JP2535017B2 - リモコンブレ−カ - Google Patents

リモコンブレ−カ

Info

Publication number
JP2535017B2
JP2535017B2 JP62129137A JP12913787A JP2535017B2 JP 2535017 B2 JP2535017 B2 JP 2535017B2 JP 62129137 A JP62129137 A JP 62129137A JP 12913787 A JP12913787 A JP 12913787A JP 2535017 B2 JP2535017 B2 JP 2535017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
electromagnet
handle
plate
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62129137A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63292546A (ja
Inventor
存 森
誠 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP62129137A priority Critical patent/JP2535017B2/ja
Publication of JPS63292546A publication Critical patent/JPS63292546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535017B2 publication Critical patent/JP2535017B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、遠隔操作可能な電磁石部を有するリモコン
ブレーカに関するものである。
[背景技術] 第7図は、特開昭59−128726号公報に示された従来の
この種の遠隔操作可能な電磁石部を有するリモコンブレ
ーカを示すものである。固定接点101と可動接点102とを
開閉するハンドル103は遠隔操作される電磁石部104とは
リンク105を介して回動自在に連結されている。電磁石
部104は外部に設けた操作端子106に電源が印加されたと
きに、コイル107が励磁され、内部のプランジャーを吸
引駆動するものである。従って、電磁石部104は駆動さ
れると、プランジャー108の吸引動作によりリンク105を
介してハンドル103が軸109を中心としてオン位置に回動
されることになる。ハンドル103が回動されるとレバー1
10,111によりリンク機構を介して接点101,102を閉成
し、同時にトリップ機構をリセットして異常電流に備え
るようになっている。
かかる従来のリモコンブレーカにおいては、電磁石部
104を操作しても、またハンドル103をオン操作してもリ
ンク105を介して両者を連結しているため接点101,102を
開閉できる構造となっている。従って、ハウジングの内
部で電磁石部104と接点101,102を開閉する接点機構部は
一体的に構成されており、電磁石部104と接点機構部と
を構造的に分離することができず、接点機構部の容量の
変更や電磁石部104の仕様の変更が容易に且つ迅速にで
きないという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、
接点機構部を駆動制御する電磁石部を接点機構部とを連
結部材を介して分離可能とし、接点機構部の容量の変更
や電磁石部の仕様の変更に容易に且つ迅速に対処できる
ようにすることを目的としたリモコンブレーカを提供す
るものである。
[発明の開示] (構成) 本発明は、主回路に挿入される接点を開閉する接点機
構部を絶縁材からなる隔壁を介して複数極収納配置した
ハウジングと、上記接点機構部をハンドルのオン操作に
伴ってオン駆動して接点を閉成すると共に、ハンドルの
オフ操作とは別個に接点機構部をオフ駆動して接点を開
離する電磁石部を接点機構部とは別に収納配置した一面
開口の取付ベースとを設け、該取付ベースの開口面をハ
ウジングの一面に対向させた状態でハウジングの一面に
着脱自在に取着し、接点機構部を駆動して接点を開閉す
る電磁石部の連結部材を、ハウジングの隔壁に穿孔した
貫通孔を介して接点機構部に着脱自在に連結したもので
あり、この構成により、接点機構部と電磁石部とを連結
部材のみを介して連結し、電磁石部を収納した一面開口
