JPH0495327A - 回路遮断器の遠隔復帰機構 - Google Patents

回路遮断器の遠隔復帰機構

Info

Publication number
JPH0495327A
JPH0495327A JP20586490A JP20586490A JPH0495327A JP H0495327 A JPH0495327 A JP H0495327A JP 20586490 A JP20586490 A JP 20586490A JP 20586490 A JP20586490 A JP 20586490A JP H0495327 A JPH0495327 A JP H0495327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reset
cam
circuit breaker
plate
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20586490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0754660B2 (ja
Inventor
Shunei Kamino
紙野 俊英
Takeshi Yura
由良 武司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terasaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Terasaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terasaki Electric Co Ltd filed Critical Terasaki Electric Co Ltd
Priority to JP20586490A priority Critical patent/JPH0754660B2/ja
Publication of JPH0495327A publication Critical patent/JPH0495327A/ja
Publication of JPH0754660B2 publication Critical patent/JPH0754660B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、回路遮断器、特に回路遮断機能と電磁開閉
機能とを併せ持つ回路遮断器に取付けられ、過負荷電流
に応じて回路を遮断した回路遮断器を電磁開閉可能な状
態に遠隔操作で復帰させるための遠隔復帰機構の構造に
関するものである。
[従来の技術およびその課題〕 一般に、回路遮断器は電路の途中に設けられ、この電路
に過負荷電流やあるいは短絡電流か発生した際に電路を
遮断し、その電路および系統機器などを保護するもので
あるが、さらに電磁開閉機能をも付加した回路遮断器が
ある。
このような電磁開閉機能を併有した回路遮断器は、通常
電気的な遠隔操作によって開閉が行われる。一方、この
回路遮断器は過負荷電流や短絡電流が発生した際に、こ
の過電流を検知し、遮断機構が動作して接点が開離し電
流を遮断するか、遮断後に再び開閉操作を行なう場合に
は、動作した遮断機構を電磁開閉が可能な状態に復帰さ
せる必要がある。この電磁開閉可能な状態に復帰させる
操作も開閉操作と同様に電気的な操作によって行われる
ことか要求される。
この電気的復帰操作機構の例としては、たとえば特開昭
59−119635号公報に示されたものがある。この
例による復帰操作機構は、モータの駆動力によって同転
するカムを用いて押棒を駆動させ、この押棒が遮断機構
を動作させて遮断機構を元の状態に復帰させ、さらに復
帰後は押棒がばねの力で元の位置に復帰する構造を有し
ている。
ところが、後述するように、本件発明に関連する回路遮
断器のように、遮断機構としてラッチ機構とばね体およ
びトグルリンク機構を含み、過電流によって応動する過
電流応動手段の動作によってラッチの係合が外れ、これ
に応じてトグルリング機構が動作して回路を遮断する構
造のものがある。このトグルリンク機構は遮断動作を行
なった後、回路の遮断状態を維持するように構成されて
おり、遮断状態によるトグルリンク機構を元の状態に復
帰させるためにはラッチとの係合状態の復元操作および
操作レバーの回動操作など複雑な動作を行なわせる必要
がある。したがって、このようなラッチ機構を有する回
路遮断器に対しての電気的に復帰動作か可能な遠隔操作
機構か必要とされている。
したがって、この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電磁開閉手段と、ラッチ機構を
有する回路遮断機構とを備えた回路遮断器の遠隔復帰機
構を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、主電流路の途中に設けられた開閉接点と、
