JPH115567A - 車両のアンダフロア遮熱板 - Google Patents

車両のアンダフロア遮熱板

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JPH115567A
JPH115567A JP16119997A JP16119997A JPH115567A JP H115567 A JPH115567 A JP H115567A JP 16119997 A JP16119997 A JP 16119997A JP 16119997 A JP16119997 A JP 16119997A JP H115567 A JPH115567 A JP H115567A
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JP
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heat shield
shield plate
vehicle
catalytic converter
exhaust pipe
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JP16119997A
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Inventor
Yuji Ishihara
裕二 石原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアトンネル内の排気管や、触媒コンバー
タ等の排気管系により熱せられた空気の熱対流によるフ
ロアトンネル内の空間に配設されるセンターベアリング
インシュレータや、ラバーカップリング等の部品への熱
的影響を低減する車両のアンダフロア遮熱板を提供する
こと。 【解決手段】 車両のアンダフロア下面の触媒コンバー
タ8の近傍に配設され、触媒コンバータ8の上面を覆う
面7aと触媒コンバータ8の両側面を覆う面7b、7c
とを備える触媒コンバータ遮熱板7において、上面を覆
う面7aと、両側面を覆う面7b、7cとから形成され
る開口の後端部の一部を塞ぐ面7dと、上面を覆う面7
aの地面側の面の前端部近傍の複数のリブ7eとを備え
た構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、車両のアンダフ
ロア遮熱板、特に、排気管系の遮熱板構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 従来の車両のアンダフロア構造として
は、例えば、本出願人が先に提案した特開平7−309
257号公報に記載されたものがある。この従来の技術
は、車両のエンジンよりも後方のフロア下面側に、車両
前方から後方に流れる空気を上方に導く導入ダクトを有
するアンダカバーを配設している。これにより、車両走
行時等に発生するフロア下面側の空気流が上方に導か
れ、フロアトンネル内やフロア下面等に沿って車両後方
へ流れることによりディファレンシャルギヤ等の発熱部
を冷却する。さらに、エンジンルーム内の空気を後方へ
向け排出する左右一対の熱気排出部と、それら一対の熱
気排出部間に絞り部とを形成したエンジンアンダカバー
をエンジンルーム下側に配設することにより、絞り部か
らの縮流による高速の空気流が後方へ向け排出され、そ
の高速の空気流が、上記アンダカバーの導入ダクトによ
り上方に導かれ車両後方へ流れることによりディファレ
ンシャルギヤ等の発熱部をより効果的に冷却しようとす
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来の車両のア
ンダフロア構造によれば、車両走行時に発生するフロア
下面側の空気流をフロアトンネル内に導くことにより、
トンネル内、及び、ディファレンシャルギヤ等を冷却す
るという効果を奏することができるが、車両がエンジン
アイドルで停車状態にあり、車外雰囲気の自然風が無風
状態、もしくは、極微風の場合は、車両と地面との間の
フロア下面に存在する空気の流れはエンジンルームから
排出される低速の空気流のみであるため、フロアトンネ
ル内に効率的に空気流を導入することは難しかった。ま
た、フロアトンネル内の空気流は、エンジンルームから
排出された空気流によるものの他に、排気管や触媒コン
バータにより熱せられた空気の熱対流よるものとが在
る。このため、車両がエンジンアイドルで長時間停車状
態にある場合には、フロアトンネル内空間に配設されて
いるセンターベアリングインシュレータやラバーカップ
リング等の部品は、フロアトンネル内の熱対流の影響を
受ける可能性があった。本発明は、上記従来の技術の未
解決の課題に着目してなされたものであり、フロアトン
ネル内の排気管や触媒コンバータ等の排気管系により熱
せられた空気の熱対流によるフロアトンネル内の空間に
配設されるセンターベアリングインシュレータやラバー
カップリング等の部品への熱的影響を低減する車両のア
ンダフロア遮熱板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る車両のアンダフロア遮熱板は、上
面を覆う面と両側面を覆う面とから形成される端部の開
