JP2502679B2 - リモコンブレ―カ - Google Patents

リモコンブレ―カ

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JP2502679B2
JP2502679B2 JP63127378A JP12737888A JP2502679B2 JP 2502679 B2 JP2502679 B2 JP 2502679B2 JP 63127378 A JP63127378 A JP 63127378A JP 12737888 A JP12737888 A JP 12737888A JP 2502679 B2 JP2502679 B2 JP 2502679B2
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存 森
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H89/00Combinations of two or more different basic types of electric switches, relays, selectors and emergency protective devices, not covered by any single one of the other main groups of this subclass
    • H01H89/06Combination of a manual reset circuit with a contactor, i.e. the same circuit controlled by both a protective and a remote control device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/126Automatic release mechanisms with or without manual release actuated by dismounting of circuit breaker or removal of part of circuit breaker

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遠隔操作可能な電磁石部を有するリモコン
ブレーカに関するものである。
[従来の技術] 第15図は、従来のこの種の遠隔操作可能な電磁石部を
有するリモコンブレーカを示すものである。固定接点10
1と可動接点102とを開閉するハンドル103は遠隔操作さ
れる電磁石部104とはリンク105を介して回動自在に連結
されている。電磁石部104は外部に設けた操作端子106に
電源が印加されたときに、コイル107が励磁され、内部
のプランジャー108を吸引駆動するものである。従っ
て、電磁石部104が駆動されると、プランジャー108の吸
引動作によりリンク105を介してハンドル103が軸109を
中心としてオン位置に回動されることになる。ハンドル
103が回動されるとレバー110,111によりリンク機構を介
して接点101,102を閉成し、同時にトリップ機構をリセ
ットして異常電流に備えるようになっている。
かかる従来のリモコンブレーカにおいては、電磁石部
104を操作しても、またハンドル103をオン操作してもリ
ンク105を介して両者を連結しているため接点101,102を
開閉できる構造となっている。従って、遠隔操作するも
のがオフ操作をして主回路を遮断して、作業等をしてい
てもリモコンブレーカ側でハンドル103を操作すれば主
回路が通電されることになるため、作業が危険となると
いう問題があった。つまり、遠隔操作側でも、またリモ
コンブレーカ側でも主回路の開閉を自由にできることか
ら、上記のような問題が生じ得るものである。
また、従来この種のリモコンブレーカにあっては、特
公昭41−13211号公報、特公昭41−13700号公報、特公昭
41−21252号公報、特公昭43−18805号公報、特公昭44−
4823号公報及び特公昭44−4824号公報がある。これらの
従来例においては、所謂ラッチ部が可動鉄心と直結して
いるので、開閉時の鉄心衝撃によりミストリップが生じ
易いという問題を有している。また、ラッチ部が鉄心の
ストローク分だけ動くので、開閉中ラッチ部に不要な力
が作用し(開閉中鉄心の揺動によるラッチ引外し力等)
ミストリップしやすい。さらに、開閉回数が増すにつ
れ、ラッチ部の摩耗が大となり、ミストリップを加速す
るという問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、
ブレーカ側と遠隔操作側とが共にオン操作しない限り主
回路に通電させないようにして遠隔操作側の作業等を安
全に行なうことができると共に、ミストリップのない安
定した動作が得られるリモコンブレーカを提供すること
を目的としたものである。
[課題を解決するための手段] [作用] 本発明は、ハンドルのオン操作によりオンされる補助
接点と、該補助接点と直列に接続され遠隔に設置された
外部スイッチと、この外部スイッチと補助接点とが共に
オン状態のときに可動鉄心を吸引駆動する電磁石部と、
上記可動鉄心の吸引動作によりハンドルとは独立して主
回路の接点をオンさせるリンク機構と、短絡電流や過電
流等の異常電流を検知するセンサーと、センサー出力に
よりリンク機構のラッチを解除して主回路の接点をオフ
させるとともにハンドルの反転操作によりリンク機構を
ラッチするトリップ機構とを具備することにより、ハン
ドルのオン操作によりオンされる補助接点と直列に接続
され遠隔に設置された外部スイッチとにより、この補助
接点と外部スイッチとが共にオンしない限り電磁石部を
オン駆動できないようにでき、しかも、ハンドルの駆動
力が従来よりも少なくて済むようにしたことを特徴とす
るものである。
また、可動鉄心の横方向の動きを縦方向に変換する変
換軸と、フレームに穿孔された円弧状の長孔に上下動自
在に一端が軸支されたリンクと、リンクの他端と上記変
換軸とを夫々回動自在に連結し、上記電磁石部のオフ時
にリンクの他端を上方へ付勢する連結ピンと、上記リン
クの回動に連動し、該リンクを頂部に配置した連動板
と、連動板に挿通して接点を開閉する可動接触子と、接
点の開極方向に連動板を付勢する開極バネと、接点の閉
極方向に可動接触子を付勢して接点圧を付与する接圧バ
ネと、上記フレームの長孔にリンクの一端と共に一端が
軸支されたラッチ板と、ラッチ板の他端側に形成された
係合凹所とラッチ係合する係合片を有するラッチ係合板
と、ラッチ係合の解除方向に付勢するスプリングと、短
絡電流や過電流等の異常電流を検知するセンサーと、セ
ンサー出力により駆動されてラッチ係合板を駆動して上
記係合凹所と係合片とのラッチ係合を解除してトリップ
動作せしめる駆動片と、上記スイッチと外部スイッチと
の間に挿入接続され、トリップ時にラッチ係合が解除さ
れたラッチ板に駆動されて電磁石部への電源を遮断する
トリップ用スイッチとを具備することにより、リンクと
ラッチ板との端部同士をフレームの長孔に軸支し、ラッ
チ係合を行なう箇所は電磁石部からの動きを受ける連結
ピンやリンクとは反対側に設けて、可動鉄心の動きに伴
う連結ピンやリンクの衝撃をラッチ板の係合箇所に伝え
にくくしたものである。
(実施例1) 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。第1
図乃至第8図は本発明の一実施例を示し、第2図はブレ
ーカ全体の分解斜視図を示し、本発明のブレーカは電磁
石ブロックAと、該電磁石ブロックAにより制御される
