JPH1161713A - ブロック及びその製造方法 - Google Patents

ブロック及びその製造方法

Info

Publication number
JPH1161713A
JPH1161713A JP22780697A JP22780697A JPH1161713A JP H1161713 A JPH1161713 A JP H1161713A JP 22780697 A JP22780697 A JP 22780697A JP 22780697 A JP22780697 A JP 22780697A JP H1161713 A JPH1161713 A JP H1161713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sawdust
block
tire
adhesive
crushed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22780697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomihiro Kanemura
富弘 金村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP22780697A priority Critical patent/JPH1161713A/ja
Publication of JPH1161713A publication Critical patent/JPH1161713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】運搬や施工における労力を大幅に軽減し、ま
た、転倒時やジョギング時等における歩道利用者の保護
を図るとともに、さらに、省資源性及びリサイクル性を
高める。 【解決手段】廃タイヤを粉砕してタイヤ粉砕物2…を
得、これより得られたタイヤ粉砕物2…に鋸屑3…を所
定の割合で混合し、かつ接着剤Aを配合し、この後、所
定の形状に成型することによりブロック1,1a,1b
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路や公園等におけ
る歩道の舗装等に用いて好適なブロック及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】従来、道路や公園等の歩道を舗装
する工法としては、インターロッキングブロックを用い
た工法が知られている。インターロッキングブロックは
予め所定の形状に成型したコンクリートブロックの一種
であり、歩道の表層上に多数のインターロッキングブロ
ックを敷き詰めて舗装を行う。しかし、このような従来
のインターロッキングブロックは次のような問題点があ
った。
【0003】第一に、一個当たりの重量がかなり大きく
なることに加え、施工時には大量のブロックを使用する
ため、運搬や施工に大変な労力を要する。
【0004】第二に、ブロック表面が固いため、例え
ば、お年寄りや幼児が散歩中に転倒した場合などに怪我
をしやすいとともに、衝撃を吸収できないため、ジョギ
ング等において足を痛める虞れがある。
【0005】第三に、大量のコンクリートを使用するこ
とになり、省資源性及びリサイクル性に劣る。
【0006】本発明はこのような従来技術に存在する課
題を解決したものであり、運搬や施工における労力を大
幅に軽減するとともに、転倒時やジョギング時等におけ
る歩道利用者の保護を図り、しかも、省資源性及びリサ
イクル性に優れるブロック及びその製造方法の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係るブロック1,1a,1bは、廃タイヤを粉砕して得
たタイヤ粉砕物2…と鋸屑3…を所定の割合で混合し、
かつ接着剤Aを配合した混合物を、所定の形状に成型し
てなることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るブロック1,1a,1
bの製造方法は、廃タイヤを粉砕してタイヤ粉砕物2…
を得、これより得られたタイヤ粉砕物2…に鋸屑3…を
所定の割合で混合し、かつ接着剤Aを配合し、この後、
所定の形状に成型することによりブロック1,1a,1
bを製造するようにしたことを特徴とする。
【0009】これにより、ブロック1,1a,1bの成
型素材は、廃タイヤを粉砕したタイヤ粉砕物2…,鋸屑
3…及び接着剤Aとなるため、コンクリートブロックに
比べて大幅に軽量化及び軟質化されるとともに、本来廃
棄処分される廃材を利用するため、省資源性及びリサイ
クル性に優れる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】図2は本実施例に係るブロック1の製造方
法を示す工程図である。まず、図1に示すブロック1の
製造に際しては、材料として、タイヤ粉砕物2…,鋸屑
3…,接着剤Aを用意する。
【0012】タイヤ粉砕物2…は、自動車等の廃タイヤ
を粉砕したものである。通常、ラジアルタイヤやスタッ
ドレスタイヤ等の使用済の廃タイヤを処分する場合、焼
却処分することも多いが、本発明では粉砕することによ
り再利用する(工程S1)。タイヤ粉砕物2の大きさ
は、数ミリメートル幅程度から親指大程度に選定するこ
とが望ましい。しかし、大きさは任意に選定でき、上記
範囲以外の大きさの利用を妨げるものではない。また、
大きさの異なるものが混在してもよい。
【0013】一方、鋸屑3…は製材において発生する通
常の鋸屑を利用でき、木材の種類や鋸屑3…の大きさは
特に問わない。鋸屑3…は乾燥させることが望ましい。
また、必要により防腐材等の必要な添加剤を加えてもよ
い。
【0014】他方、接着剤Aは、耐候性,コスト,硬化
時の弾性等を考慮して選定した合成樹脂材料を利用でき
る。使用する合成樹脂は透明でよい。これにより、鋸屑
3…の木質色とタイヤ粉砕物2…の黒色が混在した独特
の色合い(模様)が醸し出される。
【0015】次いで、材料を用意したなら、タイヤ粉砕
物2…と鋸屑3…の計量を行う(工程S2)。この場
合、タイヤ粉砕物2…と鋸屑3…の配合割合は、体積比
でタイヤ粉砕物:鋸屑=6:4程度に選定することが望
ましい。なお、配合比はかかる割合が望ましいが、この
割合に限定されるものではない。
【0016】そして、計量されたタイヤ粉砕物2…と鋸
屑3…を混合し、十分に撹拌した後、さらに、接着剤A
を添加して撹拌する(工程S3,S4)。これにより、
タイヤ粉砕物2…,鋸屑3…及び未硬化の接着剤Aの混
合物を得る。この場合、接着剤Aを添加するタイミング
は、接着剤Aの硬化時間や粘性等を考慮し、タイヤ粉砕
物2…と鋸屑3…を十分に撹拌した後に添加することが
望ましいが、接着剤Aの種類によっては、タイヤ粉砕物
2…,鋸屑3…及び接着剤Aを同時に混合撹拌してもよ
い。一方、得られた混合物は、所定のキャビティ形状を
有する型に充填して成型を行い、かつ硬化させる(工程
5)。この場合、固定した型に充填する方式であっても
よいし、可動式の型に充填した後、プレスする方式など
であってもよい。
【0017】このような製造工程により、タイヤ粉砕物
2…,鋸屑3…及び接着剤Aを含む図1に示すブロック
1を得ることができる。そして、図2に示すように、ブ
ロック1を多数用意することにより、道路や公園等にお
ける歩道Rの表層上に敷き詰めれば、歩道Rの舗装を行
うことができる。
【0018】このように、本実施例に係るブロック1…
は、成型素材として廃タイヤを粉砕したタイヤ粉砕物2
…,鋸屑3…及び接着剤Aを用いたため、従来のコンク
リートブロックに比べ、大幅に軽量化され、運搬や施工
における労力を大幅に軽減できる。また、軟質化される
ため、例えば、お年寄りや幼児が散歩中に転倒した場合
でも怪我をしにくく、さらに、衝撃を吸収するため、ジ
ョギング等において足を痛める虞れもなく歩道利用者の
保護を図れる。しかも、本来廃棄処分される廃材を利用
できるため、省資源性及びリサイクル性にも優れるとと
もに、鋸屑3…の木質色とタイヤ粉砕物2…の黒色が混
在した独特の色合い(模様)を醸し出す自然味溢れるブ
ロック1を得ることができる。
【0019】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、ブロック1の形状は、図4に示すように各ブロ
ック1a…が相互に噛み合う形状であってもよい。ま
た、ブロック1は歩道の舗装に用いるブロックのみなら
ず、図2に示すような歩道と車道の区画に用いる仕切ブ
ロック1bをはじめ塀や門等の起立させたブロック等の
各種ブロックに利用できる。
【0020】
【発明の効果】このように、本発明に係るブロック及び
その製造方法は、廃タイヤを粉砕してタイヤ粉砕物を
得、これより得られたタイヤ粉砕物に鋸屑を所定の割合
で混合し、かつ接着剤を配合し、この後、所定の形状に
成型してなるため、次のような顕著な効果を奏する。
【0021】 ブロックの成型素材は、廃タイヤを粉
砕したタイヤ粉砕物,鋸屑及び接着剤を用いるため、従
来のコンクリートブロックに比べて、大幅に軽量化さ
れ、運搬や施工における労力を大幅に軽減できる。
【0022】 軟質化されるため、お年寄りや幼児が
散歩中に転倒した場合でも怪我をしにくく、しかも、衝
撃を吸収するため、ジョギング等において足を痛める虞
れもなく歩道利用者の保護を図れる。
【0023】 本来廃棄処分される廃材を利用できる
ため、省資源性及びリサイクル性に優れる。
【0024】 着色することなしに鋸屑の木質色とタ
イヤ粉砕物の黒色が混在した独特の色合い(模様)を醸
し出す自然味溢れるブロックを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るブロックの外観斜視図、
【図2】同ブロックを歩道に敷き詰めた状態を示す斜視
図、
【図3】同ブロックの製造方法を示す工程図、
【図4】本実施例の変更例に係るブロックを歩道に敷き
詰めた状態を示す平面図、
【符号の説明】
1 ブロック 1a ブロック 1b ブロック 2… タイヤ粉砕物 3… 鋸屑 A 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃タイヤを粉砕して得たタイヤ粉砕物と
    鋸屑を所定の割合で混合し、かつ接着剤を配合した混合
    物を、所定の形状に成型してなることを特徴とするブロ
    ック。
  2. 【請求項2】 廃タイヤを粉砕してタイヤ粉砕物を得、
    これより得られたタイヤ粉砕物に鋸屑を所定の割合で混
    合し、かつ接着剤を配合し、この後、所定の形状に成型
    することによりブロックを製造することを特徴とするブ
    ロックの製造方法。
JP22780697A 1997-08-25 1997-08-25 ブロック及びその製造方法 Pending JPH1161713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22780697A JPH1161713A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 ブロック及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22780697A JPH1161713A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 ブロック及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1161713A true JPH1161713A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16866683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22780697A Pending JPH1161713A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 ブロック及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1161713A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020006861A (ko) * 2000-07-13 2002-01-26 하진규 폐타이어를 이용한 옹벽 및 연약지반개량 배수블록

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020006861A (ko) * 2000-07-13 2002-01-26 하진규 폐타이어를 이용한 옹벽 및 연약지반개량 배수블록

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3605139B2 (ja) 透水性複合舗設材およびその製法
JP2023060787A (ja) 竹繊維による舗装用ブロックおよびその製造方法
JPH1161713A (ja) ブロック及びその製造方法
KR100615557B1 (ko) 복합 우레탄 탄성 투수 인.보도블럭 및 그 제조방법
KR100406440B1 (ko) 흙을 자재의 일부로 사용하는 시멘트콘크리트도로포장방법 및 시멘트블록 제조방법
JPH06313301A (ja) 弾性舗装ブロック及びその製造方法
JP2655387B2 (ja) 舗装用弾性ブロックおよびその製造法
JP2002308658A (ja) 装飾ブロック
JP2000034702A (ja) 舗装ブロック
JPH0524955A (ja) 透水性コンクリートブロツクおよびその製造方法
JPH09209303A (ja) 舗装ブロック
JP3552998B2 (ja) 透水性ブロックおよび透水性ブロックの製造方法
JP2006124236A (ja) ハイブリッド骨材及びその製造方法、並びにこのハイブリッド骨材を使用した舗装材料及びその施工方法
JPH11100919A (ja) ブロック材
JP3672984B2 (ja) 弾性を有するコンクリートブロックおよびその製造方法
JP2000257011A (ja) アスファルト舗装材、インターロッキングブロックおよびその製造方法
JP2797174B2 (ja) 舗装用ブロック
JP2620833B2 (ja) ゴム粉砕粒状物構造体
JP2005090167A (ja) 多孔質弾性舗装材及びその多孔質弾性舗装材を用いた多孔質弾性舗装用パネルの作製方法
JP2002356804A (ja) 弾性舗装体およびその施工方法
JP2006052558A (ja) 造粒物使用タイル透水性舗装工法及び透水性タイル化粧ブロック
KR100372346B1 (ko) 탈색 방지용 에폭시 피막이 형성된 유색 인터로킹 블록의 제조방법
JP4596707B2 (ja) コンクリート二次製品構築物
KR20070036936A (ko) 칼라도로 포장 방법
KR920002960B1 (ko) 포장용 다짐콘크리트