JP6494408B2 - 車両機器の冷却装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両に搭載される機器の冷却装置に関する。
鉄道車両の床下などに搭載される発熱機器の冷却には、車両の走行により生じる走行風が利用される。冷却が必要な機器が車両の進行方向に複数ある場合には、下流側の機器の冷却が不十分となる問題がある。そのような問題を解決するために、特許文献1では上流側の機器以外の部分から下流側の機器に走行風を導く導風板が設置されている。また、特許文献2にも同様に導風板によって進行方向に並ぶ複数の機器に走行風を導く冷却構造が示されている。
特開昭54−65909号公報(図4〜7) 特開2000−92819号公報(図19)
特許文献1の冷却装置は、上流側の機器の放熱器の下から下流側の機器の放熱器に走行風を導く導風板を備えるが、下流側の機器の放熱器の温度分布は考慮されておらず、冷却の効率が良好でない場合があった。また、特許文献2の冷却装置は、保護カバー内に風向板を備えるが、下流側の放熱器の直前では走行風の速度が低下しているため、風向板により十分な風を下流側に送ることができない。また、特許文献2では放熱器が接近していることから放熱器の先端部分にしか風を送ることができず、冷却の効率が良好でない問題があった。
そこで、本発明は上記のような問題を考慮して、車両の進行方向に複数の放熱器がある場合に、下流側の機器の放熱器に走行風を導くことで冷却の効率が向上した車両機器の冷却装置を実現することを目的とする。
本発明の車両機器の冷却装置は、
車両の進行方向に並ぶ第1の機器と第2の機器とを走行風で冷却する冷却装置であって、
前記第1の機器から前記進行方向に垂直な第1方向に突出して第1の機器を冷却する第1の放熱器と、前記第1の放熱器より前記進行方向後方に離れて配置されて前記第2の機器から前記第1方向に突出して前記第2の機器を冷却する第2の放熱器と、
前記第1の放熱器と前記第2の放熱器とを覆い、走行風を導入及び排出する開口を有する保護カバーと、
前記保護カバーの外側から前記第1の放熱器と前記第2の放熱器との間に走行風を導く第1の風ガイドと、を備え、
前記第1の風ガイドは、前記進行方向の前端が前記第1の放熱器を覆う保護カバーよりも前記第1方向に張り出し、後端が前記第1方向において前記前端よりも前記第2の放熱器の基部側に近づく第1の傾斜面を有して、前記第1の放熱器を覆う保護カバーよりも前記第1方向外側を流れる走行風を前記第2の放熱器の前方に導くことを特徴とする。
本発明の車両機器の冷却装置の第1の導風板は進行方向の前側が第1の放熱器を覆う保護カバーよりも第1方向に張り出し、前側から後方になるにつれて第2の機器側に近づく第1の傾斜面を有して、第1の放熱器を覆う保護カバーよりも第1方向外側を流れる走行風を前記第2の放熱器の前方に導くため、第1の放熱器が突出する第1方向に風の強さの分布を形成することができる。第1方向に温度分布を有する第2の放熱器に対して冷却の効率が向上することができる。
本発明の車両機器の冷却装置によって冷却される機器の設置例を模式図である。 実施の形態1の車両機器の冷却装置の構成を示す側面図である。 実施の形態1の車両機器の冷却装置の構成を示す断面図である。 本発明の車両機器の冷却装置を構成する放熱器の構造例を示す斜視図である。 本発明の車両機器の冷却装置を構成する放熱器の構造例を示す斜視図である。 本発明の車両機器の冷却装置を構成する放熱器の構造例を示す斜視図である。 実施の形態1の車両機器の冷却装置の構造の一部を示す斜視図である。 実施の形態1の車両機器の冷却装置を進行方向F前方から見た正面図である。 実施の形態1の車両機器の冷却装置の動作の説明図である。 実施の形態1の車両機器の冷却装置の各要素の位置関係を説明する断面図である。 実施の形態1の放熱器5の温度分布を説明する図である。 実施の形態1の第1変形例の斜視図である。 実施の形態1の第1変形例の部分断面図である。 実施の形態1の第2変形例を示す正面図である。 実施の形態1の第3変形例を示す断面図である。 実施の形態1の第4変形例を示す断面図である。 実施の形態2の車両機器の冷却装置の構造の一部を示す斜視図である。 実施の形態3の車両機器の冷却装置の構造の一部を示す斜視図である。 実施の形態3の車両機器の冷却装置の風の流れを模式的に示した説明図である。 実施の形態4の車両機器の冷却装置の構造を示す上面図である。 実施の形態4の車両機器の冷却装置の構造を示す正面図である。 実施の形態4の車両機器の冷却装置の一部を示す斜視図である。 実施の形態5の車両機器の冷却装置の構造を示す上面図である。 実施の形態5の車両機器の冷却装置の導風板の一部を示す斜視図である。 実施の形態5の車両機器の冷却装置の導風板の構造を示す斜視図である。 実施の形態6の車両機器の冷却装置のX方向から見た構造を示す正面図である。 実施の形態6の車両機器の冷却装置の構造を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。異なる実施の形態での説明において、同様の構成要素については同じ符号を付して説明を簡略化するものとする。
<実施の形態1.>
図1は本発明の車両機器の冷却装置によって冷却される機器の設置例の模式図である。この図は、機器が鉄道車両90の床下の前後車輪91間に設置された場合を示している。冷却される第1の機器3aと第2の機器3bとは車両の進行方向Fに並ぶ。第1の機器3aと第2の機器3bとは収納箱2内に設置される。第1の機器3aが発生する熱を放散して冷却する第1の放熱器5a、および第2の機器3bが発生する熱を放散して冷却する第2の放熱器5bが収納箱2から進行方向Fと直交する方向に突出するように設置される。第1の放熱器5a、第2の放熱器5bは進行方向Fに間隔をあけて設置される。なお、図では第1の機器3aと第2の機器3bとが1つの収納箱2内に設置される場合を示したが、別々の収納箱に設置されていてもよい。第1の機器3a、第2の機器3bは、たとえば推進制御等に使用される電子部品で構成された発熱機器である。
なお以下では、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を用いて、進行方向FをX方向、進行方向Fに対して直交する水平方向をY方向、進行方向Fに対して直交する鉛直方向をZ方向として説明する。また、進行方向Fを+X方向、その反対の逆進行方向Rを−X方向、下から上への鉛直方向を+Z方向とする。なお、複数の図面にX軸、Y軸、Z軸を示した。なお、請求項において第1方向がY方向、第2方向がZ方向に相当する。また、放熱器が取り付けられた機器側であって、走行風を受けるように突出し始めた部分を放熱器の「基部」とし、また、基部側から突出するY方向に最も離れた部分を放熱器の「先端」とする。
