JP2502067Y2 - 内装用板および壁の内装構造 - Google Patents

内装用板および壁の内装構造

Info

Publication number
JP2502067Y2
JP2502067Y2 JP1989137838U JP13783889U JP2502067Y2 JP 2502067 Y2 JP2502067 Y2 JP 2502067Y2 JP 1989137838 U JP1989137838 U JP 1989137838U JP 13783889 U JP13783889 U JP 13783889U JP 2502067 Y2 JP2502067 Y2 JP 2502067Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
interior
substrate
carbon fiber
activated carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989137838U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0375235U (ja
Inventor
澄雄 石原
Original Assignee
澄雄 石原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 澄雄 石原 filed Critical 澄雄 石原
Priority to JP1989137838U priority Critical patent/JP2502067Y2/ja
Publication of JPH0375235U publication Critical patent/JPH0375235U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2502067Y2 publication Critical patent/JP2502067Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として家屋の押入れ、便所などに好適に
利用され、実施される内装用板および壁の内装構造に関
する。
従来の技術 家屋内の押入れや便所は湿気や臭気が発生し易い場所
であり、それらの設置場所によつては防湿や防臭のため
の窓や換気扇を設けることもできず、特に押入れの場
合、何等の防止策もとられていないのが実情である。
考案が解決しようとする課題 上記により、押入れや便所には湿気や臭気が滞溜し、
使用時の不快感や不衛生の原因となつている。押入れに
於ける湿気のため、衣類の耐用性が短縮したり、寝具が
湿気を含み健康上好ましくないなどの問題が発生してい
る。
本考案の目的は、前記問題点を解決し、屋内に発生
し、滞溜する湿気や臭気と壁から発生する湿気とを防除
することのできる内装用板および壁の内装構造を提供す
ることである。
課題を解決するための手段 本考案は、多数の通気孔を貫設した基板の一方表面に
厚手シート状の活性炭繊維層を貼着したことを特徴とす
る内装用板である。
また本考案は、前記基板が、2〜3mmφの通気孔を3
〜5cm間隔で多数貫設した厚さ3〜5mmのベニヤ板である
ことを特徴とする。
また本考案は、多数の空気孔を貫設した基板の一方表
面に厚手シート状の活性炭繊維層を貼着し、他方表面に
通気性壁クロスを貼付けた内装用板の一方表面が隙間を
あけて壁に取付けられることを特徴とする壁の内装構造
である。
作用 本考案に従えば、内装用板は一方表面および他方表面
に発生する湿気や臭気を厚手シート状の活性炭繊維層で
吸収する。
また本考案に従えば、基板が厚さ3〜5mmのベニヤ板
でできているので、これに3〜5cm間隔で2〜3mmφの通
気孔を貫設し、厚手シート状の炭素繊維層を貼着しても
充分の強度を有する。
また本考案に従えば、内装用板は一方表面が間隙をあ
けて壁に取付けられるので、壁から発生する湿気を吸収
することができ、壁に結露することがない。また他方表
面に通気性壁クロスが貼付けられているので、壁面の美
観を確保できる。
実施例 第1図は、本考案の壁の内装構造の一実施例を示す要
部断面図であり、第2図は内装用板1の斜視図である。
これらの図において、基板2の一方表面(第1図左側
面)に、厚手シート状の活性炭素繊維層4が貼着されて
いる。
基板2は、たとえば厚みa=3〜5mmの木製合板であ
るベニヤ板が用いられ、このベニヤ板には直径b=2〜
3mmφの通気孔3がピツチc=3〜5cmで多数貫設され
る。
また、必要に応じて基板2の他方表面(第1図右側
面)に内張りクロス5が貼付けられる。この内張りクロ
ス5は、公知の壁クロスであつて、通気性を備えてい
る。
活性炭素繊維は、たとえば有機繊維を窒素雰囲気中で
800〜1800℃の高温で熱処理し、活性化させたもので、
気体または溶液中の溶質などに対して強い吸着能を有す
る。このため、高い吸湿性および吸臭性を有するほか保
温性や断熱性にも優れている。
このような内装用板1は、使用に際し、第1図示のよ
うに、その一方表面である活性炭素繊維層4形成面を壁
6に向け、壁6に対して隙間d=0.5〜3cmをあけて取付
けられる。
本考案の内装用板1が取付けられる押入れまたは便所
では、押入れまたは便所内で発生する湿気や臭気は通気
可能な内張りクロス5を経た後、基板2の通気孔3を通
つて、また壁6から発生した湿気は隙間を介して活性炭
素繊維層4に吸収される。活性炭素繊維層4に吸収され
た湿気は、乾燥時に徐々に元の押入れなどへ返還される
ので、押入れなどの内部は常時一定の湿度に保たれる。
一方、活性炭素繊維層4内に吸収された臭気は、活性炭
素繊維層4内に長期保存され、返還されることがない。
臭気感知センサーを用いた計測によると、活性炭素繊維
層4を用いることにより約4/5の臭気が減少した。
基板2には、プラスチツクボードなども用いられる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、内装用板は多数の通気
孔を貫設した基板の一方表面に活性炭素繊維層を貼着し
たので、その両面から湿気や臭気を吸収できる。またこ
の内装用板を一方表面を壁と対向させて間隙をあけて、
たとえば押入れや便所の壁に取付ければ、押入れや便所
で発生した湿気や臭気は勿論、壁から発生する湿気も吸
収し、壁面に結露することがない。また活性炭素繊維層
の脱湿および脱臭作用は、長期にわたつて維持される。
また他方表面に通気性壁クロスが貼付けられているので
美観が保たれる また、本考案の内装用板は、保温材、断熱材としても
効果を発揮し、エネルギの節減や快適な生活環境の維持
に寄与する。
【図面の簡単な説明】
図1は、本考案の壁の内装構造の一実施例の断面図、第
2図は本考案の内装用板の一実施例の斜視図である。 1……内装用板、2……基板、3……通気孔、4……活
性炭素繊維層、6……壁

