JP2005264702A - 湿気除去クローゼット扉 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クローゼット(押入れ)内部の湿気を、電気ヒーターなどを使用せずに恒常的に除去するクローゼット扉の技術を提供すること。
【解決手段】 クローゼットの扉内部のクローゼット側にシリカゲル収納部分を構成し、室内側の扉化粧板下部に空気取り入れ口を、同じく上部に空気排出口を作り、内部に上場気流の通気層をつくる構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】 クローゼットの扉内部のクローゼット側にシリカゲル収納部分を構成し、室内側の扉化粧板下部に空気取り入れ口を、同じく上部に空気排出口を作り、内部に上場気流の通気層をつくる構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は建物のクローゼットや押入れの扉に工夫を凝らし、内部の湿気を恒常的に乾燥状態を維持する扉(ドア、引き戸)に関するものである。
コンクリート建築物や一般の住宅でも、クローゼットや押入れの内部が結露によって収納物を傷める場合があり、その対策として乾燥剤を置いたり、除湿機で吸い取る方法が用いられている。
湿気を持つクローゼットや押入れに乾燥剤を入れ込んでも、短時間で飽和状態となる事がある。
また、電気で稼動させる方法があるが、収納(ビルトイン)タイプの除湿機は短期間で除湿機の内部が腐食するなどの問題が多くある。
また、電気で稼動させる方法があるが、収納(ビルトイン)タイプの除湿機は短期間で除湿機の内部が腐食するなどの問題が多くある。
本発明は以上の点に鑑みて成されたものであり、次の目的を達成できる。
(1)電気も使わず、取り替えの要らないシリカゲルを用い、恒常的にクローゼット(押入れ)内を乾燥状況に維持できる。
(2)一般の建具の内部に本発明が成されており、新築や既存のリフォームにも簡単に装着する事が出来る。
(1)電気も使わず、取り替えの要らないシリカゲルを用い、恒常的にクローゼット(押入れ)内を乾燥状況に維持できる。
(2)一般の建具の内部に本発明が成されており、新築や既存のリフォームにも簡単に装着する事が出来る。
本発明はクローゼット(押入れ)の扉(ドア)のクローゼット側に、シリカゲルを収納し、当該シリカゲル部分と扉の室内側の化粧板の下部に空気取り入れ口、上部に空気排出口を設けた化粧板との間に、上昇気流層を設ける事で成立する。シリカゲルの収納方法は、クローゼット(押入れ)の扉(ドア)のクローゼット側に、シリカゲルを透湿性のある表シートと裏シートで挟み込み、表シート部分を湿気の通す穴のあいた板に取り付ける方法がある。他に、裏表の両面に細かい穴をあけた樹脂製のハーモニカ状の成型板にシリカゲルを収納する方法もある。さらにステンレスメッシュや固い樹脂性メッシュでシリカゲルを挟み込む方法などがあるが、いずれもこのシリカゲルの収納部分をクローゼット側に配置し、室内側の化粧板の下部に空気取り入れ口、上部に空気排出口をつける事を特徴としている。
本発明は次の効果を得る事が出来る。
(1)クローゼット(押入れ)内の湿気が、扉に取り付けられたシリカゲルに吸着されると凝縮熱が発生して、通気層内に上昇気流が発生し室内側の化粧板の下部の空気取り入れ口から空気を吸い込み、上部の空気排出口から湿気を排出する。
(2)通常の生活空間の居室は生活発生熱でクローゼット内部より、気温が高くなっており、僅かな凝縮熱の発生で通気層内の上昇気流が促進される。
(3)シリカゲルの湿気の吸着排出効力は半永久的に持続される物理吸着であり、機械や電気、ヒーターなどを使用せず、長期間にわたりクローゼット内を乾燥状態に維持する事が出来る。
(4)シリカゲルは、クローゼット内の湿気を吸着する際に凝縮熱を出し、その凝縮熱で自らの吸着した湿気を放散させる事を繰り返し、恒常的に吸着・再生を繰り返す作用がある。
(1)クローゼット(押入れ)内の湿気が、扉に取り付けられたシリカゲルに吸着されると凝縮熱が発生して、通気層内に上昇気流が発生し室内側の化粧板の下部の空気取り入れ口から空気を吸い込み、上部の空気排出口から湿気を排出する。
(2)通常の生活空間の居室は生活発生熱でクローゼット内部より、気温が高くなっており、僅かな凝縮熱の発生で通気層内の上昇気流が促進される。
(3)シリカゲルの湿気の吸着排出効力は半永久的に持続される物理吸着であり、機械や電気、ヒーターなどを使用せず、長期間にわたりクローゼット内を乾燥状態に維持する事が出来る。
(4)シリカゲルは、クローゼット内の湿気を吸着する際に凝縮熱を出し、その凝縮熱で自らの吸着した湿気を放散させる事を繰り返し、恒常的に吸着・再生を繰り返す作用がある。
(1)シリカゲル収納部の位置
シリカゲル4は出来るだけクローゼット内部の湿気を吸着できる環境で位置と形態に配置される。
シリカゲル4は出来るだけクローゼット内部の湿気を吸着できる環境で位置と形態に配置される。
(2)通気層の幅
通気層6の幅は広すぎると空気対流を起こし、狭ければ上昇しにくくなるため、適度な幅が要求される。
通気層6の幅は広すぎると空気対流を起こし、狭ければ上昇しにくくなるため、適度な幅が要求される。
(3)シリカゲルの量
シリカゲル4の量は多すぎると、凝縮熱をシリカゲル4そのものが蓄熱してしまい上昇気流が発生しなくなり、少なすぎると凝縮熱そのものが少なすぎて上昇気流を起こさないため、適度な量が要求される。
シリカゲル4の量は多すぎると、凝縮熱をシリカゲル4そのものが蓄熱してしまい上昇気流が発生しなくなり、少なすぎると凝縮熱そのものが少なすぎて上昇気流を起こさないため、適度な量が要求される。
(4)効率的な形態
穴1の開いた板2に平面透湿シート3に凸状にシリカゲル4を同じ透湿シート5で熱粘着させ、通気層6となる部分に上昇気流層14が発生し、室内側の化粧板11の下部の空気取り入れ口12から空気を吸い込み、上部の空気排出口13から湿気を排出する形態が効率的である。
なお、穴1の開いた板2に平面透湿シート3を取り付ける場合、穴1の開いた板2と、平面透湿シート3の間に2mm〜3mmの間隔を開けることが、より効果的である。
穴1の開いた板2に平面透湿シート3に凸状にシリカゲル4を同じ透湿シート5で熱粘着させ、通気層6となる部分に上昇気流層14が発生し、室内側の化粧板11の下部の空気取り入れ口12から空気を吸い込み、上部の空気排出口13から湿気を排出する形態が効率的である。
なお、穴1の開いた板2に平面透湿シート3を取り付ける場合、穴1の開いた板2と、平面透湿シート3の間に2mm〜3mmの間隔を開けることが、より効果的である。
(1)簡単な構造で電気や機械を使用しないで安価に供給可能である。
(2)既存住宅の押入れの湿気防止のリニューアルに利用できる。
(3)既存の公団住宅などの押入れの湿気防止として利用できる。
(4)北側のクローゼットの扉として新築時から取り付けしておく。
(2)既存住宅の押入れの湿気防止のリニューアルに利用できる。
(3)既存の公団住宅などの押入れの湿気防止として利用できる。
(4)北側のクローゼットの扉として新築時から取り付けしておく。
1 (穴あき板の)穴
2 (穴あき板の)板
3 平面透湿シート
4 シリカゲル
5 カバー透湿シート
6 通気層
7 扉下枠
8 雇上枠
9 扉縦枠
10 室内側化粧板
11 下部空気取り入れ口
12 上部空気排出口
13 上昇空気
14 樹脂ドア内部穴
15 樹脂シリカゲル収納カバー
16 樹脂ドア外部穴
17 メッシュ(ステンレス・硬質樹脂)
18 メッシュ・スペーサー
2 (穴あき板の)板
3 平面透湿シート
4 シリカゲル
5 カバー透湿シート
6 通気層
7 扉下枠
8 雇上枠
9 扉縦枠
10 室内側化粧板
11 下部空気取り入れ口
12 上部空気排出口
13 上昇空気
14 樹脂ドア内部穴
15 樹脂シリカゲル収納カバー
16 樹脂ドア外部穴
17 メッシュ(ステンレス・硬質樹脂)
18 メッシュ・スペーサー
Claims (4)
- クローゼット(押入れ)の扉(ドア)のクローゼット内側部分に、シリカゲルを透湿性のあるシートやメッシュ(ネット)に納入し、当該シリカゲル収納部分と室内側の化粧板の間に通気層を設け、化粧板下部に空気取り入れ口、上部に空気排出口を付ける事を特徴とした湿気除去クローゼット扉である。
- 請求項1において、シリカゲルの収納方法を透湿性のある平面シートに同じく透湿性のあるシリカゲルカバーシートで挟み込み、平面シート部分を湿気の通す穴の開いた板に取り付け、クローゼット側に配置し、室内側の化粧板の下部に空気取り入れ口、上部に空気排出口をつける事を特徴とした、湿気除去クローゼット扉。
- 請求項1において、シリカゲル収納部分を細かい穴を開けた樹脂製成型ボードとし、シリカゲルを収納した事を特徴とした湿気除去クローゼット扉。
- 請求項1において、シリカゲル収納部分をステンレスや固い樹脂メッシュで挟み込む構造とした湿気除去クローゼット扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004119653A JP2005264702A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 湿気除去クローゼット扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004119653A JP2005264702A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 湿気除去クローゼット扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005264702A true JP2005264702A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35089536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004119653A Pending JP2005264702A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 湿気除去クローゼット扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005264702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106761247A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-05-31 | 张婷 | 一种自启动感温变色除湿门 |
CN106837099A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-06-13 | 张婷 | 一种自启动感光变色除湿门 |
-
2004
- 2004-03-17 JP JP2004119653A patent/JP2005264702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106761247A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-05-31 | 张婷 | 一种自启动感温变色除湿门 |
CN106837099A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-06-13 | 张婷 | 一种自启动感光变色除湿门 |
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