JP2797174B2 - 舗装用ブロック - Google Patents
舗装用ブロックInfo
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- JP2797174B2 JP2797174B2 JP14254294A JP14254294A JP2797174B2 JP 2797174 B2 JP2797174 B2 JP 2797174B2 JP 14254294 A JP14254294 A JP 14254294A JP 14254294 A JP14254294 A JP 14254294A JP 2797174 B2 JP2797174 B2 JP 2797174B2
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- Japan
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- aggregate
- golf ball
- pavement
- rubber
- waste
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舗装用ブロックに関し、
さらに詳しく言えば、歩道や運動施設などの舗装面とし
て使用される適度な弾性を備えた舗装用ブロックに関す
るものである。
さらに詳しく言えば、歩道や運動施設などの舗装面とし
て使用される適度な弾性を備えた舗装用ブロックに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば商店街、公園の歩道、自転車道な
どの舗装には、一般に、アスファルトコンリート舗装、
コンクリート平板舗装、磁器質や陶器質のタイル舗装、
煉瓦舗装といった硬質の材料を使用した舗装が用いられ
ている。
どの舗装には、一般に、アスファルトコンリート舗装、
コンクリート平板舗装、磁器質や陶器質のタイル舗装、
煉瓦舗装といった硬質の材料を使用した舗装が用いられ
ている。
【0003】しかしながら、このような硬質の舗装では
足腰への負担が大きく、長時間の歩行に適さないだけで
なく、転倒時に受ける衝撃が大きく、怪我を負う危険性
も否定できない。
足腰への負担が大きく、長時間の歩行に適さないだけで
なく、転倒時に受ける衝撃が大きく、怪我を負う危険性
も否定できない。
【0004】一方、ゴルフ場、その他の運動施設におい
ては、ゴムチップなどの軟弾性骨材を樹脂バインダで結
合したブロックが舗装材として使用されている。これら
の軟弾性骨材を使用した路面は高い弾性率を有し、転倒
時に受ける衝撃が少ないので安全性が高い。
ては、ゴムチップなどの軟弾性骨材を樹脂バインダで結
合したブロックが舗装材として使用されている。これら
の軟弾性骨材を使用した路面は高い弾性率を有し、転倒
時に受ける衝撃が少ないので安全性が高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の軟弾性骨材を樹脂バインダで結合した弾性舗装ブロッ
クは、一般の歩道に使用するには柔らかすぎて沈み込み
が激しく、例えばハイヒールで歩くと踵が深く沈み込
み、歩行時に抵抗となるので、長時間の歩行では、重い
疲労感を与えてしまうという問題がある。
の軟弾性骨材を樹脂バインダで結合した弾性舗装ブロッ
クは、一般の歩道に使用するには柔らかすぎて沈み込み
が激しく、例えばハイヒールで歩くと踵が深く沈み込
み、歩行時に抵抗となるので、長時間の歩行では、重い
疲労感を与えてしまうという問題がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的は、適度な弾性
を有し、歩行者に疲労感を与えることのない歩きやすい
舗装ブロックを提供することにある。
決するためになされたもので、その目的は、適度な弾性
を有し、歩行者に疲労感を与えることのない歩きやすい
舗装ブロックを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、成形体中に使用済みの廃ゴルフボールを
含み、所定の形状に形成されていることを特徴としてい
る。具体的には、この舗装用ブロックは上層部と下層部
とからなり、上層部は軟弾性骨材を含む硬質骨材および
これらの骨材を結合するに足る樹脂バインダから形成さ
れ、また、下層部は主として廃ゴルフボール間の隙間を
埋める軟弾性骨材と硬質骨材および廃ゴルフボールを含
む骨材を結合するに足る樹脂バインダから形成される。
め、本発明は、成形体中に使用済みの廃ゴルフボールを
含み、所定の形状に形成されていることを特徴としてい
る。具体的には、この舗装用ブロックは上層部と下層部
とからなり、上層部は軟弾性骨材を含む硬質骨材および
これらの骨材を結合するに足る樹脂バインダから形成さ
れ、また、下層部は主として廃ゴルフボール間の隙間を
埋める軟弾性骨材と硬質骨材および廃ゴルフボールを含
む骨材を結合するに足る樹脂バインダから形成される。
【0008】上層部の軟弾性骨材としては、耐久性およ
び耐候性に優れたEPDMゴムチップを使用し、下層部
の軟弾性骨材としては、廃タイヤ、廃ゴルフボールなど
のゴム製品の廃棄物をチップ状に形成したものを再利用
するとよい。
び耐候性に優れたEPDMゴムチップを使用し、下層部
の軟弾性骨材としては、廃タイヤ、廃ゴルフボールなど
のゴム製品の廃棄物をチップ状に形成したものを再利用
するとよい。
【0009】なお、成形体中に占める廃ゴルフボールの
体積は8〜33%であることが好ましく、また、上層部
の硬質骨材として、軟弾性骨材よりも変形しにくい硬質
材料を使用し、その含有率は30重量%以下であること
が好ましい。
体積は8〜33%であることが好ましく、また、上層部
の硬質骨材として、軟弾性骨材よりも変形しにくい硬質
材料を使用し、その含有率は30重量%以下であること
が好ましい。
【0010】
【作用】ゴルフボールは圧縮時の弾性率が80〜88k
g/cm2と高いので、ブロックの沈み込み量は、ゴル
フボールの弾性によってコントロールされる。また、上
層部の硬質骨材の全骨材中に占める割合を30重量%以
下にすることで、適度な弾性力を得ることができ、これ
によって歩行感に優れた舗装面を形成することができ
る。
g/cm2と高いので、ブロックの沈み込み量は、ゴル
フボールの弾性によってコントロールされる。また、上
層部の硬質骨材の全骨材中に占める割合を30重量%以
下にすることで、適度な弾性力を得ることができ、これ
によって歩行感に優れた舗装面を形成することができ
る。
【0011】また、樹脂バインダを最少量しか使用しな
いので、骨材間の隙間から雨水が地中に浸透し水はけも
よい。このため、歩行時に舗装面が濡れて滑る事故も発
生しにくくなる。
いので、骨材間の隙間から雨水が地中に浸透し水はけも
よい。このため、歩行時に舗装面が濡れて滑る事故も発
生しにくくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例について説明する。図1の平面図、そのA−A線断面
の図2およびB−B線断面の図3に示されているよう
に、この実施例に係る舗装用ブロック1は、縦20.0
cm×横10.0cm×高さ5.0cmの直方体に成形
されており、その内部は上層部2と下層部3に分かれ、
下層部3には使用済みの廃棄されたゴルフボール(以
下、廃ゴルフボールと称する。)4が4個ずつ2列に並
べられている。この場合、上記の縦および横寸法は1平
方メートルを50個のブロック1で舗装し得る寸法とし
て設定され、また、この実施例において、上層部2と下
層部3との高さ比率は、約15:85に設定されてい
る。
例について説明する。図1の平面図、そのA−A線断面
の図2およびB−B線断面の図3に示されているよう
に、この実施例に係る舗装用ブロック1は、縦20.0
cm×横10.0cm×高さ5.0cmの直方体に成形
されており、その内部は上層部2と下層部3に分かれ、
下層部3には使用済みの廃棄されたゴルフボール(以
下、廃ゴルフボールと称する。)4が4個ずつ2列に並
べられている。この場合、上記の縦および横寸法は1平
方メートルを50個のブロック1で舗装し得る寸法とし
て設定され、また、この実施例において、上層部2と下
層部3との高さ比率は、約15:85に設定されてい
る。
【0013】上層部2は、軟弾性骨材としてEPDM
(エチレンプロピレンゴム)ゴムチップ単独またはEP
DMゴムチップとSBR(スチレンブタジエンゴム)ゴ
ムチップとを重量比で1:1の割合で混合したものに、
硬質骨材としての豆砂利を全骨材中に占める硬質骨材の
割合がほぼ30重量%となるように配合するとともに、
樹脂バインダとしてMDI系の一液硬化型ウレタン樹脂
を体積比で骨材総重量の1/10配合して攪拌、混合し
た配合剤により形成されている。なお、上記EPDMゴ
ムチップは住友ゴム社製の商品名グリップコートG0チ
ップTDB13であり、SBRゴムチップは窓枠用の住
友ゴム社製の粉末ゴム3号である。
(エチレンプロピレンゴム)ゴムチップ単独またはEP
DMゴムチップとSBR(スチレンブタジエンゴム)ゴ
ムチップとを重量比で1:1の割合で混合したものに、
硬質骨材としての豆砂利を全骨材中に占める硬質骨材の
割合がほぼ30重量%となるように配合するとともに、
樹脂バインダとしてMDI系の一液硬化型ウレタン樹脂
を体積比で骨材総重量の1/10配合して攪拌、混合し
た配合剤により形成されている。なお、上記EPDMゴ
ムチップは住友ゴム社製の商品名グリップコートG0チ
ップTDB13であり、SBRゴムチップは窓枠用の住
友ゴム社製の粉末ゴム3号である。
【0014】下層部3は、軟弾性骨材としての廃タイヤ
のゴムチップと低変形骨材(硬質骨材)としての豆砂利
とを全骨材中に占める低変形骨材の割合が30重量%以
下となるように配合するとともに、樹脂バインダーとし
て上記と同じくMDI系の一液硬化型ウレタン樹脂を体
積比で骨材総量の1/10配合して均一に攪拌した配合
剤により形成されている。
のゴムチップと低変形骨材(硬質骨材)としての豆砂利
とを全骨材中に占める低変形骨材の割合が30重量%以
下となるように配合するとともに、樹脂バインダーとし
て上記と同じくMDI系の一液硬化型ウレタン樹脂を体
積比で骨材総量の1/10配合して均一に攪拌した配合
剤により形成されている。
【0015】ここで、廃タイヤのゴムチップには、再生
されるトラック用タイヤや航空機用タイヤのトレッド部
分を剥ぎ取って3〜5mmに粉砕したものを使用した。
なお、この廃タイヤに代えて廃ゴルフボール、主として
レンジボールを3〜5mmに粉砕したものを使用するこ
ともできる。また、一液硬化型ウレタン樹脂としては、
住友ゴム社製の商品名グリップコートC−938を使用
した。
されるトラック用タイヤや航空機用タイヤのトレッド部
分を剥ぎ取って3〜5mmに粉砕したものを使用した。
なお、この廃タイヤに代えて廃ゴルフボール、主として
レンジボールを3〜5mmに粉砕したものを使用するこ
ともできる。また、一液硬化型ウレタン樹脂としては、
住友ゴム社製の商品名グリップコートC−938を使用
した。
【0016】このような組成とされた上層用と下層用の
各配合剤を、下層用の配合剤中に廃ゴルフボール4を2
列に8個並べて金型に入れ、加熱し、プレス成形して、
この舗装用ブロック1を形成した。
各配合剤を、下層用の配合剤中に廃ゴルフボール4を2
列に8個並べて金型に入れ、加熱し、プレス成形して、
この舗装用ブロック1を形成した。
【0017】この場合、ゴルフボール4の直径は42.
7〜42.8mmであり、この実施例に係る舗装用ブロ
ック1は、縦20.0cmなので縦方向に最大4個、横
10.0cmなので横方向に2個、最大8個がこのブロ
ックサイズでは限度である。したがって、この実施例の
場合、ゴルフボール4の体積の占有率は最大33%であ
る。
7〜42.8mmであり、この実施例に係る舗装用ブロ
ック1は、縦20.0cmなので縦方向に最大4個、横
10.0cmなので横方向に2個、最大8個がこのブロ
ックサイズでは限度である。したがって、この実施例の
場合、ゴルフボール4の体積の占有率は最大33%であ
る。
【0018】この舗装用ブロック1の透水率をJIS
A1281−1977により試験したところ、29ml
/min・cm2であり、また、沈み込み試験の結果
は、2.8mmの沈み量であった。この沈み込み試験
は、アムスラーに直径8mmの鋼製円柱を取り付け、5
0kgの荷重で押し付けて行ない、その沈み量は、縦方
向の中心線に沿って、中央と両端から6cmの個所の3
点の平均を取ったものである。また、衝撃吸収性を示す
G−MAXは、JIS A6519で測定して64Gで
あった。
A1281−1977により試験したところ、29ml
/min・cm2であり、また、沈み込み試験の結果
は、2.8mmの沈み量であった。この沈み込み試験
は、アムスラーに直径8mmの鋼製円柱を取り付け、5
0kgの荷重で押し付けて行ない、その沈み量は、縦方
向の中心線に沿って、中央と両端から6cmの個所の3
点の平均を取ったものである。また、衝撃吸収性を示す
G−MAXは、JIS A6519で測定して64Gで
あった。
【0019】なお、この実施例ではゴルフボール8個を
使用しているが、この他に図4に示すように1個、2
個、4個、6個の場合について、上記と同様にして舗装
用ブロックを形成し、同様の試験を行った。その結果を
表1に示す。なお、ゴルフボールを使用しないものを比
較例とした。
使用しているが、この他に図4に示すように1個、2
個、4個、6個の場合について、上記と同様にして舗装
用ブロックを形成し、同様の試験を行った。その結果を
表1に示す。なお、ゴルフボールを使用しないものを比
較例とした。
【0020】
【表1】 この表における各諸元を説明すると、上層、下層ともに
バインダーは、住友ゴム社製の商品名グリップコートC
−938、骨材としては、軟質骨材にEPDMゴムチッ
プを使用し、硬質骨材に豆砂利を使用している。EPD
Mゴムチップは住友ゴム社製の商品名グリップコートG
0チップTDB13、豆砂利は住友ゴム社製の豆砂利、
ゴルフボールは、レンジボールR−205(350ディ
ンプル)の使用済品で所謂廃ゴルフボール、廃タイヤゴ
ムチップは、住友ゴム社製のトラックタイヤ使用済品の
トレッド部の粉砕品(粒径1〜5mm)である。なお、
上層部にEPDMゴムチップを使用しているのは、耐候
性を良好とするためであり、骨材間の空隙率は透水性を
考慮して、この上記実施例では全て30%に設定されて
いるが、15〜50%の範囲であればよい。
バインダーは、住友ゴム社製の商品名グリップコートC
−938、骨材としては、軟質骨材にEPDMゴムチッ
プを使用し、硬質骨材に豆砂利を使用している。EPD
Mゴムチップは住友ゴム社製の商品名グリップコートG
0チップTDB13、豆砂利は住友ゴム社製の豆砂利、
ゴルフボールは、レンジボールR−205(350ディ
ンプル)の使用済品で所謂廃ゴルフボール、廃タイヤゴ
ムチップは、住友ゴム社製のトラックタイヤ使用済品の
トレッド部の粉砕品(粒径1〜5mm)である。なお、
上層部にEPDMゴムチップを使用しているのは、耐候
性を良好とするためであり、骨材間の空隙率は透水性を
考慮して、この上記実施例では全て30%に設定されて
いるが、15〜50%の範囲であればよい。
【0021】この表から、廃ゴルフボール4を含んだ実
施例(a)〜(e)は、比較例に比べてG−MAXが同
等か若干悪化しているものの、沈み込みが大幅に改善さ
れていることが分かる。また、いずれの実施例も透水性
が比較例よりも若干低下しているものの、一般に透水性
は10〜15ml/min・cm2あればよいとされて
いることを考慮すると、十分に高透水性を有していると
言える。
施例(a)〜(e)は、比較例に比べてG−MAXが同
等か若干悪化しているものの、沈み込みが大幅に改善さ
れていることが分かる。また、いずれの実施例も透水性
が比較例よりも若干低下しているものの、一般に透水性
は10〜15ml/min・cm2あればよいとされて
いることを考慮すると、十分に高透水性を有していると
言える。
【0022】なお、軟質骨材として、上記実施例ではE
PDMゴムチップやスチレンブタジエンゴムチップを使
用しているが、この他に、繊維チップ、皮革チップ(合
成皮革チップを含む)、ゴムチップ(ウレタンゴムを含
む)、ウレタンチップもしくはアスファルトの単体また
はそれらの混合物などが使用できる。また、硬質骨材と
しては、上記の豆砂利の他に、砂利、粉砕コンクリー
ト、焼成煉瓦粉砕物、陶磁器の粉砕物、粉砕強化プラス
チック(FRP,FRTP)、粉砕ガラス、シラスもし
くは粉砕高分子化合物の単体またはそれらの混合物など
も使用できる。
PDMゴムチップやスチレンブタジエンゴムチップを使
用しているが、この他に、繊維チップ、皮革チップ(合
成皮革チップを含む)、ゴムチップ(ウレタンゴムを含
む)、ウレタンチップもしくはアスファルトの単体また
はそれらの混合物などが使用できる。また、硬質骨材と
しては、上記の豆砂利の他に、砂利、粉砕コンクリー
ト、焼成煉瓦粉砕物、陶磁器の粉砕物、粉砕強化プラス
チック(FRP,FRTP)、粉砕ガラス、シラスもし
くは粉砕高分子化合物の単体またはそれらの混合物など
も使用できる。
【0023】なお、上記実施例では、使用済みゴルフボ
ール、すなわち廃ゴルフボールを使用しているが、廃ゴ
ルフボールとは、打放し練習場で使用済となったレンジ
ボールやゴルフ場で発生するロストボールを指してい
る。この廃ゴルフボールとしては、品質の安定性の見地
から糸巻きボールよりも1ピース、2ピースなどのソリ
ッドボールの方が好ましい。また、2ピースボールを用
いる場合には、カバーを除去し、コアのみを用いること
もできる。
ール、すなわち廃ゴルフボールを使用しているが、廃ゴ
ルフボールとは、打放し練習場で使用済となったレンジ
ボールやゴルフ場で発生するロストボールを指してい
る。この廃ゴルフボールとしては、品質の安定性の見地
から糸巻きボールよりも1ピース、2ピースなどのソリ
ッドボールの方が好ましい。また、2ピースボールを用
いる場合には、カバーを除去し、コアのみを用いること
もできる。
【0024】当然、廃ゴルフボールではなく、新しいゴ
ルフボールでもよいことは勿論であるが、廃ゴルフボー
ルの廃棄処理の問題を考慮すると、ゴルフボールを廃物
利用し、廃棄物を出さないという点で環境問題に対処で
きる。
ルフボールでもよいことは勿論であるが、廃ゴルフボー
ルの廃棄処理の問題を考慮すると、ゴルフボールを廃物
利用し、廃棄物を出さないという点で環境問題に対処で
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形体内にゴルフボールを包含させてブロックを形成し
たので、基本的に骨材の1つとなるゴルフボールの圧縮
時の特性によって舗装ブロックの弾性力をコントロール
することが可能になり、これによって沈み込みの少ない
適度な弾性を有し、歩行時に疲労感が生じない歩きやす
い舗装用ブロックを形成することができる。
成形体内にゴルフボールを包含させてブロックを形成し
たので、基本的に骨材の1つとなるゴルフボールの圧縮
時の特性によって舗装ブロックの弾性力をコントロール
することが可能になり、これによって沈み込みの少ない
適度な弾性を有し、歩行時に疲労感が生じない歩きやす
い舗装用ブロックを形成することができる。
【0026】また、上層部および下層部の構成材料を選
択することによって、良好な透水性と衝撃吸収性を得る
ことができ、滑りにくく安全な舗装面を形成することが
可能になる。さらに、ゴルフボールとして使用済みのも
のを使用すれば、資源の再利用となり環境破壊防止の一
助ともなる。
択することによって、良好な透水性と衝撃吸収性を得る
ことができ、滑りにくく安全な舗装面を形成することが
可能になる。さらに、ゴルフボールとして使用済みのも
のを使用すれば、資源の再利用となり環境破壊防止の一
助ともなる。
【図1】本発明の一実施例に係る舗装用ブロックの平面
図。
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】表1と対応させた実施例に係る舗装用ブロック
のゴルフボールの配置を示す説明図。
のゴルフボールの配置を示す説明図。
1 ブロック 2 上層部 3 下層部 4 ゴルフボール
Claims (3)
- 【請求項1】 下地上に敷設され、舗装面を形成する舗
装用ブロックにおいて、成形体の内部に使用済みの廃ゴ
ルフボールを含み、所定の形状に形成されていることを
特徴とする舗装用ブロック。 - 【請求項2】 上記成形体が上層部と下層部とからな
り、上記上層部は樹脂バインダと骨材からなり、上記下
層部は樹脂バインダと廃ゴルフボールと骨材とから形成
されていることを特徴とする請求項1に記載の舗装用ブ
ロック。 - 【請求項3】 上記上層部の骨材は、軟弾性骨材と同軟
弾性骨材よりも変形しにくい硬質骨材とを含み、同硬質
骨材の含有率は30重量%以下であることを特徴とする
請求項2に記載の舗装用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14254294A JP2797174B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 舗装用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14254294A JP2797174B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 舗装用ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324301A JPH07324301A (ja) | 1995-12-12 |
JP2797174B2 true JP2797174B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15317779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14254294A Expired - Lifetime JP2797174B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 舗装用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2797174B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002021011A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The | 弾性舗装構造体 |
CN105386380A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-03-09 | 内江市恒世达建材有限公司 | 具有透水性的高品天砂路平石及其制备方法 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP14254294A patent/JP2797174B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07324301A (ja) | 1995-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980508 |