JPH1167047A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

Info

Publication number
JPH1167047A
JPH1167047A JP9223407A JP22340797A JPH1167047A JP H1167047 A JPH1167047 A JP H1167047A JP 9223407 A JP9223407 A JP 9223407A JP 22340797 A JP22340797 A JP 22340797A JP H1167047 A JPH1167047 A JP H1167047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
movable contact
circuit breaker
state
fixed contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9223407A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Hosogai
節夫 細貝
Toshiharu Hidaka
俊治 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9223407A priority Critical patent/JPH1167047A/ja
Priority to IDP980539A priority patent/ID20729A/id
Priority to TW087106659A priority patent/TW368670B/zh
Priority to KR1019980018657A priority patent/KR19990023140A/ko
Priority to CN98118337A priority patent/CN1067486C/zh
Publication of JPH1167047A publication Critical patent/JPH1167047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H73/00Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
    • H01H73/02Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H73/00Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
    • H01H73/02Details
    • H01H73/12Means for indicating condition of the switch

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接点と固定接点の開閉状態を、回路遮断
器の外部から確実に判断できる表示装置を備えた回路遮
断器を得る。 【解決手段】 カバー1とベース2よりなる絶縁筐体
と、この絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OF
F操作可能なハンドル3と、絶縁筐体のベース2に装着
された固定接触子4と、この固定接触子に対向して接離
する可動接触子7と、この可動接触子を駆動する駆動部
材10とを備えた回路遮断器において、カバー1の表面
側に形成された凹部1a,1cと、この凹部に収納され
駆動部材に連動して可動接触子7と固定接触子4の接離
状態を表示する表示装置30とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回路遮断器の主
接点の開閉状態を、外部から明確に判断できるようにし
た、回路遮断器の表示装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、例えば実開平1−60442
号公報に示された従来の回路遮断器の側断面図であり、
回路遮断器が閉路状態を示す。図17は、図16の回路
遮断器の押板に可動接触子を組込んだ状態を示す斜視図
である。図18は、図16の回路遮断器の外観斜視図で
ある。図19は、図16の回路遮断器が開路状態である
ときを示す側断面図である。図20は、図16の回路遮
断器がトリップ状態であるときを示す側断面図である。
図21は、図16の回路遮断器の接点が溶着した状態で
あるときを示す側断面図である。
【0003】図16〜図21において、1はカバー、2
はベースであり、いずれも合成樹脂で形成され、回路遮
断器の絶縁筐体が構成されている。3はハンドルであ
り、外部から回路遮断器の接点の開閉を行う。3aはハ
ンドル3に形成された表示部であり、操作方向を示す記
号または文字、例えば「ON」が表示(図18に示す)
されている。4はベース2に固定された固定接触子であ
り、一端部には電線接続用の端子ネジ5が螺着され、他
端部には固定接点6が固着されている。7は可動接触子
であり、一端部には固定接点6に対向して接離する可動
接点8が固着されている。
【0004】9は押しバネであり、ベース2の凹部2a
と可動接触子7間に装着され、可動接触子7を固定接触
子4から開離する方向に付勢する。10は絶縁材で形成
