JPH10119827A - 車両のフロア遮熱板構造 - Google Patents

車両のフロア遮熱板構造

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JPH10119827A
JPH10119827A JP29954596A JP29954596A JPH10119827A JP H10119827 A JPH10119827 A JP H10119827A JP 29954596 A JP29954596 A JP 29954596A JP 29954596 A JP29954596 A JP 29954596A JP H10119827 A JPH10119827 A JP H10119827A
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JP
Japan
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heat shield
exhaust tube
floor
floor heat
shield plate
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JP29954596A
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English (en)
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Manabu Sato
学 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアトンネル内にプロペラシャフトとエキ
ゾーストチューブの両方が配設される車体構造におい
て、プロペラシャフトのセンタベアリング付近をエキゾ
ーストチューブの輻射熱等から遮蔽する。 【解決手段】 フロアトンネル10内にプロペラシャフ
ト11とエキゾーストチューブ12とが配設されたフロ
アパネルの裏面側構造において、上記プロぺラシャフト
11のうち、車体に弾性支持されている部分とエキゾー
ストチューブ12との間にフロア遮熱板13を配設する
と共に、このフロア遮熱板13のエキゾーストチューブ
12側の面にはエキゾーストチューブ12側に突出する
曲面部21を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロアトン
ネル内に配設されるプロペラシャフトのセンタベアリン
グ付近がエキゾーストチューブからの排熱によって高温
に晒されるのを防ぐためのフロア遮熱板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から車両のフロントフロアの裏面側
に遮熱板等を配設してプロペラシャフトやディファレン
シャルギヤ等を冷却するようにしたアンダフロア構造が
知られている(特開平7−309257号)。これは、
図6に示したように、エンジン1の下側にエンジンアン
ダカバー2を配設すると共に、フロアトンネル3の略真
下にセンタアンダカバー4を配設し、走行時に車両前方
から後方に流れる空気をエンジンアンダカバー2とセン
タアンダカバー4とでフロアトンネル3内に導き、プロ
ペラシャフト5やディファレンシャルギヤ6等を効率的
に冷却するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロア
トンネル3の内部にプロペラシャフト5とエキゾースト
チューブ(図示せず)が一緒に配設される車体構造の場
合には、上述のようなアンダフロア構造では、必ずしも
遮熱効果が十分とはいえない。即ち、エキゾーストチュ
ーブからの輻射熱等の影響をプロペラシャフトがまとも
に受け、特にゴム製であるプロペラシャフトのセンタベ
アリングが高温に晒されるなどのおそれがあったからで
ある。
【0004】そこで、本発明はフロアトンネル内にプロ
ペラシャフトとエキゾーストチューブの両方が配設され
る車体構造において、プロペラシャフトのセンタベアリ
ング付近をエキゾーストチューブの輻射熱から遮蔽する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る車両のフロア遮熱板構造
は、フロアパネルのトンネル内にプロペラシャフトとエ
キゾーストチューブとが上下に配設されたフロアパネル
の裏面側構造において、上記プロぺラシャフトのうち、
車体に弾性支持されている部分とエキゾーストチューブ
との間にフロア遮熱板を配設すると共に、該フロア遮熱
板のエキゾーストチューブ側の面にはエキゾーストチュ
ーブ側に突出する曲面部を形成したことを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2に係る車両のフロ
ア遮熱板構造は、前記エキゾーストチューブがプロペラ
シャフトの下方に設けられていると共に、前記フロア遮
熱板の後部は、その上縁が後端に向かって漸次上方に傾
斜して形成されることにより、フロア遮熱板下の空気が
