JP3287901B2 - データ駆動型情報処理システムにおける識別データ確認方法 - Google Patents

データ駆動型情報処理システムにおける識別データ確認方法

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JP3287901B2
JP3287901B2 JP05207593A JP5207593A JP3287901B2 JP 3287901 B2 JP3287901 B2 JP 3287901B2 JP 05207593 A JP05207593 A JP 05207593A JP 5207593 A JP5207593 A JP 5207593A JP 3287901 B2 JP3287901 B2 JP 3287901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ駆動型情報処理
システムにおける識別データ確認方法に関し、特に、該
システムに含まれる各装置に予め設定された識別データ
が正しく設定されているか否かを確認するためのデータ
駆動型情報処理システムにおける識別データ確認方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】データ駆動型プロセッサでは、「ある処
理に必要な入力データがすべて揃い、かつ、その処理に
必要な演算装置などの資源が割り当てられたときに処理
を行なう」という単純な規則に従って処理が並列に進行
する。
【0003】図20は、従来の映像処理向きデータ駆動
型情報処理システムのブロック構成図である。同様のシ
ステム構成が、文献「動的データ駆動型プロセッサによ
る並列処理方式の検討」(情報処理学会主催のマイクロ
コンピュータアーキテクチャシンポジウム(1991年
11月12日)において発行)に示されている。
【0004】図20のシステムはデータ駆動型プロセッ
サ1および画像メモリ部11を含み、画像メモリ部11
はさらにメモリインターフェース2および画像メモリ3
を含む。プロセッサ1は入力ポートIA、IBおよびI
Vを有し、さらに出力ポートOA、OBおよびOVを有
する。入力ポートIAおよびIBには伝送路7および8
がそれぞれ接続されて処理されるべき映像信号が与えら
れる。入力ポートIVには伝送路5が接続されて画像メ
モリ部11におけるメモリ3のアクセス結果データが与
えられる。出力ポートOAおよびOBは伝送路9および
10をそれぞれ接続し該システムにおける処理結果デー
タを送出する。出力ポートOVは伝送路4を接続し画像
メモリ部11をアクセスするためのデータを送出する。
さらに、メモリインターフェース2と画像メモリ3とは
メモリアクセス制御線6を介して接続される。なお、伝
送路4〜10を介して伝送されるデータはデータパケッ
トである。
【0005】データ処理時、入力ポートIAあるいはI
Bを介して入力時間順序に従って割り当てられた世代番
号を持つ信号入力のためのデータパケットが時系列的に
プロセッサ1に与えられる。プロセッサ1には、予め映
像処理のためのデータフロープログラムが記憶されてお
り、プロセッサ1は与えられるデータをプログラムに基
づいて処理し、処理結果データを出力ポートOA、OB
およびOVのいずれかのポートを介して送出する。プロ
セッサ1の出力ポートOVを介して画像メモリ部11に
送出されるデータパケットは、画像メモリ3に対するア
クセス(画像メモリ3に記憶されたデータの参照/更新
など)要求を格納する。メモリインターフェース2はア
クセス要求を入力すると、メモリアクセス制御線6を介
して画像メモリ3に対してアクセスを行なった後、その
結果データを格納したデータパケットを伝送路5を介し
てプロセッサ1の入力ポートIVに与える。プロセッサ
1は、入力ポートIVを介して与えられたデータパケッ
トを入力し、プログラムに従って処理し、出力ポートO
A、OBおよびOVのいずれかのポートを介して送出す
る。
【0006】図21は、画像メモリ部に与えられるデー
タパケットのフィールド構成図であり、図22は、画像
メモリ部から出力されるデータパケット、または映像処
理向きデータ駆動型プロセッサの入出力データパケット
のフィールド構成図である。図21のデータパケットは
画像メモリ3に対する処理の内容、たとえば画像メモリ
3に記憶されるデータの参照あるいは更新などを指示す
る命令コード(a)、世代番号(b)、対応の命令コー
ド(a)の内容によって解釈されるデータ1(c)およ
びデータ2(d)、該データパケットが処理されるべき
システム内のデータ駆動型プロセッサを一意に指定する
ためのプロセッサ番号(e)を含む。世代番号(b)
は、データ伝送路7あるいは8よりデータ駆動型プロセ
ッサ1に対して入力される時点で、入力時系列の順序に
従って付けられる識別子であり、プロセッサ1において
はデータパケットの待合せに利用され、画像メモリ部1
1においては世代番号(b)に基づいて画像メモリ3が
アドレス指定される。命令コード(a)が画像メモリ3
に記憶されるデータの更新を指示する場合、データ1
(c)は画像メモリ3に書込まれるデータを示し、デー
タ2(d)は無意味なデータである。命令コード(a)
が画像メモリ3に記憶されるデータの参照を示す場合、
データ1(c)およびデータ2(d)は無意味なデータ
である。
【0007】図22においてデータパケットは、命令コ
ード(f)、世代番号(g)、データ1(h)およびプ
ロセッサ番号(i)を含む。図22のデータパケットが
画像メモリ部11から出力されるデータパケットである
とき、図22の命令コード(f)、世代番号(g)、お
よびプロセッサ番号(i)には図21の命令コード
(a)、世代番号(b)およびプロセッサ番号(e)が
それぞれ設定される。図22のデータ1(h)には、図
21の命令コード(a)に基づく画像メモリ3へのアク
セス結果データが格納される。
【0008】図23は、4台の映像処理向きデータ駆動
型プロセッサを用いたシステム構成図である。このシス