された押板であり、図17に示すように、可動接触子7
を装着するほぼコ字状の凹部10aと、下端部には可動
接触子7の脱落を防止するための凸部10bが形成さ
れ、ベース2に設けられた溝2b内を可動接点8が固定
接点6に対向して接離する方向に摺動する。
【0005】11はリンクであり、一端部はハンドル3
に軸12で軸支され、他端部はローラ軸13により押板
10の上部端面10aと接離自在に係合する。14はレ
バーであり、ハンドル3の回転軸15に一端部を軸支さ
れ、かつレバー先端部14aがローラ軸13に当接す
る。16はクレドルであり、ほぼ中心部分を軸17にて
回転自在に軸支され、一端部は前記レバー14に当接
し、他端部にはトリップバー18が固着される。なお、
ハンドル3と、押板10と、リンク11と、軸12と、
ローラ軸13と、レバー14とにより開閉機構が構成さ
れている。19は電磁石装置であり、可動鉄片20を有
する。図16に示す状態においては、ハンドル3の表示
部3aは「ON」を表示する。
【0006】このような従来の回路遮断器においては、
接点が閉路状態になっている図16において、ハンドル
3を開路位置(右傾斜)に倒せば、ハンドル3とリンク
11と軸12とローラ軸13で構成されるリンク機構が
く字状に屈曲され、押板10は押しバネ9の付勢力によ
り可動接触子7と共に接点開離方向すなわち図19にお
いて上方向に押し上げられ、可動接点8が固定接点6よ
り開離され、図19に示す開路状態となる。この状態に
おいては、ハンドル3の表示部3aは「OFF」を表示
する。
【0007】図16に示す上記閉路状態で回路に事故電
流等の過電流が流れると、電磁石部19により可動鉄片
20が固定鉄心21に吸引され、可動鉄片20の作動片
20aがトリップバー18を蹴ることにより、クレドル
16が軸17を中心に反時計方向に回動し、クレドル1
6とレバー14との係合が外れ、ローラ軸13は押板1
0の上部端面10aから滑り落ちる。押板10は、押し
バネ9の付勢力により可動接触子7ととも接点開離方向
に押し上げられ、可動接点8が固定接点6から開離さ
れ、図20に示すトリップ状態となり、自動引き外しを
完了する。この状態においては、ハンドル3の表示部3
aは「ON」と「OFF」の両方を半分ずつ表示するこ
とになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
路遮断器では、異常電流により可動接点8と固定接点6
が閉路状態で溶着して、開離し得ない状態が発生した場
合には、図21に示すように回路遮断器は一連の引き外
し動作を行うが、可動接点8と固定接点6は溶着してお
り、可動接触子7および押板10は、正常な引き外し完
了位置に至らず「ON」状態のままとなる。しかし、ハ
ンドル3は正常な引き外し完了位置と同じ位置に有り、
表示部3aは「ON」と「OFF」の両方を半分ずつ表
示することになり、ハンドル3の表示位置と実際の可動
接点8の閉路位置とが一致しなくなるという問題点があ
った。
【0009】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、回路遮断器の可動接点と固定
接点の開閉状態を、回路遮断器の外部から確実に判断で
きる表示装置を備えた回路遮断器を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器においては、カバーとベースよりなる絶縁筐体と、こ
の絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OFF操作
可能なハンドルと、絶縁筐体のベースに装着された固定
接触子と、この固定接触子に対向して接離する可動接触
子と、この可動接触子を駆動する駆動部材とを備えた回
路遮断器において、カバーの表面側に形成された凹部
と、この凹部に収納され駆動部材に連動して可動接触子
と固定接触子の接離状態を表示する表示装置とを設けた
ものである。
【0011】カバーとベースよりなる絶縁筐体と、この
絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OFF操作可
能なハンドルと、絶縁筐体のベースに装着された固定接
触子と、この固定接触子に対向して接離する可動接触子
と、この可動接触子の一端を連結した押板と、この押板
を駆動するリンク機構とを備えた回路遮断器において、
カバーの表面側に形成された凹部と、この凹部に収納さ
れ押板に連動して可動接触子と固定接触子の接離状態を
表示する表示装置とを設けたものである。
【0012】カバーとベースよりなる絶縁筐体と、この
絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OFF操作可
能なハンドルと、絶縁筐体のベースに装着された固定接
触子と、この固定接触子に対向して接離する可動接触子
と、この可動接触子の一端を連結したクロスバーと、こ
のクロスバーを駆動するトグルリンク機構とを備えた回
路遮断器において、カバーの表面側に形成された凹部
と、この凹部に収納されクロスバーに連動して可動接触
子と固定接触子の接離状態を表示する表示装置とを設け
たものである。
【0013】また、表示装置は、一端が押板に連動する
連結棒と、この連結棒に連結され可動接触子と固定接触
子の接離状態を示す表示片からなるものである。
