜200mmで、使用している桐材板の厚さを5mm〜30mmであって、当該構造体の幅として200mm〜1250mmであることを特徴とする請求項1に記載の複合機能性桐材付き家具。
  3. 構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に側板の立設と、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に間仕切の立設において、桐材板の厚さに対して、間仕切りの間隔に依存して、30mm〜300mmにしていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の複合機能性桐材付き家具。
  4. 桐の組板の中空構造体の内部に充填する軽量的断熱・調湿材は、比重0.8以下の複合羊毛−ポリエステル混紡、羊毛、活性炭、籾殻、有機物の炭化物から選ばれたものであって、桐の組板の構造体の内部に充填することを容易にした仕切り板により貫通構造になっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の複合機能性桐材付き家具。
  5. 家具において、少なくとも1以上の面を構成する5mm〜30mmの厚さ桐材板を使用した厚さ20mm〜200mmの桐の組板の中空構造体において、前記構造体の底板上面の長手方向の右端と左端に同寸法の側板を立設し、両側板の向かい合う面同士の間の底板上面に30mm〜300mmの間隔の間仕切を立設して、各板の構成によって形成した桐の組板の中空構造体の内部に軽量の複合羊毛−ポリエステル混紡である調湿・断熱材を空隙体積部にすべて充填し、両側板の上面に帯状の天板を設けた、桐の組板の中空構造体を家具材料として10〜70%の割合で使用した構成にしていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複合機能性桐材付き家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102611104B1 (ko) * 2022-12-06 2023-12-11 (주)에스케이엘엠스 습도조절이 가능한 수장고용 수납장

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