JPS6261002B2 - - Google Patents

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JPS6261002B2
JPS6261002B2 JP3368580A JP3368580A JPS6261002B2 JP S6261002 B2 JPS6261002 B2 JP S6261002B2 JP 3368580 A JP3368580 A JP 3368580A JP 3368580 A JP3368580 A JP 3368580A JP S6261002 B2 JPS6261002 B2 JP S6261002B2
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JP
Japan
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vinyl acetate
nail
emulsion
microemulsion
nail enamel
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Application number
JP3368580A
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English (en)
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JPS56131513A (en
Inventor
Kenichi Tomita
Masakyo Nakano
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP3368580A priority Critical patent/JPS56131513A/ja
Publication of JPS56131513A publication Critical patent/JPS56131513A/ja
Publication of JPS6261002B2 publication Critical patent/JPS6261002B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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【発明の詳細な説明】
本発明は、除去溶剤を使用することなしに爪表
面より剥離できる美爪料に関する。 美爪料の範ちゆうに入る化粧料には、ネイルエ
ナメルの他に、ネイルエナメルのつきをよくした
りネイルエナメルを除去する際、顔料や染料が爪
の表面の溝に付着して残ることを防ぐためにネイ
ルエナメルを使用する前に使用されるネイルエナ
メルベースコート及びネイルエナメルの光沢を増
し長もちさせるためにネイルエナメル使用後に用
いられる、仕上げ用美爪料としてのネイルエナメ
ルオーバーコートがある。 本発明における美爪料とは、上掲のネイルエナ
メル、ネイルエナメルベースコート及びネイルエ
ナメルオーバーコートの三者を含むものである。 現在、美爪料は、ニトロセルロース、アリール
スルホンアミドホルムアルデヒド樹脂またはアク
リル酸エステルのオリゴマー体またはアルキツド
樹脂、可塑剤、有機溶剤を主基剤とする、有機溶
剤を用いたタイプが主流を占めている。そしてこ
れらの美爪料は、爪表面へ塗り易く、爪に対する
接着力が強く、経日でワレ、ハガレもなく光沢性
のある美観を保つものであり、広く愛用されては
いる。 ところが、近年、美爪料に対しての需要者の要
求は、 付け変えを楽しむ等の理由から、除去したい
時に簡単に落とせるタイプがほしい。 爪に対して圧感がなく、日常生活でワレ、ハ
ガレのない程度の弱い接着力のものがほしい。 塗布時及び除去時に溶剤臭がないものがほし
い。 等、有機溶剤タイプの従来の美爪料にはないもの
を求める声が高まつてきている。 従来の有機溶剤タイプのものは、(1)溶剤臭があ
る、(2)除去する場合に有機溶剤系のリムーバーを
用いなければならない、(3)爪表面への接着力が強
く爪に対する圧感がある等の性質をもつたもので
あり、前記の要求に合致せず、全く新しいタイプ
の美爪料の開発が要求されてきた。 これらの要求に答える方向の一つとして、最
近、水性乳濁液状ポリマーを使用した美爪塗膜形
成剤が提案されている(特開昭54−28836及び特
開昭54−52736)。 これらのものは、製品に溶剤臭がないという一
つの効果は有しているが、共通する欠点として爪
に対する接着力が強いため圧感が強く、また除去
する際には溶剤系タイプのものよりもさらに除去
力の強い溶剤で除去しなければならず、つけ変え
が溶剤系同様容易でない等がある。 さらに、アクリル系ポリマーエマルジヨンから
なる美爪料の塗膜には、光沢が全くなく、従来の
有機溶剤系美爪料が持つ塗膜のつやとは全くかけ
はなれたものである。 また、アクリル系ポリマーマイクロエマルジヨ
ンから得られる美爪料の塗膜は、機械的摩擦に対
して全くもろいものである。 さらに、本発明とは構成が全く異なるが、剥離
型美爪料として、樹脂膜を使用者のさまざまな爪
型に合せ切断し、粘着テープ様で爪表面に貼布す
る商品名「チツプトツプ」なる製品が市販されて
いるが、塗膜の光沢が充分でないばかりか使用法
が困難である。 本発明者らは、現代の需要者のニーズに対して