【0014】さらにまた、表示片は、可撓性を有する薄
板で形成されたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図5は、この発明の実施の形態1
である回路遮断器を示すもので、図1は外観斜視図、図
2は回路遮断器の一部を切り欠いて内部を示す側断面図
であり、回路遮断器が閉路状態を示す。図3は、図2の
回路遮断器の表示装置を示す要部分解斜視図である。図
4は、図2の回路遮断器が閉路状態であるときの表示装
置の動作状態を示すもので、(A)は要部平面図、
(B)は要部側断面図である。図5は、図2の回路遮断
器が開路状態であるときの表示装置の動作状態を示すも
ので、(A)は要部平面図、(B)は要部側断面図であ
る。
【0016】図1において、1はカバー、2はベースで
あり、いずれも合成樹脂で形成され、回路遮断器の絶縁
筐体が構成されている。3は合成樹脂で形成されたハン
ドルであり、絶縁筐体の内部に配設され、外部からO
N,OFF操作可能である。3aはハンドル3に形成さ
れた表示部であり、操作方向を示す記号または文字、例
えば「ON」が表示されている。また、図4に示す1a
はカバー1の表面側に形成された第1の凹部、1bは後
記するマドカバー33を装着する段部、1cは第1の凹
部1aに連通しカバー1の内部に向かって形成された第
2の凹部であり、後記する表示装置30が収納されてい
る。
【0017】図2に示す4はベース2に固定された固定
接触子であり、一端部には電線接続用の端子ネジ(図示
せず)が螺着され、他端部には固定接点6が固着されて
いる。7は可動接触子であり、一端部には固定接点6に
対向して接離する可動接点8が固着されている。9は押
しバネであり、ベース2の凹部2aと可動接触子7間に
装着され、可動接触子7を固定接触子4から開離する方
向に付勢する。
【0018】10は可動接触子7を駆動する駆動部材と
しての押板であり、図3に示すように、絶縁材料で形成
され、可動接触子7を保持するほぼコ字状の貫通孔10
aと、可動接触子7の脱落を防止する一対の突起10b
が形成され、全極に並設されたそれぞれの可動接触子4
4の一端を連結し、ベース2に形成された溝部2b(図
2に示す)内を可動接点8が固定接点6に対向して接離
する方向、すなわち図2において上下方向に摺動する。
なお、図示および説明を省略するが、押板10の上端面
10aと係合する従来装置と同様のリンク、およびハン
ドル3等で構成される従来装置と同様の開閉機構が、ハ
ンドル3が組込まれている中央極に組込まれている。
【0019】図2〜5において、30は表示装置であ
り、中央極に隣接する他極に組込まれている。31は絶
縁材料からなる連結棒であり、下端に接触部31aが形
成され、押板10上端面10cに接離可能に当接してい
る。32は連結棒31の上端に固着された表示片であ
り、例えば燐青銅板またはステンレス鋼板等の可撓性を
有する薄板からなり、表示部32aには表示用文字であ
る「ON」または「OFF」、すなわち可動接触子7と
固定接触子6の接触状態を示す文字が印刷または刻印さ
れている。
【0020】33はカバー1の段部1bに装着されたマ
ドカバーであり、表示窓33aが形成されている。ま
た、表示部32aは、第1の凹部1aの底面とマドカバ
ー33との間に形成される表示空間34に摺動可能に挿
入され、かつ、表示片32が可撓性の薄板であるため
に、第2の凹部1cに連通し屈曲した表示空間34内を
自在に摺動できる。35は付勢ばねであり、連結棒31
に挿着され、連結棒31の接触部31aが常に押板10
の上端面10cに当接するように付勢している。
【0021】このように構成された回路遮断器において
は、図4(A)および図4(B)は、回路遮断器が「O
N」状態における表示装置30を示すものである。図2
に示す可動接点8と固定接点6が接触する「ON」状態
にあっては、図4(A)に示すように、押板10は可動
接触子7と共に下方に位置し、表示装置30の連結棒3
1は、付勢ばね35により押板10の上端面10cに当
接して押し下げられる。また、連結棒31に固着された
表示片32も同様に下方に引き降ろされる。その結果、
図4(B)に示すように、カバー1の表面に設けられた
表示窓33aには、可動接点8と固定接点6が接触状態
にあることを示す「ON」が表示される。
【0022】図5(A)および図5(B)は、回路遮断
器が[OFF」または正常な「TRIP」動作をした状
態における表示装置30を示すものである。図示しない
が、可動接点8と固定接点6が開離した状態では、図5
(A)に示すように、押板10は可動接触子7と共に矢
印方向に上方に移動する。その時、表示装置30の連結
棒31は押板10により付勢ばね35に打ち勝って上方
に押し上げられ、表示片32は、表示空間34の中を摺
動し、図5(B)に示すように、表示窓33aには、可
動接点8と固定接点6が開離状態である「OFF」が表
示される。
【0023】なお、図1は事故電流等により接点溶着を
引き起こした場合の「TRIP」状態を示す斜視図であ
る。事故電流等により接点溶着を引き起こした場合に
は、上述の従来装置の動作説明にて説明したと同様に、
開閉操作用のハンドル3は「TRIP」状態を示す位置
を表示するが、可動接触子8は固定接点6に接触した状
態のままであるため、押板10も下方にあり、表示装置
30の表示窓33aには、「ON」が表示される。
