JP2010009352A - データ転送装置、情報処理装置、データ転送方法 - Google Patents

データ転送装置、情報処理装置、データ転送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高速バス波形が劣化せず、また多量の高速バス送受信履歴を記録することで障害解析を容易にするデータ転送装置を提供する。
【解決手段】 MC51に接続されるシステムバスインタフェース20と、高速I/Oバススイッチ54に接続される高速I/Oバスインタフェースと、MC51と高速I/Oバススイッチ54の間において転送される送受信データの一部を選択する履歴選択制御部10と、履歴選択制御部10に接続され、履歴選択制御部10が選択した前記送受信データの一部を保持する緩衝バッファ11と、緩衝バッファ11が保持した送受信データの一部を観測機200に出力する低速バスインタフェースを有することを特徴とするデータ転送装置を提供する。
【選択図】図1

Description

サーバ等に搭載されるLSI間を接続するバスの送受信履歴記録を可能にするデータ転送装置、データ転送方法およびデータ転送装置を搭載した情報処理装置に関する。
近年、サーバに搭載されるLSI間を接続するバス速度は数GHzに達している。障害解析のためにLSI間のトランザクションの送受信履歴を記録するには、高価な高速バス専用ロジックアナライザが必要である。
従来のLSI間バスのトランザクション送受信履歴記録方法のうち、高速バスを直接プローブする方法の構成を図12に示す。
高速バスインターフェースを持つLSIは、転送周波数が数百MHzを超えるバスを持つLSIである。高速バスは、転送周波数が数百MHzを超えるシステムボードの配線である。高速バス専用ロジックアナライザは、特定の高速バスに特化した観測機であり、数十GHz程度のサンプリング帯域を持つ。システムボートとは、高速バスインターフェースを持つLSIを搭載するボード基板である。プローブによってシステムボード上の高速バスと高速バス専用ロジックアナライザが接続される。
図12の構成による従来のLSI間バスの動作について説明する。トランザクションの送受信履歴を記録する高速バスとロジックアナライザは直接プローブ接続されている。トランザクションの送受信履歴はロジックアナライザ内に記録され、ロジックアナライザの持つ記憶領域分記録される。
次に、上述の従来の高速バスのトランザクション送受信履歴記録方法のうち、LSI内部にトランザクション送受信履歴記録用トレースメモリを持つ方法の構成を図13に示す。
高速バスインタフェースを持つLSIと高速バスは上述の説明と同様である。送受信履歴記録用トレースメモリとはLSI内部にある高速バスから送受信するトランザクションを記録するためのトレースメモリである。トレースメモリに記録した履歴がフルになった場合、記録された履歴は古いものから上書きされる。また例外処理などのトランザクションイベントをトリガとして履歴記録が停止する。トレースメモリへの履歴記録が停止状態である場合のみ、トレースメモリに記録された履歴情報がサービスプロセッサへ読み出される。
次に、図13にて示したトランザクション送受信履歴記録方法の動作について説明する。送受信履歴記録を開始するイベントをトリガとして、送受信履歴記録用トレースメモリが記録可能状態となる。記録可能状態ではLSIは高速バスのトランザクションが送受信されると同時にトレースメモリに記録される。トレースメモリの記録がフルになった場合、古い記録に対して上書き処理がなされる。送受信履歴記録を停止させる例外処理などのイベントをトリガとして、トレースメモリが記録停止状態となる。
トレースメモリが記録停止状態である場合、トレースメモリに記録されている履歴がサービスプロセッサへ読み出される。よって、トレースメモリの容量分の受信履歴が記録される。
特開平2000−293441号公報
しかしながら、上述した従来技術における、高速バス専用ロジックアナライザにトランザクション送受信履歴を記録する方式では以下の問題がある。
・高速バスに特化したロジックアナライザは、「サンプリング周波数が高い」、「シグナルインテグリティー向上のためのそれぞれのプロトコルに依存した信号復元を行う必要がある」等の理由から必然的に価格が高価なものとなってしまう。
・システムボード上の高速バスに直接プローブを接続するため、信号の反射等の影響により、シグナルインテグリティが劣化する。よって、シグナルインテグリティを確保するための実装がシステムボードに必要となる。
また、LSI内部にトランザクション送受信履歴記録用トレースメモリを持つ方式では、LSI内部に送受信記憶領域を持つための送受信履歴を記録するトレースメモリサイズが非常に小さくなる。CPU数が1個でかつDMA転送を行うデバイスが1個の構成では、トレースメモリサイズが小さくとも障害解析するために必要な送受信履歴がトレースメモリ内に採取できる可能性はある。しかし、近年のサーバはCPUおよびDMA転送を行うデバイスがそれぞれ複数あるため、確認したい範囲のトランザクションがトレースメモリに残っていない場合がある。
上述した問題点を解決するため、高速バスを直接プローブせず、また安価な構成で多量の高速バス送受信履歴を記録することを可能にするデータ転送装置、情報処理装置、制御方法を提供することを目的とする。
データ転送装置は、第1の制御装置に接続される第1のポートと、第2の制御装置に接続される第2のポートと、前記第1の制御装置と前記第2の制御装置の間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御部と、前記データ選択制御部に接続され、前記データ選択制御部が選択した前記送受信データの一部を保持する履歴記憶部と、前記履歴記憶部が保持した前記送受信データの一部を解析装置に出力する第3のポートを有することを特徴とする。
また、情報処理装置は、第1の制御装置と、第2の制御装置と、前記第1及び第2の制御装置を接続するデータ転送装置を有する情報処理装置であって、前記データ転送装置は、前記第1の制御装置に接続される第1のポートと、前記第2の制御装置に接続される第2のポートと、前記第1の制御装置と前記第2の制御装置の間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御部と、前記データ選択制御部に接続され、前記データ選択制御部が選択した前記送受信データの一部を保持する履歴記憶部と、前記履歴記憶部が保持した前記送受信データの一部を解析装置に出力する第3のポートを有することを特徴とする。
さらに、情報処理装置のデータ転送方法は、第1の制御装置に接続される第1のポートと、第2の制御装置に接続される第2のポートとの間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御ステップと、前記データ選択制御ステップによって選択された前記送受信データの一部を保持する履歴記憶ステップと、前記履歴記憶ステップによって保持された前記送受信データの一部を、解析装置に接続される第3のポートに出力する出力ステップと、を実行することを特徴とする。
第1の制御装置と第2の制御装置の間のバスを直接プローブしないため、バスの波形が劣化せず、また、データの一部のみを採取することで第1の制御装置と第2の制御装置の間のバス送受信履歴を多種多量に記録し、障害解析を容易にする。
図1に本実施の形態におけるサーバの構成図を示す。尚、サーバ100(情報処理装置)は、バスモニタ用コネクタによって汎用ロジックアナライザ等の観測機200(解析装置)と接続している。
サーバ100は、CPUs50、MC(Memory Controller)51、DRAM(Dynamic Random Access Memory)52、IOC(Input Output Controller)1(データ転送装置)、サービスプロセッサ53、高速I/Oバススイッチ54、SAS(Serial Attached SCSI)コントローラ55(システム制御装置)、GbEコントローラ56、HDD(Hard disk drive)57、LAN(Local Area Network)ポート58を備える。
CPUs50は複数の中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)で構成され、MC51とシステムバスで接続している。MC51は、記憶媒体であるDRAM52のデータの読み出し、書き込み、リフレッシュなど、DRAM52を制御するLSIである。またMC51は、DRAM52と接続しており、また、システムバスでCPUs50とIOC1と接続している。
IOC1は、システムバスと高速I/Oバス間のプロトコル変換を主な機能としたLSIである。IOC1は、高速I/Oバスで高速I/Oバススイッチ54と接続しており、システムバスでMC51と接続している。IOC1の内部構成は後述する。
高速I/Oバススイッチ54は、複数の高速I/Oバスインタフェースを持つスイッチであり、高速I/OバスでIOC1、GbEコントローラ56、SASコントローラ55と接続している。GbEコントローラ56は、ギガビットイーサネット(登録商標)のネットワーク規格に準拠したネットワークボードであり、LANポート58からの通信データの入出力制御を行う。SASコントローラ55は、SAS接続を可能にし、HDD57の入出力の制御を行う。これら高速I/Oバススイッチ54、GbEコントローラ56、およびSASコントローラ55は、それぞれ高速I/Oバスインタフェースを備える。
HDD57は、磁気ディスク装置であり、データを不揮発性に記憶する。サービスプロセッサ53はIOC1の初期設定や状態監視、およびサーバ100の各ユニット全体を管理する管理装置である。サービスプロセッサ53は、IOC1とメンテナンスバス(以降、M−Bus)で接続している。
CPUs50からの命令がMC51、IOC1と高速I/Oバスを経由して高速I/Oバススイッチ54に送信され、さらにSASコントローラ55、GbEコントローラ56に送信される。また、SASコントローラ55とGbEコントローラ56からのDMA転送が高速I/Oバス、IOC1、MC51を経由してDRAM52に送信される。高速I/OバスにはGbEコントローラ56とSASコントローラ55に対するトランザクションが同時に流れる場合もある。
次に、IOC1の構成について、図2を参照しつつ説明する。IOC1は、履歴選択制御部10(データ選択制御部)、緩衝バッファ11(履歴記憶部)、プロトコル変換制御部12(バス信号変換部)、信号変換復元部13を備える。
履歴選択制御部10は、MC51(第1の制御装置)と高速I/Oバススイッチ54(第2の制御装置)の間に転送される送受信データ(トランザクション)の一部を選択する。送受信データのうちのいずれのデータが選択されるかの設定は、M−Bus経由でサービスプロセッサ53から行われる。また、履歴選択制御部10は、障害解析に必要な情報のみを選択取得して情報量を削減することで、高速I/Oバスに流れるトランザクションを低速バスで送信可能な帯域量にする。
緩衝バッファ11は、履歴選択制御部10に接続され、履歴選択制御部10によって選択された送受信データの一部を保持し、保持した送受信データの一部を低速バス経由で観測機200に出力する。また、高速I/Oバスで局所的に大量のトランザクションが発生した場合でも、送受信履歴記録は可能な限り低速バス経由で観測機200に送信される必要がある。かかる状況にも対応できるよう、緩衝バッファ11は観測機200への送信を平均化するバッファ機能を有する。
プロトコル変換制御部12は、システムバス(第1のバス)上のバス信号と、高速I/Oバス(第2のバス)上のバス信号を相互にプロトコル変換する。また信号変換復元部13は、シグナルインテグリティを向上させるための信号変換を行う。信号変換復元部13は、シグナルインテグリティ向上のための信号変換として、10B8B変換やスクランブル等の高速シリアルバスで使用される信号変換を行う。
また、IOC1は、各バスと接続可能となるように、システムバスインタフェース20、高速I/Oバスインタフェース21、低速バスインタフェース22、M−Busインタフェース23を備える。
システムバスインタフェース20は、MC51とシステムバス接続を可能にするポート(第1のポート)である。高速I/Oバスインタフェース21は、高速I/Oバススイッチ54と高速I/Oバス接続を可能にするポート(第2のポート)である。
低速バスインタフェース22は、観測機200と接続可能とするためのポート(第3のポート)である。M−Busインタフェース23は、サービスプロセッサ53と接続を可能にするポート(第4のポート)である。IOC1は、M−Busを介してサービスプロセッサ53から各種動作設定がなされる。
低速バスインタフェース22は100MHzの19ピン(16ピン+2ピン+1ピン)で構成される。19ピンのうち16ピンは高速I/Oバスに流れた送受信トランザクション履歴を出力し、200MB/secの帯域を持つ。この低速バスインタフェース22の帯域は高速I/Oバス片方向の帯域2000MB/sec(2.5Gpbs 8LANE構成)の10分の1になる。
上述の19ピンのうち2ピンは送受信トランザクション履歴の付加情報が出力される。付加情報は偶数サイクルと奇数サイクルとで意味が異なり、ロストフラグ、ヘッダデータフラグ、送受信フラグとタイムスタンプフラグの4つの付加情報が奇数と偶数サイクルに分けて出力される(尚、付加情報およびフラグについての詳細は後述する)。また、19ピンのうち1ピンは観測機200に対する観測機記録停止信号用として使用される。
尚、低速バスインターフェースの帯域200MB/secは、高速I/Oバスにヘッダサイズが16B(Bはバイトの意味。以下同様)、データサイズが128Bで構成されるトランザクションを履歴選択部でヘッダ部分のみ記録することを選択した場合に必要となる帯域から算出した値である。
次に、履歴選択制御部10の動作について、図3を参照しつつ説明する。高速I/Oバスのトランザクションは、12Bから16Bまでのサイズのヘッダおよび0Bから128Bまでのデータで構成されている。例えば、ヘッダサイズが12Bであり、データサイズが128Bの高速I/Oバストランザクションから、障害解析のために必要な情報としてヘッダのみ記録することが選択設定された場合、情報量は、総データ量に対して8%(12B÷(12B+128B)=0.08)となる。よって、すべてのデータを保持する手法より、少ない記憶容量で多くのトランザクションに関する情報を保持することができる。
トランザクションに対しどのようにデータを記録するかは、M−Bus経由でサービスプロセッサ53から設定される。サービスプロセッサ53が設定することができる記録方法として、例えば受信トランザクション(CPUs50から高速I/Oバススイッチ54へ向けたトランザクション)のヘッダを記録する、受信トランザクションのデータの先頭4Bのみ記録する、受信トランザクションのすべてのデータを記録する、送信トランザクション(高速I/Oバススイッチ54からCPUs50へ向けたトランザクション)のヘッダを記録する、送信トランザクションのデータの先頭4Bのみ記録する、送信トランザクションのすべてのデータを記録する等がある。尚、図3では、記録するデータをヘッダのみ(4B×4=16B)とする例を示している。
また、履歴選択制御部10は、上述のトランザクションの選択以外に、履歴記録の開始および停止の制御も行う。履歴記録の開始停止はサービスプロセッサ53から設定および指示することでなされる。また、履歴停止イベントの選択もサービスプロセッサ53から設定することができる。履歴停止イベントとは特定のアドレスのトランザクションを受信した場合やエラーフラグの付加されたトランザクションを受信した場合等のイベントを指し、当該イベントが発生した場合、履歴記録が停止する。
履歴選択制御部10は、さらに、緩衝バッファ11へ書き込む送受信履歴に対して付加情報を追加する。付加情報には、選択されたデータがトランザクションのヘッダなのかデータなのかを示すヘッダデータフラグ、選択されたデータが受信トランザクションなのか送信トランザクションなのかを示す送受信フラグ、緩衝バッファ11がフル状態で緩衝バッファ11への書き込みにより送受信履歴が破棄されたことを示すロストフラグ、データがタイムスタンプであるか否かを示すタイムスタンプフラグと当該タイムスタンプがある。
タイムスタンプには、32bitのカウンタ値が使用される。カウンタは10nsec毎に1つインクリメントし、約43secでカウンタがラップラウンドする。尚、タイムスタンプはトランザクション毎に先頭に付加される。
緩衝バッファ11への書き込みはトランザクション送信、トランザクション受信、受信タイムスタンプと送信タイムスタンプの書き込みが同時に発生しても対応できるように、128bit(32bit×4)の送受信履歴と16bit(4bit×4)の付加フラグとまとめて書き込みを行う。
次に、図4に履歴選択制御部10の回路構成図を示す。履歴選択制御部10は、履歴選択制御部10を統括制御する全体制御回路30を備える。また、履歴選択制御部10は、高速I/Oバス上に発生した受信(送信)トランザクションに基づき履歴停止イベントであるか否かを検出し、停止イベントである場合に全体制御回路30に履歴記録を停止させるための信号を通知する送受信履歴記録停止条件検出回路34を備える。
また、履歴選択制御部10は、受信トランザクション、送信トランザクションそれぞれのトランザクションから一部抜き出し(本実施の形態ではそれぞれ32bit単位で抜き出す)、さらに時間を管理するタイムスタンプカウンタ33からタイムスタンプを取得する4B幅スワップ回路32を備える。また、履歴選択制御部10は、4B幅スワップ回路32から32bitのデータ4つを取得するとともにフラグ(4bitのデータ4つ)を全体制御回路30から取得する144bit幅制御回路31を備える。尚、144bit幅制御回路31で収集されたデータが緩衝バッファ11へ出力される緩衝バッファライトデータとなる。
全体制御回路30について、さらに説明する。全体制御回路30は、M−Busからアクセスできる設定レジスタとして、高速I/Oバス上の送受信データの選択についての設定情報が保持される履歴記録選択レジスタ(設定情報記憶部)、履歴記録の開始、停止を制御するためのレジスタである履歴記録開始停止レジスタ、および履歴記録の停止イベントに関する情報を保持する履歴記録停止イベントレジスタを備える。また全体制御回路30は、履歴記録選択レジスタへの制御信号および制御情報として、設定レジスタライトイネーブル信号、設定レジスタリードイネーブル信号、設定レジスタアドレス、設定レジスタライトデータ、設定レジスタリードデータの各信号を受信(あるいは送信)する。
これらの制御信号、制御情報によって履歴記録選択レジスタに設定されたレジスタ情報をリードするタイムチャートを図5に示す。
まず、M−Busインタフェース23が設定情報をリードするコマンドを取得した場合(t3からt7)、履歴選択制御部10は、設定レジスタリードイネーブル信号を全体制御回路30に出力するとともに、いずれのレジスタに保持されているかを示す設定レジスタアドレスを出力する(t7からt8)。ここで、履歴記録選択レジスタに保持されている情報が設定レジスタリードデータとして全体制御回路30から出力され(t8からt9)、M−Busインタフェース23経由で観測機200へ出力される(t9からt13)。尚、図5で示したものはリード処理であるため、設定レジスタライトイネーブル信号、設定レジスタライトデータの入出力はない。
次に、歴記録選択レジスタにレジスタ情報をライトするタイムチャートを図6に示す。
まず、M−Busインタフェース23が設定情報をライトするコマンドおよびライトデータを取得した場合(t3からt7)、履歴選択制御部10は、設定レジスタライトイネーブル信号を全体制御回路30に出力するとともに、いずれのレジスタに保持するかを示す設定レジスタアドレス、設定レジスタライトデータ(M−Busインタフェース23からのライトデータ)を出力する(t7からt8)。t8のタイミングで、履歴記録選択レジスタの値は更新される。
また、高速I/Oバスにてトランザクションの送受信があった場合や、履歴記録停止イベントが発生した場合は、受信イベント発生通知信号、送信イベント発生通知信号が全体制御回路30、および送受信履歴記録停止条件検出回路34に送信され、受信トランザクション、送信トランザクションが送受信履歴記録停止条件検出回路34、および4B幅スワップ回路32に送信される。
また、緩衝バッファ11がフル状態か空状態かを示す緩衝バッファエンプティフラグ信号、緩衝バッファフルフラグ信号に基づき、緩衝バッファライトイネーブル信号、緩衝バッファライトデータが緩衝バッファ11へ送信される。
さらに、全体制御回路30は、履歴停止イベントが発生し送受信履歴記録停止条件検出回路34から履歴記録停止発生通知信号を受信することで、履歴記録が停止する。このように履歴記録が停止し、かつ緩衝バッファ11内に蓄えられたデータが観測機200に送信されていると、緩衝バッファ11は空になる。緩衝バッファ11内のデータが空になった場合、全体制御回路30は、観測機200に履歴記録停止を指示するための観測機記録停止信号を送信する。
また、全体制御回路30は、サービスプロセッサ53によってなされた履歴記録停止イベントの設定を、履歴記録停止イベント設定信号として送受信履歴記録停止条件検出回路34に出力する。送受信履歴記録停止条件検出回路34は、かかる信号に基づき、履歴停止イベントを検出する。
これらの制御信号、制御情報を用いて、IOC1内の高速I/Oバスにトランザクションの送受信が発生したときの履歴選択制御部10の動作を図7のタイムチャートに示す。図7のタイムチャートは緩衝バッファ11に蓄えられる履歴記録が空の状態で、2つのトランザクションを高速I/Oバスインタフェース21で受信し、さらにトランザクションのヘッダのみを記録する例である。この2つのトランザクションの1つ目は12Bのヘッダのみ(データが0B)で構成されているトランザクションであり、2つ目は12Bヘッダおよびデータで構成されているトランザクションとする。
高速I/Oバスインタフェース21は、まず1つ目のヘッダのみのトランザクションを受信する(t1からt4)。その後、全体制御回路30は、受信イベント発生通知信号を受信するとともに、4B幅スワップ回路32は、高速I/Oバスインタフェース21にて受信したヘッダ部分(受信トランザクション)を受信する(t4からt7)。その後、全体制御回路30は、緩衝バッファライトイネーブル信号を緩衝バッファ11へ送信するとともに、144bit幅制御回路31は、ヘッダ部に付加情報が追加されることで成る緩衝バッファライトデータを緩衝バッファ11へ送信する(t7からt8)。尚、t8のタイミングで緩衝バッファエンプティフラグの受信が無くなり、緩衝バッファ11のライトポインタ(後述)の値は1インクリメントされる。
また、2つ目のヘッダとデータで構成されているトランザクションが発生した場合、高速I/Oバスインタフェース21は、まず当該トランザクションを受信する(t5からt15)。その後、全体制御回路30は、受信イベント発生通知信号を受信するとともに(t8からt18)、4B幅スワップ回路32は、高速I/Oバスインタフェース21にて受信したトランザクションをヘッダ部とデータ部に分割するとともに、ヘッダ部のみを144bit幅制御回路31に送信する(t8からt18)。また、全体制御回路30は、緩衝バッファライトイネーブル信号を緩衝バッファ11に出力するとともに、144bit幅制御回路31は、ヘッダ部のみとなったデータに付加情報が追加されることで成る緩衝バッファライトデータを緩衝バッファ11へ送信する(t11からt12)。また、t12で緩衝バッファ11のライトポインタ(後述)の値は1インクリメントされる。
次に、履歴記録停止イベントが発生した場合のタイムチャートを図8に示す。図8のタイムチャートも、2つのトランザクションを高速I/Oバスインタフェース21で受信し、トランザクションのヘッダのみを記録する例である。また、2つのトランザクションのうちの1つ目は12Bのヘッダのみで構成されているトランザクションであり、2つ目は12Bヘッダとデータで構成されているトランザクションとする。また、図8では1つ目に受信したトランザクションのヘッダ情報が履歴停止条件と一致して履歴記録停止を行っている例である。
高速I/Oバスインタフェース21は、まず1つ目のヘッダのみのトランザクションを受信する(t1からt4)。その後、全体制御回路30および送受信履歴記録停止条件検出回路34は、受信イベント発生通知信号を受信し、また4B幅スワップ回路32および送受信履歴記録停止条件検出回路34は、ヘッダ部分(受信トランザクション)を受信する(t4からt7)。その後、全体制御回路30は、緩衝バッファライトイネーブル信号を緩衝バッファ11へ送信するとともに、144bit幅制御回路31は、緩衝バッファライトデータを緩衝バッファ11へ送信する(t7からt8)。
一方、送受信履歴記録停止条件検出回路34は、受信トランザクションのデータが履歴停止条件と一致しているため、履歴記録停止発生通知信号を全体制御回路30に出力する(t7からt8)。履歴記録停止発生通知信号が出力された後、全体制御回路30は4B幅スワップ回路32にスワップ制御信号を出力することで、4B幅スワップ回路32は144bit幅制御回路31へのデータ出力を抑止する。よって、高速I/Oバスインタフェース21が2つ目のトランザクションを受信しても、緩衝バッファ11に対する緩衝バッファライトイネーブル信号および緩衝バッファライトデータは送信されない。
その後、緩衝バッファ11内で蓄えられたデータが空になり、緩衝バッファエンプティフラグ信号が緩衝バッファ11から全体制御回路30へ送信されることで(t14)、全体制御回路30は最後の履歴記録が観測機200に出力されたと判断できる。全体制御回路30は、観測機記録停止信号を観測機200に送信することで(t15)、観測機200でのデータ収集が停止する。
次に、緩衝バッファ11の詳細について、図9に基づき説明する。
緩衝バッファ11は、履歴選択制御部10から出力されたデータ(緩衝バッファライトデータ)を保持するバッファ40、バッファ40へデータをライトするアドレスを保持するライトポインタ41、バッファ40からデータをリードするアドレスを保持するリードポインタ44を備える。
また、緩衝バッファ11はM−Busからアクセスできるレジスタとしてリードデータレジスタ42、リードオフセットレジスタ45、リードアドレスモードレジスタ46を備える。緩衝バッファ11は、これら各レジスタを使用することで、上述の従来手法のようにトレースメモリとして使用されることができる。すなわち、緩衝バッファ11への履歴記録が停止状態である場合において、M−Bus経由でサービスプロセッサ53から緩衝バッファ11に書き込まれている送受信履歴を読み出すことができる。また、緩衝バッファ11はリードポインタ44、リードオフセットレジスタ45、リードアドレスモードレジスタ46からの出力を選択するセレクタ43を備える。
ライトポインタ41で保持されているアドレスは、履歴記録状態である場合に、高速I/Oバスでトランザクション送受信が発生したことでバッファ40へデータがライトされた場合に1つインクリメントされる。また、リードポインタ44で保持されているアドレスは、バッファ40に蓄えられたデータが低速バスインタフェース22へ送信された場合に1つインクリメントされる。尚、履歴記録状態において、ライトポインタ41で保持されているアドレスとリードポインタ44で保持されているアドレスに差がある場合にバッファの読み出しが行われ、リードポインタ44のアドレスが1つずつインクリメントされる。
緩衝バッファ11は局所的にトランザクションが集中した場合にトランザクション履歴が破棄されることを防ぐための機能も兼ねている。緩衝バッファ11に対してはライトリクエストとリードリクエストがあり、ライトリクエストはデータを持つが、リードリクエストはデータを持たない。履歴選択制御部10でデータを記録しないように選択した場合、ライトリクエストによる履歴記録量が減るが、リードリクエストによる観測機200への履歴記録の出力量は、緩衝バッファ11内に履歴記録が1つでも蓄えられている限り出力されるため、変化しない。そのため、リードリクエストが局所時間的に集中した場合は緩衝バッファ11による平均化がなされる。
本実施の形態では、バッファ40への書き込みは144bit幅で行われ、バッファ40は144bitを128ワード保持することができる。読み出しは低速バスインタフェース22の20bit幅に合わせるために8サイクルに分けて18bit幅づつ読み出す。読み出しは、8サイクルのうち、1回目、3回目、5回目、7回目を奇数サイクル、2回目、4回目、6回目、8回目を偶数サイクルとして制御される。
緩衝バッファ11の動作を図10のタイムチャートに示す。図10のタイムチャートでは緩衝バッファ11が空の状態であり、また1つの履歴記録が発生し、低速バスインタフェース22へ履歴記録を出力している例を示している。
緩衝バッファ11は、緩衝バッファライトイネーブル信号を履歴選択制御部10から受信するとともに、緩衝バッファライトデータを履歴選択制御部10から取得する(t2からt3)。ライトポインタ41で保持されているアドレスは、バッファ40が緩衝バッファライトデータを取得したタイミングで1つインクリメントされる(t3)。また緩衝バッファ11はデータが空でなくなったため、緩衝バッファエンプティフラグの履歴選択制御部10への送信を停止する(t3)。
緩衝バッファ11は取得した緩衝バッファライトデータを、緩衝バッファリードデータとして低速バスインタフェース22経由で観測機200に出力するが(t4からt12)、緩衝バッファ11は、緩衝バッファリードデータを上述通り8サイクルで低速バスインタフェースへ出力する(t4からt12)。尚、緩衝バッファリードデータの出力が完了したタイミングで、リードポインタ44に保持されているアドレスは、1つインクリメントされる(t12)。
次に、本実施の形態におけるIOC1の高速I/Oバストランザクション送受信履歴の記録動作について、図11のフローチャートに基づき説明する。
最初にサービスプロセッサ53は、M−Bus経由で履歴選択制御部10に対し、いずれのデータをトランザクション履歴として記録するかの記録方法を設定する(ステップS1)。サービスプロセッサ53は、履歴選択制御部10内の履歴記録選択レジスタに、記録方法と予め対応付けられた所定値を保持させることで設定する。尚、履歴記録選択レジスタに設定される値は、通常運用時はトランザクションのヘッダ部分のみを記録する設定値とし、障害が発生した場合、その障害内容により、ヘッダの一部のみ記録する設定値や、データの一部、全体を記録する設定値へと変更されてもよい。
サービスプロセッサ53は、同様にM−Bus経由で履歴選択制御部10に対し履歴記録停止イベントの設定を行う(ステップS2)。履歴記録停止イベントも、上述同様、履歴選択制御部10内の履歴記録停止イベントレジスタに、記録停止イベントに予め対応付けられた所定の値がサービスプロセッサ53から設定されることで設定される。
次に、サービスプロセッサ53は、IOC1にトランザクション履歴記録開始を指示する(ステップS3)。履歴記録開始指示は、履歴選択制御部10内の履歴記録開始停止レジスタに開始する旨の値が設定されることでなされる。履歴記録が開始されると、履歴選択制御部10は、高速I/Oバスで送受信したトランザクション履歴を受信するようになる。履歴選択制御部10で受信されるトランザクション履歴は、IOC1が高速I/Oバスに送信するトランザクションについては信号変換復元部13によるシグナルインテグリティ向上のための信号変換を行う前のフォーマットである。他方、IOC1が高速I/Oバスから受信するトランザクションについては、信号変換復元部13によるシグナルインテグリティ向上のための信号復元を行った後のフォーマットとなるため、観測機200は、プロトコルに依存する信号復元機能を持つ必要はない。
履歴選択制御部10にて受信されたトランザクション履歴は、履歴記録選択レジスタに保持された値に基づき、履歴記録するものとして選択された情報のみ、緩衝バッファライトデータとして緩衝バッファ11に送信される。この時、トランザクション送受信の時間関係が分かるようにタイムスタンプが付加される。
緩衝バッファ11は履歴選択制御部10から送信された緩衝バッファライトデータを緩衝バッファに書き込む。もし、緩衝バッファ11がフルである場合、緩衝バッファ11に蓄えられたトランザクション送受信履歴記録は古い順に上書きされる。上書きされた履歴はロストするが、ロストが発生したことを示すフラグ(ロストフラグ)が付加情報としてバッファ40に書き込まれる。
緩衝バッファ11はバッファ40に履歴が1つでも存在する場合、低速バスインタフェースを経由して蓄えられているトランザクション送受信履歴記録を観測機200に送信し、観測機200は受信したトランザクション送受信履歴記録を記録する(ステップS4)。
ここで、例外処理などの履歴記録停止イベントが発生したか否かの判定(ステップS5)、およびサービスプロセッサ53から履歴選択制御部10に対するトランザクション履歴記録停止指示があるか否かの判定(ステップS6)がなされる。例外処理などの履歴記録停止イベントが発生した場合(ステップS5、Yes)、またはトランザクション履歴記録停止指示があった場合(ステップS6、Yes)、緩衝バッファ11への書き込みが停止する。
緩衝バッファ11への書き込みが停止することで、緩衝バッファ11が空になった場合、履歴選択制御部10から低速バスインタフェース経由で観測機200に記録停止指示が送信され、観測機200の記録が停止する(ステップS7)。以降、所定手順に従って観測機200に記録されたトランザクション送受信履歴がユーザに読み出される(ステップS8)。
ここで、従来手法と同様に緩衝バッファ11をトレースメモリとして使用する場合について説明する。サービスプロセッサ53は、トランザクション履歴記録停止状態で、IOC1のリードアドレスモードレジスタ46に所定値を設定することで、緩衝バッファ11のリードアドレスをサービスプロセッサ53から制御するモードに切り替える。
その後、サービスプロセッサ53は、リードオフセットレジスタ45に対し読み出すバッファ40のアドレス値を設定する。サービスプロセッサ53はバッファ40から出力される値をリードデータレジスタ42から読み出す。サービスプロセッサ53はリードオフセットレジスタ45の設定とリードデータレジスタ42の読み出しをバッファ40の容量分繰り返す。
本実施の形態は、次のような効果を奏する。すなわち、本実施の形態は、安価な構成で多量の高速バス送受信履歴を記録することで障害解析を容易にする。また、本実施の形態は、送受信履歴を記録するために高速バスを直接プローブしないので、高速バス波形が劣化しない。
(付記1) 第1の制御装置に接続される第1のポートと、
第2の制御装置に接続される第2のポートと、
前記第1の制御装置と前記第2の制御装置の間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御部と、
前記データ選択制御部に接続され、前記データ選択制御部が選択した前記送受信データの一部を保持する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部が保持した前記送受信データの一部を解析装置に出力する第3のポートを有することを特徴とするデータ転送装置。
(付記2) 前記データ転送装置はさらに、
前記第1の制御装置と前記第1のポートの間を接続する第1のバス上の第1のバス信号と、前記第2の制御装置と前記第2のポートの間を接続する第2のバス上の第2のバス信号を相互に変換するバス信号変換部を有することを特徴とする付記1記載のデータ転送装置。
(付記3) 前記データ転送装置はさらに、
前記データ転送装置の制御を行うシステム制御装置に接続されるともに、前記送受信データの選択についての設定情報が格納される設定情報記憶部と、
前記データ選択制御部と前記システム制御装置を接続する第4のポートを有し、
前記設定情報は、前記システム制御装置から前記第4のポートを介して設定されることを特徴とする付記1又は2に記載のデータ転送装置。
(付記4) 前記データの一部は、前記データのヘッダ情報であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
(付記5) 前記データ転送装置が有する前記第3のポートに接続される第3のバスは、前記第1及び第2のバスのデータ転送速度よりも低速であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
(付記6) 第1の制御装置と、第2の制御装置と、前記第1及び第2の制御装置を接続するデータ転送装置を有する情報処理装置であって、
前記データ転送装置は、
前記第1の制御装置に接続される第1のポートと、
前記第2の制御装置に接続される第2のポートと、
前記第1の制御装置と前記第2の制御装置の間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御部と、
前記データ選択制御部に接続され、前記データ選択制御部が選択した前記送受信データの一部を保持する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部が保持した前記送受信データの一部を解析装置に出力する第3のポートを有することを特徴とする情報処理装置。
(付記7) 前記データ転送装置はさらに、
前記第1の制御装置と前記第1のポートの間を接続する第1のバス上の第1のバス信号と、前記第2の制御装置と前記第2のポートの間を接続する第2のバス上の第2のバス信号を相互に変換するバス信号変換部を有することを特徴とする付記6記載の情報処理装置。
(付記8) 前記データ転送装置はさらに、
前記データ転送装置の制御を行うシステム制御装置に接続されるともに、前記送受信データの選択についての設定情報が格納される設定情報記憶部と、
前記データ選択制御部と前記システム制御装置を接続する第4のポートを有し、
前記設定情報は、前記システム制御装置から前記第4のポートを介して設定されることを特徴とする付記6又は7に記載の情報処理装置。
(付記9) 前記データの一部は、前記データのヘッダ情報であることを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記10) 前記データ転送装置が有する前記第3のポートに接続される第3のバスは、前記第1及び第2のバスのデータ転送速度よりも低速であることを特徴とする付記6乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記11) 第1の制御装置に接続される第1のポートと、第2の制御装置に接続される第2のポートとの間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御ステップと、
前記データ選択制御ステップによって選択された前記送受信データの一部を保持する履歴記憶ステップと、
前記履歴記憶ステップによって保持された前記送受信データの一部を、解析装置に接続される第3のポートに出力する出力ステップと、
を実行する情報処理装置のデータ転送方法。
(付記12) 前記データ転送方法はさらに、
前記第1の制御装置と前記第1のポートの間を接続する第1のバス上の第1のバス信号と、前記第2の制御装置と前記第2のポートの間を接続する第2のバス上の第2のバス信号を相互に変換するバス信号変換ステップを実行することを特徴とする付記11記載のデータ転送方法。
(付記13) 前記データ転送方法はさらに、
前記送受信データの選択についての設定情報を格納する設定情報記憶ステップを実行し、
前記データ選択制御ステップは、前記設定情報記憶ステップに記憶された設定情報に基づき前記送受信データの一部を選択することを特徴とする付記11又は12に記載のデータ転送方法。
(付記14) 前記データの一部は、前記データのヘッダ情報であることを特徴とする付記11乃至13のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
(付記15) 前記解析装置と前記第3のポートの間を接続する第3のバスは、前記第1及び第2のバスのデータ転送速度よりも低速であることを特徴とする付記11乃至14のいずれか1項に記載のデータ転送方法。
本実施の形態に係るサーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るIOCの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係る履歴選択制御部の動作の一例を説明するための図である。 本実施の形態に係る履歴選択制御部の回路構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る履歴記録選択レジスタに設定されたレジスタ情報をリードする際のタイムチャートの一例を示す図である。 本実施の形態に係る履歴記録選択レジスタにレジスタ情報をライトする際のタイムチャートの一例を示す図である。 本実施の形態に係るIOC内の高速I/Oバスにトランザクションの送受信が発生したときの履歴選択制御部の動作の一例を示すタイムチャートである。 本実施の形態に係る履歴記録停止イベントが発生した際のタイムチャートの一例を示す図である。 本実施の形態に係る緩衝バッファの構成の一例を説明するための図である。 本実施の形態に係る緩衝バッファの動作の一例を示すタイムチャートである。 本実施の形態に係るIOCの高速I/Oバストランザクション送受信履歴の記録動作の一例を示すフローチャートである。 従来のLSI間バスのトランザクション送受信履歴記録方法のうち、高速バスを直接プローブする方法の構成を示す図である。 従来のLSI内部にトランザクション送受信履歴記録用トレースメモリを持つ方法の構成を示す図である。
符号の説明
1 IOC、10 履歴選択制御部、11 緩衝バッファ、12 プロトコル変換制御部、13 信号変換復元部、20 システムバスインタフェース、21 高速I/Oバスインタフェース、22 低速バスインタフェース、23 M−Busインタフェース、30 全体制御回路、31 144bit幅制御回路、32 4B幅スワップ回路、33 タイムスタンプカウンタ、34 送受信履歴記録停止条件検出回路、40 バッファ、41 ライトポインタ、42 リードデータレジスタ、43 セレクタ、44 リードポインタ、45 リードオフセットレジスタ、46 リードアドレスモードレジスタ、50 CPUs、51 MC、52 DRAM、53 サービスプロセッサ、54 高速I/Oバススイッチ、55 SASコントローラ、56 GbEコントローラ、57 HDD、
58 LANポート、100 サーバ、200 観測機。

Claims (7)

  1. 第1の制御装置に接続される第1のポートと、
    第2の制御装置に接続される第2のポートと、
    前記第1の制御装置と前記第2の制御装置の間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御部と、
    前記データ選択制御部に接続され、前記データ選択制御部が選択した前記送受信データの一部を保持する履歴記憶部と、
    前記履歴記憶部が保持した前記送受信データの一部を解析装置に出力する第3のポートを有することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記データ転送装置はさらに、
    前記第1の制御装置と前記第1のポートの間を接続する第1のバス上の第1のバス信号と、前記第2の制御装置と前記第2のポートの間を接続する第2のバス上の第2のバス信号を相互に変換するバス信号変換部を有することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記データ転送装置はさらに、
    前記データ転送装置の制御を行うシステム制御装置に接続されるともに、前記送受信データの選択についての設定情報が格納される設定情報記憶部と、
    前記データ選択制御部と前記システム制御装置を接続する第4のポートを有し、
    前記設定情報は、前記システム制御装置から前記第4のポートを介して設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ転送装置。
  4. 前記データの一部は、前記データのヘッダ情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
  5. 前記データ転送装置が有する前記第3のポートに接続される第3のバスは、前記第1及び第2のバスのデータ転送速度よりも低速であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ転送装置。
  6. 第1の制御装置と、第2の制御装置と、前記第1及び第2の制御装置を接続するデータ転送装置を有する情報処理装置であって、
    前記データ転送装置は、
    前記第1の制御装置に接続される第1のポートと、
    前記第2の制御装置に接続される第2のポートと、
    前記第1の制御装置と前記第2の制御装置の間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御部と、
    前記データ選択制御部に接続され、前記データ選択制御部が選択した前記送受信データの一部を保持する履歴記憶部と、
    前記履歴記憶部が保持した前記送受信データの一部を解析装置に出力する第3のポートを有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 第1の制御装置に接続される第1のポートと、第2の制御装置に接続される第2のポートとの間において転送される送受信データの一部を選択するデータ選択制御ステップと、
    前記データ選択制御ステップによって選択された前記送受信データの一部を保持する履歴記憶ステップと、
    前記履歴記憶ステップによって保持された前記送受信データの一部を、解析装置に接続される第3のポートに出力する出力ステップと、
    を実行する情報処理装置のデータ転送方法。
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