JP3243134U - 防ダニ袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い捨てではなく不快害虫を集めずに、長期の防ダニ効果を実現できる防ダニ袋体を提供することを目的とする。【解決手段】防ダニ袋体は、開口部14とその開口部を開閉可能とする閉塞部16が設けられた袋体本体12を有し、袋体本体は防ダニ効果を有する本体シート材11からなることを特徴とする。袋体本体の防ダニ効果からダニなどの不快害虫を死滅させ、且つ生息可能な対象物品への不快害虫の移動を抑え、また同時に生息可能な対象物品からの不快害虫の拡散も防止できる。【選択図】図1

Description

本考案は、人体に影響があるダニから人が使用する物品を隔離して人体への影響を低減させる防ダニ袋体に関する。
昨今、居住環境の改良や、高級化が進む中、ダニを中心とする不快害虫の生息が数多く認められている。かかる不快害虫は皮膚疾患や喘息などの原因とされていることからその防除が強く望まれている。
従来、このような不快害虫の防除方法としては、強力な掃除機による吸引除去の他、これらの不快害虫にとって好適な生息場所となる畳やカーペット、或いは寝具などにおいて、カーペットの下や寝具の付近に、ダニ誘引剤を含むダニ誘引シートと粘着剤層を組み合わせた防ダニシートを配置する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-202062公報
ところが、上述のようにダニ誘引シートと粘着剤層を組み合わせた防ダニシートを配置して不快害虫を駆除する方法では、一旦、防ダニシートに不快害虫を集めて駆除することになり、例えば枕などの寝具に対して使用する場合には、人が寝ている間に不快害虫が防ダニシートに集まってくることになり、それは心理的には安眠を妨げるようになってしまう。また、ダニ誘引シートと粘着剤層を組み合わせた防ダニシートは、不快害虫を補足してシートごと廃棄することになるが、その防ダニシートの廃棄後は、また元の状態となるために長期の防ダニ効果をもたらすことが難しいと言う課題も生じる。
そこで、本考案は、上述の技術的な課題に鑑み、不快害虫を集めるようなことはせずに、長期の防ダニ効果を実現できる防ダニ袋体を提供することを目的とする。
上述の技術的な課題に鑑み、本考案の防ダニ袋体は、開口部とその開口部を開閉可能とする閉塞部が設けられた袋体本体を有し、前記袋体本体は防ダニ効果を有する本体シート材からなることを特徴とする。
本考案の防ダニ袋体は、袋体本体に防ダニ効果を有しており、該袋体本体は閉塞できる袋を構成するため、寝具、クッション材、座布団、家具の一部、衣類などの不快害虫が生息可能な対象物品を包むように配設させることができる。これにより、前記袋体本体の防ダニ効果から不快害虫を死滅させ、且つ生息可能な対象物品への不快害虫の移動を抑え、また同時に生息可能な対象物品からの不快害虫の拡散も防止する。
前記閉塞部は、前記袋体本体の内外を開閉可能とするものであって、袋体本体の開口部側の端部を長めに取って袋体自体の折り返しによって開口部を閉じる構造とすることもでき、紐やテープを袋体の開口部近傍に沿わせて巾着の紐を絞るように操作することで閉じる構造とすることもでき、粘着テープ、スナップボタン、ファスナー、面ファスナーなどを有する構造とすることもできる。
前記袋体本体は防ダニ効果を有する本体シート材は、防ダニ剤を担持体に担持させたものであっても良く、担持体の例としては、紙、織布または不織布等の基布、木材パルプ板、木材パルプ粒、多孔質有機成形体である多孔性セルロース粒子(商品名:ビスコパール)、カオリン、タルク、ケイ酸カルシウム粒子(商品名:フローライト)、炭酸カルシウム粒子、珪石、珪砂、セラミックス等の無機(多孔質)担持体や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ABS、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン/メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、スチレン系ジブロックポリマー、スチレン系トリブロックポリマー、熱可塑性樹脂エラストマー(TPE、TPO)等から構成されるフィルム又は固形状あるいは繊維状成形体等が挙げられ、これらの単体若しくは複数の層からなる構造を有していても良い。さらに担持体としては上記のポリオール系繊維の代わりにアクリロニトリル、ビニロン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリウレタン、非染色用ナイロンからなる繊維を使用しても良い。担持体に対しては、防ダニ機能付与剤を滴下、塗布、浸漬、練り込み等の各種方法にて含有させることができる。なお、本明細書において、「防ダニ」とは広い意味で用いており、殺ダニ、ダニ忌避、ダニ侵入阻止、ダニ行動阻害などの多くの機能について言及するものである。
