JP3078300U - 室内空気除湿浄化パネル壁 - Google Patents

室内空気除湿浄化パネル壁

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JP3078300U
JP3078300U JP2000009428U JP2000009428U JP3078300U JP 3078300 U JP3078300 U JP 3078300U JP 2000009428 U JP2000009428 U JP 2000009428U JP 2000009428 U JP2000009428 U JP 2000009428U JP 3078300 U JP3078300 U JP 3078300U
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誠示 山村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住居の外壁と内壁の間隙に、通気包装された炭
素系微粒炭を適切に充填するとともに、その通気を確保
することによって室内対流循環を利用し、室内の空気全
体を除湿、清浄化する。 【解決手段】 木質その他のパネルを内壁とし、パネル
の天井に接する部分と、床に接する部分、及びその中間
の必要箇所に通気孔を設け、通気包装された炭素系微粒
炭をパネル裏側の支持棚及び支持ネットにより適切に配
置固定し、室内の空気対流循環に呼応して、除湿、清浄
化通気をおこなう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、居住する室内の内壁につき、通気性包装を施した炭素系微粒炭を充 填したパネル壁装置に関わるものであり、詳しくは、室内及び壁内部の通気確保 と除湿、清浄化された空気の循環に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の内壁としては、壁面に炭化物及び炭化物とセラミックその他を 混合して塗布したものがあり、内壁と外壁の間隙には、断熱材を充填したものが あった。また、居住室内の除湿、清浄化については、床下及び畳下ならびに寝台 下に、通気包装した炭化物を平面的に並べて使用するものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち、壁面に塗布若しくは貼付するものについては 年月の経過とともに剥げ落ちるおそれがあるほか、炭化物の絶対量が少ないこと から、室内空気に対する除湿、清浄化効果が大きくはない、また、従来の断熱材 についても、炭化物を主体にしたものはみうけられず、断熱を目的とするため、 通気については配慮されていない。
【0004】 床下などに平面状に、通気包装された炭素系微粒炭を並べることには除湿、清 浄化効果が認められるが、室内空気の対流循環の利用に配慮されたものではなく 内壁に施されて通気する場合に比較すると、室内全体に対する効果は低くなる。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、住居の外壁と内壁の間隙に通気包装された炭素系微 粒子を充填するとともに、その通気を確保することによって、室内対流を利用し 室内空気全体を除湿、清浄化しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における外壁と内壁の間隙中空部充填機構 は、木質その他の内壁パネルを用い、パネルの天井に接する部分と、床に接する 部分及びその中間部の必要箇所に通気孔を設け、パネルの炭素系微粒炭充填側面 については、通気孔を塞がないよう充填物をネットにより分散支持するとともに 充填物の密度が過度にならないよう配置する。
【0007】 室内に向いた内壁側面は、居住に適する材質、意匠を用い、壁としての機能を 果たすものとする。
【0008】 必要に応じて、パネル壁の天井及び床に接する通気開口部又はその他の開口部 内外に、強制通気用の換気扇を設置する。
【0009】 充填する炭素系微粒炭については、飛散を防ぐため、通気性の不織布又は紙質 及び繊維質の包装を施し、効果的に配置できるものとする。
【0010】
【考案実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1において、Aは本出願に関わる室内空気除湿浄化パネルの裏面から見た正 面図であり、Bは、このパネルを含む外壁ならびに内壁の縦断面図である。パネ ルは床下基礎に連なる床面材と、1の天井桟に取り付けて居住室内の壁面を構成 する。2の天井通気孔は9の床通気孔とともに、パネル裏側の通気孔に連なり、 室内の空気対流に応じて、下部から空気を吸入し、上部から放出して、3の通気 包装炭素系微粒炭に接触する除湿、清浄化空気の循環をもたらす。包装された微 粒炭は、4の支持ネット棚材とこれに固定される支持ネットに支えられ、通気を 妨げることなく、適度の密度を保つよう配分配置を可能にする。従って5の支持 ネットについては、包装物を十分支えるに足る材質のものを用いる。6は外壁で あり、7はパネル裏側の通気孔であり、8は外壁裏側の断熱材であり、10は床 下基礎である。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次ぎに記載する効果を奏する。
【0012】 請求項1においては、室内壁を構成するパネル壁であって、外壁とパネルの間 隙に通気性パックによって包装された炭素系微粒炭を棚材とネットによって適量 に固定しつつ充填し、かつ床面に沿う開口部から壁面内部を経由して天井下部の 開口に通気を通し、室内空気の対流循環にあわせて室内気の除湿、清浄化をおこ なうので、室内全体の除湿、清浄化がまんべんなく、かつ円滑にできる。
【0013】 請求項2においては、必要に応じて開口部内外に取り付けた換気扇の利用によ り、請求項1に記載した効果を強制し、素早く実現することができる。
【0014】 請求項3においては、パネルに支持棚材と包装物を内包できるネットを固定す ることにより、充填する炭素系微粒炭の質量及びその分布密度を調節し、その他 の有用充填物を付加、加減することができる。
【0015】 一般に、木炭は多孔質であることから、水や油に対する吸着性があり、同時に 放出による調整作用もあることがさまざまな分析研究によって確かめられ、弱ア ルカリ性を示すことから酸に対する中和機能を持ち、防臭のほか、防菌、防ダニ など、環境浄化に役立つことも知られている。このパネルに用いられる炭素系微 粒炭については、実験の結果、重量基準で最大14%の水分吸着力が報告されて おり、居住空間の湿度調節と浄化の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図面1】本出願に関わるパネルの裏面正面図およびパ
ネルを含めた内壁、外壁の縦断面図である。
【符号の説明】
A 本出願に関わるパネルの裏面正面図 B 本出願に関わる内壁、外壁の縦断面図 1 パネルを取り付けた天井桟 2 天井の通気孔 3 包装された微粒炭 4 ネットを支持する棚材 5 包装を支持するネット 6 外壁 7 パネル裏側通気孔 8 断熱材 9 床通気孔 10 床下基礎

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋の外壁に沿って内壁を構成するパネ
    ル壁であって、外壁とパネルの間隙に通気性パックによ
    って包装された炭素系微粒炭を充填し、かつ床及び天井
    に接する部位に中空の通気孔を設け、室内空気の対流循
    環による炭素系微粒炭内通気の除湿、清浄化をおこなっ
    て、室内空気全体を除湿、浄化するもの。
  2. 【請求項2】 通気、換気を促進するため、床及び天井
    に接する部位若しくは、一部の中空部に換気扇を介在さ
    せて通気を強制する請求項1のパネル壁。
  3. 【請求項3】 外壁とパネルの間隙に、通気性微粒炭の
    通気性パックを一部充填し、中空部又は他の材料を介在
    させた請求項1のパネル壁。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0580188A (ja) * 1991-09-19 1993-04-02 Toshiba Corp 使用済燃料貯蔵ラツク
JPH0621698A (ja) * 1992-07-01 1994-01-28 Yamaha Motor Co Ltd 部品装着方法及び装置
JP2003082779A (ja) * 2001-06-29 2003-03-19 Fujiken:Kk 家 屋
KR20190016246A (ko) * 2017-08-08 2019-02-18 (주)엘지하우시스 공기정화 패널 및 이를 포함하는 벽체

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