接点開閉機構部Bとから構成されている。また、本ブレ
ーカは3相用の3極構造としている。
まず、電磁石ブロックAについて説明する。上面が開
口し、絶縁材からなる箱状の取付ベース1内に収納凹所
2が形成され、この収納凹所2内に電磁石部3が収納配
置される。電磁石部3は、コイルボビン4の外周に巻回
したコイル5と、固定鉄心6と、コイル5の磁気吸引力
により固定鉄心6に吸引される可動鉄心7等から構成さ
れている。固定鉄心6は略コ字型に形成され、両側の鉄
心部6aがダンパー8の挿通穴8aを介してコイルボビン4
の貫通孔4a内に鉄心部6aの端面が開口面に少し突出する
ように挿入配置してある。可動鉄心7はコ字型に形成さ
れた固定板9内に固定されており、可動鉄心7とコイル
ボビン4との間にスプリング10を介装して配置される。
スプリング10は、コイルボビン4の上下の突片4cの間に
突出した突起4bに装着して配置してある。
略コ字型に形成されている変換軸11は可動鉄心7の横
方向の運動を上下方向に変換するものであり、軸方向に
穿孔されている軸穴11aに軸13が挿通される。この軸13
は取付ベース1の段部14の上面に形成されている溝14a
内にその両端が軸支されて、変換軸11を回動自在として
いる。変換軸11の中央に突設されている中央突部12の穴
12aと、固定板9に形成されている連結片17の穴17aとに
U字型ピン16が挿入されて、U字型ピン16により可動鉄
心7側に変換軸11が回動自在に連結される。また、変換
軸11の両側に形成してある側片15の穴15aに連結ピン18
の一端18aが夫々挿通して連結されるようになってい
る。しかして、このように構成される電磁石部3が取付
ベース1の収納凹所2内に固定鉄心6の側面にダンパー
19を備えて収納配置される。収納凹所2の側方の取付ベ
ース1の端部には端子収納部20が形成されており、この
端子収納部20には切欠部21が形成してあり、この切欠部
21に補助端子22が装着されるようになっている。
次に接点開閉機構部Bについて説明する。絶縁材から
なるボデイ23の上面には隔壁24を介して機構収納部25が
3つ形成してある。3極を連動し絶縁材からなる連動板
26には3つ穴26aが形成されていて、この穴26aに可動接
触子27と接圧バネ28が挿通される。連動板26の下面には
突起26bが一体に突設されており、この突起26bに連動板
26を上方へ付勢する開極バネ29の上部が装着され、ま
た、開極バネ29は第1図(b)に示すように、ボデイ23
に形成された凹所30内に収納配置されている。連動板26
はボデイ23の隔壁24のスリット31に挿入され、各機構収
納部25にわたるように配置される。機構収納部25内には
過電流や短絡電流を検出するセンサーが配置されるもの
であり、略コ字型に折曲形成したヨーク32内に短絡コイ
ル33が設けられ、この短絡コイル33内にヨーク32の上下
面に突出可能とした駆動ピン34が装着してある。先端下
面に可動接点36を固着した可動接触子27の基部と接圧バ
ネ28の基部とが共にカシメ固定され、接圧バネ28を可動
接触子27の上方に位置せしめている。ヨーク32の下面と
接圧バネ28等の基部の上面との間に円錐状のスプリング
35を介装している。
短絡コイル33と磁気回路を構成するヨーク32に下部両
側よりL型の取付片37が一体に形成され、両取付片37の
内側に突起37aが一体に突設されている。可動接触子27
の略中央部には下面を上方に凹ませた凹部27aが形成し
てあり、接圧バネ28と共に可動接触子27を両取付片37の
間に位置させて、可動接触子27の凹部27aを取付片37の
突起37aに係合させる。この時、可動接触子27及び接圧
バネ28は連動板26の穴26aに挿入されているため、開極
バネ29によって上方に付勢された連動板26により第5図
(b)に示すように可動接触子27は連動板26により突起
37aを中心として時計回転方向の力を受ける。また、第
5図(b)に示すようにスプリング35により可動接触子
27の基部は下方に付勢されるため、同様に突起37aを軸
として時計回転方向の力を受ける。また、ヨーク32の一
端からは先端部をU字型にしたアークホーン38が設けら
れており、他端には過電流を検出するバイメタル39が設
けてある。バイメタル39の先端部には電流調整用のネジ
40が螺着してある。
略コ字型に形成されているフレーム41は第1図(a)
に示すようにボデイ23の下面からのねじ42によりボデイ
23に固定される。フレーム41の両側板43には円弧状の長
孔44が穿設されており、この長孔44の外側面に、コ字型
のラッチ板48と略H型のリンク45の脚部46が位置し、脚
部46の穴46aと、ラッチ板48の長孔49と、フレーム41の
長孔44に回転軸50が挿通し、この回転軸50によりリンク
45とラッチ板48とがフレーム41に回動自在に連結される
ことになる。一方、ラッチ板48の側片48aの略中央部に
は穴48bが穿孔されており、また、フレーム41の下部よ
り上方へ延出した軸支片51と側板43との間にラッチ板48
の側片48aが位置し、軸支片51の穴51aとラッチ板48の穴
48bと、側板43の穴41aにピン52が挿通することで、この
ピン52を軸としてラッチ板48が回動自在にフレーム41に
軸支されることになる。
ラッチ係合板53の中央部に形成されている軸支部53a
がフレーム41の後部側に形成した突片54間に位置し、ピ
ン55が突片54の穴54aとラッチ係合板53の軸支部53aの穴
53bに挿通し、ラッチ係合板53がフレーム41の突片54に
挿通されたピン55を軸として回動自在に軸支される。ラ
ッチ係合板53の前面側には係合部56が3つ突設されてお
り、この係合部56は第5図(a)に示すように駆動ピン
34の頭部34aの下方に位置して該頭部34aと係合する。ま
た、ラッチ係合板53の下面より先端をL型とした係合片
57が突設されており、この係合片57がラッチ板48の中央
片48cに形成した係合凹所58に係合し、ラッチ係合板53
とラッチ板48とが係合することになる。ラッチ係合板53
の背面53cにバイメタル39の先端に取着したネジ40が位
置し、該ネジ40のラッチ係合板53側への突出量によりト
リップ動作を行なわしめる過電流の大きさを調整するこ
とができる。フレーム41の前部側に腕片59が形成してあ
り、腕片59の先端には穴59aが穿孔してある。この腕片5
9間にハンドル60の下部が位置し、ハンドル60に穿孔し
た穴60aにハンドル軸61が腕片59の穴59aを介して挿通さ
れ、ハンドル60がフレーム41にハンドル軸61を軸として
回動自在に装着される。ハンドル60の側面から突起60b
が突設されており、この突起60bにハンドル60のオフ位
置、オン位置を死点を越えて位置決めする反転バネ62の
一端が係止されるようになっている。尚、ラッチ板48、
ラッチ係合板53等でトリップ機構が構成され、また、リ
ンク45、変換軸11、連動板26等でリンク機構が構成され
る。
フレーム41の上端に形成された切欠部63には、補助接
点装置64の両側より突出した突部64aが係合されて、補
助接点装置64がフレーム41の上部に配設されるようにな
っている。補助接点装置64のハンドル60側に位置する一
方の固定板65aの下面には第5図(a)に示すように補
助固定接点66が固着されており、他方の固定板65bの下
面には先端がハンドル60にまで位置する導電性の補助接
点バネ67が設けられている。また、補助接点バネ67の上
方のハンドル60の側面には補助接点バネ67を押接する突
起60cが一体に形成してある。第5図(a)に示すよう
に、ハンドル60をオン位置にすると、突起60cが補助接
点バネ67より離れ、補助接点バネ67自体の復帰力により
