JP4098534B2 - 移動体用冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車などの移動体に搭載された半導体素子などの発熱体を冷却するための移動体用冷却装置に関し、詳しくは上記移動体が走行することにより生じる走行風を利用した移動体用冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図20〜図24は、特開2001−332883号公報に開示された、走行風を利用した従来の列車用冷却装置を説明するものであって、図20は列車用冷却装置の斜視図、図21は後記する電気機器ボックスの内部側から見た当該装置の斜視図、図22は図20あるいは図21の矢印Aの方向から当該装置の側面図、図23は走行風の後記する平板状フィン間での風速値の変化を示すグラフ、図24は列車の車速、または半導体素子の発熱量の経時変化を示すグラフである。
【0003】
図20および図21において、1は列車、2は列車1に取り付けられた列車用冷却装置である。一部分のみが示された列車1は、列車本体11、ドア12、窓13、列車本体11の下部に設置された電気機器ボックス14、および電気機器ボックス14を列車本体11に取り付けるための取付け金具15から構成されており、列車用冷却装置2は、電気機器ボックス14の側面に取り付けられた基底部21、および基底部21に固定された複数の平板状フィン22から構成されている。複数の平板状フィン22は、列車1の走行方向(矢印D)において互いに等間隔で且つ並行に延在しており、また電気機器ボックス14に含まれた発熱源たる半導体素子16は、基底部21の裏面に取り付けられている(図21参照)。Wは走行風を、17は軌道をそれぞれ示す。
【0004】
次に上記従来技術の動作について説明する。半導体素子16から発生した熱は、基底部21を経由してこれに固定された複数の平板状フィン22に伝導され、ついで平板状フィン22間を流れる走行風Wに伝達され、かくして半導体素子16が冷却される。列車用冷却装置2は、冷媒が使用されていないのでその構造が簡単であり、メンテナンスコストが安く、しかも環境への負荷を低減するなど、優れた長所がある。
【0005】
ところで上記した従来の列車用冷却装置2では、平板状フィン22間へ流入した走行風Wは、平板状フィン22間を流れる行程において当該フィン22の表面との摩擦により風速が漸次減速し、当該フィン22の下流側ほど冷却性能が低下する問題がある。図22には、平板状フィン22間を流れる走行風Wの走行方向、つまり流体力学用語でいう流線を示しており、図23には、平板状フィン22の入口aから出口bに至る行程を横軸とし、平板状フィン22間における走行風Wの風速値を縦軸に示す。
【0006】
走行風Wは、図23に示す通り、その風速値が変化するが、これを平板状フィン22間に流入する前の領域W1、平板状フィン22間に流入して風速が漸次低下する領域W2、低下した風速が外部の走行風と混合しながら逓増していく領域W3に3分類される。さらに領域W2は、ある程度風速が確保されている領域W21と、風速が大きく低下した領域W22に分類される。領域W21に該当する個所に配置された半導体素子161(図21参照)は、走行風Wがある程度確保されているため冷却が行われるが、領域W22に該当する個所に配置された半導体素子162は殆ど走行風Wが得られないため実質的に冷却されず、半導体素子162の温度は非常に上昇して熱暴走する問題がある。かかる熱暴走を防止するには、列車用冷却装置2のサイズを大きくする必要が生じ、それは重量増加、コスト増加などの問題が生じる。
【0007】
また半導体素子16は、一般的に常に一定の熱量を出すわけではなく、その発熱量は列車1の巡航速度に基づいて変化する。しかして列車用冷却装置2を上記発熱量が最大値となる場合を想定して設計すると、当該装置2は大型化して、発熱量が少ない時間においては過剰スペックとなる問題がある。
【0008】
また次の問題もある。図24は、横軸に時間、縦軸に列車1の車速あるいは半導体素子16の発熱量を示し、L1は列車の車速、L2は半導体素子16中のコンバータ素子(図示せず)からの発熱量、L3は当該素子16中のインバータ素子(図示せず)からの発熱量、の各経時的変化を示すグラフである。一方、上記列車の運行パターンは、加速時S1、一定速度巡航時S2、減速時S3、および停車時S4、に大きく4分類される。上記コンバータ素子は、車速が増えると発熱量が段階的に増加する傾向にあり、上記インバータ素子はその逆で車速が低くなるほど発熱量が増える傾向にある。コンバータ素子は、発熱量が高い高速巡航時は走行風Wが得られるために良好に冷却されるが、インバータ素子においては走行風Wが得られ難い低速巡航時において発熱量が高いためにそれの冷却不足が生じる。