JP3020278U - 舗装板 - Google Patents

舗装板

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JP3020278U
JP3020278U JP1995007146U JP714695U JP3020278U JP 3020278 U JP3020278 U JP 3020278U JP 1995007146 U JP1995007146 U JP 1995007146U JP 714695 U JP714695 U JP 714695U JP 3020278 U JP3020278 U JP 3020278U
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plate
pavement
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JP1995007146U
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Inventor
茂 星
Original Assignee
株式会社研屋
エスビック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目詰まりを生じさせない舗装板を提供するこ
と。 【構成】 舗装板は、多数の扁平な小片(18)が互い
に部分的に重ね合わされかつ空隙(20)をおいて互い
に結合され、また、多数の弾性粒状物(28)が小片間
に配置されかつ小片に結合されてなる板状体(30)、
または、この板状体と、多数の粒状物(24)が空隙を
おいて互いに結合されてなる第2の板状体(26)との
層状体からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歩道、公園、遊歩道、サイクリングロード、ジョギングロード等の 舗装に用いられる板状またはブロック状の舗装板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、舗装板として、ゴムチップのような多数の弾性粒状物が空隙をおいて互 いに結合されてなる第1の板状体と、砕石のような多数の剛性粒状物が空隙をお いて互いに結合されてなる第2の板状体とを相互に接合してなるものが提案され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の舗装板による舗装は、多数の舗装板を弾性粒状物からなる第1の板 状体および剛性粒状物からなる第2の板状体がそれぞれ上下に位置しかつこれら の側部が互いに接するように敷き並べることにより形成される。前記剛性粒状物 からなる第2の板状体は舗装板の重しの作用をなし、また、前記弾性粒状物から なる第1の板状体はクッション性のある舗装面を規定する。
【0004】 前記従来の舗装板は、前記第1の板状体の弾性粒状物相互間の空隙および前記 第2の板状体の剛性粒状物相互間の空隙を経ての例えば雨水のような水の通過を 許す。舗装板が有するこの通水性または排水性により、歩行、走行等の妨げにな り、あるいは、横転等の原因となる舗装面上への水たまりの発生が防止される。
【0005】 ところで、前記第1の板状体の空隙に流れ込む水は舗装面上の泥、砂、埃等を 含む。泥、砂、埃等を含む水は、舗装板の多数の空隙を順次に下方へ向けて流れ 、この間に、前記泥、砂、埃等が個々の弾性粒状物に付着する。このため、時間 の経過とともに、前記泥、砂、埃等によって個々の空隙が塞がれ、舗装板に目詰 まりを生じ、舗装の排水性能を低下させるという問題があった。
【0006】 本考案の目的は、目詰まりを生じさせない舗装板を提供することにある。 また、本考案の他の目的は、前記従来の舗装板による舗装における問題を解消 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る舗装板は、多数の扁平な小片が互いに部分的に重ね合わされかつ 空隙をおいて互いに結合され、また、多数の弾性粒状物が前記多数の扁平な小片 間に配置されかつ前記小片に結合されてなる板状体を含む。また、本考案の他の 舗装板は、前記板状体(第1の板状体)と、該第1の板状体に接合された、多数 の粒状物が空隙をおいて互いに結合されてなる第2の板状体とを含む。前記扁平 な小片として、木質チップであってその表面からその内部に至る薄い層状の領域 に熱硬化性樹脂が含浸された木質チップを用いることができる。
【0008】
【考案の作用および効果】
本考案によれば、舗装板が路盤上に敷き詰められて舗装が形成されるとき、前 記舗装板の一部を構成する前記多数の小片が舗装面を規定する。前記小片相互間 の空隙、あるいは、さらに、前記第2の板状体の粒状物相互間の空隙が雨水のよ うな水の通過を許し、これが舗装板に排水性能を与える。前記空隙を規定する多 数の小片は扁平であり、また、舗装板の設置時、多数の小片はその表裏両面を上 下に向けて横方向へ伸びることから、前記舗装面から前記空隙に流れ込む水は、 前記小片上を横方向へ流れる。このとき、前記水に含まれた泥、砂、埃等の大部 分は前記小片上に沈殿して残る。このため、前記泥、砂、埃等は舗装板の内部を 流下することはほとんどなく、したがって、舗装板の空隙が前記泥、砂、埃等に よって塞がれること、すなわち舗装板の目詰まりが防止され、このことから舗装 の排水性能が維持される。また、多数の扁平な小片を互いに部分的に積み重ねか つ接着してなる板状体は大きい曲げ強度を有する。
【0009】 前記第1の板状体に接続された前記第2の板状体は舗装板の重しとして機能し 、前記舗装板が路盤上を移動しにくいようにし、また、前記第1の板状体の平坦 性を保持する。前記第2の板状体は互いに空隙をおいて接着された多数の粒状物 からなることから、前記第2の板状体は前記第1の板状体から流下する水を受け 入れ、その内部移動を許す。また、前記泥、砂、埃等は前記第1の板状体の前記 小片上に堆積することから、前記第2の板状体の空隙が目詰まりを起こすことは ない。
【0010】 前記多数の小片間にゴムチップのような多数の弾性粒状物を配置することによ り、前記小片が規定する空隙の大きさを調整することができる。また、前記弾性 粒状物は、舗装板に良好なクッション性を付与する。
【0011】 木質チップからなる小片もまた、これが有する弾性により、舗装板に適度なク ッション性を付与する。また、前記木質チップの表面からその内部に至る薄い層 状の領域に熱硬化性樹脂を含浸させることにより前記木質チップに耐水性を付与 することができる。しかも、木質チップはその適度な弾性を損なわずに、耐水性 を保持する。前記木質チップに耐水性を付与することにより、木質チップ自体の 吸水による膨張とこれに伴う舗装面の不陸の発生を防止することができる。
【0012】
【実施例】
図1および図2を参照すると、本考案に係る舗装板の2つの例が、それぞれ、 全体を符号14,16で示されている。
【0013】 図1に示す舗装板14は、多数の扁平な小片18が互いに部分的に重ね合わさ れかつ空隙20をおいて互いに結合され、また、ゴムチップのような多数の弾性 粒状物28が多数の小片18間に配置されかつ該小片に結合されてなる板状体3 0からなる。より詳細には、小片18の一部と、他の小片18の一部とが互いに 重なり合い、かつ、これらの一部同士がバインダ23(図3参照)で互いに結合 され、また、粒状物28がバインダ23により小片18に接合されている。この ように結合された多数の小片18は板状体30に高い曲げ強度を付与し、このた め、舗装板14は必要とされる機械的強度を備える。また、多数の弾性粒状物2 8は、小片18間の空隙20の大きさを調整すると共に板状体30にクッション 性を付与する。
【0014】 舗装板14は、その平面形状を所望の形状に設定し、また、厚さ寸法を所望の 大きさに設定することができる。小片18は、例えば、1〜3cmの幅寸法と、3 〜5cmの長さ寸法と、0.3 〜0.5cm の厚さ寸法とを有するものとすることができ る。
【0015】 舗装時、多数の舗装板14が、それぞれ、小片18の重ね合わせの方向が上下 になるように、また、これらの側面が互いに接するように路盤(図示せず)上に 敷き並べられる。したがって、舗装面は、両面を上下方向へ向けてほぼ横方向へ 伸びる多数の小片18により規定される。
【0016】 この舗装板14によれば、舗装面から舗装板14の空隙20に流れ込む雨水、 散水等の水は、横方向へ伸びる小片18上を流れる。この間、水中に含まれてい た泥、砂、埃等はその大部分が小片18の扁平な面上に溜る。小片18上を流れ る水は、小片18上にとどまる前記泥、砂、埃等を押し流す力が弱く、大部分の 前記泥、砂、埃等を残して、他の空隙20に流れ去る。次いで、前記水は、下方 の他の小片18上を流れ、この間に残りの泥、砂、埃等を小片18上に置き去り にする。このことから、舗装板14の空隙20は前記泥、砂、埃等によって閉塞 されず、前記舗装の排水性能は良好に維持される。
【0017】 図示の例では、扁平な小片18として、合成樹脂25(図3参照)が含浸され た木質チップが用いられている。より詳細には、前記木質チップの表面からその 内部に至る薄い層状の領域に、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリウ レタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂が含浸されて いる。合成樹脂含浸の木質チップによれば、舗装板14にクッション性を付与す る前記木質チップの弾性を損なうことなしに、前記木質チップに良好な耐水性を 付与することができる。合成樹脂が含浸された木質チップは耐水性を有するため 、木質チップ自体の吸水による膨張およびこれに伴う舗装面の不陸を生じない。
【0018】 舗装板14は、多数の扁平な小片18と、多数の弾性粒状物28と、小片18 相互と、多数の弾性粒状物28および小片18相互とをそれぞれ接着するに足る 量、好ましくは各小片18の表面および各粒状物28の表面を被覆するのに十分 にして必要な量のバインダ23との混合物を型枠(図示せず)に入れ、前記型枠 を振動させた後、前記混合物に熱圧を加え、その後、脱型することにより製造す ることができる。
【0019】 例えば、先ず、前記した幅寸法(1〜3cm)、長さ寸法(3〜5cm)および厚 さ寸法(0.3 〜0.5cm )を有する、重量比100の木質チップと、重量比30の 不飽和ポリエステル樹脂および硬化剤である重量比0.1のベンゾイルパーオキ サイドの混合液とを攪拌、混合し、次いで前記木質チップに滲み込んだ前記混合 液を加熱して固化させることにより、熱硬化性樹脂が含浸された多数の木質チッ プ18を得る。
【0020】 前記熱硬化性樹脂が含浸された木質チップ18と、弾性粒状物28と、一液性 ポリウレタン樹脂のようなバインダ23との混合物を型枠に入れ、前記型枠を横 方向へ振動させる。振動を与えると、各木質チップ18の両面が上下方向に向き 、部分的に重なり合い、また、木質チップ18相互間に隙間が生じ、木質チップ 18相互間に1または複数の粒状物28が位置するように配列または整列される 。
【0021】 粒状物28の重量比および前記一液性ポリウレタン樹脂の重量比は、それぞれ 、20および9〜12とする。これは、前記熱硬化性樹脂が含浸された木質チッ プ18の表面と粒状物28の表面とを覆いかつこれらを互いに接着するに足りる 量である。また、木質チップ18および粒状物28からの前記一液性ポリウレタ ン樹脂液の垂れ落ちを防止するため、好ましくは前記一液性ポリウレタン樹脂に その粘性を増大させるシリカのような増粘剤を添加する。前記増粘剤の添加量は 例えば重量比で0.6とする。
【0022】 次に、前記型枠中の前記混合物を木質チップ18の重なり合う方向(上下方向 )に加圧し、かつ、加熱する。その後、脱型することにより、板状体30からな る舗装板14が得られる。各木質チップはその表面層に熱硬化性樹脂25が含浸 され、さらにその表面がバインダ23によって被覆されているため、高い耐水性 を有する。
【0023】 図2を参照すると、舗装板16は、図1に示す板状体30と、砕石やビーズの ような多数の粒状物24が互いに空隙をおいて結合されてなる第2の板状体26 とを層を成すように互いに接合してなる。
【0024】 第2の板状体26は舗装板16または第1の板状体30の重しとして、また、 第1の板状体30の平板状体を維持するための補強体としての機能を有し、また 、舗装板16が路盤上に敷き詰められるときにその底面を規定する粒状物24が 路盤に食い込み、舗装板16が移動しにくいようにする。
【0025】 第2の板状体26は多数の空隙を有することから、第1の板状体30の空隙2 0を流れ落ちる水を受け入れ、これを路盤に導くことができる。
【0026】 第1および第2の板状体30,26を有する舗装板16は、熱硬化性樹脂含浸 の多数の木質チップ18と、多数の弾性粒状物28と、バインダ23との前記混 合物を前記型枠に入れるに先立ち、または、その後に、バインダ(図示せず)で 表面を覆われた多数の粒状物24を前記型枠に入れ、前記したと同様にこれらを 加圧、加熱した後、脱型することにより得ることができる。多数の粒状物24と そのバインダとの重量比は、例えば、100:10とする。粒状物24は粒径は 、好ましくは、3〜5mmとする。これらの粒状物24とそのバインダとを攪拌 、混合することにより、前記バインダで表面が覆われた粒状物24を得ることが できる。
【0027】 第1の板状体30における前記バインダと、第2の板状体26における前記バ インダとを同一種類のものとすることができる。前記木質チップは、建築物の廃 材、間伐材等を破砕して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る舗装板の部分縦断面図である。
【図2】本考案に係る他の舗装板の部分縦断面図であ
る。
【図3】図1に示す舗装板の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
14,16 舗装板 18 小片 20 空隙 26,30 (第2および第1の)板状体 23 バインダ 24 粒状物 25 含浸合成樹脂 28 弾性粒状物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の扁平な小片が互いに部分的に重ね
    合わされかつ空隙をおいて互いに結合され、また、多数
    の弾性粒状物が前記多数の扁平な小片間に配置されかつ
    前記小片に結合されてなる板状体を含む、舗装板。
  2. 【請求項2】 多数の扁平な小片が互いに部分的に重ね
    合わされかつ空隙をおいて互いに結合され、また、多数
    の弾性粒状物が前記多数の扁平な小片間に配置されかつ
    前記小片に結合されてなる第1の板状体と、前記第1の
    板状体に接合された、多数の粒状物が空隙をおいて互い
    に結合されてなる第2の板状体とを含む、舗装板。
  3. 【請求項3】 前記扁平な小片が、木質チップであって
    該木質チップの表面からその内部に至る薄い層状の領域
    に熱硬化性樹脂が含浸されている、請求項1または2に
    記載の舗装板。
JP1995007146U 1995-06-21 1995-06-21 舗装板 Expired - Lifetime JP3020278U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1171702A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Tokai Rubber Ind Ltd 木材片入りゴム粉ブロック及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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