JP4646219B2 - ヒートシンク - Google Patents
ヒートシンク Download PDFInfo
- Publication number
- JP4646219B2 JP4646219B2 JP2005181833A JP2005181833A JP4646219B2 JP 4646219 B2 JP4646219 B2 JP 4646219B2 JP 2005181833 A JP2005181833 A JP 2005181833A JP 2005181833 A JP2005181833 A JP 2005181833A JP 4646219 B2 JP4646219 B2 JP 4646219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- fin
- heat sink
- fins
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
- H01L2924/0002—Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Description
このヒートシンクは、アルミニウム製の一体成型品として押出成形によって形成することも可能ではあるが、放熱フィン間の長さであるフィンピッチの細密化に限りがある。従って、ヒートシンクにより優れた放熱効果を期待するためには、ベースプレートと放熱フィンを別々に作製し、放熱フィンをベースプレートにロウ付けにより接合するか、もしくはベースプレートに溝部を形成し、放熱フィンを溝部に挿入して溝部の両側部を機械的にかしめる等の方法によって機械接合することが望ましい。コスト的に有利なのは、後者のベースプレートと放熱フィンを別々に作製し、放熱フィンをベースプレートにロウ付けまたは機械的に接合する方法である。
上述したように、昨今、チップ発熱量が増大するとともに、チップサイズが小型化し、結果的に発熱密度が急激に増大する傾向にあり、さらなるヒートシンクの性能アップが望まれている。
更に、この発明によると、風誘導部の他に、放熱フィンが短軸方向に折り曲げ部を備えているので、放熱フィンの伝熱面積を広く確保しつつ、全体としての幅を小さくすることができ、高い放熱性能を維持しつつコンパクト化することができる。
図1はファンの風の流れを説明する図である。図1に示すように、一般に軸流ファンによる風の動きを詳細に検討すると、ファン1が図中矢印2で示すように回転すると、ファンの風は軸に沿って鉛直に下方に吹いているわけではなく、ファン1の回転方向2に沿って、そのベクトルは、図中に矢印3で示すように傾きを持っている。
この発明では、フィンの上端部に折り曲げ部からなる風誘導部を設けている。即ち、フィンに風が流入する部分(即ち、風誘導部)を、ファンが回転する方向に対応して、図1で示したファンの風の流れに平行になるように折り曲げ部の角度を設定すると、ファンによる風が、折り曲げ部に導かれて、フィンの長軸方向に沿ってフィン間を通り易くなり、放熱性能が著しく向上する。
フィンの折り曲げ部の長さは、3mm以下では効果が無く、10mm以上では有害である。
この態様においても、このような折り曲げ部の配置は、フィンの直上に配置されるファンの風の向きに対応している。即ち、この態様においても、折り曲げ角度は、近接して組み合わされるファンの送風方向に概ね一致して選定されている。図中、右側は奥側から手前に向かって斜めに風が流れ、左側は逆に手前から奥側に向かって斜めに風が流れる。更に、この態様においても、折り曲げ部を備えたフィン7は、その間に平板状の短いフィン6を挟むように配置されているので、隣接する折り曲げ部間の間隙は広く、ファンの風が流入しやすい。
図7は、この発明のヒートシンクの1つの態様を説明する図である。図7に示すように、この発明のヒートシンク4は、8角柱からなる金属製ブロック5とブロックの側面に軸方向と平行に接合された複数のフィン6、7からなっている。複数のフィンは、平板状のフィン6と、2つの風誘導部9−1、9−2を備えたフィン7からなっており、ブロックの側面の全周にわたって接合されている。ブロックの側面の全周にわたって接合されたフィンの折り曲げ部9は、8角柱5の上面より上方に位置している。この態様においては、フィンは、更に短軸方向に折り曲げ部11を備えている。即ち、平板状の短いフィン6および折り曲げ部9−1、9−2を備えたフィン7も短軸方向の概ね中央部において折り曲げられている。このようにフィンを配置することによって、フィンの幅を拡大することができ、実質的に伝熱面を拡大して、放熱性能を高めることができる。2つの風誘導部9−1、9−2の間に切り欠き部を備えることによって、フィンの短軸方向の折り曲げ角度を自在に選択することができる。
なお、この態様においても、図示しないが、折り曲げ部9−1、9−2の上端が、6角柱ブロックの上面と同一高さ、または、6角柱ブロックの上面よりも低い位置に配置されてもよい。
実施例1
図3に示すように、幅65mm、長さ80mm、厚さ8mmの銅製ベースプレート5に、幅0.5mm、深さ1.5mm、長さ80mmの溝部を2mmピッチで30本形成した。このように形成した溝部内に高さ30mm×長さ80mm×0.5mmのアルミ二ウム製の折り曲げ部を備えたフィン7を15枚、及び高さ25mm×長さ80mm×厚さ0.5mmの平板状の短いフィン6を15枚それぞれ交互に挿入した。次いで、各フィン間をプレスにて押圧して塑性変形させて、機械的に接合したヒートシンクを作成した。
このヒートシンクの上部に上から見て、右回転の軸流ファンを載せて、ファン付きヒートシンクとした。
実施例2
なお、フィン上部の折り曲げ部は、軸流ファンの回転方向に対応するように配置される。即ち、図に示すブロックを挟んで右側では、風の流れが奥から手前に流れ、その風を誘導するように、フィンの折り曲げ部分は奥側に傾斜し、ブロックの左側では、風の流れが手前から奥に向かって流れ、その風を誘導するように、フィンの折り曲げ部分は手前に向かって傾斜している。従って、ブロックを挟んで、それぞれの側で、フィンの折り曲げ方向は反対になる。
実施例3
結果的に、ひとつおきのフィンが5mmだけ上部に飛び出した約95φ×30mm高のヒートシンクができた。
このように作製したヒートシンクの上部に、右回転の軸流ファンを載せて、ファン付きヒートシンクとした。
実施例4
