JPS6331397Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6331397Y2
JPS6331397Y2 JP9678983U JP9678983U JPS6331397Y2 JP S6331397 Y2 JPS6331397 Y2 JP S6331397Y2 JP 9678983 U JP9678983 U JP 9678983U JP 9678983 U JP9678983 U JP 9678983U JP S6331397 Y2 JPS6331397 Y2 JP S6331397Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat sink
heat
integrated circuit
fins
cooling air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9678983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS605143U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9678983U priority Critical patent/JPS605143U/ja
Publication of JPS605143U publication Critical patent/JPS605143U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6331397Y2 publication Critical patent/JPS6331397Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は多数の集積回路チツプを実装したセラ
ミツク基板に搭載され、集積回路チツプが発する
熱を効率的に放散するヒートシンクの構造に関す
る。
(従来技術の説明) まず、第1図を参照して従来のヒートシンクの
構造を説明する。ヒートシンクは平板状のフイン
2aを多数配列した構造をしており、多数の集積
回路チツプを実装したセラミツク基板1の裏面に
搭載される。集積回路チツプから発生した熱は熱
伝導によりセラミツク基板1の裏面に伝達され、
上記ヒートシンク2の各フイン2aの表面より空
気中に放散される。
ヒートシンク2は一般に熱抵抗が小さく、また
圧力損失を小さくしなければならないため上述の
ように平板状をなすプレート形フインが多く用い
られている。
第2図はこのようなヒートシンク構造を有する
集積回路パツケージを多層プリント配線板3に実
装し装置に取付けたものである。
冷却風はヒートシンク2の各フインの間に流
れ、それによつて集積回路パツケージの発生した
熱は放散される。しかしながら冷却風は各フイン
の間に流れる他ヒートシンク間の通風抵抗の小さ
い部分14にも流れるため十分な冷却効果が得ら
れないという問題があつた。
これを解決する方法として多層プリント配線板
に冷却風導入板を設けたものが実施されている。
第3図はこの例を示すもので、多層プリント配線
板3上のヒートシンク間に固定部品5によつて冷
却風導入板4が取付けられている。このような構
造にすることにより、冷却風はヒートシンク間の
通路をほとんど通過せずヒートシンクのフイン間
を通過する風量が増加するため第2図の場合と比
較して冷却能力がかなり増大している。しかしな
がら、放熱のためのヒートシンクの表面積が増加
したわけではないので集積回路パツケージの電力
が増加した場合には冷却能力としてはまだ不充分
であつた。また、風上の集積回路パツケージで温
められた空気がそのまま風下のヒートシンクへ供
給されるため、風下に位置する集積回路パツケー
ジは温度が上昇するという問題があつた。さらに
は集積回路パツケージを多層プリント配線板3か
ら取り外す場合には冷却風導入板4を取り外す必
要があり、固定用部品を紛失し易いという欠点が
あつた。
(考案の目的の説明) 本考案の目的は集積回路パツケージの大電力化
に対処でき、風下の集積回路パツケージの温度上
昇がなく、さらに従来の構造にあるような固定用
部品を紛失し易いという問題が生じることのない
ヒートシンクの構造を提供することにある。
(考案の構成) 前記目的を達成するために本考案によるヒート
シンク構造は多数の集積回路チツプを搭載したセ
ラミツク基板の裏面に取りつけられた第1のヒー
トシンクの両端のフインにそれぞれ孔を設け、両
端部分は折り曲げられ、中央部は2枚に折り重ね
られた第2のヒートシンクを前記フインに嵌合す
ることにより第1と第2のヒートシンクを機械
的、熱的に結合し、第1と第2のヒートシンクよ
り熱を放散させるとともに前記第2のヒートシン
クの折り曲げられた部分によつて冷却風を導入す
るように構成してある。
前記構成によれば本考案の目的は完全に達成さ
れる。
(実施例の説明) 以下、図面を参照して本考案をさらに詳しく説
明する。第4図は本考案によるヒートシンク構造
の実施例である。
多数の集積回路チツプを実装したセラミツク基
板1の裏面に取付けられる平板状の多数のフイン
からなる第1のヒートシンク7の両端のフイン6
にそれぞれ2つの取付孔6aが設けられている。
取付孔6aは貫通孔であり、フインの辺に沿つて
形成されている。
第2のヒートシンク10はその中央部が2つ折
りにされて屈曲部8が形成され、さらに両端部が
曲げられて折曲部9が形成され、図示のような形
状をしている。屈曲部8の一部が基部11に接触
してその部分が上述のフインの取付孔6aに嵌合
するように構成されている。折曲部9は冷却風導
入作用をするものである。
第5図は第1のヒートシンクに第2のヒートシ
ンクを嵌合した状態を示す図である。
第2のヒートシンク10をヒートシンク取付孔
6を有する両端のプレートフイン上に位置させ、
上方より押し込むと第2のヒートシンク10の屈
曲部8はプレートフインを保持しつつ押し下げら
れて最終的に第2のヒートシンク10の屈曲部8
の8aが第1のヒートシンク7の取付孔6に落ち
込み、フイン6と第2のヒートシンクが嵌合す
る。この嵌合により第1のヒートシンク7と第2
のヒートシンク10は熱的、機械的に結合され、
ヒートシンクとして表面積が増大する。
集積回路チツプから発生した熱は熱伝導により
セラミツク基板1の裏面に導びかれ、第1のヒー
トシンク7と第2のヒートシンク10より効果的
に放散される。この場合、第2のヒートシンクの
端部は一定の角度に折曲げられているため第1の
ヒートシンク7の風の流れに対して垂直方向の断
面積より広範囲からの冷却風をヒートシンク内に
導入することが可能である。風量の増加によりヒ
ートシンク内の風速が増加し冷却能力が向上す
る。さらに第1のヒートシンク7と第2のヒート
シンク10が熱的に接続されているため全体とし
て放散面積が増加し冷却能力が向上するため集積
回路パツケージの高電力化に対処できることにな
る。
第6図は第4図の実施例を多層プリント配線板
3に実装した場合の例である。矢印を風上とする
と風下のヒートシンクとなる第1のヒートシンク
7′と第2のヒートシンク10′は風上の第1のヒ
ートシンク7と第2のヒートシンク10と風の流
路が直接つながつていないため風下の第1のヒー
トシンク7′と第2のヒートシンク10′には風上
のヒートシンクを通過していない空気13も流れ
込むことになり、その結果、風下のヒートシンク
入口の空気温度が低くなるので風下の集積回路パ
ツケージでの温度上昇を抑えることができる。
また、集積回路パツケージを多層プリント配線
板3から取り外す場合も第2のヒートシンクを第
1のヒートシンクに取付けた状態で作業が可能と
なり、冷却風導入板や固定部品を紛失しやすいと
いう欠点を解消できる。
(効果の説明) 以上、詳しく説明したように本考案によるヒー
トシンク構造は第1のヒートシンクの両端のフイ
ンに冷却風導入作用を有する第2のヒートシンク
を取付け熱放散面積を増大するとともに実装した
場合の風下に当るヒートシンクには風上を通過し
ない冷却風が供給されるため、従来の構造に比較
して冷却能力が数段向上し、集積回路パツケージ
の高電力化に対処できる。
また、集積回路パツケージを多層プリント配線
板より取り外す場合、従来構造のような取り外す
べき固定用部品を有していないのでその部品を紛
失するような問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒートシンク構造を示す斜視
図、第2図は従来のヒートシンク構造を実装した
例を示す平面図、第3図は第2図に示す従来例に
冷却風導入板を取りつけた斜視図、第4図は本考
案によるヒートシンク構造の一実施例を示す斜視
図、第5図は第4図の実施例を示す正面図、第6
図は第4図に示す実施例を実装した斜視図であ
る。 1……セラミツク基板、2……平板状ヒートシ
ンク、3……多層プリント配線板、4……冷却風
導入板、5……固定部品、6……ヒートシンク取
付孔、7……第1のヒートシンク、8……屈曲
部、9……折曲部、10……第2のヒートシン
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の集積回路チツプを搭載したセラミツク基
    板の裏面に取りつけられた第1のヒートシンクの
    両端のフインにそれぞれ孔を設け、両端部分は折
    り曲げられ、中央部は2枚に折り重ねられた第2
    のヒートシンクを前記フインに嵌合することによ
    り第1と第2のヒートシンクを機械的、熱的に結
    合し、第1と第2のヒートシンクより熱を放散さ
    せるとともに前記第2のヒートシンクの折り曲げ
    られた部分によつて冷却風を導入するように構成
    したことを特徴とするヒートシンク構造。
JP9678983U 1983-06-23 1983-06-23 ヒ−トシンク構造 Granted JPS605143U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9678983U JPS605143U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 ヒ−トシンク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9678983U JPS605143U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 ヒ−トシンク構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS605143U JPS605143U (ja) 1985-01-14
JPS6331397Y2 true JPS6331397Y2 (ja) 1988-08-22

Family

ID=30230511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9678983U Granted JPS605143U (ja) 1983-06-23 1983-06-23 ヒ−トシンク構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS605143U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS605143U (ja) 1985-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7443676B1 (en) Heat dissipation device
US6446708B1 (en) Heat dissipating device
JPH06291225A (ja) 半導体装置
JP2001358482A (ja) 放熱モジュール
JP2003142637A (ja) ヒートシンク及び発熱体の冷却構造
US6308772B1 (en) Heat sink
JP2760341B2 (ja) 半導体素子の冷却構造
JP2001217366A (ja) 回路部品の冷却装置
JPS60202956A (ja) 回路モジユ−ル
JPH0595062A (ja) Lsi空冷機構
JPS6331397Y2 (ja)
JP3734895B2 (ja) ヒートシンク
JP3250155B2 (ja) 改良された熱交換器を備えたヒートシンク組立体
JPH0727677Y2 (ja) ヒートシンクの冷媒流案内機構
JPS6112246U (ja) 冷却構造
KR200218429Y1 (ko) 방열효율이 향상된 방열판
JP3982947B2 (ja) ヒートシンクの固定構造
JPH0523593U (ja) 電子回路モジユール
JPH104164A (ja) 空冷ヒートシンク
JPH0396259A (ja) ヒートパイプ式冷却器
KR200225878Y1 (ko) 알루미늄 핀의 형상을 개선한 방열판
JPH054309Y2 (ja)
JPS6271300A (ja) 電子装置の放熱構造
JP3358378B2 (ja) 発熱素子の冷却構造
JPH0533539U (ja) ヒートシンク