JPH09209303A - 舗装ブロック - Google Patents

舗装ブロック

Info

Publication number
JPH09209303A
JPH09209303A JP4026596A JP4026596A JPH09209303A JP H09209303 A JPH09209303 A JP H09209303A JP 4026596 A JP4026596 A JP 4026596A JP 4026596 A JP4026596 A JP 4026596A JP H09209303 A JPH09209303 A JP H09209303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
chip material
block
rubber chip
rubber plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4026596A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tanaka
稔 田中
Yutaka Nagasawa
豊 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKKAIDO GOMME KOGYOSHO KK
HOKKAIDO SUPURITSUTON KOGYO KK
Original Assignee
HOKKAIDO GOMME KOGYOSHO KK
HOKKAIDO SUPURITSUTON KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKKAIDO GOMME KOGYOSHO KK, HOKKAIDO SUPURITSUTON KOGYO KK filed Critical HOKKAIDO GOMME KOGYOSHO KK
Priority to JP4026596A priority Critical patent/JPH09209303A/ja
Publication of JPH09209303A publication Critical patent/JPH09209303A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として製品としての耐久性に優れ、また、
雪が付着しづらく、更には、除雪車等を用いて積極的な
除雪作業を行ったとしても容易には剥離しない舗装ブロ
ックを提供する。 【解決手段】 耐候性及び耐摩耗性を有する天然ゴムと
合成ゴムとの配合による加硫ゴムからなるゴム板であっ
て、5mm程度の厚さを有する表層1と、使用済みの自
動車タイヤなどを一定の粒度に粉砕し、得られたゴムチ
ップを接着剤で固めることによって製造したゴムチップ
層であって、55mm程度の厚さを有する基層2とから
舗装ブロックAを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歩行者が通行する路
面に敷設するための舗装ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、使用済みの自動車タイヤなどを
一定の粒度に粉砕し、得られたゴムチップを接着剤で固
めて薄手のゴムチップ板となし、これをコンクリートや
アスファルト路盤、或はコンクリートブロックに接着剤
で接着することは従来から行われている。そして、上記
のように歩行者が通行する路面部分をゴムチップ材料で
構成するとコンクリートによる路面に比して歩行者の歩
行感は和らげられ、また、歩行に際してのグリップ性が
向上して歩きやすくなるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ゴムチップ材料が路面部分に露出していると、長期間の
使用によって紫外線等の影響を受けて劣化し、チップの
粒が脱離等して穴があく等、耐久性の面で問題がある。
また、前記従来技術は異種材料であるコンクリート路盤
やコンクリートブロックとゴムチップ材料を接着剤で接
着したものであることから接着強度が低く、表層をなす
ゴムチップ材料がコンクリート路盤やコンクリートブロ
ックから剥離しやすくなるという問題もある。そして、
上記剥離の問題は、積雪量が多く、除雪車によって積極
的に路面上の除雪作業が行われる地方において顕著に表
れる。さらに、例えば前記積雪量の多い地方で使用した
場合には表層を構成するゴムチップ材料の微細な空隙に
雪がはまり込んで凍結し、かえって滑りやすくなってし
まう場合もある。
【0004】そこで、本発明は、上記課題を解決し、主
として製品としての耐久性に優れ、また、雪が付着しづ
らく、更には、除雪車等を用いて積極的な除雪作業を行
ったたとしても容易には剥離しない舗装ブロックを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載の舗装ブ
ロックは、ゴムチップ材料からなる基層と、ゴム板から
なる表層とを備えることを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の舗装ブロックは、
前記構成に加え、該ブロックを路盤安定処理を必要とし
ない厚さに成形したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図1及び図2は本発明に係る舗
装ブロックの一例を示すものであり、この舗装ブロック
Aは概略において197mm程度の縦及び横寸法を有
し、厚さが60mm程度の直方体である。そして、上記
した60mm程度の厚さは、例えば先に説明したコンク
リート路盤やコンクリートブロックと薄手のゴムチップ
板との和にほぼ等しい。したがって、この舗装ブロック
Aによれば、その施工に際して路盤安定処理は不要であ
り、例えばサンドクッション工法を用いて基盤上に順々
に施工することが可能になる。
【0008】さて、前記舗装ブロックAは、耐候性及び
耐摩耗性を有する天然ゴムと合成ゴムとの配合による加
硫ゴムからなるゴム板であって、5mm程度の厚さを有
する表層1と、使用済みの自動車タイヤなどを一定の粒
度に粉砕し、得られたゴムチップを接着剤で固めること
によって製造したゴムチップ層であって、55mm程度
の厚さを有する基層2とから構成される。
【0009】上記舗装ブロックAにおいて、歩行者が通
行する路面に対応する表層1の表面には、滑り止め用の
突起3が複数個形成されている。また、前記舗装ブロッ
クAの各周面には、これを歩道として縦横に施工した際
に隣接する舗装ブロックとの間に目地を形成するための
突条4が高さ方向に形成されている。
【0010】ところで、上記舗装ブロックAは、予め所
望の厚さに成型しておいた加硫済のゴム板とゴムチップ
ブロック体とを周知の方法で接着することによって得る
ことができ、そのような態様であっても同種材料を結合
させたものであることから容易に剥離するおそれはない
が、より具体的には以下に示す2種類の製造方法により
得ることができる。
【0011】その製造方法の1は、ゴムチップ材料によ
る基層と、ゴム板による表層とを同時に成型するもので
あり、この場合においては、先ず、表層の表面(路面)
に施すべき滑り止め用の突起に対応する凹凸模様が形成
された金型内に剥離剤を塗布しておき、ここに、例えば
カレンダーロールにより一定の厚さに作成され、所望の
厚さに裁断された未加硫のゴム板を載置する。
【0012】次いで、未加硫のゴム板の上に、熱硬化性
を有するバインダーを充分に混合したゴムチップ材料を
充填する。なお、上記ゴムチップ材料とバインダーと
は、例えば重量比においてゴムチップ材料10に対して
バインダー1の割合に設定し、予めゴムチップ材料の表
面にバインダーが十分に絡まるまで混合しておくもので
ある。
【0013】次いで、上記充填作業が完了したら、プレ
ス機を用いて加圧・加熱し、未加硫ゴム板を加硫し、同
時にゴムチップ材料のバインダーを熱硬化させて成型
し、表面に滑り止め用の突起が形成された表層の加硫ゴ
ム板と基層のゴムチップ材料とが一体化した舗装用ブロ
ックを得る。なお、プレス条件としては、例えば、温度
120〜150℃、圧力10〜20kg/平方cm、時
間30分程度に設定する。勿論、上記諸条件は絶対的な
ものではなく、製品厚さ等に基づいて任意に決定される
ものであることはいうまでもない。
【0014】そして、最終的な製品が成型されたら脱型
し、必要に応じてバリ処理等の仕上作業を行うものであ
る。
【0015】なお、上記方法により舗装ブロックAを製
造する場合には、プレス機による加圧及び加熱がゴムチ
ップ材料の下側に位置している未加硫のゴム板にまで十
分に、且つ、均一に加わるようにすること、及び、ゴム
チップ材料を、例えば0.95〜1.2g/立方cm程
度の高密度に成型することが必要である。そして、例え
ば舗装ブロックAが先に説明したような60mm程度の
厚さを有していて、被プレス面から平面的にプレスする
だけではゴムチップ材料や未加硫ゴム板の全体を所望の
温度で均一に加熱することが困難な場合には、プレス機
のプレス部に所望の突起を幾つか設けておき、その加圧
・加熱に際し、金型内に充填されたゴムチップ材料の被
プレス面(舗装ブロックの裏面側に相当)から前記突起
を突入させ、材料の内部から均一に加熱することが望ま
しい。
【0016】次に、その製造方法の2は、予めゴムチッ
プ材料によるブロック体(基層部分)を成型しておくも
のである。すなわち、表層の表面(路面)に施すべき滑
り止め用の突起に対応する凹凸模様が形成された金型の
中に未加硫のゴム板を載置し、その上に所望の厚さを有
するゴムチップ材料のブロック体を載置し、その後、プ
レス機により加圧・加熱し、最終的に脱型するものであ
る。そして、この製造方法による場合には、プレス機に
より加圧・加熱に際し、先の方法のようにゴムチップ材
料の密度を考慮する必要がなく、未加硫ゴム板が加硫す
る条件で加圧・過熱すれば足りるという利点がある。
【0017】以上、一つの形態例に基づいて本発明を説
明したが、本発明が、その要旨を変更しない限りにおい
て如何様にも変形して実施することが可能であることは
いう迄もない。
【0018】例えば、歩行者の目に触れる表層を構成す
るゴム板については、ゴム自体に様々な色彩を練り込む
ことができる天然ゴム、合成ゴム、又は両者をブレンド
したものが使用可能であり、該表層にカラフルな色彩を
付することにより景観性にも優れた製品を提供すること
ができる。また、丘陵やゴルフ場等、起伏のある場所に
用いる場合には、前記ゴム板にセラミック、金属、プラ
スチック等の材料による滑り止め片を混入し、表面に僅
かに露出するようにしておくことで歩行者に対するグリ
ップ性を更に向上させることもできる。さらに、コンク
リートやアスファルトによる路盤安定処理が不要になる
製品の厚さは気象条件や施工条件に従って定められるも
のであり、先に説明した60mm程度の厚さは絶対的な
ものではない。
【0019】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ゴムチ
ップ材料が路面に露出しないので、従来のように路面に
露出したゴムチップ材料が紫外線の影響等によって劣化
したり、チップの粒が脱離等することがない。しかも、
基層と表層が何れもゴム性材料であることから馴染がよ
くて剥離しづらく、除雪車による除雪作業等にも耐えう
る耐久性に優れた製品を提供することができる。また、
表層がゴム板であって、従来のゴムチップブロック等の
ごとき微細な空隙が存在しないことから降雪は路面上に
付着しづらく、又、仮に付着したとしてもゴムチップブ
ロック等の場合に比して結着度合いは低くて歩行者が通
行する際の圧力で容易に剥離するので、滑り止め性能に
おいても優れた製品を提供することができる。さらに、
基層を構成するゴムチップ材料については使用済みのタ
イヤ等をリサイクルすることができることから、機能的
に優れるのみならず、経済的にも優れた製品を提供する
ことができる。
【0020】また、請求項2の発明によれば、先に説明
した効果に加え、すべてがゴム性材料で成形された舗装
ブロック自体が所望の厚さを有していることから、周知
のインターロッキングブロックと同様のサンドクッショ
ン工法での施工が可能になる。したがって、コンクリー
トやアスファルトによる路盤安定処理が不要になり、し
かも、該舗装ブロックを縦横に敷設した場合にはブロッ
ク同士がかみ合い、凭れ合うので、仮に基盤に接着しな
かったとしても容易に離脱することがない製品を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】舗装ブロックの斜視図である。
【図2】図1の舗装ブロックの断面図である。
【符号の説明】
1 表層 2 基層 3 突起 4 突条 A 舗装ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムチップ材料からなる基層と、ゴム板
    からなる表層とを備えることを特徴とする舗装ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】 路盤安定処理を必要としない厚さに成形
    したことを特徴とする請求項1に記載の舗装ブロック。
JP4026596A 1996-02-05 1996-02-05 舗装ブロック Pending JPH09209303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4026596A JPH09209303A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 舗装ブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4026596A JPH09209303A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 舗装ブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09209303A true JPH09209303A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12575830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4026596A Pending JPH09209303A (ja) 1996-02-05 1996-02-05 舗装ブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09209303A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383842B1 (ko) * 1999-12-29 2003-05-14 홍종균 폐타이어의 고무 분말을 이용한 재생 블럭 및 이의 제조방법
KR100392885B1 (ko) * 2000-09-01 2003-07-28 김인중 폐타이어를 이용한 투수용 블럭
US6638740B1 (en) 1995-05-25 2003-10-28 Delta Biotechnology Ltd. Process of high purity albumin production
KR100434574B1 (ko) * 2001-11-16 2004-06-05 김진국 폐플라스틱 재이용 이중 보도 블록
CN104452524A (zh) * 2014-10-22 2015-03-25 浙江理工大学 防溅透水地砖