【0024】この実施の形態1によれば、カバーの表面
側に凹部1a,1cを形成し、この凹部1a,1c内に
駆動部材に連動して可動接触子と固定接触子の接離状態
を表示する表示装置を収納し、カバー1の外部からその
表示内容が確認できる表示窓33aを設けたので、異常
電流により可動接点8と固定接点6が閉路状態で溶着し
て開離し得ない状態が発生した場合においても、表示装
置30の表示窓33aに実際に可動接点8が閉路状態で
あることが表示され、接点溶着の表示が明確になる。
【0025】また、表示装置30を、押板10に連動す
る連結棒31と、この連結棒31に連結された表示片3
2とで構成したので、表示装置30の構成が簡単にな
る。また、表示片32を可撓性を有する薄板で形成した
ので、絶縁筐体の外形をあまり大きくすることなく、表
示装置を構成できる。
【0026】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2である回路遮断器を一部を切り欠いて内部を示す
側断面図であり、閉路状態を示す。図7は、図6の回路
遮断器が開路状態であるときを示す要部側断面図であ
る。図8は、図6の回路遮断器がトリップ状態であると
きを示す要部側断面図である。図9は、図6の回路遮断
器が閉路状態であるときを示す斜視図である。図10
は、図6の回路遮断器および表示装置が閉路状態である
ときを示す要部側断面図である。
【0027】図において、40はカバー、41はベース
であり、いずれも合成樹脂で形成されている。42は上
記カバー40とベース41からなる絶縁筺体、43はベ
ース41に固定された固定接触子であり、固定接点43
aを有している。44はこの固定接点43aに対向する
可動接点44aを有した可動接触子であり、枢支ピン4
5によって回動自在に支承されている。46は可動接触
子44を駆動する駆動部材としてのクロスバーであり、
絶縁物で形成され、全極に並設されたそれぞれの可動接
触子44の一端を連結している。
【0028】47は可動接触子44とクロスバー46の
間に介装されて可動接触子44を固定接点43a方向に
常時付勢する接圧ばねである。48は可撓導体であり、
一端は可動接触子44に、他端は引き外し装置(図示せ
ず)に接続されている。49は両接点43a,44a間
に発生するアークを消弧する消弧装置である。
【0029】52は一端がクロスバー46に軸53によ
って回動自在に枢支された可動接触子側リンク(以下、
下部リンクという)、54は一端が下部リンク52の他
端に、他端がクレドル55にそれぞれ軸56,57によ
って回動自在に枢支されたハンドル側リンク(以下、上
部リンクという)である。58は下部リンク52、上部
リンク54および軸56により構成され、軸56がひじ
部となるトグルリンク機構である。59はハンドルアー
ムであり、トグルリンク機構58に対して所定の関係位
置に回動自在に、一端59bが回動支点となり図示しな
いフレームに枢支されている。
【0030】60は一端がばね掛けピン61を介してハ
ンドルアーム59に、他端が軸56にそれぞれ張架され
たトグルばねである。62はカバー40の外部から操作
でき、合成樹脂で形成されたハンドルであり、ハンドル
アーム59と連動する。63は掛け金であり、クレドル
55と係合する掛け金係合部63a、掛け金支持軸64
が嵌まる凹部63bを有し、引き外し装置(図示せず)
に係合して、掛け金支持軸64を中心にして回動する。
65は図示しないフレームに枢支されたクレドル支持
軸、66は上部リンク54および可動接触子44のスト
ッパピンである。
【0031】次に、動作について説明する。接点が開路
状態になっている図6において、クレドル55が掛け金
63に係止された状態で、ハンドル62を閉路位置(右
傾斜)に倒せば、トグルリンク機構58が伸長され可動
接点44aが固定接点43aに接触して、図6に示す閉
路状態となる。次にハンドル62を開路位置(左傾斜)
に倒せば、トグルばね60の軸線が軸56と軸57とを
結ぶ作用線(デッドポイント)を越えるとトグルリンク
機構58が屈曲されて下部リンク52を吊り上げ、可動
接点44aが固定接点43aより開離され、図7に示す
開路状態となる。
【0032】一方、図6示す上記閉路状態で回路に過電
流が流れると、引き外し装置(図示せず)が作動してク
レドル55と掛け金63の係合が解除されるため(図8
を参照して)、クレドル支持軸65を中心に時計方向に
クレドル55が回動される。従って、クレドル55と上
部リンク54の連結点つまり軸57の点がトグルばね6
0の作用線を越えるため、トグルばね60のばね力によ
ってトグルリンク機構58が屈曲されることになり、ク
ロスバー46により各極連動して全極共に可動接点44
aが固定接点43aより開離され、図8に示すトリップ
状態となるものである。
【0033】図9〜図12において、30〜35は上記
実施の形態1と同様のものであり、その説明を省略す
る。31bは連結棒31の下端に形成された接触部であ
り、クロスバー46に接離可能に当接し、クロスバー4
6の上端面46aおよび46bを移動し易いように球状
に形成されている。40aはカバー40の表面側に形成
された第1の凹部、40bは後記するマドカバー33を
装着する段部、40cは第1の凹部40aに連通しカバ
ー40の内部に向かって形成された第2の凹部であり、
