JPS5937087Y2 - 衛生敷ぶとん - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は綿とプラスチックス芯体とをフイゴ体を介して
接合させることｆこより、綿のもつ優れた吸湿性、寝心
地とプラスチックス芯体の有する優れた緩衝作用、応力
吸収作用とを兼ね備えた衛生数ふとんに関する。

今日、健康を目的とした各種敷寝具ｈｊ開発されている
。

例えば実開昭５１−７２４０９には、板状ポリウレタン
フォームの表裏面にカマボコ伏の断面を有する可撓性発
泡体を表裏互いに偏位させて複数本接着して成る布団等
の芯材か開示されている。

これらは、いずれも従来のポリウレタン７オーｔ、を使
用した布団、マツトレス６ｓ柔か過ぎて背骨等に悪影響
かあり、この欠点を解消するために硬めの寝具ないし芯
材を供給せんとするものである。

し力）るｌこ、これら硬目のフ０ラスチ゛ンクス１００
俤の寝具、芯材は長年伝統的な綿製布団に慣れ親しんで
きた者にとっては、少なからず抵抗があり、いかｌこ健
康ｔこよいからと言っても寝心地その他の点で俄にスイ
ッチできるものでもない。

そればかりか、却って横臥した際などに肩から腰部にか
けての衝撃が大きく、このため肩ｈｉこったり、寝すく
む等の欠点も報告されている。

更＃？−１００％プラスチックス製寝具、マットは吸湿
性に欠け、湿度の高い我国１こおいては必ずしも好適と
は言えないＯ 本考案は上記問題点を解消せんとするもので吸湿性や寝
心地に優れる伝統的な綿の長所と背骨矯正に効果的な適
度な硬さと緩衝性とを有し、且つ通風性に富んだ形状を
容易ｌこ造り出すことのできる可撓性プラスチックス７
オームの長所とを組み合せ、この両者の間ｔこフイゴ体
を介在させた構造とし、より通気性の良好な衛生的な敷
布団を提供するものである。

即ち、本考案はポリエチレン７オームからなる可撓性プ
ラスチックフオームからなり、凹部Ｉこ多数の貫通孔を
有する波形状芯体に通気性ポリウレタンフォームからな
るフイゴ体を介して、綿からなる積層体を接合してなり
、前記波形状芯体の凹部と貫通孔とにより縦横二方向に
空気を流通させ、且つ前記フイゴ体の吸排気作用により
水分や老廃物を外部に放散させ得る構造の衛生敷ふとん
を内容とするものである。

可撓性を有するプラスチックスフオームは、例えばホリ
エチレンフオーム、ポリスチレンフオーム、ポリ塩化ビ
ニル７オーム等が挙げられる。

波形状とは通気性を高めるための空間（凹部）が出来れ
ば良く、要するに凹凸が連続する形状を相称するもので
、その凹凸の具体的形状は任意でよい波形状の頂部近辺
ｔこ突起部を設けたものは更Ｉこ通風効果を高める他、
指圧効果をも期待し得る。

尚フラットなシートの表面に波形状となるように突起部
を配設したものも、本考案でいう波形状芯体に含まれる
。

綿は天然、合繊のいずれも使用でき、積層体は適度な厚
さに折り重ねたもの、キルテイングしたもの、フェルト
、獣毛、羽毛、等のいずれでもよく、その厚さは特に制
限はないが約０．５ＣｒｆＬから約５ｃｍぐらいｂ３好
ましい。

フイゴ体は通気性ポリウレタンフォーム、天然ないし合
成繊維のデニールの大きなものをカーリングしたもの、
その他柔軟性に富み且つ通気性を促す構造のものは全て
使用できる。

綿の積層体、フイゴ体、プラスチックス芯体の三者の接
合は接着ないしは着脱自在の接合手段、例えば磁石、フ
ァスナー、両面粘着テープ、マジックテープ（登録商標
）、ボタン、フック等１こより行なわれる。

着脱容易な接合手段Ｉこより接合したものは、押入れｌ
こ収納したり、干したりする際に取り扱いが簡単である
。

また、フイゴ体とプラスチックス芯体とを綿の積層体で
覆うこと１こより接合してもよい。

本考案品は一枚もの、三枚分割等の形で使用に供され得
る。

本考案のより重要な特徴は、フイゴ体を介しての貫通孔
を有する可撓性波形状芯体と綿との組み合せｔこある。

即ち、従前の綿製布団にあっては、畳ないしはベッドと
いう平らな平面上で用いられている為、布団と畳ないし
はベッドとの間に空間がなく、寝返りを打っても空気の
流通は殆どゼロである。

しかして人体から発散された汗や老廃物は布団に吸収さ
れ、綿の繊維を伝って下降し、布団と畳ないしはベッド
との境で、そのま＼塩分や老廃物を含んだ水分として沈
着する。

梅雨時など数日間も布団を敷きつ放しＥこすれば、畳や
ベッドが濡れた状態となり、かびが成長することは日常
しはしは経験するところである。

本考案によれば、綿はフイゴ体を介して空気の流通自在
の凹部を有し、且つ垂直方向の貫通孔を有する波形状芯
体に接するので、水平、垂直両方向に空気か移動し、す
い眼中に寝返りを繰り返す度に、体重１こよる波形状芯
体の形状変化により空気の排出および吸入が繰り返され
、この現象ｈ３フイゴ体８こより更に効果的に増幅され
るのである。

かくして、実質的１こ完全な乾燥状態に保たれる。

本考案を実施の態様を示す図面ｔこ基づいて説明すると
、図１は綿の積層体１と、貫通孔３を有するポリエチレ
ンフオーム製波形状芯体２とを、通気性ポリウレタンフ
ォームからなるフイゴ体５を介してサンドイッチ伏に袋
４により接合したものである。

図２は綿の積層体１とフイゴ体５とを袋４に収容したも
のと、頂部に突起部６を設けた貫通孔３を有する波形状
芯体３とを、夫々の接合面に埋設された磁石（図示せず
）を介して接合したものである。

図３は綿の積層体１とフイゴ体５とを袋４に収容したも
のと、貫通孔３を有するフラットｆ、に芯体の表面に波
形状を構成するよう（こ長短の突起部６を配設した帆影
状芯体２を袋４に収容したものとを、両者の接触面ｌこ
設けられたマジックテープ（登録商標、図示せず）を介
して接合したものである。

図４は一方側に突起部６を有し、他の側に突起部を有し
ない貫通孔３を設けた波形状芯体２の表裏面をフイゴ体
５で覆い、その外側を綿の積層体１で覆い、その上から
通風性を高めるためＥこ両サイドがメツシュ伏となって
いる袋４でカバーされたものである。

本考案は上記の通り、日本古挟の綿のもつ特徴と可撓性
プラスチックスのもつ特徴とを、フイゴ体を介して有効
に組み合せること１こより、双方の有する優れた特性を
最大限（こ活用しつ＼一方では従前の綿製布団の欠点を
可撓性プラスチックスの波形状および貫通孔という特定
形状、構造の組み合せ）こおいて解消したものである。

かくして本考案は、綿製布団の吸湿性、寝心地を有し、
且つ背骨矯正、指圧効果および通気性効果を有する極め
て衛生的、鮭康的な敷ぶとんを提供し得るものである。

【図面の簡単な説明】

図１〜４は本考案の実施の態様を示す断面図である。 １・・・・・・綿の積層体、２・・・・・・波形状芯体
、３・・・・・・貫通孔、４・・・・・・袋、５・・・
・・・フイゴ体、６・・・・・・突起部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．ポリエチレンフオームからなる可撓性プラスチック
   フオームからなり、凹部に多数の貫通孔を有する波形状
   芯体に通気性ポリウレタンフォームからなるフイゴ体を
   介して、綿からなる積層体を接合してなり、前記波形状
   芯体の凹部と貫通孔とにより縦横二方向に空気を流通さ
   せ、且つ前記フイゴ体の吸排気作用により水分や老廃物
   を外部に放散させ得る構造の衛生数ぶとん３２、波形状
   芯体の波形状の頂部付近に突起部を設けた実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の衛生数ふとん。