JPH0321525Y2 - - Google Patents

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JPH0321525Y2
JPH0321525Y2 JP1985118882U JP11888285U JPH0321525Y2 JP H0321525 Y2 JPH0321525 Y2 JP H0321525Y2 JP 1985118882 U JP1985118882 U JP 1985118882U JP 11888285 U JP11888285 U JP 11888285U JP H0321525 Y2 JPH0321525 Y2 JP H0321525Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は家屋などの構造物の下地材および仕上
材に用いられる建築用板材の改良に関する。
[技術的背景とその問題点] 一般に、家屋の湿度の調節として室内の内装材
をすべて室内の湿度が高くなれば吸湿し、乾燥し
てくれば放湿する調湿性をもつた材料を使用して
きたが、近年は冷暖房の影響、建具技術の進歩な
どにより密閉性が強くなり、調湿性の材料を使用
することが減少している。
したがつて、昼間において50〜60%位の相対湿
度(空気1Kg中の含水量を温度との相対関係にお
いて表わした湿度)が記録される部屋でも、部屋
を密閉した夜間時には90〜100%の相対湿度が記
録されるなど大変不快感が生じる住環境が増加し
ている。
このようなことを解消するために実公昭57−
56858号公報の湿度調節パネルが開示されている。
この場合、室内に配置することにより室内の湿度
に応じて自動的に湿気を吸排出し、相対湿度を安
定な状態で維持できるものであるが、室内の空気
の浄化および換気を行なうことはできないもので
ある。またパネル本体が金属、植物性または合成
樹脂材を網状あるいは有孔板状に形成した包装パ
ネルであり、柔軟性があるので建築物の下地材あ
るいは仕上材に用いることができない面を有して
いる。また床下などの防湿対策として実公昭57−
25925号公報のような防湿断熱床下構造がある。
この場合、とくに木造建築物の床下防湿乾燥と冬
期の床下保温効果を目的とするものであつて、建
物の基礎回りは布基礎によつて外部と遮断し、布
基礎の外側または内側の前面に断熱材を取り付
け、また床下地盤全面に断熱材を敷設し、その上
部にモルタルまたはコンクリートなどの保護層を
設け、さらに上記布基礎には複数個の開閉自在な
床下換気口を設けてなるため施工期間が増加する
とともに設備費が大となつてしまうものである。
さらに特開昭58−222253号公報においては、放
射性物質を含有するモナズ石の粉末を混合させた
磁気タイルが提案されているが、これは前記モナ
ズ石粉末から放射される放射線により空気をイオ
ン化するものであり、発生した酸素イオンにより
殺菌および脱臭を行うことはできるが、室内の空
気を浄化することはできないものである。また実
開昭53−9716号公報においては、壁材に複数の貫
通孔を穿設し、この貫通孔に粉末状活性炭等の粉
末状脱臭剤を装填したものが提案されているが、
これは前記貫通孔を通過する空気の臭気を脱臭す
ることはできるが、前記貫通孔を通つて湿つた空
気が室内に侵入してくる虞れがあり、室内の相対
温度を安定な状態で維持できなかつた。
[考案の目的] 本考案は建築用板材において、イオン活性機能
を一体化することを目的とする。
[考案の概要] 本考案は板材の少なくとも一側面に複数嵌合部
を形成し、この嵌合部に成分及びその構成比が
SiO270〜80%、Al2O310〜20%、Fe2O33〜9%、
ZrO25%以下であるイオン活性化セラミツクを嵌
合固着したことにより、上記セラミツクにより空
気中の水分をイオン活性化するものである。
[考案の実施例] 第1図〜第6図は本考案の一実施例を示してお
り、第1,2図に示すように矩形状の板材1の一
側1a面に複数嵌合部2を形成し、この嵌合部2
にイオン活性化セラミツク3を嵌合し、接着など
で板材1と固着している。このイオン活性化セラ
ミツク3は SiO2 70〜80%好ましくは76%、 Al2O3 10〜20%好ましくは16%、 Fe2O3 3〜9%好ましくは6%、 ZrO2 5%以下好ましくは2% からなるセラミツク固形物である。
したがつて、第3図に示すように家屋の仕上材
として壁板に用いた場合、板材1の一側1a面が
室内側に位置するように設置することにより、空
気中の水分が高エネルギー状態に励起されイオン
化する。
上記イオン活性化セラミツク3によるイオン化
作用はセラミツク3から発生する不可視熱線、所
謂4〜50μの遠赤外線の影響とセラミツク3の成
分であるSiO2の陽イオンが空気中の水分の陽イ
オンと簡単に変換されやすく、Al2O3、Fe2O3
アンモニア類と中和するためにアルミニウムイオ
ンとの置換が行なわれやすくなるものと思われ
る。
