JPH11509869A - ネイルエナメル組成物 - Google Patents

ネイルエナメル組成物

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JPH11509869A JP9540959A JP54095997A JPH11509869A JP H11509869 A JPH11509869 A JP H11509869A JP 9540959 A JP9540959 A JP 9540959A JP 54095997 A JP54095997 A JP 54095997A JP H11509869 A JPH11509869 A JP H11509869A
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Abstract

(57)【要約】 組成物全重量基準で、10-95%の溶剤と、5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの重合により得られるコポリマーとを含有するネイルエナメル組成物。この組成物において、Aは(a)であり、Bは(b)であり、Cは(c)であり、ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル、アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す)であり、R4は(e)または(f)であり、ここで、Aは(g)または(h)であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、かつHまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基である。また、該組成物で、爪を被覆する方法並びにキットをも提供する。CH2=C(R1)-R2 (a); CH2=C(R3)-R4 (b); CH2=C(R5)-COOH (c);-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Z (e); -(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Z (f); -CO-O- (g); -O-CO- (h)

Description

【発明の詳細な説明】 ネイルエナメル組成物 技術分野 本発明は、手指の爪および足指の爪に塗布するための組成物の分野に関連する ものである。 発明の背景 伝統的なネイルエナメル組成物は、一般的にフィルム形成剤、可塑剤および溶 剤を含む。セルロース誘導体、および特にニトロセルロースが、市販のネイルエ ナメル中のフィルム形成剤として、最も一般的に使用されている。というのは、 これが安価であり、かつ容易に入手できるからである。加えてセルロースを主成 分とするフィルム形成剤を含有するネイルエナメルには、良好な耐磨耗性、接着 性および光沢を与える傾向がある。しかしながら、ニトロセルロースは、幾つか の望ましからぬ特徴を有している。例えば、ニトロセルロースは本質的に綿薬、 即ち爆薬であり、従ってネイルエナメル内への配合前の、その製造並びに輸送は ある種の危険性を有している。その上、幾つかの場合には、ニトロセルロースは 、時間の経過に伴って、該ネイルエナメル中で黄変する。 ポリマーフィルム形成剤を主成分とするネイルエナメルも、当分野で公知であ る。これらネイルエナメルの幾つかは、ニトロセルロースを含まず、あるいはこ れを非常に少量で含むに過ぎない。しかしながら、多くの場合において、これら のポリマーフィルム形成剤は耐磨耗性、接着性および商業的処方物にとって望ま しい光沢を与えない。従って、化粧品会社の目標は、従来入手可能であった製品 と比較して、優れた光沢、接着性および耐磨耗性を与える、ポリマー系(好まし くは、ニトロセルロースを使用せずに、もしくは少量のみのニトロセルロースを 含有する)を主成分とするネイルエナメルを開発することにある。 本発明の目的の一つは、良好な耐磨耗性、接着性および光沢を与える、ポリマ ーを主成分とするネイルエナメル組成物を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、セルロースを主成分とするフィルム形成剤を使用 せずに、あるいはセルロースを主成分とするフィルム形成剤を大幅に低減された 濃度で含有するように製造できる、ポリマーを主成分とするネイルエナメル組成 物を提供することにある。 本発明の更に別の目的は、通常の方法並びに処方物と比較して、より高い耐磨 耗性をもつフィルムを形成する方法を提供することにある。 発明の概要 本発明は、ネイルエナメル組成物に関わり、該組成物は、その全重量を基準と して、 10-95%の溶剤と、 5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの付加重合により得られるコポリマー とを含有し、ここで 該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル、 アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または未置換の 芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または分 岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖ア ルキル、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リン グ(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基である)を表す)で あり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Z を表し、ここでAは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖ア ルキル基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、か つZはHまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである。 本発明は、手指の爪および足指の爪にフィルムを形成する方法にも関連し、該 方法は a) 該爪に組成物を塗布する工程を含み、該組成物はその全重量基準で、 10-95%の溶剤と、 5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの付加重合により得られるコポリマー とを含有し、ここで 該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル、 アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または未置換の 芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または分 岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖ア ルキル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リ ング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す)で あり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Z を表し、 ここで、Aは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル 基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、かつZは HまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基である。 本発明は、さらに2つの容器、即ち容器1および容器2を含むキットにも関わ り、該容器1はネイルエナメル組成物を含み、該組成物はその全重量基準で、 10-95%の溶剤と、 5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの重合により得られるコポリマーとを 含有し、ここで 該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル、 アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または未置換の 芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または分 岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖ア ルキル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リ ング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す)で あり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Z を表し、 ここで、Aは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル 基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、かつZは HまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基であり、 一方で、該容器2はある組成物を含み、該組成物はその全重量基準で、 1-80%の溶剤と、 0.1-25%のセルロースフィルム形成剤と、 0.1-40%の可塑剤と、 を含有する。 詳細な説明 溶剤 本発明のネイルエナメル組成物は、該組成物全重量基準で、10-95重量%の溶 剤を含む。この溶剤は水性または非水性、もしくはこれら両型の溶剤の混合物で あってもよい。適当な非水性溶剤は、アセトン、ジアセトンアルコール、ジヒド ロキシアセトン、エチルブチルバレロラクトン、メチルエチルケトン等の脂肪族 または芳香族ケトン類;メタノール、プロパノール、ベンジルアルコール、ブト キシエタノール、ブトキシプロパノール、ブチルアルコール、3-メチル-3-メト キシブタノール、t-ブチルアルコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコ ール、アビエチルアルコール、プロピレンカーボネート、ヘキシルアルコール、 イソプロパノール等の脂肪族または芳香族アルコール類;グリコールエーテル類 ;酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類;等を包含する。コポリマー 本発明のネイルエナメル組成物は、該組成物の全重量基準で、5-90重量%の、 モノマー単位A、BおよびCの付加重合により得られるコポリマーを含有する。 ここで、該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル、 アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または未置換の 芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または分 岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖ア ルキル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リ ング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す)で あり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Z を表し、 ここで、Aは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル 基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、かつZは HまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基である。 本発明の組成物において使用する該コポリマーは、少なくとも一種のA、一種 のBおよび一種のCモノマー単位を含む必要がある。このコポリマーは、一種の みのA型モノマー単位を含むことができ、または該Aモノマー成分は、2または それ以上の異なるA型モノマー単位の組み合わせを含むこともできる。例えば、 該コポリマーにおいて、該A成分はメチルメタクリレートのみを含むことができ 、あるいは例えばメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタク リレート等の、2種以上のモノマー単位の組み合わせを含むこともできる。同様 に、該最終的なコポリマーは、ただ一種のみのB型モノマーを含むことができ、 あるいは該Bモノマー成分は、2またはそれ以上の異なるB型モノマー単位の組 み合わせを含むこともできる。同様に、該最終的なコポリマーは、ただ一種のみ のC型モノマーを含むことができ、あるいは該Cモノマー成分は、2またはそれ 以上 の異なるC型モノマー単位の組み合わせを含むこともできる。このコポリマーは 、またモノマー単位A、BおよびCに加えて、他の型のモノマー単位をも含むこ とができるが、少なくとも該モノマー単位A、BおよびCが存在することを条件 とする。各単位は、該ポリマーのある機能的特徴を与え、また該コポリマーが1 以上の該単位を含まない場合には、最終的に得られるネイルエナメル組成物は、 最適の耐磨耗性を与えないことが分かっている。該コポリマーのA型モノマー成 分は、ネイルエナメル処方物において望ましいフィルム形成特性を与えるものと 考えられている。該B型モノマー成分は、該ネイルエナメル組成物に、爪のケラ チンに結合する高い能力を与えるものと考えられている。最後に、該コポリマー の該C型モノマー成分は、該組成物の、爪に対する適当な接着性を与えるのに役 立つと考えられる。該コポリマーは、30-95%の該A型モノマー単位と、5-50%の 該B型モノマー単位と、1-20%の該C型モノマー単位とを含むことが好ましい。 これらのパーセンテージおよびここに記載する全てのパーセンテージ並びに比は 、特に述べない限り、重量基準である。本発明のコポリマーは、20,000〜100,00 0、好ましくは27,000〜53,000の範囲の数平均分子量、40,000〜3,000,000、好ま しくは62,000〜200,000の範囲の重量平均分子量、および0-50℃、好ましくは5-3 5℃の範囲のガラス転移点をもつことが好ましい。 好ましくは、該A型モノマー単位において、R1は水素原子またはC1-30、好ま しくはC1-8アルキル基であり、またR2はピロリドンまたは置換または未置換の芳 香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または分岐 鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖アル キル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リン グ(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す)であ る。R2がピロリドンである、A型モノマー単位の例はビニルピロリドンである。 R2が未置換芳香族リングである、A型モノマー単位の例は、スチレンおよび2-メ チルスチレンである。R2が置換芳香族リングである、A型モノマー単位の例は、 ビニルトルエンである。本発明の好ましい態様において、該A型モノマー単位に おけるR2は、COOMであり、ここでMは直鎖または分岐鎖アルキル基、ピロリドン または置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換 基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す)である。R2がCOOMであり かつMが二環式リング、特に置換二環式リングであるA型モノマーの例は、イソ ボルニルメタクリレートである。より好ましくは、該A型モノマー単位において R1は水素原子またはメチル基であり、かつR2はCOOMであり、ここでMは好ましく はC1-4アルキル基である。本発明の好ましい一態様において、該A型モノマー単 位は、2〜3個の異なるA型モノマー(ここで、R1は水素原子またはメチル基で あり、かつR2はCOOMであり、MはC1-4アルキル基である)の組み合わせ、例えば メチルメタクリレートおよびブチルメタクリレートの組み合わせ、メチルメタク リレート、ブチルアクリレートおよびブチルメタクリレートの組み合わせ、ブチ ルアクリレートおよびブチルメタクリレートの組み合わせ等を含む。このような A型モノマー単位の組み合わせを含むコポリマーの例は、以下に列挙するものを 包含する: 最も好ましいものは、本明細書に規定したようなA型モノマー単位(ここで、 R1は水素原子またはメチル基、好ましくはメチル基であり、しかもR2はCOOMであ り、MはC1-4アルキル基、好ましくはブチル基である)を1種のみ含有するコポ リマー、例えば約70%のブチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチルメ タクリレート、および10%のアクリル酸からなるコポリマーである。 好ましくは、本明細書に定義したような該B型モノマー単位において、R3は水 素原子またはC1-8アルキル、好ましくはメチル基であり、かつR4は、-A-X-(OCO- (CH2)m-CO-CH2)n-Zを表し、ここで、Aは-CO-O-であり、XはC1-5アルキレン基 であり、mは1〜5であり、nは1〜5であり、かつZはC1-10直鎖アルキル基 である。より好ましくは、本明細書に定義したような該B型モノマー単位におい て、R3は水素原子またはメチル基であり、かつR4は上記定義通りであり、ここで Xは-CH2CH2-であり、mは1であり、nは1であり、かつZは-CH3である。 本発明の好ましい態様において、該B型モノマー単位は、アセトアセトキシエ チルメタクリレートを含む。 好ましくは、該C型モノマー単位において、R5は水素原子またはC1-10アルキ ル基である。より好ましくは、R5は水素原子またはメチル基である。 本発明のネイルエナメル組成物で使用する該コポリマーは、公知の重合技術に より調製することができ、該技術において、該モノマー、溶剤および重合開始剤 を、1〜24時間、好ましくは2〜8時間に渡り、公知の重合反応器内に投入し、 この重合反応器において、これら成分を約60-175℃、好ましくは80-100℃に加熱 する。生成するポリマーは、線状のランダムコポリマーであり、、これは約40,0 00〜200,000の重量平均分子量および約0-50℃のガラス転移点を有する。これら のポリマーは、公知の技術を利用した乳化重合または懸濁重合によっても製造で きる。 分子量は、ポリメチルメタクリレートを標準物質として使用した、ゲル浸透ク ロマトグラフィーにより測定する。該ポリマーのガラス転移点は、以下の式に従 って計算する: 1/Tg = W1/Tg1 + W2/Tg2 + W3/Tg3 + ・・・・・・・・ + Wn/Tgn ここで、Tgはケルビン温度で表したガラス転移点であり、W1、W2、W3・・・・Wnは該 ポリマーの該成分各々の重量分率であり、またTg1、Tg2、Tg3、Tgnはケルビン温 度で表した、該ポリマーの個々の成分から製造したホモポリマーのTgである。〔 T.G.フォックス(Fox),Bull.Am.Phys.Soc.,1956,1,No.1,p.123を 参照のこと〕。 この方法で使用する典型的な重合開始剤は、以下の通りである。即ち、アゾ型 開始剤、例えばアゾ−ビス−イソブチロニトリル、1,1'-アゾ−ビス(シアノシ クロヘキサン);パーオキシ酢酸、例えばt-ブチルパーアセテート;パーオキシ ド、例えばジ-t-ブチルパーオキシド;ベンゾエート、例えばt-ブチルパーベン ゾエート;オクトエート、例えばt-ブチルパーオクトエート等である。使用可能 な典型的な溶剤は、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチ ルケトン等のケトン;トルエンおよびキシレン等の芳香族炭化水素;プロピレン カーボネート等のアルキレンカーボネート;n-メチルピロリドン;エーテル;エ ステル;アセテート;および上記溶剤の任意の混合物である。 水性組成物は、溶液重合により得られるアクリルポリマーから、該溶媒をスト リッピングし、アンモニアまたはアミンおよび水、好ましくは幾分かの有機溶剤 を添加して、水性分散体、ヒドロゲル、または溶液を形成することにより生成し 得る。水性組成物を形成するもう一つの方法は、該ポリマーを、界面活性剤の助 けを借りて、水または水/溶媒混合物に分散することである。 より高い分子量のアクリルポリマーは、公知の乳化重合技術によって、モノマ ー、水、界面活性剤、および重合触媒を含む混合物を乳化し、得られたエマルシ ョンを公知の重合反応器に投入し、該反応器内の成分を約60-95℃にて、約15分 〜約8時間加熱することにより形成できる。この得られるラテックスは、典型的 には、水性媒体中に分散した約10-40%のポリマー固形分含量を有し、またこのポ リマーは約200,000〜3,000,000の重量平均分子量を有する。この乳化重合法で使 用する典型的な触媒は、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、メタ重亜硫酸ナトリ ウム、ナトリウムスルホキシレート等である。該乳化重合法で使用可能な典型的 な界面活性剤は、ノニルフェノキシポリエチレンオキシエタノール硫酸、アリル ドデシルスルホサクシネート、アルキルフェノキシポリエチレンオキシエタノー ル、ラウリル硫酸ナトリウム、およびこれらの混合物である。 水性担体中の該アクリルポリマーは、アンモニア、典型的には水酸化アンモニ ウムまたはアミンで中和することができ、そのpHは約7〜10に調製される。有用 なアミンはエチルアミン等のアルキルアミン、トリメチルアミン、トリエチルア ミン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、トリフェニルアミン、ジメチルエ タノールアミン、トリエタノールアミン等の三級アミン、等である。 本発明のネイルエナメル組成物は、着色することができ、あるいは透明であり 得る。着色する場合、一般的に全組成物の0.01-30重量%、好ましくは0.5-20%お よびより好ましくは1-15%の顔料を添加することが示唆される。ネイルエナメル 組成物で使用するのに適した顔料は、周知であり、酸化鉄、D&CおよびFD&C着色 剤、二酸化チタン等を包含する。これらの顔料は、その表面特性を改善する試薬 、例えばシリコーンで処理または被覆することができる。本発明の組成物におい て使用可能な、シリコーン処理した顔料の例は、米国特許第4,832,944号に記載 されており、これを本発明の参考文献とする。 本発明のネイルエナメル組成物が顔料を含む場合、組成物全重量の0.01-15%の 懸濁剤をも含むことが望ましく、該懸濁剤は該顔料を該処方物中に懸濁するよう に機能する。適当な懸濁剤は、モンモリロン石およびその誘導体、例えば塩化ベ ンジルジメチルステアリルアンモニウム処理(stearalkonium)ベントナイト、ヘ クトライト、アタパルジャイト、ベントナイト(bentones)等並びに会合性増粘剤 として知られるポリマー化合物である。適当な会合性増粘剤は、一般的に親水性 骨格と、疎水性側鎖とを含む。このような増粘剤の例は、疎水性側鎖をもつポリ アクリレート、疎水性側鎖をもつセルロースエーテル、ポリウレタン増粘剤を包 含する。疎水性側鎖基の例は、長鎖アルキル基、例えばドデシル、ヘキサデシル 、またはオクタデシル;アルキルアリール基、例えばオクチルフェニルまたはノ ニルフェニル基である。 低濃度の他のフィルム形成剤、例えばセルロース系フィルム形成剤を添加する ことが望ましい場合もある。適当なセルロースフィルム形成剤はニトロセルロー ス、セルロースアセテートイソブチレート、セルロースアセテートプロピオネー ト等を包含する。セルロースフィルム形成剤を添加した場合、全組成物の0.1-15 重量%、好ましくは0.5-7重量%、より好ましくは0.5-5重量%の濃度が推奨され る。本発明の好ましくは態様において、該ネイルエナメル組成物は、 10-95%、好ましくは15-80%、より好ましくは20-75%の溶剤と、 5-90%、好ましくは10-70%、より好ましくは15-60%の上記コポリマーと、 0.1-15%、好ましくは0.5-7%、より好ましくは0.5-5%のセルロースを主成分と するフィルム形成剤と、該ネイルエナメルが着色されている場合には、更に 0.1-30%の顔料を含有する。 全組成物基準で、0.1-20重量%のシリコーングリコールコポリマーを、該組成 物中に含めることが望ましい場合もある。本発明の組成物に使用可能なシリコー ングリコールコポリマーは、ポリメチルシロキサンであり、ここでそのメチルシ ロキサン単位の一部は、ポリアルキレングリコールエーテル部分により置換され ている。好ましいものは、該ポリメチルシロキサンにおいて、その約60-90%(パ ーセンテージはモノマー単位数を基準とする)がポリジメチルシロキサンまたは ポリハイドロジェンメチルシロキサンであり、かつ該化合物の30-40%(パーセン テージはモノマー単位数を基準とする)はポリアルキレングリコールエーテルで 置換されたジメチルまたはハイドロジェン−メチルシロキサン単位である。最も 好ましいものは、1.0〜500,000、好ましくは1.0〜2,000センチポアズの25℃にお ける粘度、0.80〜1.030の25℃における比重を有し、約80%のジメチルシロキサン 単位と20%のプロピレンオキシド置換メチルシロキサン単位を含む、シリコーン グリコールコポリマーである。このような等級のシリコーングリコールコポリマ ーは、種々の製造元から市販品として入手でき、例えばダウコーニング(Dow Cor ning)社のダウコーニングアディティブ(Dow Corning Additive)3、7、11、14 、18、21、24、26、28、29、51、54、56、57および1248を包含する。 本発明の組成物は、他の成分、例えば乳化剤、保湿剤、補助的なフィルム形成 剤、消泡剤、可塑剤、保存剤等を含むことも可能である。 本発明は、また本発明の該組成物を爪に塗布することにより、手指の爪または 足指の爪にフィルムを形成する方法をも含む。爪に塗布された該組成物は、60秒 〜60分に渡る適当な期間乾燥される。得られるフィルムは改善された耐磨耗性を 示す。本発明の組成物を爪に塗布し、次いでトップコートとして、セルロースフ ィルム形成剤を該トップコートとして使用する組成物を適用し、あるいは別法と して先ず該セルロース系フィルム形成組成物を爪に塗布し、本発明の該組成物を トップコートとして塗布することが望ましい。何れにしろ、本発明の組成物およ び該セルロース系組成物は、任意の所定の方法で塗工できる。特に、爪に対する トップコートとしての、このセルロース系組成物は、一般的に1-80%1種以上の 本明細書に記載の溶剤、0.1-25%のセルロースフィルム形成剤、および0.1-40%の 可塑剤を含む。好ましくは、該セルロースフィルム形成剤はニトロセルロースで あり、該可塑剤はグリセリル、グリコールまたはクエン酸エステルであり、これ らは米国特許第5,225,185号に記載され、かつ特許請求されている。この米国特 許を本発明の参考文献とする。本発明のネイルエナメル組成物とセルロース系ネ イルエナメルとの組み合わせで、爪を被覆することにより、優れた耐磨耗性をも つフィルムが得られる。 本発明は、またネイルエナメルを爪に塗布するためのキットをも意図し、該キ ットは2つの容器、即ち容器1および容器2を含む。容器1は本発明のネイルエ ナメル組成物を含み、また容器2は上記のセルロース系ネイルエナメル組成物を 含む。好ましくは、該組成物の一方は着色されている。このキットを購入した消 費者は所定の順序で各組成物の層を適用する。この組み合わせは、大幅に改善さ れた耐磨耗性を与える。好ましい態様においては、本発明の組成物は着色されて おり、またセルロースを主成分とする組成物は透明である。消費者はこのセルロ ース系組成物をベースコートおよびトップコートとして適用し、かつ本発明の着 色された組成物を中間または着色コートとして適用する。 ここで使用する用語「耐磨耗性(wear)」とは、該乾燥されたネイルエナメルフ ィルムの、チッピング、光沢の喪失、引っ掻き傷、または該被膜の粘着性または 爪上での熱および水分に対する感受性による、その他の審美性の低下に対する全 体的な抵抗性を意味する。 本発明を、以下に示す実施例により更に説明する。これら実施例は例示のみの 目的で与えられるものである。 実施例1 透明および着色エナメル組成物を以下のように作成した。 *:ポリマー:70%のブチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチルメタク リレート、10%のアクリル酸(60%固形分)のポリマー溶液。このポリマーは数平均 分子量44,000および重量平均分子量102,000、多分散度2.3および約15℃のガラス 転移点を有していた。 これらの組成物は、該ポリマー、溶剤、顔料およびその他の成分を配合し、十 分に混合することにより作成した。 実施例2 透明なネイルエナメル組成物(ベース処方物)を、以下の如く作成した。 ポリマー1:10%のメチルメタクリレート、60%のブチルメタクリレート、20%の アセトアセトキシエチルメタクリレート、および10%のアクリル酸を含むポリマ ーを、酢酸エチル/酢酸ブチルの50/50混合物に分散した50%溶液。ポリマー2 :10%のメチルメタクリレート、5%のブチルアクリレート、55%のブチ ルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチルメタクリレート、および10%の アクリル酸を含むポリマーを、酢酸エチル/酢酸ブチルの50/50混合物に分散し た51%溶液。このポリマーは数平均分子量49,200および重量平均分子量176,000、 多分散度3.6および約16℃のガラス転移点を有していた。ポリマー3 :5%のブチルアクリレート、65%のブチルメタクリレート、20%のアセ トアセトキシエチルメタクリレート、および10%のアクリル酸を含むポリマーを 、酢酸エチル/酢酸ブチルの50/50混合物に分散した50%溶液。このポリマーは数 平均分子量55,000および重量平均分子量187,000、および約10℃のガラス転移点 を有していた。 実施例3 着色したネイルエナメル組成物を以下のように作成した。 *ニトロセルロースベースの処方は以下の通りである。 w/w% ニトロセルロース 17.7 酢酸ブチル 27.2 酢酸エチル 27.0 イソプロピルアルコール 8.00 グリセリルトリベンゾエート 13.1 塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム処理ベントナイト 1.00 2,5-ジブチルフェニル-3,5- ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシベンゾエート 1.00 アセチルトリブチルシトレート 4.00 グリセリルトリアセテート 1.00 **: ダウコーニング(Dow Corning)1248フルード(Fluid),ジメチル、メチルハイ ドロジェンシロキサン、ポリプロピレングリコールモノアリルエーテルとの反応 生成物。 ***: 該顔料分散物の処方は以下の通りである。 w/w% ニトロセルロース 7.15 アセチルトリブチルシトレート 3.70 酢酸エチル 59.90 酢酸ブチル 9.45 イソプロピルアルコール 1.50 二酸化チタン 14.15 ベンガラ 2.95 D&C レッド#7カルシウムレーキ 0.15 FD&Cイエロー#5アルミニウムレーキ 0.50 D&C レッド#6バリウムレーキ 0.60 実施例4 実施例3の処方3-2および3-4を、ブラインドテスト(目隠しテスト)に付して 、性能特性における差異を確認した。被検者は、処方3-2を5個の爪の各々に塗 布し、また処方3-4を残りの5個の爪の各々に塗布した。耐磨耗性は、テストモ デレータにより、1〜10のスケールで評価した。ここで、10は最良であり、また 1は最低である。平均後の結果は以下の通りである。 本発明のポリマーを含有する処方3-2は、本発明のポリマーを含まない処方3-4 と比較した場合に、改善された耐磨耗性を示すことが分かる。 実施例5 実施例3の処方3-3および3-4ブラインドテストに付して、性能特性における差 異を確認した。被検者は、処方3-3を5個の爪の各々に塗布し、また処方3-4を残 りの5個の爪の各々に塗布した。耐磨耗性は、テストモデレータにより、1〜10 のスケールで評価した。ここで、10は最良であり、また1は最低である。平均後 の結果は以下の通りである。 本発明により規定された如きアクリレートコポリマーを含有する処方3-3は、 本発明により規定された如きアクリレートコポリマーを含まない、ネイルエナメ ル処方である処方3-4と比較した場合に、改善された耐磨耗性を示すことが分か る。 実施例6 ポリマー1:40%のメチルメタクリレート、30%のブチルメタクリレート、20%の アセトアセトキシエチルメタクリレート、および10%のアクリル酸を含むポリマ ーであって、80%の酢酸エチルと20%の酢酸ブチルとを含む溶剤中に、固形分濃度 50.3%にて分散した溶液。ポリマー2 :30%のメチルメタクリレート、40%のブチルメタクリレート、20%の アセトアセトキシエチルメタクリレート、および10%のアクリル酸を含むポリマ ーであって、80%の酢酸エチルと20%の酢酸ブチルとを含む溶剤中に、固形分濃度 50.4%にて分散した溶液。このポリマーは数平均分子量41,000および重量平均分 子量93,000、多分散度2.3および35℃のガラス転移点を有していた。ポリマー3 :70%のエチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチルメタク リレート、および10%のアクリル酸を含むポリマーであって、80%の酢酸エチルと 20%の酢酸ブチルとを含む溶剤中に、固形分濃度50%にて分散した溶液。 着色したネイルエナメル組成物を以下のようにして作成した。 *: 7.5重量%のクエン酸、2.5重量%のリンゴ酸および90重量%のイソプロパノ ールの溶液。 **: ダウコーニング(Dow Corning)1248フルード(Fluid),ジメチル、メチルハイ ドロジェンシロキサン、ポリプロピレングリコールモノアリルエーテルとの反応 生成物。 ***: 該顔料分散物の処方は以下の通りである。 w/w% ニトロセルロース 16.55 アセチルトリブチルシトレート 8.40 酢酸エチル 24.50 酢酸ブチル 24.65 イソプロピルアルコール 2.95 二酸化チタン 5.40 ベンガラ 7.55 鉄黒 4.15 FD&Cイエロー#5アルミニウムレーキ 0.80 D&C レッド#6バリウムレーキ 1.55 D&C レッド#7カルシウムレーキ(明色) 0.75 D&C レッド#7カルシウムレーキ(暗色) 2.50 第二鉄アンモニウムフェロシアナイド 0.25 実施例7 実施例6からの処方6-4、6-5および6-6をブラインドテストにかけた。ここで 、これらの処方は、本発明の該アクリレートコポリマーを含まない、着色された ネイルエナメルに対して比較テストされ、該比較用のネイルエナメルは以下の処 方を有していた(処方7)。 w/w% ニトロセルロース 15.50 酢酸ブチル 23.80 酢酸エチル 29.65 イソプロピルアルコール 7.00 グリセリルトリベンゾエート 11.45 アセチルトリブチルシトレート 3.50 グリセリルトリアセテート 0.90 塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム処理ベントナイト 0.90 2,5-ジブチルフェニル-3,5- ジ-t- ブチル-4- ヒドロキシベンゾエート 0.90 リンゴ酸/クエン酸/イソプロパノール* 0.20 顔料分散物** 6.20 *: 2.5重量%のリンゴ酸、7.5重量%のクエン酸および90重量%のイソプロパ ノールの溶液。 **: 実施例6からの顔料分散物。 ブラインドテストにおいて、処方6-4を、6名のパネリストの一つおきの清浄 な爪に塗布し、かつ処方7を残りの一つおきの爪に塗布し、結果として各パネリ スト当たり計5個づつの爪に各製品を塗布した。その適用の直後に、パネリスト は、「塗布性」、「乾燥時間」およびその爪の「外観」を評価した。ネイルエナ メルの耐磨耗性は、連続する4日間に渡り、テストモデレータにより評価した。 耐磨耗性は、テストモデレータにより、1〜10のスケールで評価した。ここで、 10は最良であり、また1は最低である。以下の結果が得られた。 塗布性 満足であるとされた割合 処方6-4 6/6 処方7 5/6 乾燥時間 処方6-4 5/6 処方7 6/6 外観 処方6-4 6/6 処方7 6/6 上記得点表は平均後のものである。 ブラインドテストにおいて、処方6-5を、6名のパネリストの一つおきの清浄 な爪に塗布し、かつ処方7を残りの一つおきの爪に塗布し、各パネリスト当たり 計5個づつの爪に各製品を塗布した。その適用の直後に、パネリストは、「塗布 性」、「乾燥時間」およびその爪の「外観」を評価した。ネイルエナメルの耐磨 耗性は、連続する4日間に渡り、テストモデレータにより評価した。以下の結果 が得られた。 塗布性 満足であるとされた割合 処方6-5 6/6 処方7 6/6 乾燥時間 処方6-5 4/6 処方7 4/6 外観 処方6-5 6/6 処方7 6/6 耐磨耗性は、該テストモデレータにより、1〜10のスケールで評価した。ここ で、10は最良であり、また1は最低である。上記の得点表は平均値を表す。 ブラインドテストにおいて、処方6-6を、6名のパネリストの一つおきの清浄 な爪に塗布し、かつ処方7を残りの一つおきの爪に塗布し、各パネリスト当たり 計5個づつの爪に各製品を塗布した。その適用の直後に、パネリストは、「塗布 性」、「乾燥時間」およびその爪の「外観」を評価した。ネイルエナメルの耐磨 耗性は、連続する4日間に渡り、テストモデレータにより評価した。以下の結果 が得られた。 塗布性 満足であるとされた割合 処方6-6 6/6 処方7 3/6 乾燥時間 処方6-6 6/6 処方7 6/6 外観 処方6-6 6/6 処方7 4/6 耐磨耗性は、該テストモデレータにより、1〜10のスケールで評価した。ここ で、10は最良であり、また1は最低である。上記の得点表は平均値を表す。 実施例8 ネイルエナメル処方物を以下のようにして製造した。 量(w/w%) ポリマー1*(40%固形分) 58.7 水 18.1 イソプロピルアルコール 8.8 メトキシプロパノール 8.9 プロピレンカーボネート 1.0 サクシネート溶液** 3.0 ジイソプロピルセバケート 0.5 プロピレングリコールジベンソエート 0.5 トリブトキシエチルホスフェート 0.5 *ポリマー1は、水酸化アンモニウムで中和された、70%のブチルメタクリレー ト、20%のアセトアセトキシエチルメタクリレート、および10%のアクリル酸を含 むものであった。このコポリマーを、30%の水、20%のイソプロピルアルコールお よび10%のメトキシプロパノールを含有する溶液に溶解した。 **メトキシプロパノール中の、20gのセルロースアセテートブチレートサクシ ネート。1.3gの28%(w/w)水酸化アンモニウム溶液と混合されている。 ブラインドテストにおいて、上記の処方物を、5名のパネリストに関する耐磨 耗性について、上記処方を該パネリスト各々の一つおきの爪に塗布し、かつ上記 のニトロセルロースを主成分とする比較用処方(実施例3に示した)を残りの一 つおきの爪に塗布することにより、テストした。平均後に得られた耐磨耗性の結 果は以下の通りである。 耐磨耗性は、該テストモデレータにより、1〜10のスケールで評価した。ここ で、10は最良であり、また1は最低である。 実施例9 ネイルエナメル組成物を以下のようにして製造した。 *: ポリマー1は、80%のブチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチル メタクリレートを含み、このポリマーは重量平均分子量47,900、数平均分子量25 ,100、多分散性1.91およびガラス転移温度8℃を有していた。 *: ポリマー2は、70%のブチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチル メタクリレートおよび10%のアクリル酸を含む。 *: ポリマー3は、80%のブチルメタクリレート、10%のアセトアセトキシエチル メタクリレートおよび10%のアクリル酸を含む。 **: ダウコーニング(Dow Corning)1248フルード(fluid),ジメチル、メチルハイ ドロジェンシロキサン、ポリプロピレングリコールモノアリルエーテルとの反応 生成物。 ブラインドテストにおいて、処方9-1を、6名のパネリストの一つおきの爪に 塗布し、かつ処方9-4を残りの一つおきの爪に塗布し、かくして各パネリスト当 たり計5個づつの爪に、各製品を塗布した。その適用の直後に、パネリストは、 「塗布性」、「乾燥時間」およびその爪の「外観」を評価した。更に、ネイルエ ナメルの耐磨耗性は、4日間に渡るテストモニターにより評価した。結果は以下 の通りであった。 処方9-1および処方9-4に関する全体的な耐磨耗性を以下のように評価した(平 均後)。 上記の結果は、3種未満のモノマー単位、即ちここに開示し、かつ特許請求し ている3種のモノマー単位A、BおよびCに満たないモノマー単位を含むポリマ ーの使用が、全く最適とはいえない結果を与えることを示している。 実施例10 n-ブチルメタクリレート(BMA)、2-アセトアセトキシエチルメタクリレート(AA EMA)およびアクリル酸(AA)(重量比70/20/10)のポリマーを、機械的攪拌機、温 度計および添加漏斗を備えた反応器に、以下の成分を投入することにより調製し た。 酢酸エチル117g、n-ブチルメタクリレート35g、2-アセトアセトキシエチルメ タクリレート10g、およびアクリル酸5gを、該反応器に装入した。酢酸エチル5 g中に、2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)0.25gを溶解した溶液を、 該反応器に注入した。次に、供給原料1(2-ブチルメタクリレート)140g、2-アセ トアセトキシエチルメタクリレート40g、およびアクリル酸20gの添加を開始し、 60分かけて該反応器に添加した。酢酸エチル20g中に、供給原料2(2,2-アゾビス( 2,4-ジメチルバレロニトリル)1.0gを溶解した溶液を、供給原料1の添加終了時 点において、添加開始し、次の340分間に渡って、該反応器に添加した。この混 合物を、更に30分間、その還流温度に維持し、次いで室温まで放冷した。 この得られたポリマーは、約15℃のTg(ガラス転移点)、102,000の重量平均 分子量、44,000の数平均分子量および多分散度2.3を有していた。このポリマー を、実施例1のネイルエナメル組成物の処方において使用した。 上記実施例の他のポリマーは、所定のポリマー比を与えるように、溶媒混合物 およびモノマー重量を変えた点を除き、上記の方法を利用して調製した。 実施例11 水性ネイルエナメル組成物を以下のようにして調製した。 量(w/w%) ポリマー溶液* 75.00 水 9.00 イソプロピルアルコール 11.50 ジプロピレングリコールメチルエーテル 3.00 プロピレングリコールジベンゾエート 1.50 *: ポリマーは、水酸化アンモニウムにより中和した、50%のブチルメタクリレ ート、20%のエチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチルメタクリレー トおよび10%のアクリル酸(%は全て重量%)を含む。このポリマー溶液は、40% (w/w)の該ポリマーおよび60%(w/w)の溶液(この溶液は全溶液の重量を基準とし て、30%の水、20%のイソプロピルアルコールおよび10%のメトキシプロパノール を含む)とを含む。 本実施例11のネイルエナメル組成物を、コントロールとして実施例3のニトロ セルロースベースを使用した、二重ブラインド研究において、耐磨耗性につきテ ストした。この実施例11のネイルエナメルを、6名のパネリストの一つおきの爪 に塗布し、かつ該ニトロセルロースベースを、該6名のパネリストの残りの一つ おきの爪に塗布した。耐磨耗性は、4日間に渡り、毎日テストモデレータによっ て、1〜10のスケールで評価した。ここで、10は最良であり、また1は最低であ る。平均後に得られた耐磨耗性の結果を以下に示す。 実施例12 透明なネイルエナメル組成物を以下のように作成した。 量(w/w%) ポリマー溶液* 86.7 水 11.8 3-メチル-3- メトキシブタノール 1.5 *: このポリマーは、70%のブチルメタクリレート、20%のアセトアセトキシエチ ルメタクリレート、および10%のアクリル酸を含む。このポリマー溶液はアニオ ン性アクリルエマルションであり、該エマルションにおいて、該ポリマーは濃度 34%にて存在する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パティル アンジャリ エイ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07090 ウェストフィールド リプリー アベニュー 914 (72)発明者 サンドウィッツ ロバート ダブリュー アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08884 スポーツウッド ブランディー プレイス 16 (72)発明者 アントン ワイフォング エル アメリカ合衆国 デラウェア州 10803 ウィルミントン パース ドライヴ 6 (72)発明者 スピーネリ ハリー ジェイ アメリカ合衆国 デラウェア州 19802 ウィルミントン ビッグ ロック ドライ ヴ 4606

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ネイルエナメル組成物であって、その全重量を基準として、 10-95%の溶剤と、 5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの重合により得られるコポリマーと を含有し、ここで 該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 該一般式において、R1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分 岐鎖アルキル、アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換 または未置換の芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1- 30 直鎖または分岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖 または分岐鎖アルキル、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式ま たは二環式リング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基であ る)を表す)であり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n- Zを表し、ここでAは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖 アルキル基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、 かつZはHまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである、ことを特徴とする上 記ネイルエナメル組成物。 2.該溶剤が水を含む、請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.該溶剤が非−水性溶剤である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 4.該非−水性溶剤が、アセトン、ジアセトンアルコール、ジヒドロキシアセト ン、エチルブチルバレロラクトン、メチルエチルケトン、メタノール、プロパノ ール、ベンジルアルコール、ブトキシエタノール、ブトキシプロパノール、3-メ チル-3-メトキシブタノール、ブチルアルコール、t-ブチルアルコール、ブチレ ングリコール、ジエチレングリコール、アビエチルアルコール、プロピレンカー ボネート、ヘキシルアルコール、イソプロパノール、酢酸エチル、酢 酸ブチル、またはこれらの混合物である、請求の範囲第3項に記載の組成物。 5.R1が水素原子またはC1-8アルキル基である、請求の範囲第1項に記載の組成 物。 6.R1が水素原子またはメチル基である、請求の範囲第5項に記載の組成物。 7.R2がCOOMであり、ここでMはC1-8アルキル基である、請求の範囲第1項に記 載の組成物。 8.MがC1-4アルキル基である請求の範囲第7項に記載の組成物。 9.R3が水素原子またはC1-8アルキル基である、請求の範囲第1項に記載の組成 物。 10.R3が水素原子またはメチル基である、請求の範囲第9項に記載の組成物。 11.R1が水素原子またはメチル基であり、R2がC1-4アルキル基であり、R3が水素 原子またはメチル基であり、R4が-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zであって、ここ でAは-CO-O-であり、XはC1-5アルキレン基であり、mは1〜5であり、nは1 〜5であり、かつZはC1-10直鎖アルキル基である、請求の範囲第1項に記載の 組成物。 12.R1が水素原子またはメチル基であり、R2がCOOMであり、ここでMはC1-4アル キル基であり、かつR3が水素原子またはメチル基である、請求の範囲第1項に記 載の組成物。 13.R4が-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zであり、ここでXは-CH2CH2-であり、m は1であり、nは1であり、かつZはCH3である、請求の範囲第12項に記載の組 成物。 14.該A型モノマー単位が、2以上の異なるA型モノマー単位の組み合わせを含 む、請求の範囲第1項に記載の組成物。 15.該A型モノマー単位が、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチ ルメタクリレート、およびエチルメタクリレートからなる群から選ばれる少なく とも2つの異なるモノマー単位を含む、請求の範囲第14項に記載の組成物。 16.該コポリマーが約30-95%の該A型モノマーと、5-50%の該B型モノマーと、1 -20%の該C型モノマーとを含む、請求の範囲第1項に記載の組成物。 17.該組成物全重量基準で、0.01-30%の顔料を含む、請求の範囲第1項に記載の 組成物。 18.該組成物全重量基準で、0.01-15%の懸濁剤を含む、請求の範囲第15項に記載 の組成物。 19.該組成物全重量基準で、0.01-20%のシリコーングリコールコポリマーを含有 する、請求の範囲第1項に記載の組成物。 20.該コポリマーが70%の該A型モノマーと、20%の該B型モノマーと、10%の該 C型モノマーとを含む、請求の範囲第16項に記載の組成物。 21.該コポリマーが70%のブチルメタクリレートと、20%のアセトアセトキシエチ ルメタクリレートと、10%のアクリル酸とを含む、請求の範囲第16項に記載の組 成物。 22.更に、該組成物全重量基準で、0.1-15%の第二フィルム形成剤をも含む、請 求の範囲第1項に記載の組成物。 23.該第二フィルム形成剤が、セルロースフィルム形成剤である、請求の範囲第 22項に記載の組成物。 24.該第二フィルム形成剤が、ニトロセルロースである、請求の範囲第23項に記 載の組成物。 25.手指の爪または足指の爪にフィルムを形成する方法であって、 a) 該爪に組成物を塗布する工程を含み、該組成物はその全重量基準で、 10-95%の溶剤と、 5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの重合により得られるコポリマーと を含有し、ここで 該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキ ル基、アリール基またはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または 未置換の芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖 または分岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または 分岐鎖アルキル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環 式または二環式リング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルで ある)を表す)であり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n -Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n -Zを表し、 ここで、Aは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖アル キル基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、かつ ZはHまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基である、ことを特徴とする上記 方法。 26.更に、1-80%の溶媒と、0.1-25%のセルロースフィルム形成剤と、0.1-40%の 可塑剤とを含む組成物の少なくとも一つの被膜を適用する工程をも含む、請求の 範囲第25項に記載の方法。 27.該被膜が任意の順序で適用される、請求の範囲第26項に記載の方法。 28.2つの容器、即ち容器1および容器2を含むキットであって、該容器1はネ イルエナメル組成物を含み、該組成物はその全重量基準で、 10-95%の溶剤と、 5-90%の、モノマー単位A、BおよびCの付加重合により得られるコポリマ ーとを含有し、ここで 該モノマー単位AはCH2=C(R1)-R2であり、 該モノマー単位BはCH2=C(R3)-R4であり、および 該モノマー単位CはCH2=C(R5)-COOHであり、 ここでR1、R3およびR5はそれぞれ独立にH、C1-30直鎖または分岐鎖アルキル 、アリールまたはアラルキル基を表し、R2はピロリドンまたは置換または未置換 の芳香族、脂環式または二環式リング(ここで、該置換基は、C1-30直鎖または 分岐鎖アルキルである)、またはCOOM(ここで、Mは、C1-30直鎖または分岐鎖 アルキル基、ピロリドンまたは置換または未置換の芳香族、脂環式または二環式 リング(ここで、該置換基はC1-30直鎖または分岐鎖アルキルである)を表す) であり、 R4は、-A-X-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n-Zまたは-(CH2)y-(OCO-(CH2)m-CO-CH2)n- Zを表し、 ここで、Aは-CO-O-または-O-CO-であり、XはC1-30直鎖または分岐鎖アルキ ル基であり、mは1〜5であり、nは1〜30であり、yは0〜50であり、かつZ はHまたはC1-30直鎖または分岐鎖アルキル基であり、 一方、該容器2はある組成物を含み、該組成物はその全重量基準で、 1-80%の溶剤と、 0.1-25%のセルロースフィルム形成剤と、 0.1-40%の可塑剤と、 を含有する、ことを特徴とする上記キット。 29.該容器1中の該組成物が、更に該組成物の全重量基準で、0.1-30重量%の顔 料を含む、請求の範囲第27項に記載のキット。
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