JPH062312Y2 - ヒートシンク - Google Patents

ヒートシンク

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JPH062312Y2
JPH062312Y2 JP6293388U JP6293388U JPH062312Y2 JP H062312 Y2 JPH062312 Y2 JP H062312Y2 JP 6293388 U JP6293388 U JP 6293388U JP 6293388 U JP6293388 U JP 6293388U JP H062312 Y2 JPH062312 Y2 JP H062312Y2
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JP
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fins
fin
heat sink
air
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康夫 西
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NEC Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はヒートシンクに関し、特に、複数のフィンが平
板状のヒートシンクベース部に、該ヒートシンクベース
部の面にほぼ垂直に間をおいて、列状に設けられている
ヒートシンクに関する。
〔従来の技術〕
第5図はこの種のヒートシンクの従来例の斜視図、第6
図(a)は第5図の一部省略した側面図、第6図(b)は第5
図のフィン41、フィン41,42間隔の空気の、フィン
高さ方向の温度分布を示す図である。
このヒートシンクは、集積回路チップ等の電気部品1が
片面に実装されたセラミック基板2の他方の面に固定さ
れた平板状のヒートシンクベース部3と、ヒートシンク
ベース部3の一面に、列状等間隔に設けられた矩形断面
を有するプレート状のフィン41〜48とから構成され、
さらに、矢印X向きの、不図示の冷却風発生器からの冷
却風が、複数のフィン41〜48の間隔を通過するように
なっており、フィン41〜48の熱抵抗、冷却風の圧力損
失(通風抵抗)が小さくおさえられるようになってい
る。
電気部品1で発生した熱は、セラミック板2、ヒートシ
ンクベース部3を介してフィン41〜48へ伝導されて、
フィン41〜48の表面から空気中へ発散することにな
る。このため、例えば、フィン41のフィン高さ方向
(矢印Y向き)の温度分布は、第6図(b)に示すよう
に、フィン根元部41bの温度θが、フィン先端部41a
の温度θよりも高く、かつ先端部へ向かうにしたがっ
て連続的に減少する特性を有し、他のフィン42〜48
温度分布も上述の特性を有する。また、フィン41,42
間の空気の矢印Y向きの温度分布は、第6図(b)に示す
ように、該空気の自然対流の影響により、上述のフィン
1の高さ方向の温度分布とほぼ同様であり、かつフィ
ン41の高さ方向の温度分布よりも低い特性を有するこ
とになる。
電気部品1の高電力化による発熱量の増大に対処する手
段として、フィンの個数を増やしたり、フィンの高さを
大きくして、ヒートシンク全体の伝熱面積の増大が行な
われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来のヒートシンクは、電気部品が片面に実装
されたセラミック基板の他方の面に固定された平板状の
ヒートシンクベース部と、ヒートシンクベース部の一面
に、列状等間隔に設けられた矩形断面を有する複数のプ
レート型のフィンとから構成され、ヒートシンクベース
部の面とほぼ平行な向きの冷却風が、複数のフィンの間
隔を通過するようになっているので、フィンの間隔の空
気の温度分布は、第6図(b)に示したように、フィン先
端部へ向かうほど、連続的に減少する特性を有し、この
ため、冷却風の風下部ほど該空気の温度が高くなり、か
つフィン根元部近傍とフィン先端部近傍での差が大きく
なるため、冷却風の風下部ほど、フィンの放熱効率が低
くなるという欠点がある。
また、フィンの個数を増やしたり、フィンの高さを大き
くして、ヒートシンク全体の伝熱面積を増加させると、
フィンからの放熱量は、フィンの表面積の増加に対して
比例して増加しないため、それほどの効果がなく、ま
た、冷却風の圧力損失が大きくなり、大型となって余分
な空間を占有することになるので、セラミック基板の実
装密度が低下することになる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のヒートシンクは、フィンの高さ方向に、複数の
フィンが部分的に切除され、複数のフィンを部分的に切
除することにより得られた空間に位置するように羽根車
がフィンまたはヒートシンクベース部に取付けられてい
る。
〔作用〕
このように、フィンの高さ方向に、複数のフィンを切除
して設けられた空間に位置して、冷却風により回転する
羽根車がフィンまたはヒートシンクベース部に設けられ
ていることにより、羽根車より冷却風の風上部における
フィン間隔の空気が、フィンの高さ方向に混合された状
態で風下部のフィン間隔に流れ込むため、羽根車より風
下部におけるフィン間隔の空気の温度がフィンの高さ方
向にわたって、ほぼ均一となるので、冷却風の風下部に
おけるフィンの放熱効率が低下しない。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案のヒートシンクの第1の実施例の概略斜
視図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2図のフィ
ン間隔の位置A、位置Bにおける空気の、フィンの高さ
方向の温度分布を示す図である。
本実施例のヒートシンクは、集積回路チップ等の電気部
品11,12が片面に実装されたセラミック基板2の他方
の面に固定された平板状のヒートシンクベース部3と、
ヒートシンクベース部3の一面に、列状等間隔に設けら
れた矩形断面を有するプレート状のフィン41〜4
10と、フィン41〜410のほぼ中央部をフィン41〜410
の高さ方向に、切除して設けられ、フィン41〜410
前部40、後部50に分ける空間51に位置して、フィ
ン44の一側端のほぼ中央に取付けられ、矢印X向きの
冷却風が当たることにより、回転する羽根車52とから
構成されている。
電気部品11で発生した熱は、主にセラミック基板2、
ヒートシンクベース部3を介して、フィン41〜410
後部50から空気中へ発散し、電気部品12で発生した
熱は、主にセラミック基板2、ヒートシンクベース部3
を介して、フィン41〜410の前部40から空気中へ発
散する。たとえば、位置Aにおけるフィン41,42間の
空気の温度分布は、第3図の破線で示したように、ほぼ
第6図(b)の破線と同様であるが、冷却風により、羽根
車52が回転するため、前部40のフィン41,42間か
らの空気が、フィンの高さ方向に混合された状態で後部
50のフィン41,42間に流れ込む。このため、位置B
におけるフィン41,42間の空気の温度分布は、第3図
の実線で示したように、フィン先端部41a近傍の空気と
フィン根元部41b近傍の空気との温度差が位置Aにおけ
るそれよりも小さくなるので、上述の第3図の破線より
もゆるやかになる。
したがって、冷却風の圧力損失(通風抵抗)の増大、セ
ラミック基板2の実装密度の低下を伴なうことなく、フ
ィン41〜410の後部50での放熱効率の低下が防止さ
れ、電気部品11で発生した熱も効率よくフィン41〜4
10の後部50から外気へ発散して、フィン41〜410
体の放熱効率が良好になる。
第4図は本考案のヒートシンクの第2の実施例の側面図
である。
本実施例のヒートシンクは、集積回路チップ等の電気部
品11,電気部品12が片面に実装されたセラミック基板
2の他方の面に固定された平板状のヒートシンクベース
部3と、ヒートシンクベース部3の一面に、列状等間隔
に設けられた矩形断面を有するプレート型のフィン
1、不図示の9枚のフィンと、フィン41、9枚のフィ
ン(不図示)を、前部40、中央部45、後部50にほ
ぼ3等分するようにフィンの高さ方向に切削して設けら
れた空間61,71にそれぞれ位置して、それぞれ中央部
45、後部50のフィンの一側端中央に取付けられて、
矢印X向きの冷却風が当たることにより回転するプロペ
ラ形状の羽根車62,72とから構成されている。
なお、本実施例では、フィンの高さ、厚さ、幅等の仕様
は、第1図のそれと同じである。
したがって、第1の実施例に比べ、フィン41、不図示
の9枚のフィンの合計表面積(伝熱面積)は小さくなる
ものの、中央部45、後部50におけるフィン41、9
枚のフィン(不図示)の間隔の空気の温度分布は、第3
図の実線よりもさらにゆるやかになるので、さらにフィ
ン全体の放熱効率が良好になる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、複数のフィンをフィンの
高さ方向に切除して空間を設け、冷却風により回転する
羽根車を該空間に位置するようにフィンまたはヒートシ
ンクベース部に設けることにより、羽根車より冷却風の
風上部におけるフィン間隔の空気が、フィンの高さ方向
に混合された状態で風下部のフィン間隔に流れ込むた
め、羽根車より風下部におけるフィン間隙の空気の温度
がフィンの高さ方向にわたって、ほぼ均一となり、この
ため冷却風の風下部におけるフィンの放熱効率が低下せ
ず、大型化を伴なうことなく、フィン全体の放熱効率が
良好になるので、信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のヒートシンクの第1の実施例の概略斜
視図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2図のフィ
ン間隙の位置A、位置Bにおける空気の、フィンの高さ
方向の温度分布を示す図、第4図は本考案の第2の実施
例の一側面図、第5図は従来例の斜視図、第6図(a)は
第5図の一部省略した側面図、第6図(b)は第5図のフ
ィン41およびフィン41,42間隔の空気のフィン高さ
方向の温度分布を示す図である。 11,12…電気部品、2……セラミック基板、 3…ヒートシンクベース部、 41,410…フィン、 41a…フィン先端部、 41b…フィン根元部、 51,61,71…空間、 52,62,72…羽根車、 40…前部、45…中央部、 50…後部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のフィンが平板状のヒートシンクベー
    ス部に、該ヒートシンクベース部の面にほぼ垂直に間を
    おいて、列状に設けられているヒートシンクにおいて、 フィンの高さ方向に、前記複数のフィンが部分的に切除
    され、複数のフィンを部分的に切除することにより得ら
    れた空間に位置するように羽根車がフィンまたはヒート
    シンクベース部に取付けられていることを特徴とするヒ
    ートシンク。
JP6293388U 1988-05-13 1988-05-13 ヒートシンク Expired - Lifetime JPH062312Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6293388U JPH062312Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 ヒートシンク

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JP6293388U JPH062312Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13 ヒートシンク

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Publication Number Publication Date
JPH01167094U JPH01167094U (ja) 1989-11-22
JPH062312Y2 true JPH062312Y2 (ja) 1994-01-19

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ID=31288476

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