実施の形態1と同様に表示装置30が収納されている。
なお、表示装置30は、中央極に隣接する他極に組込ま
れている。
【0034】回路遮断器が閉路状態においては、図10
に示すように、可動接点44aと固定接点43aが接触
しているため、表示装置30の接触部31bはクロスバ
ー46の上端面46aに当接するので、連結棒31を介
して表示片32は表示空間34内を摺動し、表示窓33
aには図9に示すように「ON」が表示される。この
時、ハンドル62は左傾斜となり、ハンドル62の表示
部62aも「ON」を表示する。
【0035】また、回路遮断器が開路状態においては、
図12に示すように、可動接点44aが固定接点43a
から開離しているため、表示装置30の接触部31bは
クロスバー46の斜面46bに当接するので、連結棒3
1を介して表示片32は表示空間34内を摺動して引き
下げられ、表示窓33aには図11に示すように「OF
F」が表示される。この時、ハンドル62は右傾斜とな
り、ハンドル62の表示部62aも「OFF」を表示す
る。
【0036】また、回路に過電流が流れて引き外し装置
(図示せず)が作動し、回路遮断器がトリップ状態とな
った場合には、ハンドル62の位置は、図11および図
12に二点鎖線で示すように、「ON」と「OFF」の
両方を半分づつ表示する。
【0037】しかし、上記トリップ状態においては、図
12に示すと同様に可動接点44aが固定接点43aか
ら開離しているため、表示装置30の接触部31bはク
ロスバー46の斜面46bに当接するので、連結棒31
を介して表示片32は表示空間34内を摺動して引き下
げられ、表示窓33aには図11に示すように「OF
F」が表示される。
【0038】図13は、例えば閉路状態でパルス状の大
電流が流れて、クレドル55と掛け金63との係合が解
除されない状態で、可動接点44aと固定接点43aと
の間に溶着現象が生じて可動接点44aが開離しない場
合を示す。この状態においては、トグルリンク機構58
は閉路状態の位置に保持されており、図13に示すよう
に保守点検等の必要から開路状態にするためにハンドル
62を開路側に反時計方向に動かすと、トグルばね60
が伸張してハンドルアーム59も反時計方向に回動さ
れ、開路位置方向に移動させることができる。
【0039】図14および図15は、可動接点44aと
固定接点43aが溶着した状態でハンドル62をOFF
方向に移動させた場合の、表示装置30の動作状態を示
すものである。この時、ハンドル62の位置は右傾斜と
なり、ハンドル62の表示部62aには「OFF」が表
示されるが、可動接点44aは固定接点43aに溶着し
ているために、図15に示すように表示装置30の接触
部31bはクロスバー46の上端面46aに当接するの
で、連結棒31を介して表示片32は表示空間34内を
摺動し、表示窓33aには図14に示すように「ON」
が表示される。この時、ハンドル62は左傾斜となり、
ハンドル62の表示部62aも「ON」を表示する。
【0040】この実施の形態2によれば、開閉機構とし
てトグルリンク機構を用いた回路遮断器においても、表
示装置30の連結棒31bをクロスバー46に当接させ
ることにより、実施の形態1と同様の効果を得ることが
できる。
【0041】なお、上記の実施の形態1または2におい
ては、表示装置30が押板10またはクロスバーに46
に連動するように構成したが、表示装置30を可動接触
子7または44に直接連動させてもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0043】この発明の回路遮断器によれば、カバーの
表面側に形成された凹部と、この凹部に収納され駆動部
材に連動して可動接触子と固定接触子の接離状態を表示
する表示装置とを設けたので、異常電流により可動接点
と固定接点が閉路状態で溶着して開離し得ない状態が発
生した場合においても、接点溶着の表示が明確になる。
【0044】また、この発明の回路遮断器によれば、カ
バーの表面側に形成された凹部と、この凹部に収納され
押板に連動して可動接触子と固定接触子の接離状態を表
示する表示装置とを設けたので、異常電流により可動接
点と固定接点が閉路状態で溶着して開離し得ない状態が
発生した場合においても、接点溶着の表示が明確にな
る。
【0045】また、この発明の回路遮断器によれば、カ
バーの表面側に形成された凹部と、この凹部に収納され
クロスバーに連動して可動接触子と固定接触子の接離状
態を表示する表示装置とを設けたので、異常電流により
可動接点と固定接点が閉路状態で溶着して開離し得ない
状態が発生した場合においても、接点溶着の表示が明確
になる。
【0046】また、この発明の回路遮断器によれば、表
示装置を、押板に連動する連結棒と、この連結棒に連結
され可動接触子と固定接触子の接離状態を示す表示片と
で構成したので、表示装置の構成が簡単になる。
【0047】さらにまた、この発明の回路遮断器によれ
ば、表示片を可撓性を有する薄板で形成したので、絶縁
筐体の外形をあまり大きくすることなく表示装置を構成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である回路遮断器を
示す外観斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の回路遮断器を一部
を切り欠いて内部を示す側断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の回路遮断器の表示
装置を示す要部分解斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の回路遮断器が閉路
状態であるときの表示装置の動作状態を示すもので、
(A)は要部平面図、(B)は要部側断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の回路遮断器が開路
状態であるときの表示装置の動作状態を示すもので、
(A)は要部平面図、(B)は要部側断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2である回路遮断器の
一部を切り欠いて内部を示す側断面図である。
【図7】 図6の回路遮断器が開路状態であるときを示
す要部側断面図である。
【図8】 図6の回路遮断器がトリップ状態であるとき
を示す要部側断面図である。
【図9】 図6の回路遮断器が閉路状態であるときを示
す外観斜視図である。
【図10】 図6の回路遮断器および表示装置が閉路状
態であるときを示す要部側断面図である。
【図11】 図6の回路遮断器が開路状態であるときを
示す外観斜視図である。
【図12】 図6の回路遮断器および表示装置が開路状
態であるときを示す要部側断面図である。
【図13】 図6の回路遮断器の接点が溶着した状態に
おいて、ハンドルを開路位置方向へ移動した状態を示す
側断面図である。
【図14】 図13の回路遮断器の外観斜視図である。
【図15】 図13の回路遮断器の表示装置を示す要部
側断面図である。
【図16】 従来の回路遮断器を示す外観斜視図であ
る。
【図17】 図16の回路遮断器が閉路状態であるとき
を示す側断面図である。
【図18】 図16の回路遮断器が開路状態であるとき
を示す側断面図である。
【図19】 図16の回路遮断器の接点が溶着した状態
であるときを示す側断面図である。
【図20】 図16の回路遮断器がトリップ状態である
ときを示す側断面図である。
【図21】 従来の回路遮断器の押板と可動接触子の組
立て状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,40 カバー、1a,40a 第1の凹部、1c,
40c 第2の凹部、2,41 ベース、3,62 ハ
ンドル、4,43 固定接触子、7,44 可動接触
子、10 押板、30 表示装置、31 連結棒、32
表示片、46 クロスバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーとベースよりなる絶縁筐体と、こ
    の絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OFF操作
    可能なハンドルと、上記絶縁筐体の上記ベースに装着さ
    れた固定接触子と、この固定接触子に対向して接離する
    可動接触子と、この可動接触子を駆動する駆動部材とを
    備えた回路遮断器において、上記カバーの表面側に形成
    された凹部と、この凹部に収納され上記駆動部材に連動
    して上記可動接触子と上記固定接触子の接離状態を表示
    する表示装置とを設けたことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 カバーとベースよりなる絶縁筐体と、こ
    の絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OFF操作
    可能なハンドルと、上記絶縁筐体の上記ベースに装着さ
    れた固定接触子と、この固定接触子に対向して接離する
    可動接触子と、この可動接触子の一端を連結した押板
    と、この押板を駆動するリンク機構とを備えた回路遮断
    器において、上記カバーの表面側に形成された凹部と、
    この凹部に収納され上記押板に連動して上記可動接触子
    と上記固定接触子の接離状態を表示する表示装置とを設
    けたことを特徴とする回路遮断器。
  3. 【請求項3】 カバーとベースよりなる絶縁筐体と、こ
    の絶縁筐体の内部に配設され外部からON,OFF操作
    可能なハンドルと、上記絶縁筐体の上記ベースに装着さ
    れた固定接触子と、この固定接触子に対向して接離する
    可動接触子と、この可動接触子の一端を連結したクロス
    バーと、このクロスバーを駆動するトグルリンク機構と
    を備えた回路遮断器において、上記カバーの表面側に形
    成された凹部と、この凹部に収納され上記クロスバーに
    連動して上記可動接触子と上記固定接触子の接離状態を
    表示する表示装置とを設けたことを特徴とする回路遮断
    器。
  4. 【請求項4】 表示装置は、一端が押板に連動する連結
    棒と、この連結棒に連結され可動接触子と固定接触子の
    接離状態を示す表示片からなることを特徴とする請求項
    1〜請求項3のいずれか一項に記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 表示片は、可撓性を有する薄板であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の回路遮断器。