口のうちの一方の端部の開口の一部を塞ぐ面と、前記開
口の一部を塞ぐ面を備える端部とは他方の端部近傍の前
記上面を覆う面の下面側に、空気流れの方向をガイドす
る複数のリブと、を備えたことを特徴としている。請求
項2に係る車両のアンダフロア遮熱板は、請求項1記載
の車両のアンダフロア遮熱板において、上面を覆う面と
両側面を覆う面とから形成される端部のうち、複数のリ
ブを備える側の端部を車両前方側とする遮熱板を、触媒
コンバータ近傍に配設したことを特徴としている。請求
項3に係る車両のアンダフロア遮熱板は、請求項1記載
の車両のアンダフロア遮熱板において、上面を覆う面と
両側面を覆う面とから形成される端部のうち、複数のリ
ブを備える側の端部を車両後方側とする遮熱板を、触媒
コンバータ後方側の排気管近傍に配設したことを特徴と
している。請求項4に係る車両のアンダフロア遮熱板
は、請求項1乃至請求項3の何れか記載の車両のアンダ
フロア遮熱板において、複数のリブを、空気流れの方向
を分散させるように形成したことを特徴としている。請
求項5に係る車両のアンダフロア遮熱板は、請求項1乃
至請求項3の何れか記載の車両のアンダフロア遮熱板に
おいて、複数のリブを、空気流れの方向を一方向に偏向
するように形成したことを特徴としている。請求項6に
係る車両のアンダフロア遮熱板は、請求項5記載の車両
のアンダフロア遮熱板において、複数のリブを空気流れ
の方向が車両左側方向に偏向するように形成した遮熱板
を、車両左側の触媒コンバータと該触媒コンバータ後方
側の排気管との何れか一方の近傍もしくは両方の近傍に
配設し、複数のリブを空気流れの方向が車両右側方向に
偏向するように形成した遮熱板を、車両右側の触媒コン
バータと該触媒コンバータ後方側の排気管との何れか一
方の近傍もしくは両方の近傍に配設したことを特徴とし
ている。
【0005】請求項7に係る車両のアンダフロア遮熱板
は、上面を覆う面と両側面を覆う面とから形成される端
部の開口の両方の端部の開口の一部を塞ぐ面と、前記開
口の一部を塞ぐ面を備える一方の端部近傍の両側面を覆
う面に空気が通過する少なくとも一つの開口部と、を備
えたことを特徴としている。請求項8に係る車両のアン
ダフロア遮熱板は、請求項7記載の車両のアンダフロア
遮熱板において、上面を覆う面と両側面を覆う面とから
形成される端部のうち、空気が通過する開口部を備える
側の端部を車両前方側とする遮熱板を、触媒コンバータ
近傍に配設したことを特徴としている。請求項9に係る
車両のアンダフロア遮熱板は、請求項7記載の車両のア
ンダフロア遮熱板において、上面を覆う面と両側面を覆
う面とから形成される端部のうち、空気が通過する開口
部を備える側の端部を車両後方側とする遮熱板を、触媒
コンバータ後方側の排気管近傍に配設したことを特徴と
している。請求項10に係る車両のアンダフロア遮熱板
は、請求項7乃至請求項9の何れか記載の車両のアンダ
フロア遮熱板において、空気が通過する開口部を車両左
側のみに形成した遮熱板を、車両左側の触媒コンバータ
と該触媒コンバータ後方側の排気管との何れか一方の近
傍もしくは両方の近傍に配設し、空気が通過する開口部
を車両右側のみに形成した遮熱板を、車両右側の触媒コ
ンバータと該触媒コンバータ後方側の排気管との何れか
一方の近傍もしくは両方の近傍に配設したことを特徴と
している。
【0006】請求項11に係る車両のアンダフロア遮熱
板は、上面を覆う面を車両前方に向かって上り勾配の傾
斜面とする遮熱板を、触媒コンバータ近傍に配設したこ
とを特徴としている。請求項12に係る車両のアンダフ
ロア遮熱板は、上面を覆う面を車両後方に向かって上り
勾配の傾斜面とする遮熱板を、触媒コンバータ後方側の
排気管近傍に配設したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1乃至図9は本発明
の実施の形態1を示す図であり、図1は車両のフロア下
面側の構成を概念的に示した側面図であり、図2は車両
のフロア下面側の構成を概念的に示した底面図であり、
図3乃至図9は遮熱板構造を説明した図である。図1に
おいて、駆動力伝達系統は、車両前部のエンジンルーム
に配設されたエンジン1で駆動力を発生し、トランスミ
ッション2、フロアトンネル5内に配設されるプロペラ
シャフト6、車両後部に配設されるディファレンシャル
ギヤ11を介し、図示しないドライブシャフトに伝達さ
れる。すなわち、この図に示す車両の駆動方式は、フロ
ントエンジン−リアドライブ(FR)方式である。ここ
で、ラバーカップリング3、及び、センターベアリング
インシュレータ4にて被覆されたセンターベアリングは
プロペラシャフト6に配設される部材である。排気系統
は、エンジン1から排気管10、触媒コンバータ8、排
気管10を経て図2に示すリアマフラー15に接続さ
れ、7は触媒コンバータ遮熱板、9は排気管遮熱板であ
る。なお、図1中の矢線は、車両の前及び上方向を示
し、以降の説明及び図においても同様である。また、図
1中のフロアトンネル5はトンネル上面の断面を示し、
5aはダッシュパネル面の断面を示している。
【0008】図2において、12FL、12FRは、夫
々、左前輪、右前輪であり、12RL、12RRは、夫
々、左後輪、右後輪であり、13はエンジンアンダカバ
ー、14はオイルパン、15は排気管10に付設された
リアマフラーである。
【0009】図3乃至図6は、触媒コンバータ遮熱板構
造を説明する図であり、図3は触媒コンバータ8と触媒
コンバータ遮熱板7との関係を示した斜視図、図4は触
媒コンバータ遮熱板7の単体斜視図、図5は図4にて示
す矢視Aから見た触媒コンバータ遮熱板7の平面図(下
面図)、図6は図4にて示す矢視Bから見た触媒コンバ
ータ遮熱板7の前面図である。図3乃至図6に示すよう
に、触媒コンバータ遮熱板7は、触媒コンバータ8の上
面を覆う面7aと、側面を覆う面7b、7cと、7a、
7b、7cから形成される触媒コンバータ遮熱板7の後
端部の開口の一部を塞ぐ面7dと、7aの下面側(地面
側)の前端部近傍の複数のリブ7eとから構成されてい
る。
【0010】図7乃至図9は、排気管遮熱板構造を説明
する図であり、図7は排気管10と排気管遮熱板9との
関係を示した斜視図、図8は図7にて示す矢視Cから見
た排気管遮熱板9の平面図(下面図)、図9は図7にて
示した矢視Dから見た排気管遮熱板9の前面図である。
排気管遮熱板9は前記触媒コンバータ遮熱板7と同様
に、排気管10の上面を覆う面9aと、側面を覆う面9
b、9cと、9a、9b、9cから形成される排気管遮
熱板9の前端部の開口の一部を塞ぐ面9dと、9aの下
面側(地面側)の後端部近傍の複数のリブ9eとから構
成されている。
【0011】ここで、従来一般的に使われている触媒コ
ンバータ遮熱板、及び、排気管遮熱板の構造、及び、作
用について、図21乃至図23により説明する。図21
は、従来一般的に使われている触媒コンバータ遮熱板1
16、または、排気管遮熱板117の斜視図であり、触
媒コンバータ遮熱板116、排気管遮熱板117は夫々
触媒コンバータまたは排気管の上面を覆う面116a、
117aと、側面を覆う面116b、117b、116
c、117cとから構成されている。
【0012】図22は従来一般的に使われている触媒コ
ンバータ遮熱板116、及び、排気管遮熱板117を配
設した車両のフロア下面側の構成を概念的に示した側面
図に、流れの可視化実験によるフロア下面の空気の流れ
の様子を示した図である。
【0013】図23は従来一般的に使われている触媒コ
ンバータ遮熱板116、及び、排気管遮熱板117を配
設した車両のフロア下面側の構成を概念的に示した底面
図に、流れの可視化実験によるフロア下面の空気の流れ
の様子を示した図である。
【0014】図22、及び、図23中に示す点線及び実
線の矢線は、流れの可視化実験によるフロア下面の空気
の流れの様子を示し、点線の矢線118乃至121、及
び、点線の矢線131乃至133はエンジンルームから
の空気の流れの様子を示し、実線の矢線122乃至13
0は触媒コンバータ8、及び、排気管10で熱せられた
空気が触媒コンバータ遮熱板116、排気管遮熱板11
7から流れ出て、フロアトンネル5内を流れる様子を示
している。実線の矢線で示した触媒コンバータ8、及
び、排気管10で熱せられた空気の温度は、点線の矢線
で示したエンジンルームからの空気の温度より高温であ
る。尚、図21中に示す空気の流れの様子を示す実線の
矢線の符号は、図22、及び、図23中に示す空気の流
れの様子を示す実線の矢線の符号と同一であり、図2
2、及び、図23中の他の構成を示す符号は、図1、及
び図2と同様であるので、対応する矢線および構成に同
一符号を付して説明を省略する。また、流れの可視化実
験は、車両高速走行状態でエンジン冷却水温度、エンジ
ンオイル、ミッションオイル等の温度が安定した後、エ
ンジンアイドルの停車状態で一定時間(ここでは、60
分程度)経過した後に行った。
【0015】図22において、流れ118はエンジンフ
ァンによりエンジンルームを通過した空気がダッシュパ
ネル面5aに沿ってフロア下方向へ向かう流れであり、
流れ118はトランスミッション2の傍を通過し地面方
向へ向かう流れ119と、フロアトンネル5内へ向かう
流れ121とに分かれている。ここで、流れ121はト
ランスミッション2が障害となり、その流速は流れ11
8の流速に比して小さい。流れ119はエンジンアンダ
カバー13の間隙等から流れ出て車両後方へ向かう流れ
131により車両後方へ向かうと共に、排気管10や触
媒コンバータ8等により、その一部が遮られ、フロアト
ンネル5内へ向かう流れ120と、排気管と地面との間
を流れる流れ132とに分かれ、流れ132は排気管と
地面との間を車両後方へ向かう流れ133となる。ま
た、流れ122、流れ123は、触媒コンバータ遮熱板
116において、触媒コンバータ8で熱せられた空気の
熱対流が触媒コンバータ遮熱板116の上面116aの
前端部、及び、後端部から夫々フロアトンネル5内の上
方へ向かう流れであり、流れ122は流れ120の影響
と流れ132のせん断応力とにより、流れ123の流速
に比してその流速は小さく、流れ123の流量に比して
その流量も少なくなっている。流れ123はさらに上昇
し、センターベアリングインシュレータ4に沿う流れ1
24となり、センターベアリングインシュレータ4とフ
ロアトンネル5とに挟まれる空間で滞留すると共に、フ
ロアトンネル5内の上部付近を車両前方へ向かう流れ1
25、126となる。流れ124は高温であるため、ゴ
ムあるいは樹脂製のセンターベアリングインシュレータ
4等の部品へ熱的影響を与えることになる。
【0016】一方、流れ127、流れ128は、排気管
遮熱板117において、排気管10で熱せられた空気の
熱対流が排気管遮熱板117の上面117aの前端部、
及び、後端部から夫々フロアトンネル5内の上方へ向か
う流れであり、流れ127は流れ123と合流し、流れ
128はフロアトンネル5内の上部付近を車両後方へ向
かう流れ129となり、さらに、車両後方へ向かう流れ
130となる。
【0017】次に、本発明の実施の形態1の触媒コンバ
ータ遮熱板7、及び、排気管遮熱板9の作用について、
図10乃至図12により説明する。図10は触媒コンバ
ータ遮熱板7において、触媒コンバータ8で熱せられた
空気の熱対流が触媒コンバータ遮熱板7から流れる流れ
34を示した図であり、図11は車両のフロア下面側の
構成を概念的に示した側面図に、流れの可視化実験によ
るフロア下面の空気の流れの様子を示した図であり、図
12は車両のフロア下面側の構成を概念的に示した底面
図に、流れの可視化実験によるフロア下面の空気の流れ
の様子を示した図である。
【0018】図11、及び、図12中に示す点線及び実
線の矢線は、前述の図22、及び、図23と同様に流れ
の可視化実験によるフロア下面の空気の流れの様子を示
し、点線の矢線18乃至21、及び、点線の矢線31乃
至33はエンジンルームからの空気の流れの様子を示
す。尚、図11、及び、図12中の構成を示す符号は、
前述の図1、及び図2と同様であるので、対応する構成
に同一符号を付して説明を省略する。また、流れの可視
化実験は、前述と同様の実験である。
【0019】図10において、触媒コンバータ8で熱せ
られた空気の熱対流が触媒コンバータ遮熱板7の上面7
aの前端部フロアトンネル5内の上方へ向かう流れ34
が、リブ7eにより流れの方向が分散されている。さら
に、前述の図22における流れ123に相当する触媒コ
ンバータ遮熱板7の後端部から車両後方へ向かう流れは
該後端部の開口の一部を塞ぐ面7dによりほとんど存在
していない。また、排気管遮熱板9のリブ9e及び、前
端部の開口の一部を塞ぐ面9dの作用も、前述の図4乃
至図6、及び、図7乃至図9に示したように、触媒コン
バータ遮熱板7との車両前後方向の相違を除いて同一で
ある。
【0020】図11において、前述の図10に示す流れ
34の一部の34b、及び、34cは、流れ20、流れ
21の影響により、フロアトンネル5内の上方へ向かう
と共に、車両後方への流れ35に流れの方向が変化す
る。流れ35は、流れ21と合流し流れ36となり、流
れ36は、さらに後方へ進みセンターベアリングインシ
ュレータ4にぶつかり下方への流れ37に流れの方向が
変化する。これらの、流れ36、流れ37は、触媒コン
バータ遮熱板7からの高温の空気や流れと、その流れよ
りは温度の低いエンジンルームからの空気の流れとが合
流した空気の流れ(図11中では実線と点線の対で示
す)であり、前述の図22における流れ124の温度よ
り低くなるため、ゴムあるいは樹脂製のセンターベアリ
ングインシュレータ4等の部品への熱的影響を防止する
ことができる。
【0021】一方、排気管遮熱板9において、排気管1
0で熱せられた空気の熱対流の一部が排気管遮熱板9の
上面9aの後端部からフロアトンネル5内の上方へ向か
って流れる(流れ38b)。流れ38bは、フロアトン
ネル5内の上部付近を車両後方へ向かう流れ39とな
り、さらに、車両後方へ向かう流れ40となる。また、
前述の図22で示した流れ127に相当する流れは、排
気管遮熱板9の前端部の開口の一部を塞ぐ面9dにより
ほとんど存在していない。
【0022】図12において、触媒コンバータ遮熱板7
からの流れ34は、前述の図10で説明したように、リ
ブ7eにより流れ34a、流れ34b、流れ34cとに
分かれ、34aは、車両左右方向に流れ、さらに流れ1
9の影響により、フロア下面に沿って車両後方へ流れ
る。ここで、流れ34b、流れ34cついては前述のと
うりである。また、排気管遮熱板9からの流れ38aに
ついても同様に、車両左右方向に流れ、さらに流れ33
の影響により、フロア下面に沿って車両後方へ流れる。
【0023】ここで、本発明の実施の形態1の遮熱板
と、前述の図21乃至図23で説明した従来一般的に使
われている遮熱板との温度計測実験結果を図20に示
す。
【0024】図20において、グラフの横軸は図中の上
部に示すプロペラシャフトの温度計測部位であり、縦軸
は温度(℃)である。例えば、横軸5のセンターベアリ
ングインシュレータ表面温度では、本発明の実施の形態
1の遮熱板を用いた場合は、従来一般的に使われている
遮熱板を用いた湯合に比較して、20%程度の温度低下
効果が観られる。尚、実験条件は前述の可視化実験と同
様である。
【0025】次に、本発明の実施の形態2について、図
13に基づいて説明する。図13は、前述の図5と同様
に触媒コンバータ遮熱板44の平面図(下面図)であ
り、触媒コンバータ遮熱板7との構造上の差異は、リブ
44eの形状のみであり、その他の構造は触媒コンバー
タ遮熱板7と同様である。触媒コンバータ遮熱板44で
は、リブ44eを、図13に示すように千鳥状に配設す
ることにより、触媒コンバータで熱せられた熱対流によ
る空気の流れは、前述の図10における触媒コンバータ
遮熱板7からの流れ34と同様に方向が分散されると共
に、リブ44eがボルテックスジェネレータとなり渦を
発生させ、触媒コンバータ遮熱板44からの流れ45は
乱れた流れとなる。この結果、触媒コンバータ遮熱板4
4からフロアトンネル5内へ向かう流れ(前述の図11
の流れ34b、34cに相当する流れ)がエンジンルー
ムからの流れ21(図11参照)と合流した後に、この
流れの乱れにより、フロアトンネル5内の温度をより速
く均一化させ、フロアトンネル5内の温度上昇を防ぐこ
とができる。
【0026】次に、本発明の実施の形態3について、図
14、図15に基づいて説明する。図14、図15は、
前述の図5と同様に夫々触媒コンバータ遮熱板41、4
3の平面図(下面図)であり、41は図2における左前
輪12FL側に配設し、43は右前輪12FR側に配設
される。これらの触媒コンバータ遮熱板41、43と、
前述の触媒コンバータ遮熱板7との構造上の差異は、リ
ブ41e、43eの形状のみであり、その他の構造は触
媒コンバータ遮熱板7と同様である。触媒コンバータ遮
熱板41では、触媒コンバータで熱せられた熱対流によ
る空気の流れは、リブ41eにより車両左方向に曲げら
れ(流れ42)、エンジンルームからの流れ19(図1
1、図12参照)により、フロア下面に沿って車両後方
へ流れる。従って、触媒コンバータで熱せられた熱対流
による空気がフロアトンネル内に流れ込まないので、フ
ロアトンネル5内の温度上昇を防ぐことができる。 触
媒コンバータ遮熱板43においても、車両右側で同様の
空気流れを形成し、前述の触媒コンバータ遮熱板41と
同様に作用する。また、触媒コンバータ遮熱板41、4
3の後端部の開口の一部を塞ぐ面41d、43dの作用
は、前述の触媒コンバータ遮熱板7の後端部の開口の一
部を塞ぐ面7dと同様であるので説明は省略する。ま
た、前記の触媒コンバータ遮熱板のリブ41e、43e
の構造を、排気管遮熱板に適用すると、排気管で熱せら
れた熱対流による空気に対しても同様に作用する。
【0027】次に、本発明の実施の形態4について、図
16に示す触媒コンバータ遮熱板47の斜視図に基づい
て説明する。触媒コンバータ遮熱板47は、遮熱板前端
部の開口の一部を面47eで、遮熱板後端部の開口の一
部を面47dで夫々塞ぐと共に、遮熱板側面47b、4
7cの前端部近傍の開口部に複数のルーバ47fを配設
している。このような構造にすることで、触媒コンバー
タで熱せられた空気の熱対流を触媒コンバータ遮熱板の
前部、及び、後部から流さずに、側面のルーバ47fか
ら流すことでセンターベアリング、ラバーカップリング
インシュレータ等に直接的に高温空気を当てることを防
ぐことができる。また、図17に示す触媒コンバータ遮
熱板48は、前述の触媒コンバータ遮熱板47と同様
に、遮熱板前端部の開口の一部を面48eで、遮熱板後
端部の開口の一部を面48dで夫々塞ぐと共に、遮熱板
側面48b、48cの前端部近傍の開口部に複数のルー
バ48fを遮熱板側面の内側と外側に交互に配設してい
る。このような構造にすることで、前述の触媒コンバー
タ遮熱板47と同様の効果の他に、ルーバ48fがボル
テックスジェネレータとなり、ルーバ48fから流れる
空気の流れを乱すことができる。この結果、エンジンル
ームからの空気の流れとの温度拡散効果を向上し、フロ
アトンネル5内の空気の温度分布を均一化させ、フロア
トンネル5内の温度上昇を防ぐことができる。
【0028】次に、本発明の実施の形態5について、図
18、図19に基づいて説明する。図18は触媒コンバ
ータ8と触媒コンバータ遮熱板46との関係を示した斜
視図、図19は図18にて示す矢視Eから見た図、及
び、矢視Fから見た側面図である。図に示すように、触
媒コンバータ遮熱板46の上面46aは、車両前方に向
かって上り勾配を形成しているので、リブを配設した
り、遮熱板後端部の開口の一部を塞ぐこと無しに、触媒
コンバータ8で熱せられた空気の熱対流が触媒コンバー
タ遮熱板46の後端部から流れ出すことを防ぐことがで
きる。本実施の形態では、前記効果の他に、前述の実施
の形態1での効果等の効果は望めないが、リブや遮熱板
端部の開口の一部を塞ぐ部材が無いため、コスト的に有
利である。尚、前記実施の形態3乃至実施の形態5は、
触媒コンバータ遮熱板についてのみ説明したが、同様の
構造を排気管遮熱板に適用しても同様の作用、効果が得
られる。
【0029】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成は前述の実施の形態に限ら
れるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、遮熱板そ
のものの形状も前述の実施の形態のような平面を折り曲
げて形成した形状に限ることなく、円弧状に形成した遮
熱板でも同様の効果を奏することができ、また、排気系
のレイアウトは様々なものが存在するが、前述の実施の
形態を適宜組み合わせる等で適用可能である。
【0030】
【発明の効果】 請求項1記載の車両のアンダフロア遮
熱板によれば、排気管系で熱せられた空気の熱対流によ
る空気流れを、遮熱板の一方の端部の開口から方向性を
有して流出させることができるので、フロアトンネル内