つまりインバータ素子の発熱挙動に対応して低速巡航時でも充分な冷却能力を満たすためには、列車用冷却装置2を大型化する必要があって、重量増加、コスト増加などの問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の問題点を解決するためになされたものであり、大幅なコストアップを要することなく、走行風を利用して移動体に搭載された発熱体を高効率で冷却することができる移動体用冷却装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る移動体用冷却装置は、移動体の走行方向に延在した複数の平板状フィンを有し、且つ上記移動体の走行により生じる走行風を上記平板状フィン間に流して上記移動体に搭載された発熱体を冷却する移動体用冷却装置であって、上記走行風の上記平板状フィン間に流れる風量を増大させるように送風する送風手段が設けられ、上記送風手段は上記平板状フィンの上記移動体の走行方向における中間に設けられると共に、左右両回転が可能な両回転送風機であることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項2に係る移動体用冷却装置は、請求項1において、上記送風手段は、異物の衝突を防止する対異物保護カバーで覆われていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の請求項3に係る移動体用冷却装置は、請求項1において、上記発熱体の温度を検知するセンサ、および上記センサにより検知された上記温度に応じて上記送風手段を稼動させる制御手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0013】
本発明の請求項4に係る移動体用冷却装置は、請求項1において、上記複数の平板状フィンは、上記移動体の外壁に設けられた窪み内に設置されており、且つ上記窪みの、上記平板状フィンの間に上記走行風が流入する壁面は、上記移動体の外壁面に対して7°〜90°の俯角で傾斜していることを特徴とするものである。
【0014】
本発明の請求項5に係る移動体用冷却装置は、請求項1において、上記両回転送風機は、複数枚の羽根を有し、且つこれら複数枚の羽根の各先端を結ぶピッチ円の面積中に占める上記複数枚の羽根の上記送風方向における合計投影面積が1%以上40%未満であることを特徴とするものである。
【0015】
本発明の請求項6に係る移動体用冷却装置は、請求項1において、上記両回転送風機は、複数枚の羽根を有し、且つこれら複数枚の羽根の各先端を結ぶピッチ円の面積中に占める上記複数枚の羽根の上記送風方向における合計投影面積が40%以上95%未満であることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の請求項7に係る移動体用冷却装置は、請求項1において、上記走行風による上記両回転送風機の上記羽根の回転により生じる電力を充電可能な二次電池が設けられたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下において、前記図20〜図24における部位または表示と同じ部位または表示に就いては同じ符号を付して説明を省略する。
【0018】
参考例1.
図1〜図3は、本発明の移動体用冷却装置についての参考例1を説明するものであって、図1は移動体用冷却装置の一例としての列車用冷却装置の斜視図、図2は図1の矢印Aの方向から見た一部概略側面図、図3は走行風の平板状フィン間における風速値の変化を示すグラフである。
【0019】
図1および図2において、3は通常の一方方向に回転する軸流送風機(以下、一方回転送風機)である。参考例1における基底部21および平板状フィン22は、前記図19における平板状フィン22の列車1の走行方向における中央辺りの一部を除去した状態に相当し、一方回転送風機3は、かく除去された個所に2基設置されており、且つ平板状フィン22の他端bの方向に送風する機能をなす。平板状フィン22は、上流側フィン221と下流側フィン222とから構成されている。しかして参考例1は、前記図20〜図24にて説明された従来技術とは、平板状フィン22の中央辺りに一方回転送風機3が設けられた点において異なり、その他の構成は同じである。なお列車1は或る速度で走行しているが、図1は列車1のその速度を仮に零として走行風Wのみが移動している様子を示している。
【0020】
次に動作について説明する。以下においては、列車1が矢印Dの方向に進行している場合について説明を行い、逆方向に進行する場合は上流側と下流側が入れ替わるだけ(但し、一方回転送風機3の送風方向を逆にする必要がある。)なので説明は省略する。参考例1と従来技術との違いを明確にするために、図2〜図3と前記図22〜図23とを対比しながら説明する。一方回転送風機3を使用しない従来技術では、前記図22に示すように平板状フィン22間に流入した走行風Wは途中から当該フィン22の外部空間へ漏れ出す。これに対して参考例1では、途中から外部へ漏れかかっていた走行風Wは、図2に示す通り、一方回転送風機3の吸引力により当該フィン22側に引き戻されて一方回転送風機3の羽根間を通過して再び下流側フィン222間を通過し、平板状フィン22の他端bに向かって流れる。この結果、走行風Wの風速値は、図3と図23との対比から明らかなように従来技術と比較して全般的に大きくなっている。
【0021】
以上のように、参考例1の列車用冷却装置2は、列車1に使用されている半導体素子16の発熱を走行風Wを利用して効率よく大気へ放出するので、大幅なコストアップを要することなく上流側フィン221は勿論のこと、下流側フィン222も良好に冷却される。
【0022】
実施の形態1.