の取付ベースを、接点機構部を収納配置したハウジング
に対して着脱自在に取着するようにしたことを特徴とす
るものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により説明する。第1図
はブレーカ全体の分解斜視図を示し、本発明のブレーカ
は電磁石ブロックAと、該電磁石ブロックAにより制御
される接点開閉機構部Bとから構成されている。また、
本ブレーカは3相用の3極構造としている。
まず、電磁石ブロックAについて説明する。上面が開
口し、絶縁材からなる箱状の取付ベース1内に収納凹所
2が形成され、この収納凹所2内に電磁石部3が収納配
置される。電磁石部3は、コイルボビン4の外周に巻回
したコイル5と、固定鉄心6と、コイル5の磁気吸引力
により固定鉄心6に吸引される可動鉄心7等から構成さ
れている。固定鉄心6は略コ字型に形成され、両側の鉄
心部6aがダンパー8の挿通穴8aを介してコイルボビン4
の貫通孔4a内に鉄心部6aの端面が開口面に少し突出する
ように挿入配置してある。可動鉄心7はコ字型に形成さ
れた固定板9内に固定されており、可動鉄心7とコイル
ボビン4との間にスプリング10を介装して配置される。
スプリング10は、コイルボビン4の上下の突片4cの間に
突出した突起4bに装着して配置してある。
略コ字型に形成されている変換軸11は可動鉄心7の横
方向の運動を上下方向に変換するものであり、軸方向に
穿孔されている軸穴11aに軸13が挿通される。この軸13
は取付ベース1の段部14の上面に形成されている溝14a
内にその両端が軸支されて、変換軸11を回動自在として
いる。変換軸12の中央に突設されている中央突部12の穴
12aと、固定板9に形成されている連結片17の穴17aとの
U字型ピン16が挿入されて、U字型ピン16により可動鉄
心7側に変換軸11が回動自在に連結される。また、変換
軸11の両側に形成してある側片15の穴15aに連結ピン18
の一端18aが夫々挿通して連結されるようになってい
る。しかして、このように構成される電磁石部3が取付
ベース1の収納凹所2内に固定鉄心6の側面にダンパー
19を備えて収納配置される。収納凹所2の側方の取付ベ
ース1の端部には端子収納部20が形成されており、この
端子収納部20には切欠部21が形成してあり、この切欠部
21に補助端子22が装着されるようになっている。
次に接点開閉機構部Bについて説明する。絶縁材から
なるボデイ23の上面には隔壁24を介して機構収納部25が
3つ形成してある。3極を連動し絶縁材からなる連動板
26には3つ穴26aが形成されていて、この穴26aに可動接
触子27と接圧バネ8が挿通される。連動板26の下面には
突起26bが一体に突設されており、この突起26bに連動板
26を上方へ付勢する開極バネ29の上部が装着され、ま
た、開極バネ29は第1図(b)に示すように、ボデイ23
に形成された凹所30内に収納配置されている。連動板26
はボデイ23の隔壁24のスリット31に挿入され、各機構収
納部25にわたるように配置される。機構収納部25内には
過電流や短絡電流を検出するセンサーが配置されるもの
であり、略コ字型に折曲形成したヨーク32内に短絡コイ
ル33が設けられ、この短絡コイル33内にヨーク32の上下
面に突出可能とした駆動ピン34が装着してある。先端下
面に可動接点36を固着した可動接触子27の基部と接圧バ
ネ28の基部とが共にカシメ固定され、接圧バネ28を可動
接触子27の上方に位置せしめている。ヨーク32の下面と
接圧バネ28等の基部の上面との間に円錐状のスプリング
35を介装している。
短絡コイル33と磁気回路を構成するヨーク32に下部両
側よりL型の取付片37が一体に形成され、両取付片37の
内側に突起37aが一体に突設されている。可動接触子27
の略中央部には下面を上方に凹ませた凹部27aが形成し
てあり、接圧バネ28と共に可動接触子27を両取付片37の
間に位置させて、可動接触子27の凹部27aを取付片37の
突起37aに係合させる。この時、可動接触子27及び接圧
バネ28は連動板26の穴26aに挿入されているため、開極
バネ29によって上方に付勢された連動板26により第5図
(b)に示すように可動接触子27は連動板26により突起
37aを中心として時計方向の力を受ける。また、第5図
(b)に示すようにスプリング35により可動接触子27の
基部は下方に付勢されるため、同様に突起37aを軸とし
て時計方向の力を受ける。また、ヨーク32の一端からは
先端部をU字型にしたアークホーン38が設けられてお
り、他端には過電流を検出するバイメタル39が設けてあ
る。バイメタル39の先端部には電流調整用のネジ40が螺
着してある。
略コ字型に形成されているフレーム41は第1図(a)
に示すようにボデイ23の下面からのねじ42によりボデイ
23に固定される。フレーム41の両側板43には円弧状の長
孔44が穿設されており、この長孔44の外側面に、コ字型
のラッチ板48と略H型のリンク45の脚部46が位置し、脚
部46の穴46aと、ラッチ板48の長孔49と、フレーム41の
長孔44に回転軸50が挿通し、この回転軸50によりリンク
45とラッチ板48とがフレーム41に回動自在に連結される
ことになる。一方、ラッチ板48の側片48aの略中央部に
は穴48bが穿孔されており、また、フレーム41の下部よ
り上方へ延出した軸支片51と側板43との間にラッチ板48
の側片48aが位置し、軸支片51の穴51aとラッチ板48の穴
48bと、側板43の穴41aにピン52が挿通することで、この
ピン52を軸としてラッチ板48が回動自在にフレーム41に
軸支されることになる。
ラッチ係合板53の中央部に形成されている軸支部53a
がフレーム41の後部側に形成した突片54間に位置し、ピ
ン55が突片54の穴54aとラッチ係合板53の軸支部53aの穴
53bに挿通し、ラッチ係合板53がフレーム41の突片54に
挿通されたピン55を軸として回動自在に軸支される。ラ
ッチ係合板53の前面側には係合部56が3つ突設されてお
り、この係合部56は第5図(a)に示すように駆動ピン
34の頭部34aの下方に位置して該頭部34aと係合する。ま
た、ラッチ係合板53の下面より先端をL型とした係合片
57が突設されており、この係合片57がラッチ板48の中央
片48cに形成した係合凹所58に係合し、ラッチ係合板53
とラッチ板48とが係合することになる。ラッチ係合板53
の背面53cにバイメタル39の先端に取着したネジ40が位
置し、該ネジ40のラッチ係合板53側への突出量によりト
リップ動作を行なわしめる過電流の大きさを調整するこ
とができる。フレーム41の前部側に腕片59が形成してあ
り、腕片59の先端には穴59aが穿孔してある。この腕片5
9間にハンドル60の下部が位置し、ハンドル60に穿孔し
た穴60aにハンドル軸61が腕片59の穴59aを介して挿通さ
れ、ハンドル60がフレーム41にハンドル軸61を軸として
回動自在に装着される。ハンドル60の側面から突起60b
が突設されており、この突起60bにハンドル60のオフ位
置、オン位置を死点を越えて位置決めする反転バネ62の
一端が係止されるようになっている。
フレーム41の上端に形成された切欠部63には、補助接
点装置64の両側より突出した突部64aが係合されて、補
助接点装置64がフレーム41の上部に配設されるようにな
っている。補助接点装置64のハンドル60側に位置する一
方の固定板65aの下面には第5図(a)に示すように補
助固定接点66が固着されており、他方の固定板65bの下
面には先端がハンドル60にまで位置する導電性の補助接
点バネ67が設けられている。また、補助接点バネ67の上
方のハンドル60の側面には補助接点バネ67を押接する突
起60cが一体に形成してある。第5図(a)に示すよう
に、ハンドル60をオン位置にすると、突起60cが補助接
点バネ67より離れ、補助接点バネ67自体の復帰力により
上方に復帰して、補助接点バネ67が補助固定接点66と閉
成されることになる。また、ハンドル60を第5図(c)
に示すようにオフ位置にすると、ハンドル60の突起60c
が補助接点バネ67の先端を下方に押接して、補助接点バ
ネ67を補助固定接点66より離して、補助接点バネ67と補
助固定接点66とが開成するようにしている。尚、ハンド
ル60には、第1図(c)に示すようにハンドル60をオフ
位置にする際にリンク45を初期位置に設定すべくリンク
45を下方に押接する押接片68が形成されている。
電磁石ブロックAと接点開閉機構部Bとの連結は以下
のように行なっている。すなわち、ボデイ23の隔壁24に
はボデイ23の上下面に貫通する貫通孔69が穿孔されてお
り、この貫通孔69に連結部材である上記連結ピン18が挿
入配置され、連結ピン18の一端18aは変換軸11の穴15aに
挿通し、連結ピン18の他端18bはリンク45の腕片47の穴4
7aに挿通して、該連結ピン18により変換軸11とリンク45
とが連結される。これらの連結構成により電磁石部3の
横方向の運動を連結ピン18により縦方向の運動に変換
し、リンク45に電磁石部3の運動を伝達するものであ
る。機構収納部25の一端には電源側の端子部70が配設さ
れる。この端子部70は、端子ねじ70aと、締め板70bと、
端子板70c等から構成されている。端子板70cの先端と短
絡コイル33の下端とが固着され、短絡コイル33の上端と
バイメタル39の上端との間には編組線71にて接続され、
また、バイメタル39の下部は編組線72を介して可動接触
子27の基部に接続されている。
機構収納部25の他方には負荷側の端子部73が配設され
る。端子部73は、端子ねじ73a、締め板73b、端子板73c
等から構成されている。端子板73cの内側の両側には円
弧状に曲成した円弧部73dが形成され、円弧部73dの前部
側にはアークホーン74が設けられている。また、円弧部
73dの内側の端子板73cの上には可動接点36と相対する固
定接点75が固着してある。尚、端子板73cに円弧部73dを
形成しているのは、円弧部73dに流れる電流により生じ
る電磁力により、接点36,75の開極時に発生するアーク
を消弧装置76側へ付勢してアークを早く消滅させるの
と、可動接触子27を早く開極させるようにしているもの
である。消弧装置76は、2枚の側板と、2枚の側板76間
に並設される複数のグリッド板78と、これらを覆う絶縁
板79等から構成されている。ここで、両アークホーン3
8,74は第5図に示すように、と絶縁板79内でグリッド板
78と並設されて配設されるようになっている。
ボデイ23の上面を覆うカバー80は絶縁材からなり、そ
の略中央部にはハンドル60の操作部60dを上面より突出
させる窓穴81が穿設されている。また、窓穴81の側方に
は、連動板26より上方に突設した表示突起26cを突出自
在とする表示窓82が穿孔してある。この表示突起26c
は、表示窓82より突出していなければ可動接点36と固定
接点75とが閉極、つまり主回路が接続された通電状態を
表し、表示突起26cが表示窓82から突出していれば、可
動接点36と固定接点75とが開極、つまり主回路は遮断し
ていることを表示するものである。また、カバー80の両
端には夫々切欠部83が形成してあり、この切欠部83内に
各端子部70,73が第3図に示すように位置するようにな
っている。また、電磁石ブロックAを収納配置した取付
ベース1はボデイ23の下面に第1図(a)に示すように
組立ねじ84にて着脱自在に取り付けられ、カバー80はボ
デイ23の上面に組立ねじ85にて固定される。ここで、電
磁石ブロックAの上面は絶縁材からなるボデイ23の底部
により絶縁されているものであり、ただ、電磁石ブロッ
クAからは連結ピン18がボデイ23の貫通孔69を介してボ
デイ23側に突出しているものである。このように、電磁
石部3を取付ベース1内に収納配置したままで、接点開
閉機構部Bを容易に交換ができるものである。これは、
接点開閉機構部Bは大電流を開閉する等の理由により、
電磁石部3より寿命が短くなり、交換の要請があるから
である。尚、ボデイ23とカバー80とでハウジングが構成
される。
第6図は電気回路図を示し、端子部70,73間に短絡コ
イル33、バイメタル39、接点36,75等の直列回路が挿入
された形となっている。また、補助固定接点66と補助接
点バネ67とで構成される補助接点SW1と電磁石部3のコ
イル5との直列回路が補助端子22に接続されている。そ
して、補助端子22に外部スイッチSW2が接続してある。
本ブレーカの特徴は、ハンドル60をオン操作しても外部
スイッチSW2を操作者が操作しない限り接点36,75がオン
せず主回路は通電されないようになっているものであ
る。そして、外部スイッチSW2をオフするか、あるい
は、ハンドル60をオフ操作して補助接点SW1をオフすれ
ば、補助接点SW1と外部スイッチSW2とが電磁石部3のコ
イル5に対して直列に挿入されているため、電磁石部3
が遮断されて、接点36,75は開極して主回路は遮断され
る。
次に、本ブレーカの動作について説明する。第5図は
第3図のA−A断面図を示し、第1図は第3図のB−B
断面図を示している。第5図(a)と第1図(a)はオ
ン状態を示し、第5図(b)と第1図(b)はハンドル
60がオンで電磁石部3がオフの場合のオフ状態を示し、
第5図(c)と第1図(c)はオフ状態を示し、第5図
(d)と第1図(d)はトリップ状態を示している。
まず、第1図(c)のオフ状態から第1図(a)に示
すようにハンドル60をオン操作すると、ハンドル60の突
起60cが補助接点SW1の補助接点バネ67から離れて補助接
点バネ67が復帰して第5図(a)に示すように補助接点
SW1が閉成される。従って、第6図に示す外部スイッチS
