JP3070424U - 空気調整装置 - Google Patents

空気調整装置

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JP3070424U
JP3070424U JP2000000196U JP2000000196U JP3070424U JP 3070424 U JP3070424 U JP 3070424U JP 2000000196 U JP2000000196 U JP 2000000196U JP 2000000196 U JP2000000196 U JP 2000000196U JP 3070424 U JP3070424 U JP 3070424U
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air
container
air conditioner
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JP2000000196U
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Inventor
明 永井
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農研テクノ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚染された室内の空気から単に臭気成分等を
除去するのみでなく、マイナスイオンを気中に生成し
て、低廉なコストにより自然のままの空気に調整する。 【解決手段】 空気調整材と、外部容器と、前記空気調
整材を収納する多孔容器と、外部容器内で空気を流通せ
しめ空気調整材に空気を順次に接触させるための循環手
段とを具えてなり、前記空気調整材は、木炭、竹炭その
他の木質系材による炭で構成し、前記循環手段は容器下
部に形成した貫通開口部と多孔容器における孔部とから
なることを特徴とする空気調整装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、室内空気の脱臭、消臭をなして空気の清浄化をなすとともに、さ らには、人体に有用なマイナスイオンを放散して良質の空気を調整する空気調整 装置に関するものである。
【0002】
【考案の背景】
多数の人々が集散を繰り返すホテル、劇場あるいは病院等のロビ−等は、種々 の匂がこもるようになり、空気の清浄化が必須である。 また、教室、図書館の 閲覧室等も同様である。 さらに、レストラン、病室のように人いきれによる空 気のこもりばかりでなく、特定の臭気が発生しやすい場所も多々存在している。 このような場合、外部と内部の空気を入れ替えることが、もっとも容易な対策 になるが、季節や場所によっては窓を開けての空気の入れ替えが困難なケ−スも 少なくない。 加えて、周知のように都会の空気は、種々の汚染源により自然状態のものとは 異質のものとなっていることが多い。 したがって、室内のこもった空気を室外 の空気と入れ替えても、みかけ上は、新鮮な空気が入ってくるように感じられて も本質は変わらないことも多い。 このような状況に鑑みて、今日では、各種の空気清浄機が登場しているが、本 願考案は、木炭、竹炭等の木質系材による炭の優れた性能に着目して、簡易な構 成により単に空気を浄化するのみでなく、気中にマイナスイオンをも放散せしめ 、しかもランニングコストもかからず、極めて低廉な空気調整装置を提供しよう とするものである。
【0003】 周知のように、木炭、竹炭等は、多孔体で、その内部表面には多数の原材熱分 解残基があって、特有の吸着現象がみられガスや液体をよく吸着し、悪臭の除去 、不純物の吸着などに広く用いられている。 したがって、これら木炭等は空気中に放置した場合、アンモニア系ガス(臭気 成分)、タバコの煙、建材に使用される接着剤の硬化により気中に放散されるホ ルムアルデヒド等を吸着する。 また、特に高温で焼いた木炭等は空気中のマイナスイオンを増加させる機能が あるとの実験例も報告されている。これについての機序作用は、未だ完全には解 明されていないが、木炭の内部表面の炭化残基によるものと考えられている。
【0004】 木炭等は、上述の他にも土壌改良、飼料改善など種々多様な機能を有していて 、歴史的にも人間と森林との深い絆を形成してきた経緯がある。 しかるに、例 えば我が国を例にとっても木炭等の生産は、昭和32年頃までの200万トンか ら激減して、現今では2〜3万トン程度となっている。 このことは、山地経済 を衰退させ、森林の荒廃を呼ぶ等、憂慮すべき状況を呈している。 また、木炭 等の製造に際して副製される木酢は、その効用が多くの面で評価され需要が増大 しているが、木炭等の減産はこのような木酢の安定的な供給にも齟齬をきたしつ つある。
【0005】 木炭がエネルギ−源としての役割を終えたことは否定しようがないが、木炭の 有する機能に新たなる目を向けて、木炭の活用を推進することは森林を賦活させ 、ひいては地球的規模での環境改善に資するところが大きい。 本願考案者は、このような木炭の需要促進の意味合いも視野に入れて本考案を 提供しようとするものである。
【0006】
【考案の概要】
上記目的を達成するため、空気調整装置は、外部容器と空気調整材と、前記空 気調整材を収納する多孔容器と、外部容器内で空気を流通せしめ空気調整材に空 気を順次に接触させるための循環手段とを具え、前記空気調整材は、木炭、竹炭 その他の木質系材による炭で構成されている。
【0007】 上記構成において、前記循環手段は容器下部に形成した貫通開口部と前記多孔 容器とで構成することがある。
【0008】 さらにまた 空気調整材を収納する外部容器には、各種の模造植物を設置する 構成となし、室内設置の際の美観向上を図ることがある。
【0009】
【考案の実施形態】
以下、この考案の1実施形態を説明する。
【0010】 図1は、本願考案の第1実施形態に係る空気調整装置を示す一部切欠斜視図で あり、図において1は外部容器で、該実施形態では通常よく使用される土器製の 植木鉢状容器を用いている。7は模造植物としての人工樹木9を据え付けた多孔 容器で前記植木鉢状容器1より小径となっていて、植木鉢状容器1に嵌脱できる ようになている。
【0011】 多孔容器7は、該実施形態では金網その他の網状材で形成してあるが、通気性 を確保できればこれに限らず、通気孔を無数に形成したものでも良い。矢符のよ うに、内部容器7を植木鉢状容器1に格納した状態において、植木鉢状容器1の 内周壁と多孔容器7の外周壁との間には空気流通路としての間隙が形成されるよ うに両壁間に複数個のスペ−サ−が取り付けられている。
【0012】 同様に、両容器の底部間にも空気流通路を確保するために適宜にスペ−サ−が 取り付けられる。 なお、スペ−サ−の設置が面倒な場合には、多孔容器7を植木鉢状容器1に吊 下係合して、壁間、底部間に間隙を形成するようにしても良い。
【0013】 植木鉢状容器1の底部には、貫通開口部(不図示)が、形成されており、この 貫通開口部と多孔容器7に形成された通気孔(内部容器を網状材で形成する場合 にはその網目)とで循環手段が構成されるが、植木鉢状容器1および内部容器7 間の間隙を設けた場合は、循環手段の構成要件として前記間隙が加わることとな る。
【0014】 多孔容器7内には、空気調整材として木炭または竹炭の切り炭6が充填されて いる。 さて、該空気調整装置を所要箇所に設置した場合、植木鉢状容器1の底部の前 記貫通開口部(不図示)から流入した空気は間隙をとおり多孔容器7の通気孔を 抜けて切り炭6に接触しつつ通過して植木鉢状容器1の上部から放散されること になり、切り炭層6を通過する間に、臭気成分その他の有害ガスは炭の内部に吸 着され、空気の清浄化とマイナスイオンの生成がなされ、室内の空気は天然状態 におけるものと同質に調整される。
【0015】 なお、前記いずれの実施形態においても、空気調整材としての木炭、竹炭に接 触した空気中にはマイナスイオンが生成される。
【0016】
【考案の効果】
本願考案は、以上説明したように、空気調整装置を、空気調整材と、この空気 調整材を収納する容器と、容器内で空気を流通せしめ空気調整材に空気を順次に 接触させるための循環手段とで構成するとともに、前記空気調整材には、木炭、 竹炭その他の木質系材による炭を利用し、時宜に応じて空気循環手段、空気吸引 装置を設けたので、閉空間の空気を効率よく浄化するのみでなく、人の精神安定 に枢要な気中のマイナスイオンを増加させるという積極的な効果を有し、装置自 体の製造コウストのみならずランニングコストもかからず、使い勝手も簡便で、 病室や新建材によるホルムアルデヒドに悩まされている室内浄化にも最適である 。 また、木炭、竹炭の需要回復の一助ともなり林業一般の活性化にも資すると ころ少なくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る空気調整装置の第1実施形態に係る
一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
1........外部容器(植木鉢状容器) 6........切り炭層 7........多孔容器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調整材と、外部容器と、前記空気調
    整材を収納する多孔容器と、外部容器内で空気を流通せ
    しめ空気調整材に空気を順次に接触させるための循環手
    段とを具えてなり、前記空気調整材は、木炭、竹炭その
    他の木質系材による炭で構成したことを特徴とする空気
    調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記循環手段は外部
    容器下部に形成した貫通開口部と多孔容器で構成したこ
    とを特徴とする空気調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、外部容器内側面と多
    孔容器外側面との間には空気流通路を設け、前記循環手
    段を外部容器下部に形成した貫通開口部と、多孔容器
    と、前記空気流通路とで構成したことを特徴とする空気
    調整装置。
  4. 【請求項4】 空気調整材を収納する多孔容器には、各
    種の模造植物を設置したことを特徴とする請求項1ない
    し3いずれか記載の空気調整装置。
JP2000000196U 2000-01-21 2000-01-21 空気調整装置 Expired - Lifetime JP3070424U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3530516B2 (ja) 2001-12-17 2004-05-24 株式会社 ア−ルテック 空気浄化用吸着材及び空気浄化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3530516B2 (ja) 2001-12-17 2004-05-24 株式会社 ア−ルテック 空気浄化用吸着材及び空気浄化装置

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