図1のように、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとはY方向(図で紙面手前側、水平方向)に突出する。車両90が進行方向Fまたは逆進行方向Rに走行すると、地面99と車両90との相対的な速度差によって走行風が発生する。第1の放熱器5a、第2の放熱器5bとはこの走行風を受けて冷却される。進行方向Fに走行すると、進行方向F後方に位置する第2の放熱器5bが受ける走行風は第1の放熱器5aの下流となる。第1の放熱器5a、第2の放熱器5bとは進行方向Fに間隔をあけているが、間隔が狭いと第2の放熱器5bに走行風が流れにくく、冷却が不十分となりやすい。また、第1の放熱器5aを通過して加熱された風が第2の放熱器5bに入るため、下流側の第2の放熱器5bでは上流側の第1の放熱器5aに比べて冷却が不十分となりやすい。同様に、逆進行方向Rに走行した場合も下流側となる第1の放熱器5aは上流側の第2の放熱器5bに比べて冷却が不十分となりやすい。従って、下流側に配置した機器の冷却が不十分となることがある。そこで、本発明では第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間に風を導く風ガイド(採風装置)を設置して下流側の放熱器の冷却を向上させる。
図2は本発明の実施の形態1の車両機器の冷却装置の構成を示す側面図であり、進行方向と垂直な水平方向であるY方向から見た図である。また、図3は実施の形態1の車両機器の冷却装置の構成を示す鉛直方向(Z方向)断面図であり、図2のA−A断面に相当する。
収納箱2は車両の床10の下に固定され、その内部の第1の機器3aと第2の機器3bとは、図3のようにX方向に離れて設置される。また、収納箱2の内壁に沿って第1の機器3aが発生する熱が伝わる伝熱板4a、伝熱板4aから収納箱2の外側に突出して伝熱板4aからの熱を放熱する第1の放熱器5aが設置される。同様に、収納箱2の内壁に沿って第2の機器3bが発生する熱が伝わる伝熱板4b、伝熱板4bから収納箱2の外側に突出して伝熱板4bからの熱を放熱する第2の放熱器5bが設置される。伝熱板4a、伝熱板4bはアルミニウム、銅など両熱伝導の金属、合金などで形成される。伝熱板4a、伝熱板4bを収納箱2の一部で構成してもよい。伝熱板4a、伝熱板4bは単体の素材だけでなく、樹脂または金属にヒートパイプ、マイクロチャンネル等を埋め込んだ構造物としてもよい。伝熱板4a、伝熱板4bを熱抵抗が小さい構造物(好ましくは0.0111m・K/W以下[熱伝導率が90W/m・K以上に相当])とすると好ましい。なお、伝熱板4は機器3からの熱を放熱器5に伝搬させるものであり、伝熱板4から直接に放熱器5に熱が伝搬させることができる場合には伝熱板4は無くてもよい。
第1の機器3aと第2の機器3bとを冷却する冷却装置は、第1の放熱器5a、第2の放熱器5b、および走行風を放熱器5側に取り込む風ガイドである第1の導風板9a、第2の導風板9bで構成される。さらに、第1の放熱器5a、第2の放熱器5bの外側を覆う保護カバー8a、8bを有する。
保護カバーは走行中に飛び込む異物により第1の放熱器5a、第2の放熱器5bが破損することを防止するためのものである。保護カバー8a、8bは走行風を導入および排出できるように、+X方向(進行方向側)、−X方向(逆進行方向側)に開口を有している。また、車両の停止時に保護カバーの鉛直方向下から上に空気が対流する冷却を可能とするために、+Z方向(上面側)、−Z方向(下面側)にも開口を有していることが望ましい。Y方向である側面側正面には開口部を有して空気の出入りを有するようにしてもよいが、必ずしも必須ではない。開口は、たとえば四角、円形などに開けられた貫通穴であり、保護カバー8a、8bは格子状、パンチングメタルなど、多数の開口を有する板材を加工して形成されると良い。また、保護カバー8a、8b内で風の流通が良好となるように、第1の放熱器5a、第2の放熱器5bとはX、Y、Z方向に少し隙間をあけて設置される。なお、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとを覆う保護カバーとして、第1の放熱器5a、第2の放熱器5bを別々に覆う8a、8bの構成を示したが、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとを1つの保護カバー8で覆う構成としてもよい。保護カバー8a、8bは収納箱2に固定されてもよいし、図のように伝熱板4a、4bに固定されてもよい。伝熱板4a、4bに固定される場合は保護カバー8a、8bに熱も伝わり、保護カバー8a、8bも放熱器の一部として働く。
進行方向Fに車両が進行した場合に、保護カバー8aの外側から第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間に走行風を導く第1の風ガイドとして第1の導風板9aが設置される。第1の導風板9aは、進行方向の前端が第1の放熱器5aを覆う保護カバー8aよりもY方向外側に張り出し、後端がY方向において前端よりも第2の放熱器5bの基部側に近づく第1の傾斜面9pを有している。なお、第1の傾斜面9pは第1の放熱器5a側に面した面である。放熱器に面さない側の形状は任意の形状として良い。第1の導風板9aは保護カバー8aとアーム11とで接続固定される。図3には進行方向Fに車両が進行した場合に、第1の放熱器5aには進行方向F前方から風が導入され、第2の放熱器5bには、第1の導風板9aによって第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間から風が導入される様子を矢印付きの点線で示した。
同様に、逆進行方向Rに車両が進行した場合に、保護カバー8bの外側から第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間に走行風を導く第2の風ガイドとして第2の導風板9bが設置される。第2の導風板9bの逆進行方向Rの前端(つまり進行方向Fの後端)が第2の放熱器5bを覆う保護カバー8bよりもY方向外側に張り出し、後端(つまり進行方向Fの前端)がY方向において前端よりも第1の放熱器5aの基部側に近づく第2の傾斜面9qを有している。なお、第2の傾斜面9qは第1の放熱器5a側に面した面である。放熱器に面さない側の形状は任意の形状として良い。第2の導風板9bは保護カバー8bとアーム11で接続固定される。
図4〜図6は本発明の車両機器の冷却装置を構成する放熱器5(5a、5b)の構造例を示す斜視図である。第1の放熱器5a、第2の放熱器5bは基本的に同様な構造のものが使用される。第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとがその中間点に対してX方向に対称な形状としてもよい。従って、これらの図では一方の放熱器5のみを示した。放熱器5は伝熱板4から熱が伝えられる熱伝導体で構成される。熱伝導体はアルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、内部で熱を運ぶ流体が循環するヒートパイプ、伝熱管などの材料で形成される。熱伝導体は風によって冷却が容易となるよう、表面積が大きく、また風が通過する多くの隙間を持った構造とされる。走行風を利用するので、放熱器5の内部には、その前方から後方まで走行方向に連続する隙間が多数形成されていることが望ましい。隙間は、隙間との接触面積を多くすることで熱交換面積を増やすとともに、通風抵抗が高くなりすぎて内部の風量が少なくなりすぎないように適度な間隔とされる。また、走行風がない停止時の冷却のためには、下端から上端まで連続する隙間が内部に形成されて対流による冷却が容易となる構造が望ましい。
図4は伝熱管13とプレートフィン14とで構成された放熱器5を示す。伝熱板4にはY方向に伸びる複数の伝熱管13が配列され、間隔をあけた複数のプレートフィン14をそれらの伝熱管13が貫通する構造である。伝熱管13は基部側である伝熱板4からY方向先端に向けて熱を伝え、伝熱管13からプレートフィン14に熱が伝わり、伝熱管13およびプレートフィン14間を流れる風によって、熱が放散される。プレートフィン14はおおよそ伝熱板4と平行な薄板で構成される。図の構造ではプレートフィン14は進行方向Fと、ほぼ平行であるため、通風抵抗が低く、車両の速度が大きくなっても高い冷却能力を保つことができる。また、上下方向にも風の流通が容易であるので、車両停止時に対流で冷却することができる。伝熱管13は伝熱板4に垂直に限らず、たとえば図のようにY方向先端になるにつれてZ方向に変位するよう傾斜してもよい。また、プレートフィン14も伝熱管13に対して垂直である必要はない。プレートフィン14のかわりにコルゲーテッドフィンを用いてもよい。また伝熱管13として金属棒、金属管、内部にガス、液体の熱媒体が封じられたヒートパイプでも良い。伝熱管13の内部に液体を流通させる場合はU字管としてもよい。
図5は放熱器5の他の構造例を示す斜視図であり、図4からプレートフィン14を省いた放熱器5を示している。図5の放熱器5は伝熱管13が放熱フィンとして機能するピンフィン型である。伝熱管13の構成を上記の図4の説明で述べたようにU字管とするなど、種々に変更してもよい。
図6は放熱器5のさらに他の構造例を示す斜視図であり、伝熱板4からY方向に伸びる複数のフィン15を配列した放熱器5を示している。図6の放熱器5はフィン15の主面が進行方向Fと、ほぼ平行であるため、図4のプレートフィン14と同様に通風抵抗が低く、車両の速度が大きくなっても高い冷却能力を保つことができる。また、進行方向Fに並ぶフィン15間に隙間を設けたので、隙間を上下方向に空気が流通することができ、車両停車時に対流を用いた冷却も可能である。
なお、放熱器5の構造は図4から図6のいずれかに限らず、その変形、組み合わせ、同様な作用を生じる他の形状としてもよい。熱交換性能を向上させるために放熱器5を構成するフィン15、図4のプレートフィン14、図5伝熱管13の表面に微細な凹凸を形成してもよい。プレートフィン14、フィン15を進行方向Fと平行とせず、少し傾斜するようにしてもよい。
図7は本実施の形態1の車両機器の冷却装置の構造の一部を示す斜視図である。図は進行方向Fで上流側となる保護カバー8aと第1の導風板9aとを示す。図のように保護カバー8aには多数の開口8cが形成されている。開口8cを通じて保護カバー8aの内外を空気が流通する。図の保護カバー8aは矩形の開口8cが配列された格子状の構造を示したが、網状、ハニカム状、スリット状、丸状等の開口8cのある金属、または樹脂のカバーとしてもよい。また、図は外形が直方体形状の保護カバー8aを示したが、内部の第1の冷却器5aの形状、接地されるスペースなどに合わせて形状を変更してもよい。開口8cは保護カバー8aの少なくとも進行方向Fの前側及び後側に形成されて、保護カバー8aの外部から内部に走行風を導入し、内部から外部に走行風を排出することができる。図において矢印付きの点線は進行方向Fの前側から走行風が内部に入ることを示している。この風により、保護カバー8a内部の第1の放熱器5aが冷却される。また、開口8cは保護カバー8aの下面側、上面側にも形成されていてもよい。さらに図のように開口8cは保護カバー8aの側面(Y方向側)にも形成されていてもよい。進行方向Fの前側及び後側以外に開口8cを有する場合は、それらの開口8cからも前側から侵入した走行風が排出される。
保護カバー8aの表面を占める開口8cの面積割合である開口率は、冷却性能向上の観点から保護カバー8aの機械的強度が十分に保たれる範囲内で大きくする方が望ましい。個々の開口8cのサイズは、走行時に開口8cから飛び込んで放熱器5aにダメージを与える小石、雪、氷等の異物のサイズより小さくするとよい。保護カバー8aは伝熱板4に設置してもよく、収納箱2に設置しても良い。保護カバー8aが伝熱板4に接する場合は保護カバー8aに熱が伝わり、保護カバー8aの表面からも放熱されるため、保護カバー8aの材料として熱伝導の良好なアルミニウム、銅などの金属を用いてもよい。保護カバー8aとその内部の第1の冷却器5aとは隙間を空けるようにしたが、一部が接触していてもよい。
