JPH0926949A - データ駆動型情報処理装置 - Google Patents

データ駆動型情報処理装置

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JPH0926949A
JPH0926949A JP7173685A JP17368595A JPH0926949A JP H0926949 A JPH0926949 A JP H0926949A JP 7173685 A JP7173685 A JP 7173685A JP 17368595 A JP17368595 A JP 17368595A JP H0926949 A JPH0926949 A JP H0926949A
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JP7173685A
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Manabu Yumoto
学 湯元
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/448Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms
    • G06F9/4494Execution paradigms, e.g. implementations of programming paradigms data driven

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプライン処理単位群が直列に配置されて
構成される部分を有するデータ駆動型情報処理装置にお
いて、あるパイプライン処理単位が、他と比較して長い
処理時間を要し、かつパイプライン分割処理が困難な場
合でも、局所的なデータパケットの滞留等を解消する。 【解決手段】 データ駆動型情報処理装置は、複数個の
出力を有し直前のパイプライン処理単位3aからの入力
データパケットを受け、所定の振分け方式に従ってひと
つの出力に出力する入力制御処理部7と、前記複数個の
出力に並列に接続された複数の処理部91a、92a、
93aと、前記複数個の処理部が出力するデータパケッ
トを受け直後のパイプライン処理単位3cへ出力する出
力制御部11aとを含み、カウンタ13によりまたは入
力データパケットの内容に基づいて、複数の処理部のう
ちのひとつの処理部を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として情報処理分
野に関するものであり、特にデータ駆動型情報処理装置
における処理速度の高速化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本来的に自然な情報処理方式であると考
えられるデータ駆動原理を基本原理とするデータ駆動型
プロセッサは、実行可能な高位仕様記述から直接変換さ
れた対象プログラムを効果的に実行しようとする研究計
画から生まれた一連のプロセッサの総称である。
【0003】データ駆動原理について説明する。プログ
ラムを構成する各命令はそれぞれの実行に必要な引き数
データがトークンの形ですべて到着すると実行可能な状
態になる(発火)。実行可能な状態になった命令はその
引き数データおよび実行結果の宛先とともに演算処理機
構に送られる。ここで命令が実行可能な状態か否かを判
定する処理および実行可能な状態になった命令をその引
き数データと実行結果の宛先とともに演算処理機構に送
る処理を発火制御機構が実現する。
【0004】演算処理機構では、該当する命令が実行さ
れ、命令実行結果がその宛先に従って次に実行すべき命
令の引き数データとしてトークンの形で転送される。
【0005】トークンの到着によって命令の実行が駆動
されることから、このような計算機構がデータ駆動方式
と呼ばれる。図5にデータ駆動原理の説明図を示してい
る。左右の入力枝からトークンが到着すると命令は発火
する。次いで演算結果(命令実行結果)のデータをトー
クンとして出力枝に送出する。
【0006】これらの内容については、たとえば、岩波
「情報科学辞典」(1990)494頁から497頁に
記述されている。
【0007】データ駆動型情報処理装置とは、たとえば
発火制御を行なうデータ対生成機構(以下、発火制御機
構と表記する場合あり。)と、演算処理機構(以下、F
Pと表記する場合あり。)と、プログラム記憶機構(以
下、PSと表記する場合あり。)と、データ入出力制御
部(以下、I/Oと表記する場合あり。)とを巡回パイ
プラインで接続した部分を含むシステムをいう。
【0008】本明細書においては、図6に示すようにプ
ロセッサ処理部として、発火制御(待合せ)機構(F
C:Firing Control)、演算処理機構(FP:Function
Processor)、プログラム記憶機構(PS:Program St
ore )、データ入出力制御部(I/O:Input Output c
ontrol)の各基本機能を巡回パイプラインで接続する構
成を採用しているものを例として説明を行なう。
【0009】本システムでは、図7に示すような、複数
個のC素子(自己タイミング型転送制御素子)によるハ
ンドシェイク型データ転送制御方式による一時記憶機構
(データラッチ)の縦続接続を、データ転送および処理
のための基本構成として用いている。物理的水準の作業
パケットであるデータパケットが、この構成中を自己経
路選択機能により自律的に流路を選択し、それにより各
機能要素で順次処理を受けつつ、それを通過することに
より、情報処理の実行も自律的に進行する。この方式の
導入により、本プロセッサからはシステムバス、システ
ムクロック、集中制御機構などがすべて排除され、全シ
ステムの制御が完全に分散化されている。
【0010】本データ駆動型プロセッサの処理速度は、
本質的に、図7におけるC素子の内部回路構成およびデ
バイスの自然科学的特性により決まる。このため、C素
子の内部回路構成を決定すれば、これらの条件における
ハンドシェイク型データ転送制御方式による一時記憶機
構の縦続接続網間での段間処理の可能な処理時間が決定
する。
【0011】通常の演算処理においては、演算を下位の
演算要素に分割し、これを何段かに分けて処理するパイ
プライン分割処理が行なわれる。
【0012】図8は従来のデータ駆動型情報処理装置の
部分構成図である。このデータ駆動型情報処理装置は、
直列に接続された処理部3a、3bおよび3cを含む。
本装置に入力されたデータパケットは、処理部3aによ
り処理されて処理部3bに出力される。処理部3bは処
理部3aより出力されたデータパケットを受取り、処理
を実行して処理部3cへ出力する。処理部3cは処理部
3bより出力されたデータパケットを受取り処理を実行
して当該データパケットを出力する。
【0013】しかし、データ駆動型情報処理要素におい
て、他の処理部と比して相対的に長い処理時間を必要と
する処理部であって、かつパイプライン分割処理が困難
な場合、または本質的に、パイプライン分割処理が困難
な場合がある。
【0014】パイプライン分割処理が困難な場合とは、
たとえば乗算処理等の場合において、パイプライン分割
処理をすると他の処理部の標準処理時間に対して、不整
合が生ずる場合、すなわち処理時間が著しく短くまたは
長くなることが生じるような場合を言い、本質的にパイ
プライン分割処理が困難な場合とは、たとえば発火制御
部の主要処理の場合である。
【0015】図9は他の処理部と比べて相対的に長い処
理時間を必要とする処理部の処理を行なう論理回路例で
あり、図8における処理部3bの内部構成に相当する。
【0016】図9に示される例における処理は次のよう
に行なわれる。本処理部がデータパケットを受ける。す
なわち、RO端子973上の信号がL状態のもとで、C
I端子971上の信号にH状態が与えられるとともに、
D端子977の各々に情報として必要なL状態あるいは
H状態が与えられる。そしてC素子の内部回路構成によ
り定まるある時間の後、C素子901のCP端子よりデ
ータラッチ921のCK端子にH状態パルスが送出され
ることにより、必要なデータがデータラッチ921に一
時保持される。さらに次段の遅延つきC素子911のR
O端子がH状態(この状態は本段にパケットが存在しな
いことを示している。)であれば、すなわち、C素子9
01のRI端子がH状態であればC素子901のCO端
子より遅延つきC素子911のCI端子へL状態が送出
される。これに伴い、遅延つきC素子911よりC素子
と同様のある時間の後、CP端子よりデータラッチ92
2のCK端子にH状態パルスが送出されることにより、
データがデータラッチ922に一時保持される(パケッ
トが転送される。)。処理部931は必要な情報を、デ
ータラッチ922のQ端子より取込むことにより処理を
実行し、データラッチ923へ実行結果を送出する。処
理部931の処理時間に応じて、すなわち処理部931
がデータラッチ923へ実行結果の送出を完了したこと
を見計らって(この記述のごとく動作するように遅延つ
きC素子911の遅延時間を設定する。)遅延つきC素
子911のCO端子からL状態を、RO端子からH状態
をそれぞれ出力する。
【0017】すなわち、処理部931の処理時間に応じ
て本段は前段よりのパケットを受付けない時間が他の段
に比して長くなる。以降はC素子901の段から遅延つ
きC素子911の段へのパケット転送時の信号通信順序
と同様の順序でパケットが転送される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のデータ駆動型情報処理装置においては、当該装置の処
理要素において他の処理要素と比較して相対的に長い処
理時間を必要とする処理要素が存在する場合であって、
かつパイプライン分割処理が困難な場合に、局所的なデ
ータパケットの滞留、処理時間の増大、スループットの
低下を生じ得るという問題があった。
【0019】それゆえに本発明の目的は、当該装置の処
理要素において、他の処理要素と比較して、相対的に長
い処理時間を必要とする処理要素が存在する場合であっ
て、かつパイプライン分割処理が困難な場合であって
も、局所的なデータパケットの滞留、処理時間の増大、
スループットの低下を解消し得るデータ駆動型情報処理
装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
データ駆動型情報処理装置は、少なくとも1のパイプラ
イン処理単位が、複数個の出力を有し、直前のパイプラ
イン処理単位からの入力データパケットを受け、所定の
振分け方式に従って前記複数個の出力のうちのひとつに
出力する入力制御処理部と、前記入力制御処理部の前記
複数個の出力に、相互に並列に接続され、データパケッ
トに対し所定の処理を行なうための複数の処理部と、前
記複数の処理部が出力するデータパケットを受け直後の
パイプライン処理単位へ出力する出力制御処理部を含む
ことを特徴とする。
【0021】請求項2に記載のデータ駆動型情報処理装
置は請求項1に記載のデータ駆動型情報処理装置であっ
て、前記入力制御処理部は前記並列に接続された複数の
処理部のうち、カウンタにより指定される1の処理部を
選択することを特徴とする。
【0022】請求項3に記載のデータ駆動型情報処理装
置は、請求項1に記載のデータ駆動型情報処理装置であ
って、前記入力制御処理部は前記入力データパケットの
内容に基づいて、前記複数の処理部のうちの1の処理部
を選択することを特徴とする。
【0023】請求項1に記載のデータ駆動型情報処理装
置においては、少なくとも1のパイプライン処理単位の
入力制御処理部が、直前のパイプライン処理単位からの
入力データパケットを受け、所定の振分け方式に従って
前記複数個の出力のうち1つに出力する。前記入力制御
処理部の前記複数個の出力に、相互に並列に接続された
複数の処理部が、それぞれ受取ったデータパケットを処
理する。出力制御処理部が直後のパイプライン処理単位
へ出力する。したがって複数の処理部でデータパケット
を並列に処理できる。
【0024】請求項2に記載のデータ駆動型情報処理装
置においては、請求項1に記載の発明の作用に加え、前
記入力制御処理部は、前記並列に接続された複数の処理
部のうちカウンタにより指定される1の処理部を選択す
る。したがって当該処理要素が直前のパイプライン処理
単位から受取ったデータパケットは、少なくとも直前に
受取ったデータパケットを処理している処理部以外の処
理部で直ちに処理されることとなる。
【0025】また本発明の請求項3に記載のデータ駆動
型情報処理装置においては、請求項1に記載の発明の作
用に加え、前記入力制御処理部が、前記入力データパケ
ットの内容に基づいて前記複数の処理部のうちの1の処
理部を選択するので、入力データパケットの順序を適切
にすることにより当該処理要素が直前のパイプライン処
理単位から受取ったデータパケットを、先に受取ったデ
ータパケットを処理している処理部以外の処理部に振分
け直ちに処理をすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0027】{第1の実施例}図1を参照して、本願発
明の第1の実施例に係るデータ駆動型情報処理装置を説
明する。このデータ駆動型情報処理装置1aは処理部
(パイプライン処理単位)3aと、インタリーブ処理部
(パイプライン処理単位)5aと、処理部(パイプライ
ン処理単位)3cとを含む。図1において図8に示され
るものと同一の要素には同一の参照番号を付しており、
ここではそれらについての詳しい説明は繰返さない。
【0028】処理部3aの出力はインタリーブ処理部5
aの入力と接続され、インタリーブ処理部5aの出力は
処理部3cの入力と接続されている。
【0029】インタリーブ処理部5aは、入力制御処理
部7と処理部91a、92a、93a、…、9naと、
出力制御処理部11aと、カウンタ13とを含む。
【0030】入力制御処理部7の入力は処理部3aの出
力と接続されている。出力制御処理部11aの出力は処
理部3cの入力と接続されている。処理部91a、92
a、93a、…、9naは各々入力が入力制御処理部7
および出力制御処理部11aに接続されており、入力制
御処理部7と出力制御処理部11aとの間に並列に設け
られている。入力制御処理部7にはカウンタ13が接続
されている。
【0031】図2、図10、および図11を参照して、
第1の実施例の論理回路について説明する。図2は第1
の実施例の論理回路の図面の構成を示す図である。図1
0には第1の実施例の論理回路の左半分が、図11には
その右半分が示されている。
【0032】特に図10と図11とを参照して、インタ
リーブ処理部5aは、C素子200と、C素子101
0、1020、1030、…、10n0と、C素子10
11、1021、1031、…、10n1と、C素子1
012、1022、1032、…、10n2と、以下同
様にC素子101n、102n、103n、…、10n
nと、C素子10(n+1)0とを含む。またインタリ
ーブ処理部5aは、データラッチ210、230と、デ
ータラッチ1001、1002、1003、…、100
nと、データラッチ101c、102c、103c、
…、10ncと、データラッチ1111、1121、1
112、1122、…、111n、112nとを含む。
さらに前記インタリーブ処理部5aは、カウンタ13
と、処理部1131、1132、…、113nと、セレ
クタ220と、論理ゲート240、250、260と、
論理ゲート1141、1142、…、114nと、論理
ゲート1161、1162、…、116nとを含む。
【0033】C素子200は、CI端子201と、RO
端子202と、CO端子と、RI端子と、CP端子とを
含む。データラッチ210は、D端子204と、Q端子
と、CK端子とを含む。カウンタ13はCK端子と、Q
端子と、R端子とを含む。C素子1010、1011、
1012、…、101nは各々CI端子を含む。C素子
200のCI端子およびRO端子ならびにデータラッチ
210のD端子は各々図示しない処理部(パイプライン
処理単位)3aと接続されている。C素子200のCP
端子はカウンタ13のCK端子と接続されている。また
C素子200のCO端子はゲート1141、1142、
…、114nをそれぞれ介してC素子1011、101
2、…、101nの各々のCI端子と接続されている。
【0034】次に図1、図2、図10および図11を参
照しながら第1の実施例に係るデータ駆動型情報処理装
置の動作を説明する。
【0035】図1においてインタリーブ処理部5aの入
力制御処理部7は本データ駆動型情報処理装置へ入力さ
れ処理部3aにより処理されたデータパケットを受取
る。カウンタ13は、入力制御処理部7がデータパケッ
トを受取るごとに、インクリメントされ、1からnまで
のある値をとることにより次に処理を行なう処理部を指
定する。入力制御処理部はカウンタ13が指定した処理
部を選択してデータパケットを出力する。
【0036】特に図10および図11を参照して、本イ
ンタリーブ処理部5aにデータパケットが入力された場
合の動作を説明する。すなわち、RO端子202上の信
号がL状態のもとで、CI端子201上の信号にH状態
が与えられるとともに、D端子204の各々に情報とし
て必要なL状態あるいはR状態を与える。これに伴いC
素子200のCP端子より、カウンタ13のCK端子に
H状態パルスが送出される(なおカウンタ13はQ端子
の出力値が…、1、2、3、…、n−1、n、1、2、
…と変化するカウンタである。)。これにより一般的に
はカウンタ13のQ端子は1からnまでの値のある値を
とる。ただしここでは説明の便宜上、カウンタ13はR
ESET信号により初期化されており初期値として1値
が与えられているものとする。
【0037】C素子200のCO端子よりの出力信号と
してL状態が与えられる。このためC素子1010のC
I端子にL状態が与えられ、C素子1011のCI端子
にゲート1141を介してL状態が与えられ、C素子1
012からC素子101nまでのCI端子にゲートを介
してH状態が与えられる。つまり、この場合処理部にて
処理を受けないビットが通る経路、すなわちデータラッ
チ1001を経由する経路と、カウンタ13より出力さ
れた値に対応する処理部(今の場合は処理部1131を
経由する経路)に対して、データパケットが送出され
る。
【0038】さらに、次段にパケットが存在していなけ
れば、ゲート240を介してC素子200のRI端子に
L状態を経てH状態が送出される。そしてC素子200
にパケットが到着すれば、これに伴ってカウンタ13の
値が1増加し(今の場合、値は2となる。)、このため
処理を受けないビットが通る経路と、処理部1132を
通る経路にデータパケットが送出されることになる。
【0039】以降C素子200の段から次段へパケット
が送出される場合には、同様の手続でパケットが送出さ
れる。一方各々の処理部で処理されたデータパケット
は、セレクタ220および制御系ゲート250、26
0、1161、1162、…、116nにより、逐次的
にC素子10(n+1)0およびデータラッチ230を
介して出力される。なおカウンタ13の初期値が1から
nまでの値のうちの1つをとるものであれば、このR端
子は存在しなくともよい。また本実施例においては、入
力データDに対して54ビット、出力データQに対して
108ビットを与えているが、これは任意のビット数を
与えてよい。
【0040】以上のように連続するデータパケットは必
ず逐次的に別々の処理部で処理でき、並列的に処理され
る。したがって、他の処理要素に比較して、相対的に長
い処理時間を必要とする処理要素が存在する場合であっ
て、かつパイプライン分割処理が困難な場合であって
も、局所的なデータパケットの滞留、処理時間の増大、
スループットの低下を解消することができる。
【0041】{第2の実施例}次に図3、図4、図12
および図13を参照しながら本発明の第2の実施例に係
るデータ駆動型情報処理装置の動作を説明する。図3に
おける第2の実施例のデータ駆動型情報処理装置は、処
理部(パイプライン処理単位)3aと、インタリーブ処
理部(パイプライン処理単位)5bと、処理部(パイプ
ライン処理単位)3cとを含む。処理部3aの出力はイ
ンタリーブ処理部5aの入力と接続され、インタリーブ
処理部5bの出力は処理部3cの入力と接続されてい
る。インタリーブ処理部5bは入力制御処理部7、処理
部91b、92b、93b、出力制御処理部11bを含
む。
【0042】図4、図12、および図13を参照して、
第2の実施例の論理回路について説明する。図4は第2
の実施例の論理回路の図面の構成を示す図である。図1
2には第2の実施例の論理回路の左半分が、図13には
右半分が示されている。
【0043】インタリーブ処理部5bは、C素子200
と、C素子1010、1020、1030、…、10m
0と、C素子10m1、10m2、…、10mmとを含
む。またインタリーブ処理部5bはさらに遅延つきC素
子1211、1212、…、121mを含む。またイン
タリーブ処理部5bは、さらにデータラッチ210、1
001、1002、1003、…、100mと、データ
ラッチ1111、1121、1112、1122、…、
111m、112mと、データラッチ230と、処理部
1131、1132、…、113mと、セレクタ220
と、論理ゲート240、250、460と、論理ゲート
1141、1142、…、114mと、論理ゲート13
61、1362、…、136mとを含む。C素子200
は、CI端子201と、RO端子202と、CO端子
と、RI端子と、CP端子とを含み、データラッチ21
0は、D端子204と、Q端子と、CK端子とを含む。
【0044】図3においてインタリーブ処理部5bの入
力制御処理部7は、本データ駆動型情報処理装置へ入力
され処理部3aにより処理されたデータパケットを受取
る。当該データパケットの内容に基づいて処理部91
b、処理部92b、処理部93bのうちの1つの処理部
が指定され、データパケットが出力される。
【0045】前記選択された処理部のいずれかにより所
定の処理を受けたデータパケットは出力制御処理部11
bにより受取られ、直後の処理部3cに到達するととも
に、処理部3cで処理された後、本データ駆動型情報処
理装置から出力される。
【0046】図12および図13を参照して、本インタ
リーブ処理部5bへデータパケットが入力される。すな
わちRO端子202上の信号がL状態のもとで、CI端
子201上の信号にH状態が与えられるとともにD端子
204の各々に情報として必要なL状態あるいはH状態
を与える。これに伴いC素子200のCP端子よりデー
タラッチ210のCK端子にH状態パルスが送出され
る。ここでデータパケットのうちのある任意のビットあ
るいは複数のビットのデータが次段の処理部で使用され
る。
【0047】本例の場合、データパケットの中のiビッ
トからi+nビットまでのn+1ビットが使用される。
さらに本例の場合、上述のn+1ビットの値が0の場合
には処理部1131が、上述のn+1ビットの値が1の
場合には、処理部1132が、2の場合には処理部11
33が、3の場合には処理部1134が、以降、mの場
合には処理部113mが選択される。すなわち、上述の
n+1ビットの値が0の場合には、C素子200のCO
端子よりの出力信号としてL状態が与えられているため
に、C素子1010のCI端子にL状態が与えられ、遅
延つきC素子1211のCI端子にゲート1141を介
してL状態が与えられ、遅延つきC素子1212から遅
延つきC素子121mまでのCI端子にゲートを介して
H状態が与えられる。つまりこの場合、処理部にて処理
を受けないビットが通る経路、すなわちデータラッチ1
001を経由する経路と、入力データパケットの中のi
ビットからi+nビットまでのn+1ビットの値に応じ
た処理部113mに対してデータパケットが送出され
る。
【0048】さらに次段にデータパケットが存在してい
なければ、ゲート240を介してC素子200のRI端
子にL状態を通ってH状態が送出される。
【0049】以降入力データパケットの中のiビットか
らi+nビットの値に応じて同様の処理が実行される。
一方各々の処理部で処理されたデータパケットはセレク
タ220および制御系ゲート250、460、135
1、1352、…、135m、1361、1362、
…、136mにより、C素子10(m+1)0 および
データラッチ230を介して出力する。なお本実施例に
おいてはデータパケット中のn+1ビットを加工せずイ
ンタリーブ処理に使用しているが、このn+1ビットの
値について変換を施した値を使用してもよい。また本実
施例においては入力データDに対して54ビット、出力
データQに対して108ビットを与えているが、これに
対しては任意のビット数を与えてよい。
【0050】以上のように受取ったデータパケットの一
部または全部の情報を使用するインタリーブ処理実行し
て、データパケットを適切な順番で投入することで、局
部的なデータパケットの滞留を解消することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
データ駆動型情報処理装置によれば、当該装置の処理要
素において他の処理要素と比較して相対的に長い処理時
間を必要とする処理要素が存在する場合であって、かつ
パイプライン分割処理が困難な場合であっても、少なく
とも1のパイプライン処理単位部を、逐次的にインタリ
ーブ処理を実行するインタリーブ処理部で構成すること
により、これに起因する局部的なデータパケットの滞
留、処理時間の増大、スループットの低下を解消するこ
とができる。その結果、当該装置の処理要素において他
の処理要素と比較して相対的に長い処理時間を必要とす
る処理要素が存在する場合であって、かつパイプライン
分割処理が困難な場合であっても、局部的なデータパケ
ットの滞留、処理時間の増大、スループットの低下を解
消することができるデータ駆動型情報処理装置を提供す
ることができる。
【0052】また請求項2に記載のデータ駆動型情報処
理装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、
連続するデータパケットは必ず別々の処理部で処理でき
並列的に処理される結果局部的なデータパケットの滞
留、処理時間の増大、スループットの低下を解消するこ
とができるデータ駆動型情報処理装置を提供することが
できる。
【0053】また請求項3に記載のデータ駆動型情報処
理装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、
受取ったデータパケットの一部または全部の情報を使用
するインタリーブ処理を実行するインタリーブ処理部で
構成することにより、データパケットを適切な順番で投
入することで、これに起因する局所的なデータパケット
の滞留、処理時間の増大、スループットの低下を解消す
ることができる。その結果当該装置の処理要素において
他の処理要素と比較して相対的に長い処理時間を必要と
する処理要素が存在する場合であって、かつパイプライ
ン分割処理が本質的に困難な場合であっても、局部的な
データパケットの滞留、処理時間の増大、スループット
の低下を解消することができるデータ駆動型情報処理装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るデータ駆動型情報
処理装置の主要部構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の要部詳細構成を示す論
理回路の図面の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るデータ駆動型情報
処理装置の主要部構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例の要部詳細構成を示す論
理回路の図面の構成を示す図である。
【図5】データ駆動原理の説明図である。
【図6】データ駆動型プロセッサの主要部構成図であ
る。
【図7】自己タイミング型データ転送処理機構を示す図
である。
【図8】従来のデータ駆動型情報処理装置の部分構成図
である。
【図9】従来のデータ駆動型情報処理装置の要部詳細構
成を示す論理回路図である。
【図10】第1の実施例の論理回路の要部詳細構成を示
す図である。
【図11】第1の実施例の論理回路の要部詳細構成を示
す図である。
【図12】第2の実施例の論理回路の要部詳細構成を示
す図である。
【図13】第2の実施例の論理回路の要部詳細構成を示
す図である。
【符号の説明】
1a 第1の実施例によるデータ駆動型情報処理装置 1b 第2の実施例によるデータ駆動型情報処理装置 1c 従来のデータ駆動型情報処理装置 3a 処理部(パイプライン処理単位) 3b 処理部(パイプライン処理単位) 3c 処理部(パイプライン処理単位) 5a インタリーブ処理部(パイプライン処理単位) 5b インタリーブ処理部(パイプライン処理単位) 7 入力制御処理部 91a、92a、…、9na 処理部 91b、92b、…、9nb 処理部 11 出力制御処理部 13 カウンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパイプライン処理単位が直列に配
    置されて構成される部分を有するデータ駆動型情報処理
    装置であって、 少なくともひとつのパイプライン処理単位が、 複数個の出力を有し直前のパイプライン処理単位からの
    入力データパケットを受け、所定の振分け方式に従って
    前記複数個の出力のうちのひとつに出力する入力制御処
    理部と、 前記入力制御処理部の前記複数個の出力に、相互に並列
    に接続され、データパケットに対し所定の処理を行なう
    ための複数の処理部と、 前記複数の処理部が出力するデータパケットを受け、直
    後のパイプライン処理単位へ出力する出力制御処理部と
    を含むことを特徴とするデータ駆動型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力制御処理部は前記並列に接続さ
    れた複数の処理部のうち、カウンタにより指定されるひ
    とつの処理部を選択することを特徴とする請求項1に記
    載のデータ駆動型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力制御処理部は前記入力データパ
    ケットの内容に基づいて前記複数の処理部のうちのひと
    つの処理部を選択することを特徴とする請求項1に記載
    のデータ駆動型情報処理装置。
JP7173685A 1995-07-10 1995-07-10 データ駆動型情報処理装置 Pending JPH0926949A (ja)

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