フロア遮熱板の後方のトンネル内へ導かれる冷却風排出
部となることを特徴とする。
【0007】更に、本発明の請求項3に係る車両のフロ
ア遮熱板構造は、上記フロア遮熱板の曲面部が後端に向
かって漸次下方に傾斜していることを特徴とする。
【0008】そして、本発明の請求項4に係る車両のフ
ロア遮熱板構造は、上記冷却風排出部の上面にエキゾー
ストチューブ側へ突出する放熱ビードを設けたことを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に基づいて本発明に
係る車両のフロア遮熱板構造の一形態を詳細に説明す
る。図1乃至図3において、フロアトンネル10の内部
にはプロペラシャフト11とエキゾーストチューブ12
とが上下に並んで車両前後方向に配設され、これらプロ
ペラシャフト11とエキゾーストチューブ12との間に
フロア遮熱板13が配設された構造となっている。
【0010】上記フロア遮熱板13は、図1及び図2に
示したように、エンジン14の後部に位置するトランス
ミッション15の下部近傍からプロペラシャフト11の
第2ジョイント16の下部近傍まで延びており、フロア
トンネル10の断面形状に対応して両側部に対して中央
部分が突出した形状になっている。また、図1及び図3
に示したように、フロア遮熱板13の前部は、トランス
ミッション15側に向かって下方に湾曲する冷却風導入
部17を形成しており、走行時にはエンジン14の下面
を流れる走行風を冷却風導入部17からフロアトンネル
10内に導入している。フロア遮熱板17の中間部は上
面が水平状に形成されていて、サブマフラ18の上部を
覆っている。更に、フロア遮熱板13はプロペラシャフ
ト11のセンタベアリング19付近で冷却風排出部20
を形成しており、図2及び図3に示したように、上面に
エキゾーストチューブ12側に突出する曲面部21を形
成している。この曲面部21は後端側に向かって次第に
絞られると共に下方に傾斜している。また、冷却風排出
部20の両側面22は後側へ行くに従って次第に背が高
くなっており、側面22の上縁23が後端に向かって次
第に上方へ傾斜すると共に、その裏面側に排気空間24
を形成している。
【0011】従って、上述のように構成されたフロア遮
熱板13にあっては、プロペラシャフト11のセンタベ
アリング19付近にフロア遮熱板13の冷却風排出部2
0が位置し、その下方位置ではエキゾーストチューブ1
2に曲面部21が近接配置されているので、図2に示し
たように、エキゾーストチューブ12からの輻射熱は曲
面部21で外向きに拡散反射させられ、センタベアリン
グ19付近での輻射熱による温度上昇が抑えられると共
に、エキゾーストチューブ12から輻射されて再びエキ
ゾーストチューブ12に戻ってくる輻射熱が大幅に減少
するため、エキゾーストチューブ12自身の冷却効率も
向上することになる。加えて、フロア遮熱板13の曲面
部21がエキゾーストチューブ12側に突出しているこ
とから、逆にセンタベアリング19とフロア遮熱板13
は可及的に遠ざけられることになり、遮熱性能の点で有
利な構造となっている。
【0012】また、この実施例では冷却風排出部20に
上方へ傾斜する排気空間24を設けたので、停止時にお
いてはエキゾーストチューブ12によって温められた周
辺空気が自然対流によって上方に移動し、排気空間24
の後端から排出されることで、センタベアリング19付
近での高温空気のよどみを防止することができる。
【0013】また、走行時にはエンジン14の下面を流
れる走行風がフロア遮熱板13の冷却風導入部17から
フロアトンネル10内に導入され、フロア遮熱板13に
沿って流れた走行風が冷却風排出部20からデフに向か
って排出されるので、デフ周辺も効果的に冷却すること
ができる。
【0014】更に、この実施例ではフロア遮熱板13の
上面中央部に曲面部21を設けてあるが、この曲面部2
1を後端に向かって下方に傾斜させたことで、雨水や泥
水などがこの上に溜まることがなく、これらを原因とす
る発錆を防止できることになる。
【0015】図4及び図5は、本発明の第2実施例を示
したものである。この実施例に係るフロア遮熱板30
は、上記実施例に係るフロア遮熱板13と同様に、冷却
風排出部31の上面にエキゾーストチューブ12側に突
出する曲面部32を備えているが、更に曲面部32にエ
キゾーストチューブ12側に向かう放熱ビード33を設
けてある。この放熱ビード33は、曲面部32の両側の
斜面に3個ずつ設けられている。なお、放熱ビード33
以外の構成は上述した実施例と同様であるので詳細な説
明は省略する。
【0016】従って、このような構成からなるフロア遮
熱板30にあっては、冷却風排出部31の上面に曲面部
32を形成したことから、上記実施例と同様に、エキゾ
ーストチューブ12からの輻射熱を効率良く遮ることは
勿論のこと、フロア遮熱板30の面剛性が向上すると共
に、放熱ビード33が設けられている分フロア遮熱板3
0自体の放熱性が向上し、輻射熱量を低減することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る車両のフロア遮熱板構造によれば、プロぺラシャ
フトとエキゾーストチューブとの間に遮熱板を配設する
と共に、このフロア遮熱板のエキゾーストチューブ側の
面にはエキゾーストチューブ側に突出する曲面部を形成
したので、この曲面部でエキゾーストチューブからの輻
射熱が外向きに拡散反射されることになり、エキゾース
トチューブからの輻射熱が効率良く遮断され、プロペラ
シャフトのセンタベアリング付近が高温に晒されるのを
防ぐことができる。また、エキゾーストチューブから輻
射されて再びエキゾーストチューブに戻ってくる輻射熱
が大幅に減少するため、エキゾーストチューブ自身の冷
却効率も向上することになる。
【0018】また、請求項2に記載された車両のフロア
遮熱板構造によれば、フロア遮熱板の後部の上縁を後端
に向かって漸次上方に傾斜させることにより、冷却風排
出部が形成されるので、停止時においてはエキゾースト
チューブによって温められた空気が自然対流によって上
方に移動してフロア遮熱板の後端から排出され、センタ
ベアリング付近での高温空気のよどみを防止することが
できる。
【0019】更に、請求項3に記載された車両のフロア
遮熱板構造によれば、フロア遮熱板の上面中央部を後端
に向かって漸次下方に傾斜させたので、泥水などがその
上に溜まることがなく、泥水による発錆を防止できるこ
とになる。
【0020】そして、請求項4に記載された車両のフロ
ア遮熱板構造によれば、冷却風排出部の上面に放熱ビー
ドを設けたので、フロア遮熱板の面剛性が向上すると共
にフロア遮熱板自体の放熱性が向上し、エキゾーストチ
ューブの輻射熱をより効果的に遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるフロア裏面側の構
成を示す側面図である。
【図2】上記図1のA−A線断面図である。
【図3】上記第1実施例のフロア遮熱板を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例におけるフロア裏面側の構
成を示す図2と同様の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示すフロア遮熱板の斜視
図である。
【図6】従来におけるフロア裏面側の構成を示す側面図
である。
【符号の説明】
10 フロアトンネル 11 プロペラシャフト 12 エキゾーストチューブ 13 フロア遮熱板 19 センタベアリング 20 冷却風排出部 21 曲面部 22 側面 23 上縁 30 フロア遮熱板 31 冷却風排出部 32 曲面部 33 放熱ビード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルのトンネル内にプロペラシ
    ャフトとエキゾーストチューブとが上下に配設されたフ
    ロアパネルの裏面側構造において、 上記プロぺラシャフトのうち、車体に弾性支持されてい
    る部分とエキゾーストチューブとの間にフロア遮熱板を
    配設すると共に、該フロア遮熱板のエキゾーストチュー
    ブ側の面にはエキゾーストチューブ側に突出する曲面部
    を形成したことを特徴とする車両のフロア遮熱板構造。
  2. 【請求項2】 前記エキゾーストチューブはプロペラシ
    ャフトの下方に設けられていると共に、前記フロア遮熱
    板の後部は、その上縁が後端に向かって漸次上方に傾斜
    して形成されることにより、フロア遮熱板下の空気がフ
    ロア遮熱板の後方のトンネル内へ導かれる冷却風排出部
    となることを特徴とする請求項1記載の車両のフロア遮
    熱板構造。
  3. 【請求項3】 上記フロア遮熱板の曲面部は、後端に向
    かって漸次下方に傾斜していることを特徴とする請求項
    1又は2記載の車両のフロア遮熱板構造。
  4. 【請求項4】 上記冷却風排出部の上面にはエキゾース
    トチューブ側に突出する放熱ビードを設けたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか記載の車両のフロア遮
    熱板構造。
JP29954596A 1996-10-22 1996-10-22 車両のフロア遮熱板構造 Pending JPH10119827A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6394215B1 (en) * 1999-03-31 2002-05-28 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle motive power transmission structure
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JP2020026232A (ja) * 2018-08-13 2020-02-20 マツダ株式会社 下部車体構造

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