本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態1の斜視図は、前記図1にて示される。但し実施の形態1では、前記送風手段の他の例として、左右両回転が可能な両回転軸流送風機(以下、両回転送風機)3が用いられ、この点において参考例1と異なり、その他の構成は同じである。両回転送風機3としては、例えば左右の回転において同等の送風能力を有する対称羽根を備えたものが用いられる。実施の形態1では、両回転送風機3が稼動する際には当該送風機3の送風方向と走行風の向きが常に一致するように回転方向が自動制御されるので、列車1の走行方向に変更があっても両回転送風機3を取付け直す必要がない利点がある。
【0023】
実施の形態2.
図4は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態2の斜視図であって、前記送風手段として、実施の形態1において用いられた両回転送風機3(以下、送風機3)が平板状フィン22の中間に設けられた2基に加えて、上流側フィン221の入口aに2基と下流側フィン222の出口bに2基の合計6基が設けられた点において参考例1または実施の形態1と異なり、その他の構成は同じである。6基の送風機3を採用することにより、下流側フィン222における走行風Wの漏れ防止効果が大きく向上する。しかも送風機3の設置は、冷媒を循環させる場合の設備コストと比較すると極めて低コストであるので、6基の送風機3を採用することによりコストアップを僅かに抑えつつ、平板状フィン22全体の、特に下流側フィン222の冷却性能を向上させることができるため、一層高効率の列車用冷却装置2が得られる。
【0024】
参考例1、実施の形態1、および実施の形態2においては、一箇所に2基の両回転送風機3が設けられたが、これは一般的な送風機が円形あるいは正方形の枠で構成されているのに対して、平板状フィン22の正面形状が長方形であるため2基の設置にしたに過ぎない。また上記送風機として、3枚羽根のものが例示されたが、羽根の枚数や形状には特に制限はない。よって送風機は、列車1に取付けられた列車用冷却装置2の形状に応じて自由にレイアウトすればよく、その設置個数や種類などに制限はない。また参考例1、実施 の形態1、および実施の形態2においては、移動体として列車を例示したが、列車以外にエレベータ、モノレールあるいはその他の双方向型移動体類、自動車、航空機、高速艇あるいはその他の1方向型移動体類などであってもよい。
【0025】
実施の形態3.
図5は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態3の斜視図であって、4は前記対異物保護カバーの一例としての飛石防止カバーであって、送風機3が飛石防止カバー4で覆われている点において参考例1または実施の形態1と異なり、その他の構成は同じである。飛石防止カバー4は、通気性の無い金属製平板で構成されている。図5において、Fは飛石、矢印fは飛石Fの飛散方向を示す。
【0026】
次に動作について説明する。列車1は、走行する際に線路上の石や落下物の衝突を受けることが稀にある。それは、列車1の車体からの風圧、自然現象による風圧、あるいは車体に付着した雪・泥などの落下などにより、線路上の石が舞い上がって車体に衝突することにより生じる。いずれの原因によるにせよ、飛石によって送風機3が破壊される可能性があるが、飛石防止カバー4によりかかる問題は解決する。以上のように実施の形態3では、送風機3は飛石防止カバー4で覆われているため、飛石が送風機3に衝突してそれが破壊されることを防止することができるので、送風機3の故障による冷却性能不足が回避され、送風機3の交換のコスト低減だけでなく、冷却の信頼性が向上する。
【0027】
なお飛石防止カバー4は、金属製以外にも、飛石に耐えうる強度を有する材料製のもであればよく、飛石に対する強度さえ確保できれば網あるいはネットなどを用いても同様の効果を得ることができる。さらに本発明において前記対異物保護カバーとしては、飛石以外にも送風機3などの送風手段を破損あるいは破壊する飛来物の可能性がある場合には、かかる飛来物の大きさ、飛来速度などを考慮してその構造や構成材料を適宜決めればよい。
【0028】
実施の形態4.
図6は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態4を説明するものであって、23は発熱源たる半導体素子16と基底部21との間に設置された温度センサ(点線で示す)、24は制御装置である。温度センサ23は、半導体素子16の列車1(図1など参照)の走行中における温度を常時測定し、その測定結果を制御装置24に入力し、制御装置24では半導体素子16の温度が基準値を超えると送風機3を稼動するように電力を供給し、半導体素子16の温度が基準値未満であると上記電力供給を停止して送風機3を止める機能をなす。
【0029】
次に動作について説明する。列車用冷却装置2は、走行風Wによる半導体素子16の冷却が必要な場合、例えば列車1が低速運航する時に稼動すればよいのであって、それ以外の時間、例えば冬場における列車1の始動時、にはその必要はない。温度センサ23および制御装置24を設けて必要時のみ送風機3を稼動させることにより送風機3の騒音を低減できるだけでなく、年間の総電力消費量を低減することができる。
【0030】
実施の形態5.
図7および図8は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態5を説明するものであって、図7は実施の形態5において用いられた送風機3の羽根および回転軸のみの正面図であり、図8は図7の側面図である。図7および図8において、31は送風機3の羽根、32は回転軸、33は羽根31間の空間、矢印gは送風機3の送風方向である。回転軸32には、モータ(図示せず)などが格納されており、電力供給によってモータの稼動制御が可能なように構成されている。実施の形態5で用いられる送風機3の羽根31は、図7からわかるように、それの送風方向gの投影面積が空間33の面積に比べて小さいものである。
【0031】
次に動作について説明する。羽根31のようにそれの上記投影面積が少なく構成されている場合は、送風機3が停止しているときの走行風W(図1など参照)が羽根31間を通過する際に受ける抵抗が小さく、走行風Wの風速はそれほど低下しない効果がある。よって、前記実施の形態4において説明したように送風機3を稼動させるまでもない場合における走行風W自体に基づく冷却効果を有効活用することができる。
【0032】
なお、羽根31の上記投影面積が過小であると、送風機3の稼動に基づく前記参考例1および実施の形態1において説明した作用が低下し、逆に投影面積が過大であると、走行風Wが羽根31間を通過する際に受ける抵抗が大きくなる。よって羽根31の3枚の各先端を結ぶピッチ円34の面積中に占める上記3枚の合計投影面積が1%以上40%未満、特に3%以上20%未満であることが好ましい。
【0033】
実施の形態6.
図9および図10は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態6を説明するものであって、図9は実施の形態6において用いられた送風機3の羽根および回転軸のみの正面図であり、図10は図9の側面図である。図9および図10において、31は送風機3の羽根、32は回転軸、33は羽根31間の空間、矢印gは送風機3の送風方向である。回転軸32には、モータなどが格納されており、電力供給によってモータの稼動制御が可能なように構成されている。
【0034】
実施の形態6で用いられる送風機3の羽根31は、図9からわかるように、実施の形態5の場合とは逆に、それの送風方向gの投影面積が空間33の面積に比べて大きいものである。
【0035】
次に動作について説明する。羽根31のようにそれの上記投影面積が大きく構成されている場合は、送風機3の回転数が低くても大風量を稼ぐことができる。つまり、下流側フィン222(図2など参照)に頻繁に冷却不足が生じる場合においても低回転数で良好に冷却することができる。よって実施の形態7は、常時あるいは頻繁に送風機3を稼動させる場合において、年間の総電力消費量を低減することができる。
【0036】
なお羽根31の上記投影面積が過小であると、上記の作用が低下し、逆に投影面積が過大であると、走行風W(図1など参照)が羽根31間を通過する際に受ける抵抗が大きくなる。よって羽根31の3枚の先端を結ぶピッチ円34の面積中に占めるその3枚の合計投影面積が40%以上95%未満、特に60%以上90%未満であることが好ましい。
【0037】
実施の形態7.