W3がオンであれば、電磁石部3のコイル5が励磁され、
第5図と第1図の(a)に示すように可動鉄心7が固定
鉄心6に吸引される。可動鉄心7が吸引されると、可動
鉄心7とU字型ピン16と連結されている変換軸11が軸13
を支点として時計方向に回動するために、連結ピン18は
変換軸11の回動に伴い下方に移動する。連結ピン18が下
方に移動すると、該連結ピン18と連結されているリンク
45が回転軸50を軸として半時計方向に回動する。従っ
て、リンク45の下方に配置された連動板26が開極バネ29
の復帰力に抗して下動される。連動板26が下動すると、
第5図(a)に示すように連動板26の穴26aに可動接触
子27と接圧バネ28とが位置しているため、可動接触子27
と接圧バネ28とが下動され、接圧バネ28の接圧力により
可動接触子27の可動接点36と固定接点75とが接触し、主
回路は通電されることになる。
ここで、電磁石部3だけを外部スイッチSW2でオフに
すると、第5図及び第1図の(b)に示すように、可動
鉄心7はスプリング10の復帰力により図の左方へ復帰移
動する。この可動鉄心7の移動により変換軸11は軸13を
中心に半時計方向に回動する。この変換軸11の半時計方
向の回動により連結ピン18は上方に移動されて、リンク
45を時計方向に回動させる。従って、リンク45による付
勢力が解除された連動板26は開極バネ29の復帰力により
上動されて可動接触子27も上動し、接点36,75は開離す
る。また、この時、可動接触子27の基部を付勢している
スプリング35の付勢力により開極バネ29の復帰力と共
に、突起39aを軸として半時計方向に一気に回動して開
極するものである。
次に、ハンドル60をオン位置からオフ操作すると、第
5図の第1図の(c)に示すように、ハンドル60の突起
60cが補助接点SW1の補助接点バネ67を下方に押接するこ
とで、補助接点バネ67が補助固定接点66より離れて補助
接点SW1が開極する。従って、この補助接点SW1の開極に
より電磁石部3への通電が遮断されて、連結ピン18等が
上記の場合と同様の動作を行なって接点36,75を開極す
る。
次にスリップ状態の場合を説明する。まず、主回路が
短絡した場合について説明すると、短絡の場合には大電
流が流れるため、短絡コイル33に電磁力が生じてトリッ
プ動作を行なわしめる。ここで、短絡が起こる前の正常
な状態においては、第1図(a)に示すようにリンク45
とラッチ板48とを軸支している回転軸50は、フレーム41
の長孔44の下部に位置している。ラッチ板48はラッチ係
合板53の係合片57と係合している。また、ラッチ係合板
53の係合部56は、第5図(a)に示すように駆動ピン34
の頭部34aと係合している。短絡が起こると、短絡コイ
ル33に生じる電磁力により駆動ピン34を下方に吸引駆動
する。この駆動ピン34の下方への移動により係合部56が
押接されてピン55を軸としてラッチ係合板53が半時計方
向に回動する。すると、ラッチ係合板53の係合片57との
係合が外れたラッチ板48がフリー状態となり、リンク45
は開極バネ29の復帰力により連動板26を介して上方へ付
勢され、リンク45は回転軸50がフレーム41の長孔44の上
端まで移動することになる。従って、連動板26は下方へ
の付勢力が解除されることによって可動接触子27も上動
して接点36,75が開離することになる。この時、駆動ピ
ン34は急激に下方に吸引されるため、駆動ピン34の下端
が可動接触子27の基部を当てて、可動接触子27の時計方
向の回転力を付与して可動接触子27を一気に回転させ、
接点36,75を開極させる。尚、連動板26の上下動に応じ
て表示突起26cが表示窓82より突出自在とし、接点36,75
が開離しているときは表示突起26cが突出し、接点36,75
が閉成しているときは表示突起26cが表示窓82からは突
出せず、接点36,75の開極、閉成を表示するようにして
いる。
また、過電流が流れた時にはバイメタル39が湾曲し、
バイメタル39の先端に取着したネジ40がラッチ係合板53
の背面53cを押接し、ラッチ係合板53をピン55を軸とし
て半時計方向に回動させて、係合片57のラッチ板48との
係合を解除する。この解除により先の場合と同様にリン
ク45が上動して連動板26への付勢力が解除されて接点3
6,75が開極されることになる。
次に、トリップ動作した後に、ハンドル60がオン位置
で、表示突起26cが突出しているのを見て外部スイッチS
W2をオフすることにより、電磁石部3をオフして可動鉄