上方に復帰して、補助接点バネ67が補助固定接点66と閉
成されることになる。また、ハンドル60を第5図(c)
に示すようにオフ位置にすると、ハンドル60の突起60c
が補助接点バネ67の先端を下方に押接して、補助接点バ
ネ67を補助固定接点66より離して、補助接点バネ67と補
助固定接点66とが開成するようにしている。尚、ハンド
ル60には、第1図(c)に示すようにハンドル60をオフ
位置にする際にリンク45を初期位置に設定すべくリンク
45を下方に押接する押接片68が形成されている。
電磁石ブロックAと接点開閉機構部Bとの連結は以下
のように行なっている。すなわち、ボデイ23の隔壁24に
はボデイ23の上下面に貫通する貫通孔69が穿孔されてお
り、この貫通孔69に上記連結ピン18が挿入配置され、連
結ピン18の一端18aは変換軸11の穴15aに挿通し、連結ピ
ン18の他端18bはリンク45の腕片47の穴47aに挿通して、
該連結ピン18により変換軸11とリンク45とが連結され
る。これらの連結構成により電磁石部3の横方向の運動
を連結ピン18により縦方向の運動に変換し、リンク45に
電磁石部3の運動を伝達するものである。機構収納部25
の一端には負荷側の端子部70が配設される。この端子部
70は、端子ねじ70aと、締め板70bと、端子板70c等から
構成されている。端子板70cの先端と短絡コイル33の下
端とが固着され、短絡コイル33の上端とバイメタル39の
上端との間には編素線71にて接続され、また、バイメタ
ル39の下部は編素線72を介して可動接触子27の基部に接
続されている。
機構収納部25の他方には電源側の端子部73が配設され
る。端子部73は、端子ねじ73a、締め板73b、端子板73c
等から構成されている。端子板73cの内側の両側には円
弧状に曲成した円弧部73dが形成され、円弧部73dの前部
側にはアークホーン74が設けられている。また、円弧部
73dの内側の端子板73cの上には可動接点36と相対する固
定接点75が固着してある。尚、端子板73cに円弧部73dを
形成しているのは、円弧部73dに流れる電流により生じ
る電磁力により、接点36,75の開極時に発生するアーク
を消弧装置76側へ付勢してアークを早く消滅させるの
と、可動接触子27を早く開極させるようにしているもの
である。消弧装置76は、2枚の側板77と、2枚の側板77
間に並設される複数のグリッド板78と、これらを覆う絶
縁箱79等から構成されている。ここで、両アークホーン
38,74は第5図(a)に示すように、絶縁箱79内でグリ
ッド板78と並設されて配設されるようになっている。
ボデイ23の上面を覆うカバー80は絶縁材からなり、そ
の略中央部にはハンドル60の操作部60dを上面より突出
させる窓穴81が穿設されている。また、窓穴81の側方に
は、連動板26より上方に突設した表示突起26cを突出自
在とする表示窓82が穿孔してある。この表示突起26c
は、表示窓82より突出していなければ可動接点36と固定
接点75とが閉極、つまり主回路が接続された通電状態を
表し、表示突起26cが表示窓82から突出していれば、可
動接点36と固定接点75とが開極、つまり主回路は遮断し
ていることを表示するものである。また、カバー80の両
端には夫々切欠部83が形成してあり、この切欠部83内に
各端子部70,73が第3図に示すように位置するようにな
っている。また、電磁石ブロックAを収納配置した取付
ベース1はボデイ23の下面に第1図(a)に示すように
組立ねじ84にて取り付けられ、カバー80はボデイ23の上
面に組立ねじ85にて固定される。ここで、電磁石ブロッ
クAの上面は絶縁材からなるボデイ23の底部により絶縁
されているものであり、ただ、電磁石ブロックAから連
結ピン18がボデイ23の貫通孔69を介してボデイ23側に突
出しているものである。
第6図は電気回路図を示し、端子部70,73間に短絡コ
イル33、バイメタル39、接点36,75等の直列回路が挿入
された形となっている。また、補助固定接点66と補助接
点バネ67とで構成される補助接点SW1と電磁石部3のコ
イル5との直列回路が補助端子22に接続されている。そ
して、補助端子22に外部スイッチSW2が接続してある。
本ブレーカの特徴は、ハンドル60をオン操作しても外部
スイッチSW2を操作者が操作しない限り接点36,75がオン
せず主回路は通電されないようになっているものであ
る。そして、外部スイッチSW2をオフするか、あるい
は、ハンドル60をオフ操作して補助接点SW1をオフすれ
ば、補助接点SW1と外部スイッチSW2とが電磁石部3のコ
イル5に対して直列に挿入されているため、電磁石部3
が遮断されて、接点36,75は開極して主回路は遮断され
る。
次に、本ブレーカの動作について説明する。第5図は
第3図のA−A断面図を示し、第1図は第3図のB−B
断面図を示している。第1図(a)と第5図(a)はオ
ン状態を示し、第1図(b)と第5図(b)はハンドル
60がオンで電磁石部3がオフの場合のオフ状態を示し、
第1図(c)と第5図(c)はオフ状態を示し、第1図
(d)と第5図(d)はトリップ状態を示している。
まず、第1図(c)のオフ状態から第1図(a)に示
すようにハンドル60をオン操作すると、ハンドル60の突
起60cが補助接点SW1の補助接点バネ67から離れて補助接
点バネ67が復帰して第5図(a)に示すように補助接点
SW1が閉成される。従って、第6図に示す外部スイッチS
W2がオンであれば、電磁石部3のコイル5が励磁され、
第1図と第5図の(a)に示すように可動鉄心7が固定
鉄心6に吸引される。可動鉄心7が吸引されると、可動
鉄心7とU字型ピン16と連結されている変換軸11が軸13
を支点として時計方向に回動するために、連結ピン18は
変換軸11の回動に伴い下方に移動する。連結ピン18が下
方に移動すると、該連結ピン18と連結されているリンク
45が回転軸50を軸として反時計方向に回動する。従っ
て、リンク45の下方に配置された連動板26が開極バネ29
の復帰力に抗して下動される。連動板26が下動すると、
第5図(a)に示すように連動板26の穴26aに可動接触
子27と接圧バネ28とが位置しているため、可動接触子27
と接圧バネ28とが下動され、接圧バネ28の接圧力により
可動接触子27の可動接点36と固定接点75とが接触し、主
回路は通電されることになる。
ここで、電磁石部3だけを外部スイッチSW2でオフに
すると、第1図及び第5図の(b)に示すように、可動
鉄心7はスプリング10の復帰力により図の左方へ復帰移
動する。この可動鉄心7の移動により変換軸11は軸13を
中心に反時計方向に回動する。この変換軸11の反時計方
向の回動により連結ピン18は上方に移動されて、リンク
45を時計方向に回動させる。従って、リンク45による付
勢力が解除された連動板26は開極バネ29の復帰力により
上動されて可動接触子27も上動し、接点36,75は開離す
る。また、この時、可動接触子27の基部を付勢している
スプリング35の付勢力により開極バネ29の復帰力と共
に、突起37aを軸として反時計方向に一気に回動して開
極するものである。
次に、ハンドル60をオン位置からオフ操作すると、第
1図と第5図の(c)に示すように、ハンドル60の突起
60cが補助接点SW1の補助接点バネ67を下方に押接するこ
とで、補助接点バネ67が補助固定接点66より離れて補助
接点SW1が開極する。従って、この補助接点SW1の開極に
より電磁石部3への通電が遮断されて、連結ピン18等が
上記の場合と同様の動作を行なって接点36,75を開極す
る。
次にトリップ状態の場合を説明する。まず、主回路が
短絡した場合について説明すると、短絡の場合には大電
