JPH1152507A - 分光増感剤の分散方法及びこれにより得られた分散物 - Google Patents

分光増感剤の分散方法及びこれにより得られた分散物

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JPH1152507A
JPH1152507A JP9219005A JP21900597A JPH1152507A JP H1152507 A JPH1152507 A JP H1152507A JP 9219005 A JP9219005 A JP 9219005A JP 21900597 A JP21900597 A JP 21900597A JP H1152507 A JPH1152507 A JP H1152507A
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dispersing
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Taisei Nishimi
大成 西見
Keiji Obayashi
慶司 御林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境対策が必要な有機溶媒や、写真性・塗布性
に悪影響を与える界面活性剤を使用せず、極めて煩雑な
操作を必要とする固体状態での単離を要さず、かつ高濃
度の分散が可能な分散方法を提供する。 【解決手段】界面活性剤、有機溶媒、ハロゲン化銀乳剤
のいずれも実質的に含まない水に無機塩を0.5重量%
以上溶解した後、0.5重量%以上の分光増感剤を添加
し、固体微分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料に用いられる分光増感剤の水分散物を得る方法
及びこれにより得られた分散物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料の製造にとって、分光増感
技術、すなわち感光材料を可視域まで充分に感光させる
方法は極めて重要であり、特にカラー写真感光材料にと
っては必須の技術である。それゆえ、ハロゲン化銀乳剤
を分光増感させるために必要な分光増感剤の添加方法に
ついては、数多くの手法が開発されている。分光増感剤
は水に対する溶解度が低い場合が多いため、水混和性の
有機溶媒に溶解させた後、ハロゲン化銀乳剤に添加する
方法が、例えば特公昭49-46416号に開示されている。あ
るいは、分光増感剤を有機溶媒に溶解し、ハロゲン化銀
乳剤に添加した後、有機溶媒を加熱除去する方法が、例
えば特公昭44-22948号に開示されている。しかし、これ
らの手法では、大量の有機溶媒を使用する必要があり、
乳剤の凝集・塗布面状の異常等の故障を引き起こす場合
が多い。有機溶媒を除去することは非常に煩雑なプロセ
スであり、また完全に除去することは極めて困難である
が、微量の残留溶媒ですら上記の問題を引き起こすこと
が当業者間で一般的に知られている。
【0003】また、分光増感剤を界面活性剤水溶液中に
分散させた後、ハロゲン化銀乳剤に添加する技術が、例
えば特公昭49-44895号、米国特許第4,006,025号に開示
されている。しかし、界面活性剤の使用は、ハロゲン化
銀乳剤中に存在する乳化物の破壊、塗布性の悪化等の問
題点を含んでいる。ある種の分光増感剤を酸性条件下で
水に完全に溶解した後、ハロゲン化銀乳剤に添加する技
術が、例えば特公昭44-23389号、特公昭50-80826号に開
示されている。しかしこの手法は、適用可能な分光増感
剤が限られており、また分光増感剤の化学的安定性にも
問題がある。分光増感剤を水溶性有機化合物を含む水に
溶解せしめた後、ハロゲン化銀乳剤に添加する技術が、
例えば特公昭57-22094、特公平2-135437に開示されてい
る。しかしこの手法は、分光増感剤と同程度の量の水溶
性有機化合物を使用する必要があり、このことは分光増
感剤のハロゲン化銀乳剤への吸着不良を引き起こす可能
性がある。
【0004】増感色素を溶液や分散物としてではなく、
固体状態でハロゲン化銀乳剤に添加する技術も知られて
いる。例えば特公昭53-16624号には、分光増感剤を有機
化合物に溶融した後、ハロゲン化銀乳剤に添加する技術
が開示されている。また、特公昭53-102732号、特公昭5
3-102733号には、それぞれ、写真的に不活性な水溶性微
粒固体と分光増感剤とを錠剤化あるいは粒状化した後、
ハロゲン化銀乳剤に添加する技術が開示されている。し
かしこれらの方法はいずれも、分光増感剤を液体中に分
散した後、固体状態で取り出すため、煩雑なプロセスを
必要とする。これらの問題点を解決する目的で、ゼラチ
ンのみを含む水中で分光増感剤を固体微分散する手法
が、特公昭61-45217号、WO93/23792号に開示されてい
る。これらの手法は、有機溶媒や分散剤といった不必要
な添加剤を用いておらず、また操作が簡便であるため、
分光増感剤の分散方法として極めて優れている。しか
し、この手法においては、分光増感剤の高濃度分散物を
調製しようとする場合、分散に伴い粘度が増加する場合
があることが、特開平4-125631号、特開平5-297496号に
記載されている。それゆえ、前者では圧力を変動させる
ことにより、後者では水に対する溶解度の限られた分光
増感剤を使用することにより、この問題の解決が可能で
あることが開示されている。しかし、前者の方法は煩雑
な操作を必要とし、後者の方法は水に対する溶解度が高
い分光増感剤には適用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の分光増感剤のハ
ロゲン化銀への添加方法は、 環境対策が必要な有機溶媒の使用 写真性・塗布性に悪影響を与える界面活性剤の使用 極めて煩雑な操作を必要とする固体状態での単離 高濃度分散が不可能なゼラチン水溶液中で分散した分
散物の使用 等の問題点を有している。したがって、本発明の目的
は、上記の問題点を解消した分光増感剤の高濃度分散物
を得るための手法を開発することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、以下の
(1)〜(8)により達成された。 (1)界面活性剤、有機溶媒、ハロゲン化銀乳剤のいず
れも実質的に含まない水に無機塩を0.5重量%以上溶
解した後、0.5重量%以上の分光増感剤を添加し、固
体微分散することを特徴とする分光増感剤の分散方法。 (2)界面活性剤、有機溶媒、ハロゲン化銀乳剤のいず
れも実質的に含まない水に無機塩を0.5重量%以上溶
解した場合のpHが、4〜10の範囲であることを特徴
とする(1)に記載の分光増感剤の分散方法。 (3)分光増感剤に対する無機塩の重量比が0.5以上
であることを特徴とする(1)または(2)に記載の分
光増感剤の分散方法。 (4)前記の分光増感剤がシアニン色素であることを特
徴とする(1)または(3)に記載の分光増感剤の分散
方法。 (5)(1)または(4)に記載の方法によって得られ
た分散物を水溶性高分子と混合することを特徴とする分
光増感剤の分散方法。 (6)前記の水溶性高分子の水中濃度が0.5重量%以
上であることを特徴とする(5)に記載の分光増感剤の
分散方法。 (7)前記の水溶性高分子がゼラチンであることを特徴
とする(5)または(6)に記載の分光増感剤の分散方
法。 (8)(1)ないし(7)のいずれかに記載の分散方法
によって得られたことを特徴とする分散物。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者は、種々の検討を重ねた
結果、粘度の高い分光増感剤の水分散物中において、分
光増感剤が繊維状会合体を形成し、それらの繊維状会合
体が3次元網目構造を形成していることを発見した。こ
の繊維状会合体は、一旦水に溶解した分光増感剤が水中
で繊維状に再結晶することに起因している。すなわち水
中における分光増感剤分子の存在状態は、以下の平衡に
より表わされると考えられる。 結晶 → 単量体 ⇔ 繊維状会合体 このことから発明者は、従来信じられていた分光増感剤
の溶媒に対する溶解度を上げることが有効ではなく、溶
解度を下げることが分散物の粘度が上昇することを抑制
するために効果的である、と考えるに至った。すなわ
ち、分光増感剤が水中に単量体として溶解することを防
ぐことが繊維状会合体の生成を抑制する−つまり、分散
物の粘度の増加を抑制する−ために有効であるとの仮説
を立てた。この仮説に基づき、水に対する分光増感剤の
溶解度を低下させるために、無機塩を含む水中で分光増
感剤の分散を行なった結果、粘度を上昇させることな
く、分光増感剤の高濃度分散物を得ることができたので
ある。これは、具体的には、界面活性剤、有機溶媒、ハ
ロゲン化銀乳剤のいずれも実質的に含まない水に無機塩
を0.5重量%以上溶解した後、0.5重量%以上の分
光増感剤を添加し、固体微分散することを特徴とする分
散方法である。
【0008】本発明における無機塩とは、塩酸、硫酸、
硝酸等の炭素を含まない酸と、アルカリ金属、アルカリ
土類金属、アンモニウムとの塩であり、具体的には、塩
化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化ルビ
ジウム、塩化セシウム、塩化マグネシウム、塩化カルシ
ウム、臭化リチウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、
臭化ルビジウム、臭化セシウム、臭化マグネシウム、臭
化カルシウム、沃化リチウム、沃化ナトリウム、沃化カ
リウム、沃化ルビジウム、沃化セシウム、沃化マグネシ
ウム、沃化カルシウム、硫酸リチウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸アンモニウム、硝酸リチウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウ
ム、硝酸アンモニウム等を挙げることができる。好まし
くは、ハロゲン化銀乳剤と相互作用することが懸念され
るハロゲン原子を含まない、硝酸ナトリウム、硫酸ナト
リウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムであり、
より好ましくは、硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウムであ
る。本発明においては、無機塩を単独で使用しても、複
数の無機塩を組み合わせて使用してもよい。これらの無
機塩の水中の濃度は、0.5重量%以上であり、好まし
くは1重量%以上50重量%以下であり、より好ましく
は2重量%以上30重量以下%である。
【0009】分光増感剤を分散する場合の水溶液のpH
が中性領域からはずれると、分光増感剤の化学的安定性
が損なわれることは一般に知られており、中性領域で分
散することが有効であることが、例えば特公昭61-45217
号に開示されている。それゆえ、本発明においては、前
記無機塩を溶解した時の水のpHが4〜10の範囲であ
り、好ましくはpH5〜9の範囲であり、より好ましく
はpHが6〜8の範囲となる塩が用いられる。本発明で
述べる分光増感剤とは、ハロゲン化銀に吸着した時に、
ハロゲン化銀に対して光誘起電子移動を起こす化合物を
意味し、有機染料は含まない。本発明に用いられる分光
増感剤としては、シアニン色素、メロシアニン色素、ヘ
ミシアニン色素、ローダシアニン色素、オキソノール色
素、ヘミオキソノール色素等のメチン色素およびスチリ
ル色素を挙げることができる。これらの分光増感剤の中
でも特に、シアニン色素が好ましい。より好ましくは、
親水性基(例えばスルホ基、スルホアルキル基、カルボ
キシル基)を1個、または2個有したアニオン性シアニ
ン色素が有効である。これらの分光増感剤の水中の濃度
は、0.5重量%以上であり、好ましくは1重量%以上
30重量%以下の範囲であり、より好ましくは2重量%
以上20重量%以下の範囲である。無機塩と分光増感剤
との重量比は、分散物の粘度に対して大きな意味を持
つ。分光増感剤の分散物の粘度を抑制するためには、分
光増感剤の添加量に対して、好ましくは1/2重量以
上、より好ましくは等重量以上の無機塩を溶解した水中
で分散することが有効である。
【0010】本発明において、分光増感剤を水中にて機
械的に破砕・分散するには、種々の分散機が有効に用い
られる。具体的には、高速攪拌機、ボールミル、サンド
ミル、コロイドミル、アトライター、超音波分散機など
が用いられる。本発明において、分光増感剤を水に分散
する場合の温度は、0℃から100℃の範囲であり、好
ましくは20℃から80℃の範囲であり、より好ましく
は50℃から80℃の範囲である。本発明で得られた分
光増感剤の分散物は、耐沈降性を持たせる目的で水溶性
ポリマーと混合し、例えば30℃以下の温度で長期保存
または冷蔵することが可能である。本発明に用いられる
水溶性高分子とは、室温において水に0.5重量%以上
溶解する分子量1000以上の線状高分子化合物であ
り、具体的には、ゼラチン、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸エス
テル、コンドロイチン硫酸、アルギン酸ナトリウム、キ
チン、キトサン、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアクリル
酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、など、およびこ
れらの共重合体などが挙げられる。好ましくはゼラチ
ン、ポリビニルアルコールであり、より好ましくはゼラ
チンである。本発明においては、水溶性高分子を単独で
使用しても、複数の水溶性高分子を組み合わせて使用し
てもよい。これらの水溶性高分子は、水溶液として添加
しても、固体として添加しても良い。また水溶性高分子
を添加するに際には、必要に応じて公知の防腐剤を用い
ることができる。これらの水溶性高分子の水中の濃度
は、0.5重量%以上が好ましく、より好ましくは1重
量%以上50重量%以下であり、更に好ましくは2重量
%以上10重量%以下である。
【0011】本発明の分散方法により、従来の方法では
得られなかった分光増感剤の高濃度分散物を、粘度を増
加させることなく調製できるようになった。さらに本発
明の分散方法により、水溶性高分子を用いて混合組成物
を調製するため、調製した分光増感剤分散物を、乾燥等
を行うことなく単に冷却するだけで1ケ月以上といった
長期間にわたり安定に保存できるようになった。
【0012】本発明の分光増感剤の分散方法を用いて調
製された分散物を用いて分光増感された、あるいはされ
る前のハロゲン化銀乳剤には、目的に応じて種々の添加
剤を用いることができる。また、このようなハロゲン化
銀乳剤を使用して作製される感光材料にも種々の添加剤
を用いることができる。これらの添加剤は、より詳しく
はリサーチディスクロージャー(RD)Item176
43(1978年12月)、同Item18716(1
979年11月)および同Item308119(19
89年12月)に記載されており、その該当個所を下記
にまとめて示した。
【0013】 添加剤種類 RD17643 RD18716 RD308119 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 996頁 2.感度上昇剤 同 上 3.分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 996右〜 998右 強色増感剤 649頁右欄 4.増 白 剤 24頁 998右 5.かぶり防止剤 24〜25頁 649頁右欄 998右〜1000右 および安定剤 6.光吸収剤、 25〜26頁 649頁右欄〜 1003左〜1003右 フィルター染料、 650頁左欄 紫外線吸収剤 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650左〜右欄 1002右 8.色素画像安定剤 25頁 1002右 9.硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 1004右〜1005左 10.バインダー 26頁 同 上 1003右〜1004右 11.可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 1006左〜1006右 12.塗布助剤、 26〜27頁 同 上 1005左〜1006左 表面活性剤 13.スタチック 27頁 同 上 1006右〜1007左 防止剤 14.マット剤 1008左〜1009左 本発明の分光増感剤の分散方法を用いて調製された分散
物を用いて分光増感された乳剤ならびにその乳剤を用い
た写真感光材料に使用することができる層配列等の技
術、ハロゲン化銀乳剤、色素形成カプラー、DIRカプ
ラー等の機能性カプラー、各種の添加剤等、及び現像処
理については、欧州特許第0565096A1号(19
93年10月13日公開)及びこれに引用された特許に
記載されている。以下に各項目とこれに対応する記載個
所を列記する。
【0014】1.層構成:61頁23−35行、61頁
41行−62頁14行 2.中間層:61頁36−40行、 3.重層効果付与層:62頁15−18行、 4.ハロゲン化銀ハロゲン組成:62頁21−25行、 5.ハロゲン化銀粒子晶癖:62頁26−30行、 6.ハロゲン化銀粒子サイズ:62頁31−34行、 7.乳剤製造法:62頁35−40行、 8.ハロゲン化銀粒子サイズ分布:62頁41−42
行、 9.平板粒子:62頁43−46行、 10.粒子の内部構造:62頁47行−53行、 11.乳剤の潜像形成タイプ:62頁54行−63頁5
行、 12.乳剤の物理熟成・化学熟成:63頁6−9行、 13.乳剤の混合使用:63頁10−13行、 14.かぶらせ乳剤:63頁14−31行、 15.非感光性乳剤:63頁32−43行、 16.塗布銀量:63頁49−50行、 17.写真用添加剤:リサーチ・ディスクロージャ(R
D)Item17643(1978年12月)、同It
em18716(1979年11月)及び同Item3
07105(1989年11月)に記載されており、下
記に各項目およびこれに関連する記載個所を示す。
【0015】 添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 866頁 2.感度上昇剤 648頁右欄 3.分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄〜 866〜 868頁 強色増感剤 649頁右欄 4.増 白 剤 24頁 647頁右欄 868頁 5.かぶり防止剤、 24〜25頁 649頁右欄 868〜 870頁 安定剤 6.光吸収剤、 25〜26頁 649頁右欄〜 873頁 フィルター染料、 650頁左欄 紫外線吸収剤 7.ステイン防止剤 25頁右欄 650左欄〜右欄 872頁 8.色素画像安定剤 25頁 650頁左欄 872頁 9.硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 874〜 875頁 10. バインダー 26頁 651頁左欄 873〜 874頁 11. 可塑剤、潤滑剤 27頁 650頁右欄 876頁 12. 塗布助剤、 26〜27頁 650頁右欄 875〜 876頁 表面活性剤 13. スタチック 27頁 650頁右欄 876〜 877頁 防止剤 14. マット剤 878〜 879頁 18.ホルムアルデヒドスカベンジャー:64頁54−5
7行、 19.メルカプト系かぶり防止剤:65頁1−2行、 20.かぶらせ剤等放出剤:65頁3−7行、 21.色素:65頁7−10行、 22.カラーカプラー全般:65頁11−13行、 23.イエロー、マゼンタ及びシアンカプラー:65頁1
4−25行、 24.ポリマーカプラー:65頁26−28行、 25.拡散性色素形成カプラー:65頁29−31行、 26.カラードカプラー:65頁32−38行、 27.機能性カプラー全般:65頁39−44行、 28.漂白促進剤放出カプラー:65頁45−48行、 29.現像促進剤放出カプラー:65頁49−53行、 30.その他のDIRカプラー:65頁54行−66頁4
行、 31.カプラー分散方法:66頁5−28行、 32.防腐剤・防かび剤:66頁29−33行、 33.感材の種類:66頁34−36行、 34.感光層膜厚と膨潤速度:66頁40行−67頁1
行、 35.バック層:67頁3−8行、 36.現像処理全般:67頁9−11行、 37.現像液と現像薬:67頁12−30行、 38.現像液添加剤:67頁31−44行、 39.反転処理:67頁45−56行、 40.処理液開口率:67頁57行−68頁12行、 41.現像時間:68頁13−15行、 42.漂白定着、漂白、定着:68頁16行−69頁31
行、 43.自動現像機:69頁32−40行、 44.水洗、リンス、安定化:69頁41行−70頁18
行、 45.処理液補充、再使用:70頁19−23行、 46.現像薬感材内蔵:70頁24−33行、 47.現像処理温度:70頁34−38行、 48.レンズ付フィルムへの利用:70頁39−41行、
【0016】
【実施例】以下に具体例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明の趣旨を越えな限り、実施例に限定さ
れるものではない。 実施例1 本実施例は、本発明の分散法において、種々の無機塩が
分光増感剤の高濃度分散時の粘度増加抑制に対し、極め
て効果が大きいことを示すものである(表1参照)。
【0017】
【表1】
【0018】試料1〜試料5は、分光増感剤1の所定量
をイオン交換水に加え、60℃の条件下、ディゾルバー
翼を用い2000r.p.m.で約1時間かけて分散を行った。試
料6〜試料14は、種々の無機塩10gをイオン交換水
80gに完全に溶解させた後、分光増感剤1を10g加
え、60℃の条件下、ディゾルバー翼を用い2000r.p.m.
で約1時間かけて分散を行った。比較例では、分光増感
剤1の濃度1重量%以下では流動性を持つが、2重量%
以上の濃度では分散進行に伴い粘度が増加してしまい、
分散が行えなくなった。また分光増感剤濃度が10重量
%では、分光増感剤1を水に加えた時点で系がゲル状に
なってしまい、分散が不可能であった。このように比較
例では、高濃度分散物を得ることは極めて困難である
(図1参照;東京計器E型粘度計VISCONIC EHDで、1r
pmの条件で測定)。
【0019】これに対し本発明である試料6〜13で
は、分光増感剤1の濃度が10重量%という高濃度であ
るにもかかわらず、全ての試料について分散物粘度が増
加をすることなく分散が完結した。また、粘度が増加し
た試料4を凍結乾燥し、白金蒸着した後、SEM(走査
型電子顕微鏡)観察を行なった結果、繊維状会合体が絡
み合う3次元網目構造が観察された(図2参照)。 実施例2 本実施例は、本発明の分散法が種々の分光増感剤の高濃
度分散に適用可能であることを示すものである(表2参
照)。
【0020】
【表2】
【0021】試料14〜17は、10gの分光増感剤2
〜5を、水90gに加えたものである。試料18〜試料
21は、硝酸ナトリウム10gをイオン交換水80gに
完全に溶解させた後、10gの分光増感剤2〜5を加
え、60℃の条件下、ディゾルバー翼を用い2000r.p.m.
で約1時間かけて分散を行った。比較例では試料5と同
様、分光増感剤を水に加えた時点で系がゲル状になって
しまい、分散が不可能であった。このように比較例で
は、高濃度分散物を得ることは極めて困難である。これ
に対し本発明である試料18〜21では、分光増感剤の
濃度が10重量%という高濃度であるにもかかわらず、
全ての試料について分散物粘度が増加することなく分散
が完結した。 実施例3 本実施例は、本発明の分散法における分光増感剤と無機
塩の添加量の比率が、分散物粘度に及ぼす影響を示すも
のである(表3参照)。
【0022】
【表3】
【0023】試料22〜試料26は、所定量の硝酸ナト
リウムをイオン交換水に完全に溶解させ90g溶液とし
た後、10gの分光増感剤1を加え、60℃の条件下、
ディゾルバー翼を用い2000r.p.m.で約1時間かけて分散
を行った。分光増感剤1の濃度10重量%に対し、硝酸
ナトリウムの添加量が少ない試料22〜24では、分散
物の粘度抑制効果が不充分であるのに対し、分光増感剤
1と硝酸ナトリウムの添加量がほぼ等しい25、26で
は、分散物粘度の抑制効果が確認された。このように本
発明においては、分光増感剤とほぼ等重量の無機塩を含
む水中で分散を行うことが、分散物の粘度増加抑制に関
して極めて有効である。 実施例4 本実施例は、本発明の分散物にゼラチンを加え冷暗所で
保存した場合の、分散物の物理的および化学的安定性が
高いことを示すものである(表4参照)。
【0024】
【表4】
【0025】試料27は試料11そのもの、すなわち硝
酸ナトリウム10gをイオン交換水80gに完全に溶解
させた後、分光増感剤10gを加え、60℃の条件下、
ディゾルバー翼を用い2000r.p.m.で約1時間かけて分散
を行った。試料28は、試料27と同様にして得られた
分散物50gに対し、60℃の12重量%のゼラチン溶
液50gを加えたものである。試料29、30は、それ
ぞれ試料27、28を遮光し、10℃の冷蔵庫に4週間
保存したものである。冷暗所で4週間保存した試料29
は、分散物粒子が沈殿していることが確認された。ただ
し、この沈殿は、軽く攪拌することで再分散可能であ
る。試料30は完全にセットしており、分散物の沈殿は
全く認められなかった。試料27、29は、水/メタノ
ール(容積比1/1)にて20000倍に希釈、試料2
8、30は水/メタノール(容積比1/1)10000
倍に希釈し、紫外可視吸収スペクトルを測定したが、い
ずれの分散物から得られた溶液の吸収も同一のスペクト
ルを示した。ゼラチンとの混合時、および、冷暗所に於
ける保存中に、分散物中の分光増感剤の化学的分解が起
こっていないことが確認された。
【0026】
【発明の効果】本発明の分散方法により、従来の方法で
は得られなかった分光増感剤の高濃度分散物を、粘度を
増加させることなく調製できるようになった。さらに本
発明の分散方法により、水溶性高分子を用いて混合組成
物を調製するため、調製した分光増感剤分散物を、乾燥
等を行うことなく単に冷却するだけで1ケ月以上といっ
た長期間にわたり安定に保存できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1における試料1〜4の20℃
における粘度を示すグラフである。
【図2】図2は、実施例1の試料4の3次元網目構造を
示すSEM像(倍率は約5000倍)である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤、有機溶媒、ハロゲン化銀乳
    剤のいずれも実質的に含まない水に無機塩を0.5重量
    %以上溶解した後、0.5重量%以上の分光増感剤を添
    加し、固体微分散することを特徴とする分光増感剤の分
    散方法。
  2. 【請求項2】 界面活性剤、有機溶媒、ハロゲン化銀乳
    剤のいずれも実質的に含まない水に無機塩を0.5重量
    %以上溶解した場合のpHが、4〜10の範囲であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の分光増感剤の分散方
    法。
  3. 【請求項3】 分光増感剤に対する無機塩の重量比が
    0.5以上であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の分光増感剤の分散方法。
  4. 【請求項4】 前記の分光増感剤がシアニン色素である
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の分光増感剤
    の分散方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または4に記載の方法によって
    得られた分散物を水溶性高分子と混合することを特徴と
    する分光増感剤の分散方法。
  6. 【請求項6】 前記の水溶性高分子の水中濃度が0.5
    重量%以上であることを特徴とする請求項5に記載の分
    光増感剤の分散方法。
  7. 【請求項7】 前記の水溶性高分子がゼラチンであるこ
    とを特徴とする請求項5または6に記載の分光増感剤の
    分散方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の分
    散方法によって得られたことを特徴とする分散物。
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