テム中の4台のプロセッサ1のそれぞれは、該プロセッ
サを識別するために識別番号PE#0、PE#1、PE
#2およびPE#3がそれぞれ割り当てられる。以下、
各プロセッサ1に割り当てられた識別番号を用いて各プ
ロセッサを特定しながら説明する。図23のシステムで
は、どのプロセッサからも他の任意のプロセッサにデー
タパケットを与えることができるようにネットワークが
組まれている。たとえばプロセッサPE#0から、プロ
セッサPE#1にデータパケットを与えるには、プロセ
ッサPE#0の出力ポートOAからデータパケットを出
力し、一旦プロセッサPE#3の入力ポートIAに与
え、その後、プロセッサPE#3の出力ポートOAから
データパケットを送出し、プロセッサPE#1の入力ポ
ートIAに与える。
【0009】図24は、従来の映像処理向きデータ駆動
型プロセッサ1のブロック構成図である。図においてプ
ロセッサ1は、その入力段に入力ポートIAおよびIB
が接続される入力処理部17、合流部12、データフロ
ープログラムを記憶し、それに基づいて処理を実行する
本体処理部13、分岐部14、その出力段に出力ポート
OAおよびOBが接続される出力処理部15およびネッ
トワークを組むシステム内で該プロセッサ1を一意に識
別するための識別番号PE#を記憶するPE#レジスタ
16を含む。
【0010】入力処理部17は、入力ポートIAあるい
はIBを介して与えられるデータパケットを入力し、該
入力パケット中のプロセッサ番号とレジスタ16の内容
とを比較し、一致すれば自プロセッサ宛のデータパケッ
トと判断し、該入力パケットを合流部12に出力する。
一致しなければ、他のプロセッサ宛のデータパケットと
判断し、該入力パケットを出力処理部15に与える。合
流部12は、与えられるデータパケットを入力し合流さ
せ本体処理部13に出力する。本体処理部13は与えら
れるデータパケットを入力しデータフロープログラムに
従って処理する。この処理中、画像メモリ3に対するア
クセス要求が発生した場合、出力ポートOVを介して画
像メモリ部11へ処理パケット(図21参照)を送出
し、その後入力ポートIVを介して被処理パケット(図
22参照)を受取る。分岐部14は、本体処理部13か
ら出力されるデータパケットを入力し、入力処理部17
と同様に、該入力パケットのプロセッサ番号とレジスタ
16の内容とを比較し、一致すれば該入力パケットを合
流部12に与え、一致しなければ該入力パケットを出力
処理部15に与える。出力処理部15は、与えられるデ
ータパケットを入力し、該入力パケットのプロセッサ番
号と予め設定された分岐条件とに従って、該入力パケッ
トを出力ポートOAおよびOBのいずれか一方に送出す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、図23に示
すようなシステムにおいてデータフロープログラムに従
う処理が進行するとき、期待通りに処理結果が得られな
い、言い換えれば期待通りにシステムが動作しない場
合、その原因となる不良箇所を特定し、対策を施さなけ
ればならない。しかし、システムに含まれるプロセッサ
台数が多くなるほど、不良箇所の特定は極めて困難にな
る。
【0012】上述した動作不良の原因の1つとして、各
プロセッサ1のPE#レジスタの設定間違いが考えられ
る。仮に、PE#レジスタの設定が間違っていれば、プ
ロセッサ間でのデータパケットの転送が正しく行なわれ
ず、期待通りの処理結果が得られない。
【0013】従来は、PE#レジスタ16の設定は、プ
ロセッサ1の端子電圧によるハードウエア設定か、レジ
スタ16にデータを設定するための命令を用いたソフト
ウエア設定により行なわれている。しかしながら、いず
れの設定方法を採るにしても、従来は、設定されたPE
#レジスタ16の内容を確認する機能がなく、確認する
ことができなかった。
【0014】それゆえにこの発明の目的は、少なくとも
1つ以上の装置を含んで構成されるデータ駆動型情報処
理システムにおいて、各装置に予め設定された識別デー
タを確認可能なデータ駆動型情報処理システムにおける
識別データ確認方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
1つ以上の装置から構成されるデータ駆動型情報処理シ
ステムにおいて、各装置に予め設定された該装置を該シ
ステム内で識別するための識別データを確認するための
方法であって、データパケットは命令情報を格納する命
令フィールドならびにその他フィールドを少なくとも含
む。各装置は、データパケットを入力し、入力データパ
ケットの命令フィールドの命令情報が識別データの確認
を指示する確認命令情報であるか否か判別する。入力デ
ータパケットの命令情報が確認命令情報と判別された場
合は、対応するその他フィールドの情報を、外部入力に
基づいて可変に設定された所定伝送路を介して該入力デ
ータパケットが通過した装置の数を示すカウント値、所
定伝送路において該入力データパケットが識別データが
確認されるべき装置に到達するまでの装置の順序を示す
順序値および識別情報を示すと解釈して、該入力データ
パケットのカウント値をカウントアップする。そして、
該入力データパケットのカウント値と順序値とが一致す
るか否かに基づいて、該入力データパケットが自己宛の
ものであるか否か判別し、入力データパケットが自己宛
のものであると判別された場合、該装置の識別データを
識別情報として該入力データパケットのその他フィール
ドに格納し、該入力データパケットを出力する。入力デ
ータパケットが自己宛のものでないと判別された場合、
該入力データパケットをそのまま出力する。一方、入力
データパケットの命令情報が確認命令情報でないと判別
された場合、該入力データパケットを所定手順に従って
処理しながら該入力データパケット自身に関与した情報
に基づいて設定される伝送路に出力する。上述の所定伝
送路は、データパケットをシステム内のすべての装置を
経由させるように設定されることを特徴とする。また、
上述のデータ駆動型情報処理システムでは各装置は1つ
以上のデータパケット伝送路を介して接続される。そし
て、外部入力に基づいて、各装置は接続される1つ以上
のデータパケット伝送路のうちから1つを選択して、こ
こにデータパケットを送出することにより前述した所定
送路が設定される。
【0016】
【作用】この発明に係るデータ駆動型情報処理システム
における識別データ確認方法では、このシステムに含ま
れる各装置は、識別データの確認を指示する確認命令情
報を格納したデータパケットを入力し、該入力パケット
が自己宛のものであった場合、応じて該装置に予め設定
された識別データを該入力データパケットのデータフィ
ールドに格納し該入力パケットを出力する。したがっ
て、外部から所望の装置に宛てた確認命令情報を格納す
るデータパケットをシステムに投入すれば、所望の装置
に予め設定された識別データをそのデータフィールドに
格納したデータパケットを得ることができるので、得ら
れたこのデータパケットの識別データを確認することに
より、システム内の所望の装置に設定された識別データ
を確認できる。また、システムの外部入力を用いること
で該システムにおいて全装置経由の所定伝送路を容易に
可変設定することができて、システム内の所望装置につ
いての識別データの確認が効率よく行なえる。また、シ
ステムにおいては、確認命令情報を格納したデータパケ
ットが伝送される所定伝送路と、確認命令情報を格納し
ないデータパケットが、すなわち所定手順に従い処理さ
れるべきデータパケットが伝送されるように該データパ
ケット自身に関与した情報に基づく伝送路とが同時に設
定される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
し詳細に説明する。
【0018】図1は、この発明の一実施例による映像処
理向きデータ駆動型プロセッサのブロック構成図であ
る。図1のプロセッサ100は入力ポートIA、IBお
よびIV、出力ポートOA、OBおよびOVを有する。
入力ポートIA、IBおよびIVは伝送路7、8および
5をそれぞれ接続し、出力ポートOA、OBおよびOV
は伝送路9、10および4をそれぞれ接続する。プロセ
ッサ100は伝送路4および5を介して画像メモリ部1
10(詳細は後述する)に接続される。
【0019】プロセッサ100は、その入力段に入力ポ
ートIAおよびIBが接続される入力処理部101、合
流部102、データフロープログラムを記憶し、それに
基づいて処理を実行する本体処理部103、分岐部10
4、その出力段に出力ポートOAおよびOBが接続され
る出力処理部105およびネットワークを組むシステム
内で該プロセッサ100を一意に識別するための識別番
号PE#を記憶するPE#レジスタ106を含む。ま
た、プロセッサ100にはBID端子が接続される。B
ID端子は2ビットの外部設定端子であり、その設定値
は入力処理部101、本体処理部103、分岐部104
および出力処理部105に与えられる。さらに、入力処
理部101、本体処理部103および分岐部104はP
E#レジスタ106の内容を参照する。プロセッサ10
0の処理部101、103および105の詳細は後述す
る。
【0020】この実施例では、図1のプロセッサ10
0、またはプロセッサ100を含んで構成されるシステ
ム中のPE#レジスタ106の内容を確認するために、
ID確認命令が用いられる。このとき、図22で示した
データパケットは、ID確認命令に関するパケットとし
て解釈される。図2は、この発明の一実施例によるID
確認命令に関するデータパケットのフィールド構成図で
ある。図2のデータパケットPはID確認命令コードC
を含む命令コード(j)、カウント値(k)、比較値
(l)および識別番号(m)を含む。カウント値(k)
はデータパケットPがプロセッサ100を通過するごと
にカウントアップされることにより、データパケットP
が通過したプロセッサ100の台数をカウントする値で
あり、比較値(l)は、そのレジスタ106の内容を確
認したいプロセッサ100を特定するための値であり、
識別番号(m)は対応のカウント値(k)と比較値
(l)とが一致したときのプロセッサ100のレジスタ
106の内容である。つまり、識別番号(m)は所望の
プロセッサ100のレジスタ106の内容に一致する。
データパケットPがプロセッサ100に与えられたと
き、プロセッサ100内でデータパケットPが伝送され
る経路は、図24で説明された図21または22のデー
タパケットの伝送経路とは異なり、BID端子の設定内
容に応じて一意に決定される。この詳細については後述
する。
【0021】図3は、図1の入力処理部101のブロッ
ク構成図である。入力処理部101は、その入力段が入
力ポートIAおよびIBに接続されて、与えられるデー
タパケットが入力したポートを判別して入力ポート判別
信号S1を出力する入力ポート判別部200、データパ
ケット中の命令コードを識別する命令識別部201、デ
ータパケットP中のカウント値(k)を1だけカウント
アップするインクリメント部202、データパケットP
中のカウント値(k)と比較値(l)とを比較する比較
部203、データパケットP中の識別番号(m)にレジ
スタ106中の識別番号PE♯を設定するID書込部2
04、与えられるデータパケットを入力し信号S1およ
びBID端子の設定値に基づいて出力ポートOb(合流
部102)および出力ポートOa(出力処理部105)
のいずれか一方に選択的に出力する出力ポート選択部2
05を含む。
【0022】入力ポート判別部200はデータパケット
を入力し、入力されたポートを判別して入力ポート判別
信号S1を出力ポート選択部205に与えるとともに、
入力パケットを命令識別部201に与える。命令識別部
201は与えられるデータパケットを入力し命令コード
を識別し、ID確認命令コードCであれば該入力パケッ
トをインクリメント部202に与え、そうでなければ出
力ポート選択部205へ与える。インクリメント部20
2は与えられるデータパケットPを入力し、応じてカウ
ント値(k)を1だけカウントアップして該入力パケッ
トPを比較部203に与える。比較部203は与えられ
るデータパケットPのカウント値(k)と比較値(l)
とを比較し、一致すれば該入力パケットPをID書込部
204に与え、一致しなければ該入力パケットPを出力
ポート選択部205に与える。識別番号書込部204は
与えられるデータパケットPの識別番号(m)としてレ
ジスタ106から読出された識別番号PE#を設定し、
該入力パケットを出力ポート選択部205に与える。選
択部205はID書込部204から与えられるデータパ
ケットPを入力ポート判別信号S1およびBID端子の
設定内容に基づいて出力ポートObおよびOaのいずれ
か一方に選択的に出力する。
【0023】また、出力ポート選択部205は命令識別
部201よりID確認命令以外のデータパケット(図2
2参照)が与えられた場合は、該データパケット中のプ
ロセッサ番号(i)とレジスタ106から読出された識
別番号PE#とを比較し、一致すれば出力ポートOb
(合流部102)へ、一致しなければ出力ポートOa
(出力処理部105)へ該データパケットを与える。
【0024】図4は、図1の本体処理部103のブロッ
ク構成図である。本体処理部103は入力ポートIVお
よびIを接続し、与えられるデータパケットが入力した
ポートを判別して入力ポート判別信号S2を出力する入
力ポート判別部300、データパケット中の命令コード
を識別する命令識別部301、データパケットP中のカ
ウント値(k)を1だけカウントアップするインクリメ
ント部302、データパケットP中のカウント値(k)
と比較値(l)とを比較する比較部303、データパケ
ットP中の識別番号(m)にレジスタ106中の識別番
号PE#を設定するID書込部304、出力ポートOお
よびOVを接続し、与えられるデータパケットを入力し
信号S2およびBID端子の設定内容に基づいて該入力
パケットを出力ポートOおよびOVのいずれか一方に出
力する出力ポート選択部305、与えられるデータパケ
ットを入力しデータフロープログラムに従う処理を行な
って処理結果得られたデータパケットを出力ポートOま
たはOVに出力する通常処理部306を含む。
【0025】入力ポート判別部300はデータパケット
を入力し、応じて該パケットが入力したポートを判別し
入力ポート判別信号S2を出力ポート選択部305に与
えるとともに、該入力パケットを命令識別部301に与
える。命令識別部301は与えられるデータパケットの
命令コードを識別し、該コードがID確認命令コードC
であれば該入力パケットをインクリメント部302に与
え、そうでなければ該入力パケットを通常処理部306
に与える。インクリメント部302は与えられるデータ
パケットPを入力し、該入力パケットPのカウント値
(k)を1だけインクリメントした後、該入力パケット
を比較部303に与える。比較部303は与えられるデ
ータパケットPを入力し、該入力パケットPのカウント
値(k)と比較値(l)とを比較し、一致すれば該入力
パケットPをID書込部304に与え、一致しなければ
該入力パケットPを出力ポート選択部305に与える。
ID書込部304は与えられるデータパケットPを入力
し、レジスタ106から読出された識別番号PE#を該
入力パケットの識別番号(m)に設定し、該入力パケッ
トを出力ポート選択部305に与える。出力ポート選択
部305は与えられるデータパケットを入力し、入力ポ
ート判別信号S2およびBID端子の設定値に基づき出
力ポートOおよびOVのいずれか一方に送出する。通常
処理部306は命令識別部301から与えられるデータ
パケットPを除く他の(ID確認命令以外の)データパ
ケット(図22参照)を入力しデータフロープログラム
に従って処理し、処理結果データを格納したデータパケ
ットを出力ポートOまたはOVのいずれか一方に送出す
る。
【0026】図5は、図1の出力処理部105のブロッ
ク構成図である。出力処理部105は入力ポートIaお
よびIbが接続されて、与えられるデータパケットが入
力するポートを判別して入力ポート判別信号S3を出力
する入力ポート判別部400、データパケット中の命令
コードを識別する命令識別部401、与えられるデータ
パケットを入力し、判別信号S3およびBID端子の設
定値に基づいて出力ポートOaおよびObのいずれか一
方に選択的に出力する出力ポート選択部402を含む。
【0027】入力ポート判別部400は与えられるデー
タパケットを入力し、その入力ポートを判別し信号S3
を出力ポート選択部402に与えて該入力パケットを命
令識別部401に与える。命令識別部401は与えられ
るデータパケットを入力し、該入力パケットの命令コー
ドがID確認命令コードCであるか否かを識別し、識別
結果信号S5および該入力パケットを出力ポート選択部
402に与える。出力ポート選択部402には与えられ
るデータパケットを入力し、信号S3およびS5、なら
びにBID端子の設定値に基づいて、該入力パケットを
出力端子OAおよびOBのいずれか一方に選択的に送出
する。出力ポート選択部402は識別結果信号S5がI
D確認命令コードCでないという内容を示せば、該入力
パケットを入力ポート判別信号S3に従って出力し、信
号S5がID確認命令コードCであるという内容を示せ
ば、該入力パケットを入力ポート判別信号S3およびB
ID端子の設定値に基づいて出力する。
【0028】図6は、図1の画像メモリ部110のブロ
ック構成図である。画像メモリ部110はプロセッサ1
00の出力ポートOVから与えられるデータパケットを
入力し、該入力パケットの命令コードを識別し該入力パ
ケットを出力する命令識別部600、与えられるデータ
パケットPのカウント値(k)を1だけインクリメント
して該入力パケットを出力するインクリメント部60
1、アクセス制御線6を介して接続されるメモリインタ
ーフェース602および画像メモリ603を含む。メモ
リインターフェース602および画像メモリ603は従
来のメモリインターフェース2および画像メモリ3に相
当する。
【0029】命令識別部600は与えられるデータパケ
ットを入力し、該入力パケットの命令コードがID確認
命令コードCである場合、該入力パケットをインクリメ
ント部601に与え、そうでなければ該入力パケットを
メモリインターフェース602に与える。インクリメン
ト部601は与えられるデータパケットPを入力し、該
入力パケットPのカウント値(k)を1だけインクリメ
ントし、該入力パケットPをプロセッサ100の入力ポ
ートIVに与える。メモリインターフェース602は命
令識別部600から与えられるデータパケットを入力
し、該入力パケットの命令コードならびにデータに基づ
いて画像メモリ603をアクセスし、そのアクセス結果
を格納したデータパケットをプロセッサ100の入力ポ
ートIVに与える。
【0030】図7(A)〜(D)は、図1のプロセッサ
100におけるBID端子の各設定値と、対応するデー
タパケットPの伝送経路とを概略的に示す図である。図
8(A)〜(D)は、図1のプロセッサ100における
BID端子の各設定値と対応するデータパケットPの伝
送経路とを詳細に示す図である。図8(A)〜(D)に
おいて、二重波線で示される部分において、データパケ
ットPのカウント値(k)を1だけインクリメントし、
そのインクリメント結果と比較値(l)とを比較し、一
致すれば、PE#レジスタ106の内容をデータパケッ
トP中の識別番号(m)に書込むという処理が行なわれ
ている。図7および図8に示されたBID端子の設定値
に従うデータパケットPの伝送経路は、前述したように
出力ポート選択部205、305、および402の制御
によって実現されている。
【0031】たとえば、BID端子の設定が(0,0)
であり、データパケットPが入力ポートIAからプロセ
ッサ100に与えられた場合を想定する。まず、入力処
理部101でデータパケットP中のカウント値(k)が
1だけインクリメントされ、インクリメント結果と該入
力パケットPの比較値(l)とが比較され、一致すれ
ば、PE#レジスタ106の内容が該入力パケットPの
識別番号(m)に書込まれ、該入力パケットPは入力処
理部101の出力ポートOaから出力処理部105に送
出される。一致していなければ、識別番号PE#の書込
は行なわれずに、該入力パケットPは出力ポートOaか
ら出力処理部105に送出される。出力処理部105は
入力処理部101から送出されたデータパケットPを入
力ポートIAから入力し、出力ポートOaに送出し、該
パケットPはプロセッサ100の出力ポートOAから出
力される。
【0032】次にBID端子の設定が(0,0)の場
合、データパケットPが入力ポートIBから入力された
場合を想定する。入力処理部101は、与えられるデー
タパケットPを入力し、カウント値(k)を1だけイン
クリメントし、インクリメント結果と該入力パケットP
中の比較値(l)とを比較し、一致すれば、PE#レジ
スタの内容を入力パケットP中の識別番号(m)に書込
み、該入力パケットPを出力ポートObから出力する。
一致していなければ、該入力パケットPに識別番号の書
込は行なわずに、該入力パケットを出力ポートObから
出力する。入力処理部101から出力されたデータパケ
ットPは、合流部102、本体処理部103および分岐
部104を素通りし、出力処理部105にその入力ポー
トIbを介して与えられる。出力処理部105は与えら
れるデータパケットPを入力し、そのまま出力ポートO
bを介して出力し、該データパケットPはプロセッサ1
00の出力ポートOBへ送出される。
【0033】次に、BID端子の設定が(0,0)の場
合、データパケットPが入力ポートIVからプロセッサ
100に入力された場合を想定する。本体処理部105
は、入力ポートIVから与えられるデータパケットPを
入力し、該入力パケットPのカウント値(k)を1だけ
インクリメントし、インクリメント結果と該入力パケッ
トP中の比較値(l)とを比較し、一致すれば、PE#
レジスタ106の内容を該入力パケットP中の識別番号
(m)として書込み、該入力パケットPを出力ポートO
Vから送出する。一致していなければ、該入力パケット
Pは識別番号の書込は行なわれずに、出力ポートOVか
ら出力される。
【0034】上述の内容はBID端子が(0,0)と設
定された場合を想定して説明したが、その他の場合であ
っても、図7および図8で示されるようにデータパケッ
トPの伝送経路がBID端子の設定値に従って切換えら
れる。
【0035】図9は、この発明の一実施例による4台の
映像処理向きデータ駆動型プロセッサ100をネットワ
ーク状に接続したシステムにおいて、BID端子を値
(0,0)に設定した場合のデータパケットPの伝送経
路を示す図である。図10(A)〜(E)は、図9のシ
ステムにおいて伝送されるデータパケットPのフィール
ドの内容を示す図である。図9のシステムにおいて各プ
ロセッサにはプロセッサを識別するための識別番号PE
#が順にPE#0、PE#1、PE#2およびPE#3
と予め割り当てられていると想定する。そして、4個の
プロセッサはすべてBID端子の値が(0,0)に設定
されている。以下、各プロセッサを識別番号を用いて特
定しながら説明する。
【0036】まずプロセッサPE#0の入力ポートIA
からデータパケットPが入力したと想定する。入力パケ
ットPとしては、図10(A)のデータパケットを例
にして説明する。データパケットは、命令コード
(a)にID確認命令コードCを、カウント値(k)お
よび識別番号(m)に初期値として0を、さらに比較値
(l)として3が設定されている。この比較値(l)
は、該パケットが3番目に到達したプロセッサに割り当
てられた識別番号PE#を確認するための設定値であ
る。プロセッサPE#0に入力されたデータパケット
はカウント値(k)が1インクリメントされ、図10
(B)のデータパケットがプロセッサPE#0の出力
ポートOAから出力される。データパケットは、次に
プロセッサPE#3の入力ポートIAに与えられ、カウ
ント値(k)が1インクリメントされ、図10(C)の
データパケットがプロセッサPE#3の出力ポートO
Aから出力される。次に、データパケットは、プロセ
ッサPE#1の入力ポートIAに与えられ、カウント値
(k)が1インクリメントされる。このとき、インクリ
メントされたカウント値(k)と比較値(l)とが一致
しているので、パケットの識別番号(m)にプロセッ
サPE#1に予め設定された識別番号PE#(PE#
1)が書込まれ、図10(D)に示されるデータパケッ
トがプロセッサPE#1の出力ポートOAから出力さ
れる。
【0037】データパケットは、次にプロセッサPE
#2の入力ポートIAに入力され、カウント値(k)が
1インクリメントされて、図10(E)に示されるデー
タパケットがプロセッサPE#2の出力ポートOAか
ら出力される。
【0038】データパケットの識別番号(m)は値P
E#1になっている。これは、図9のシステムに与えら
れたデータパケットP(データパケット)が3番目に
到達したプロセッサ100に割り当てられた識別番号P
E#を示している。仮に、プロセッサPE#1の識別番
号PE#の設定が誤っていれば、データパケットの識
別番号(m)は値PE#1にはならないので、プロセッ
サPE#1のレジスタ106の設定に誤りが発生してい
ることが分かる。この例では、プロセッサPE#1に割
り当てられた識別番号PE#を確認する場合を取上げた
が、プロセッサPE#0の入力ポートIAに与えられる
データパケットPの比較値(l)の値を、調べようとす
るプロセッサに該データパケットが何番目に到達するか
を知った上で適当に設定することにより、該システム内
の任意のプロセッサの識別番号PE#を確認することが
可能となる。
【0039】また、図9に示されたシステムでは、4個
のプロセッサはすべてBID端子が値(0,0)に設定
されているが、BID端子の設定値はこれ以外でもよ
く、望ましくは識別番号PE#の確認テストが効率的に
進められるように、システムを構成するすべてのプロセ
ッサを通る一筆書きの経路が形成できるようにBID端
子の値を設定する。
【0040】図11は、2台の映像処理向けデータ駆動
型プロセッサが2台のルータ(経路選択部)を用いて1
つの画像メモリ部を共用する場合のシステム構成図であ
る。図12は、この発明の一実施例によるルータのブロ
ック構成図である。図13(A)〜(D)は、ルータに
おけるBID端子の各設定値と対応するデータパケット
Pの伝送経路とを示す図である。
【0041】図12において、ルータは入力ポートIB
およびIA、出力ポートOAおよびOBを有する。さら
に、ルータは入力ポートIAおよびIBから与えられる
データパケットを入力し、データパケットが入力したポ
ートを判別して入力ポート判別信号S4を出力する入力
ポート判別部500、データパケット中の命令コードを
識別する命令識別部501、データパケットP中のカウ
ント値(k)を1だけカウントアップするインクリメン
ト部502、データパケットP中のカウント値(k)と
比較値(l)とを比較する比較部503、ID書込部5
04、出力ポート選択部505、通常ルート処理部50
6、およびRT#レジスタ507を含み、さらに外部に
BID端子を接続する。ID書込部504はデータパケ
ットP中の識別番号(m)にレジスタ507中の識別番
号RT#を設定する。識別番号RT#は該ルータを一意
に識別するための番号である。通常ルート処理部506
は与えられるデータパケットを入力し、該入力パケット
の世代番号あるいはプロセッサ番号に基づいて該入力パ
ケットを出力ポートOAおよびOBのいずれか一方に出
力する。出力ポート選択部505は与えられるデータパ
ケットPを入力し、判別信号S4およびBID端子の設
定値に基づいて出力ポートOAおよびOBのいずれか一
方に選択的に出力する。
【0042】入力ポート判別部500は入力ポートIA
およびIBから与えられるデータパケットを入力し命令
識別部501に与えるとともに、該パケットが入力した
ポートを判別し入力ポート判別信号S4を出力ポート選
択部505に与える。命令識別部501は与えられるデ
ータパケットを入力し、該入力パケット中の命令コード
がID確認命令コードCであるか否かを識別し、そうで
あれば該入力パケットをインクリメント部502に与
え、そうでなければ該入力パケットを通常ルート処理部
506に与える。インクリメント部502は与えられる
データパケットPを入力し、該入力パケットPのカウン
ト値(k)を1だけインクリメントし、比較部503に
与える。比較部503は該入力パケットのカウント値
(k)と比較値(l)とを比較し、一致すれば該入力パ
ケットPをID書込部504に与え、一致しなければ該
入力パケットPを出力ポート選択部505に与える。I
D書込部504は与えられるデータパケットPを入力
し、レジスタ507から読出された識別番号RT#を該
入力パケットPの識別番号(m)に設定し、該入力パケ
ットを出力ポート選択部505に出力する。出力ポート
選択部505は与えられるデータパケットPを入力し、
判別信号S4およびBID端子の設定値に基づき該入力
パケットを出力ポートOAおよびOBのいずれか一方に
選択的に出力する。
【0043】図13(A)〜(D)を参照しても分かる
ように、ルータを介したデータパケットPの伝送経路
は、ルータの出力ポート選択部505による入力ポート
判別信号S4およびBID端子の設定値とに基づいて一
意に決定される。
【0044】図14は、図11のシステムにおいてBI
D端子の設定内容の一例と、これに対応したデータパケ
ットPの伝送経路を示す図である。図14のシステムに
おいては、データパケットPが該システムに含まれるす
べてのプロセッサ、すべてのルータおよびすべてのが画
像メモリ部を通過できるような一筆書きの伝送経路がB
ID端子の設定値により実現されている。
【0045】図15は、4台の映像処理向けデータ駆動
型プロセッサが8台のルータを用いて4つの画像メモリ
部を共用する場合のシステム(4VMシステムと呼ぶ)
構成図である。図15において4台のプロセッサには識
別番号PE#0、PE#1、…、PE#3がそれぞれ割
り当てられ、8台のルータには識別番号RT#0、RT
#1、…、RT#7がそれぞれ割り当てられる。以下、
図15のシステム中の各プロセッサを識別番号PE#を
用いて特定し、各ルータを識別番号RT#を用いて特定
する。さらに、図15のシステムは、システムの入力段
および出力段にルータRT#8およびRT#9をそれぞ
れ備える。ルータRT#8およびRT#9は、図15の
システム構成をユニットとしてユニット間を接続する場
合に利用されるルータである。図15のシステムにおい
て画像メモリ部を2つしか使用しない場合(2VMシス
テムと呼ぶ)は、図15の斜線を施したルータRT#3
およびRT#5と画像メモリ部VM#2およびVM#3
は不要である。また、図15のシステムにおいて画像メ
モリ部をまったく使用しない場合(0VMシステムと呼
ぶ)は、ルータRT#0〜RT#7とすべての画像メモ
リ部が不要である。
【0046】図16は、2ビットのスイッチ信号SW0
およびSW1を用いて図15のシステムの各BID端子
に設定される値を表形式で示す図である。図15のシス
テムでは、データパケットPを用いて識別番号の設定確
認を行なう際、BID端子の設定を行なわなければなら
ないプロセッサとルータは併せて14台存在する。この
システムにおいてデータパケットPが一筆書きの伝送路
を経由して伝送されるように、各プロセッサおよび各ル
ータについてBID端子を個々に設定すれば、この設定
に非常に手間がかかる。これを解消するように、たとえ
ば図16に示されるようにスイッチ信号SW0およびS
W1を出力する2ビットのスイッチを1つ準備し、スイ
ッチ信号SW0およびSW1の組合せにより、各プロセ
ッサおよび各ルータのBID端子の値設定を行なえば、
14個のBID端子の設定を1個の2ビットスイッチで
可能となる。
【0047】図15のシステムを0VMシステムに設定
し、データパケットPを伝送し識別番号の確認を行なう
際、図16に示されるようにスイッチ信号SW0および
SW1を(0,0)に設定する。そして信号SW0およ
びSW1が論理演算され、その演算結果がプロセッサP
E#0〜PE#3のそれぞれBID端子に値(0,0)
と設定され、同時にルータRT#8およびRT#9のそ
れぞれのBID端子の値に(1,0)と設定される。こ
のように、図16に示された表を真理値表として動作す
る論理回路を設計しておけば、2ビットのスイッチ信号
SW0およびSW1で複数のプロセッサおよび複数のル
ータのそれぞれに関するBID端子の値を一斉に設定す
ることが可能となる。
【0048】図17は、図15のシステムを画像メモリ
部を用いない0VMシステムとした場合のデータパケッ
トPの伝送経路を示す図である。図17では、2ビット
のスイッチ信号SW0およびSW1を(0,0)と設定
するだけで、データパケットPが該システムのすべての
プロセッサを通過する一筆書きの経路で伝送される。
【0049】図18は、図15のシステムを2つの画像
メモリ部を用いる2VMシステムとした場合のデータパ
ケットPの伝送経路を示す図である。図18では、2ビ
ットのスイッチ信号SW0およびSW1を(0,1)と
設定するだけで、データパケットPが該システムのすべ
てのプロセッサ、すべてのルータおよびすべての画像メ
モリ部を通過する一筆書きの経路で伝送される。
【0050】図19は図15のシステムを4つの画像メ
モリ部を用いた4VMシステムとした場合の、データパ
ケットPの伝送経路を示す図である。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、データ
駆動型情報処理システム内の所望の装置に宛てて確認命
令情報を格納したデータパケットを該システムに投入す
れば、応じて所望装置によってその識別データを格納し
たデータパケットが出力されるので、このデータパケッ
ト中の識別データを確認することにより、システム内の
所望の装置に識別データが正確に設定されているか否か
を確認することができる。これにより、該システムの動
作テストが簡単化される。また、外部入力を用いること
で全装置経由の所定伝送路が所望するように容易に可変
設定できて、効率的に識別データの確認が行なえる。ま
た、システムにおいては、確認命令情報を格納したデー
タパケットが伝送される所定伝送路と、確認命令情報を
格納しないデータパケットが、すなわち所定手順に従い
処理されるべきデータパケットが伝送されるように該デ
ータパケット自身に関与した情報に基づく伝送路とが同
時に設定されるので、各装置に予め設定された識別デー
タの確認処理と所定手順に従う処理とを並行して実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による映像処理向けデータ
駆動型プロセッサのブロック構成図である。
【図2】この発明の一実施例によるID確認命令に関す
るデータパケットのフィールド構成図である。
【図3】図1の入力処理部のブロック構成図である。
【図4】図1の本体処理部のブロック構成図である。
【図5】図1の出力処理部のブロック構成図である。
【図6】図1の画像メモリ部のブロック構成図である。
【図7】(A)〜(D)は、図1のデータ駆動型プロセ
ッサにおけるBID端子の各設定値と対応するID確認
命令コードを格納したデータパケットの伝送径路とを概
略的に示す図である。
【図8】(A)〜(D)は、図1のデータ駆動型プロセ
ッサにおけるBID端子の各設定値と対応するID確認
命令コードを格納したデータパケットの伝送経路とを詳
細に示す図である。
【図9】この発明の一実施例による4台の映像処理向け
データ駆動型プロセッサをネットワーク状に接続したシ
ステムにおいて、BID端子を値(0,0)に設定した
場合の、ID確認命令コードを格納したデータパケット
の伝送経路を示す図である。
【図10】(A)〜(E)は、図9のシステムにおいて
伝送されるID確認命令コードを格納したデータパケッ
トのフィールドの内容を示す図である。
【図11】2台の映像処理向けデータ駆動型プロセッサ
が2台のルータを用いて1つの画像メモリ部を共用する
場合のシステム構成図である。
【図12】この発明の一実施例によるルータのブロック
構成図である。
【図13】ルータにおけるBID端子の各設定値と、対
応するID確認命令コードを格納したデータパケットの
伝送経路とを示す図である。
【図14】図11のシステムにおいてBID端子の設定
内容の一例と、これに対応したID確認命令コードを格
納したデータパケットの伝送経路とを示す図である。
【図15】4台の映像処理向けデータ駆動型プロセッサ
が8台のルータを用いて4つの画像メモリ部を共用する
場合のシステム構成図である。
【図16】2ビットのスイッチ信号SW0およびSW1
を用いて図15のシステムの各BID端子に設定される
値を表形式で示す図である。
【図17】図15のシステムを画像メモリ部を用いない
0VMシステムとした場合の、ID確認命令コードを格
納したデータパケットの伝送経路を示す図である。
【図18】図15のシステムを2つの画像メモリ部を用
いる2VMとした場合の、ID確認命令コードを格納し
たデータパケットの伝送経路を示す図である。
【図19】図15のシステムを4つの画像メモリ部を用
いる4VMとした場合の、ID確認命令コードを格納し
たデータパケットの伝送経路を示す図である。
【図20】従来の映像処理向けデータ駆動型プロセッサ
のブロック構成図である。
【図21】通常動作時に画像メモリ部に与えられるデー
タパケットのフィールド構成図である。
【図22】通常動作時に、画像メモリ部から出力される
データパケット、または映像処理向けデータ駆動型プロ
セッサの入出力データパケットのフィールド構成図であ
る。
【図23】4台の映像処理向けデータ駆動型プロセッサ
を用いたシステム構成図である。
【図24】従来の映像処理向けデータ駆動型プロセッサ
のブロック構成図である。
【符号の説明】
100 映像処理向けデータ駆動型プロセッサ 101 入力処理部 103 本体処理部 105 出力処理部 106 PE#レジスタ 110 画像メモリ部 200,300,400,500 入力ポート判別部 201,301,401,501,600 命令識別部 202,302,502,601 インクリメント部 203,303,503 比較部 204,304,504 ID書込部 205,305,402,505 出力ポート選択部 507 RT#レジスタ RT#、PE# 識別番号 C ID確認命令コード P ID確認命令コードを格納したデータパケット IA、IB、IV 入力ポート OA、OB、OV 出力ポート なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−33340(JP,A) 特開 平1−320564(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/82 G06F 15/16 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の装置から構成され
    るデータ駆動型情報処理システムにおいて、前記各装置
    に予め設定された該装置を該システム内で識別するため
    の識別データを確認するための方法であって、前記データパケットは命令情報を格納する命令フィール
    ドならびにその他フィールドを少なくとも含み、 前記各装置は、前記データパケットを入力し、 前記入力データパケットの前記命令フィールドの命令情
    報が前記識別データの確認を指示する確認命令情報であ
    るか否か判別し、 前記入力データパケットの命令情報が前記確認命令情報
    と判別された場合は、対応する前記その他フィールドの
    情報を、外部入力に基づいて可変に設定された所定伝送
    路を介して該入力データパケットが通過した前記装置の
    数を示すカウント値、前記所定伝送路において該入力デ
    ータパケットが前記識別データが確認されるべき前記装
    置に到達するまでの装置の順序を示す順序値および識別
    情報を示すと解釈して、該入力データパケットの前記カ
    ウント値をカウントアップし、 該入 力データパケットの前記カウント値と前記順序値と
    が一致するか否かに基づいて、該入力データパケットが
    自己宛のものであるか否か判別し、該入 力データパケットが自己宛のものであると判別され
    た場合、該装置の前記識別データを前記識別情報として
    該入力データパケットのその他フィールドに格納し、該
    力データパケットを出力し、該入 力データパケットが自己宛のものでないと判別され
    た場合、該入力データパケットをそのまま出力し、 前記入力データパケットの命令情報が前記確認命令情報
    でないと判別された場合、該入力データパケットを所定
    手順に従って処理して該入力データパケット自身に関与
    した情報に基づいて設定される伝送路に出力し、 前記所定伝送路は、前記データパケットを前記システム
    内のすべての前記装置を経由させるように設定されるこ
    とを特徴とす る、データ駆動型情報処理システムにおけ
    る識別データ確認方法。
  2. 【請求項2】 前記データ駆動型情報処理システムで
    は、 各装置は1つ以上のデータパケット伝送路を介して接続
    されて、 前記外部入力に基づいて、前記各装置は接続される1つ
    以上の前記データパケット伝送路のうちから1つを選択
    して、ここに前記データパケットを送出することにより
    記所定伝送路が設定されることを特徴とする、請求項
    1に記載のデータ駆動型情報処理システムにおける識別
    データ確認方法。
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