心7を復帰させることで、第5図と第1図の(b)に示
すように変換軸11にて連結ピン18を上動させてリンク45
を図示のように移動させる。そして第5図と第1図の
(c)に示すように、ハンドル60をオフ位置に操作して
オフ状態に戻す。また、ハンドル60をオフ操作してハン
ドル60の押接片68により、リンク45とラッチ板48との連
結部を下方に押接して、ラッチ板48を半時計方向の回転
させてラッチ板48の係合凹所58とラッチ係合板53の係合
片57とを係合してリセットさせることができる。尚、こ
の時、ハンドル60のオフ操作により補助接点SW1がオフ
するので、電磁石部3の可動鉄心7が復帰して初期位置
に戻る。従って、リセットはハンドル60操作と、電磁石
部3の電圧の供給を停止して可動鉄心7が復帰すること
によっても行なわしめることができるものである。
このように、電磁石部3の可動鉄心7等の動きが取付ベ
ース1の底部やボデイ23の底部に対して平行に移動し
て、変換軸11を介して連結ピン18を上下方向の動きに変
換していることで、電磁石部3の動作衝撃が直接取付ベ
ース1に加わらず、他の機器への悪影響がないものであ
る。また、接点開閉機構部Bへの振動、衝撃もなく信頼
性が非常に向上するものであり、また、電磁石部3の動
きを横方向としていることで、リモコンブレーカの高さ
を低くすることが可能で薄型にできるものである。ま
た、一般的なブレーカと同じ形態にすることができ、汎
用パーツ等にその応用範囲は広く、また、操作もブレー
カと電磁接触器とを合わせたものと同様の間隔で行なう
ことができるものである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、主回路に挿入される接点を開
閉する接点機構部を絶縁材からなる隔壁を介して複数極
収納配置したハウジングと、上記接点機構部をハンドル
のオン操作に伴ってオン駆動して接点を閉成すると共
に、ハンドルのオフ操作とは別個に接点機構部をオフ駆
動して接点を開離する電磁石部を接点機構部とは別に収
納配置した一面開口の取付ベースとを設け、該取付ベー
スの開口面をハウジングの一面に対向させた状態でハウ
ジングの一面に着脱自在に取着し、接点機構部を駆動し
て接点を開閉する電磁石部の連結部材を、ハウジングの
隔壁に穿孔した貫通孔を介して接点機構部に着脱自在に
連結したものであり、この構成を採用したことにより、
接点機構部と電磁石部とを連結部材のみを介して連結
し、電磁石部を収納配置した一面開口の取付ベースを、
接点機構部を収納配置したハウジングに対して着脱自在
に取着することができるものであり、そのため、接点機
構部の容量つまりブレーカの容量の変更や、電磁石部の
仕様の変更を迅速且つ容易にできる効果を奏するもので
ある。また、電磁石部と接点機構部とを連結する連結部
材は、極間の隔壁に穿孔した貫通孔内を介しているため
に、連結部材で連結していても、特に絶縁性の点でも信
頼性の向上を図ることができる効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の第3図のB−B断面図であ
り、同図(a)はオン状態の断面図、同図(b)は電磁
石部をオフ状態とした場合の断面図、同図(c)はオフ
状態の断面図、同図(d)はトリップ状態の断面図、第
2図は同上の全体の分解斜視図、第3図は同上の平面
図、第4図は同上の側面図、第5図は同上の第3図のA
−A断面図であり、同図(a)はオン状態の断面図、同
図(b)は電磁石部をオフ状態とした場合の断面図、同
図(c)はオフ状態の断面図、同図(d)はトリップ状
態の断面図、第6図は同上の電気回路図、第7図は従来
例の断面図である。 1は取付ベース、3は電磁石部、18は連結ピン、24は隔
壁、60はハンドル、69は貫通孔である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路に挿入される接点を開閉する接点機
    構部を絶縁材からなる隔壁を介して複数極収納配置した
    ハウジングと、上記接点機構部をハンドルのオン操作に
    伴ってオン駆動して接点を閉成すると共に、ハンドルの
    オフ操作とは別個に接点機構部をオフ駆動して接点を開
    離する電磁石部を接点機構部とは別に収納配置した一面
    開口の取付ベースとを設け、該取付ベースの開口面をハ
    ウジングの一面に対向させた状態でハウジングの一面に
    着脱自在に取着し、接点機構部を駆動して接点を開閉す
    る電磁石部の連結部材を、ハウジングの隔壁に穿孔した
    貫通孔を介して接点機構部に着脱自在に連結して成るリ