への高温の空気の流れ込みを低減し、フロアトンネル内
の温度上昇を抑制することができるという効果が得られ
る。請求項2乃至請求項4記載の車両のアンダフロア遮
熱板によれば、触媒コンバータで熱せられた空気の熱対
流による空気流れが、触媒コンバータ遮熱板の後端部か
ら流出することを防ぎ、触媒コンバータ遮熱板の前端部
の開口から分散され、その分散された空気流れの一部は
エンジンルームからの空気流れの影響によりフロア下面
に沿って車両後方へ流れるので、フロアトンネル内への
高温の空気の流れ込みが低減し、フロアトンネル内の温
度上昇を抑制することができ、フロアトンネル内の空間
に配設されるセンターベアリングインシュレータやラバ
ーカップリング等の部品への熱的影響を防止することが
できるという効果が得られると共に、触媒コンバータで
熱せられた空気の熱対流による空気流れが、触媒コンバ
ータ遮熱板の前端部の開口から分散されるので、フロア
下面の一部分の局所的な温度上昇をも防止することがで
きるという効果が得られる。さらに、触媒コンバータ後
方側の排気管で熱せられた空気の熱対流による空気流れ
についても、排気管遮熱板の前端部から流出することを
防ぎ、排気管遮熱板の後端部の開口から分散されことに
より、触媒コンバータ遮熱板と同様の効果が得られる。
請求項5乃至請求項6の車両のアンダフロア遮熱板によ
れば、排気管系で熱せられた空気の熱対流による空気流
れを、遮熱板の端部の開口から一方向に流出させること
ができるので、高温の空気の流れの方向をフロアトンネ
ル内以外の方向へ向けられるので、フロアトンネル内の
温度上昇を抑制することができるという効果が得られ
る。請求項7乃至請求項10の車両のアンダフロア遮熱
板によれば、触媒コンバータや排気管で熱せられた空気
の熱対流による空気流れが、遮熱板の前部、及び、後部
から流出せずに、側面の空気が通過する開口部から流出
することで、センターベアリング、ラバーカップリング
インシュレータ等に直接的に高温空気を当てることを防
ぐことができるという効果が得られる。請求項11乃至
請求項12の車両のアンダフロア遮熱板によれば、触媒
コンバータで熱せられた空気の熱対流による空気流れ
が、触媒コンバータ遮熱板の後端部から流出することを
防ぎ、排気管で熱せられた空気の熱対流による空気流れ
が、排気管遮熱板の前端部から流出することを防ぐこと
ができるという効果を、リブや遮熱板端部の開口の一部
を塞ぐ部材が無いため、コスト的に有利に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における、車両のフ
ロア下面側の構成を概念的に示した側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における、車両のフロ
ア下面側の構成を概念的に示した底面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1における、触媒コンバ
ータと触媒コンバータ遮熱板との関係を示した斜視図で
ある。
【図4】 触媒コンバータ遮熱板の単体斜視図である。
【図5】 図4にて示す矢視Aから見た触媒コンバータ
遮熱板の平面図(下面図)である。
【図6】 図4にて示す矢視Bから見た触媒コンバータ
遮熱板の前面図である。
【図7】本発明の実施の形態1における、排気管と排気
管遮熱板との関係を示した斜視図である。
【図8】図7にて示す矢視Cから見た排気管遮熱板の平
面図(下面図)である。
【図9】 図7にて示した矢視Dから見た排気管遮熱板
の前面図である。
【図10】 本発明の実施の形態1における、触媒コン
バータ遮熱板において、触媒コンバータで熱せられた空
気の熱対流が触媒コンバータ遮熱板から流れる流れを示
した図である。
【図11】 本発明の実施の形態1における、車両のフ
ロア下面側の構成を概念的に示した側面図に、流れの可
視化実験によるフロア下面の空気の流れの様子を示した
図である。
【図12】 本発明の実施の形態1における、車両のフ
ロア下面側の構成を概念的に示した底面図に、流れの可
視化実験によるフロア下面の空気の流れの様子を示した
図である。
【図13】 本発明の実施の形態2における、触媒コン
バータ遮熱板の平面図(下面図)である。
【図14】 本発明の実施の形態3における、左前輪1
2FL側に配設した触媒コンバータ遮熱板の平面図(下
面図)である。
【図15】 本発明の実施の形態3における、右前輪1
2FR側に配設した触媒コンバータ遮熱板の平面図(下
面図)である。
【図16】 本発明実施の形態4における、触媒コンバ
ータ遮熱板の斜視図である。
【図17】 本発明の実施の形態4における、触媒コン
バータ遮熱板の斜視図である。
【図18】 本発明の実施の形態5における、触媒コン
バータと触媒コンバータ遮熱板との関係を示した斜視図
である。
【図19】 図18にて示す矢視Eから見た図、及び、
図18にて示す矢視Fから見た側面図である。
【図20】 本発明の実施の形態1における遮熱板と、
従来一般的に使われている遮熱板との温度計測実験結果
を示す図である。
【図21】 従来一般的に使われている触媒コンバータ
遮熱板、または、排気管遮熱板の斜視図である。
【図22】 従来一般的に使われている触媒コンバータ
遮熱板、及び、排気管遮熱板を配設した車両のフロア下
面側の構成を概念的に示した側面図に、流れの可視化実
験によるフロア下面の空気の流れの様子を示した図であ
る。
【図23】 従来一般的に使われている触媒コンバータ
遮熱板、及び、排気管遮熱板を配設した車両のフロア下
面側の構成を概念的に示した底面図に、流れの可視化実
験によるフロア下面の空気の流れの様子を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トランスミッション 3 ラバーカップリング 4 センターベアリングインシュレータ 5 フロアトンネル 5a ダッシュパネル面 6 プロペラシャフト 7 触媒コンバーター遮熱板 7a 触媒コンバータの上面を覆う面 7b 触媒コンバータの側面を覆う面 7c 触媒コンバータの側面を覆う面 7d 触媒コンバータ遮熱板の後端部の開口の一部を塞
ぐ面 7e リブ 8 触媒コンバータ 9 排気管遮熱板 9a 排気管の上面を覆う面 9b 排気管の側面を覆う面 9c 排気管の側面を覆う面 9d 排気管遮熱板の前端部の開口の一部を塞ぐ面 9e リブ 10 排気管 11 デファレンシャルギア 12FL 左前輪 12FR 右前輪 12RL 左後輪 12RR 右後輪 13 エンジンアンダカバー 14 オイルパン 15 リアマフラー 18 空気の流れ 19 空気の流れ 20 空気の流れ 21 空気の流れ 31 空気の流れ 32 空気の流れ 33 空気の流れ 34a 空気の流れ 34b 空気の流れ 34c 空気の流れ 35 空気の流れ 36 空気の流れ 37 空気の流れ 38a 空気の流れ 38b 空気の流れ 39 空気の流れ 40 空気の流れ 41 触媒コンバータ遮熱板 41a 触媒コンバータ遮熱板の上面を覆う面 41b 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 41c 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 41d 触媒コンバータ遮熱板の前端部の開口の一部を
塞ぐ面 41e リブ 42 空気の流れ 42a 空気の流れ 43 触媒コンバータ遮熱板 43a 触媒コンバータ遮熱板の上面を覆う面 43b 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 43c 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 43d 触媒コンバータ遮熱板の前端部の開口の一部を
塞ぐ面 43e リブ 44 触媒コンバータ遮熱板 44a 触媒コンバータ遮熱板の上面を覆う面 44b 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 44c 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 44d 触媒コンバータ遮熱板の後端部の開口の一部を
塞ぐ面 44e ルーバ 45 空気の流れ 46 触媒コンバータ遮熱板 46a 触媒コンバータ遮熱板の上面を覆う面 46b 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 46c 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 47 触媒コンバータ遮熱板 47a 触媒コンバータ遮熱板の上面を覆う面 47b 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 47c 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 47d 触媒コンバータ遮熱板の後端部の開口の一部を
塞ぐ面 47e 触媒コンバータ遮熱板の前端部の開口の一部を
塞ぐ面 47f ルーバ 48 触媒コンバータ遮熱板 48a 触媒コンバータ遮熱板の上面を覆う面 48b 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 48c 触媒コンバータ遮熱板の側面を覆う面 48d 触媒コンバータ遮熱板の後端部の開口の一部を
塞ぐ面 48e 触媒コンバータ遮熱板の前端部の開口の一部を
塞ぐ面 48f ルーバ 116 触媒コンバータ遮熱板 116a 触媒コンバータ遮熱板の上面 116b 触媒コンバータ遮熱板の側面 116c 触媒コンバータ遮熱板の側面 117 排気管遮熱板 117a 排気管遮熱板の上面 117b 排気管遮熱板の側面 117c 排気管遮熱板の側面 118 空気の流れ 119 空気の流れ 120 空気の流れ 121 空気の流れ 122 空気の流れ 123 空気の流れ 124 空気の流れ 125 空気の流れ 126 空気の流れ 127 空気の流れ 128 空気の流れ 129 空気の流れ 130 空気の流れ 131 空気の流れ 132 空気の流れ 133 空気の流れ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のアンダフロア下面の排気管系の近
    傍に配設され、排気管系の上面を覆う面と排気管系の両
    側面を覆う面とを備える遮熱板において、 前記上面を覆う面と前記両側面を覆う面とから形成され
    る端部の開口のうちの一方の端部の開口の一部を塞ぐ面
    と、 前記開口の一部を塞ぐ面を備える端部とは他方の端部近
    傍の前記上面を覆う面の下面側に、空気流れの方向をガ
    イドする複数のリブと、 を備えたことを特徴とする車両のアンダフロア遮熱板。
  2. 【請求項2】 前記車両のアンダフロア遮熱板は、前記
    上面を覆う面と前記両側面を覆う面とから形成される端
    部のうち、前記複数のリブを備える側の端部を車両前方
    側とする遮熱板を、触媒コンバータ近傍に配設する触媒
    コンバータ遮熱板としたことを特徴とする請求項1記載
    の車両のアンダフロア遮熱板。
  3. 【請求項3】 前記車両のアンダフロア遮熱板は、前記
    上面を覆う面と前記両側面を覆う面とから形成される端
    部のうち、前記複数のリブを備える側の端部を車両後方
    側とする遮熱板を、触媒コンバータ後方側の排気管近傍
    に配設する排気管遮熱板としたことを特徴とする請求項
    1記載の車両のアンダフロア遮熱板。
  4. 【請求項4】 前記複数のリブは、空気流れの方向を分
    散させるように形成したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3の何れかに記載の車両のアンダフロア遮熱板。
  5. 【請求項5】 前記複数のリブは、空気流れの方向を一
    方向に偏向するように形成したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3の何れかに記載の車両のアンダフロア遮
    熱板。
  6. 【請求項6】 前記車両のアンダフロア遮熱板は、前記
    複数のリブを空気流れの方向が車両左側方向に偏向する
    ように形成した遮熱板を、車両左側の触媒コンバータと
    該触媒コンバータ後方側の排気管との何れか一方の近傍
    もしくは両方の近傍に配設し、前記複数のリブを空気流
    れの方向が車両右側方向に偏向するように形成した遮熱
    板を、車両右側の触媒コンバータと該触媒コンバータ後
    方側の排気管との何れか−方の近傍もしくは両方の近傍
    に配設したことを特徴とする請求項5記載の車両のアン
    ダフロア遮熱板。
  7. 【請求項7】 車両のアンダフロア下面の排気管系の近
    傍に配設され、排気管系の上面を覆う面と排気管系の両
    側面を覆う面とを備える遮熱板において、 前記上面を覆う面と前記両側面を覆う面とから形成され
    る端部の開口の両方の端部の開口の一部を塞ぐ面と、 前記開口の一部を塞ぐ面を備える一方の端部近傍の両側
    面を覆う面に空気が通過する少なくとも一つの開口部
    と、 を備えたことを特徴とする車両のアンダフロア遮熱板。
  8. 【請求項8】 前記車両のアンダフロア遮熱板は、前記
    上面を覆う面と前記両側面を覆う面とから形成される端
    部のうち、前記空気が通過する開口部を備える側の端部
    を車両前方側とする遮熱板を、触媒コンバータ近傍に配
    設する触媒コンバータ遮熱板としたことを特徴とする請
    求項7記載の車両のアンダフロア遮熱板。
  9. 【請求項9】 前記車両のアンダフロア遮熱板は、前記
    上面を覆う面と前記両側面を覆う面とから形成される端
    部のうち、前記空気が通過する開口部を備える側の端部
    を車両後方側とする遮熱板を、触媒コンバータ後方側の
    排気管近傍に配設する排気管遮熱板としたことを特徴と
    する請求項7記載の車両のアンダフロア遮熱板。
  10. 【請求項10】 前記車両のアンダフロア遮熱板は、前
    記空気が通過する開口部を車両左側のみに形成した遮熱
    板を、車両左側の触媒コンバータと該触媒コンバータ後
    方側の排気管との何れか一方の近傍もしくは両方の近傍
    に配設し、前記空気が通過する開口部を車両右側のみに
    形成した遮熱板を、車両右側の触媒コンバータと液触媒
    コンバータ後方側の排気管との何れか一方の近傍もしく
    は両方の近傍に配設したことを特徴とする請求項7乃至
    請求項9の何れかに記載の車両のアンダフロア遮熱板。
  11. 【請求項11】 車両のアンダフロア下面の排気管系の
    近傍に配設され、排気管系の上面を覆う面と排気管系の
    両側面を覆う面とを備える遮熱板において、 前記上面を覆う面を車両前方に向かって上り勾配の傾斜
    面とする遮熱板を、触媒コンバータ近傍に配設する触媒
    コンバータ遮熱板としたことを特徴とする車両のアンダ
    フロア遮熱板。
  12. 【請求項12】 車両のアンダフロア下面の排気管系の
    近傍に配設され、排気管系の上面を覆う面と排気管系の
    両側面を覆う面とを備える遮熱板において、 前記上面を覆う面を車両後方に向かって上り勾配の傾斜
    面とする遮熱板を、触媒コンバータ後方側の排気管近傍
    に配設する排気管遮熱板としたことを特徴とする車両の
    アンダフロア遮熱板。
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