JPH0342825Y2 - - Google Patents

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JPH0342825Y2
JPH0342825Y2 JP1987074587U JP7458787U JPH0342825Y2 JP H0342825 Y2 JPH0342825 Y2 JP H0342825Y2 JP 1987074587 U JP1987074587 U JP 1987074587U JP 7458787 U JP7458787 U JP 7458787U JP H0342825 Y2 JPH0342825 Y2 JP H0342825Y2
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futon
wood
cypress
granular
sandpaper
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は布団に関する。
(従来の技術) 従来、布団の充填物としては、綿、ナイロン
綿、スポンジが用いられている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の従来の充填物を用いた布
団には次のような問題点が有る。
綿やスポンジは柔らかくて感触はよいものの、
健康面を考えた場合、腰の悪い者が使用する場合
はある程度の硬さが必要である。また、綿やスポ
ンジは通気性が余りよくなく湿気を帯び易く、や
はり健康面で問題が有る。
このため、綿等が充填されたものよりも硬く、
通気性の良いマツトを得るため、実開昭61−
172567号公報には、細長い短冊状の袋を複数個連
結して形成し、前記袋の各々に粒状木材を充填し
たマツトが提案されている。
かかるマツトは、従来の綿等を充填したマツト
に比較して通気性は改善されるものの、マツトが
硬過ぎるという欠点がある。
この欠点は、前記各短冊状の袋の内部で粒状木
材が片寄らないようにするためには、粒状木材を
各短冊状の袋にほぼ満杯となるように充填する必
要があるためである。
そこで、本考案の目的は、適度な硬度があり、
且つ通気性もすぐれた充填物を用いた布団を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本考案は次の構成
を備える。
すなわち、本考案は、内部に、表裏方向へ伸縮
可能な弾性を有するベローズ状の隔壁部材を格子
状に配設し、該隔壁部材間に粒状木材を充填した
ことを特徴とする布団にある。
(作用) 本考案によれば、格子状に配設されたベローズ
状の隔壁部材によつて布団内部が小室に区切られ
るため、布団の内部に充填される粒状木材を減量
して満杯となるまで詰め込まなくても、充填物で
ある粒状木材の片寄りを最小限に阻止することが
できる。
上記のように、粒状木材は、減量されているた
めベローズ状の隔壁部材によつて区切られた小室
内で移動可能である。
また、ベローズ状の隔壁部材は、布団の表裏方
向へ伸縮可能な弾性を有しているため、布団に柔
らかさを与えることができる。
従つて、この隔壁部材の弾性と、粒状木材の充
填量とを調整することによつて、適度な硬さと通
気性とを有する布団を形成することができる。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例について添付図面
と共に詳述す。
まず構成について説明する。
第1図において、10は本考案に係る布団を示
す。その布団10は上布12と下布14を適宜縫
合して袋状に形成されている。
16は充填物である粒状木材であり、材料は常
緑高木であるひのきを材料とする。
ひのきは建築材料として最良であり、価格も高
価である。
実施例においては柱材として利用できるひのき
の芯材部分は特に高価となるから、ひのきの細枝
部分、あるいは柱材を切り出した残余部分(廃
材)等を材料として有効に利用するのである。
第2図はほぼ球状の粒に形成した、粒状木材で
あるひのき粒状体の説明図である。
該ひのき粒状体の直径は4〜8mmが最良であ
る。またひのき粒状体の表面はサンドペーパー処
理され、適度に荒らされている。
このような粒を形成するには、例えばまずひの
きの材料を6mm角程度に多数個に細断する。
この細断したものをサンドペーパー処理機に投
入し、サンドペーパー処理することによつて角を
取り、ほぼ球形の粒状体に形成するのである。
サンドペーパー処理機としては、例えば2mm程
度のメツシユに形成した回転篭中にこの回転篭と
は逆方向に高速で回転する回転ドラムを設け、こ
の回転ドラムの外表面にサンドペーパーを貼設し
た装置(図示せず)を用いることができる。この
回転篭中に前記の細断した角状のひのきを挿入
し、回転ドラムを高速で回転することによつてサ
ンドペーパー処理が行える。
なおサンドペーパー処理とは、紙やすりのみで
なく、種々の素材のやすりを用いた処理を含む概
念である。
ひのき材はもともと芳香を放つ。
この芳香は精神安定作用を有すると言われてい
る。例えばひのき造りの和室にいると精神が落ち
着く。
本実施例においては、ひのき粒状体を布団の充
填物とするから、精神が昂じている際等にも布団
から発する芳香によつて精神が次第に落ち着き、
安眠することができる。
特に本実施例においてはひのき粒状体の表面が
サンドペーパー処理されていることから表面が適
度に荒れて表面積が増大している。このため前記
の角状に細断したものに比し、格段に多量の芳香
を発する。
さらに布団として用いられる際荷重を加わつて
布団が圧迫されたり、寝返りを打つ際等にひのき
粒状体が互いにこすられることから新たな芳香が
発せられ安眠を促進する。
なおひのきの細枝部分や表皮に近い部分を用い
るときは、該部分が成長活性を有して芳香成分に
富むから特に有効である。
次に、一般に木材は外気の湿分に応じて多量の
水分を吸収し、また放出するする。木造家屋が高
温多湿の日本の気候に適するとされるのもこのた
めである。
ひのき材も同様であることから、寝汗をかいた
際に汗を吸収すると共に、日中外気中にその水分
を放出する。このため乾燥状態を保ことができ、
カビ等の発生が防止される。
さらにひのき材に含有される物質は殺菌、解毒
作用を有すると言われている。そのため、上記の
乾燥状態を保つことができることと相挨つてカビ
等の雑菌の発生が防止されるのである。
なおまたひのき材は充填物として適度な硬度を
有し、使用感に優れる。
なお本実施例ではひのき材を中心として説明し
たが、杉等であつてもよく、これを前記と同様に
サンドペーパー処理し、これにひのき材から抽出
した油状の成分を含浸するようにしてもよい。
18は、隔壁部材であり、布団の表裏方向へ伸
縮可能な弾性を有する紙やプラスチツクもしくは
それらを芯とした材料をベローズ状に形成したも
のである。
この隔壁部材18は、第3図に示すように布団
10の内部に格子状に配設してある。
これによつて、布団内部が適切に小室に区切ら
れるため、布団10の内部に充填される粒状木材
16を減量して満杯となるまで詰め込まなくと
も、粒状木材16の片寄りを最小限に阻止するこ
とができる。
このように、粒状木材は、減量して満杯となる
まで詰め込まれないため、ベローズ状の隔壁部材
によつて区切られた小室内で移動可能である。
また、ベローズ状の隔壁部材18は、布団10
の表裏方向へ伸縮可能な弾性を有しており、クツ
シヨンとして利用することができ、布団に柔らか
さを与えることができる。
このため、この隔壁部材18の弾性と、粒状木
材16の充填量とを調整することによつて、所望
の布団10の硬さに調整することができる。
以上の構成によつて、適度な硬さと通気性とを
有する布団10を形成することができるのであ
る。
以上、本考案の好適な実施例について説明した
が、本考案は上述の実施例に限定されるのではな
く、例えば座布団に用いてもよいし、本考案に係
る小さい布団をスナツプ等の連結手段を用いて連
結し、所定の大きさの布団にすることも可能であ
り、充填物が動くので寝たきりの病人のための床
ずれ防止布団にも応用できるし、さらには通気性
が良いので車のシートに用いてもよい等、考案の
精神を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施し
得るのはもちろんである。
(考案の効果) 本考案に係る布団を用いると、適度の硬度を有
し、通気性、対湿性に秀れ、衛生的で、使用感に
優れ、かつ快適な使用感を提供しうるという著効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る布団の構造を示した斜視
図、第2図は粒状木材の正面図、第3図は隔壁の
配置を示した部分破断斜視図である。 10……布団、12……上布、14……下布、
16……粒状木材、18……隔壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に、表裏方向へ伸縮可能な弾性を有するベ
    ローズ状の隔壁部材を格子状に配設し、該隔壁部
    材間に粒状木材を充填したことを特徴とする布
    団。
JP1987074587U 1987-05-19 1987-05-19 Expired JPH0342825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987074587U JPH0342825Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JP1987074587U JPH0342825Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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Publication Number Publication Date
JPS63183846U JPS63183846U (ja) 1988-11-25
JPH0342825Y2 true JPH0342825Y2 (ja) 1991-09-09

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ID=30919931

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JP1987074587U Expired JPH0342825Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JPS61172567U (ja) * 1985-04-17 1986-10-27

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JPS63183846U (ja) 1988-11-25

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