JP2000265653A - 置き敷き用パネル - Google Patents

置き敷き用パネル

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JP2000265653A
JP2000265653A JP11068057A JP6805799A JP2000265653A JP 2000265653 A JP2000265653 A JP 2000265653A JP 11068057 A JP11068057 A JP 11068057A JP 6805799 A JP6805799 A JP 6805799A JP 2000265653 A JP2000265653 A JP 2000265653A
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JP
Japan
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calcium silicate
layer material
upper layer
silicate plate
layer member
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Application number
JP11068057A
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English (en)
Inventor
Hironori Nakagawa
浩規 中川
Yasuaki Murata
泰章 村田
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Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物のバルコニーや屋上の踏み材に用いて
好適な置き敷き用パネルを提供する。 【解決手段】 下層材Aは下面に排水用溝2を形成し
た珪酸カルシウム板1を用い、上層材Bはゴムのチップ
を接着剤樹脂で固めてなる連続多孔質混成板3を用い、
両者を一体化した構成とする。 【効果】 歩行時の衝撃音を低減でき、滑りにくく、
歩行性が良い。また、排水性を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のバルコニー
や屋上の踏み材に用いて好適な置き敷き用パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の置き敷き用パネルとし
て、透水性コンクリートを下層材とし、その上にゴムの
チップを接着材樹脂で固めてなる上層材を一体化した複
合型パネル(特開平10−60803号公報参照)が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の複合型パネ
ルは、(イ)歩行時の衝撃音を低減できる、(ロ)滑り
にくい、(ハ)水はけがよい、(ニ)適度の弾力性を有
し、歩行性が良い、等の長所を兼ね備えている。
【0004】しかし、下層材を透水性コンクリートで形
成しているため、重くて割れ易いという強度上の弱点が
あり、また透水性コンクリート内の隙間にゴミが貯まっ
て透水作用が阻害されたり、カビが発生しやすいという
問題がある。
【0005】本発明は、上記複合型パネルの長所を活か
しながら、その欠点を解消した置き敷き用パネルを提供
することを主たる目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、下層材と上層材からなる置き敷き用パネ
ルであって、下層材は珪酸カルシウム板であり、上層材
はゴムのチップを接着材樹脂で固めてなる連続多孔質混
成物であることを要旨としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
ては、図1〜図2に示すように、下層材Aと上層材Bか
らなる置き敷き用パネルにおいて、下層材Aは珪酸カル
シウム板1を用い、その下面に4つの側面に開放する排
水用溝2を形成する。上層材Bはゴムのチップを接着材
樹脂で固めてなる連続多孔質混成板3を用いて構成す
る。前記連続多孔質混成板3は珪酸カルシウム板の上面
およびその4つの縁辺から側面の一部にそれぞれ重なる
側面部分3aで形成されている。
【0008】
【実施例】図1〜図3に、本発明の一実施例を示す。図
1〜図3において、Aは置き敷き用パネルを構成する下
層材、Bは上層材である。
【0009】下層材Aは、珪酸カルシウム板1からな
り、その下面に、4つの側面に開放する排水用溝2が格
子状に形成されている。前記珪酸カルシウム板は嵩密度
0.7〜1.8g/cm3のものが好ましい。
【0010】上層材Bは、ゴムのチップを接着材樹脂で
所要の厚さに固めて形成した連続多孔質混成板3からな
る。この混成板3は珪酸カルシウム板1の上面およびそ
の4つの縁辺から側面の一部にそれぞれ重なる側面部分
3aで形成されている。
【0011】前記混成物としては、例えば粒径0.1m
m以上10.0mm以下のゴムチップ50〜90wt%
と接着材樹脂50〜10wt%を配合したものが好まし
い。
【0012】上記構成の置き敷き用パネルは、図3に示
すように、コンクリート基盤C上に突き合わせると、上
層材Bを形成している混成板3の側面部分3a,3aが
突き合わされ、下層材Aを形成している珪酸カルシウム
板1の対向側面間に隙間4が残される。
【0013】前記パネルの上層材Bを構成している混成
板3,3aは透水性を有しているのに対し、下層材Aを
構成している珪酸カルシウム板1は非透水性である。
【0014】降雨時の雨水は上層材Bの連続多孔質隙間
に入り、そこから四方に向けて流れ、前記側面部3a,
3aを通して珪酸カルシウム板1,1の対向側面間の隙
間4に入り、そこから珪酸カルシウム板の下面の排水用
溝2を経て、コンクリート基盤Cの排水部(図示してな
い)に導かれて排除される。
【0015】図4に、本発明の他の実施例を示す。本実
施例では、上層材Bを形成する混成板3を下層材Aを形
成する珪酸カルシウム板1の4つの縁辺から面方向にそ
れぞれ突出させて、その突出部分の突き合わせにより、
珪酸カルシウム板1の対向側面間に隙間4を残すように
している。
【0016】図5に、さらに本発明の他の実施例を示
す。本実施例では、上層材Bを形成する混成板3は、下
層材Aの珪酸カルシウム板1の上面で4つの縁辺と同一
寸法に形成されている。この場合には、パネル同士は所
要の隙間4をとって対向するように敷き並べる。
【0017】図4および図5に示した置き敷き用パネル
でも、図1〜図2と同様にコンクリート基盤とパネル間
を通して雨水を排除させることができる。
【0018】前記下層材Aを形成する珪酸カルシウム板
1は、そのまま使用してもよいが、上下面および4つの
側面全体に防水性塗料による防水処理を施して耐水性を
もたせるのがよい。
【0019】次に具体的実施例を下記に示す。セメン
ト、珪石、珪藻土、非品質シリカ等の珪酸原料および消
石灰、生石灰等のカルシウム質原料と補強繊維と充填材
からなる混成物を抄造法またはプレス成形等の定法によ
り成形し、それをオートクレーブ養生処理して珪酸カル
シウム成形体を得た。得られた珪酸カルシウム成形体か
ら、カッティング、研磨処理によりタテ・ヨコ292m
m、厚さ16mm、嵩密度1.0g/cm3の珪酸カル
シウム板を得た。このあと珪酸カルシウム板の裏面に、
ルーター加工により一定の間隔をおいた排水用溝を設け
た。
【0020】次に、前記珪酸カルシウム板の上面に、タ
イヤ廃材を粉砕し、粒度を選別して得たゴムチップとウ
レタン樹脂接着材を混合したものを敷設し、加熱圧縮で
養生してゴムチップとウレタン樹脂接着材からなる厚さ
4mmの連続多孔質弾性層を形成し、置き敷き用パネル
製品を得た。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、下層材と上層材とからなる置き敷き用パネルにおい
て、下層材を珪酸カルシウム板とし、上層材をゴムのチ
ップを接着材樹脂で固めてなる連続多孔質混成物で形成
したものであるから、下記の通りの効果が得られる。 1)上層材にゴムのチップを接着材樹脂で固めてなる連
続多孔質混成物を用いているので、歩行時の衝撃音を低
減でき、滑りにくく、適度の弾力性を有するので、歩行
性が良く、かつ水はけがよい。 2)下層材に比重の軽い、高強度の珪酸カルシウム板を
用いているので、全体が軽量となる。 3)下層材の珪酸カルシウム板は非透水性であるからそ
の中にゴミが貯まったり、カビが発生するという問題が
なくなる。 4)珪酸カルシウム板に防水処理を施すことにより、耐
水性をもたせることができる。 5)珪酸カルシウム板の裏面に排水用溝を設けたものに
あっては、珪酸カルシウム板とコンクリート基盤間に水
の貯まるのを防ぐことができる。 6)着色したゴムのチップを使用することにより、置き
敷き用パネルの意匠性を格段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す置き敷き用パネルの斜
視図である。
【図2】置き敷き用パネルの裏面図である。
【図3】突き合わされた置き敷き用パネルの拡大部分断
面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す置き敷き用パネルの
断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す置き敷き用パネルの
断面図である。
【符号の説明】
A 下層材 1 珪酸カルシウム板 2 排水用溝 B 上層材 3 混成板 3a 側面部分 3b 混成物 4 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層材と上層材からなる置き敷き用パネ
    ルであって、下層材は珪酸カルシウム板であり、上層材
    はゴムのチップを接着材樹脂で固めてなる連続多孔質混
    成物であることを特徴とする置き敷き用パネル。
  2. 【請求項2】 前記上層材である混成物は、珪酸カルシ
    ウム板の上面およびその4つの縁辺から側面の一部にわ
    たって形成されている請求項1に記載の置き敷き用パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記上層材である混成物は、珪酸カルシ
    ウム板の上面の4つの縁辺から面方向にそれぞれ突出す
    るように形成されている請求項1に記載の置き敷き用パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 前記上層材である混成物は、珪酸カルシ
    ウム板の上面で4つの縁辺と同一寸法に形成されている
    請求項1に記載の置き敷き用パネル。
JP11068057A 1999-03-15 1999-03-15 置き敷き用パネル Pending JP2000265653A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471019B1 (ko) * 2002-10-01 2005-03-10 (주) 종합건축사사무소 동일건축 고무매트
JP2010138678A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Maxstone Kk 床形成用マットと該マットを用いた床構造
JP2010150780A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Nitto Kako Kk 遮熱性ゴムマット
JP6299850B1 (ja) * 2016-11-29 2018-03-28 積水ハウス株式会社 防水パンの突合せ部の防水構造及びバルコニーの防水床構造

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