第1の導風板9aは保護カバー8aの進行方向F後部にアーム11で固定される。アーム11は金属、樹脂などの材料で作成される。上述のように、導風板9aの進行方向Fの前端9fは保護カバー8aより水平方向(Y方向)外側に張り出ている。第1の導風板9aの進行方向Fの後端9rは水平方向の距離の点で前端9fよりも機器3側に位置する。従って第1の導風板9aの第1の傾斜面9pは進行方向Fの前側より後側になるほど、下流側の第2の機器3bに向かって近づくようにX軸に対して傾斜する。図では導風板9aは単純な矩形の平板で形成された場合を示したが、外形は種々の形状に変更可能であり、平面に限らず曲面で形成されていてもよい。走行風を受けてその方向を変えるものであり、走行風の抵抗に耐えられるよう導風板9a、アーム11は十分な強度の金属で形成すると良い。アーム11として図では導風板9aの側部に固定された板状のものを示したが、棒状のものであってもよい。導風板9aとアーム11との固定、アーム11と保護カバー8aとの固定は、溶接、ねじ、ボルトなどを使用することができる。また、導風板9aを保護カバー8aにアーム11で保持する例を示したが、導風板9aを収納箱2、車両の床下10等に固定するようにしてもよい。図7では省略したが、逆進行方向Rで上流側となる保護カバー8b、第2の導風板9bについても、保護カバー8aと第1の導風板9aをX方向に反転した同様の形状とするとよい。
図8は本実施の形態1の車両機器の冷却装置を進行方向F前方から見た正面図である。放熱器5、導風板9は、その前方から見た場合の投影面積を大きくすると冷却能力が向上することができる。しかしながら、車両機器では艤装限界96の範囲内(装備品を取り付け可能な領域内)に収まるようにしなければならない制限、また、走行風と衝突する際に発生する騒音低減の制限などから、放熱器5、導風板9の大きさが限られる。なお、図は進行方向F前方から見た場合に、第1の放熱器5a、第1の導風板9a、および保護カバー8aがいずれも矩形の単純な形状である場合を示したが、任意の形状でよい。また、図では第1の導風板9aのZ方向の高さを保護カバー8aの高さと同程度としたが異なるようにしてもよい。
次に、本実施の形態1の車両機器の冷却装置の動作を説明する。図9は進行方向Fに車両が進んだ場合に本実施の形態1の車両機器の冷却装置が生じる風の流れを模式的に示した説明図である。この図は第1の放熱器5aと第2の放熱器5bの近傍を上方(Z方向)から見た図である。図において矢印の方向は風の方向を示し、矢印の長さは風の流速を表している(長い方が流速大)。図のように上流側の保護カバー8aのY方向外側を進行方向Fと平行に流れる走行風は導風板9aに衝突して、下流側の第2の放熱器5bのY方向基部側に近づくように向きが変えられる。風は導風板9aの後端で導風板9aから離れるが、その後も慣性により導風板9aの傾斜面を延長した方向に進む。一方、上流側の第1の放熱器5aの後端からは、第1の放熱器5aを通過し走行風が第2の放熱器5b側に排出される。第1の放熱器5aに通風抵抗があるため、第1の放熱器5aから排出された風は導風板9aから取り込まれた風に比べて速度は小さくなっている。そして、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bの間では、導風板9aから取り込まれた風と第1の放熱器5aから排出された風とが混じりながら第2の放熱器5bに向かう。導風板9aから取り込まれた風は第1の放熱器5aから排出された風の影響を受けて、徐々に進行方向Fと平行な方向に近づくように向きが変わる。また、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間隔が大きい場合には、導風板9aからの風は収納箱2の表面に衝突して、収納箱2の表面に沿って流れるように曲がる。このように、導風板9aにより保護カバー8aの外部から取り込まれて進行方向Fに対して斜めに進む風の勢いは第1の放熱器5aから排出された風の勢いよりも強いため、第2の放熱器5bに導入される風にはY方向に速度分布が生じる。速度の分布は導風板9aの傾斜面の進行方向Fに対する角度、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間隔、第1の導風板9aの長さ、終端位置、張り出し量等により調整することができる。図では第1の導風板9aの傾斜面の進行方向Fに対する角度を比較的大きくして、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間隔を適度に大きくした場合に、第2の放熱器5bの先端側よりも基部側(機器3b側)で風速が大きくなる場合を示している。
図10は本実施の形態1の車両機器の冷却装置の各要素の位置関係を説明する鉛直方向(Z方向)断面図である。なお、第2の導風板9bは第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの中間に対してX方向に対称であるので省略した。図中の熱交換器の中間に示した一点鎖線は断面図におけるX方向の対称線を示す。
図において、
H5a:第1の放熱器5aのY方向の高さ。
H5b:第2の放熱器5bのY方向の高さ。
H8a:第1の放熱器5aを覆う保護カバー8aのY方向の高さ。
H8b:第2の放熱器5bを覆う保護カバー8bのY方向の高さ。
なお、Y方向の高さとは、第1の放熱器5a、第2の放熱器5bの突出する基部を基準としたY方向の距離である。図では、各放熱器、各保護カバーのY方向の高さはX方向に一定としているが、X方向に一定でない場合は、最もY方向に突出する位置をY方向の高さとする。
H9fa:第1の導風板9aの走行風を取り込む前端側で、最もY方向に張り出した部分のY方向の高さ。
H9ra:第1の導風板9aの後端9rのY方向の高さ。
H89a:H9fa−H8a、第1の導風板9aの前端が保護カバー8aから張り出したY方向の距離。
D:第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの進行方向F(=X方向)の間隔。
G:第1の導風板9aと第1の放熱器5aを覆う保護カバー8aとが最も近接する距離。
θ:第1の導風板9aの傾斜面9pと進行方向F(=X方向)との間の角。以下では傾斜角と略す。
Pb:第1の傾斜面9pを後方に延長した線と第2の放熱器5bの前端を含むY軸と平行な線との交点。つまり、第1の傾斜面9pが第2の放熱器5bの前端のX位置において、どの位置に向かうかを示す点。
P5bs:第2の放熱器5bの前端におけるY方向基部。
P5bt:第2の放熱器5bの前端におけるY方向先端。
保護カバー8a、保護カバー8bは第1の放熱器5a、第2の放熱器5bとの間に隙間をあけているので、H8a>H5a、H8b>H5bである。また、第1の機器3aと第2の機器3bとは同じ発熱機器を想定しており、放熱器、保護カバーは同サイズであり、H5a=H5b、H8a=H8bとする。導風板9aの進行方向Fの前端9fは保護カバー8aよりもY方向に張り出し、H9fa>H8a、H89a>0である。なお、張り出した距離H89aは大きい方が下流側に多量の風を送ることができるが、風の抵抗が増加するため、たとえば、下流側の第2の放熱器5bの高さH5b以下などとすると好ましい。また、H89aが小さいと効果が十分なくなるため、たとえば下流側の第2の放熱器5bの高さH5bの1/4以上であることが好ましく、1/2以上であるとさらに好ましい。第1の導風板9aの傾斜面9pと保護カバー8aとの間は保護カバー8aの外側から取り込んだ風が通過する部分であり、距離Gはある程度十分な大きさであることが望ましく、たとえばH89aの1/2以上などとするとよい。保護カバー8aが傾斜面9pに近接する角部分を丸める、または角を傾斜面9pに平行にカットした形状とするなどしてもよい。また、第1の傾斜面9pの前端から進行方向(X方向)の前方に導風板9aの前部が長く伸びるようにしてもよい。
導風板9aの傾斜面9pを後方に延長すると下流側の第2の放熱器5bの前端となるX位置において、第2の放熱器5bのY方向先端H5btよりもY方向基部H5bs側に近いPbで交差する。図ではPbがY方向基部H5bsよりもさらに収納箱2内に位置する場合を示している。傾斜角θが大きくなるほどPbはY方向に低い位置となる。
傾斜角θを大きくすると、傾斜面9pで偏向された走行風は下流の第2の放熱器5bの基部側に向かって流れる割合が多くなる。傾斜角θが80度より大きな角度になると、走行風が傾斜面9pと衝突した際に抵抗が大きくなり、傾斜面9pに沿って流れなくなる場合がある。そのような場合は、傾斜角θをたとえば60度以下などとするとよい。
風の方向を傾斜面9pに沿った方向に偏向するためには、傾斜面9pにある程度の長さが必要である。第1の導風板9aの後端9rが下流側に位置するほど、第2の放熱器5bに向かう風の分布の制御性が良くなる。ただし、後端9rが下流側に伸ばすと第2の導風板9bと中間部で干渉するため、導風板を単純な構造とする場合は、後端9rの位置は第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの中間までとするとよい。
また、走行方向から見た場合にY方向において第1の傾斜面の後端9rが保護カバー8aよりも第2の機器5bの基部側に近づき、H9ra<H8aとなるようにしてもよい。後端9rが基部側に近づくほど、後端9rが下流側に伸ばし、傾斜角θを大きくすることができ、第2の放熱器5bの基部側に多くの風を導きやすくなる。さらに放熱器5a、5bの先端よりも基部側に近づけると、さらに先端より基部側に風を導きやすくすることができる。ただし、基部側に近づけすぎると第2の放熱器5bの先端に向かう風が不足するため、後端9rの高さを放熱器5a、5bの先端と同程度のY方向高さまでとして、H5a≦H9ra<H8aなどとすると好ましい。
また、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間隔Dが非常に狭い場合は、傾斜角θを大きくしなければ基部側に風を導くことが難しい。第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間隔Dは放熱器5a、5bのY方向高さH8a、H8bの少なくとも1/2以上離れていることが望ましい。また、間隔DがH8a、H8bの5倍以上など大きく離れている場合は、風ガイドを設置しなくとも下流側に風が自然に入るので風ガイドを設置する効果は小さくなる。第1の機器3a、第2の機器3bの間隔が狭い場合は第1の放熱器5a、第2の放熱器5bの間隔DがH8a、H8bの少なくとも1/2以上離れるように、それぞれの放熱器を走行方向F側、逆進行方向R側にシフトさせるとよい。
図11は本実施の形態1の放熱器5の放熱器の基部側から先端側からまでY方向の高さに対する温度分布を説明する図である。なお、この図は基部側から先端側からまで均一に風が流れて放熱器5の表面から放熱される場合の温度分布である。放熱器5は伝熱管13、フィン15等により機器3bの熱を基部側から先端側に向けて伝導し、先端に伝導する途中で放散されるために先端側では基部側よりも低温となる。放熱器5が温度分布を生じるため、風の総量が同じであれば、高温になりやすい部分に多くの風を供給することで、冷却効率を高めることができる。本実施の形態1では上流側の放熱器の先端よりも外側から、下流側の放熱器の先端よりも基部側に向けて傾斜した導風板9aを用いて下流側の放熱器に風を導く。これにより、突出するY方向に温度分布を有する下流側の放熱器に対して、温度分布に合わせたか送風が可能となり、下流側の放熱器の冷却効率を向上させることができる。一般に、発熱機器に近い放熱器5の基部側が先端側よりも高温となりやすく、図9に示したように、基部側に供給される風の割合を増加して、基部より遠い先端に供給される風の量を少なくすることで効率的な冷却が行える。なお、放熱器5のフィンが基部側に少なく、基部と先端の中間に多くのフィンが設けられている場合は、フィン密度の高い部分を狙うように導風板9の角度、位置を調整してもよい。その場合、フィン密度の高い部分を狙うことで冷却効率を高めることができる。
図12は本実施の形態1の第1変形例であり、導風板9を固定するアーム11を棒状とした斜視図である。図13はアーム11の断面図である。この第1変形例ではアーム11の断面を流線形とした。車両が双方向に進むため、本第変形例1では、X方向に対称な流線形とし、Z方向に薄い扁平な形状で、X方向の先端、後端に尖った部分を設けた形状とした。図13にアーム11の周囲を流れる走行風を点線で示した。通常の円形、多角形の断面をもつアームでは、特定の速度域において、空気の流れに対して下流側で剥離が生じ、双子渦、カルマン渦が発生し、大きな騒音の原因となる可能性がある。流線形の断面形状を採用することで、空気の流れの下流側での剥離の発生を大きく低減でき、渦の発生を抑制し、結果として騒音を低減することが可能となる。
図14は本実施の形態1の第2変形例を示す進行方向F前方から見た正面図である。図8とは放熱器5、導風板9の形状が異なる。保護カバー8aの正面は多角形で構成され、Y方向外側はZ方向に対して傾斜する斜面で構成されている。第1の導風板9aは艤装限界96の範囲に合わせてZ方向上部の幅が広がった多四辺形となっている。また、第1の導風板9aは収納箱2側に対向する面が多少斜め下を向くように傾斜している。このように第1の導風板9aの形状を艤装限界96の範囲に合わせた形状としたので、取り込む風を増加することができ、また、上部の幅が広がった形状のものを斜め下向きに取り付けたので、上部で多く取り込まれた風が斜め下に供給されて、下流側では下側にも十分な風を供給することができる。図の白抜き矢印は風が斜め下に向かうことを示す。
図15は本実施の形態1の第3変形例を示すZ方向断面図である。第3変形例の導風板9は、1枚の板を中央で折り曲げ、その折り曲げた山側を基部側に向けた構成である。折り曲げた進行方向前側が第1の導風板9a、後側が第2の導風板9bとして機能する図のように、折り曲げの先端のY方向の高さHoが、保護カバー8bのY方向の高さよりも小さくなるようにしてもよい。
本第3変形例では1枚の板を折り曲げて導風板9を形成したため、コストを低減できるうえに、導風板9の保持強度も高めることができる。また中央部において導風板9に隙間がないため、隙間部分に風が入りこんで発生する騒音を防ぐことができる。
図16は本実施の形態1の第4変形例を示すZ方向断面図である。第4変形例の導風板9は、第1の導風板9aおよび第2の導風板9bを曲面で構成するとともに、中間で第1の導風板9aの後端と第2の導風板9bの前端とを滑らかに繋いで一体とした構造を有する。Z方向から見た場合に、第1の導風板9a、第2の導風板9bはそれぞれS形状であり、それぞれの前端および後端はX方向とおおむね平行である。導風板9は1枚の板を曲面に加工して形成されてもよい。また、保護カバー8aと保護カバー8bとを一体の保護カバー8として、第1の放熱器5a、第2の放熱器5bを1つの保護カバー8で覆う構造とした。第1の導風板9aと第2の導風板9bとが繋がる部分は第1の導風板9a前端よりも放熱器の基部側に接近しており、保護カバー8との間隔を十分あけるため、保護カバー8は第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの間で基部側にくぼみがある形状とした。第1の導風板9a前端から入った走行風は第1の導風板9aの曲面に合わせて徐々に基部側に偏向されて下流側に流れる。なお、第1の導風板9aの傾斜角は中間部で小さくなるが、風の主な部分は第1の導風板9aの傾斜角が大きい部分に従って下流側に流れる。基部側に向かう風は保護カバー8のくぼみ部分に設けた開口部を通過して下流側の第2の放熱器5bに向かう。この第4変形例においても、第1の導風板9aの曲面のうち最もX方向に対して傾斜角が大きい部分の接線を後方に延長すると、第2の放熱器5bの前端の位置において第2の放熱器5bの先端よりも基部側のPbで交差する。従って冷却性能を高めることができる。さらに本第4変形例では第1の導風板9aと第2の導風板9bとが繋がる中央部を滑らかに連続する構造としたので、中央部で風の渦の発生が少なく、騒音の発生を低減することができる。
<実施の形態2.>
図17は実施の形態2の車両機器の冷却装置の構造の一部を示す斜視図である。この図は進行方向Fで上流側となる保護カバー8aと第1の導風板9aとを示すものである。本実施の形態2の第1の導風板9aは実施の形態1の第1の導風板9aとしてZ方向の両端を覆う板を備えた構造とした。この構造では両端の板がZ方向に風が流れ出ることを抑制する。また、アーム11のかわりに、この板の部分で第1の導風板9aを保護カバー8bに固定する。第1の導風板9aとそのZ方向両端の板の部分とは1枚の板を折り曲げて形成すると材料が少なくて済むので良い。ただし、別途にアーム11を設けてもよく、第1の導風板9aとZ方向に風が流れ出ることを抑制する部分とが別部材で構成されていてもよい。両端の板で風が流れ出ることを抑制したが、さらに多数の板を利用して抑制する構成であってもよい。
第1の導風板9aに入った走行風は傾斜面で向きが変えられた際に、局所的に圧力が高まるため、Z方向にも流れ出ようとする。本実施の形態2ではZ方向が両端の2枚の板で囲まれた構造により、第1の導風板9aの前端側から入って、第1の傾斜面9pに沿って流れる風がZ方向に逃げることを防ぎ、効率的に下流側の第2の放熱器5bに向けて風を送ることができる。
なお、本実施の形態2では保護カバー8aのY方向外側は開口部がない構造とした。Y方向外側は開口部がある場合は、保護カバー8aに入った風が、保護カバー8a内を流れる途中でY方向外側の開口部から外部に流れ出ることがある。その場合、第1の導風板9aの前端側から入る風に、保護カバー8a内を流れ、第1の放熱器5aで加熱された風が混入する。本実施の形態2では保護カバー8aのY方向外側に開口部がないため、新鮮な風を第2の放熱器5bの基部側に傾斜させて送ることができ、冷却効率を高めることができる。
<実施の形態3.>
図18は実施の形態3の車両機器の冷却装置の構造の一部を示す斜視図である。この図は進行方向Fで上流側となる保護カバー8aと第1の導風板9aとを示したものである。第1の導風板9aに入った風がZ方向に風が流れ出ることを少なくとも2つの面で抑制する点で実施の形態2と同様であるが、本実施の形態3では、さらに2つの面のZ方向の間隔を進行方向後方になるほど狭めた構成である。2つの面と第1の傾斜面9pで囲んだ部分を風路と考えると、風路断面高さが後端側ほど小さくなる構成である。第1の導風板9aの前端側のZ方向の高さを保護カバー8aのZ方向の高さと同程度として、第1の導風板9aの前端側のZ方向の高さを第2の放熱器5bのZ方向の高さと同じか、またはそれより少し大きい高さとするとよい。
図19は本実施の形態3の車両機器の冷却装置の風の流れを模式的に示した説明図である。この図はY方向正面から見た図を示している。第1の導風板9aに入った風は、後方が絞られたことにより、流速が増して第2の放熱器5bに向かって流れる。また、−Y方向が開放された風路形状であるため、下流側でZ方向が狭められたことによって、−Y方向、すなわち第2の放熱器5bの基部側に風が向かうようになる。さらに第1の放熱器5aを通過して保護カバー8aから下流側に流れ出た風はZ方向が狭められた風が混入することでZ方向の上下に押し出され、下流側の第2の放熱器5bに新鮮な風を多く供給することができる。また、一般に、第2の放熱器5bの高さが保護カバー8aの高さより小さいので、第1の導風板9aから保護カバー8aと同じ高さの風を下流側に送るよりも、第2の放熱器5bのZ方向の高さに合わせて流れるようにすると、冷却の効率を高めることができる。
<実施の形態4.>
