JP2588477Y2 - リモートコントロール式回路遮断器 - Google Patents

リモートコントロール式回路遮断器

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JP2588477Y2
JP2588477Y2 JP1992021599U JP2159992U JP2588477Y2 JP 2588477 Y2 JP2588477 Y2 JP 2588477Y2 JP 1992021599 U JP1992021599 U JP 1992021599U JP 2159992 U JP2159992 U JP 2159992U JP 2588477 Y2 JP2588477 Y2 JP 2588477Y2
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誠 安田
存 森
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、リモートコントロー
ル式回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁石で可動接触子を開閉できる
ようにしたリモートコントロール式回路遮断器がある。
この場合、電磁石のプランジャの端部に連結孔を形成
し、可動接触子装置に連結軸を設けて連結孔に連結軸を
嵌合することによりプランジャと可動接触子装置とを連
結している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、電磁石を小型
化するため丸プランジャを用いると、丸プランジャは回
転するので連結孔の向きが定まらず、そのため器台の開
口から電磁石および可動接触子装置を組み込んで連結軸
を連結孔に嵌合する場合、丸プランジャが回転して連結
軸が連結孔に嵌合しにくく組み立て性が悪くなるという
欠点があった。
【0004】したがって、この考案の目的は、電磁石を
小型化できるとともに、組み立て性を向上できるリモー
トコントロール式回路遮断器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案のリモートコン
トロール式回路遮断器は、丸プランジャを有しその端部
に軸方向と直角な連結孔のある平板部を形成した電磁石
と、側面に開口を有し前記電磁石を収納する電磁石収納
部を内部に有しかつ前記電磁石を収納する際に前記平板
部に係合して前記連結孔を前記開口の向き方向に向ける
回転止め突起を設けた器台と、この器台に収納されて前
記連結孔に嵌合する連結軸を有する可動接触子装置とを
備えたものである。
【0006】
【作用】この考案の構成によれば、電磁石に通電すると
丸プランジャが動作し、可動接触子装置が連動して開閉
動作する。また電磁石を電磁石収納部に収納するとき器
台の回転止め突起に丸プランジャの平板部が係合し、連
結孔が開口の方向に向けられるとともに回転止めされ
る。したがって、可動接触子装置の連結軸を連結孔に容
易に嵌合できるので、組み立て性を向上できるととも
に、丸プランジャを用いて電磁石を小型化できる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図8により
説明する。すなわち、このリモートコントロール式回路
遮断器は、電磁石1と、器台2と、可動接触子装置3と
を有する。電磁石1は、丸プランジャ4を有し、その端
部に軸方向と直角な連結孔5のある平板部6を形成して
いる。実施例では図5に示すように、磁性体の端板7の
両側縁より折曲により4本の支柱8を立設し、支柱8の
先端にかしめ突起9を形成してかしめ突起9に平板の複
数枚の端板10の嵌合孔11を嵌合してかしめ固定して
ヨーク19を形成している。またヨーク19の端板7の
中央に円錐状の凹部13を形成した固定鉄心12を立設
し、端板10には中央に貫通孔14を形成している。丸
プランジャ4は一端部15を凹部13に嵌合する円錐の
凸状に形成し、他端部に平板部6を一体形成している。
コイル枠16は円筒状であって外周にコイル17を巻装
し、コイル枠16の一端に形成した引出部18にコイル
17の端部を接続している。このコイル枠16をヨーク
19の内側に端板10を固定する前に挿入し、さらに丸
プランジャ4をコイル枠16に挿入し、コイル枠16の
中空部に固定鉄心12を嵌合し、端板10を固定してコ
イル枠16を固定する。この電磁石1はコイル17に通
電すると丸プランジャ4が固定鉄心12に吸引されるよ
うに動作する。71(図1)はプリント基板、72は引
出部18と接続するリード線である。
【0008】器台2は、側面に開口20を有し、電磁石
1を収納する電磁石収納部21を内部に有し、かつ電磁
石1の収納の際に平板部6に係合して連結孔5を開口2
0の向き方向に向ける回転止め突起22を設けている。
実施例の器台2は両端部に主端子29,30を設け、プ
リント基板71に接続されたコイル17に給電する操作
端子25を主端子29の下側に設け、取付面26の両側
に取付部27を形成し、取付部27と操作端子25との
間に取付部26に係止する取付爪に対する絶縁を確保す
るための絶縁板28を設けている。34(図7)はカバ
ーで器台2に整合する取付孔35にねじとナット(図示
せず)により取付けられる。
【0009】そして、電磁石収納部21に電磁石1を収
納するとき丸プランジャ4の平板部6が回転止め突起2
2に係合するので平板部6の向きが開口20の方向に向
き、丸プランジャ4の回転が止められる。可動接触子装
置3は、器台2に収納されて連結孔5に嵌合する連結軸
23を有する。実施例では、保持枠32と可動接触子2
4からなり、保持枠32は図6に示すようにL字形をな
し、中間部に回動軸30を有し、一方の腕31に連結軸
23を設け、中間部にばね受け部37を設けている。他
方の腕38には可動接触子24を揺動自在に保持するコ
字形の保持部39を有し、接点圧ばね40により可動接
触子24の保持と接点圧の付与を兼用している。この保
持枠32は電磁石1を電磁石収納部21に収納した後、
開口20より器台2の内部に挿入し、回動軸30を器台
2に設けた軸孔47(図7)に軸支するとともに連結軸
23を丸プランジャ4の連結孔5に嵌合する。そしてカ
バー34を器台1に取付けてカバー34の裏面に形成し
た軸孔(図示せず)に回動軸30のカバー34側を軸支
する。また保持枠32のばね受け部37と電磁石収納部
21の外壁面との間にばね33を設け、保持枠32を丸
プランジャ4がその電磁石1の固定鉄心12から離れる
方向に付勢している。41は表示レバー連動軸である。
【0010】可動接触子24は、先端部に可動接点42
を設け、後端部に段曲げ部77を形成している。この可
動接触子24を保持枠32の保持部39に挿入し、段曲
げ部77を保持部39の一方の上縁に係合するとともに
接点圧ばね45により保持している。このとき、抜止め
突起40により抜止めされ、また支点部44により接点
圧ばね45に抗して揺動可能に支持している。そして、
可動接触子24はばね33により図1から図8に開離す
る方向に付勢されている。電磁石1のコイル17に操作
端子25を通して電流を供給すると、丸プランジャ4が
固定鉄心12にばね33のばね力に抗して吸引され、こ
のため図1の状態に可動接点42が移動する。コイル1
7への通電を断つとばね33のばね力により図8の状態
に復帰する。なお、丸プランジャ4が引込み動作をする
とき、可動接触子装置3の連結軸23の連結孔5を貫通
した先端は、図4に示すように対向側に位置する回転止
め突起22の先端からは離れているので、回転止め突起
22と連結軸23が干渉することはなく丸プランジャ4
の動作が妨げられることはない。
【0011】36は表示レバーであり、軸孔47の近傍
に設けた軸46に軸支される軸孔51を有し、保持枠3
2の表示レバー連動軸41に嵌合する長孔68を形成し
ている。また表示レバー36の表示部69に対向して器
台2に穴部67を形成している。したがって、保持枠3
2の回動に連動して表示レバー36が穴部67の内側を
回動して可動接触子24の開閉の表示を行う。なお表示
レバー36をドライバ等の治具で操作して保持枠32を
回動させ可動接触子24を開閉操作することもできる。
【0012】48は開閉機構部である。これは、中間部
が固定軸66により軸支されて可動接触子24に対向し
その可動接点42がオン位置のとき接触可能な可動接点
80を有する可動接触子49と、この可動接触子49の
後端に一端が連結するリンク50と、リンク50の他端
に連結された可動軸51と、固定軸55に軸支されて可
動軸51を摺動自在に通すスリット52を形成したラッ
チリンク53と、可動軸51に一端が連結されたハンド
ルリンク54と、固定軸55に軸支されてハンドルリン
ク54の他端が連結されたハンドル56と、可動接触子
49を開極付勢する開極ばね57と、固定軸59に軸支
されてラッチリンク53をラッチするトリップリンク5
8を有する。ハンドル56を図1のオフ状態から図8の
オン状態に操作すると、ラッチリンク53がトリップリ
ンク58によりラッチされ固定されているので、ハンド
ルリンク54が動作すると同時に可動軸51がスリット
52を下方に摺動し、ハンドルリンク54が移動して開
極ばね57を圧縮しながら可動接触子49を閉極し、ハ
ンドルリンク54が反転位置となって図8の状態に安定
する。ハンドル56を反対向きに操作するとオフ状態と
なる。
【0013】60は異常電流検出手段であり、短絡電流
を検出してトリップリンク58を引外し動作する電磁石
61と、過電流を検出してトリップリンク58を引外し
動作するバイメタル62とからなる。そしてトリップリ
ンク58が引外し動作するとラッチリンク53が釈放さ
れるので、開極ばね57のばね力により可動軸51を介
してラッチリンク53が回動し、可動軸51が移動して
可動接触子49がトリップ開極する。
【0014】63は消弧装置、64(図7)は主端子2
9と可動接触子24の接続部65とを接続する電線であ
る。この実施例によれば、電磁石1に通電すると丸プラ
ンジャ4が動作し、可動接触子装置3が連動して開閉動
作する。また電磁石1を電磁石収納部21に収納すると
き器台2の回転止め突起22に丸プランジャ4の平板部
6が係合し、連結孔5が開口20の方向に向けられると
ともに回転止めされる。したがって、可動接触子装置3
の連結軸23を連結孔5に容易に嵌合できるので、組み
立て性を向上できるとともに、丸プランジャ4を用いて
電磁石1を小型化できる。
【0015】
【考案の効果】この考案のリモートコントロール式回路
遮断器によれば、電磁石を電磁石収納部に収納するとき
器台の回転止め突起に丸プランジャの平板部が係合し、
連結孔が開口の方向に向けられるとともに回転止めさ
れ、可動接触子装置の連結軸を連結孔に容易に嵌合でき
るので、組み立て性を向上できるとともに、丸プランジ
ャを用いて電磁石を小型化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のカバーを外しかつハンド
ルでオフにした状態の正面図である。
【図2】電磁石を器台の内部から開口に向けて見た状態
の断面図である。
【図3】電磁石の部分分解斜視図である。
【図4】電磁石の装着状態の部分平面図である。
【図5】電磁石の分解斜視図である。
【図6】可動接触子装置の斜視図である。
【図7】部分分解斜視図である。
【図8】カバーを外しかつ電磁石でオフにした状態の正
面図である。
【符号の説明】
1 電磁石 2 器台 3 可動接触子装置 4 丸プランジャ 5 連結孔 6 平板部 20 開口 21 電磁石収納部 22 回転止め突起 23 連結軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸プランジャを有しその端部に軸方向と
    直角な連結孔のある平板部を形成した電磁石と、側面に
    開口を有し前記電磁石を収納する電磁石収納部を内部に
    有しかつ前記電磁石を収納する際に前記平板部に係合し
    て前記連結孔を前記開口の向き方向に向ける回転止め突
    起を設けた器台と、この器台に収納されて前記連結孔に
    嵌合する連結軸を有する可動接触子装置とを備えたリモ
    ートコントロール式回路遮断器。
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