JP9223407A 1997-08-20 1997-08-20 回路遮断器 Pending JPH1167047A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9223407A JPH1167047A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 回路遮断器
IDP980539A ID20729A (id) 1997-08-20 1998-04-09 Pemutus lingkaran arus
TW087106659A TW368670B (en) 1997-08-20 1998-04-30 Circuit breaker
KR1019980018657A KR19990023140A (ko) 1997-08-20 1998-05-23 회로차단기
CN98118337A CN1067486C (zh) 1997-08-20 1998-08-11 电路断路器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9223407A JPH1167047A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 回路遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1167047A true JPH1167047A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16797668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9223407A Pending JPH1167047A (ja) 1997-08-20 1997-08-20 回路遮断器

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JPH1167047A (ja)
KR (1) KR19990023140A (ja)
CN (1) CN1067486C (ja)
ID (1) ID20729A (ja)
TW (1) TW368670B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103077863A (zh) * 2011-10-26 2013-05-01 乐星产电(无锡)有限公司 小型断路器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106450808A (zh) * 2016-09-09 2017-02-22 新疆八钢铁股份有限公司 一种快速接线柱
KR102364731B1 (ko) * 2017-03-16 2022-02-18 엘에스일렉트릭(주) 회로 차단기

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1060442A (ja) * 1996-08-14 1998-03-03 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103077863A (zh) * 2011-10-26 2013-05-01 乐星产电(无锡)有限公司 小型断路器

Also Published As

Publication number Publication date
CN1067486C (zh) 2001-06-20
TW368670B (en) 1999-09-01
ID20729A (id) 1999-02-25
KR19990023140A (ko) 1999-03-25
CN1208942A (zh) 1999-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5673786A (en) Circuit breaker bell alarm reset mechanism
JPH1167047A (ja) 回路遮断器
JP2000082375A (ja) 回路遮断器
JP2505007B2 (ja) リモコンブレ―カ
JPH06295654A (ja) 回路遮断器
JP4141667B2 (ja) 回路遮断器
JPH11224587A (ja) 回路遮断器
JP2654158B2 (ja) ブレーカの動作表示機構
JP4593249B2 (ja) 回路遮断器
JPH0350597Y2 (ja)
JP2572775B2 (ja) リモ−トコントロ−ル式回路しゃ断器
JPH0824019B2 (ja) 多極回路遮断器
JP3328996B2 (ja) 回路遮断器
JPS643163Y2 (ja)
JP4545298B2 (ja) 回路遮断器
JPH0641322Y2 (ja) 回路しや断器
JPH06338250A (ja) 回路遮断器
JP2535017B2 (ja) リモコンブレ−カ
JPH0574315A (ja) ブレーカ
JPH06338248A (ja) 回路遮断器
JPS634304B2 (ja)
JPH0749716Y2 (ja) 回路遮断器の付属スイッチ装置
JP5554210B2 (ja) 回路遮断器
JP3862498B2 (ja) 回路遮断器
JP2000323003A (ja) 回路遮断器