流が流れるため、短絡コイル33に電磁力が生じてトリッ
プ動作を行なわしめる。ここで、短絡が起こる前の正常
な状態においては、第1図(a)に示すようにリンク45
とラッチ板48とを軸支している回転軸50は、フレーム41
の長孔44の下部に位置している。ラッチ板48はラッチ係
合板53の係合片57と係合している。また、ラッチ係合板
53の係合部56は、第5図(a)に示すように駆動ピン34
の頭部34aと係合している。短絡が起こると、短絡コイ
ル33に生じる電磁力により駆動ピン34を下方に吸引駆動
する。この駆動ピン34の下方への移動により係合部56が
押接されてピン55を軸としてラッチ係合板53が反時計方
向に回動する。すると、ラッチ係合板53の係合片57とラ
ッチ板48の係合凹所58との係合が外れたラッチ板48がフ
リー状態となり、リンク45は開極バネ29の復帰力により
連動板26を介して上方へ付勢され、リンク45は回転軸50
がフレーム41の長孔44の上端まで移動することになる。
従って、連動板26は下方への付勢力が解除されることに
よって可動接触子27も上動して接点36,75が開離するこ
とになる。この時、駆動ピン34は急激に下方に吸引され
るため、駆動ピン34の下端が可動接触子27の基部を当て
て、可動接触子27の時計方向の回転力を付与して可動接
触子27を一気に回転させ、接点36,75を開極させる。
尚、連動板26の上下動に応じて表示突起26cが表示窓82
より突出自在とし、接点36,75が開離しているときは表
示突起26cが突出し、接点36,75が閉成しているときは表
示突起26cが表示窓82からは突出せず、接点36,75の開
極、閉成を表示するようにしている。
また、過電流が流れた時にはバイメタル39が湾曲し、
バイメタル39の先端に取着したネジ40がラッチ係合板53
の背面53cを押接し、ラッチ係合板53をピン55を軸とし
て反時計方向に回動させて、係合片57のラッチ板48との
係合を解除する。この解除により先の場合と同様にリン
ク45が上動して連動板26への付勢力が解除されて接点3
6,75が開極されることになる。
次に、トリップ動作した後に、ハンドル60がオン位置
で、表示突起26cが突出しているのを見て外部スイッチS
W2をオフすることにより、電磁石部3をオフして可動鉄
心7を復帰させることで、第1図と第5図の(b)に示
すように変換軸11にて連結ピン18を上動させてリンク45
を図示のように移動させる。そして第1図と第5図の
(c)に示すように、ハンドル60をオフ位置に操作して
オフ状態に戻す。また、ハンドル60をオフ操作してハン
ドル60の押接片68により、リンク45とラッチ板48との連
結部を下方に押接して、ラッチ板48を反時計方向の回転
させてラッチ板48の係合凹所58とラッチ係合板53の係合
片57とを係合してリセットさせることができる。尚、こ
の時、ハンドル60のオフ操作により補助接点SW1がオフ
するので、電磁石部3の可動鉄心7が復帰して初期位置
に戻る。従って、リセットはハンドル60操作と、電磁石
部3の電圧の供給を停止して可動鉄心7が復帰すること
によっても行なわしめることができるものである。
第7図はセットスイッチSW3とリセットスイッチSW4
設けて、スイッチ操作によりセット、リセットを行なう
ようにしたものである。すなわち、第6図の場合と比べ
て補助端子221を設け、これら補助端子22…に押釦式で
常開型のセットスイッチSW3と、押釦式で常閉型のリセ
ットスイッチSW4を接続し、補助接点SW1と補助端子22と
の間に電磁石部3の接点S1を接続したものである。ハン
ドル60をオン操作してセットスイッチSW3をオンする
と、電磁石部3のコイル5が励磁されてオンし、そのた
め、接点S1がオンして自己保持をする。接点S1が自己保
持をした後は、セットスイッチSW3を離しても電磁石部
3はオンしているため、上述のような動作を行なって、
主回路は通電されることになる。次に、電源と接点S1
の間に直列の挿入接続されているリセットスイッチSW4
を押操作することにより、電源は遮断されて、電磁石部
3はオフしてリセット状態となる。
第8図はハンドル60のオフ操作しかリセットできない
ようにしたものであり、外部スイッチSW2をオフして電
磁石部3の電源の供給を停止して、可動鉄心7の復帰に
よってはリセットできないようにしたものである。すな
わち、第8図はトリップ後に電磁石部3への電源の供給
を停止して可動鉄心7を復帰させようとした状態を示
し、可動鉄心7が少し復帰すると、変換軸11により連結
ピン18が上動しようとするが、リンク45の先端より突設
した当接片45aがボデイ23に形成してある突部23aに当た
って、連結ピン18の上動を阻止するようにしたものであ
る。従って、トリップ後、電磁石部3の電圧の印加の停
止だけではトリップ機構のリセットはできないようにな
っている。リセットを行なうには、ハンドル60をオフ操
作するものであり、ハンドル60のオフ操作によりハンド
ル60の押接片68がリンク45とラッチ板48との連結部を下
方に押接し、この押接により回転軸50が長孔44の下端に
移動させるものであり、このため、ラッチ板48がピン52
を軸として反時計方向に回転して、ラッチ板48の係合凹
所58がラッチ係合板53の係合片57と係合してリセットさ
れることになる。そして、第1図(c)に示すような状
態となる。このように構成することで、ハンドル60を必
ず手動でオフ操作しなければリセット状態とならず、遠
隔操作側で操作してもリセットさせることができず、リ
モコンブレーカ側での作業の安全を図ることができるも
のである。
(実施例2) 次に、本発明の実施例2を第9図乃至第14図に示す図
面により説明する。尚、本実施例は基本的には先の実施
例と同じであるが、各構成部材の形状が異なっている場
合が多いので、同じような部材は重複することがあるが
各部材を詳しく説明する。
第12図の(a)及び(b)とでブレーカ全体の分解斜
視図を示し、本実施例のブレーカは先の実施例と同様に
電磁石ブロックAと、該電磁石ブロックAにより制御さ
れる接点開閉機構部Bとから構成されている。また、本
ブレーカは3相用の3極構造としている。
まず、電磁石ブロックAについて説明する。上面が開
口し、絶縁材からなる箱状の取付ベース1内に収納凹所
2が形成され、この収納凹所2内に電磁石部3が収納配
置される。電磁石部3は、コイルボビン4の外周に巻回
したコイル5と、固定鉄心6と、コイル5の磁気吸引力
により固定鉄心6に吸引される可動鉄心7等から構成さ
れている。固定鉄心6は略コ字型に形成され、両側の鉄
心部6aがコイルボビン4の貫通孔4a内に鉄心部6aの端面
が開口面に少し突出するように挿入配置してある。可動
鉄心7はコ字型に形成された固定板9内に固定されてお
り、可動鉄心7とコイルボビン4との間にスプリング10
を介装して配置される。スプリング10は、コイルボビン
4の側面より突出した突起4bに装着して配置してある。
略コ字型に形成されている変換軸11は可動鉄心7の横
方向の運動を上下方向に変換するものであり、軸方向に
穿孔されている軸穴11aに軸13が挿通される。この軸13
は取付ベース1の段部14内でその両端が軸支されて、変
換軸11を回動自在としている。変換軸11の中央に突設さ
れている中央突部12の穴12aと、固定板9に形成されて
いる連結片17の穴17aとにU字型ピン16が挿入されて、
U字型ピン16により可動鉄心7側に変換軸11が回動自在
に連結される。また、変換軸11の両側に形成してある側
片15の穴15aに第12図(a)に示す連結ピン18の一端18a
が夫々挿通して連結されるようになっている。しかし
て、このように構成される電磁石部3が第13図(b)に
示すように、取付ベース1の収納凹所2内に固定鉄心6
の側面にダンパー19を備えて収納配置される。
次に接点開閉機構部Bについて説明する。絶縁材から
なるボデイ23の上面には隔壁24を介して機構収納部25が
3つ形成してある。第12図(a)に示すように、3極を
連動し絶縁材からなる連動板26には3つ穴26aが形成さ
れていて、この穴26aに可動接触子27が挿通される。ま
た、この穴26aに接圧バネ28が納装され、可動接触子27
に適宜な接点圧を付与している。連動板26の下面には凹
部26cが形成されており、この凹部26c内に連動板26を上
方へ付勢する開極バネ29の上部が装着され、また、開極
バネ29は第9図(a)に示すように、ボデイ23に形成さ
れた凹所30内に収納配置されている。連動板26はボデイ
23の隔壁24のスリット31に挿入され、各機構収納部25に
わたるように配置される。機構収納部25内には過電流や
短絡電流を検出するセンサーが配置されるものであり、
略コ字型に折曲形成したヨーク32内に短絡コイル33が設
けられ、この短絡コイル33内にヨーク32の上下面に突出
可能とした駆動ピン34が装着してある。可動接触子27の
先端下面には接点36が設けられている。
短絡コイル33と磁気回路を構成するヨーク32の下部両
側よりL型の取付片37が一体に形成され、両取付片37の
内側に穴37bが穿孔されている。可動接触子27の略中央
部には舌片27bが一体に形成され、この舌片27bに穴27c
が穿孔されている。可動接触子27を両取付片37の間に位
置させて、各穴27c,37bにピン86を挿通して、可動接触
子27を軸支している。この時、可動接触子27は連動板26
の穴26aに挿入されているため、開極バネ29によって上
方に付勢された連動板26により第10図(b)に示すよう
に可動接触子27は連動板26によりピン86を中心として時
計回転方向の力を受ける。また、ヨーク32の一端からは
先端部をU字型にしたアークホーン38が設けられてお
り、他端には過電流を検出するバイメタル39が設けてあ
る。バイメタル39の先端部には電流調整用のネジ40が螺
着してある。
略コ字型に形成されているフレーム41は第9図(a)
に示すようにボデイ23の下面からのねじ42によりボデイ
23に固定される。フレーム41の両側板43には円弧状の長
孔44が穿設されており、この長孔44の外側面に、コ字型
のラッチ板48と略H型のリンク45の脚部46が位置し、脚
部46の穴46aと、ラッチ板48の先端側を開口した切欠孔4
9aと、フレーム41の長孔44に回転軸50が挿通し、この回
転軸50によりリンク45とラッチ板48とがフレーム41に回
動自在に連結されることになる。一方、ラッチ板48の側
片48aには穴48bが穿孔されており、また、フレーム41に
設けた軸41bに上記穴48bを挿通し、この軸41bを支点と
してラッチ板48が回動自在にフレーム41に軸支されるこ
とになる。
ラッチ係合板53の中央部に形成されている軸支部53a
がフレーム41の後部側に形成した突片54間に位置し、ピ
ン55が突片54の穴54aとラッチ係合板53の軸支部53aの穴
53bに挿通し、ラッチ係合板53がフレーム41の突片54に
挿通されたピン55を軸として回転自在に軸支される。ラ
ッチ係合板53の前面側には係合部56が3つ突設されてお
り、この係合部56は第10図(a)に示すように駆動ピン
34の頭部34aの下方に位置して該頭部34aと係合する。ま
た、ラッチ係合板53の下面より先端をL型とした係合片
57が突設されており、この係合片57がラッチ板48の中央
片48cに形成した係合凹所58に係合し、ラッチ係合板53
とラッチ板48とが係合することになる。
ヨーク87の両側のL型の取付片88間にピン90により駆
動片89が取り付けられ、ヨーク87の突片87aとフレーム4
1の突片41cとが対応してピン(図示せず)にて取り付け
られる。そして、突片41cの下方の突起41dとヨーク87の
舌片87bとの間にスプリング91が介装されて、ヨーク87
を位置決め規制している。そして、ヨーク87に取着した
駆動片89をラッチ係合板53の背面側に位置せしめてい
る。また、ヨーク87からは調整板92が上方に一体に突設
され、上方からの軸を偏心させた調整用のビス93にて調
整板92の傾きを調整することで、ヨーク87全体の傾きを
調整し、その傾きによりトリップ動作を行なわしめる過
電流の大きさを調整することができる。また、フレーム
41の突起41eとラッチ係合板53の凹部53dとの間にスプリ
ング94を介装してラッチ係合板53をラッチ板48とラッチ
する方向に付勢している。
フレーム41の前部側に腕片59が形成してあり、腕片59
の先端には穴59aが穿孔してある。この腕片59間にハン
ドル60の下部が位置し、ハンドル60に穿孔した穴60aに
ハンドル軸61が腕片59の穴59aを介して挿通され、ハン
ドル60がフレーム41にハンドル軸61を軸として回動自在
に装着される。ハンドル60の側面から突起60bが突設さ
れており、この突起60bにハンドル60のオフ位置、オン
位置を死点を越えて位置決めする反転バネ62の一端が係
止されるようになっている。また、ハンドル60には、第
9図(c)に示すようにハンドル60をオフ位置にする際
にリンク45を初期位置に設定すべくリンク45を下方に押
接する押接片68が形成されている。尚、ラッチ板48、ラ
ッチ係合板53等でトリップ機構が構成され、また、リン
ク45、変換軸11、連動板26等でリンク機構が構成され
る。
第12図(a)に示すように、スプリング95の一端はフ
レーム41の窓41cの穴96に係止され、他端は第9図
(a)に示すようにラッチ板48の前部の穴48eに係止さ
れ、該スプリング95によりラッチが外れた場合にラッチ
板48を時計回転方向に付勢し、ラッチ板48のラッチの外
れを迅速にするようにしている。円弧状の表示片97の挿
通孔97aに上記ハンドル軸61が挿通し、ハンドル60の側
方に配置される。第9図(c)に示すように、この表示
片97の係止部97cとリンク45とが連結ピン98により連結
され、リンク45及び連結ピン98の動作により表示片97の
回転位置を異ならせて、表示片97の表面に記した表示部
97bをカバー80の表示窓80aより表示するようにしてい
る。
また、ハンドル60の突部60eにより駆動されるリミッ
トスイッチ99が配置してあり、ハンドル60を操作するこ
とにより、突部60eがリミットスイッチ99のアクチュエ
ータ99aを駆動して内部の接点を開閉するようになって
いる。更に、警報報知用のリミットスイッチ100が設け
てあり、トリップ状態時にラッチ板48の突部48dがリミ
ットスイッチ100のアクチュエータ100aを駆動して、警
報報知を行なうようにしている。更に、リンク45の両側
には凹部45aが形成してあり、連動板26の上部の内側に
対向して突設した突起部26dの下方に位置し、第13図
(a)に示すように連動板26の頂部にリンク45が位置
し、突起部26dでリンク45をはさみ込むように配置して
いる。この突起部26dにより、接点溶着等により開極バ
ネ28の復帰力にても連動板26が上動しない場合でも、リ
ンク45の上動動作にて、凹部45aで連動板26の突起部26d
を持ち上げるようにして、連動板26を強制的に上動させ
て、接点を開離するようにしている。従って、オフ時、
可動鉄心7の復帰力により連動板26は衝撃的に引き上げ
られるため、接点溶着が生じにくいものである。また、
第12図(b)に示すように、リミットスイッチ122が設
けられ、このリミットスイッチ122は主接点が閉路した
時に電磁石部3を自己保持するためのものである。