本体シート材に担持される防ダニ剤の一例としては、例えばポリエステル系繊維を担持体として、B2O3を放出する硼酸系セラミックスや、銅、銀若しくは白金又はこれらの混合物を表面に担持させたセラミックスなどの無機化合物を用いることができる。また、複合系のセラミックスを用いることも可能であり、例えば複合系のセラミックスとして、マグネシアと蛇紋石を混合した複合セラミックス、またはマグネシア、酸化亜鉛、硅石およびチタンを混合した複合セラミックス、あるいはマグネシア、硅石および酸化カルシウムを混合した複合セラミックスのうちのいずれかを使用することも可能である。
また、天然由来の防ダニ剤を使用することもでき、杉、檜、赤松、ベイ檜葉、ベイ杉、ベイ松の精油を用いることができ、特に屋久杉、シノブヒバ、オウゴンシノノブヒバはその効果が高いとされており、他にもトド松、エゾ松の樹皮、ユーカリやメラルーカ、イチジクの葉、とちのきの実などもその精油は防ダニ剤として利用できる。またさらにはダニ忌避効果を有する防ダニ成分が含まれるハッカ油、レモンユーカリ油、ラベンダー油等の天然精油を用いることができる。
有機系の防ダニ剤としては、例えばアミド系化合物,チオシアネート系化合物,カルボン酸エステル系化合物,ボルニルアルコール系化合物などの有機系化合物も挙げられる。具体的には、酢酸シンナミル、酢酸メンチル、シトロネロール、オイゲノール、ペリルアルデヒド、アニスアルデヒド、p-メンタン-3,8-ジオール、サリチル酸メチル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸シクロヘキシル、安息香酸アミル、安息香酸イソアミル、安息香酸ヘキシル、安息香酸シクロヘキシル、安息香酸シス-3-ヘキセニル、安息香酸ベンジル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジプロピル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジエチル、アジピン酸ジプロピル、アジピン酸ジブチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジアミル、コハク酸ジブチル、マレイン酸ジブチル、ファルネシルアセトン、ヘキシルシンナムアルデヒドなどがあげられる。光学異性体あるいは幾何異性体が存在する場合は、各異性体並びに可能な異性体混合物の全てが本考案に包含される。
これらのなかでもサリチル酸ベンジル、サリチル酸フェニル、セバシン酸ジイソプロピル、フタル酸ジブチルや、安全性の面で、天然植物成分由来である酢酸シンナミル、p-メンタン-3,8-ジオール、サリチル酸ベンジル、セバチン酸ジブチル、セバシン酸ジイソプロピル、安息香酸ベンジルが好ましく、とりわけp-メンタン3,8ジオール、サリチル酸ベンジル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジイソプロピル、安息香酸ベンジルがより好ましい。これらのうち1種あるいは1種以上の複数を薬剤担持体に含有させることにより本考案の効果が発揮される。
防ダニ剤を使用する袋体本体は、単層の布地を折り畳んだものとすることもでき、複数の層の生地や布を重ねた構造ものでも良い。袋体本体を折り畳んだ場合の表面と裏面で異なる層構造とすることもでき、例えば枕を包む枕カバーとしても機能する防ダニ袋体を用意する場合においては、枕の表面側に位置する袋体本体には、人体に近いことを想定して天然由来の防ダニ剤やセラミック系の防ダニ剤を使用し、枕の裏面側には有機系の防ダニ剤を使用することもでき、この場合において、防ダニ剤の成分に応じて袋体本体に着色して区別をつけることもできる。例えば、天然由来の防ダニ剤を含む構造部には緑色、セラミック系の防ダニ剤を含む構造部には青色、有機系の防ダニ剤を含む構造部には赤色というような色分けを例示できる。また、袋体本体を全体的に2層構造としリバーシブルとすることもできる。例えば内側をセラミック系の防ダニ剤を使用し、外側を天然由来の防ダニ剤として、植物由来の防ダニ剤が人体に近い位置にくることを好ましくないと感じる使用者は、袋の内側と外側を反転させて使用することもできる。また、防ダニ剤の成分を含有する層だけではなく、透湿性が高く且つ不快害虫の通過は遮断できる程度の生地を追加することもでき、このような生地の採用により、防ダニ効果をさらに高めることができる。
また、本考案の防ダニ袋体には、抗菌防臭効果を付与することもできる。防ダニ袋体に抗菌防臭効果を付与する手段はいくつかの方法でなし得るものであり、その一例としては、防ダニ剤に銀イオン系などの抗菌防臭剤を混ぜる方法であり、また、他の方法としては防ダニ効果の備わった本体シート材の表面に、噴霧若しくは塗布などの方法で、銀イオン系などの抗菌防臭剤を固定する方法である。また、本考案の防ダニ袋体を多層構造とし、防ダニ機能層とは別層で抗菌防臭機能層を付与することも可能である。
本考案にかかる袋体本体の形状は、被収納物を袋内に収納できる形状であれば、特に限定されるものではなく、4つの角を有するシートの中央を折り畳んで、2つの辺を縫合若しくは接着させて、1辺を開口部とするものでも良い。また袋体本体は、筒状の本体を切断して、切断部の開口を塞ぐような袋体であっても良い。本開示にかかる袋体本体のサイズも被収納物に応じて種々のものとすることができる。
本考案にかかる防ダニ袋体に収納される被収納物としては、寝具として、例えばマットレス、まくら、敷布団、掛布団などがあり、家具若しくはインテリアとして、例えばクッション、ソファー、座布団、長座布団、椅子の座部や背もたれ、手すりなどがあり、服飾関連としては、スーツカバー、和服カバーなどの被服カバーなどがあり、さらには人間用だけではなく、動物や鳥類などの人間以外の生物の不快害虫対策としても機能させることができる。
本考案の防ダニ袋体の1つの実施形態を示す斜視図である。 前記実施形態の防ダニ袋体を枕に装着する途中の断面図である。 前記実施形態の防ダニ袋体を枕に装着した時の断面図である。 本考案の防ダニ袋体の他の実施形態であって、いくつかの層構造を示す断面図である。 本考案の防ダニ袋体を枕に装着した際に、表面と裏面で層構造が異なる例を示す模式図である。 本考案の防ダニ袋体の一例をソファーに使用した例を示す模式図である。 本考案の防ダニ袋体の一例を洋服カバーに使用した例を示す模式図である。 本考案の防ダニ袋体の一例を座布団に使用した例を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態について説明する。最初に説明する防ダニ袋体は、図1乃至図3に示すように、枕カバーとして機能する防ダニ袋体である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態の枕カバー10は、内部に収納する枕20を挿入できる開口部14を袋体本体12に有しており、収納される枕20のサイズ(シングル:43cm×64cm)よりも大きく、例えば45×78cmのサイズである。袋体本体12の一端には、開口部14が形成されており、袋体本体12の内部に枕20を十分に押し込んだ状態で開口部14の近傍には、袋体本体12のサイズが大きいことから、袋体本体12の一部が余って折り畳むことができ、その折り畳まれた部分が閉塞部16として機能する。閉塞部16には面ファスナーやファスナー、粘着テープなどを配することもできる。
本実施形態の枕カバー10をそのまま枕カバーとして頭部に当接させて使用することも可能であり、本実施形態の枕カバー10を内側のカバーとしてさらにその外側に外側枕カバー22を配することも可能である。内側のカバーが防ダニ効果を有するため、使用者は快適な睡眠を享受することができる。
防ダニ効果は袋体本体12の本体シート材11に含まれるセラミック系の防ダニ剤により、防ダニ効果が発揮される。セラミック系の防ダニ剤は、B2O3を放出する硼酸系セラミックスや、銅、銀、若しくは白金またはこれらの混合物を表面に担持させたセラミックスなどの無機化合物であり、例えばポリエチレン樹脂に担持されて不快害虫を殺すと共に忌避させて、長期間の使用でも不快害虫から内部の枕20を保護し、使用者の体をダニから守ることができる。
本実施形態で使用するセラミック系の防ダニ剤は、その効果が約半年程度は長持ちするように構成されており、セラミックが有する防ダニ効果によって不快害虫の繁殖を防止する。この効果については、本件考案者は、JIS L-1920に従った試験を行ってその効果を確認している。試験は、JIS規格による繊維製品の防ダニ性能試験(増殖抑制試験)であり、供試ダニとしてヤケヒュウヒダニ (Dermatophagoides pteronyssinus) を用いた。本件の防ダニ袋体からなる枕カバー(実施例A, B)と、防ダニ袋体を配していない通常の枕カバー(比較例)を残存しているダニの数で比較したものである。なお、実施例Aは色付き、実施例Bは色なしである。
この表からも明らかように、実施例A, Bの本件の防ダニ袋体からなる枕カバーでは、8週間後において比較例の3375匹に対して129匹及び147匹に大きく低減されていることが分かり、96.2%及び95.6%の高い増殖抑制率が得られていることが分かる。
このようなダニの低減効果を有する防ダニ袋体の本体シート材は、図4の(a)に示すような単層構造とすることも可能であるが、(b)または(c)で示すような多層構造であっても良い。図4の(a)に示す単層構造40の場合は、ポリエステル系合成樹脂などを担持体41としB2O3を放出する硼酸系セラミックスや、銅、銀、若しくは白金又はこれらの混合物を表面に担持させたセラミックスなどの無機化合物をその担持体に担持させて構成させる。これらのセラミックスに代えて天然由来の防ダニ剤を使用することもでき、同様に天然由来の防ダニ剤を担持体に担持させても良い。
図4の(b)に示す多層構造42の場合には、異なる種類の層を形成することができ、一例として外側層43をセラミックス系防ダニ剤を含む層とし、内側層44を天然由来の防ダニ剤を含む層とすることができる。2種類以上の防ダニ剤を使用することで相乗効果を引き出すことも可能である。また、内側層44は有機系の防ダニ剤を含浸させる構造とすることもでき、内側層44は直接人体等に使用時に触れない構成になることから、皮膚に敏感な使用者でも使用が容易となる。
図4の(b)に示す多層構造45の場合には、外側層46、中間層47、内側層48の3層構造となり、例えば中間層47と内側層48のどちらか一方をベース層として袋状の本体の形状を維持するための材料とし、このようなベース層の存在から外側層46を防ダニ剤を含んだ層としながら同時に中間層47と内側層48のどちらか他方を防ダニ剤を含んだ層とすることもできる。ベース層としては、ダニなどの不快害虫を通過させない程度の細かな孔があり、防ダニ袋体全体としての通気性は担保されていることが望ましい。
このような単層構造若しくは多層構造の防ダニ袋体には、抗菌防臭効果を付与することもできる。例えば本考案の防ダニ袋体を多層構造とした場合では、防ダニ機能層とは別層で抗菌防臭機能層を付与することも可能である。この抗菌防臭効果が付与された防ダニ袋体について、本件考案者は、JIS L1902に従った繊維製品の抗菌性試験を行っており、その結果として抗菌活性値として、5.3と6.0が得られた。標準値は2.0であることから、高い抗菌性能も得られていることが分かる。
また、このような防ダニ袋体に抗菌防臭効果を付加することについては、銀イオン系などの抗菌防臭剤を混ぜることや噴霧などで加えることができ、例えば防ダニ剤に銀イオン系などの抗菌防臭剤を混ぜる方法も可能とされ、他の方法としては防ダニ効果の備わった本体シート材の表面に、噴霧若しくは塗布などの方法で、銀イオン系などの抗菌防臭剤を固定することも可能である。
防ダニ袋体の他の実施形態として、表と裏で異なる種類の防ダニ剤を使用した例を図5に示す。図5に示す防ダニ袋体50は、枕などの被収納物を挿入できる開口部51を有し、表面52が外側層56と内側層58の2層構造であり、裏面54が外側層56の単層構造とされる例である。例えば、防ダニ袋体50の外側層56をセラミックス系の防ダニ剤を含有する層とし、内側層58を天然由来の防ダニ剤を含有する層とすれば、使用者に近い表面にだけ、安眠効果なども高い檜などの由来の精油からなる防ダニ剤を配することもでき、より優れた防ダニ効果をもたらすことができる。
図6乃至図8はそれぞれ防ダニ袋体の被収納物を換えた例を示し、図6は家具の一例として、ソファー60のクッション62を覆う防ダニ袋体64を示し、図7は防ダニ袋体がスーツカバー70として使用される例を示し、図8は防ダニ袋体が座布団カバー80である例を示す。
図6に示す例では、ソファー60の座面に配される一対のクッション62が、実施形態にかかるクッションカバー64に収納されるところを模式的に示しており、クッションカバー64の本体シート材には、防ダニ剤が担持されている。このように本考案にかかる防ダニ袋体の本体袋体には緩衝材若しくは家具の一部を収納することができ、ソファー以外では例えば椅子などの家具にも適用できる。
図7に示す例では、防ダニ袋体がスーツカバー70として使用されており、内部にはハンガー72が配され、スーツカバー70に包まれるようにスーツ74が格納される。スーツカバー70の形状は背広に沿ったものとなっているが、一方の面には開口部76が縦方向に設けられ、開口部76を開閉自在とするファスナー78も取り付けられている。このようなスーツカバー70にも、本考案の防ダニ袋体を適用することができ、スーツカバー70以外では、運動用被服カバー、和服カバー、帽子カバー、シューズカバー、ハンカチカバー、靴下カバー、下着カバーなどにも使用することができる。
図8に示す例では、防ダニ袋体が座布団カバー80である例を示しており、その内部には座布団82を収容することができる。座布団としては、長座布団などにもサイズを変更して適用することができる。また、寝具としては、枕カバーについて説明したが、掛布団カバーや敷布団カバー、毛布カバー、タオルケットカバー、マットレスカバー、マットカバー、絨毯カバー、ラグカバー、スリッパカバー、タオルカバーなどの他の寝具やインテリアに対しても本考案の防ダニ袋体を適用できることは言うまでもないことである。
本考案の防ダニ袋体は、使い捨て装置の如く不快害虫を集めるようなことはせずに、本体に担持される防ダニ剤の効果が続く限り比較的に長期の防ダニ効果を発揮する。よって、被収納物は、ダニなどの不快害虫が侵入することなく、清潔で安心した使用を継続できる。また、防ダニ剤として、天然由来の防ダニ剤では、心理的な安眠効果も得られることがあり、特に寝具などの適用で使用者に快適感を提供する。
10 枕カバー
11 本体シート材
12 本体袋体
14 開口部
16 閉塞部
20 枕
22 外側枕カバー
40 単層構造
41 担持体
42 多層構造
43 外側層
44 内側層
45 多層構造
46 外側層
47 中間層
48 内側層
50 防ダニ袋体
51 開口部
52 表面
54 裏面
56 外側層
58 内側層
60 ソファー
62 クッション
64 防ダニ袋体
70 スーツカバー
72 ハンガー
74 スーツ
76 開口部
78 ファスナー
80 座布団カバー
82 座布団

Claims (9)

  1. 開口部とその開口部を開閉可能とする閉塞部が設けられた袋体本体を有し、前記袋体本体は防ダニ効果を有する本体シート材からなることを特徴とする防ダニ袋体。
  2. 請求項1記載の防ダニ袋体であって、前記本体シート材は、防ダニ剤を担持体に担持させてなることを特徴とする防ダニ袋体。
  3. 請求項2記載の防ダニ剤は硼酸系セラミックス又は銅担持セラミックスを含むことを特徴とする防ダニ袋体。
  4. 請求項2記載の防ダニ剤は植物由来の微粉若しくは精油を練込み若しくは担持させたものであることを特徴とする防ダニ袋体。
  5. 請求項1記載の防ダニ袋体であって、前記本体シート材は硼酸系セラミックス又は銅担持セラミックスを含む防ダニ剤、或いは植物由来の微粉若しくは精油を含む防ダニ剤と共に、防ダニ成分の化合物からなる薬品を含む層を有することを特徴とする防ダニ袋体。
  6. 請求項1記載の防ダニ袋体であって、前記本体シート材は硼酸系セラミックス又は銅担持セラミックスを含む防ダニ剤、或いは植物由来の微粉若しくは精油を含む防ダニ剤と共に、抗菌防臭剤が付加されることを特徴とする防ダニ袋体。
  7. 請求項1記載の防ダニ袋体であって、前記本体袋体には寝具を収納できることを特徴とする寝具用防ダニ袋体。
  8. 請求項1記載の防ダニ袋体であって、前記本体袋体には緩衝材若しくは家具の一部を収納できることを特徴とする緩衝材用防ダニ袋体。
  9. 請求項1記載の防ダニ袋体であって、前記本体袋体には衣類を収納できることを特徴とする衣類用防ダニ袋体。
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