図20は実施の形態4の車両機器の冷却装置のZ方向から見た構造を示す上面図である。図21は実施の形態4の車両機器の冷却装置のY方向から見た構造を示す正面図である。図22は実施の形態4の車両機器の冷却装置の一部を示す斜視図である。図22は進行方向Fで上流側となる保護カバー8aと第1の導風板9aとを示すものである。なお、保護カバー8a開口部は省略した。本実施の形態4では風ガイドの進行方向後方側のZ方向の高さを絞った点で実施の形態3と同様である。本実施の形態4ではさらに、逆進行方向の風ガイドのZ方向の高さを絞り、進行方向側の風ガイドと逆進行方向の風ガイドとをZ方向に立体交差させた構成である。また、風ガイドを構成する導風板9、9bに加えて、導風板9の後部で、下流側の放熱器5の前方となる位置に、導風板9a、9bを通過した風の方向と分布とを放熱器5に向けて調整する整風器9c、9dを設けた。なお、整風器は導風板9a、9bと一体となるよう形成されてもよいし、保護カバー8a、8bの一部として形成されてもよい。
図のように進行方向側の風ガイドである第1の導風板9aのZ方向の高さは前方から後方に小さくなる形状とする。また、第1の導風板9aの後端を+Z方向にシフトするように傾斜させた。逆進行方向の風ガイドである第2の導風板9bのZ方向の高さは逆進行方向の前方(つまり進行方向の後方)から後方(進行方向の前方)に小さくなる形状とする。そして第2の導風板9bの後端(進行方向の前端)を−Z方向にシフトするように傾斜させた。互いに逆方向の風ガイドのZ方向の高さ(幅)を中間の位置で小さく(狭く)して、異なるZ方向にシフトさせたことにより、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bとの中間位置で風ガイドどうしZ方向に立体交差する。つまり、進行方向の走行風を取り込む第1の風ガイドと逆進行方向の走行風を取り込む第2の風ガイドとがそれぞれ風路を有し、第1の放熱器5aと第2の放熱器5との間でそれぞれの風路のZ方向高さを狭めて、風路の位置をZ方向でずらした構成である。それぞれの風ガイドの後端を中間位置より下流側に伸ばしている。
第1の導風板9aでは後方に向かって+Z方向に傾斜する流れとなり、Z方向の高さが絞られている。これを、第1の導風板9aの後方に配置した整風器9cにより、第2の放熱器5bの前端に向かう風として向きを調整し、分布も均一化する。同様に、逆進行方向の第2の導風板9bの後方(進行方向の前方)にも整風器9dを配置する。整風器9c、9dとして内部に間隔、角度、長さ等が調整された複数の風向板9eを配置して放熱器5側の開口部9co等から放熱器5に向けて供給する構造を用いることができるが、同様の機能を実現できるものであれば他の構造であってもよい。
第1の導風板9a、第2の導風板9bはZ方向に複数に分割された構成としてもよい。図では2分割の場合を示したが、3分割以上としてもよい。第1の導風板9a、第2の導風板9bで分割された部分を交互に立体交差するようにすると、各導風板9がZ方向に傾斜する角度を小さくすることができるので、整風器9c、9dによる向きの調整と分布の均一化とが容易となる。分割数を多数に増やして整風器9c、9dを省いてもよい。
第1の導風板9a、第2の導風板9bは図のように板を折り曲げて加工した形状、およびそれら複数組み合わせた構成としてもよいが、円管、角管などのダクト状のものを用いてもよい。前方に広い開口を有する口を設け、その部分を保護カバー8a、8bのY方向外側に設置し、口で受けた走行風をダクトで下流側の放熱器5に導くようにしてもよい。ダクトを用いる場合も、ダクト内にある傾斜面により下流側の放熱器5の基部に風を多くする分布が実現できる。
図20に太い点線で進行方向の風の流れを示した。第1の導風板9aが下流側の第2の放熱器5bに向けて風を導く点は、上記の実施の形態と同様である。本実施の形態4では、上流側の第1の放熱器5aを通過し、加熱された風はその一部が第2の導風板9bを経て保護カバー8bの外側に排出される。このため、第2の放熱器5bには上流側で加熱されていない新鮮な走行風が多く導かれるので冷却効率を高めることができる。
また、本実施の形態4では、風ガイドが中間部を超えて下流側の放熱器5の近くまで風を導くため、取り込んだ走行風がZ方向に流出する割合が少なくなり、下流側の放熱器5の冷却の性能が向上する。
<実施の形態5.>
図23は実施の形態5の車両機器の冷却装置のZ方向から見た構造を示す上面図である。本実施の形態5は第1の導風板9a、第2の導風板9bが中間でZ方向に交差する点では実施の形態4と同様であるが、実施の形態4よりも単純な構造とした。本実施の形態5も実施の形態4と同様に、進行方向において、第1の風ガイド(導風板9a)の後端の一部が第2の風ガイド(導風板9b)の前端(逆進行方向では後端)よりも第2の放熱器5b側に近づくように伸びている。また、第2の風ガイド(導風板9b)の前端の一部が第1の風ガイド(導風板9a)の前端(進行方向では後端)よりも第1の放熱器5a側に近づくように伸びている。これにより、第1の放熱器5aと第2の放熱器5bの中間を超えて風を導くので、取り込んだ走行風がZ方向に流出する割合が少なくなり、下流側の放熱器5の冷却の性能が向上する。
図24は実施の形態5の第1の導風板9aの構造を示す斜視図である。図25は実施の形態5の第1の導風板9aと第2の導風板9bとを組み合わせてできる導風板9の構造示す斜視図である。図25において、進行方向からの風の流れを矢印付きの点線で示した。
本実施の形態5の第1の導風板9aは図24に示すようにX方向の後端においてZ方向に交互に切り残した部分を残して切除し、切り残した部分の先を折り曲げた単純な構造で形成される。また、第2の導風板9b同様にX方向の前端を交互に切りのこした形状とするが、第1の導風板9aと相補的な位置に切り残した部分を形成する。そして、第1の導風板9aの後端と切除した部分に第2の導風板9bの切り残した残した部分をはめ込んで一体とする。一方の切り残した部分の折り曲げた部分の先端が、他方の傾斜面に接するようにすると良い。また、本実施の形態5では、一方の切り残した部分が他方の傾斜面として機能し、さらに傾斜角度が他方の傾斜面と異なるようにした。従って、図25に示すように、第1の導風板9aで流れる走行風は、その半分が第2の導風板9bの切り残した部分により第1の導風板9aの傾斜角度とは異なる角度で第2の放熱器5bに向かうように曲げられる。このように、本実施の形態5では、異なる傾斜角度が混在することでZ方向に広い範囲で分布を有する風を第2の放熱器5bに送ることができるようになる。また、複数の板からなる単純な構造でありながら、切除部を組み合せることにより、実施の形態1の第3変形例のように1枚の板を折り曲げた構造に比べて強度も高めることが可能である。
<実施の形態6.>
図26は実施の形態6の車両機器の冷却装置のX方向から見た構造を示す正面図である。また、図27は実施の形態6の車両機器の冷却装置の構造を示す斜視図である。本実施の形態6の冷却装置の風ガイドは、上記の実施の形態のY方向への張り出しに加えてZ方向にも張り出す部分を有している。図26のように、進行方向から見た場合に、保護カバー8aからY方向に張り出した第1の傾斜面9pに加えて、−Z方向(下方)に張り出した第3の傾斜面9uを有している。また、本実施の形態6では第3の傾斜面9uがY軸に対して平行ではなく、少し傾斜するようにした。図に点線で表示するように、進行方向から見た場合に第3の傾斜面9uの法線はZ方向に対して傾斜している。この傾斜により、Z方向から取り込まれた走行風をZ方向だけでなくY方向に曲げることが可能となる。図では、第3の傾斜面9uが放熱器の設置された側に傾斜させた例を示している。この例では、Z方向から取り込まれた走行風も第1の傾斜面9pと同様に第2の放熱器の基部側に風を多く導くことが可能となり、冷却性能を向上させることができる。なお、図では第3の傾斜面9uを単純な平面としたが、曲面、傾斜が異なる複数の平面の組み合わせなどで構成されていてもよい。第3の傾斜面9uの傾斜は第2の放熱器の放熱密度の高い位置に向かうようにすればよく、必ずしも放熱器の設置された側に傾斜させなくてもよい。たとえば、第2の放熱器が設置された基部側から、ある程度Y方向に突出した位置でフィンの密度を高めた構成では、その位置で風量が高くなるように、第3の傾斜面9uをU字型の曲面で構成してもよい。なお、第1の傾斜面9pについても、同様に、曲面、傾斜が異なる複数の平面の組み合わせなどで構成されていてもよく、これに関しては上記のすべての実施の形態も含めて言えることである。
また、上記の実施の形態で述べた構成のうち、技術的に可能であれば、ある実施の形態で説明した構成を他の形態の構成と組み合わせてもよい。発熱する機器として第1の機器3a、第2の機器3bの2台の場合を示したが3台以上でも同様な構成が可能である。
本発明は車両に搭載された発熱機器の冷却に使用することができる。
2 収納箱、3a 第1の機器、3b 第2の機器、4a、4b 伝熱板、5 放熱器、5a 第1の放熱器、5b 第2の放熱器、8,8a,8b 保護カバー、8c 開口、9a 第1の導風板、9b 第2の導風板、
9p 第1の傾斜面、11 アーム、13 伝熱管、14 プレートフィン、
F 進行方向、R 逆進行方向

Claims (8)

  1. 車両の進行方向に並ぶ第1の機器と第2の機器とを走行風で冷却する冷却装置であって、
    前記第1の機器から前記進行方向に垂直な第1方向に突出して第1の機器を冷却する第1の放熱器と、前記第1の放熱器より前記進行方向後方に離れて配置されて前記第2の機器から前記第1方向に突出して前記第2の機器を冷却する第2の放熱器と、
    前記第1の放熱器と前記第2の放熱器とを覆い、走行風を導入及び排出する開口を有する保護カバーと、
    前記保護カバーの外側から前記第1の放熱器と前記第2の放熱器との間に走行風を導く第1の風ガイドと、を備え、
    前記第1の風ガイドは、前記進行方向の前端が前記第1の放熱器を覆う保護カバーよりも前記第1方向に張り出し、後端が前記第1方向において前記前端よりも前記第2の放熱器の基部側に近づく第1の傾斜面を有して、前記第1の放熱器を覆う保護カバーよりも前記第1方向外側を流れる走行風を前記第2の放熱器の前方に導くことを特徴とする車両機器の冷却装置。
  2. 前記第1の傾斜面の少なくとも一部を前記進行方向後方へ延長した先が前記第2の放熱器の前方と交差する位置が、前記第2の放熱器の前記第1方向の先端よりも前記第2の機器側の基部側であり、
    前記第1の風ガイドは前記先端よりも前記基部側に多くの走行風を導くことを特徴とする請求項1に記載の車両機器の冷却装置。
  3. 前記第1方向において前記第1の傾斜面の後端が前記保護カバーよりも前記第2の機器の基部側に接近することを特徴とする請求項1または2に記載の車両機器の冷却装置。
  4. 前記第1の風ガイドは前記進行方向および前記第1方向に垂直な第2方向に風が流れることを抑制する少なくとも2つの面をさらに有し、該2つの面の前記第2方向の間隔が前記進行方向後方になるほど狭くなり、前記第1の傾斜面の表面を流れる風の前記第2方向の幅が前記進行方向後方になるほど狭められる請求項1から3のいずれか1項に記載の車両機器の冷却装置。
  5. 前記進行方向と反対方向である逆進行方向に車両が走行したときに、前記逆進行方向の前端が前記第2の放熱器を覆う保護カバーよりも前記第1方向に張り出し、後端が前記第1方向において前記前端よりも前記第1の放熱器の基部側に近づく第2の傾斜面を有して、前記第2の放熱器を覆う保護カバーよりも前記第1方向外側を流れる走行風を前記第1の放熱器の前方に導く第2の風ガイドを有し、
    前記進行方向において、前記第1の風ガイドの後端のすくなくとも一部が前記第2の風ガイドの前端よりも前記第2の放熱器に近づくように後方に伸びている請求項1から4のいずれか1項に記載の車両機器の冷却装置。
  6. 前記第1の風ガイドと前記第2の風ガイドとは前記進行方向および前記第1方向に垂直な第2方向にずれた風路で交差することを特徴とする請求項5に記載の車両機器の冷却装置。
  7. 前記第1の風ガイドは前記進行方向の前端が前記進行方向および前記第1方向に垂直な第2方向に前記第1の放熱器を覆う保護カバーより張り出し、後端が前記第2方向において前記前端よりも前記第2の放熱器の基部側に近づく第3の傾斜面を有して、前記進行方向から見た前記第3の傾斜面の法線が前記第2方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両機器の冷却装置。
  8. 前記第1の風ガイドは前記保護カバーに棒状のアームで接続され、前記アームの断面形状が走行方向に流線形である請求項1から7のいずれか1項に記載の車両機器の冷却装置。
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