電磁石ブロックAと接点開閉機構部Bとの連結は以下
のように行なっている。すなわち、ボデイ23の隔壁24に
はボデイ23の上下面に貫通する貫通部が穿孔されてお
り、この貫通部に上記連結ピン18が挿入配置され、連結
ピン18の一端18aは変換軸11の穴15aに挿通し、連結ピン
18の他端18bはリンク45の腕片47の穴47aに挿通して、該
連結ピン18により変換軸11とリンク45とが連結される。
これらの連結構成により電磁石部3の横方向の運動を連
結ピン18により縦方向の運動に変換し、リンク45に電磁
石部3の運動を伝達するものである。機構収納部25の一
端には負荷側の端子部70が配設される。この端子部70
は、端子ねじ70aと、締め板70bと、端子板70c等から構
成されている。端子板70cの先端と短絡コイル33の下端
とが固着され、短絡コイル33の上端とバイメタル39の上
端との間には編素線71にて接続され、また、バイメタル
39の下部は編素線72を介して可動接触子27の基部に接続
されている。
機構収納部25の他方には第12図(b)に示すように、
電源側の端子部73が配設される。端子部73は、端子ねじ
73a、締め板73b、端子板73c等から構成されている。端
子板73cの上面にはアークホーン74が設けられている。
また、端子板73cの端部の上には可動接点36と相対する
固定接点75が固着してある。消弧装置76は、2枚の側板
77と、2枚の側板77間に並設される複数のグリッド板78
と、側板77の外側に夫々位置する絶縁板121と、これら
を覆う絶縁箱79等から構成されている。ここで、両アー
クホーン38,74は第10図(a)に示すように、絶縁箱79
内でグリッド板78と並設されて配設されるようになって
いる。
ボデイ23の上面を覆うカバー80は絶縁材からなり、そ
の略中央部にはハンドル60の操作部60dを上面より突出
させる窓穴81が穿設されている。また、窓穴81の側方に
は、表示片97の表示部97bを表示させる表示窓80aが設け
てある。この表示部97bにより主回路のオン状態、オフ
状態、トリップ状態等を表示するようにしている。ま
た、カバー80の両端には夫々切欠部83が形成してあり、
この切欠部83内に各端子部70,73が第11図に示すように
位置するようになっている。また、電磁石ブロックAを
収納配置した取付ベース1はボデイ23の下面に第9図
(a)に示すように組立ねじ84にて取り付けられ、カバ
ー80はボデイ23の上面に組立ねじ85にて固定される。こ
こで、電磁石ブロックAの上面は絶縁材からなるボデイ
23の底部により絶縁されているものであり、ただ、電磁
石ブロックAからは連結ピン18がボデイ23の貫通部を介
してボデイ23側に突出しているものである。
第14図は電気回路図を示し、端子部70,73間に短絡コ
イル33、バイメタル39、接点36,75等の直列回路が挿入
された形となっている。また、補助端子221,222間には
ハンドル60と連動したリミットスイッチ99と警報報知用
のリミットスイッチ100との直列回路が接続され、補助
端子223には警報ランプ123が接続されている。また、補
助端子224,225間には自己保持用のリミットスイッチ12
2が接続され、補助端子225にはオフ表示用のランプ124
が、補助端子226にはオン表示用のランプ125が夫々接続
してある。更に、補助端子222,226にはオン操作用のス
イッチSW3が、補助端子222,224間にはオフ操作用のス
イッチSW4が夫々接続されている。本ブレーカの特徴
は、ハンドル60をオン操作してもスイッチSW3を操作者
が操作しない限り接点36,75がオンせず主回路は通電さ
れないようになっているものである。そして、スイッチ
SW3をオフするか、あるいは、ハンドル60をオフ操作し
てリミットスイッチ122をオフすれば、電磁石部3のコ
イル5に対して電源が遮断されて接点36,75は開極して
主回路は遮断される。
次に、本ブレーカの動作について説明する。第9図は
第11図のA−A断面図を示し、第10図は第11図のB−B
断面図を示している。第9図(a)と第10図(a)はオ
フ状態を示し、第9図(b)と第10図(b)はハンドル
60がオンで電磁石部3がオフの場合のオフ状態を示し、
第9図(c)と第10図(c)はオン状態を示し、第9図
(d)と第10図(d)はトリップ状態を示している。
まず、第9図と第10図との(a)に示すオフ状態にお
いては、ハンドル60の押接片68がリンク45の上面を下方
に押接し、また、突部60eがリミットスイッチ99のアク
チュエータ99aを押接して、リミットスイッチ99の接点
をオフとする。この接点のオフにより電磁石部3への電
源は遮断されている。そして、リンク45とラッチ板48を
軸支している回転軸50をフレーム41の長孔44の下部に位
置している。また、主回路の接点36,75は開離してい
る。次に、第9図(a)のオフ状態から第9図(c)に
示すようにハンドル60をオン操作すると、ハンドル60の
突部60eがリミットスイッチ99のアクチュエータ99aから
離れて、リミットスイッチ99はオンする。従って、第6
図に示すように、電源はランプ124に印加されて、ハン
ドル60がオン状態であり、且つ電磁石部3がオフ状態で
あることを表示する。そして、第6図に示すスイッチSW
3をオン操作して、電磁石部3のコイル5を励磁する。
同時にリミットスイッチ122が駆動されて接点を切り替
え自己保持を行なう。従って、スイッチSW3を離して
も、コイル5は励磁され続ける。この時、ランプ125が
点灯してオン状態であることを表示する。コイル5が励
磁されることにより、第9図と第10図の(c)に示すよ
うに可動鉄心7が固定鉄心6に吸引される。可動鉄心7
が吸引されると、可動鉄心7とU字型ピン16と連結され
ている変換軸11が軸13を支点として時計方向に回動する
ために、連結ピン18は変換軸11の回動に伴い下方に移動
する。連結ピン18が下方に移動すると、該連結ピン18と
連結されているリンク45が回転軸50を軸として反時計方
向に回動する。従って、リンク45の下方に配置された連
動板26がリンク45に連動して開極バネ29の復帰力に抗し
て下動される。連動板26が下動すると、第10図(c)に
示すように連動板26の穴26aに可動接触子27が位置して
いるため、可動接触子27が下動され、接圧バネ28の接圧
力により可動接触子27の可動接点36と固定接点75とが接
触し、主回路は通電されることになる。
ここで、電磁石部3だけをスイッチSW4を操作してオ
フにすると、第9図及び第10図の(b)に示すように、
可動鉄心7はスプリング10の復帰力により図の左方へ復
帰移動する。この可動鉄心7の移動により変換軸11は軸
13を中心に反時計方向に回動する。この変換軸11の反時
計方向の回動により連結ピン18は上方に移動されて、リ
ンク45を時計方向に回動させる。従って、リンク45によ
る付勢力が解除された連動板26は開極バネ29の復帰力に
より上動されて可動接触子27も上動し、接点36,75は開
離する。
次に、ハンドル60をオン位置からオフ操作すると、第
9図と第10図の(a)に示すように、ハンドル60の突部
60eがリミットスイッチ99のアクチュエータ99aを押接
し、接点をオフする。従って、リミットスイッチ99のオ
フにより、電磁石部3への通電は完全に遮断され、上記
と同様に初期位置に復帰する。
また、オフ時において、第10図(a)及び第13図
(a)に示すように、開極バネ29により上方に付勢され
る連動板26はヨーク32の下面に当たって停止するが、こ
の後も電磁石部3は復帰し、連結ピン18を介してリンク
45はさらに回動し、その後リンク45は、連動板26の突起
部26dに当接し以後は、その当接点近傍を中心にしてリ
ンク45が回転する。このリンク45の回転によりラッチ板
48を回転軸50を介して回転させることで、ラッチ板48の
係合凹所58はラッチ係合板53の係合片57とのラッチ係合
をより確実に行なうことになり、従って、リセット余裕
を確実にとることができ、ミストリップがなくなり、動
作信頼性が向上するものである。
ここで、連動板26を駆動するリンク45はラッチ板48の
一端側と回転軸50と連結され、このラッチ板48とは反対
側の端部が電磁石部3側と連結している連結ピン18と連
結していることから、上記オンオフ時において、ラッチ
板48とラッチ係合板53とのラッチ部(係合片57と係合凹
所58とが係合する部分)は動かないので、ミストリップ
のない安定した動作が得られる。つまり、ラッチ部がオ
ンオフ状態の時に外れないので、異常状態が生じた場合
には、確実にトリップ動作を行なわしめることができる
ものである。また、オンオフ時、フレーム41に取着され
ている各部材はすべてピン結合にて行なっているため、
長寿命が期待できる。
次にトリップ状態の場合を説明する。まず、主回路が
短絡した場合について説明すると、短絡の場合には大電
流が流れるため、短絡コイル33に電磁力が生じてトリッ
プ動作を行なわしめる。ここで、短絡が起こる前の正常
な状態においては、第9図(c)に示すようにリンク45
とラッチ板48とを軸支している回転軸50は、フレーム41
の長孔44の下部に位置している。ラッチ板48はラッチ係
合板53の係合片57と係合している。また、ラッチ係合板
53の係合部56は、第10図(c)に示すように駆動ピン34
の頭部34aと係合している。
第9図及び第10図の(d)に示すように、短絡が起こ
ると、短絡コイル33に生じる電磁力により駆動ピン34を
下方に吸引駆動する。この駆動ピン34の下方への移動に
より係合部56が押接されてピン55を軸としてラッチ係合
板53が反時計方向に回動する。すると、ラッチ係合板53
の係合片57とラッチ板48の係合凹所58との係合が外れた
ラッチ板48がフリー状態となり、リンク45は開極バネ29
の復帰力により連動板26を介して上方へ付勢され、リン
ク45は回転軸50がフレーム41の長孔44の上端まで移動す
ることになる。この時、ラッチ板48はスプリング95の復
帰力により軸41bを支点として時計回転方向に回転し
て、突部48dがリミットスイッチ100のアクチュエータ10
0aを押接して、接点を切り替えて警報ランプ123を点灯
してトリップ状態を表示すると共に、電磁石部3のコイ
ル5への通電を遮断する。従って、連動板26は下方への
付勢力が解除されることによって可動接触子27も上動し
て接点36,75が開離することになる。
また、トリップ時においては、リンク45と連結してい
るラッチ板48の切欠孔49aを端部側を開口しているた
め、リンク45の開極動作を早めている。すなわち、上記
切欠孔49aの周囲が閉塞されている場合には、リンク45
とラッチ板48とは開極完了まで連動して動くので、それ
につれて連動板26の開極挙動も制限されて、機械的な遅
れ時間が長くなる。しかしながら、上記のように切欠孔
49aのリンク45側の端部を開口しているため、トリップ
時において途中までは、リンク45とラッチ板48とが連動
するが、あるポイントより回転軸50がラッチ板48の切欠
孔49aより飛び出して、リンク45はラッチ板48から切り
離されて動くので、リンク45の動きは速くなり、従っ
て、機械的な遅れ時間の短縮が図れ、開極特性が改善さ
れるものである。
また、トリップ時、コイル5への通電が遮断されるた
め、可動鉄心7も復帰しようとするが、可動鉄心7が少
し復帰すると、変換軸11により連結ピン18が上動しよう
とするが、リンク45の先端より突設した当接片47aがボ
デイ23に形成してある突部23aの壁面に当たって、連結
ピン18の上動を阻止するようにしている。つまり、正常
のオンオフ時では、リンク45は回転軸50を中心にして回
転するため、上記突部23aの壁面に当接することなくス
ムーズに動作するが、トリップ状態の時においては、電
磁石部3より復帰力を受けてリンク45が、一方は回転軸
50とフレーム41の長孔44の側縁で、他方はリンク45の一
部と突部23aの壁面とでリンク45が挟持されることにな
り、リンク45の上動を阻止するものである。従って、上
動を阻止されたリンク45をハンドル60の押接片68にてリ
ンク45の一端を長孔44の下端部に移動させて、手動によ
るハンドル60の操作しかリセットできないようになって
おり、電磁石部3だけによるリモートリセットを確実に
防止できて安全である。
また、過電流が流れた時にはバイメタル39が湾曲し、
バイメタル39の先端に取着したネジ40が第9図及び第10
図の(d)に示すように、駆動片89の背面を押接して回
転させ、この駆動片89の回転によりラッチ係合板53を軸
41bを支点として反時計方向に回動させて、係合片57の
ラッチ板48との係合を解除する。この解除により先の場
合と同様にリンク45が上動して連動板26への付勢力が解
除されて接点36,75が開極されることになる。
次に、トリップ動作した後に、ハンドル60がオン位置
で、表示片97の表示部97bの表示を見てハンドル60を第
9図及び第10図の(a)に示すようにオフ操作して、ハ
ンドル60の押接片68にてリンク45等を下方に位置させ
て、ラッチ板48を反時計方向に回転させてラッチ板48の
係合凹所58とラッチ係合板53の係合片57とを係合してリ
セットさせることができる。従って、上記押接片68をハ
ンドル60に設けることで、手動リセットを容易に行なう
ことができるものである。
表示片97はハンドル軸61を中心にハンドル60とは別個
に回転し、リンク45の傾きによって、その表示部97bの
位置を異ならしめている。すなわち、第9図及び第10図
に示すように、オン状態、オフ状態、トリップ状態等に
より、リンク45の傾きが異なるため、その傾きに応じて
連結ピン98により回転し、表示窓80aより表示するよう
になっている。
[発明の効果] 本発明は上述のように、ハンドルのオン操作によりオ
ンされる補助接点と、該補助接点と直列に接続され遠隔
に設置された外部スイッチと、この外部スイッチと補助
接点とが共にオン状態のときに可動鉄心を吸引駆動する
電磁石部と、上記可動鉄心の吸引動作によりハンドルと
は独立して主回路の接点をオンさせるリンク機構と、短
絡電流や過電流等の異常電流を検知するセンサーと、セ
ンサー出力によりリンク機構のラッチを解除して主回路
の接点をオフさせるとともにハンドルの反転操作により
リンク機構をラッチするトリップ機構とを具備したもの
であるから、ハンドルのオン操作によりオンされる補助
接点と直列に接続され遠隔に設置された外部スイッチと
により、この補助接点と外部スイッチとが共にオンしな
い限り電磁石部をオン駆動できないようにすることがで
きるものであり、そのため、遠隔操作側で外部スイッチ
をオンしない限り、ブレーカ側でハンドルをオン操作し
ても、電磁石部は駆動されないため接点はオンせず、従
って、主回路は通電されることはなく、遠隔操作側で作
業等をする者にとって安全であり、しかも、リンク機構
がハンドルとは独立して主回路の接点をオンさせるとと
もにハンドルの反転操作によりトリップ機構を介してリ
ンク機構をラッチするため、ハンドルの駆動力が従来よ
りも少なくて済むという効果を奏するものである。ま
た、一般的なブレーカと電磁接触器とが2つ主回路に挿
入されているのと同じような間隔で本リモコンブレーカ
を扱うことができるものである。
また、可動鉄心の横方向の動きを縦方向に変換する変
換軸と、フレームに穿孔された円弧状の長孔に上下動自
在に一端が軸支されたリンクと、リンクの他端と上記変
換軸とを夫々回動自在に連結し、上記電磁石部のオフ時
にリンクの他端を上方へ付勢する連結ピンと、上記リン
クの回動に連動し、該リンクを頂部に配置した連動板
と、連動板に挿通して接点を開閉する可動接触子と、接
点の開極方向に連動板を付勢する開極バネと、接点の閉
極方向に可動接触子を付勢して接点圧を付与する接圧バ
ネと、上記フレームの長孔にリンクの一端と共に一端が
軸支されたラッチ板と、ラッチ板の他端側に形成された
係合凹所とラッチ係合する係合片を有するラッチ係合板
と、ラッチ係合の解除方向に付勢するスプリングと、短
絡電流や過電流等の異常電流を検知するセンサーと、セ
ンサー出力により駆動されてラッチ係合板を駆動して上
記係合凹所と係合片とのラッチ係合を解除してトリップ
動作せしめる駆動片と、上記スイッチと外部スイッチと
の間に挿入接続され、トリップ時にラッチ係合が解除さ
れたラッチ板に駆動されて電磁石部への電源を遮断する
トリップ用スイッチとを具備したものであるから、リン
クとラッチ板との端部同士をフレームの長孔に軸支し、
ラッチ係合を行なう箇所は電磁石部からの動きを受ける
連結ピンやリンクとは反対側に設けて、可動鉄心の動き
に伴う連結ピンやリンクの衝撃をラッチ板の係合箇所に
伝えにくくすることができ、そのため、ラッチ部が動か
ないため、ミストリップのない安定した動作が得られる
効果を奏するものである。
更に、上記ラッチ板が長孔に軸支される軸支部のリン
ク側の端部を開口していることで、トリップ時にラッチ
板とリンクとが連動して動き、長孔のある点からリンク
とラッチ板とを軸支している軸がラッチ板から離れて、
リンクのみが動くことになり、そのため、リンクの動き
が速くなり、トリップ時の機械的な遅れ時間の短縮が図
れ、開極特性が改善されることになる。
また、電磁石部をオフ操作させることでリンク機構を
介してトリップ機構をリセットさせることで、手動のみ
ならず、遠隔操作でもリセットすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の第3図のB−B断面図であ
り、同図(a)はオン状態の断面図、同図(b)は電磁
石部をオフ状態とした場合の断面図、同図(c)はオフ
状態の断面図、同図(d)はトリップ状態の断面図、第
2図は同上の全体の分解斜視図、第3図は同上の平面
図、第4図は同上の側面図、第5図は同上の第3図のA
−A断面図であり、同図(a)はオン状態の断面図、同
図(b)は電磁石部をオフ状態とした場合の断面図、同
図(c)はオフ状態の断面図、同図(d)はトリップ状
態の断面図、第6図は同上の電気回路図、第7図は同上
の他の実施例の電気回路図、第8図は同上の他の実施例
の断面図、第9図は同上の実施例2の第11図のB−B断
面図を示し、同図(a)はオフ状態の断面図、同図
(b)は電磁石部をオフ状態とした場合の断面図、同図
(c)はオン状態の断面図、同図(d)はトリップ状態
の断面図、第10図は同上の第11図のA−A断面図であ
り、同図(a)はオフ状態の断面図、同図(b)は電磁
石部をオフ状態とした場合の断面図、同図(c)はオン
状態の断面図、同図(d)はトリップ状態の断面図、第
11図は同上の平面図、第12図(a)は同上の分解斜視
図、第12図(b)は同上の分解斜視図、第13図(a)は
同上の分解斜視図、第13図(b)は同上の分解斜視図、
第14図は同上の電気回路図、第15図は従来例の断面図で
ある。 3……電磁石部、7……可動鉄心、11……変換軸、18…
…連結ピン、26……連動板、27……可動接触子、28……
接圧バネ、29……開極バネ、36……可動接点、41……フ
レーム、44……長孔、45……リンク、48……ラッチ板、
50……回転軸、53……ラッチ係合板、57……係合片、58
……係合凹所、60……ハンドル、75……固定接点、89…
…駆動片、SW1……補助接点、SW2……外部スイッチ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルのオン操作によりオンされる補助
    接点と、該補助接点と直列に接続され遠隔に設置された
    外部スイッチと、この外部スイッチと補助接点とが共に
    オン状態のときに可動鉄心を吸引駆動する電磁石部と、
    上記可動鉄心の吸引動作によりハンドルとは独立して主
    回路の接点をオンさせるリンク機構と、短絡電流や過電
    流等の異常電流を検知するセンサーと、センサー出力に
    よりリンク機構のラッチを解除して主回路の接点をオフ
    させるとともにハンドルの反転操作によりリンク機構を
    ラッチするトリップ機構とを具備して成るリモコンブレ
    ーカ。
  2. 【請求項2】上記可動鉄心の横方向の動きを縦方向に変
    換する変換軸と、フレームに穿孔された長孔に上下動自
    在に一端が軸支されたリンクと、リンクの他端と上記変
    換軸とを夫々回動自在に連結する連結ピンと、上記リン
    クの上下動に連動して接点を開閉する可動接触子を駆動
    する連動板と、接点の開極方向に連動板を付勢する開極
    バネとで上記リンク機構を構成し、上記フレームの長孔
    にリンクの一端と共に一端が軸支されたラッチ板と、ラ
    ッチ板の他端側に形成された係合凹所とラッチ係合する
    係合片を有し、センター出力により駆動されて上記係合
    凹所と係合片とのラッチ係合を解除するラッチ係合板と
    でトリップ機構を構成した請求項1記載のリモコンブレ
    ーカ。
  3. 【請求項3】ハンドルのオン操作に連動してオンされる
    スイッチと、該スイッチと直列に接続され遠隔に設置さ
    れた外部スイッチと、この外部スイッチとスイッチとが
    共にオン状態のときに可動鉄心を吸引駆動する電磁石部
    と、上記可動鉄心の横方向の動きを縦方向に変換する変
    換軸と、フレームに穿孔された円弧状の長孔に上下動自
    在に一端が軸支されたリンクと、リンクの他端と上記変
    換軸とを夫々回動自在に連結し、上記電磁石部のオフ時
    にリンクの他端を上方へ付勢する連結ピンと、上記リン
    クの回動に連動し、該リンクを頂部に配置した連動板
    と、連動板に挿通して接点を開閉する可動接触子と、接
    点の開極方向に連動板を付勢する開極バネと、接点の閉
    極方向に可動接触子を付勢して接点圧を付与する接圧バ
    ネと、上記フレームの長孔にリンクの一端と共に一端が
    軸支されたラッチ板と、ラッチ板の他端側に形成された
    係合凹所とラッチ係合する係合片を有するラッチ係合板
    と、ラッチ係合の解除方向に付勢するスプリングと、短
    絡電流や過電流等の異常電流を検知するセンターと、セ
    ンター出力により駆動されてラッチ係合板を駆動して上
    記係合凹所と係止片とのラッチ係合を解除してトリップ
    動作せしめる駆動片と、上記スイッチと外部スイッチと
    の間に挿入接続され、トリップ時にラッチ係合が解除さ
    れたラッチ板に駆動されて電磁石部への電源を遮断する
    トリップ用スイッチとを具備して成るリモコンブレー
    カ。
  4. 【請求項4】上記ラッチ板が長孔に軸支される軸支部の
    リンク側の端部を開口した請求項3記載のリモコンブレ
    ーカ。
  5. 【請求項5】電磁石部をオフ操作させることでリンク機
    構を介してトリップ機構をリセットさせるようにした請
    求項1項記載のリモコンブレーカ。
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