JP2001286368A - 炭と松脂を用いた吸着シートとその使用方法 - Google Patents

炭と松脂を用いた吸着シートとその使用方法

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JP2001286368A
JP2001286368A JP2000106657A JP2000106657A JP2001286368A JP 2001286368 A JP2001286368 A JP 2001286368A JP 2000106657 A JP2000106657 A JP 2000106657A JP 2000106657 A JP2000106657 A JP 2000106657A JP 2001286368 A JP2001286368 A JP 2001286368A
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charcoal
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bamboo charcoal
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JP2000106657A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Tsuboi
圭一郎 坪井
Kiyohiro Tsuboi
清浩 坪井
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TSUBOI KK
Original Assignee
TSUBOI KK
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 竹炭や木炭を充填した場合の長所を生かしな
がら、有害虫の発生防止、菌類の繁殖抑制を行う。 【解決手段】 竹炭又は木炭と松脂とを通気性素材4で
単位区画5内に包装し、複数の単位区画に形成してなる
炭と松脂を用いた吸着シートであって、枕、敷布団、マ
ット等の寝具内部にこの単位区画を1乃至複数区画で充
填した炭と松脂を用いた吸着シートの使用方法と、食品
又は衣類にこの単位区画5を1乃至複数区画分割して加
え、食品乾燥、衣類害虫保護用に用いる炭と松脂を用い
た吸着シートの使用方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は快適な睡眠や療養を
可能にする寝具や、食品乾燥、衣類害虫保護用として使
用することができる竹炭を主材とする炭と松脂を用いた
吸着シートとその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】寝具の内部に活性炭を充填すると、脱
臭、除湿、遠赤外線放熱作用等があるとされている。例
えば特開平8-173292号、特開2000-5010号に示されてい
る。前者は枕内部の木炭を崩れにくくして、木炭が外部
に出てくる事態を抑制するために、木炭を通気性の収容
袋内に収納してなる木炭収容体とし、クッション材と共
に目の粗い外袋内に収納した構造である。後者の枕は梅
木の幹、枝、種子の炭化物の選択されたすくなくとも一
つをスポンジ本体内に収納し、これを枕にすると、放
熱、除湿、消臭、ベンズアルデヒド等の安眠促進香気成
分の分散機能及び指圧効果を有すると記載されている。
【0003】従来木炭についてこのように多くの利用例
がみられるが、竹炭についても竹炭プレートを基盤の片
面又は両面に配列固定した例が特開平10-1811号にみら
れる。また、特開平9-122433号には木炭、竹炭等の小片
又は粉砕物を密封し吸湿シートとした例もみられる。
【0004】竹炭は吸着力において木炭よりも優れてい
る。吸着力試験の結果では木炭(備長炭)と竹炭を比較す
ると、備長炭の数倍から10倍の吸着があることも知られ
ている。竹炭の断面を顕微鏡写真でみるとハニカム形状
となっており、かつ孔が大小さまざまに分布している。
吸着力が大きい理由がここにある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の活性炭
や竹炭使用品は脱臭、除湿機能を有するものの、イエダ
ニ、ツツガムシのような有害虫に対してはむしろ住処
(すみか)を提供したり、活性炭の多孔内部が菌類の繁殖
場所となっている例もみられる。本発明は竹炭や木炭を
充填した場合の長所を活かしながら、有害虫の発生防
止、菌類の繁殖抑制を行おうとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、竹炭又は木炭と松脂とを通気性素材(不織布又は紙)
で単位区画内に包装し、複数の単位区画に形成してなる
炭を主材とする吸着シート(以下本発明の吸着シートと
略記)とした。
【0007】本発明の吸着シートの使用方法としては、
枕、敷布団、マット等の寝具内部にこの単位区画を1乃
至複数区画充填するとか、食品又は衣類にこの単位区画
を1乃至複数単位区画分割して加え、食品乾燥、衣類害
虫保護用とする例を挙げることができる。1又は2単位
区画分割した片は任意な数で食品又は衣類に使用するこ
とができる。
【0008】本発明で竹炭を使用することについては、
竹炭が前述したように優れているからである。このこと
を更に説明すると、竹炭は原料の竹を還元雰囲気で焼成
して得られる。竹を炭に焼くと体積は3分の1に減少す
るが、微細な孔が無数に存在する。比表面積が200〜300
m2と備長炭の数倍から数100倍に達する。メチレンブル
ー吸着量は180〜190ml/g、アンモニア吸着量が120〜130
ml/gと非常に吸着性能がよい。
【0009】また、松脂は松の樹幹に傷をつけて流れ出
る松脂を採集した粗ロジンを粉末化したものが得られる
が、ここでは粗松脂(ターペンチン)からテレピン油を蒸
溜して除いたゴムロジンや松根油からテレピン油を除去
した木材ロジンなどの粉末も含まれ、これらがダニ忌避
・殺虫剤、殺菌剤として有効である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の吸着シートの一部
破断平面図である。図2は図1中A-A断面拡大図であ
る。本発明の吸着シート1は図1,図2にみられるよう
に竹炭(又は木炭)粒2と松脂粒3とを紙とか不織布の通
気性素材4で単位区画内に包装して、複数の単位区画5
に形成している。枕のように小さい場合は内部に竹炭粒
と松脂粒とを充填するだけでよいが、敷布団、マット等
は大きいので、竹炭粒2と松脂粒3との充填物が移動し
ないように、吸着シート1の内部を1〜100gづつ充填で
きる小袋の複数に分画し、各単位区画5へ竹炭粒2に対
して松脂粒3を10重量%配合したものを充填するように
した。
【0011】この吸着シート1を自動車内の座席敷物10
にしたのが図3である。図3は座席敷物の内部へ本発明
の吸着シート1を用いた例の一部破断平面図である。吸
着シート1を表裏両面の不織布(織布でもよい)6で更に
被覆し、表側を更に通気性のメッシュ布7で補強した状
態で縁部を縁布8で縁取りした。
【0012】この座席敷物10を自動車内の座席に敷いて
使用したところ、吸湿性と遠赤外線による保温作用によ
り座り心地がよく、吸湿性に加えて車内の臭いも消失
し、快適なドライブができることとなった。
【0013】この吸着シート1の2単位区画を衣服9の
保管場所で用いた例を図4に示す。衣服9の保管場所は
タンスでもよいし、積重ねて保管するコンテナ等の密閉
容器中でもよい。殺虫作用により衣服に発生してシミや
小穴の被害を及ぼすダニ等の殺虫、防かび効果が得られ
る。
【0014】この吸着シート1の1単位区画を裁断して
穀物、おかき、煎餅等の食品11の保存容器中に使用した
例を図5に示す。吸湿性による乾燥剤としての使用に加
えて、防腐作用による長期間の保存を可能にした。
【0015】
【発明の効果】本発明の吸着シートは、吸湿作用、脱臭
作用を持つ竹炭や木炭の長所を生かしながら、松脂の殺
虫作用、殺菌作用による有害虫の発生防止、菌類の繁殖
抑制を長期間可能とした。カビ等の発生や家ダニ等によ
る被害のない寝具、敷物を提供でき、食品乾燥、衣類害
虫保護用としても使用できるものとなっている。
【0016】この吸着シートを寝具、敷布団の内部に多
数単位区画で配置して、特に寝たきりの身体不自由者に
使用したところ、床ずれも、虫による被害もなく、老人
特有の異臭も消臭されて、快適な療養が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸着シートの一部破断平面図である。
【図2】図1中A-A断面拡大図である。
【図3】座席敷物の内部へ本発明の吸着シートを用いた
例の一部破断平面図である。
【図4】吸着シートの2単位区画を衣服の保管場所で用
いた例の斜視図である。
【図5】吸着シートの1単位区画を食品の保存に使用し
た例の斜視図である。
【符号の説明】
1 吸着シート 2 竹炭粒 3 松脂粒 4 通気性素材 5 単位区画 6 不織布 7 メッシュ布 8 縁布 9 衣服 10 座席敷物 11 食品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B68G 11/02 B68G 11/02 Fターム(参考) 3B096 AC16 AD06 3B102 AB09 4B022 LB06 LR09 LT09 4D012 CA01 CA09 CA20 CB03 CG01 4G066 AA04A AA04B AB29A AB29B BA13 CA02 CA43 DA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竹炭又は木炭と松脂とを通気性素材で単位
    区画内に包装し、複数の単位区画に形成してなる炭と松
    脂を用いた吸着シート。
  2. 【請求項2】 枕、敷布団、マット等の寝具内部に請求
    項1記載の単位区画を1乃至複数区画で充填した炭と松
    脂を用いた吸着シートの使用方法。
  3. 【請求項3】 食品又は衣類に請求項1記載の単位区画
    を1乃至複数区画分割して加え、食品乾燥、衣類害虫保
    護用に用いる炭と松脂を用いた吸着シートの使用方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006068425A1 (en) * 2004-12-23 2006-06-29 Jung-Eun Seo Disposable anti-vermin sheet for bedclothes
CN102835862A (zh) * 2012-08-10 2012-12-26 吴江市恒赢蔺草刺绣工艺制品厂 一种凉席
CN104548872A (zh) * 2015-02-01 2015-04-29 林志苹 一种空气净化柔性贴及其制备方法
CN105105576A (zh) * 2015-09-22 2015-12-02 万里程 一种片材连接结构
CN105105577A (zh) * 2015-09-22 2015-12-02 万里程 一种片材与基底的连接结构

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WO2006068425A1 (en) * 2004-12-23 2006-06-29 Jung-Eun Seo Disposable anti-vermin sheet for bedclothes
CN102835862A (zh) * 2012-08-10 2012-12-26 吴江市恒赢蔺草刺绣工艺制品厂 一种凉席
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CN105105576A (zh) * 2015-09-22 2015-12-02 万里程 一种片材连接结构
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