図11は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態7の説明図(前記図1の矢印Aの方向から見た他の一部概略側面図)である。図11において、5は列車1(図1など参照)の進行方向に合わせて送風機3の回転方向を反転制御するための制御装置、6は二次電池、7は主電力線である。
【0038】
次に動作について説明する。前述したように半導体素子16の発熱量は、半導体素子の種類により列車1の走行速度に応じて変化するため、送風機3を常に稼動させる必要はない。つまり、冷却性能が十分な時は送風機3には電力を供給する必要はなく、むしろ走行風W(図1など参照)は、送風機3を通過する際にその羽根を回転させるので、実施の形態7ではその際に発生した電力は二次電池6に充電され、この充電電力は送風機3を稼動することに用いられる。
【0039】
以上のように、実施の形態7では、充放電可能な二次電池6を備えているので、冷却能力が十分な時間に走行風Wによって発電された電力を二次電池6に充電しておき、冷却能力が不足したときに充電された電力を使用することができるので、主電力線7から供給される使用電力量を大幅に低減することができる。なお、二次電池6としては、繰り返し充電・放電可能なものであれば何でも良く、例えばニッケルカドミウム二次電池、鉛蓄電池、ニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池などが挙げられる。
【0040】
実施の形態8.
図12〜図14は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態8を説明するものであって、図12は列車用冷却装置の斜視図(新幹線電車を地面から上向き斜めに見上げた斜視図)、図13は図12の矢印Bの方向から見た一部概略側面図、図14は実施の形態8の効果を説明するための図13に対応する参考側面図である。
【0041】
図12〜図14において、1は新幹線電車の列車、11は列車本体、13は窓、Mは列車本体11に施された新幹線電車に特徴的な塗装、18は列車本体11の底面、19は底面18に設けられた窪み、2は窪み19内に設置された列車用冷却装置である。列車用冷却装置2は、基底部21、基底部21に固定された複数の平板状フィン22、および平板状フィン22の入口と出口a、bの2箇所に設けられた送風機3とから構成されており、基底部21が、窪み19の底面191の内側に設けられた電気ボックス(図示せず)と密接するように窪み19内に設置されている。また上記電気機器ボックス内の半導体素子16は、図13、図14に示す通り、基底部21裏面に密着状態で取付けられている。図14の参考側面図は、送風機3が設けられていない状態を示す。
【0042】
窪み19は、その平板状フィン22間に走行風Wが流入する壁面192および走行風Wが流出する壁面193が、図示する通り、底面18に対して傾斜している。壁面192、壁面193の各傾斜は、走行風Wが平板状フィン22間に流入、流出するための誘導スロープとして作用する。
【0043】
次に実施の形態8の動作について図14を参照しながら説明する。新幹線電車は、高速で走行する際の空気の抵抗をできるだけ小さくし且つ低騒音化するため、列車本体11から突起を出さず平坦にする努力、即ち平滑化がなされている。実施の形態8の列車用冷却装置2は、窪み19内に設置されることによりかかる平滑化に寄与する。
【0044】
新幹線電車が例えば270km/hの速度で走行した場合の走行風Wは、約40m/sにも及ぶ。ところで、かかる高走行風のもとで送風機3が設けられておらず、且つ壁面192の底面18に対する傾斜角、即ち俯角θが数度程度でもあると、図14に示すように、走行風Wは窪み19の面192、191沿って流動することができず、空気が淀んだ剥離領域DS部が生じて、走行風Wの大部分は平板状フィン22間に入らずその上端面上をかすめ去さって、平板状フィン22の冷却に寄与しない問題が生じる。この場合、壁面192の俯角θを小さくすれば、上記の問題は幾分改善されるが、その場合は壁面192(および壁面193)の長さが大きくなって窪み19の全長が過大となる別の問題が生じる。これに対して図13に示すように送風機3を設けると、壁面192の俯角が数度程度では勿論のこと、90度近くであっても送風機3による誘風作用により走行風Wは面192、191に沿って流れて平板状フィン22間に流入する。
【0045】
壁面192の俯角を大きくし得ることは、窪み19の全長を小さくし得ること、換言すると列車用冷却装置2をコンパクト化し得ることに繋がる。したがって送風機3は、当該装置2においては、新幹線電車の平滑化に寄与しつつ、当該装置2のコンパクト化と冷却の高性能化にも寄与する効果を奏する。なお当該装置2のコンパクト化と冷却の高性能化とは、その本質において二律背反的であって、両効果をバランスさせる観点から、壁面192の俯角は、7〜90度程度、特に10〜45度程度が好ましい。上記においては、壁面192の俯角について述べたが、新幹線電車が双方向運転される場合には、壁面193についても壁面192と同様のことが当てはまる。
【0046】
実施の形態9.
図15は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態9を説明するものであって、前記図13に対応する他の一部概略側面図である。図15において、点線で示す1921および1931は、それぞれ壁面192および壁面193に設けられた吸気口、3は各吸気口1921、1931の内部(列車本体11内)のそれぞれに設けられた送風機である。送風機3は、外気を上記吸気口から列車本体11内に吸引する機能をなし、この機能により走行風Wは壁面192、191に沿って流れて平板状フィン22間に流入し易くなる。よって送風機3は、前記実施の形態8における送風機3と実質的に同じような誘風作用をなす。なお実施の形態9において用いられる送風機3は、その外気吸引力が過大であると、走行風Wの平板状フィン22間に流入する量よりも列車本体11内に吸引される量の方が多くなるので、前記実施の形態8において用いられる送風機3より小型のものが好ましい。
【0047】
実施の形態10.
図16は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態10の斜視図(新幹線電車を地面から上向き斜めに見上げた斜視図)である。実施の形態10は、前記実施の形態8とは、送風機3が前記参考例1の場合と同様に平板状フィン22の中間に設置されている点において異なり、その他の構成は同じである。送風機3を平板状フィン22の中間、即ち上流側フィン221と下流側フィン222の間に設置するだけでも実施の形態8と実質的に同様の効果を得ることができる。
【0048】
実施の形態11.
図17は、本発明の移動体用冷却装置例としての列車用冷却装置についての実施の形態11の斜視図(新幹線電車を地面から上向き斜めに見上げた斜視図)である。実施の形態11は、前記実施の形態10とは、送風機3(図16参照)が飛石防止カバー4で覆われている点において異なり、その他の構成は同じである。送風機3が飛石防止カバー4で覆われていることにより、前記実施の形態3において説明した効果が得られる。
【0049】
参考例2.
図18および図19は、本発明の移動体用冷却装置についての参考例2を説明するものであって、図18は列車用冷却装置の斜視図、図19は図18の矢印Aの方向から見た一部概略側面図である。
【0050】
図18および図19において、8は平板状フィン22の列車1の走行方向における先端面上に設けられた風誘導板であって、参考例2は、前記参考例1とは、風誘導板8を有する点において異なり、その他の構成は同じである。図18では、上流側フィン221と下流側フィン222の間に設置された送風機3は、風誘導板8の裏側に位置する。風誘導板8は、上流側フィン221上に設けられた風誘導板部分81と下流側フィン222上に設けられた風誘導板部分82との2部分から構成されており、当該両部分81、82とも平板状フィン22の先端面に対して互いに平行に傾斜した複数の板材811、821からそれぞれ構成されている。但し、板材811と、板材821とは、列車1が双方向に進行することを考慮して図18および図19に示す通り、傾斜方向が互いに逆となっている。
【0051】
次に動作について説明する。風誘導板8が設けられていない前記参考例1においても、走行風Wの一部は平板状フィン22間に流入するが、風誘導板部分81が設けられたことにより参考例1においては平板状フィン22の外部を素通りしていた走行風Wの一部までもが811間から平板状フィン22間に取込まれ、上流側フィン221および下流側フィン222間を流れ、このために半導体素子16は一層良好に冷却されるので列車用冷却装置2の小型化が可能となる。その際、送風機3は、風誘導板8により平板状フィン22間に取込まれた走行風Wの多くが下流側フィン222間を流れるように作用する。
【0052】
本発明において風誘導板8が設けられる場合、移動体が1方向型移動体でも双方向型移動体でも、風誘導板8を構成する板材は、走行風Wの平板状フィン22間への取り込みの観点から一方方向にのみ傾斜して設置されことが好ましい。しかし双方向型移動体では、移動体の運転の度に上記板材の傾斜方向を変更する装置あるいは手間を必要とする問題がある。これに対して、参考例2における板材811と板材821とのように傾斜方向を互いに逆にしておくと、上記の問題が解消する。なおその場合、下流側フィン222間を流れる走行風Wの一部は、図19に示すように、板材821間から外部に流出するが、本発明者らの実験によれば風誘導板部分81による走行風Wの取り込み風量が板材821間からの流出風量を大きく上回るので前記した良好な冷却効果が達成される。なお板材811の傾斜角度(板材821も同じ、但し傾斜方向は逆)は、5〜60度程度、特に7〜30度程度が好ましい。
【0053】
また本発明おいて風誘導板8が設けられる場合、送風機3などの送風手段を省略しても風誘導板8のみによる走行風Wの平板状フィン22間への取り込み作用により半導体素子などの各種発熱体を冷却することができる。しかし送風手段を併用することにより、一層効果的な冷却効果が達成される。送風手段を併用する場合には、前記参考例1および実施の形態1において開示された諸技術の一部あるいは全部が併用されてよい。
【0054】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る移動体用冷却装置は、以上説明した通り、移動体の走行方向に延在した複数の平板状フィンを有し、且つ上記移動体の走行により生じる走行風を上記平板状フィン間に流して上記移動体に搭載された発熱体を冷却する移動体用冷却装置であって、上記走行風の上記平板状フィン間に流れる風量を増大させるように送風する送風手段が設けられ、上記送風手段は上記平板状フィンの上記移動体の走行方向における中間に設けられると共に、左右両回転が可能な両回転送風機であることを特徴とするものであるので、送風手段を使用しない従来技術では、平板状フィン間に流入した走行風は途中から当該フィンの外部空間へ漏れ出す問題のあるところ、送風手段を使用することにより走行風の平板状フィン間における風量あるいは風速値が増大して、大幅なコストアップを要することなく上流側フィンは勿論のこと、下流側フィンも良好に冷却される効果がある。
【0055】
また上記送風手段は、飛石などの異物の衝突を防止する対異物保護カバーで覆われていると、送風手段の異物の衝突による故障や破壊が防止され、送風手段の交換コスト低減だけでなく、冷却の信頼性が向上する。
【0056】
また上記発熱体の温度を検知するセンサ、および上記センサにより検知された上記温度に応じて上記送風手段を稼動させる制御手段が設けられていると、必要時のみ送風手段を稼動させることにより年間の総電力消費量を低減することができる。
【0057】
また上記複数の平板状フィンは、上記移動体の外壁に設けられた窪み内に設置されており、且つ上記窪みの、上記平板状フィンの間に上記走行風が流入する壁面は、上記移動体の外壁面に対して7°〜90°の俯角で傾斜しているものであると、上記移動体が例えば新幹線電車である場合、それの平滑化に寄与しつつ本発明の移動体用冷却装置のコンパクト化と冷却の高性能化にも寄与する効果がある。
【0058】
また上記送風手段は、移動体が自動車、航空機、高速艇あるいはその他の1方向型移動体類、および列車、エレベータ、モノレールあるいはその他の双方向型移動体類である場合に適している。
【0059】
また上記両回転送風機は、複数枚の羽根を有し、且つこれら複数枚の羽根の各先端を結ぶピッチ円の面積中に占める上記複数枚の羽根の上記送風方向における合計投影面積が1%以上40%未満であると、上記送風機が停止しているときの走行風が羽根間を通過する際に受ける抵抗が小さく、走行風の風速はそれほど低下しない効果がある。よって、送風機を稼動させるまでもない場合における走行風自体に基づく冷却効果を有効活用することができる。
【0060】
また上記両回転送風機は、複数枚の羽根を有し、且つこれら複数枚の羽根の各先端を結ぶピッチ円の面積中に占める上記複数枚の羽根の上記送風方向における合計投影面積が40%以上95%未満であると、送風機の回転数が低くても大風量を稼ぐことができるので、常時あるいは頻繁に送風機を稼動させる場合において、年間の総電力消費量を低減することができる。
【0061】