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7601515B2 (en) 1994-06-27 2009-10-13 Novozymes Biopharma Uk Limited Process of high purity albumin production
US6638740B1 (en) 1995-05-25 2003-10-28 Delta Biotechnology Ltd. Process of high purity albumin production
KR100383842B1 (ko) * 1999-12-29 2003-05-14 홍종균 폐타이어의 고무 분말을 이용한 재생 블럭 및 이의 제조방법
KR100392885B1 (ko) * 2000-09-01 2003-07-28 김인중 폐타이어를 이용한 투수용 블럭
KR100434574B1 (ko) * 2001-11-16 2004-06-05 김진국 폐플라스틱 재이용 이중 보도 블록
CN104452524A (zh) * 2014-10-22 2015-03-25 浙江理工大学 防溅透水地砖

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020119291A1 (en) Protective flooring
JPH09209303A (ja) 舗装ブロック
JP3605139B2 (ja) 透水性複合舗設材およびその製法
JPH06313301A (ja) 弾性舗装ブロック及びその製造方法
JP3230529B2 (ja) 透水性コンクリートブロックおよびその製造方法
JP3672984B2 (ja) 弾性を有するコンクリートブロックおよびその製造方法
JPH05141075A (ja) 床タイル
WO2012046014A1 (en) Porous layer for a golf bunker
JP2000034702A (ja) 舗装ブロック
JP3706308B2 (ja) すべり抵抗改善弾性舗装材
JP2000136503A (ja) ゴムチップ複合部材及び該ゴムチップ複合部材を用いた舗装部材及び造園部材
JP2968452B2 (ja) 舗装板およびその製造方法
CN216891831U (zh) 一种弹性薄层自破冰路面结构
JPH10280308A (ja) すべり止め舗装体
JP3070710U (ja) U型側溝用蓋
JP2008000520A (ja) 氷結路面用耐滑材及びそれを用いた履物底
JPH07112425A (ja) 透水性ブロック及びその製造方法
JP3486222B2 (ja) 舗装用ブロックの製造方法
JP2614814B2 (ja) 表面化粧コンクリートブロツク
JPH0827712A (ja) 弾性舗装方法及び弾性表面層の製法
JPH0516310A (ja) 敷材の製造方法及び敷材
JPH07158004A (ja) 弾性路面舗装材及びその製造方法
JP2002220809A (ja) 防滑性舗装ブロック
JPH10315258A (ja) 床用複合材とその製造方法。
JP2000144609A (ja) 透水性及び排水性を有するゴムチップ路盤材とその製造方法。

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050830