    モコンブレーカ。
JP62129137A 1987-05-26 1987-05-26 リモコンブレ−カ Expired - Fee Related JP2535017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62129137A JP2535017B2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 リモコンブレ−カ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62129137A JP2535017B2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 リモコンブレ−カ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63292546A JPS63292546A (ja) 1988-11-29
JP2535017B2 true JP2535017B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=15002031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62129137A Expired - Fee Related JP2535017B2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26 リモコンブレ−カ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535017B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838379A (ja) * 1971-09-20 1973-06-06
JPS4915311A (ja) * 1972-05-18 1974-02-09
JPS5616755U (ja) * 1979-07-19 1981-02-13

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838379A (ja) * 1971-09-20 1973-06-06
JPS4915311A (ja) * 1972-05-18 1974-02-09
JPS5616755U (ja) * 1979-07-19 1981-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63292546A (ja) 1988-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2538991B2 (ja) リモ―トコントロ―ル式回路しゃ断器
JPH0158611B2 (ja)
JPH0340329A (ja) 回路遮断器の警報スイッチ操作装置
JP2505007B2 (ja) リモコンブレ―カ
JP2535017B2 (ja) リモコンブレ−カ
JP2654158B2 (ja) ブレーカの動作表示機構
JP2000082375A (ja) 回路遮断器
JP2502679B2 (ja) リモコンブレ―カ
JP2542433B2 (ja) リモコンブレ―カの動作表示機構
JP2555415B2 (ja) リモコンブレーカ
JP2619483B2 (ja) 開閉器の電磁石装置
JPH0733347Y2 (ja) リモコンブレーカ
JPH0727545Y2 (ja) ブレーカ
JP3241426B2 (ja) リモートコントロール式回路遮断器
JPS63292545A (ja) ブレ−カ
JPH07118250B2 (ja) ブレーカのラッチ板の支持構造
JP2588477Y2 (ja) リモートコントロール式回路遮断器
JP3226319B2 (ja) リモートコントロール式回路遮断器
JPH02144817A (ja) ブレーカの接圧バネの支持構造
JPH0751720Y2 (ja) 回路遮断器の付属スイッチ
JPH01315922A (ja) 開閉器の電磁石装置
JP2524576B2 (ja) リモ−トコントロ−ル式回路しや断器
JPH01315923A (ja) 開閉器の電磁石装置
JPH0158610B2 (ja)
JP3299324B2 (ja) リモコンリレーの接点装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees