JP3056396U - 有害成分吸着除去装置 - Google Patents

有害成分吸着除去装置

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JP3056396U
JP3056396U JP1998004344U JP434498U JP3056396U JP 3056396 U JP3056396 U JP 3056396U JP 1998004344 U JP1998004344 U JP 1998004344U JP 434498 U JP434498 U JP 434498U JP 3056396 U JP3056396 U JP 3056396U
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activated carbon
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JP1998004344U
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Inventor
通治 武市
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公成商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】直方体状をなす木、スチール又はプラスチ
ックからなる上蓋を有する容器4Aにおいて、複数個の
面に通気孔を穿つか又は網状となし、上蓋の面から再生
可能な活性炭を入れて閉じ、住宅内部の床1と天井2と
の空間又は中空構造の壁内部に設置する。 【効果】高気密、高断熱構造の住宅において壁内部、天
井、床下等の空所には「環境ホルモン」関連物質が継続
して発生しており、これらの空所に簡単に再生して長期
間使用可能な活性炭の吸着装置を設置することにより、
壁、その他住宅内部の結露現象を防ぎ、かついわゆる
「シックハウス症候群」をかなり防御することが可能と
なった。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】天然素材に代わって合成樹脂等を複合させた新建 材を用いたプレハブ住宅方式の建築法が工事期間の短縮、建築費の節減等の利点 のために普及してきているが、これらの建物は高気密、高断熱のコンパクトな構 造を有しており、建材等から発生する有害ガス及び厨房、室内暖房による燃焼ガ ス等に起因するいわゆる「シックハウス症候群」が招来されるようになってきて おり、有害成分の除去が緊要な課題として登場してきているが、本考案は住宅の 建材又は調度品等から発生する有害物質の除去及び放射能物質からの放射線の防 護、有害な電磁波の遮断等のエコロジー建築に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】乱獲による天然建材の原料が地球規模で減少してきており、 一方合成化学技術の進歩により石油系の合成樹脂材が大量生産されるようになり 、また人口の過度の増加により住宅建築面積が狭隘となり、さらに建築日数、建 築経費の縮減のために高層集合住宅及びプレハブ住宅の建設が増加してきている 。従来の夏季涼しい構造を特徴としてきた古来の日本建築物に比し、これらの建 物は生活環境の快適化のために高気密、高断熱構造をとるものが多くなってきて いる。
【0003】 しかしながら、新建材又は接着材、塗装材等に含まれる微量のホルマリン、炭 化水素系揮発物質、さらには厨房、室内暖房装置によって発生する廃ガス及び多 量の水分によって室内が一年中温かく、かつ湿度が高いためにダニ類の小動物が 発生し、また人体に対して不調をもたらす「シックハウス症候群」又は生殖機能 を狂わせるいわゆる「環境ホルモン」の現象が顕著となり、アトピー又は喘息患 者が増大しつつあるといわれている。室内の水分を除去するには従来冷却凝縮に よる水分除去装置も使用されているが、装置が大型で、かつ動力を必要とするこ ともあって一般家庭には普及するにいたっていない。これらの有害物質は比重が 比較的軽いため換気設備を付して室内空気を強制的に入れ換えさせることにより 多少はその濃度を下げることができるにしても、これらの有害物質は絶えず発生 しつづけるものであって、連続的に除去しうるような構造が望ましいが、小型で 、騒音を発することもなく室内に簡単に設置しうるものは殆どなかった。
【0004】 また便所等の臭気処理として各種の脱臭剤が市販されているが、これらは臭気 成分を吸着除去するというよりは別の揮発性芳香物質を発散させることにより、 臭気成分を偽和するものであって、臭気成分を吸着除去するものではなく、有害 成分の除去には効果がないと思われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】地球環境の保護の立場から森林資源の過度 の伐採はひいては地球全体の温暖化につながり、砂漠化の進行を早めることにも なり、また石油系の合成樹脂の生産は環境の汚染をきたすこともあり、一方では 人口の爆発的増加に対処するための住宅建設を進めねばならず、環境保護の立場 と人口対策の立場とを両立せしめる施策が必要となってきている。
【0006】 快適な生活環境を維持し、かつ動力を用いることなく建物内部の有害揮発成分 を除去し、資源保護と人口問題とを両立しうるような住宅を新設するとともに、 既設の新素材からなる住宅の環境を改善するためにも高気密、高断熱構造の建築 物に従来の生活環境に大きな変化や経済的負担をかけることなく、かつ長期間に わたって連続的に使用しうる除去装置の提供が緊要な課題となってきている。
【0007】
【課題を解決するための手段】活性炭を主体とする吸着材又は珪酸塩を主体 とする乾燥材等が食物又は冷蔵庫について使用されているが、室内全体の有害成 分の除去処理は殆どなされていない。とくに高気密、高断熱構造の住宅において は土壁の代わりに断熱材を用いた中空式の壁構造であり、壁内部、天井、床下等 の空所には「環境ホルモン」関連物質が継続して発生しており、これらの空所に 簡単に再生して長期間使用可能な活性炭の吸着装置を設置することにより、壁、 その他住宅内部の結露現象を防ぎ、かついわゆる「シックハウス症候群」をかな り防御することが可能となった。
【0008】
【考案の実施の形態】上蓋板部に格子状、ネット状又は正方或いは三角形状 配列の円形状の通気孔を穿ち、籠状、袋状又は枠状の通気性のある容器をフック 又はガードレールによって固定しうる構造とし、内部に適当量の活性炭を挿入す る。この場合上蓋板部と容器とを一体化して製作し、挿入口を設ける構造とする ことができる。この容器を設置個所に応じて大きさ,形状を変えて、床下、押入 の中段、天井又は壁内部に設置し、一定期間ごとに中身の活性炭を取り出して、 洗浄、乾燥することにより、長期にわたって何の騒音も発生することなく、また 日常生活に影響を与えることなく使用することによって快適な生活環境を維持す ることができる。
【0009】
【実施例】木、スチール又はプラスチック質の上蓋板を設置箇所の板部の厚 みと調和する厚みとし、両端近くにフック12を付し、活性炭容器4Aは図1に 示すように1稜が約450mmの直方体状をなし、通気面をザル又は金網状とし 、内部に竹製の活性炭約10kgを入れて上蓋板のフック12と嵌合せしめる。 二階構造の場合二階のフロアー1と天井板2との空間にこれをフロアー1の根太 11の間に嵌め込み、その真下の一階の天井板2の対応する個所に有孔ボード2 1を挿入し、その下面を通気性のある布22で覆う構造とする。布の代わりに通 気性のある紙類を用いることもできる。
【0010】 平屋の場合は上蓋板を下側とし容器を上側とし天井板に挿入口を設けて差し込 む構造とすることができる。また近時の壁は土を使用しない中空構造のものが多 いが、その壁内部の場合は壁の板材の一部をくり抜き、容器の寸法に合わせてそ の上下に枠板を挿入し、これに装着することもでき、押入の場合はその中段の板 部分に床下と同様な構造に設置することができる。
【0011】 壁に挿入する場合、部屋と部屋との間に入れるときは図2(B)に示すような 左右に多数の円形の通気孔41をあけた直方体状の活性炭容器4Bを図2(A) に示すように壁の中に挿入する。
【0012】 また壁の内部の上下方向と部屋との空気を浄化するには、図3(B)に示すよ うに上下と側方の一方の3方向に円形の通気孔41をあけた直方体状の活性炭容 器4Cを図3(A)に示すように壁の中に挿入する。
【0013】
【考案の効果】活性炭は枕又はマットレスの中に入れる工夫もなされている が、挿入する活性炭量が少なく頻繁に取り替えなければ効果が維持できないとさ れているが、本考案の場合使用個所によって活性炭量を調節しうるので、比較的 長期にわたって連続的に使用でき、メンテナンスが容易であるという特徴を有す る。
【0014】 本考案は住宅内部何れの個所床下、天井、壁の内部、押入等の住空間の邪魔に ならない各部署にそれぞれの個所の形態に応じた構造として使用しうるという特 徴を有する。
【0015】 活性炭としては備長炭又は孟宗竹を原料とした竹炭を使用するが、とくに後者 はBET吸収特性が良好で、使用量が少なくてすむが、使用箇所に応じて1〜3 0kgを用い、使用個所に応じた期間ごとに取り出して、とくに布袋に活性炭を 収納した場合は交換が容易であり、再生も容易であり、すなわち水中に浸して洗 浄し、乾燥して再使用ができ、再生法として加熱を用いないため殆ど目減りがな く、追加補給することなく長期間使用しうるという特徴を有する。
【0016】 本考案は動力を必要とすることなく、また有害な電磁波を発生することもなく 、騒音を発生せず、なんらの生活環境を乱すことなく長期間使用しうるという特 徴をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】二階建構造の建物において一階の天井に設置す
る場合の活性炭容器の概略を示す図である。
【図2】(A)は活性炭容器を部屋と部屋との間の壁の
中に設置する一例を示し、(B)は部屋と部屋との間に
設置した活性炭容器の概略を示す図である。
【図3】(A)は部屋と壁の内部の間の空気の処理に使
用する場合の活性炭容器を設置する一例を示し、(B)
は部屋と壁の内部の空気を浄化する場合に設置した活性
炭容器の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 フロアー 11 根太 12 フック 2 天井板 21 有孔ボード 22 布 3 壁 4A 活性炭容器 4B 活性炭容器 4C 活性炭容器 41 通気孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月24日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 有害成分吸着除去装置
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】新素材を主とする建材からなる住宅、家
    具、調度品、室内装飾品の構成材料及び塗装材、接着材
    に含有される有害揮発物質又は暖房装置の廃ガス成分を
    活性炭を主成分とする吸着剤により除去し、該吸着剤を
    再生処理によって長期間使用を可能とすることを特徴と
    する有害成分吸着除去装置の構造。
JP1998004344U 1998-06-01 1998-06-01 有害成分吸着除去装置 Expired - Lifetime JP3056396U (ja)

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