この主電流路に過電流が発生したときに開閉接点の導通
を自動的に遮断するラッチ機構を有するリンク機構と、
主電流路の開閉指令に応じて動作する電圧動作型電磁石
を含む開閉手段とを有する回路遮断器の遠隔復帰機構で
ある。そして、遠隔復帰機構は、回転力を発生させるモ
ータと、その回転力を伝達する回転力伝達手段と、回転
力伝達手段からの回転力を受けて回転する回転体とこの
回転体に取付けられたピン部材とを有するカムとを備え
る。さらにカムはリセット部材に当接する。リセット部
材は、その一端が回路遮断器のリンク機構に係合してい
る。さらに、リセット部材はカムの回転運動に応じてカ
ムのピン部材と当接する第1および第2の当接部とを備
えている。
また、カムにはカムの回転体とピン部材との間にピン部
材をリセット部材の運動方向に移動可能なように弾性支
持するばね部材を備えている。
さらに、遠隔復帰機構の回転力伝達手段は、モタの回転
軸に取付けられた歯車と噛合う第1伝達歯車と、カムの
回転体と同軸上に取付けられた第2伝達歯車とを含む複
数の歯車列から構成されている。
[作用] この発明による遠隔復帰機構は、モータによる回転力を
駆動力として回転するカムとリセット部材とを係合させ
てリセット部材の往復運動に変換し、このリセット部材
の往復運動を利用して回路遮断器のリンク機構を動作し
、回路遮断器の遮断状態を回路の開閉手段によって導通
状態に復帰可能な状態に復元する。
また、カムのピン部材をばね部材で弾性支持することに
より、リセット部材の往復移動距離に余裕代を持たせ、
カムの回転動作とリセット部材の往復動作との係合を滑
らかに行なわせる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図を用いて説明する
第1図は、回路遮断器およびこの発明によるモータリセ
ット装置(遠隔復帰機構)の外観斜視図である。回路遮
断器のハウジングは、ベース1、操作機構ユニットハウ
ジング3および引外しユニットハウジング4の大きく3
つの部分から構成されている。回路遮断器の側部にはモ
ータリセット装置がモータリセット装置ハウジング5の
内部に設けられている。
この発明による回路遮断器のモータリセット装置につい
て説明する前に、回路遮断器の概略構造およびその動作
について説明する。なお、この回路遮断器の構造の詳細
については同一出願人の平成2年7月16日付特許出願
に詳細に開示されている。
第2図は、第1図に示される回路遮断器の中央側部断面
図であり、第3図は、第2図の切断線X−Xに沿った方
向からの平面図である。両図を参照して、回路遮断器は
成形絶縁物よりなる中空のベース1の下部に挿入装着さ
れる各種ごとに独立した開閉遮断ユニットハウジング2
を備える。開閉遮断ユニットハウジング2には、その一
端に配置された電源側端子導体16から断路部13を経
て第1固定導電体12、主接点部5および第2固定導電
体14に至る電流路がその内部に構成されている。主接
点部5の両側には消弧装([7,7が配置されている。
主接点部5は、第1固定導電体12および第2固定導電
体14に設けられた1対の固定接点10.10と、この
固定接点10.10に対接する位置に可動接点8.8を
有する橋絡型の可動接触子9と、この可動接触子9を下
面から支持し常時固定接点に対して可動接点8を圧接す
る接触子ばね11および鉛直方向に延び、可動接触子9
に接続された開閉操作レバー17とを備える。主接点部
5の開閉動作は開閉操作レバー17を押し下げることに
より固定接点10.10と可動接点8.8との間が開放
され、また復帰動作は、接触子ばね11の復元力によっ
て固定接点10と可動接点8とが接触することにより行
なわれる。一方の固定接点10を有する第1固定導電体
12は、その一端が消弧装置7の上部にまで延長されて
アークホーンを形成し、他端は断路部13に延びている
。また、他方の固定接点10を有する第2固定導電体1
4は、その一端が消弧装置7の上部にまで延長されたア
ークホーンを形成し、他端は折返されてハウジング2の
上部に沿って延長され、ベース1の貫通孔を介して取外
しユニットハウジング4の溝部に露出するように設けら
れている。また、この開閉遮断ユニットハウジング2内
の主接点5の上部近傍には短絡時強制開極用リンク機構
18が設けられている。
引外しユニットハウジング4は、短絡時強制開極用電磁
石30と零相変流器40、電流検出用変流器41、電子
式過電流継電器45および負荷側端子導体43を含み、
各々が直列に接続され主電流路を構成する。
短絡時強制開極用電磁石30は、固定鉄心32と、これ
に対応する可動鉄心33と復帰スプリング34ならびに
磁性ヨーク35、励磁コイル36とから構成されるプラ
ンジャ型電磁石である。可動接点33には突出棒31が
一体的に装着されている。突出棒31の先端は引外しユ
ニットハウジング4、ベース1および開閉遮断ユニット
ハウジング2に設けられた貫通孔を貫通して短絡時強制
開極用リンク機構18の第ルバー19に当接している。
励磁コイル36の入力端部は開閉遮断ユニットハウジン
グ2の上部に露出した第2固定導電体14にねじ止め接
続されており、さらに出力導体39は必要に応じて設け
られる1つの零相変流器40の貫通孔を貫通して電流検
出用変流器41の鉄心42の1辺に一部側コイルとして
巻回される。
電流検出用変流器41の一部側コイルの導出端は負荷側
端子導体43の一端に接続される。電流検出用変流器4
1の鉄心42の他辺には二次側コイル44が巻回され、
二次側コイルの導出線はその上部に配置される電子式過
電流継電器45の入力として接続される。
以上の構成により、電源側端子導体16から負荷側端子
導体43に至る主電流路が構成される。
次に、主接点5の開離手段の構成について説明する。こ
の回路遮断器は、主接点5を開放して主電流路を遮断す
る手段として3つの手段を有している。第1の接点開離
手段は、開閉操作用電磁石60を用いて主接点5の開閉
操作レバー17を動作させる方法である。第2の接点開
離手段は、主接点5の上部に設けられたばね釈放機構7
5bを介して主接点5の開閉操作レバー17を動作させ
る方法である。さらに、第3の接点開離手段は、主電流
路中に設けられた短絡時強制開極用電磁石30と短絡時
強制開極用リンク機構18とを介して主接点5の開閉操
作レバーコアを動作させる方法である。このうち、第2
の開離手段は主接点5を機構的に開離し、かつ接点の開
離状態を保持し得る機能を有している。このために、こ
の第2の開離手段が動作した際には何らかの方法によっ
てこの第2の開離手段を元の状態に復帰させる操作が必
要となる。そして、後述するようにこの発明による遠隔
復帰機構がこの第2の開離手段の接点開離状態を元の復
帰状態に戻すために用いられる。
ここで、この第2の接点開離手段の構造および動作につ
いて説明する。
第4図は、第2の接点開離手段を構成する操作制御機構
75の構成を示す断面構造図であり、第2図中における
切断線Y−力方向ら見た状態を示している。第2図ない
し第4図を参照して、第2の接点開離手段は、電流検出
用変流器41の二次側コイル44の一端から電子式過電
流継電器45および釈放正電磁石46を通して、さらに
操作制御機構75を介在して3極連動用クロスパー74
に至る各装置から構成される。
操作制御機構75は制御用ハンドル79により動作する
ハンドル機構部75aと、機構的に主接点を開閉させる
ためのばね釈放機構部75bとに分けられる。ハンドル
機構75aは制御用ハンドル79と、この制御用ハンド
ル79に取付けられたカムシャフト77およびカムシャ
フト77に連結される偏心カム76および偏心カム76
に連接され、スライド運動を行なうスライド板84とを
含む。制御ハンドル79は回転自在に支持されており、
rA U T OJ、rTRIPJ、roF FJ、r
RESETJ、rT E S TJ、rIsOLJの6
つの切換え位置を有している。偏心カム76の下面には
カム溝(図示せず)が形成されており、このカム溝にス
ライド板摺動ピン83の先端が挿入されている。スライ
ド板摺動ピン83は固定フレーム80に設けられた直線
上のガイド孔を貫通してスライド板84の一端にかしめ
付けられている。スライド板84の一部は逆U字形に折
曲げられた耳部84aを有している。このような構造に
よって、制御用ハンドル79を回動させると回転運動が
偏心カム76の作用によってスライド板84の直線運動
に変換される。
ばね釈放機構75bは、各々係合する順に二次フック9
9、−次フツク97、釈放自在レバー93、リンク92
、リンク90およびクロスバ−制御レバー87を備えて
いる。二次フック99の折曲げ辺99aは過負荷応動ト
リップ作動板102の一端に対応する位置に設けられ、
この過負荷応動トリップ作動板102の回動動作を受取
る。また、クロスバ−制御レバー87の先端は3極連動
用クロスパー74の頭部74aに対応する位置にある。
二次フック99は軸100に回転自在に軸支され、一端
が一部フツク97の上端部と釈放自在に突合せ係合し、
他端に折曲片99aが設けられている。−次フツク97
は軸98に回動自在に軸支され、ばねにより時計方向の
回転力が与えられている。また、−次フツク97の中央
部には長穴に沿って移動可能な掛止めピン97aが取付
けられている。釈放自在レバー93は一端が固定フレー
ム80に固着された軸96に回動自在に軸支され、他端
の爪部93aが一部フツク97の掛は止めピン97aと
釈放自在に係合している。釈放自在レバー93の上端部
には軸94によりその一端が回動可能に接続されたリン
ク92が連結されている。
リンク92の他端は軸91を介してリンク90に接続さ
れ、さらにリンク90の一端は軸89を介してクロスバ
−制御レバー87の一端に接続されている。この2つの
リンク90.92と、そノ間のトグル軸91と、このト
グル軸91と開閉制御レバー86の頂部との間に接続さ
れた拡張ばね95によってトグルリンク機構が構成され
ている。
開閉制御レバー86はその下方端部が固定フレーム80
に固定された固定バー110に係合し、この固定バー1
10を中心に回動可能に設けられている。この開閉制御
レバー86はその両側面上部に設けられた溝86aにス
ライド板84の耳部84aの先端に設けられたピン84
bが摺動可能に挿入されている。これによってばね釈放
機構75bとハンドル操作機構752とが連結されてい
る。
この操作制御機構75はタロスパー制御レバー87の上
下動により3極連動用クロスパー74を動作させて主電
流路の主接点を開閉するための機構であり、その動作指
令系統として2つの指令人力系統がある。1つは、ハン
ドル79の操作によりハンドル制御機構75aを介して
ばね釈放機構75bが動作される系統である。他の系統
としては、電流検田川変流器41によって検知された異
常信号を釈放形電磁石46により機械的信号に変換させ
た後、過負荷応動トリップ作動板102を介して二次フ
ック99を動作させる系統である。
次に、上記のような構造を有する回路遮断器に用いられ
るこの発明によるモータリセット装置の構造および動作
について説明する。第5図は、モータリセット装置の断
面構造図であり、第6図はその平面図を示している。モ
ータリセット装置は、モータ120と複数の歯車からな
る減速装置121と、カム130およびリセットプレー
ト135とを含む。減速装置121は軸122に回転自
在に支持された第1歯車123、第3歯車125および
軸127に回転可能に支持された第2歯車124、第4
歯車126とを備える。第1歯車123はモータ120
の回転軸に取付けられたモータ歯車128に噛合ってい
る。そして、この減速装置121はモータ120の回転
を各々第1歯車123、第2歯車124、第3歯車12
5、第4歯車126の順に伝達しながら所定の回転速度
に減速する。第4歯車126の上面にはカム130が固
定されている。
第7図はカムの平面構造図であり、第8図はカム130
および第4歯車126の分解斜視図である。両図を参照
して、カム130は第4歯車126と一体的に回転する
回転板131とリセットプレート135に当接するリセ
ットピン132およびリセットピン132を弾性支持す
る板ばね133とを備える。回転板131には板ばね1
33を挿入するための溝部134が貫通して形成されて
いる。また、第4歯車126の上面にはこの回転板13
1の溝部134と対応する位置に同じ形状の溝部126
aが形成されている。この溝部126aは第4歯車12
6を貫通しない。カムの回転板131と第4歯車126
とは連結ピン129により連結され一体的に回転するよ
うに構成されている。
再び第6図を参照して、リセットプレート135はその
一方端部にカム130のリセットピン132と係合する
第1の当接部136および第2の当接部137を有し、
他端に回路遮断器と係合する係合溝部138を有する細
長いプレートから構成されている。リセットプレート1
35の第1当接部136および第2当接部137はリセ
ットプレート135の長平方向に沿って互いにずれた位
置にリセットプレートの一部を下方に折曲げて形成され
ている。そして、カムのリセットピン132が当接する
部分は円弧状に成形されている。このリセットプレート
135は固定プレート139によって一定方向に摺動可
能に取付けられている。
また、リセットプレート135はモータリセット装置ユ
ニットハウジング5の壁部および操作機能ユニットハウ
ジング3の壁面を貫通して回路遮断器内部に延びて取付
けられている。そして、リセットプレート135の係合
溝部138は回路遮断器の操作制御機構75のスライド
板84に取付けられたスライド板摺動ピン83に係合し
ている。
この係合部分によって回路遮断器とモータリセット装置
とが連結される。
また、カムの回転体130には突出部131aが形成さ
れており、回転体130が所定の回転位置に到達したと
きに接触し得る位置にリミットスイッチ]40が設けら
れている。リミットスイッチ140はモータ120の回
転動作の停止信号を与える。
次に、モータリセット装置の動作について説明する前に
、モータリセット装置が作用する回路遮断器の操作制御
機構75の動作について予め説明する。すなわち、モー
タリセット装置の目的は、過負荷電流に応じて回路遮断
器が動作して操作制御機構75の作用によって主接点が
開離された状態を、第4図のように、開閉操作用電磁石
60による開閉操作を可能にする状態に操作制御機構7
5を復帰させるためのものである。したがって、回路遮
断器の操作制御機構の遮断時および導通時の機構動作に
ついて予め説明する。
第9A図は、回路遮断器の/)ンドルの平面図であり、
第9B図は、ハンドル79に連設されたカム76および
スライド板84の平面構造図であり、第9C図は、操作
制御機構75の主にハンドル制御機構部の側部断面構造
図であり、第9D図は、第9C図に係合するばね釈放機
構75bの側部断面構造図である。そして、この第9A
図ないし第9D図は、回路遮断器が導通状態における状
態を示している。ハンドル79はl’−A U T O
Jの位置にあり、これに対応じてスライド板84は第9
B図に示される所定の位置にある。ばね釈放機構75b
は釈放自在レバー93の爪部93aが一次フツク97の
掛は止めピン97aと係合し、−次フツク97の上端部
と二次フック99の一端が係合したリセット状態にある
。2つのトグルリンク90.92を連結するトグル軸9
1は開閉制御レバー86の上端部と拡張ばね95を介し
て引っ張られた状態にあり、リンク90の上部が軸96
によって係止している。このため、トグルリンク90.
92はほぼ一直線上に伸張されており、クロスバ−制御
レバー87は一端か押し下げられ、3極連動用クロスパ
ー74に当接する側が押し上げられてクロスバー74の
連動ピン74aから開離した状態にある。
次に、第10A図ないし第10D図を用いて回路遮断器
の主接点が開離された状態を説明する。
なお、第10A図ないし第10D図は各々第9A図ない
し第9D図に対応じている。回路遮断器の主電流路に過
負荷電流が流れ、電子式過電流継電器45の出力信号を
受けて釈放形電磁石46が動作すると、アーマチュア5
0が回動し、引外し伝達板54および過負荷応動伝達板
103を押圧して摺動させ、さらに過負荷応動トリップ
作動板102を回動させ、二次フック99の端部に形成
された折曲片99aを押圧移動させる。
二次フック99が軸100を支点として時計方向に回動
すると、二次フック99との係合か解かれた一次フツク
97か軸98を支点として時計方向に回動し、掛は止め
ピン97aと釈放自在レバー93との係合が解かれる。
釈放自在レバー93は、軸96を支点として反時計方向
に回動し、トグルリンク90.92を屈曲してクロスバ
−制御レバー87の一端を引上げる。したがって、クロ
スバ−制御レバー87は軸88を支点として時計方向に
回動しクロスバー74の連動ピン74aを押し下げる。
クロスバー74が押し下げられると、クロスバー74に
当接した各種の操作レバー17.17.17が押し下げ
られ、主接点が開放されて「切り」の状態となる。この
際、開閉制御レバー86の回動により折曲げ耳部86a
と係合するスライド板84が摺動されて偏心カム76お
よび制御用ハンドル79を回動させて制御用ハンドル7
9はrTRI PJの指示位置に回動される。
このようなrTRIPJ状態から主接点が開閉可能な状
態に復帰させるためには、制御用l\ンドルア9をrR
ESETJ位置まで強制的に回動することにより、開閉
制御レバー86が時計方向に回転し、開閉制御レバー8
6の一端に装着されたピン88で釈放自在レバー93を
時計方向に回動させ、釈放自在レバー93の爪部93a
が一次フツク97の掛は止めピン97aと係合し、さら
に−次フツク97と二次フック99とが係合されたリセ
ット状態に復帰する。そして、この状態で制御ハンドル
7つから手を離すと自動的にrOFFJの位置にハンド
ルが回動する。さらに、rAUTO」状態に復帰させる
には、そのままレバー79を強制的にrAUTOJの位
置に戻せばよい。
すなわち、上記したrTRI PJ状態からrAUTO
J状態への復帰動作をこの発明によるモータリセット装
置が自動的に行なう。この動作について以下に説明する
。第11A図ないし第11E図はハンドルの指示位置を
示す平面図である。第12八図ないし第12E図は操作
制御機構75のスライド板84の位置関係を示す平面図
である。第13A図ないし第13E図は、モータリセッ
ト装置のカムおよびリセットプレートの位置関係を示す
平面図である。そして、これらの図は、たとえば第11
A図、第12A図および第13A図は1つの対応した状
態を示している。
まず、第11A図、第1.2A図、第13A図に示す状
態において、回路遮断器のハンドル79はrTRI P
J状態にあり、モータリセット装置のカム130は初期
状態にある。
次に、第11B図、第12B図、第13B図に示す状態
において、モータリセット装置のリセットスイッチがO
Nされると、モータ120が回転し、減速装置121を
介してカム130が所定の方向(図示状態における時計
回り方向)に回動を始め、カムのリセットピン132が
リセットプレトの第1当接部136に当接する。さらに
、カム130が回転し、リセットピン132がリセット
プレート135を矢印A方向に移動させる。これに応じ
て回路遮断器のスライド板84か移動し、ハンドル7つ
がrREsETJ方向に回動する。
さらに第11C図、第12C図、第13C図に示す状態
において、カム130は回転し、リセットプレート13
5およびスライド板84の矢印A方向への移動量が最大
となった時点でハンドル79がrREsETJ状態に達
する。この位置において、回路遮断器のばね釈放機構7
5bは前記したリセット状態に復帰する。
さらに、第11D図、第12D図、第13D図に示す状
態において、カム130の回転が進むと、リセットピン
132とリセットプレートの第1当接部136との係合
か解かれ、リセットピン132は今度はリセットプレー
トの第2当接部137に当接する。そして、この状態か
らスライド板84およびリセットプレート135は矢印
B方向への復帰行程に移る。なお、カムのリセットピン
132がリセットプレートの第1当接部136から第2
当接部137へ移動する間においては、リセットピンと
りセントプレートとの係合が一時的に解かれる。したが
って、この間はハンドル79はばね釈放機構75b側か
らのばね力によって「RESETJ状態からrOFFJ
状態にまで自動的に回動する。
さらに、第11E図、第12E図、第13E図に示す状
態において、カム130の回動によってリセットプレー
ト135、スライド板84か矢印B方向に移動されハン
ドルがrAUTOJ状態に復帰する。同時に、ばね釈放
機構75bも初期状態、すなわち第4図に示す状態に復
帰する。この状態において回路遮断器は、開閉操作用電
磁石60による開閉操作が可能となる。そしてこの状態
でカム130の突出部131aがリミットスイッチ14
0を切り、モータ120の回転が停止する。
以上の動作によって回路遮断器が元の復帰状態に復帰さ
れる。
このように、モータリセット装置は回路遮断器のばね釈
放機構75bおよびハンドル操作機構75aを動作させ
るスライド板84を、リセットプレートを用いて強制的
に移動させることによって回路遮断器の自動復帰を行な
わせている。そして、モータとリセットプレートとの間
にカム130を介在して回転運動から往復運動への変換
を図っている。なお、前記したようにカム130のリセ
ットピン132は回転板131の溝の内部に板ばね13
3により弾性支持されている。そして、この板ばね13
3は、たとえばリセットプレート135が往復運動をす
る際に、リセットプレート135あるいはスライド板8
4とカムのリセットピン132との間で各々の移動量に
アンバランスが生し動作できなくなるのを防止する。す
なわち、スライド板84の移動量に対してリセットプレ
ート135が移動する距離と、回転板130の中心軸1
27とリセットプレート135に当接するリセットピン
との距離関係が整合しない場合、この板ばね133がた
わみ、リセットピン132の位置を移動させることによ
って不整合量を吸収する。
この機構によってカム130とリセットプレート135
の滑らかな動作が実現される。
[発明の効果] このように、この発明による回路遮断器の遠隔復帰機構
は、回転力を発生するモータを備え、歯車列を介して回
転運動するカムと、このカムに係合するリセットプレー
トを有し、カムによってモータからの回転力を往復運動
に変換することによって回路遮断器内の接点開閉用のリ
ンク機構を動作させるように構成したので、回路遮断器
の回路の復帰動作を遠隔操作で行なうことができ、制御
の集中化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による遠隔復帰機構を備えた回路遮
断器の外観斜視図である。第2図は、回路遮断器の側部
断面図である。第3図は、回路遮断器の平面断面図であ
る。第4図は、回路遮断器の操作制御機構部の断面構造
図である。第5図は、この発明によるモータリセット装
置の側部断面図であり、第6図はその平面構造図である
。第7図は、カム部分の平面構造図である。第8図は、
第7図に示されるカム部分の分解斜視図である。第9A
図ないし第9D図は、回路遮断器の導通状態を示してお
り、第9A図はハンドルの平面図、第9B図は偏心カム
およびスライド板の平面図、第9C図はハンドル操作機
構の断面図、第9D図はばね釈放機構の断面図を各々示
している。 第1OA図ないし第10D図は、回路遮断器の回路遮断
状態を示しており、第10A図はハンドル平面図、第1
0B図は偏心カムおよびスライド板の平面構造図、第1
0C図は、ハンドル操作機構部の断面構造図、第10D
図は、ばね釈放機構の断面構造図を示している。第11
A図、第11B図、第11C図、第11D図および第1
1E図はモータリセット装置の動作に伴なって移動する
ハンドル79の平面図である。また、第12A図、第1
2B図、第12C図、第12D図および第12E図は、
同じく偏心カムおよびスライド板84の動作平面図であ
る。そして、第13A図、第13B図、第13C図、第
13D図および第13E図は、同しくリセットプレート
およびカムの動作状態を示す平面図である。 図において、5はモータリセット装置のユニットハウジ
ング、120はモータ、121は減速装置、130はカ
ム、131は回転板、132はリセットピン、133は
板ばね、135はリセットプレート、136はリセット
プレートの第1当接部、137はリセットプレートの第
2当接部、138はリセットプレートの係合溝部を各々
示している。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 第 図 5、モータリセット装置ユニットハウジング第 図 133:板ばね 第 図 第9A図 第9C図 第10A図 第10C図 第9B図 第9D図 第108図 第10D図 第11A図 第1IS図 第11c図 第11D図 第11E図 第12A図 第12c図 第12D図 第12E図 第13A図 第13C図 第13D図 第13E図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主電流路の途中に設けられた開閉接点と、前記主
    電流路に過電流が発生したときに前記開閉接点の導通を
    自動的に遮断するラッチ機構を有するリンク機構と、前
    記主電流路の開閉指令に応じて動作する電圧動作型電磁
    石を含む開閉手段とを有する回路遮断器に取付けられ、
    遮断された前記回路遮断器の前記リンク機構を前記開閉
    手段による開閉動作が可能になる状態に復帰させるため
    の回路遮断器の遠隔復帰機構であって、 回転力を発生させるモータと、 前記モータで生じた回転力を伝達する回転力伝達手段と
    、 前記回転力伝達手段からの回転力を受けて回転する回転
    体と、この回転体に取付けられたピン部材とを有するカ
    ムと、 前記カムが最初のほぼ半回転運動を行なう際に前記カム
    の前記ピン部材が当接する第1当接部と、前記カムが残
    りのほぼ半回転運動を行なう際に前記ピン部材が当接す
    る第2当接部とを備え、その一端が前記回路遮断器の前
    記リンク機構に係合し、前記リンク機構が前記回路遮断
    器の前記ラッチの係合の外れた位置から再度前記ラッチ
    を係合し、さらに前記開閉手段による開閉操作が可能に
    なる位置まで前記リンク機構を復帰させるために、前記
    カムの回転運動に応じて所定の方向に往復運動を行なう
    リセット部材とを備えた、回路遮断器の遠隔復帰機構。
  2. (2)前記カムの前記ピン部材は、前記回転体の回転軸
    から偏心した位置に設けられており、前記カムは、前記
    回転体に取付けられ、かつ前記リセット部材に当接する
    前記ピン部材が前記リセット部材の往復運動方向に移動
    可能なように前記ピン部材を弾性支持するばね部材を備
    えた、請求項1記載の回路遮断器の遠隔復帰機構。
  3. (3)前記回転力伝達手段は、前記モータの回転軸に取
    付けられた歯車と噛合う第1伝達歯車と、前記カムの前
    記回転体と同軸上に取付けられた第2伝達歯車とを含む
    複数の歯車列からなる、請求項1記載の回路遮断器の遠
    隔復帰機構。
JP20586490A 1990-08-01 1990-08-01 回路遮断器の遠隔復帰機構 Expired - Fee Related JPH0754660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20586490A JPH0754660B2 (ja) 1990-08-01 1990-08-01 回路遮断器の遠隔復帰機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20586490A JPH0754660B2 (ja) 1990-08-01 1990-08-01 回路遮断器の遠隔復帰機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0495327A true JPH0495327A (ja) 1992-03-27
JPH0754660B2 JPH0754660B2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=16513987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20586490A Expired - Fee Related JPH0754660B2 (ja) 1990-08-01 1990-08-01 回路遮断器の遠隔復帰機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754660B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500563A (ja) * 2009-07-31 2013-01-07 アジェ・エレクトロ、エスアエス 電気回路ブレーカ装置用の回転式制御システム
CN106409621A (zh) * 2016-12-02 2017-02-15 雷顿电气科技有限公司 控制与保护开关的辅助模块
JP2022002174A (ja) * 2020-06-19 2022-01-06 株式会社ヘキサリンク 回路遮断器の操作装置、回路遮断器ユニット及び分電盤
CN117219476A (zh) * 2023-11-07 2023-12-12 南京飞腾电子科技有限公司 一种高安全自动复位断路器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013500563A (ja) * 2009-07-31 2013-01-07 アジェ・エレクトロ、エスアエス 電気回路ブレーカ装置用の回転式制御システム
CN106409621A (zh) * 2016-12-02 2017-02-15 雷顿电气科技有限公司 控制与保护开关的辅助模块
JP2022002174A (ja) * 2020-06-19 2022-01-06 株式会社ヘキサリンク 回路遮断器の操作装置、回路遮断器ユニット及び分電盤
CN117219476A (zh) * 2023-11-07 2023-12-12 南京飞腾电子科技有限公司 一种高安全自动复位断路器
CN117219476B (zh) * 2023-11-07 2024-01-05 南京飞腾电子科技有限公司 一种高安全自动复位断路器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0754660B2 (ja) 1995-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4392036A (en) Low-voltage protective circuit breaker with a forked locking lever
US4532486A (en) Remote controlled circuit breaker
US4368444A (en) Low-voltage protective circuit breaker with locking lever
EP0883150A2 (en) Electrical circuit breaker with manual and remote actuators
EP1684320B1 (en) Reverse-action auxiliary switch actuator mechanism and circuit breaker employing the same
JPH0828180B2 (ja) 回路遮断器
CN111712897B (zh) 断路器
US4947145A (en) Remote-controlled circuit breaker
US5079529A (en) Remote-controlled circuit breaker
FI70756B (fi) Kontaktorapparat omfattande organ foer automatiskt oeppnande av kraftkretsar och en lokal styranordning
EP0364950B1 (en) Remote-controlled circuit breaker
US5828277A (en) Contactor/circuit-breaker type switch device
JPH0495327A (ja) 回路遮断器の遠隔復帰機構
CN210607151U (zh) 一种低压真空断路器脱扣装置
CN112768317A (zh) 一种低压真空断路器脱扣装置
JPH07114871A (ja) リモートコントロール式回路遮断器
JP2502679B2 (ja) リモコンブレ―カ
KR200427820Y1 (ko) 격리 장치를 구비한 배선용 차단기
US5918732A (en) Power circuit breaker with a breaker mechanism and a breaker mechanism for a power circuit breaker with a lock for a low-voltage switch
EP0942443B1 (en) Circuit breaker
JPH0475227A (ja) 回路遮断器
JP3874168B2 (ja) 保護開閉器
JPH089872Y2 (ja) 遠隔制御式回路しや断器
JPH0641322Y2 (ja) 回路しや断器
KR100198101B1 (ko) 순시트립 정격전류 조정형 배선용 차단기

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees