JP3122049U - 放熱装置 - Google Patents

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張堂貴
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能▲てぃー▼精密工業股▲分▼有限公司
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Abstract

【課題】従来のコンピュータの放熱構造の限られた放熱効果の問題を解決し、長短の異なる放熱片を組み立てて導流板を成し、一定角度の風の経路を形成して冷めた気流を風の経路に沿って迅速に放熱片に導入し、熱気を発散させて効果的に温度を下げ、優れた放熱効果を得ることができる、放熱装置の提供。
【解決手段】複数の放熱片を接合し組み立てて成り、前記放熱片を曲折し熱伝導片を設け、前記熱伝導片が組み立て時に複数の間隙を形成して熱伝導区域を形成し、そのうち、前記放熱片の長短がそれぞれ異なり、組み立てると排列された多数の導流板を成し、前記導流板が風向きに基づき一定の角度を呈し、適切な風の経路を形成することができ、ファンの動作時に円滑に気流を導引し、冷めた空気を迅速に各放熱片間に形成された熱伝導区域に流入させ、放熱片底部の熱源の発散を加速することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本考案は放熱装置に関し、詳細には、長短の異なる放熱片を組み立てて導流板を成し、一定角度の風の経路を形成して、冷めた気流を風の経路に沿って迅速に放熱片に導入し、熱気を発散して効果的に温度を下げることができる、放熱装置に関する。
コンピュータ本体内部部材の過熱問題を解決するため、一般に電子発熱部材上には放熱装置が設置され、電子部材が発生する高温は、この放熱装置により熱エネルギーが導かれて外部へ放出される。従来の放熱装置は、放熱器の底板上に放熱片を設け、底板を緊密に電子発熱部材に押し付けて、この放熱片により熱エネルギーを導き電子部材の動作時に発生する高温を放出するものである。このような放熱装置はコストが低いという利点はあるが、熱伝道速度が遅く、比較的低速で動作するコンピュータのみに適しており、高速または長時間の使用が要求される電子発熱部材においては放熱効果に限りがあり、理想的ではない。このため、単純に放熱片のみに頼っていてはすでに放熱の要求を満たすことができなくなっており、現今の改良された模式では、ファンを組み込んだ放熱装置があり、強制対流方式で熱エネルギーを放出するものである。図1に示すように、主に放熱片1そばの適切な空間にファン2を設置し、そのうち、放熱片1を溝槽状に排列して多数の熱風出口3を間に形成し、これにより、放熱装置を電子発熱部材表面に設置し、ファン2の運転が開始されると、冷めた空気が風進入口4から導入されて放熱片1に吹きつけられ、電子部材が上方向へ伝導する熱エネルギーが放散されて放熱の効果を得ることができる。しかしながら、このような放熱装置は、その溝槽状の冷めた気流入口及び熱風出口の端面がすべて平面垂直式であるため、冷めた空気が送り込まれると風の壁が形成されてファンの気流が阻隔され、滞留層が形成されやすく、熱が放熱片及びファンの間にこもり、ファンの仕事率が無駄になり、その放熱効果も一般的なものにしか応用できない。業者の一部は風速を上げる方法で改善を試みているが、ファンが風圧を上げて回転されるため騒音が大きくなり、これもまた問題である。
本考案の主な目的は、従来のコンピュータの放熱構造の限られた放熱効果の問題を解決し、長短の異なる放熱片を組み立てて導流板を成し、一定角度の風の経路を形成して冷めた気流を風の経路に沿って迅速に放熱片に導入し、熱気を発散させて効果的に温度を下げ、優れた放熱効果を得ることができる、放熱装置を提供することにある。
本考案の別の目的は、導流板を利用して風の抵抗を抑え、ファンの風圧を上げる必要なく充分にファンの機能を発揮させ、ファンの騒音を減少する、放熱装置を提供することにある。
本考案のさらに別の目的は、平板式組み立て放熱片の長短の異なる排列の設計を利用し、水平方向送風式及び下方向送風式の放熱装置に便利に適用することができる、放熱装置を提供することにある。
上述の従来の放熱装置の構造設計における各種欠点に鑑みて、本考案は考案者が各種解決方法を研究し、コンピュータ本体内部空間の限られた体積内でいかに効率的な放熱効果を備えた放熱装置を設計するかについての絶え間ない研究と改良を経て作られた放熱装置である。具体的には、本考案は複数の単片の放熱片をプレス技術で相互に接合して排列し、これら放熱片は長短が異なるよう形成され、排列して組み立てると複数の導流板を成し、これら複数の導流板は風向きによって一定角度を呈し、適切な風の経路を形成し、ファンが動作すると空気の流動方向を導引して円滑に気流を導入し、迅速に放熱片の各間隙の熱伝導区域へ気流を流入させ、放熱片底部の熱エネルギーを速やかに発散することができる。同時に、ファンが気流を導入する際、導流板の阻隔により気流が発生する渦巻き状の風の壁を破壊することができ、気流の反射衝突により発生する回流現象を回避できると共に、その形成する夾角が流動区域を小さくし、熱伝導区域に送り込まれる気流の風圧が高くなり、気流の流動速度も相対して速くなり、ファンが導入する気流が導流板に導引されて迅速に流動を継続し、滞留の状況を発生せず効果的に放熱片を通過する空気の対流効率を増加してファンの機能を十分に発揮すると共に、ファンの騒音を減少し、最高の放熱作用を形成して確実にコンピュータ部材の過熱問題を解決するものである。さらに、本考案はその平板式放熱片セットみ立て設計により、大きな放熱表面積を形成するだけでなく、その放熱片の長短の排列をマザーボード内のファンの設置位置と角度に応じて予め調整し、各種の水平方向送風式放熱装置及び下方向送風式放熱装置に適用することができる。
本考案の放熱装置について、以下、その構造及び実施方法を具体的な実施例と図面に基づき詳細に説明する。まず、図2に本考案の最良の実施例の立体分解図を示す。
そのうち、放熱片10はプレス成型から成る薄く長い片体であり、放熱片10の上端、下端辺縁部を水平方向に折り曲げて熱伝導片11を設け、熱伝導片11上に嵌合槽113を形成し、嵌合槽113は同一の方向に設けた嵌合部112を備え、嵌合部112の曲折箇所にフック部を形成し、放熱片10を前後に対応させて組み合わせ、一枚一枚組み立てる方式で放熱片セットとしたとき脱落しないようにすることができる。本考案は主に放熱片10の一端に水平方向に折り曲げた熱伝導片11を形成していない部分に直接プレス時に折り曲げ箇所からさらに前方向に予め定めた一定の長さを延伸して突出させて延伸部を形成し、この延伸部はプレス成型時に放熱片10にそれぞれ異なる長さに形成し、各放熱片10を一度にプレスして組み立てを完成すると、この延伸部が排列されて異なる階層状の導流板12を形成する。
次に図3、図4に本考案の立体斜視図及び風の導入を示す立体斜視図をそれぞれ示す。放熱片10は組み立て時に後ろの一枚の嵌合部112を前の一枚の嵌合槽113内に挿入し、こうして一枚ずつ接合して組み立てが官僚する。放熱片10を組み立てて放熱片セットとするとき、底部が熱伝導片11を設けていることにより、綿密な導熱接触面が形成され、放熱片10が大きな吸熱・放熱面積を持つことになり、熱源と全面的な接触を形成し、電子部材が発散する熱気を十分に吸収することができる。同時に、熱伝導片11の折り曲げた幅も組み立てたときに溝状に排列された空間の熱伝導区域13を形成し、ファンが運転されて送り込まれる気流が出風口から放熱片10に向かって伝送されるとき、この導流板12が気流を円滑に熱伝導区域13へと導引し、導流板12の形成する夾角がファンの螺旋風の経路に順応しているため、気流の反射衝突により生まれる回流現象を防ぐことができる。このため、この導流板12を利用すると、気流の回流を阻むだけでなく、その形成する夾角が流動空間を小さくし、熱伝導区域13に送り込まれる気流の風圧を上げ、気流の流動速度も相対的に上がるため、気流がより円滑に流動し、滞留の状況が発生せず、効果的に放熱片を通過する空気の対流効率を向上し、迅速かつ継続的に冷めた空気を取り込み、熱エネルギーを発熱部材から導き出して最良の放熱効果を得ることができ、同時にファンに充分にその機能を発揮させ、ファンの騒音を減少する。
図5に本考案の別の実施例を示す。この実施例において、本考案はコンピュータマザーボードの異なる設計に対応し、ファンの出風口の設置位置に合わせて導流板12を組み立て・排列し、導流板12の長短を風向きの対口角度に合わせて適切な風の経路を形成する。ファンに設けた出風口の位置が右側にある場合、本考案の組み立ては、導流板12左側の端を高くし、右側の端に向かって次第に低くする方式で排列すると、気流が導流板12の導引を受けて円滑にファンから導入され、迅速に放熱片12の間隙の熱伝導区域13に向かい、熱エネルギーを継続的且つ迅速に発散し導き出すことができる。
当然、本考案は図6に示すように、導流板12の設置は不等な高低の弧状に排列してもよく、このようにすることで出風口から送り込まれる風を主要部位の熱伝導区域13から送り込ませ、主要部位の熱源密集エリアの放熱を増進し、残った気流をその他の放熱区域に流入させて充分な放熱作用を形成することができる。
本考案は、放熱片10を組み立てて放熱片セットを成すことにより、非常に大きい放熱表面積が得られるほか、放熱片10の長短角度の排列によりマザーボード内のファンの設置位置と角度に合わせて予め調整することができるため、同時に各種の水平方向送風式及び下方向送風式の放熱装置に適用することができる。
また、本考案の放熱片及びその組み立てはすべて一体プレス成型、組み立てで実施することができ、量産速度が速いだけでなく、充分に面積空間を利用でき、物品の無駄がなく、大幅に開発コストを抑えることができる。
以上の図面及び部材の名称は本考案の描写の利便性のために定めたものであり、本考案の特許範囲を制限するものではなく、本考案の要旨に基づく同等効果を得る部材の変更や転用はすべて本考案の特許の保護範囲に含まれる。
上述のように、本考案の放熱装置は、合理的で完全な創作であり、優れた実用性を備えているだけでなく、構造空間型態設計もこれまでにないものであり新規性を有し、且つ、プレス技術で設計・組み立てられる放熱片の構造は、放熱速度を増進し、確実にコンピュータ電子部材の放熱機能を高めることができ、従来技術を打破する高度な創作であり、簡単に思い付く単純な転用ではなく、進歩性を備えているため、本考案は実用新案登録出願の各項要件を満たしており、ここに出願を提出するものである。
従来の放熱装置の立体図である。 本考案の実施例1の立体分解図である。 本考案の実施例1の立体斜視図である。 本考案の実施例1の風の導入を示す立体斜視図である。 本考案の実施例2の風の導入を示す立体斜視図である。 本考案の実施例3の立体斜視図である。
符号の説明
1 放熱片
2 ファン
3 熱風出口
4 風進入口
10 放熱片
11 熱伝導片
12 導流板
13 熱伝導区域
112 嵌合部
113 嵌合槽

Claims (2)

  1. 複数の放熱片を接合し組み立てて成り、前記放熱片を曲折し熱伝導片を設け、前記熱伝導片が組み立て時に複数の間隙を形成して熱伝導区域を形成し、そのうち、前記放熱片の長短がそれぞれ異なり、組み立てると排列された多数の導流板を成し、前記導流板が風向きに基づき一定の角度を呈し、適切な風の経路を形成することができ、ファンの動作時に円滑に気流を導引し、冷めた空気を迅速に各放熱片間に形成された熱伝導区域に流入させ、放熱片底部の熱源の発散を加速することができる構成としたことを特徴とする放熱装置。
  2. 前記導流板の排列が、ファンの位置、角度または出風口に合わせて、予め適切な角度に排列し組み立てられることができる構成としたことを特徴とする請求項1に記載の放熱装置。
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