このようにして室内の空気中の水分を除去する
除湿および浄化作用と、上記セラミツク3から放
射される遠赤外線の影響により空気が活性化し、
これにより室内の空気の換気作用が得られるもの
である。
なおここでは板材1の一側1a面より装飾用の
クロスなどの内装材Aを粘着しているが、このよ
うなクロスは一般的に厚みが薄いものなのでセラ
ミツク3からの遠赤外線の放射には影響はほとん
どないものである。
第4図は板材1を下地材として畳Bの下地板に
用いた場合を示しており、板材1の一側1a面が
畳Bの裏面側に位置するように設置しているもの
であり、上述と同様にセラミツク3の影響によつ
て畳Bの中の湿気を除去することによる防腐効果
やダニなどの虫を除去する防虫効果を得ることが
できる。
第5図は板材1を床板に用いた場合を示してお
り、空気の除湿をするとともに板材1の一側1a
面にセラミツク3が露出しているので空気および
人への活性化作用がより一層良好に行なえるもの
である。
第6図は板材1を天井板と屋根板に用いた場合
を示しており、ここでの天井板に用いる板材1に
は複数の透孔4が設けられており、この透孔4に
イオン活性化セラミツク3が挿通固着されてい
る。したがつて板材1の両面にセラミツク3が露
出しているものであり、他側1b面は室内を、一
側1a面は天井裏の除湿および換気を行なうこと
ができる。また床下側にセラミツク3を位置させ
れば床下の除湿、換気を行なうことができる。さ
らに冬期間においてはセラミツク3からの遠赤外
線作用により室内の温度の低下を抑制することも
できる。これは赤外線の周波数が物質を構成して
いる分子の固有振動数とだいたい同程度の範囲に
あるため、物質に赤外線があたると電磁的な共振
がおこつてそのエネルギーが赤外線を吸収しやす
いものに無駄なく吸収されるものと思われる。
このように、板材1は仕上材や下地材として使
用することができるものである。
また、第7図A,Bは同一水質の水を前記イオ
ン活性化セラミツク3の遠赤外線により処理した
処理水と未処理水の核磁気共鳴分光分析測定結果
であり、遠赤外線により処理した水分子集団(ク
ラスター)の大きさが一般の水のものより小さく
なつており、水が活性化すると推測され、これと
同様に空気も活性化するものと推測される。
なお板材1の材質は木製、コンクリート製、石
膏ボード、スレート等建築用途に応じて形状、長
さ等を適宜選定して用いればよい。
[考案の効果] 以上のように本考案は板材の少なくとも一側面
に複数嵌合部を形成し、この嵌合部に成分及びそ
の構成比がSiO270〜80%、Al2O310〜20%、
Fe2O33〜9%、ZrO25%以下であるイオン活性化
セラミツクを嵌合固着したことにより、室内の空
気中の湿気がイオン活性化セラミツクの影響によ
つて高エネルギー状態に励起されイオン化すると
ともに、空気の活性機能が良好に行なわれ、浄
化、換気状態を安定に維持でき、その効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は一部切欠き斜視図、第2図は要部の
断面図、第3図は壁材に使用した状板を示す斜視
図、第4図は下地板に使用した状態を示す斜視
図、第5図は床板に使用した状態を示す斜視図、
第6図は天井板に使用した状態を示す一部拡大断
面図、第7図Aは処理水の核磁気共鳴分光分析測
定グラフ、第7図Bは未処理水の核磁気共鳴分光
分析測定グラフである。 1……板材、1a……一側、2……嵌合部、3
……イオン活性化セラミツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材の少なくとも一側面に複数嵌合部を形成
    し、この嵌合部に成分及びその構成比がSiO270
    〜80%、Al2O310〜20%、Fe2O33〜9%、ZrO25
    %以下であるイオン活性化セラミツクを嵌合固着
    したことを特徴とする建築用板材。
JP1985118882U 1985-08-01 1985-08-01 Expired JPH0321525Y2 (ja)

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JPS6227920U JPS6227920U (ja) 1987-02-20
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JPH01185634A (ja) * 1988-01-19 1989-07-25 Shinku Lab:Kk グラビア製版方法
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JPS539716B2 (ja) * 1972-11-04 1978-04-07
JPS58222253A (ja) * 1982-06-15 1983-12-23 浦上 英明 タイル等の建築用材

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