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の通気孔を貫設した基板の一方表面に
    厚手シート状の活性炭繊維層を貼着したことを特徴とす
    る内装用板。
  2. 【請求項2】前記基板が、2〜3mmφの通気孔を3〜5cm
    間隔で多数貫設した厚さ3〜5mmのベニヤ板であること
    を特徴とする請求項1記載の内装用板。
  3. 【請求項3】多数の空気孔を貫設した基板の一方表面に
    厚手シート状の活性炭繊維層を貼着し、他方表面に通気
    性壁クロスを貼付けた内装用板の一方表面が隙間をあけ
    て壁に取付けられることを特徴とする壁の内装構造。
JP1989137838U 1989-11-27 1989-11-27 内装用板および壁の内装構造 Expired - Lifetime JP2502067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989137838U JP2502067Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 内装用板および壁の内装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989137838U JP2502067Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 内装用板および壁の内装構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0375235U JPH0375235U (ja) 1991-07-29
JP2502067Y2 true JP2502067Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31684975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989137838U Expired - Lifetime JP2502067Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 内装用板および壁の内装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502067Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283033A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Daiwa House Ind Co Ltd 室内空気質改善システム
JP2006271508A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Tatsuya Okino 介護ベッド用布団収納装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254110U (ja) * 1985-09-25 1987-04-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0375235U (ja) 1991-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2502067Y2 (ja) 内装用板および壁の内装構造
JP4022363B2 (ja) 結露防止壁構造
JP3049937U (ja) 高通気住宅
JP2002121830A (ja) 木造住宅
JP3078300U (ja) 室内空気除湿浄化パネル壁
JP3974874B2 (ja) 住宅内換気システム
JP3183289U (ja) 複合機能性桐材付き家具
JPH0321525Y2 (ja)
JP2589825Y2 (ja) 調湿機能を有する壁構造体および天井構造体
JP2594276Y2 (ja) 調湿外壁構造
JP2695652B2 (ja) 家屋の除湿装置
JPH02229343A (ja) 壁および床の構造
JP2008038579A (ja) 調湿部材
JPH0622728Y2 (ja) 外壁パネル
JPH0649916A (ja) 内壁材
JPH1061047A (ja) 壁体構造及びそれを備えた建物
JPH0718831Y2 (ja) 活性炭入りマット
JP2000017818A (ja) 調湿断熱床板
JPS5847939A (ja) 調湿パネル
JPH072816Y2 (ja) 外壁パネル
JPH0436353Y2 (ja)
JPH0236874Y2 (ja)
JP3972969B2 (ja) 壁構造
JP3096907U (ja) 消臭調湿畳
JPH0211529Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term