このように形成したフィンに風誘導部を備えたこの発明のヒートシンクと、風誘導部を備えないフィンを備えた従来のヒートシンクとに関して、熱性能を比較したところ、フィンに風誘導部を備えたこの発明のヒートシンクの方が、従来のヒートシンクよりも、0.01K/W、熱抵抗が低減した。このように、この発明によると、放熱性能が著しく向上することがわかる。
2 ファンの風
3 ファンの風の流れ
4 ヒートシンク
5 受熱部
6 フィン
7 風誘導部
8 切り欠き部
9 折り曲げ部
10 溝部
11 ファンの軸方向に垂直な方向の折り曲げ部
Claims (13)
- 発熱素子からの熱を受熱・拡散する受熱面を備えた受熱部と、前記受熱部に熱的に接続されて放熱する複数の放熱フィンを備えた、送風するファンに近接して組み合わされるヒートシンクであって、
前記放熱フィンは前記ファンの軸方向に対して実質的に平行に配置され、前記複数の放熱フィンのうちの一部のフィンの端部にファンの風を前記放熱フィン内に誘導する風誘導部を備え、
前記風誘導部は、前記ファンの軸方向に対して、前記ファンの風の流れに略平行な角度で折り曲げられたことを特徴とするヒートシンク。 - 前記受熱部が金属製ベースプレートからなっており、前記ベースプレートの一方の面が前記受熱面を形成し、前記複数のフィンが前記ベースプレートの他方の面に取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のヒートシンク。
- 前記フィンが平板状のフィンからなっており、前記フィンの風誘導部は2つの異なる方向に折り曲げられた部分からなっていることを特徴とする、請求項2に記載のヒートシンク。
- 前記ベースプレートと前記フィンとが別々の部材からなり、接合手段により熱的に接合していることを特徴とする請求項2又は3に記載のヒートシンク。
- 発熱素子からの熱を受熱・拡散する受熱面を備えた受熱部と、前記受熱部に熱的に接続されて放熱する複数のフィンを備えた、送風するファンに近接して組み合わされるヒートシンクであって、
前記放熱フィンは前記ファンの軸方向に対して実質的に平行に配置され、前記複数の放熱フィンのうちの一部のフィンの端部にファンの風を前記放熱フィン内に誘導する風誘導部を備え、
前記受熱部は、金属製ブロックからなり、前記ブロックの底面が前記受熱面を形成し、前記ブロックの側面に前記複数のフィンが取り付けられ、
前記複数の放熱フィンは、前記ブロックの側面に接合された2つのフィン群からなっており、各フィン群の折り曲げ部は、相互に異なる方向に折り曲げた部分からなっていることを特徴とするヒートシンク。 - 前記ブロックの形状が略円柱状または略多角柱状であることを特徴とする請求項5に記載のヒートシンク。
- 前記ブロックと前記フィンとが別々の部材からなり、接合手段により熱的に接合していることを特徴とする請求項5又は6に記載のヒートシンク。
- 前記フィンの上端部が、前記ブロックの上端面よりも上に位置していることを特徴とする、請求項6に記載のヒートシンク。
- 前記フィンの上端部が、前記ブロックの上端面と実質的に同一になるように位置していることを特徴とする、請求項6に記載のヒートシンク。
- 前記フィンの折り曲げ角度が、前記ファンの軸方向に対して20〜60度であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のヒートシンク。
- 前記折り曲げられたフィンの部分の長さが、3〜10mmの範囲内であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のヒートシンク。
- 前記複数の放熱フィンは、平板状のフィンと、前記風誘導部を備えたフィンからなっており、前記風誘導部を備えたフィンの枚数が、前記ヒートシンク全体のフィンの枚数の4分の1〜2分の1であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のヒートシンク。
- 前記平板状のフィンが、ファンの軸方向と垂直な方向に折り曲げ部を備えていることを特徴とする請求項12に記載のヒートシンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005181833A JP4646219B2 (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | ヒートシンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005181833A JP4646219B2 (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | ヒートシンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007005446A JP2007005446A (ja) | 2007-01-11 |
JP4646219B2 true JP4646219B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=37690788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005181833A Expired - Fee Related JP4646219B2 (ja) | 2005-06-22 | 2005-06-22 | ヒートシンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4646219B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5231194B2 (ja) * | 2008-12-17 | 2013-07-10 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573219B2 (ja) * | 1976-03-16 | 1982-01-20 | ||
JPH0387278U (ja) * | 1989-12-25 | 1991-09-04 | ||
JPH0387902U (ja) * | 1989-12-27 | 1991-09-09 | ||
JPH0536887U (ja) * | 1991-10-15 | 1993-05-18 | 株式会社東芝 | 電子機器の冷却フイン装置 |
JPH07190655A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-28 | Hitachi Ltd | ヒートパイプ式冷却装置 |
JPH11275812A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-08 | Meidensha Corp | ヒダ冷却電動機のフレーム冷却フィン構造 |
JP2000252662A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Cosel Co Ltd | 放熱装置 |
JP2004523884A (ja) * | 2000-11-20 | 2004-08-05 | インテル・コーポレーション | 高密度実装用高性能ヒートシンク構造 |
-
2005
- 2005-06-22 JP JP2005181833A patent/JP4646219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573219B2 (ja) * | 1976-03-16 | 1982-01-20 | ||
JPH0387278U (ja) * | 1989-12-25 | 1991-09-04 | ||
JPH0387902U (ja) * | 1989-12-27 | 1991-09-09 | ||
JPH0536887U (ja) * | 1991-10-15 | 1993-05-18 | 株式会社東芝 | 電子機器の冷却フイン装置 |
JPH07190655A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-07-28 | Hitachi Ltd | ヒートパイプ式冷却装置 |
JPH11275812A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-08 | Meidensha Corp | ヒダ冷却電動機のフレーム冷却フィン構造 |
JP2000252662A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Cosel Co Ltd | 放熱装置 |
JP2004523884A (ja) * | 2000-11-20 | 2004-08-05 | インテル・コーポレーション | 高密度実装用高性能ヒートシンク構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007005446A (ja) | 2007-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6615910B1 (en) | Advanced air cooled heat sink | |
US5535816A (en) | Heat sink | |
US6533028B2 (en) | Heat sink, method of manufacturing the same, and cooling apparatus using the same | |
US6590770B1 (en) | Serpentine, slit fin heat sink device | |
US7040388B1 (en) | Heat sink, method of manufacturing the same and cooling apparatus using the same | |
JP4550664B2 (ja) | ヒートパイプ付ヒートシンク | |
US6819564B2 (en) | Heat dissipation module | |
US20030210525A1 (en) | Side-exhaust heat dissipation module | |
US7245492B2 (en) | Heat-dissipating module and structure thereof | |
JP2001210762A (ja) | ヒートシンクとその製造方法およびそれを用いた冷却装置 | |
US20030024687A1 (en) | Radiation fin set for heat sink | |
US7463484B2 (en) | Heatsink apparatus | |
JP3604310B2 (ja) | 強制空冷式櫛形ヒートシンク | |
US20070137849A1 (en) | Heatsink with offset fins | |
JP6054423B2 (ja) | 流路部材およびこれを用いた熱交換器ならびに半導体装置 | |
JP4646219B2 (ja) | ヒートシンク | |
JP2005303063A (ja) | ヒートシンク | |
JPH10209351A (ja) | ヒートシンク | |
JP3434552B2 (ja) | ヒートシンク | |
JPH0629148U (ja) | 半導体パッケージ用のヒートシンク | |
JP3148593U (ja) | 放熱流体の圧力損失を低減した放熱フィンセットの構造およびその放熱フィンセットを使用した放熱モジュール | |
JP2003234443A (ja) | フィン付ヒートシンク | |
JP3096855U (ja) | 放熱モジュール | |
JPH11103183A (ja) | ヒートシンク装置 | |
JP5400690B2 (ja) | ヒートシンク |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080501 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100810 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100810 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101109 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101203 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4646219 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |