JP3138062U - 放熱構造体 - Google Patents

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張始偉
江貴鳳
劉通敏
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Abstract

【課題】 熱伝導効率を高めることのできる放熱構造体を提供する。
【解決手段】 対向して設けられる第1板体と第4板体と、及び該第1板体と第4板体の長手方向の両端縁部にそれぞれ連結し、かつ互いに対向して設けられる第2板体と第3板体とを具える本体と、該第1、第2、第3、第4板体の任意の一の対向する表面に設けられ、少なくとも1以上の凸部と、複数の鱗状部とを含む熱伝導強化部とによってなり、該凸部は間隔を開けて、該表面よりやや高く突起して設けられ、該鱗状部は該表面の該凸部を設ける位置を除く箇所において該表面から窪むように設けられ、かつ該表面に相対して仰角を形成し、また端縁部と隣り合う該鱗状部の端縁部に接するように形成される尖端部とを具える。
【選択図】 図1

Description

この考案は、熱伝導効率を高める放熱構造体に関する。
電子素子が精密になるにつれて、電子素子から発生する熱もますます多くなった。このため、自然に、もしくは強制的に対流で周囲の環境に放熱するだけでは足らなくなった。このため、電子装置自体の放熱効果を高めなければならなくなった。既存する方法は、そのほとんどが熱の発生源に放熱手段を設けて熱を導いて放出する方法である。即ち、放熱手段のフィンを利用して自然に、もしくは強制的に対流で熱を周囲の環境に放出する方式である。
しかしながら、既存のフィンを有する放熱手段は、解決することのできない一部の問題を有する。例えば、フィンの表面と放熱手段を流れる気流の温度差は、僅か摂氏5度〜10度であって、温度差が不足するという問題が挙げられる。また、放熱手段自体の材料と構造によって、放熱が阻止されるという問題も存在する。これら問題によって、既存の放熱手段は放熱効率を更に高めることが難しくなっている。このため、発熱量の高い電子素子の放熱問題を解決するに足りないものということができる。
上述する問題を改善する技術として、台湾実用新案公告第90220898号公報に開示される技術が挙げられる。該公報に開示される技術は渦流現象を発生させる熱交換フィンを提供するものであって、フィンの表面に複数の凹部と凸部とが分布して形成され、係る構成のフィンを2枚、もしくは2枚以上組み合わせる。この場合、隣り合う2枚のフィンの対向する面においてそれぞれの凸部が当接するように設ける。このため、複数のフィンが連なり熱交換機能が高まる。熱交換が行われる場合、熱を運ぶ気流は両フィンの凸部と凹部とによってなる阻害部を含まない空間に形成される通路を流れる。また、該気流が凸部、凹部が当接して形成される阻害部に衝突すると、流れる角度が変わり、本来の流動する方向と速度が変化する。このため熱を運ぶ気流が乱れる現象が発生し、気流とそれぞれのフィンとの間の熱対流効果を高めることができる。
但し、上述する構造は実際に使用する上で、問題が存在する。即ち、フィンの間の気流の通路に複数の阻害部が存在するため、本来提供できる気流の流動空間が縮減し、対流が流入する場合かなりの大きさの逆圧力が発生する。よって、流体の流入量が減損する。
また、気流が複数の阻害部の周囲を流動するため、フィン表面に摩擦による抗力が発生するのみならず、阻害部表面との流動摩擦による抗力によって二次元の流動摩擦抗力が存在し、流動体の減速を発生させる。
さらに、周辺層の厚さも流動する距離の増加にしたがって、熱伝導効果を低減させる。このため熱を効率よく放出することができなくなり、使用者の需要に合わなくなる。
この考案は、熱伝導効率を高めることのできる放熱構造体を提供することを課題とする。
そこで、本考案者は従来の技術に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
対向して設けられる第1板体と第4板体と、及び該第1板体と第4板体の長手方向の両端縁部にそれぞれ連結し、かつ互いに対向して設けられる第2板体と第3板体とを具える本体と、該第1、第2、第3、第4板体の任意の一の対向する表面に設けられ、少なくとも1以上の凸部と、複数の鱗状部とを含む熱伝導強化部とによってなり、該凸部は間隔を開けて、該表面よりやや高く突起して設けられ、該鱗状部は該表面の該凸部を設ける位置を除く箇所において該表面から窪むように設けられ、かつ該表面に相対して仰角を形成し、また端縁部と隣り合う該鱗状部の端縁部に接するように形成される尖端部とを具える放熱構造体の構造によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本考案を完成させた。
以下この考案について具体的に説明する。
請求項1に記載する放熱構造体は、対向して設けられる第1板体と第4板体と、及び該第1板体と第4板体の長手方向の両端縁部にそれぞれ連結し、かつ互いに対向して設けられる第2板体と第3板体とを具える本体と、
該第1、第2、第3、第4板体の任意の一の対向する表面に設けられ、少なくとも1以上の凸部と、複数の鱗状部とを含む熱伝導強化部とによってなり、
該凸部は間隔を開けて、該表面よりやや高く突起して設けられ、
該鱗状部は該表面の該凸部を設ける位置を除く箇所において該表面から窪むように設けられ、かつ該表面に相対して仰角を形成し、また端縁部と隣り合う該鱗状部の端縁部に接するように形成される尖端部とを具え、
該凸部と該鱗状部とによって該表面に近づく流体に渦流と二次流を発生させ、かつ厚さを増す境界層を破壊して熱伝導効率を高めるように構成する。
請求項2に記載する放熱構造体は、請求項1における鱗状部が、前後に交錯するように設けられ、かつそれぞれの尖端部が、その前に位置する鱗状部の端縁部に向かい、対応するように設けられる。
請求項3に記載する放熱構造体は、請求項1における鱗状部が分散して配設されるか、単一方向に傾斜して配列されるか、もしくは相対的に傾斜して配設される。
請求項4に記載する放熱構造体は、請求項1における凸部が少なくとも1以上の第1凸体とを具え、かつ該第1凸体が該板体一方の側から、対向する他方の側に延伸する。
請求項5に記載する放熱構造体は、請求項1における凸部が少なくとも1以上の第1凸体と第2凸体とを具え、該第1凸体と第2凸体とが、それぞれ任意の該板体の両側から中央線に向かって延伸して交わり、左右対称に形成される。
請求項6に記載する放熱構造体は、請求項5における第1凸体と第2凸体とが交わる箇所に夾角が形成される。
請求項7に記載する放熱構造体は、請求項1における鱗状部の形状が円形か、菱形か、三角形から選択されるか、もしくはこれらを組み合わせる。
請求項8に記載する放熱構造体は、請求項1における鱗状部の表面が平面である。
請求項9に記載する放熱構造体は、請求項1における凸部が方形か、半円形である。
請求項10に記載する放熱構造体は、請求項1におけるそれぞれの板体の任意の一が発熱素子の表面に接触する。
請求項11に記載する放熱構造体は、請求項1における第1板体と第2板体と第3板体と第4板体とによって流通路を形成する。
請求項12に記載する放熱構造体は、請求項1、4、5、10項における熱伝導強化部が、該第1板体及び/もしくは第4板体の対向する表面に設けられる。
請求項13に記載する放熱構造体は、請求項1、4、5、10項における熱伝導強化部が、該第2板体及び/もしくは第3板体の対向する表面に設けられる。
請求項14に記載する放熱構造体は、平行して配設され、それぞれ第1表面と第2表面とを具える複数の第1板体と、
隣り合う第1板体との間に形成される流通路と、
該第1表面及び/もしくは第2表面に設けられ、少なくとも1以上の凸部と、複数の鱗状部とを含む熱伝導強化部とによってなり、
該凸部は間隔を開けて、該表面よりやや高く突起して設けられ、
該鱗状部は該表面の該凸部を設ける位置を除く箇所において該表面から窪むように設けられ、かつ該表面に相対して仰角を形成し、また端縁部と隣り合う該鱗状部の端縁部に接するように形成される尖端部とを具え、
該凸部と該鱗状部とによって該表面に近づく流体に渦流と二次流を発生させ、かつ厚さを増す境界層を破壊して熱伝導効率を高めるように構成する。
請求項15に記載する放熱構造体は、請求項14における第1表面と第2表面にそれぞれ該熱伝導強化部を設け、且つ隣り合う該第1板体の間に別途第2板体を設ける。
請求項16に記載する放熱構造体は、請求項15における第2板体が平面を具え、該平面が該第1表面と該第2表面に対向する。
請求項17に記載する放熱構造体は、請求項14における第1板体がベースに設けられる。
請求項18に記載する放熱構造体は、請求項14における第1板体が積み重ねられて連結する。
請求項19に記載する放熱構造体は、請求項15、もしくは請求項16における第1板と第2板とがベースに設けられる。
請求項20に記載する放熱構造体は、請求項15、もしくは請求項16における第1板体と第2板体とが積み重ねられて連結する。
請求項21に記載する放熱構造体は、請求項14における鱗状部が、前後に交錯するように設けられ、かつそれぞれの尖端部が、その前に位置する鱗状部の端縁部に向かい、対応するように設けられる。
請求項22に記載する放熱構造体は、請求項14における鱗状部が該板体表面に分散して配設される。
請求項23に記載する放熱構造体は、請求項14における鱗状部が、単一方向に傾斜して該板体表面に配列されるか、もしくは相対的に傾斜して該板体表面に配設される。
請求項24に記載する放熱構造体は、請求項14における凸部が少なくとも1以上の第1凸体とを具え、かつ該第1凸体が該板体一方の側から、対向する他方の側に延伸する。
請求項25に記載する放熱構造体は、請求項14における凸部が少なくとも1以上の第1凸体と第2凸体とを具え、該第1凸体と第2凸体とが、それぞれ任意の該板体の両側から中央線に向かって延伸して交わり、左右対称に形成される。
請求項26に記載する放熱構造体は、請求項25における第1凸体と第2凸体とが交わる箇所に夾角が形成される。
請求項27に記載する放熱構造体は、請求項14における鱗状部の形状が円形か、菱形か、三角形から選択されるか、もしくはこれらを組み合わせる。
請求項28に記載する放熱構造体は、請求項14における鱗状部の表面が平面である。
請求項29に記載する放熱構造体は、請求項14における凸部が方形か、半円形である。
請求項30に記載する放熱構造体は、請求項14における第1板体に少なくとも1以上の熱伝熱管を連結する。
請求項31に記載する放熱構造体は、請求項16における第1板体と第2板体とに少なくとも1以上の熱伝熱管を連結する。
この考案による放熱構造体は、周辺層を破壊して熱伝導に対する阻害を低下させることができ、また流体が鱗状部の周辺に沿って流れる場合に回転渦流を発生させ、メインフィールドと混合して二次流を形成して熱伝導効率を高め、これらによって、好ましい熱伝導効果が得られる。
図1から図4に開示するように、この考案による放熱構造体は、本体10と、熱伝導強化部11とを含む。本体10は対向して設けられる第1板体101と第4板体104、及び対向して設けられる第2板体102と第3板体103とを具える。第1板体101と第4板体104の長手方向の両端縁部は、それぞれ第2板体102、第3板体103の長手方向の両端縁部に連結し、第1板体101と、第2板体102と、第3板体103と、第4板体104とによって流通路12が形成される。
熱伝導強化部11は、第1板体101表面(図1参照)か、第4板体104表面を選択して形成する。もしくは第1板体101と第4板体104の表面に形成してもよい(図4参照)。
熱伝導強化部11は少なくとも1以上の凸部111と、複数の鱗状部112とを含む。凸部111は間隔を開けて、かつ第1板体101及び/もしくは第4板体104表面よりやや高く突起して設ける。好ましくは、図示するように第1凸体1111と第2凸体1112とを具える。第1凸体1111、第2凸体1112は、それぞれ該表面の両側から該表面の長手方向の中央線に向かって延伸して交わり、左右対称に形成されるとともに、両者が交わる箇所に夾角を形成する。該夾角は、好ましくは90度より大きくならないようにし、凸部111をV字状に形成して本体10表面に設ける。
鱗状部112は、第1板体101及び/もしくは第4板体104表面の凸部111を設ける位置を除く箇所に設け、かつ該表面から窪むように設ける。それぞれの鱗状部112は第1板体101及び/もしくは第4板体104表面に相対して仰角αを形成する(図3a参照)。また、端縁部1121と尖端部1124とを具え、尖端部1124は隣り合う鱗状部112の端縁部1121に接するように形成される。鱗状部112の表面は平面である。
実施例において鱗状部112を第1板体101、第4板体104表面に配置する場合は、前後に交錯するように設け、かつそれぞれの尖端部1124が、その前に位置する鱗状部112の端縁部1121に向かい、対応するように設ける。凸部111の設置(例えば前述するV字状)と相対的に傾斜させて本体10の表面に配設する。即ち、複数の鱗状部112は徐々に広がるV字状を呈し、かつ下流の方向を指すように配設する。
また、第1板体101か、第4板体104の任意のいずれかに熱伝導強化部11を設け、熱伝導強化部11を設けた第1板体101、第4板体104の外部表面に発熱素子(図示しない)の表面を接触させる。または、第1板体101と第4板体104表面のいずれにも熱伝導強化部11を設け、第1板体101か、第4板体104の任意のいずれかに発熱素子の表面を接触させる。よって、該発熱素子から発生する熱が第1板体101、もしくは第4板体104から本体10に自然に伝導される。
または、第2板体102か、第3板体103の任意のいずれかに熱伝導強化部11を設け、熱伝導強化部11を設けた第2板体102、第3板体104の外部表面に発熱素子(図示しない)の表面を接触させる。もしくは、第2板体102と第3板体103表面のいずれにも熱伝導強化部11を設け、第2板体102か、第3板体103の任意のいずれかに発熱素子の表面を接触させる。よって、該発熱素子から発生する熱が第2板体102、もしくは第3板体103から本体10に自然に伝導される。
図3、4、5、6に開示するように、流体が流れ(図面に矢印で示すように夾角方向に相対して流れる流体)流通路12を通過する場合、熱伝導強化部11の表面に近づく流体はそれぞれの鱗状部112の尖端部1124の突起の部分を通過する。このため流体が制限を受けて、それぞれの鱗状部112の端縁部1121の斜面を下方に流動する。よって、流体が突起した端縁部1121を通過すると、再度次の尖端部1124によって分割され周期性の流動が発生する。また、尖端部1124によって流体の横方向の流動が発生し、鱗状部112の凹状部において流体部に渦流が循環して発生する(即ち、流体が凹状部を通過するたびにフィールドが乱れて渦対流が発生する)。渦流量はレイノルズ数にしたがって増加し、高くなる。
また、メインフィールド(即ち、流通路12内の第1板体101、第4板体104の表面より高い領域)の流体が混合して二次流(Secondary flows)を形成して流体の乱れを強め、放熱の効率を高める。
傾斜した鱗状部112の表面は熱伝導面積を増加するのみならず、境界層(boundary layer)を周期的に破壊し、境界層を改めて発展させる。係る流動形態は渦流量の増加にしたがって流体間の混合を高め、改善して熱伝導の効率を高めることができる。
また、流体が凸部111を通過すると、流体は熱伝導強化部11の表面中央線に向かって集中させられる。さらに反転してメインフィールドの方向に向かって流動し、メインフィールドの流体と混合して二次流(Secondary flows)を発生させ、均一な流れを破壊する。このため周辺層が破壊されて高乱流(Turbulence intensity)の強度を高める。これに加え、余剰の熱伝導面積が与えられ、熱伝導機能が改善される。
図7に、第2の実施の形態を開示する。第2の実施の形態は全体の構造が上述する構造とほぼ同様である。よって、図面に同様の符号を付した構造、部分については説明を省く。上述する構造と異なる点は、複数の第1板体31を平行に並べて配設する点にある。第1板体31は第1表面311と第2表面312とを具え、かつ隣り合う両第1板体31の間に流通路32が形成される。第1板体31はベース34上に設けられる。
熱伝導強化部11は第1板体31の第1表面311か、第2表面312を選択して設ける。もしくは第1表面311、第2表面312のいずれにも設ける。
図8に、熱伝導強化部11を第2表面312に設けた状態を開示する。この場合、流通路32は一方の側に熱伝導強化部11を有する。
図9に、熱伝導強化部11を第1表面311と、第2表面312とに設けた状態を開示する。この場合、流通路32は両側に熱伝導強化部11を有する。
または、図10に開示するように隣り合う第1板体31の間に第2板体33を別途設ける。第2板体33の底端はベース34上に設け、かつ第1表面311と第2表面312とに相対する両側を平面とし、流通路32の単一側を熱伝導強化部11とする。
さらに、図11、12、13に開示するように、第1板体31か、もしくは第1板体31と第2板体33とを少なくとも1以上の熱伝導管36が貫通するように構成してもよい。この場合、第1板体31か、もしくは第1板体31と第2板体33とに少なくとも1以上の貫通孔を穿設し、ベース34の一面に溝を形成する。
熱伝導管36は一端を吸熱端361とし、他端を放熱端362とする。吸熱端361はベース34の一面に形成した前記溝に嵌着させてベース34に連結する。放熱端362は第1板体31か、もしくは第1板体31と第2板体33とに穿設した貫通孔を貫通し、係る構成によって第1板体31か、もしくは第1板体31と第2板体33と連結し、熱伝導管36の放熱効果を高める。
また、第1板体31、または第1板体31と第2板体33とは、積み重ねて連結してもよい。
ここで併せ説明すると、凸部111は図面によれば方形を呈するが、これに限らず、例えば半円形であってもよい。その形態は少なくとも1以上の第1凸体1111だけであって、本体の一方の端縁部から他方の端縁部に延伸するように形成してもよい。即ち、第1凸体1111が単一方向に傾斜し、本体表面に並列して設けられる。この場合、鱗状部112は凸部111に合わせて単一方向に傾斜して本体表面に配設される。さらに、鱗状部112は上述する形態に限らず、本体表面に分散するように配設してもよい。
以上は、この考案の好ましい実施の形態であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、または変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に含まれるものとする。
この考案による放熱構造体を示した斜視図である。 図1に開示する放熱構造体の内部構造を示した説明図である。 図2に開示する放熱構造体の側面図である。 図3の局部拡大説明図である。 この考案における熱伝導強化部を第1板体と第4板体とに設けた状態を示した説明図である。 この考案における鱗状部を示した局部拡大図である。 この考案における鱗状部の作用を示した説明図である。 第2の実施形態による放熱構造体を示した斜視図である。 図1に開示する放熱構造体の側面図である。 第2の実施形態において、熱伝導強化部を第1、第2表面に設けた状態を示した説明図である。 第2の実施形態における別の実施の形態を示した説明図である。 図8に開示する実施の形態に熱伝導管を連結した状態を示した側面説明図である。 図9に開示する実施の形態に熱伝導管を連結した状態を示した側面説明図である。 図10に開示する実施の形態に熱伝導管を連結した状態を示した側面説明図である。
符号の説明
10 本体
101 第1板体
102 第2板体
103 第3板体
104 第4板体
11 熱伝導強化部
111 凸部
1111 第1凸体
1112 第2凸体
112 鱗状部
1121 端縁部
1124 尖端部
12 流通路
31 第1板体
311 第1表面
312 第2表面
32 流通路
33 第2板体
34 ベース
α 仰角
36 熱伝導管
361 吸熱端
362 放熱端

Claims (31)

  1. 対向して設けられる第1板体と第4板体と、及び該第1板体と第4板体の長手方向の両端縁部にそれぞれ連結し、かつ互いに対向して設けられる第2板体と第3板体とを具える本体と、
    該第1、第2、第3、第4板体の任意の一の対向する表面に設けられ、少なくとも1以上の凸部と、複数の鱗状部とを含む熱伝導強化部とによってなり、
    該凸部は間隔を開けて、該表面よりやや高く突起して設けられ、
    該鱗状部は該表面の該凸部を設ける位置を除く箇所において該表面から窪むように設けられ、かつ該表面に相対して仰角を形成し、また端縁部と隣り合う該鱗状部の端縁部に接するように形成される尖端部とを具え、
    該凸部と該鱗状部とによって該表面に近づく流体に渦流と二次流を発生させ、かつ厚さを増す境界層を破壊して熱伝導効率を高めるように構成することを特徴とする放熱構造体。
  2. 前記鱗状部が、前後に交錯するように設けられ、かつそれぞれの尖端部が、その前に位置する鱗状部の端縁部に向かい、対応するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  3. 前記鱗状部が分散して配設されるか、単一方向に傾斜して配列されるか、もしくは相対的に傾斜して配設されることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  4. 前記凸部が少なくとも1以上の第1凸体とを具え、かつ該第1凸体が該板体一方の側から、対向する他方の側に延伸することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  5. 前記凸部が少なくとも1以上の第1凸体と第2凸体とを具え、該第1凸体と第2凸体とが、それぞれ任意の該板体の両側から中央線に向かって延伸して交わり、左右対称に形成されることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  6. 前記第1凸体と第2凸体とが交わる箇所に夾角が形成されることを特徴とする請求項5に記載の放熱構造体。
  7. 前記鱗状部の形状が円形か、菱形か、三角形から選択されるか、もしくはこれらを組み合わせることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  8. 前記鱗状部の表面が平面であることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  9. 前記凸部が方形か、半円形であることを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  10. 前記それぞれの板体の任意の一が発熱素子の表面に接触することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  11. 前記第1板体と第2板体と第3板体と第4板体とによって流通路を形成することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造体。
