JP3070710U - U型側溝用蓋 - Google Patents

U型側溝用蓋

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JP3070710U JP2000000452U JP2000000452U JP3070710U JP 3070710 U JP3070710 U JP 3070710U JP 2000000452 U JP2000000452 U JP 2000000452U JP 2000000452 U JP2000000452 U JP 2000000452U JP 3070710 U JP3070710 U JP 3070710U
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茂 星
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有限会社振興
株式会社東海白砂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音の発生を防止することができるU型側溝
用の蓋、歩行者等が滑りにくいU型側溝用の蓋および運
搬や設置作業が容易であるU型側溝用の蓋を提供するこ
と。 【解決手段】 U型側溝上に載置されこれを覆うために
用いられる蓋(12)は、表面(24)および裏面(2
6)を有する本体(20)と、本体の裏面に設けられ、
U型側溝に当接可能である1または複数のクッション層
(22)とを備える。蓋は、さらに、本体の表面を覆
う、互いに空隙をおいて接着された多数のゴムチップ
(36)からなる層(38)および本体を貫通しその表
裏面に開放する複数の孔(40)を有する。本体はレジ
ンコンクリート製のものとすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、U型のコンクリート側溝(U型側溝)に適用される蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
路面上の雨水についての集水および排水のために路側や歩車道の境界にU型側 溝が設置されることがあり、U型側溝は、通常、これと同様に鉄筋コンクリート で形成された板状の蓋で覆われている。
【0003】 蓋は、U型側溝上に載置される。しかし、製造誤差等により生じるU型側溝に 対する蓋のがたつきのため、歩行者や自動車が蓋の上を通過するときに蓋がU型 側溝に当たり騒音を発するという問題がある。また、雨で濡れたコンクリート製 の蓋の表面は滑りやすく、このために転倒の危険がある。さらに、従来の蓋は比 較的大きい重量を有し、その運搬や設置作業に多大の労力を要していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、騒音の発生を防止することができるU型側溝用の蓋を提供す ることにある。また、本考案の他の目的は、歩行者等が滑りにくいU型側溝用の 蓋を提供することにある。さらに、本考案の目的は、運搬や設置作業が容易であ るU型側溝用の蓋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はU型側溝上に載置されこれを覆うために用いられる蓋に関し、蓋は、 表面および裏面を有する本体と、該本体の裏面に設けられ、前記U型側溝に当接 可能である1または複数のクッション部とを含む。
【0006】 蓋は、さらに、本体の表面に設けられ該表面を覆う、互いに空隙をおいて接着 された多数のゴムチップからなる層を含みうる。本体は、これを貫通しその表裏 面に開放する複数の孔を有するものとすることができる。本体はレジンコンクリ ート製のものとすることができる。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、蓋が、その本体の裏面に、U型側溝に対して当接可能である クッション部を有することから、蓋をU型側溝上に載置したときに該U型側溝に 接する前記クッション部が弾性変形し、U型側溝に対する蓋のがたつきの発生を 抑え、また、前記クッション部によって蓋の本体とU型側溝との直接の接触を回 避することができる。これにより、歩行者や自動車がU型側溝を覆う蓋の上を通 過するときの騒音の発生を防止することができる。
【0008】 また、本考案によれば、蓋の本体の表面に設けられこれを覆うゴムチップの層 は、コンクリート面と比べて大きい滑り抵抗を有し、また、透水性を有すること から、特に雨天時におけるスリップ等による転倒事故の低減を図ることができる 。蓋の本体にその表裏両面に開放する複数の孔を設けるときは、該孔を通して蓋 の表面上の雨水をU型側溝の内部に導くことができ、これにより、蓋の表面上へ の雨水の滞留を防止することができる。
【0009】 さらに、本考案によれば、本体をレジンコンクリートで形成することにより、 これをセメントコンクリートで形成する場合より蓋の重量を軽減することができ 、これにより、蓋の運搬および設置作業を容易にすることができる。また、レジ ンコンクリート製の本体は、これに加えられる骨材の種類または量を任意に設定 することができ、これにより、その重量調整を容易に行うことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1および図2を参照すると、路側や歩車道の境界に設置されるU型のコンク リート側溝であるU型側溝(ただし、その一部のみを示す。)10が本考案の蓋 (ただし、その一部を示す。)12で覆われている。
【0011】 U型側溝10は、互いに接続されたプレキャストコンクリート製の複数のピー ス、または、現場打ちコンクリートの成形体からなる。
【0012】 上方に向けて開放するU型側溝10は互いに平行に伸びる一対の上端面(ただ し、その一方のみを示す。)14を有し、蓋12は両上端面14上に載置されて いる。
【0013】 図示の例では、各上端面14が段差のある上下2つの部分16,18からなり 、下段部分18が蓋12を支持し、また、上段部分16が蓋12の表面と同じ平 面上に位置する。各上端面14は、このような段差を有しない一の平坦面(図示 せず)からなるものであってもよい。この場合、蓋12は、前記一の平坦面上に 載置される。
【0014】 蓋12は全体に板状を呈する本体20と、一対のクッション部22とを有する 。
【0015】 本体20は全体に矩形の平面形状を有し、表面24と、該表面に相対する裏面 26とを有する。
【0016】 図示の本体16は、厚さ寸法が大きい、互いに平行な両側部(ただし、これら の一方のみを示す。)28を有する。前記本体は、図示の例に代えて、一様な厚 さ寸法を有するものであってもよい。
【0017】 両クッション部22は、本体の裏面26において、両側部28にそれぞれ固着 され、側部28の伸長方向へ伸びている。
【0018】 本体16は、例えばセメントコンクリートの成形物や図示のようなレジンコン クリートの成形物からなるものとすることができる。後者のレジンコンクリート の成形物からなるものとするときは、前者のセメントコンクリート製のものと比 べ重量が小さいため、蓋12の運搬、設置作業をより容易に行うことが可能であ る。
【0019】 レジンコンクリート製の本体20は、熱可塑性樹脂からなるバインダ30と、 骨材32と、熱硬化性樹脂製のチップ34とからなる。骨材32は本体20に機 械的強度を与え、熱硬化性樹脂製のチップ34は、本体20の成形時におけるバ インダ30の熱収縮を抑え、また、本体20の機械的強度の増大に寄与する。
【0020】 本体20は、バインダ30とするための熱可塑性樹脂製の廃棄物の破砕片と、 骨材32とするための砕石やガラス片、スラグ等と、熱硬化性樹脂製のチップ3 4とするための繊維強化熱硬化性樹脂製の廃棄物の破砕片との混合物を金型(図 示せず)に入れ、これらに熱圧を付与し、これにより、前記熱可塑性樹脂製の廃 棄物の破砕片を熱溶融し、その後、これを冷却、脱型することにより得ることが できる。これによれば、各種廃材の有効利用、活用を図ることができる。
【0021】 バインダ30用の前記破砕片と、骨材32用の前記砕石等と、チップ34用の 前記破砕片の混合割合は、蓋12に求められる機械的強度を考慮して定めること ができる。これらの前記混合比(重量比)を、例えば、バインダ:骨材:チップ =9:6:3とするときは、本体20の比重を約1.2(セメントコンクリート の約1/3)に設定し、かつ、その機械的強度(曲げ強度)をセメントコンクリ ート製のものの約3倍に設定することができる。
【0022】 本体の裏面26に設けられた各クッション部22は、U型側溝10の各上端面 における下段部分18の幅寸法(図1において左右方向)と同じ幅寸法を有する 層からなる。クッション部22は、これを、本体の各側部28の底面を覆う層と する図示の例に代えて、本体の裏面26の全部を覆う1つの層とすることができ る。あるいは、各クッション部22を、連続した層とする図示の例に代えて、不 連続に散在する複数の点状または線状の領域からなるものとすることができる。
【0023】 U型側溝の下段部分18上に本体20を支持する層状のクッション部22は、 本体20の重みのために下段部分18との当接箇所において弾性変形し、下段部 分18に対する本体20のがたつき、すなわちU型側溝10に対する蓋12のが たつきと、このがたつきを前提とする騒音の発生とを回避する作用をなす。
【0024】 クッション部22は、ゴム板や軟質の合成樹脂板、あるいは、図示の例のよう に、互いに空隙を置いて接着された多数のゴムチップ36からなるものとするこ とができる(ただし、図1においては、図の簡略化のため、ゴムチップ36が散 在するように描かれている。)。前記ゴム板、合成樹脂板、多数のゴムチップ3 6からなるものは、例えば接着剤を用いて本体20に固着することができる。
【0025】 前記互いに空隙を置いて接着された多数のゴムチップ36からなるクッション 部22は、例えば前記ゴムチップと、これらのゴムチップの周面を薄くコーティ ングするに足りる量の不飽和ポリエステル樹脂液やエポキシ樹脂液のような熱硬 化性樹脂液との混合物(例えば、10重量部のゴムチップ:1重量部の熱硬化性 樹脂液)を適当な金型(図示せず)に入れ、これに熱圧を付与し、その後脱型す ることにより形成することができる。
【0026】 また、図示の例では、本体の表面24が、その全面に固着された、前記互いに 空隙を置いて接着された多数のゴムチップ36からなる層38で覆われている。
【0027】 層38は蓋12の表面を規定し、歩行者等のための歩行面を提供する。層38 は、その個々のゴムチップ36が歩行者等に対する大きい滑り抵抗を提供し、こ れが雨天時におけるスリップおよびこれに伴う転倒防止に役立つ。
【0028】 また、層38は透水性を有するため、層38上に降り注ぐ雨水は該層中に貯る ことなく本体の表面24に沿って流れ、また、後記孔40を経てU型側溝10中 に流れる。これにより、雨水の滞留に伴う歩行者のスリップや転倒を軽減するこ とができる。なお、クッション部22および層38のいずれについても、前記し た例に代えて、前記ゴムチップと前記熱硬化性樹脂液との混合物に過大な圧力を 加えて前記ゴムチップを弾性変形させ、これにより、前記ゴムチップ相互間に空 隙が存在しない状態とし、この状態を維持する間に加熱すれば、前記ゴムチップ 相互間に空隙の存しないものとすることができる。
【0029】 層38は、クッション部22と同様、接着剤を用いて、本体の表面24に固着 することができるが、本体20をレジンコンクリートで成形するときは、これと 一体に同時に成形することができる。
【0030】 すなわち、蓋12の成形用金型を準備し、この中に、クッション部22の成形 材料である多数のゴムチップ36および前記熱硬化性樹脂液との混合物を入れて 均し、ついで、この上に、本体20の成形材料である前記混合物を入れて均し、 最後に、層38の成形材料である多数のゴムチップ36および前記熱硬化性樹脂 液との混合物を入れて均し、その後、これらの成形材料に熱圧を加えることによ り、本体20の成形材料中の熱可塑性樹脂を熱溶融させかつクッション部22お よび層38の成形材料中の熱硬化性樹脂液を硬化させた後、冷却し、脱型するこ とによる。前記熱可塑性樹脂と前記熱硬化製樹脂とは、成形の間、これらの境界 において互いに混じり合い、両者はこれらの硬化に伴って強固に結合する。
【0031】 また、蓋の本体20にこれを貫通しかつその表裏両面24,26に開放する複 数の孔40を設けることが望ましい。孔40を通して、雨水を本体20の表面2 4からU型側溝10内に導くことができる。
【0032】 本体20を覆う層38は、前記したように、透水性を有するため、孔40は本 体20にのみ設ければ足りるが、図示の例のように、さらに層38をも貫通し該 層の表面に開放するものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】U型側溝およびその蓋の部分縦断面図である。
【図2】U型側溝およびその蓋の部分平面図である。
【符号の説明】
10 U型側溝 12 蓋 14,16,18 U型側溝の上端面、その上段部分お
よびその下段部分 20,22 蓋の本体およびクッション部 24,26 蓋の表面および裏面 36 ゴムチップ 38 本体の表面上の層 40 孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月2日(2000.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U型側溝上に載置されこれを覆うために
    用いられる蓋であって、表面および裏面を有する本体
    と、前記本体の裏面に設けられ、前記U型側溝に当接可
    能である1または複数のクッション部とを含む、U型側
    溝用の蓋。
  2. 【請求項2】 さらに、前記本体の表面に設けられ該表
    面を覆う、互いに空隙をおいて接着された多数のゴムチ
    ップの層を含む、請求項1に記載の蓋。
  3. 【請求項3】 さらに、前記本体を貫通し、その表裏両
    面に開放する複数の孔を含む、請求項1または2に記載
    の蓋。
  4. 【請求項4】 前記本体はレジンコンクリートからな
    る、請求項1ないし4のいずれかに記載の蓋。
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