JPH1173389A - データ伝送路 - Google Patents

データ伝送路

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JPH1173389A
JPH1173389A JP9232209A JP23220997A JPH1173389A JP H1173389 A JPH1173389 A JP H1173389A JP 9232209 A JP9232209 A JP 9232209A JP 23220997 A JP23220997 A JP 23220997A JP H1173389 A JPH1173389 A JP H1173389A
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健 亀田
Goji Muramatsu
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F5/00Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled
    • G06F5/06Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for changing the speed of data flow, i.e. speed regularising or timing, e.g. delay lines, FIFO buffers; over- or underrun control therefor
    • G06F5/08Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for changing the speed of data flow, i.e. speed regularising or timing, e.g. delay lines, FIFO buffers; over- or underrun control therefor having a sequence of storage locations, the intermediate ones not being accessible for either enqueue or dequeue operations, e.g. using a shift register

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非同期系のデータ伝送路において外部の同期
系からの出力データを所望される任意のタイミングで該
伝送路に取込むことを可能とするデータ伝送路を提供す
る。 【解決手段】 非同期系において複数段に連続接続され
て用いられるデータ伝送路において、データ伝送路2は
データ伝送路10から伝送されたデータDIまたはクロ
ック同期回路4からの出力データdIを入力して保持し
データ伝送路30へ出力して伝送する場合に、タイミン
グ調整回路2dは転送制御回路2aによるデータdIお
よびDIの同期系および非同期系保持回路2bおよび2
cへの入力のタイミングを両データが確実に取込まれる
ようなタイミング調整をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は非同期系において
複数段に連続接続されて用いられるデータ伝送路に関
し、特に、外部のクロック同期系からのデータをも該伝
送路に取込み伝送可能なデータ伝送路に関する。
【0002】
【従来の技術】FIFO(ファーストイン・ファースト
アウト)メモリを用いたデータの入出力動作、またはデ
ータ駆動型の情報処理動作を含むデータ処理装置には、
非同期のハンドシェイク方式を採用したデータ伝送装置
が用いられることがある。このようなデータ伝送装置で
は、複数のデータ伝送路が接続され、それらのデータ伝
送路がデータの転送要求信号およびデータの転送を許可
するか否かを示す転送許可(Acknowledge)
信号を互いに送受信しながら、自律的なデータ転送が行
なわれる。
【0003】図7は、従来のハンドシェイク方式を採用
したデータ伝送装置の一例を示すブロック図である。
【0004】図8は、図7に示されたデータ伝送路の構
成を示すブロック図である。図7において、このデータ
伝送装置はデータ伝送路10、20および30を含む。
各データ伝送路は、転送制御回路10a、20aおよび
30aをそれぞれ含み、さらにデータ保持回路10b、
20bおよび30bをそれぞれ含む。各データ伝送路
は、所定のロジック回路を介してシーケンスに接続され
ている。図7には、データがデータ伝送路10→20→
30と順に転送されていく間に、ロジック回路15→2
5→35でシーケンスに処理される構成となっている。
【0005】図7に示された各データ伝送路のブロック
構成が図8に示される。図8には、データ伝送路10に
関するブロック構成を示しているが、その他のデータ伝
送路についても同様な構成が採用されるので、それらに
関する説明は省略する。図8において、伝送路10は、
自己同期型の転送制御回路10aおよびDタイプフリッ
プフロップからなるデータ保持回路10bを含む。転送
制御回路10aは、前段部(図示せず)からパルスを受
けるパルス入力端子CI、前段部に転送の許可または転
送の禁止を示す転送許可信号を出力する転送許可出力端
子RO、後段部(図示せず)にパルスを出力するパルス
出力端子CO、後段部から転送の許可または転送の禁止
を示す転送許可信号を受ける転送許可入力端子RI、お
よびデータ保持回路10bにデータ保持動作を制御する
クロックパルスを与えるためのパルス出力端子CPを有
している。転送制御回路10aは、前段部からのパルス
を受けると、後段部からの転送許可信号が許可状態であ
るならば、後段部にパルスを出力するとともにデータ保
持回路10bにパルスを出力する。データ保持回路10
bは、転送制御回路10aから与えられるパルスに応答
して、前段部から与えられるデータDIを保持し、その
保持したデータを後段部に出力データDOとして与え
る。
【0006】図7に戻り、転送制御回路20aのパルス
入力端子CIには転送制御回路10aのパルス出力端子
COが接続され、転送要求信号C20が伝送される。転
送制御回路20aのパルス出力端子COには転送制御回
路30aのパルス入力端子CIが接続され、転送要求信
号C30を伝送する。転送制御回路20aの転送許可出
力端子ROには転送制御回路10aの転送許可入力端子
RIが接続され、転送許可信号R20を伝送する。転送
制御回路20aの転送許可入力端子RIには転送制御回
路30aの転送許可出力端子ROが接続され、転送許可
信号R30が伝送される。さらに、転送制御回路10a
のパルス入力端子CIは図示されない前段部の転送制御
回路のパルス出力端子COに接続され、転送要求信号C
10を受ける。転送制御回路30aのパルス出力端子C
Oは、図示されない後段部の転送制御回路のパルス入力
端子CIに接続され、転送要求信号C40を出力する。
転送制御回路10aの転送許可出力端子ROは図示され
ない前段部の転送制御回路の転送許可入力端子RIに接
続され、転送許可信号R10を出力する。転送制御回路
30aの転送許可入力端子RIは図示されない後段部の
転送制御回路の転送許可出力端子ROに接続され、転送
許可信号R40を受ける。
【0007】図7において、たとえばデータ伝送路10
がデータ保持状態にある場合、後段のデータ伝送路20
がデータ保持状態にあれば、データ伝送路10からデー
タ伝送路20にデータは送られない。また、後段のデー
タ伝送路20がデータを保持していない状態にあれば
(保持していない状態になれば)、少なくとも予め設定
された遅延時間をかけてデータが伝送路10からデータ
伝送路20に送られる。
【0008】このように、接続された隣のデータ伝送路
との間で送受信される転送要求信号および転送許可信号
に従って非同期に、そして少なくとも予め設定された遅
延時間をかけてデータ転送を行なうような制御を自己同
期型転送制御と呼び、そのようなデータ転送を制御する
回路を自己同期型転送制御回路と呼ぶ。
【0009】図9は、従来の自己同期型転送制御回路の
一例を示す回路図である。図10は、図9に示された回
路動作を説明するためのタイミングチャートである。
【0010】図9において、パルス入力端子CIは前段
部からのパルス状の転送要求信号を受け、転送許可出力
端子ROは前段部に転送許可信号を出力する。パルス出
力端子COは後段部にパルス状の転送要求信号を出力
し、転送許可入力端子RIは後段部から転送許可信号を
受ける。マスタリセット入力端子/MRはマスタリセッ
ト信号を受ける。
【0011】NANDゲート110および120は、R
Sフリップフロップ111を構成している。ノード/S
に“L”のパルスが与えられると、応じてRSフリップ
フロップ111はセットされる。これにより、RSフリ
ップフロップ111は「L」のパルスを記憶し、ノード
Qに「H」を出力する。また、ノード/Rに「L」のパ
ルスが与えられると、RSフリップフロップ111はリ
セットされる。これにより、RSフリップフロップ11
1はノードQに「L」を出力する。NANDゲート15
0および160もまたRSフリップフロップ112を構
成する。RSフリップフロップ112の動作は、RSフ
リップフロップ111の動作と同様である。
【0012】4入力NANDゲート140の第1の入力
端子はパルス入力端子CIに接続され、第2の入力端子
はRSフリップフロップ111のノードQに接続され、
第3の入力端子は転送許可入力端子RIおよびRSフリ
ップフロップ112のノード/Sに接続され、第4の入
力端子は後述するインバータ180の出力ノードに接続
される。
【0013】転送許可出力端子ROの出力が“H”であ
ることは、転送許可状態を示し、逆に“L”であること
は転送禁止状態を示している。また、パルス入力端子C
Iの入力が“L”であることは前段からデータ転送が要
求されていることを表わし、逆に“H”であることは前
段からデータ転送が要求されていないことを表わしてい
る。
【0014】次に、図10のタイミングチャートを参照
しながら図9の転送制御回路の動作を説明する。
【0015】まず、マスタリセット端子/MRに“L”
のパルスが与えられると、この転送制御回路は初期化さ
れる。これにより、パルス出力端子CO,ノード/Qお
よび転送許可出力端子ROにそれぞれ“H”が出力され
る。
【0016】転送許可出力端子ROからの転送許可信号
が許可状態であることに基づいてパルス入力端子CIに
前段部から“L”のパルスが与えられると、RSフリッ
プフロップ111がセットされ、ノードQの出力が
“H”となる。これにより、転送許可出力端子ROから
の出力が“L”(禁止状態)となるので、前段部に対し
てさらなるデータ転送を禁止する。その後、所定時間を
経過するとパルス入力端子CIに与えられるパルスが
“H”となる。NANDゲート140は、前段からデー
タ転送要求を受け取ったことをRSフリップフロップ1
11が記憶しており(ノードQ=“H”)、かつ、パル
ス入力端子CIが“H”に復帰しており、かつ、この転
送制御回路が後段にデータ転送要求を出している途中で
なく(パルス出力端子CO=“H”)、かつ転送許可信
号入力端子RIに転送許可状態の信号入力があるとき
(端子RI=“H”)であるとき、その出力ノードGは
“L”となる。NANDゲート140の出力ノードGが
“L”になると、前段のRSフリップフロップ111が
リセットされ、また次段のRSフリップフロップ112
がリセットされる。RSフリップフロップ112の出力
ノードは“L”を有するので、次段のインバータ170
を介して得られる対応のデータ保持回路に対するパルス
出力端子CPは“H”に立上がる。このパルス出力端子
CPが“H”に立上がったときに、対応のデータ保持回
路にデータ保持のためのクロックパルスが与えられるの
で、応じてデータ保持回路は入力データDIをラッチし
出力データDOにして送出する。さらに、インバータ1
70の出力はインバータ180を通り、遅延素子190
を通ってパルス出力端子COを“L”にする。これによ
り、後段の転送制御回路にデータ転送を要求するように
そのパルス入力端子の信号レベルを“L”に設定する。
したがって、次段の転送制御回路は前段の転送制御回路
からの転送要求信号を受け取ることになる。
【0017】その後、一定時間期間経過後、転送要求信
号を受け取った後段の転送制御回路は、転送許可信号を
禁止状態(=“L”)にして転送許可入力端子RIに返
してくる。転送許可入力端子RIの信号レベルはフリッ
プフロップ112をセットする。これに伴いパルス出力
端子CPは“L”の信号レベルになり、さらにパルス出
力端子COは“H”に戻る。
【0018】その後、後段のデータ伝送路が該伝送路よ
りもさらに後段の伝送路にデータを転送し、それによっ
て転送許可入力端子RIは“H”に戻る。これにより、
次段のデータ伝送路に対して新たなデータ転送が可能と
なる。
【0019】また上述した転送制御回路を改良したもの
が特開平6−83731号公報に示される。その内容に
ついては、公報に詳述されているので、ここでは簡単に
述べる。この公報に開示のものは任意のタイミングでデ
ータの転送を抑止または許可できる自己同期型転送制御
回路を提供する。そのため、この公報に開示のものによ
る自己同期型転送制御回路を含んで構成されるデータ伝
送路および各データ伝送路間に配置されるロジック回路
などにおいて、データまたは信号転送時のタイミング検
証や、処理内容のデバッグに際して動作の追跡を1ステ
ップずつ行なうことが可能となっている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
転送制御回路においては、後段のデータ伝送路が空き状
態(転送許可入力端子RI=“H”)の場合であれば、
データが自律的に順次後段のデータ伝送路に伝送されて
しまう。そのため、外部のクロック同期回路(たとえ
ば、時計やCPU(中央装置)での計算結果の書込まれ
たレジスタなど)からの出力データをデータ伝送装置の
途中の非同期データ伝送路で取込むことを想定した場
合、クロック同期回路の出力データは転送制御回路から
のクロックパルス(パルス出力端子CPの信号レベル)
のタイミングでデータ保持回路に取込まれることにな
る。
【0021】クロック同期回路を駆動しているクロック
と非同期データ伝送路の転送制御回路からのクロックパ
ルスは全く無相関であるから、言い換えれば、非同期系
は同期系に対して全く任意のタイミングで動作するか
ら、クロック同期回路の出力データは全く予想できない
タイミングでデータ保持回路に取込まれる。したがっ
て、クロック同期回路の出力データを所望のタイミング
でデータ保持回路に取込めないばかりか、クロック同期
回路中で変化している途中のデータをデータ保持回路に
取込んでしまうおそれがある。
【0022】また、上述の特開平6−83731号公報
に開示の技術では、データ駆動型の情報処理動作を含む
データ処理装置のデバッグ作業について考慮されたもの
である。たとえば、データ駆動型の情報処理動作とノイ
マン型のCPUのようなクロック同期型回路を混載した
ICなどについて考慮されたものではない。したがっ
て、外部のクロック同期回路からの出力データをデータ
伝送装置の途中の非同期データ伝送路に取込むことを想
定したものではなかった。
【0023】それゆえに、この発明の目的は、データ駆
動型の情報処理動作を含む非同期系のデータ伝送路に外
部の同期系から出力されるデータ(信号)を所望される
任意のタイミングで取込むことを可能とするデータ伝送
路を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
伝送路は、非同期系において複数段に連続接続されて用
いられるデータ伝送路であり、各データ伝送路は、前段
部から伝送されたデータまたは外部の同期系から出力さ
れるデータを入力して保持し、後段部へ出力して伝送す
るためのデータ保持部と、データ保持部におけるデータ
の入力および出力を制御するための転送制御部と、同期
系から出力されるデータを非同期系の伝送路に取込み伝
送するモード指定時に、転送制御部による同期系から出
力されるデータおよび前段部から非同期系で伝送される
データのデータ保持部への入力タイミングを調整するた
めの調整部とを備えて構成される。
【0025】したがって、調整部が非同期系のデータ伝
送路において、転送制御部による同期系から出力される
データおよび前段部から非同期系で伝送されるデータの
データ保持部への入力タイミングを調整するので、外部
から同期系のデータを取込んで非同期系で伝送すること
が可能となる。
【0026】これにより、データ駆動型の情報処理動作
を含む非同期系のデータ伝送路にノイマン型CPUのよ
うな同期系からの出力データを任意のタイミングで取込
んで処理し伝送できるので、データ駆動型の情報処理動
作の回路とノイマン型のクロック同期型の情報処理動作
の回路とを混載したICを提供することが容易に可能と
なる。
【0027】請求項1に記載のデータ伝送路のデータ保
持部が、非同期系で伝送されるデータを保持する非同期
系保持回路と同期系から出力されるデータを保持する同
期系保持回路とを備えて構成されてもよい。
【0028】したがって、データ保持部は同期系用のデ
ータ保持回路と非同期系用のデータ保持回路とを個別に
設けて、それぞれ専用の処理を行なうことが可能にな
る。
【0029】請求項2に記載のデータ伝送路は、請求項
1に記載のデータ伝送路がさらに同期系により制御され
るバッファ手段を有し、このバッファ手段は同期系とデ
ータ保持部との間に設けられるよう構成される。
【0030】したがって、このバッファ手段が設けられ
ることにより、同期系からの出力データをデータ保持部
に連続して取込むことが可能となる。
【0031】それゆえに、同期系の出力データが非同期
系の伝送路の非同期ハンドシェイクより速く変化する場
合であっても、同期系からの出力データをデータ保持部
に連続的に取込むことが可能となって伝送の効率が向上
する。
【0032】請求項3に記載のデータ伝送路は請求項1
または2に記載のデータ伝送路において、データ保持部
へのデータ入力完了に応じて、モード指定が解除される
よう構成される。
【0033】したがって、データ保持部に非同期系およ
び同期系のデータが入力完了したとき、モード指定が解
除されてタイミング調整部は動作しなくなるので、デー
タ伝送路は通常の非同期系の動作状態へ移行する。
【0034】それゆえに、外部の同期系からの出力デー
タ取込時以外は、タイミング調整部によるタイミング調
整は図られないので、データ伝送路における不必要な時
間調整がなくなって、同期系のデータを取込可能な伝送
路であってもその伝送速度は低下しない。
【0035】請求項4に記載のデータ伝送路は、請求項
1ないし3のいずれかに記載のデータ伝送路において、
転送制御部が、転送の許可または禁止を指示する指示信
号に基づいて、前段部から与えられる第1のパルスを第
2のパルスとして後段部に転送するために、第1のパル
スを記憶する第1の記憶手段と、指示信号の禁止状態に
応答してリセットされる第2の記憶手段と、第1のパル
スの入力に応答してセットされ、かつ任意に与えられる
第3のパルスの入力に応答してリセットされる第3の記
憶手段と、第1の記憶手段が第1のパルスを記憶してい
ること、第1の記憶手段に第1のパルスが与えられてい
ないこと、第2の記憶手段がリセット状態であること、
指示信号が許可状態であること、および第3の記憶手段
がリセット状態であることに応答して第4のパルスを出
力する論理手段とを備えて、第1の記憶手段は第4のパ
ルスの入力によりリセットされ、第2の記憶手段は第4
のパルスを記憶して第2のパルスを発生するよう構成さ
れ、調整部は、第1の記憶手段が第1のパルスを記憶し
ていることおよび第1の記憶手段に第1のパルスが与え
られていないことに応答して、非同期系のデータ伝送と
同期系のクロック間に所望のタイミングを設けて第3の
パルスを発生するよう構成される。
【0036】したがって、転送制御部においては、少な
くとも第3の記憶手段がセット状態にある限り、言い換
えれば少なくとも第3の記憶手段が外部から第3のパル
スが与えられずにリセット状態にならない限り、論理手
段は第4のパルスを発生せず、第1の記憶手段から第2
の記憶手段へのパルスの転送が抑制される。
【0037】それゆえに、所望に応じて任意に第3のパ
ルスを与えるだけで、転送制御部において伝送路の前段
部から与えられる第1のパルスを第2のパルスとして後
段部の伝送路に転送する動作を抑制できる。この第3の
パルスを所望のタイミングで発生させるよう調整部が構
成されているので、前段部から与えられる第1のパルス
を第2のパルスとして後段部に転送するタイミングを所
望の値に容易に設定できて、非同期系の伝送路に同期系
からの出力データを容易に、かつ確実に取込んで伝送す
ることが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、ここで
は同期系からの出力データを非同期系のデータ伝送路に
取込む場合を説明する。
【0039】図1は、この発明の実施の形態による転送
制御回路とタイミング調整回路を含むデータ伝送路の構
成図である。図2は、図1の転送制御回路とタイミング
調整回路の回路構成図である。図3はこの発明の実施の
形態による、データ駆動型の情報処理動作を含む非同期
のデータ伝送装置とクロック同期回路を含んだデータ処
理装置の構成図である。図4は図2の転送制御回路およ
びタイミング調整回路の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【0040】図3において、データ処理装置はデータ伝
送路10、2および30を含む。さらにデータ伝送路1
0および30のそれぞれはデータ保持回路10bおよび
30bをそれぞれ含む。また、データ伝送路2はさら
に、非同期系で伝送されるデータDIを入力し保持しデ
ータDOにして出力するための非同期系保持回路2cお
よび外部のクロック同期回路4からの同期系の出力デー
タdIを入力し保持しデータdOにして出力する同期系
データ保持回路2bを含む。各データ伝送路は、所定の
ロジック回路15、45、および35を介してシーケン
スに接続されている。図では、データがデータ伝送路1
0→2→30と順に伝送されていく間にロジック回路1
5→45→35でシーケンスに、たとえば加減乗除など
の一般的な演算処理が施される構成となっている。ただ
し、データ伝送路2では、CPUなどの同期系のデバイ
スであるクロック同期回路4の出力信号であるデータd
Iをも取込む構成となっている。そして、ロジック回路
45にはロジック回路15の出力であるデータDIとク
ロック同期回路4の出力データdIとが任意のタイミン
グで入力されて処理されて、処理結果がデータDIとし
て伝送路30に渡される構成となっている。
【0041】転送制御回路2aのパルス入力端子CIに
は転送制御回路10aのパルス出力端子COが接続さ
れ、転送要求信号C2が伝送される。転送制御回路2a
のパルス出力端子COには転送制御回路30aのパルス
入力端子CAが接続され、転送要求信号C3を伝送す
る。転送制御回路2aの転送許可出力端子ROには転送
制御回路10aの転送許可入力端子RIが接続され、転
送許可信号R2を伝送する。転送制御回路2aの転送許
可入力端子RIには転送制御回路30aの転送許可出力
端子ROが接続され、転送許可信号R3を伝送する。
【0042】さらに、転送制御回路10aのパルス入力
端子CIは図示されない前段部の転送制御回路のパルス
出力端子COに接続され、転送要求信号C1を受ける。
転送制御回路30aのパルス出力端子COは、図示され
ない後段部の転送制御回路のパルス入力端子CIに接続
され、転送要求信号C4を出力する。転送制御回路10
aの転送許可出力端子ROは図示されない前段部の転送
制御回路の転送許可入力端子RIに接続され、転送許可
信号R1を出力する。転送制御回路30aの転送許可入
力端子RIは図示されない後段部の転送制御回路の転送
許可出力端子ROに接続され、転送許可信号R4を受け
る。
【0043】図において、たとえばデータ伝送路10が
データ保持状態にある場合、後段部のデータ伝送路2が
データ保持状態にあれば、データ伝送路10からデータ
伝送路2にデータは送られない。また、後段部のデータ
伝送路2がデータを保持していない状態にあれば(保持
していない状態になれば)、少なくとも予め設定された
遅延時間をかけてデータが伝送路10からデータ伝送路
2に送られる。
【0044】この発明の実施の形態による転送制御回路
は通常は前述した従来の転送制御回路と同様に動作す
る。また、図のデータ伝送路2で示されるような外部の
クロック同期回路4からの出力データdIを取込む際に
は、所望のタイミングにおいてクロック同期回路4の出
力データdIを取込めるように動作する。
【0045】図3に示されたデータ伝送路2のブロック
構成が図1に示される。図3のデータ伝送路2以外のデ
ータ伝送路については、従来のデータ伝送路が採用され
ており、それらに関する説明は省略する。
【0046】図1のデータ伝送路は転送制御回路2a、
Dタイプフリップフロップを含んで構成される同期系お
よび非同期系データ保持回路2bおよび2c、ならびに
タイミング調整回路2dを含む。
【0047】転送制御回路2aは従来の転送制御回路2
0aと同様にパルス入力端子CI、パルス出力端子CP
およびCO、転送許可入力端子RIおよび転送許可出力
端子ROを含むとともに、新たにモード入力端子SYN
Cおよびクロック入力端子CKを含む。
【0048】タイミング調整回路2dは外部クロック入
力端子CLK、転送制御回路2aのモード入力端子SY
NCと接続されているモード入力端子SYNCおよび転
送制御回路2aのクロック入力端子CKと接続されるク
ロック出力端子CKを含んでいる。端子SYNCおよび
CLKは図示されない外部制御装置に接続されている。
この外部制御装置はモード入力端子SYNCにモード信
号を与え、端子CLKにクロックを与える。
【0049】モード信号は、転送制御回路2aに対して
前述した自律的な動作モードと、端子CKに与えられる
クロックに基づいて転送要求信号の伝送が制御されるモ
ードのいずれかを設定するような信号である。モード信
号により端子SYNCが“L”であるとき、転送制御回
路2aは自律的な動作モードに設定されて前述したよう
な自己同期型転送制御回路と同じ動作をする。一方、モ
ード信号により端子SYNCが“H”であるとき、転送
制御回路2aは端子CKに与えられるクロックに基づい
て転送要求信号の伝送が制御されるような動作モードに
設定される。
【0050】図2において転送制御回路2aは図9に示
された従来の転送制御回路のNANDゲート140に代
替してNANDゲート141を含み、新たに転送要求制
御部2eを含む。その他の構成は従来と同様である。
【0051】NANDゲート141は第1〜第5の入力
ノードを有し、そのうち第2〜第5の入力ノードは従来
のゲート140の第1〜第4の入力ノードに相当し、そ
の第1の入力ノードには後述するように転送要求制御部
2eの出力ノードINHBが接続される。
【0052】転送要求制御部2eはDタイプフリップフ
ロップ11および21、インバータ31、EXORゲー
ト41およびNANDゲート51を含む。フリップフロ
ップ21のノードCKはインバータ31を介して転送要
求入力端子ICに接続され、ノードDはフリップフロッ
プ11のノード/Qに接続されている。さらに、ノード
Qはフリップフロップ11のノードDに接続されるとと
もにEXORゲート41の一方の入力に接続される。フ
リップフロップ11のノードCKはクロック入力端子C
Kに接続され、ノードQはEXORゲート41の他方の
入力に接続される。NANDゲート51の出力ノードI
NHBは前述したようにNANDゲート141の第1の
入力に接続される。
【0053】タイミング調整回路2dは、ダウンカウン
タ61を含む。ダウンカウンタ61のノードLOADは
モード入力端子SYNCに接続され、ノード/CLRは
マスタリセット端子/MRに接続される。さらに、ダウ
ンカウンタ61のノードENPはパルス入力端子CI
に、ノード/ENTは転送許可出力端子ROに、クロッ
ク入力端子CLKには外部クロック入力端子CLKが、
ノードINPUTには初期値設定端子INPUTが接続
される。また、ダウンカウンタ61の出力に関しては、
ノードRCOが転送要求制御部2eのクロック入力端子
CKに接続され、ノードOUTPUTはどこにも接続さ
れない。
【0054】ダウンカウンタ61は、ノード/CLRが
“L”になると初期化される。また、ノードLOADが
“H”になると初期値設定端子INPUTの値がカウン
トの初期値としてロードされる。ノードENPおよびノ
ード/ENTはともにイネーブル端子であり、ノードE
NPが“H”かつノード/ENTが“L”の条件のとき
にのみダウンカウンタ61はダウンカウントする。ノー
ドOUTPUTはカウントしている値を出力する。ノー
ドRCOはカウント値が0になったとき1クロック幅の
パルスを出力する。
【0055】転送制御回路2aが、従来と同様な自己同
期型転送制御回路として動作するモードであるとき、言
い換えればモード入力端子SYNCが“L”であると
き、出力ノードINHBは“H”に固定されるので、ゲ
ート141の機能は従来のゲート140のそれと等しく
なる。つまり、このモードであるとき転送制御回路2a
において転送要求制御部2eは不能化されているのと等
しくなるので、該回路2aは従来と同様な自己同期型転
送制御回路として動作する。
【0056】次に、端子SYNCが“H”であるときに
ついて、図4のタイミングチャートを参照しながら説明
する。今、モード入力端子SYNCが外部制御により
“H”に設定されかつ図2の回路はマスタリセット端子
/MRからの信号入力により初期化されていると想定す
る。
【0057】ダウンカウンタ61のノード/CLRはマ
スタリセット端子/MRに接続されているので、その出
力端子RCOおよびOUTPUTは初期化され“L”の
信号レベルを有している。そして、たとえばタイミング
調整回路2dの初期値設定端子INPUTが4に固定さ
れているものとする。このため、ダウンカウンタ61は
モード入力端子SYNCが“H”となったことを受け
て、その初期値として4がロードされる。
【0058】前段部のデータ伝送路から転送許可出力端
子ROが“H”であることに基づいて、データ転送を要
求する転送要求信号が入力されるとパルス入力端子CI
が“L”に立下がる。端子CIに与えられた信号はRS
フリップフロップ111をセットするので、ノードQに
は“H”が与えられる。ノードQの信号はインバータ1
30を介して転送許可出力端子ROに与えられ、端子R
Oは“L”となる。
【0059】これにより、前段部の転送制御回路に対し
て新たなデータの転送を禁止する旨の転送禁止信号が与
えられる。同時に、端子CIに与えられた信号はインバ
ータ31を介してDタイプフリップフロップ21のノー
ドCKに入力される。
【0060】Dタイプフリップフロップ21は、インバ
ータ31を介して入力端子CIの信号レベルをノードC
Kを介して受取り、ノードCKの“H”への立上がりに
応答してDタイプフリップフロップ11の出力ノード/
Qの信号をラッチする。その結果Dタイプフリップフロ
ップ11と21との出力ノードQが互いに逆の信号レベ
ルを出力し、それらがEXORゲート41に入力される
ためゲート41の出力は“H”になって、NANDゲー
ト51の出力ノードINHBは“L”となる。
【0061】その後、一定時間経過すると、転送要求入
力端子CIは“H”に復帰する。端子CIが“H”に復
帰し、RSフリップフロップ111の出力ノードQ、イ
ンバータ180の出力ノードおよび転送許可入力端子R
Iがすべて“H”であったとしても、出力ノードINH
Bが“L”である期間は、NANDゲート141の出力
ノードGは“H”を出力し続けることになるので、パル
ス出力端子COは“L”にはならない。したがって、後
段部の転送制御回路に対して転送要求信号は伝送されな
い。
【0062】このように、モード入力端子SYNCを
“H”に設定することにより、転送制御回路2aにおい
ては前段部の転送制御回路から与えられた転送要求信号
を後段部の転送制御回路へ転送することが抑制される。
【0063】また、転送許可出力端子ROが“L”にな
っており、かつ転送要求入力端子CIは“H”に復帰す
る立上がりを受けて、タイミング調整回路2dにおいて
はダウンカウンタ61がダウンカウントし始める。ダウ
ンカウンタ61はモード入力端子SYNCが“H”にな
ったときに初期値が4に設定されている。ゆえに、ダウ
ンカウントし初めてから外部クロック入力端子CLKが
4回目の“H”に立上がるのを受けてダウンカウンタ6
1はノードRCOを“H”に立上げる。
【0064】ダウンカウンタ61の出力ノードRCO
は、転送要求制御部2eのクロック入力端子CKに接続
されているから、端子CKが“H”に立上がる。これに
応じて、Dタイプフリップフロップ11はDタイプフリ
ップフロップ21の出力ノードQの信号をラッチする。
その結果、フリップフロップ11と21との出力ノード
Qは同じ信号レベルとなるので、EXORゲート41の
出力ノードが“L”となって、NANDゲート51の出
力ノードINHBが“H”に立上がる。
【0065】出力ノードINHBが“H”に立上がる
と、NANDゲート141の出力ノードGは“L”に立
下がる。これにより、RSフリップフロップ111がリ
セットされ、またRSフリップフロップ112はセット
される。RSフリップフロップ112の出力ノード/Q
は“L”に立下がるので、パルス出力端子CPは“H”
に立上がり、この信号レベルは対応のデータ保持回路2
bと2cのクロック入力となる。これに応答してデータ
保持回路2bと2cは入力データdIおよびDIをラッ
チし出力データdOおよびDOにして出力する。
【0066】さらに、RSフリップフロップ112の出
力ノード/Qの信号はインバータ170および180を
介して、さらに遅延素子190を通って、パルス出力端
子COに与えられる。これによりパルス出力端子COは
遅延素子190の時定数による所定時間経過後“L”と
なるので、後段部の転送制御回路に対しデータの転送要
求信号が与えられることになる。
【0067】さらに一定時間経過後、後段部の転送制御
回路から転送禁止信号が送出され、転送許可入力端子R
Iが“L”に立下がると、RSフリップフロップ112
はリセットされ、応じてパルス出力端子CPは“L”
に、出力端子COは“H”にそれぞれ復帰する。したが
って、データ保持回路2bと2cに対するデータのラッ
チ動作は禁止され、後段部の転送制御回路に対する新た
なデータの転送が禁止される。
【0068】以上のように、モード入力端子SYNCが
“H”に設定されている期間は、タイミング調整回路2
dによるクロック入力端子CKへの信号レベルに基づい
てパルス入力端子CIに与えられる転送要求信号の後端
部への転送が容易に制御される。したがって、外部制御
によってモード入力端子SYNCの信号レベルを所望に
設定することおよびタイミング調整回路2dの初期値設
定端子INPUTの値を所望の値に固定することによっ
て、所望される任意のタイミングでデータ駆動型の情報
処理動作を含む非同期系のデータ伝送装置に外部のクロ
ック同期回路4の出力信号(データdI)を取込み伝送
することを可能とする。
【0069】また、タイミング調整回路2dの初期値設
定端子INPUTの値を所望の値に固定するのに代替し
て、外部制御によって初期値設定端子INPUTの値を
所望の値に可変設定することによっても同様の効果を得
ることができる。
【0070】なお、データdIを入力し保持する回路と
データDIを入力し保持する回路とを個別に設けたが、
単一の保持回路を設けて両データを入力し保持するよう
にしてもよい。
【0071】図5は、図3のデータ処理装置の構成の変
形例を示す図である。図5の装置ではクロック同期回路
4からのデータdIを連続してデータ伝送路2に取込む
ためにクロック同期回路4とデータ保持回路との間にレ
ジスタ5が設けられる。
【0072】たとえば、クロック同期回路4の出力デー
タdIが非同期系のデータ伝送装置の非同期ハンドシェ
イクより速く変化する場合、データdIを連続してデー
タ伝送装置に取込むことができないので、これを回避す
るためレジスタ5が設けられる。図5のようにレジスタ
5が設けられることにより、データdIを連続して非同
期系のデータ伝送装置に取込むことが可能となる。
【0073】図6は、図2のダウンカウンタ61の回路
構成図である。この回路構成はCQ出版社の「デジタル
システム設計」の231頁に示されるものを引用したも
のである。ダウンカウンタ61の初期値設定端子INP
UTの値は端子CLKのクロックが高速である場合や、
データ駆動型の情報処理動作が高速である場合などの相
互の相対的な速度関係によって設定される。つまり、非
同期系のデータ伝送装置に同期系からの出力データが確
実に取込める最小の値を端子INPUTにセットすれば
よく、その値の決めかたは、クロック同期回路4の出力
データdIを正確な値で非同期系のデータ伝送装置に取
込むのに必要な時間を、たとえば回路設計時のシミュレ
ーションで求めておき、それに対応した値で決定すれば
よい。
【0074】なお、図4で示される端子SYNCの信号
レベルが“H”に必要以上に長期間設定されていたとし
ても、非同期系のデータ伝送路のハンドシェイク時間が
わずかに長くなるだけである。したがって、設計時に同
期系からの出力データdIの非同期系のデータ伝送装置
に取込むのに要するのに十分な時間を調べておいて端子
SYNCの信号レベルをこれより長めに“H”に設定し
ておいてもよい。さらに精密な制御が要求される場合
は、図3のクロックパルスCP2をモニタする機構を設
けて、端子SYNCが“H”になってから次のクロック
パルスCP2が“H”に立上がった瞬間にデータの取込
は完了しているので、これに応じて端子SYNCの信号
レベルを“H”から“L”に変化させればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による転送制御回路とタ
イミング調整回路を含むデータ伝送路の構成図である。
【図2】図1の転送制御回路とタイミング調整回路の回
路構成図である。
【図3】この発明の実施の形態によるデータ駆動型の情
報処理動作を含む非同期のデータ伝送装置とクロック同
期回路を含んだデータ処理装置の構成図である。
【図4】図2の転送制御回路およびタイミング調整回路
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】図3のデータ処理装置の構成の変形例を示す図
である。
【図6】図2のダウンカウンタの回路構成図である。
【図7】従来のハンドシェイク方式を採用したデータ伝
送装置の一例を示すブロック図である。
【図8】図7に示されたデータ伝送路の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】従来の自己同期型転送制御回路の一例を示す回
路図である。
【図10】図9に示された回路動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
2a 転送制御回路 2b 同期系データ保持回路 2c 非同期系データ保持回路 2d タイミング調整回路 2e 転送要求制御部 4 クロック同期回路 SYNC モード入力端子 CK クロック入力端子 CI パルス入力端子 CP,CO パルス出力端子 RO 転送許可出力端子 RI 転送許可入力端子 CLK 外部クロック入力端子 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期系において複数段に連続接続され
    て用いられるデータ伝送路であって、 前記データ伝送路のそれぞれは、 前段部から伝送されたデータまたは外部の同期系から出
    力されるデータを入力して保持し、後段部へ出力して伝
    送するためのデータ保持部と、 前記データ保持部における前記データの入力および出力
    を制御するための転送制御部と、 前記同期系から出力されるデータを前記非同期系の伝送
    路に取込み伝送するモード指定時、前記転送制御部によ
    る前記同期系から出力されるデータおよび前記前段部か
    ら非同期系で伝送されるデータの前記データ保持部への
    入力タイミングを調整するための調整部とを備えた、デ
    ータ伝送路。
  2. 【請求項2】 前記同期系により制御されるバッファ手
    段をさらに有し、 前記バッファ手段は前記同期系と前記データ保持部との
    間に設けられて前記同期系の出力データを入力して一時
    保持し、前記データ保持部に出力することを特徴とす
    る、請求項1に記載のデータ伝送路。
  3. 【請求項3】 前記データ保持部へのデータ入力完了に
    応じて前記モード指定が解除されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のデータ伝送路。
  4. 【請求項4】 前記転送制御部は、 転送の許可または禁止を指示する指示信号に基づいて、
    前記前段部から与えられる第1のパルスを第2のパルス
    として前記後段部に転送するために、 前記第1のパルスを記憶する第1の記憶手段と、 前記指示信号の禁止状態に応答してリセットされる第2
    の記憶手段と、 前記第1のパルスの入力に応答してセットされ、かつ任
    意に与えられる第3のパルスの入力に応答してリセット
    される第3の記憶手段と、 前記第1の記憶手段が前記第1のパルスを記憶している
    こと、前記第1の記憶手段に前記第1のパルスが与えら
    れていないこと、前記第2の記憶手段がリセット状態で
    あること、前記指示信号が許可状態であること、および
    前記第3の記憶手段がリセット状態であることに応答し
    て、第4のパルスを出力する論理手段とを備え、 前記第1の記憶手段は前記第4のパルスの入力によりリ
    セットされ、前記第2の記憶手段は前記第4のパルスを
    記憶して前記第2のパルスを発生することを特徴とし、 前記調整部は、 前記第1の記憶手段が前記第1のパルスを記憶している
    ことおよび前記第1の記憶手段に前記第1のパルスが与
    えられていないことに応答して、前記非同期系のデータ
    伝送と前記同期系のクロック間に所望のタイミングを設
    けて前記第3のパルスを発生させることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれかに記載のデータ伝送路。
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