また上記両回転送風機の上記羽根の回転により生じる電力を充電可能な二次電池が設けられたものであると、冷却能力が十分な時間に走行風によって発電された電力を二次電池に充電しておき、冷却能力が不足したときに充電された電力を使用することができるので、主電力線から供給される使用電力量を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における参考例1および実施の形態1の斜視図。
【図2】 図1の矢印Aの方向から見た側面図。
【図3】 走行風の風速値の変化を示すグラフ。
【図4】 本発明の実施の形態2の斜視図。
【図5】 本発明の実施の形態3の斜視図。
【図6】 本発明の実施の形態4の説明図。
【図7】 本発明の実施の形態5において用いられた送風機の羽根および回転軸の正面図。
【図8】 図7の側面図。
【図9】 本発明の実施の形態6において用いられた送風機の羽根および回転軸の正面図。
【図10】 図9の側面図。
【図11】 本発明の実施の形態7の説明図。
【図12】 本発明の実施の形態8の斜視図。
【図13】 図12の矢印Bの方向から見た側面図。
【図14】 実施の形態8の効果を説明するため参考側面図。
【図15】 本発明の実施の形態9の側面図。
【図16】 本発明の実施の形態10の斜視図。
【図17】 本発明の実施の形態11の斜視図。
【図18】 本発明における参考例2の斜視図。
【図19】 図18の矢印Aの方向から見た側面図。
【図20】 従来の車載用冷却装置の斜視図。
【図21】 図20の裏側から見た斜視図。
【図22】 図20あるいは図21の矢印Aの方向から見た側面図。
【図23】 走行風の風速値の変化を示すグラフ。
【図24】 列車の車速(または半導体素子の発熱量)の経時変化を示すグラフ。
【符号の説明】
1 列車、11 列車本体、12 ドア、13 窓、14 電気機器ボックス、
16 半導体素子、17 軌道、18 底面、19 窪み、2 列車用冷却装置、
21 基底部、22 平板状フィン、3 送風機、4 飛石防止カバー、
23 温度センサ、24 制御装置、5 制御装置、6 二次電池、8 風誘導板、
W 走行風。
Claims (7)
- 移動体の走行方向に延在した複数の平板状フィンを有し、且つ上記移動体の走行により生じる走行風を上記平板状フィン間に流して上記移動体に搭載された発熱体を冷却する移動体用冷却装置であって、上記走行風の上記平板状フィン間に流れる風量を増大させるように送風する送風手段が設けられ、上記送風手段は上記平板状フィンの上記移動体の走行方向における中間に設けられると共に、左右両回転が可能な両回転送風機であることを特徴とする移動体用冷却装置。
- 上記送風手段は、異物の衝突を防止する対異物保護カバーで覆われていることを特徴とする請求項1記載の移動体用冷却装置。
- 上記発熱体の温度を検知するセンサ、および上記センサにより検知された上記温度に応じて上記送風手段を稼動させる制御手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の移動体用冷却装置。
- 上記複数の平板状フィンは、上記移動体の外壁に設けられた窪み内に設置されており、且つ上記窪みの、上記平板状フィンの間に上記走行風が流入する壁面は、上記移動体の外壁面に対して7°〜90°の俯角で傾斜していることを特徴とする請求項1記載の移動体用冷却装置。
- 上記両回転送風機は、複数枚の羽根を有し、且つこれら複数枚の羽根の各先端を結ぶピッチ円の面積中に占める上記複数枚の羽根の上記送風方向における合計投影面積が1%以上40%未満であることを特徴とする請求項1記載の移動体用冷却装置。
- 上記両回転送風機は、複数枚の羽根を有し、且つこれら複数枚の羽根の各先端を結ぶピッチ円の面積中に占める上記複数枚の羽根の上記送風方向における合計投影面積が40%以上95%未満であることを特徴とする請求項1記載の移動体用冷却装置。
- 上記走行風による上記両回転送風機の上記羽根の回転により生じる電力を充電可能な二次電池が設けられたことを特徴とする請求項1記載の移動体用冷却装置。
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