  12. 前記熱伝導強化部が、該第1板体及び/もしくは第4板体の対向する表面に設けられることを特徴とする請求項1、4、5、10項に記載の放熱構造体。
  13. 前記熱伝導強化部が、該第2板体及び/もしくは第3板体の対向する表面に設けられることを特徴とする請求項1、4、5、10項に記載の放熱構造体。
  14. 平行して配設され、それぞれ第1表面と第2表面とを具える複数の第1板体と、
    隣り合う第1板体との間に形成される流通路と、
    該第1表面及び/もしくは第2表面に設けられ、少なくとも1以上の凸部と、複数の鱗状部とを含む熱伝導強化部とによってなり、
    該凸部は間隔を開けて、該表面よりやや高く突起して設けられ、
    該鱗状部は該表面の該凸部を設ける位置を除く箇所において該表面から窪むように設けられ、かつ該表面に相対して仰角を形成し、また端縁部と隣り合う該鱗状部の端縁部に接するように形成される尖端部とを具え、
    該凸部と該鱗状部とによって該表面に近づく流体に渦流と二次流を発生させ、かつ厚さを増す境界層を破壊して熱伝導効率を高めるように構成することを特徴とする放熱構造体。
  15. 前記第1表面と第2表面にそれぞれ該熱伝導強化部を設け、且つ隣り合う該第1板体の間に別途第2板体を設けることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  16. 前記第2板体が平面を具え、該平面が該第1表面と該第2表面に対向することを特徴とする請求項15に記載の放熱構造体。
  17. 前記第1板体がベースに設けられることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  18. 前記第1板体が積み重ねられて連結することを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  19. 前記第1板と第2板とがベースに設けられることを特徴とする請求項15、もしくは請求項16に記載の放熱構造体。
  20. 前記第1板体と第2板体とが積み重ねられて連結することを特徴とする請求項15、もしくは請求項16に記載の放熱構造体。
  21. 前記鱗状部が、前後に交錯するように設けられ、かつそれぞれの尖端部が、その前に位置する鱗状部の端縁部に向かい、対応するように設けられることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  22. 前記鱗状部が該板体表面に分散して配設されることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  23. 前記鱗状部が、単一方向に傾斜して該板体表面に配列されるか、もしくは相対的に傾斜して該板体表面に配設されることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  24. 前記凸部が少なくとも1以上の第1凸体とを具え、かつ該第1凸体が該板体一方の側から、対向する他方の側に延伸することを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  25. 前記凸部が少なくとも1以上の第1凸体と第2凸体とを具え、該第1凸体と第2凸体とが、それぞれ任意の該板体の両側から中央線に向かって延伸して交わり、左右対称に形成されることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  26. 前記第1凸体と第2凸体とが交わる箇所に夾角が形成されることを特徴とする請求項25に記載の放熱構造体。
  27. 前記鱗状部の形状が円形か、菱形か、三角形から選択されるか、もしくはこれらを組み合わせることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  28. 前記鱗状部の表面が平面であることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  29. 前記凸部が方形か、半円形であることを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  30. 前記第1板体に少なくとも1以上の熱伝熱管を連結することを特徴とする請求項14に記載の放熱構造体。
  31. 前記第1板体と第2板体とに少なくとも1以上の熱伝熱管を連結することを特徴とする請求項16に記載の放熱構造体。
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