JPH07191955A - データ駆動型情報処理装置 - Google Patents

データ駆動型情報処理装置

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JPH07191955A
JPH07191955A JP5330086A JP33008693A JPH07191955A JP H07191955 A JPH07191955 A JP H07191955A JP 5330086 A JP5330086 A JP 5330086A JP 33008693 A JP33008693 A JP 33008693A JP H07191955 A JPH07191955 A JP H07191955A
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Japan
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processor
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JP5330086A
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English (en)
Inventor
Riyuuji Miyama
隆二 見山
Shinichi Yoshida
真一 芳田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力されたデータパケットを、データ駆動型
プロセッサおよびそのプロセッサを動作させるためのプ
ログラムを用いることなく、複数の送り先に分岐させる
ことが可能なデータ駆動型情報処理装置を提供する。 【構成】 入力されたデータパケットの世代番号を世代
番号レジスタ31に格納する。論理積回路33におい
て、世代番号と、参照マスクレジスタ32に予め記憶さ
れている値との論理積をとり、その結果を比較器35の
一方の入力端子に入力する。比較器35は、参照データ
レジスタ34の値と論理積回路33などの値とを比較
し、2つの値が等しいか否かを示す信号を分岐部36へ
入力する。分岐部36は、比較器35からの入力信号に
応じて、入力データパケットをAポートとBポートとの
いずれかに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ駆動型情報処理
装置に係り、詳しくは、処理系内の分岐点上にあるデー
タパケットの送り出先を決定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のノイマン型計算機においては、プ
ログラムとして種々の命令が予めプログラムメモリに記
憶され、プログラムカウンタによってプログラムメモリ
のアドレスが逐次指定されることにより順次命令が読出
され、その命令が実行される。
【0003】一方、データ駆動型情報処理装置は、プロ
グラムカウンタによる逐次的な命令の実行という概念を
持たない非ノイマン型計算機の1種である。このような
データ駆動型情報処理装置には、命令の並列処理を基本
としたアーキテクチャが採用される。データ駆動型情報
処理装置においては、演算対象となるデータが揃い次
第、命令の実行が可能となり、データによって、複数の
演算が同時に実行されるため、データの自然な流れに従
って並列的にプログラムが実行される。そのため、デー
タ駆動型情報処理装置を用いた場合には、演算の所要時
間が大幅に短縮すると見なされている。
【0004】データ駆動型情報処理装置においては、1
つのまたは複数のデータ駆動型プロセッサが用いられ
る。データ駆動型プロセッサのアーキテクチャや、複数
のデータ駆動型プロセッサを用いたデータ駆動型情報処
理装置の効果についての詳細は、たとえば、参考文献
「動的データ駆動型プロセッサによる並列処理方式の検
討」(情報処理学会、マイクロコンピュータアーキテク
チャシンポジウム、1991年11月12日)に示され
ている。
【0005】図3は、複数のデータ駆動型プロセッサを
用いたデータ駆動型情報処理装置の構成の一例を示すブ
ロック図である。同図において、データ駆動型情報処理
装置(以下、単に「装置」という)40は、第1,第2
および第3のデータ駆動型プロセッサ(以下、単に「プ
ロセッサ」という)41,42,43を含む。第1,第
2,第3のプロセッサ41〜43には、それぞれ「PE
1」〜「PE3」のプロセッサ番号が付けられている。
第1,第2,第3のプロセッサ41〜43のそれぞれ
は、予め設定された処理内容を記憶しており、その設定
内容に基づいて、入力されたデータを処理する。
【0006】第1のプロセッサ41には、装置40の外
部からデータが入力される。第1のプロセッサ41は、
A,Bの2個の出力ポートを有する。Aポートからの出
力は、第2のプロセッサ42へ入力され、Bポートから
の出力は第3のプロセッサ43へ入力される。第2,第
3のプロセッサ42,43の出力は、装置40の外部へ
出力される。
【0007】一般にデータ駆動型情報処理装置において
は、処理対象となるデータと、そのデータの行先情報や
世代情報などとを含むデータパケットを処理系に入力す
ることにより、各データに相応しい処理を行なう。
【0008】図4は、図3に示した装置40内で用いら
れるデータパケットの構成を示すブロック図である。デ
ータパケット50は、命令コード51と、世代番号52
と、データ53と、行先プロセッサ番号54とを含む。
命令コード51は、8ビットで表わされる情報であり、
データ53に対する処理の内容を指定する。
【0009】世代番号52は、4ビットで表わされる情
報であり、外部から装置40に入力される時点で付けら
れたデータ53の識別子である。装置40は、この世代
番号52により、データ53の世代を区別する。データ
53は、4ビットで構成され、装置40内を送られる過
程で順次処理される対象となる情報である。行先プロセ
ッサ番号54は、10ビットで表わされる情報であり、
データパケット50を処理するプロセッサの番号を示
す。
【0010】データパケット50は、装置40の外部か
ら第1のプロセッサ41の入力ポートへ入力され、必要
に応じて第1のプロセッサのAポートまたはBポートか
ら出力されて、第2のプロセッサ42または第3のプロ
セッサ43へ送られる。第2のプロセッサ42または第
3のプロセッサ43は、予め設定された処理内容に基づ
いてデータパケット50に対する処理を行ない、処理が
完了すれば、それぞれの出力ポートから装置40の外部
へデータパケット50を出力する。
【0011】一般に、装置40のように第2のプロセッ
サ42と第3のプロセッサ43とのいずれかにデータパ
ケット50を分岐させて、処理の負荷分散を行なうよう
な場合は、世代番号52に基づいて行先を分岐させると
効率よく処理が行なえることが多い。たとえば、図5に
示すような、フィールド,ライン,ピクセルの三次元で
表わされる画像データについて、あるフィールドの水平
方向の位置を特定するためのピクセル番号を世代番号5
2として処理する場合を考える。このような場合には、
ピクセル番号が偶数であれば第2のプロセッサ41で処
理し、ピクセル番号が奇数であれば第3のプロセッサ4
3で処理するなどのように、世代番号に基づいてデータ
の送り先を分岐させることで容易に処理の負荷を分散さ
せることができる。
【0012】図6は、装置40において、第1のプロセ
ッサ41に入力されたデータパケット50を世代番号5
2に基づいて第2のプロセッサ42と第3のプロセッサ
43とのいずれかに分岐させるときの処理手順の一例を
示すフローチャートである。同図を参照して、世代番号
52が偶数であれば第2のプロセッサ42へデータパケ
ット50を送り、世代番号52が奇数であれば第3のプ
ロセッサ43へデータパケット50を送る場合について
述べる。
【0013】第1のプロセッサ41は、ノード(以下、
単に「N」という)0においてCPY命令を実行し、装
置40の外部から入力されたデータパケット50を複製
する。以下の説明では、データパケット50を第1のデ
ータパケットといい、複製した方を第2のデータパケッ
トという。
【0014】第1のプロセッサ41は、第1のデータパ
ケットをN1へ送り、第2のデータパケットをN4へ送
る。第1のプロセッサ41は、N1において、第2のデ
ータパケットに含まれるデータを、その第2のデータパ
ケットの世代番号に書換えるための命令(AGN命令)
を実行する。次に、第1のプロセッサ41は、N2にお
いて、世代番号をデータとして持っているN1から送ら
れてきた第2のデータパケットに対して、データと参照
マスクRMの値との論理積を計算するための命令(AN
D命令)を実行する。さらに、第1のプロセッサ41
は、N3において、N2の論理積演算の結果が、参照デ
ータRDと等しいか否かを比較するための命令(EQ命
令)を実行する。
【0015】第1のプロセッサ41は、N3においてE
Q命令を実行することにより、第2のデータパケットに
含まれるデータと参照データRDが等しければ、データ
を「1」に書換え、等しくなければ、データを「0」に
書換える。
【0016】第1のプロセッサ41は、N4において、
2つの入力を受ける。一方の入力は、N0から送られる
第1のデータパケットであり、装置40の外部から入力
されたそのままのデータパケットである。もう一方の入
力は、N3から送られる第2のデータパケットである。
第1のプロセッサ41は、N0から送られてきた第1の
データパケットを、N3からの第2のデータパケットの
データの内容に基づいて、Aポートへの出力とBポート
への出力との2つの出力のいずれか一方に分岐させて出
力する。第2のプロセッサ42は、N4における分岐出
力を、SW命令を実行することにより行なう。
【0017】ここで、参照マスクRMを「0001」
(2進数)、参照データRDを「0000」(2進数)
に設定し、N4の出力を、N3からのデータが「1」で
あればAポートへ送り、N4からのデータが「0」であ
ればBポートへ送るように制御する場合を考える。
【0018】世代番号が、偶数たとえば「4」(2進数
表記で「0100」)のデータパケットが、装置40の
外部から入力されると、第1のプロセッサ41は、N0
において第1のデータパケットを元に第2のデータパケ
ットを複製し、第2のデータパケットをN1へ送る。第
1のプロセッサ41は、N1において第2のデータパケ
ットのデータを世代番号の「0100」に書換える。第
1のプロセッサ41は、N2において、データの「01
00」と参照マスクRMの「0001」との論理積を求
め、この論理積の結果である「0000」(2進数)を
データとして書換える。
【0019】次に、第1のプロセッサ41は、N3にお
いて、データの「0000」と参照データRDの「00
00」とを比較する。この場合はデータと参照データR
Dとが等しいので、第1のプロセッサ41は、データを
「1」に書換える。
【0020】第1のプロセッサ41は、N4において、
N3から送られてきた第2のデータパケットのデータの
値を判定し、この場合はデータが「1」であるので、N
0から送られてきた第1のデータパケットをAポート側
へ出力する。
【0021】一方、世代番号が奇数であるデータパケッ
トの場合は、N2のAND命令によりデータが「000
1」に書換えられ、N3のEQ命令によりデータが
「0」に書換えられる。そして、N4のSW命令によ
り、N0からの第1のデータパケットがBポート側へ出
力される。
【0022】このように、世代番号が偶数であればAポ
ート側へ、奇数であればBポート側へデータパケットを
分岐して送る場合には、参照マスクRMや参照データR
Dを上述のように設定すればよい。また、データパケッ
トの送り先をその他の条件で分岐させるときには、その
条件に応じて参照マスクRMや参照データRDの値を適
当に設定すればよい。たとえば、世代番号が「3」以下
であればAポート側へ、そうでない場合はBポート側へ
データパケットを送る場合には、参照マスクRMに「1
100」(2進数)、参照データRDに「0000」
(2進数)を設定する。
【0023】上述した手順をプログラムに記述し、この
プログラムを第1のプロセッサ41に実行させることに
より、装置40において、世代番号の値に応じてデータ
パケットの行先を決定し、第2のプロセッサ42または
第3のプロセッサ43のいずれかに分岐して送り出すこ
とができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置40では、世代番号の値に基づいてデータパケット
を第2のプロセッサ42または第3のプロセッサ43の
いずれかに分岐させる場合に、図6に示したような手順
を第1のプロセッサ41に行なわせるためのプログラム
を用意する必要がある。また、データパケットの送り先
を分岐させるために第1のプロセッサ41という1個の
データ駆動型プロセッサを用いなければならない。さら
に、データ駆動型プロセッサによるプログラム実行処理
の量が、データパケットを分岐させるためのプログラム
の分だけ増加することになる。
【0025】上述した事項は、第1のプロセッサ41に
おけるデータ処理の有無にかかわらず必要となるので、
装置40の構成が複雑になったり、組立コストが上昇し
たりするおそれがある。
【0026】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的は、データ駆動型プ
ロセッサおよびそのプロセッサを実行させるためのプロ
グラムを用いることなく、データパケットを世代番号に
基づいて分岐させて送り出すことが可能なデータ駆動型
情報処理装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、データ駆動型プロセッサを含む処理系を
備え、処理対象となるデータと、並列処理したいデータ
群同士を区別するための世代番号とを含むデータパケッ
トを前記処理系内に送ることにより、前記データを世代
番号が同一の他のデータとともに並列処理するための情
報処理装置であって、前記処理系は、第1の経路と第2
の経路とに分岐する分岐点を含み、データパケットから
世代番号を読出すための読出手段と、予め定められた参
照データを記憶するためのレジスタと、前記参照データ
と世代番号との関係に基づいて第1の信号と第2の信号
とを選択的に出力するための論理回路と、前記分岐点上
にあるデータパケットを前記論理回路の出力に基づいて
前記第1の経路と第2の経路とのいずれかに送り出すた
めの経路選択手段とを含む。
【0028】
【作用】本発明の構成によれば、読出手段がデータパケ
ットから世代番号を読出す。論理回路は、読出した世代
番号と、レジスタに記憶された予め定められた参照デー
タとの関係に基づいて、第1の信号と第2の信号とを選
択的に出力する。経路選択手段は、分岐点上にあるデー
タパケットを論理回路の出力に基づいて第1の経路と第
2の経路とのいずれかに送り出す。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0030】図1は、本実施例によるデータ駆動型情報
処理装置(以下、単に「装置」という)10の構成を示
すブロック図である。装置10は、ルータ11と、第
1,第2のデータ駆動型プロセッサ(以下、単に「プロ
セッサ」という)12,13とを含む。第1,第2のプ
ロセッサ12,13のそれぞれは、予め設定された処理
内容を記憶しており、その設定内容に基づいて、入力さ
れたデータを処理する。
【0031】装置10は、入力ポート21から入力され
たデータパケットをルータ11によって第1のプロセッ
サ12と第2のプロセッサ13とのいずれかに送り、第
1のプロセッサ12または第2のプロセッサ13によっ
て処理したデータパケットを出力ポート22または出力
ポート23から外部へ出力する。
【0032】ルータ11の入力ポートは、装置10の入
力ポート21に接続されている。また、ルータ11は、
A,Bの2つの出力ポートを備え、出力ポートAは第1
のプロセッサ12の入力ポートに接続され、出力ポート
Bは、第2のプロセッサ13の入力ポートに接続されて
いる。第1のプロセッサ12の出力ポートは、装置10
の出力ポート22に接続され、第2のプロセッサ13の
出力ポートは、装置10の出力ポート23に接続されて
いる。
【0033】装置10に入力され、その内部で処理され
るデータパケットの構成は、前記図4に示したものと同
様である。なお、データパケットの構成は、図4に示し
たものに限られるものではなく、他の要素を追加した
り、各フィールドのサイズを変更してもよい。
【0034】以下の説明では、データパケットおよびそ
の構成要素を示すにあたり、図4に示した符号と同様の
符号を用いる。
【0035】図2は、ルータ11の構成を示すブロック
図である。ルータ11は、データパケット50の世代番
号52を読出して格納するための世代番号レジスタ31
と、世代番号52と比較するための参照マスクRMを予
め格納しておくための参照マスクレジスタ32と、世代
番号と参照マスクRMとの論理積をとるための論理積回
路33と、論理積回路33からの出力と比較するための
参照データRDを予め格納しておくための参照データレ
ジスタ34と、論理積回路33からの出力と参照データ
RDとを比較するための比較器35と、比較器35から
の出力に基づいて、入力されたデータパケット50をA
ポートとBポートとのいずれかに出力するための分岐部
36とを含む。
【0036】ルータ11に装置10の外部から入力され
たデータパケット50が入力されると、世代番号レジス
タ31が、そのデータパケット50の世代番号52を読
出して記憶する。次に、論理積回路33は、世代番号レ
ジスタ31の値と、参照マスクレジスタ32の値との論
理積を計算し、その結果を比較器35の一方の入力端子
に入力する。比較器35のもう一方の入力端子には、参
照データレジスタ34の出力が入力される。比較器35
は、論理積回路33からの出力値と参照データレジスタ
34からの出力値とを比較し、その結果を分岐部36へ
送る。
【0037】分岐部36は、比較器35から論理積回路
33の出力値と参照データレジスタ34からの出力値と
が等しいという出力結果が入力されれば、外部から入力
されたデータパケット50をAポートから出力する。ま
た、分岐部36は、比較器35から論理積回路33の出
力値と参照データレジスタ34からの出力値とが等しく
ないとの出力結果が入力された場合は、データパケット
50をBポートから出力する。
【0038】なお、参照マスクレジスタ32および参照
データレジスタ34に予め格納しておく値は、ルータ1
1の外部からディップスイッチ等によって設定したり、
それぞれのレジスタ32,34の値を設定するためのデ
ータパケットをルータ11の外部から入力して設定した
りすればよい。これらの設定手段の構成については、図
示を省略する。
【0039】装置10において、ルータ11を用いて世
代番号が偶数であればデータパケットを第1のプロセッ
サ12へ送り、世代番号が奇数であれば第2のプロセッ
サ13へ送る場合を考える。このとき、参照マスクレジ
スタ32には、「0001」を、参照データレジスタ3
4には「0000」を予め設定しておく。
【0040】たとえば、世代番号が偶数である「4」
(2進数表現で「0100」)のデータパケットが入力
されると、世代番号レジスタ31と参照マスクレジスタ
32との値の論理積の結果が、「0000」となり、参
照データレジスタ34に記憶されている「0000」の
値と等しくなる。したがって、比較器35から分岐部3
6へは、2つの入力値が等しいとの結果が出力され、こ
れに応答して、分岐部36は、入力されたデータパケッ
トの世代番号が偶数であると判断し、データパケットを
Aポートから出力する。
【0041】また、世代番号が奇数のデータパケットが
入力された場合は、論理積回路33から「0001」が
出力され、比較器35から分岐部36へは、2つの入力
値が等しくないことを示すための信号が入力される。こ
れに応答して、分岐部36は、入力されたデータパケッ
トの世代番号が奇数であると判断し、データパケットを
Bポートに出力する。
【0042】以上のルータ11の動作により、装置10
に入力されたデータパケットの世代番号が、偶数であれ
ば、そのデータパケットは、ルータ11のAポートから
出力されて第1のプロセッサ12へ送られる。また、デ
ータパケットの世代番号が奇数であれば、そのデータパ
ケットがBポートから出力されて第2のプロセッサ13
へ送られる。第1のプロセッサ12または第2のプロセ
ッサ13に送られたデータパケットは、それぞれのプロ
セッサにおいて予め記憶されている設定内容に基づいて
処理され、装置10の出力ポート11または出力ポート
12から外部へ出力される。
【0043】また、上述したように世代番号が偶数であ
るか奇数であるかの条件以外の条件で分岐させるような
場合には、参照マスクレジスタ32および参照データレ
ジスタ34に記憶させる値を適当に変更することによ
り、所望の条件でデータパケットの送り先を分岐させる
ことができる。
【0044】なお、装置10においては、図4に示した
データパケット50に含まれる行先プロセッサ番号54
の値と、実際にデータパケット50が送られるデータプ
ロセッサの番号とが異なる場合がある。このような不具
合をなくすためには、第1のプロセッサ12と第2のプ
ロセッサ13とのプロセッサ番号を同一にしたり、また
は、第1のプロセッサ12および第2のプロセッサ13
とにおいて、データパケット50に含まれる行先プロセ
ッサ番号54の値を無視するように構成する。
【0045】また、本実施例では、第1のプロセッサ1
2と第2のプロセッサ13との2つのデータ駆動型プロ
セッサにデータパケットを分岐して送り出す場合の構成
を示したが、ルータ11と同様の構成のルータをさらに
追加することにより、入力されたデータパケットを3つ
以上の送り先に分岐させることも可能である。たとえ
ば、ルータ11のAポートの出力を別のルータに入力
し、そこからさらに2つの送り先に分岐させれば、合計
3つの送り先に分岐することができる。
【0046】以上説明したように本実施例の装置10で
は、図2に示した構成のルータ11を用いることによ
り、データ駆動型プロセッサおよびそのプロセッサを動
作させるためのプログラムなどを用意することなく、入
力されたデータパケットを複数の送り先に分岐させるこ
とができる。
【0047】前記装置10は、請求項記載のデータ駆動
型情報処理装置に対応する。前記世代番号レジスタ31
により、請求項記載の読出手段が構成されている。前記
参照マスクレジスタ32により、請求項記載のレジスタ
が構成されている。前記論理積回路33により、請求項
記載の論理回路が構成されている。前記参照データレジ
スタ34と比較器35と分岐部36とにより、請求項記
載の経路選択手段が構成されている。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータパケットから読出した世代番号と、予め記憶してお
いた参照データとの関係に基づいて論理回路から第1の
信号と第2の信号とが選択的に出力され、その出力信号
に応じて、データパケットを第1の経路と第2の経路と
のいずれかに送り出す。このように、レジスタと論理回
路とを組合わせ、さらに、論理回路の出力に応じてデー
タパケットの送り先を分岐する手段を設けることによ
り、第1の経路と第2の経路とに分岐する分岐点を含む
処理系を備えた場合に、データパケットの分岐のために
データ駆動型プロセッサを用いる必要がなくなり、さら
に、そのデータ駆動型プロセッサを動作させるためのプ
ログラムを用意する必要もなくなる。また、データパケ
ットを分岐させるためのプログラム処理が必要でなくな
る分だけ、装置全体のプログラム処理量が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデータ駆動型情報処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】データ駆動型情報処理装置に含まれるルータの
構成を示すブロック図である。
【図3】従来のデータ駆動型情報処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図4】データパケットの一般的な構成を示す模式図で
ある。
【図5】画像データの一般的な構成を示す模式図であ
る。
【図6】データパケットを分岐させる一般的な手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 データ駆動型情報処理装置 11 ルータ 12 第1のデータ駆動型プロセッサ 13 第2のデータ駆動型プロセッサ 31 世代番号レジスタ 32 参照マスクレジスタ 33 論理積回路 34 参照データレジスタ 35 比較器 36 分岐部 50 データパケット 52 世代番号 53 データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ駆動型プロセッサを含む処理系を
    備え、処理対象となるデータと、並列処理したいデータ
    群同士を区別するための世代番号とを含むデータパケッ
    トを前記処理系内に送ることにより、前記データを世代
    番号が同一の他のデータとともに並列処理するための情
    報処理装置であって、 前記処理系は、第1の経路と第2の経路とに分岐する分
    岐点を含み、 データパケットから世代番号を読出すための読出手段
    と、 予め定められた参照データを記憶するためのレジスタ
    と、 前記参照データと世代番号との関係に基づいて第1の信
    号と第2の信号とを選択的に出力するための論理回路
    と、 前記分岐点上にあるデータパケットを前記論理回路の出
    力に基づいて前記第1の経路と第2の経路とのいずれか
    に送り出すための経路選択手段とを含む、データ駆動型
    情報処理装置。
JP5330086A 1993-12-27 1993-12-27 データ駆動型情報処理装置 Pending JPH07191955A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1078747A2 (en) 1999-08-24 2001-02-28 Sharp Kabushiki Kaisha Ink-jet image-forming method and image-forming apparatus
JP2009530934A (ja) * 2006-03-23 2009-08-27 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング データ伝送方法およびデータ伝送システム
JP2010009352A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Fujitsu Ltd データ転送装置、情報処理装置、データ転送方法

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