満足を与える全く新しいタイプの美爪料を開発す
べく鋭意研究を重ねた結果、従来の公知技術とは
異なつた構成即ち、特定のポリマーエマルジヨン
を特定の組合せで調製することにより、除去溶剤
を使用することなしに希望する時に容易に除去で
きる。爪に対して圧感のない、塗布時に溶剤臭が
ない等の長所を備えた、全く新しいタイプの剥離
型美爪料を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、酢酸ビニルホモポリマー
及び/又は酢酸ビニルコポリマーからなる酢酸ビ
ニル系ポリマーエマルジヨンと、乳化粒子径が平
均0.05ミクロン以下のアクリル系ポリマーマイク
ロエマルジヨンとの混合ポリマーエマルジヨン
を、酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンとアクリ
ル系ポリマーマイクロエマルジヨンの固形成分比
が重量比で3:7〜7:3で配合することを特徴
とする、除去溶剤を必要としない剥離型美爪料で
ある。 次に本発明の構成と効果について説明する。 本発明に使用される酢酸ビニル系ポリマーエマ
ルジヨンを構成するモノマーの組成は、酢酸ビニ
ル単独及び/又は酢酸ビニルに他モノマーを混合
したものからなる。酢酸ビニルに混合されるモノ
マーには、アクリル酸エステルが含まれ、その
他、メタクリル酸エステル、スチレン等のモノマ
ーが含有されても構わない。アクリル酸エステル
の例としては、アクリル酸のメチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシ
ル、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステア
リル等のエステルがある。 メタクリル酸エステルの例としては、メタクリ
ル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ
ブチル、2−エチルヘキシル等のエステルがあ
る。これらのモノマーのうち酢酸ビニル系モノマ
ーとして好ましいものは、酢酸ビニル単独か酢酸
ビニルにブチルアクリレート及び/又は2−エチ
ルヘキシルアクリレートを混合した混合モノマー
が好ましい。 酢酸ビニルに対して共重合されるモノマーの量
は、酢酸ビニル系モノマー中の全酢酸ビニル量に
対し30重量%を越えてはならない。 好ましくは20重量%以下である。酢酸ビニルに
混合されるモノマーが30重量%を越えた酢酸ビニ
ル系ポリマーエマルジヨンを配合した美爪料は、
剥離性を失ない、本発明の剥離型美爪料とはなら
なくなる。 本発明で用いられる酢酸ビニル系ポリマーエマ
ルジヨンには、前記のポリマーの他固形成分とし
て、保護コロイドを含有する。保護コロイドは、
ポリビニルアルコール及びヒドロキシエチルセル
ロース又はそれ等の混合物等が用いられる。 界面活性剤は使用しないことが好ましいが、乳
化助剤として用いる場合は、陰イオン系か又は一
部非イオン系を組合せた混合界面活性剤を1.5重
量%以下で添加するのが好ましい。 また、一般に塗膜特性を調整するために添加さ
れる可塑剤は、本発明の酢酸ビニル系ポリマーエ
マルジヨンには一切不用である。 酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンの固形成分
含量は、比較的任意に設定できるが、美爪料製品
の粘度調整を行なう上で、30〜60重量%のもので
あれば充分である。 本発明で用いられる酢酸ビニル系ポリマーエマ
ルジヨンは、本技術分野における一般の合成法で
供給される。例えば、反応釜にポリビニルアルコ
ール水溶液をとり、撹拌加熱し、内容物の温度が
70℃に達した時に開始剤水溶液を加え、直ちに酢
酸ビニルを所定の速度で滴下する。外溶温度を常
に85℃に保ち、所定時間酢酸ビニルを滴下し、後
所定時間熟成して、重合を終了させる。終了後、
撹拌冷却し、酢酸ビニルポリマーエマルジヨンを
得る。 この場合の開始剤は通常用いられる過硫酸塩、
過酸化水素等であるが、過硫酸カリが好ましい。 アクリル系ポリマーマイクロエマルジヨンを構
成するモノマーの組成は、メタクリル酸エステ
ル、スチレン誘導体及びカルボキシル基含有モノ
マーを含むモノマーからなる。メタクリル酸エス
テル、スチレン誘導体及びカルボキシル基含有モ
ノマー以外のモノマーとしては、アクリル酸エス
テル等から選ばれる。 メタクリル酸エステルの例としては、メタクリ
ル酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソ
ブチル、2−エチルヘキシル等のエステルが挙げ
られる。スチレン誘導体の例としては、スチレン
α−メチルスチレン、4−ビニルトルエン、2−
ビニルトルエン、4−イソプロピルスチレン等が
挙げられる。カルボキシル基含有モノマーの例と
しては、メタクリル酸、アクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸、アリル酢酸等が挙げられる。ア
クリル酸エステルの例としては、アクリル酸のメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、
2−エチルヘキシル、ラウリル、ミリスチル、パ
ルミチル、ステアリル等のエステルが挙げられ
る。以上のモノマーの中でアクリル系ポリマーマ
イクロエマルジヨン構成モノマーとして好ましい
ものは、メチルメタクリレート、、スチレン、メ
タクリル酸を含むものが好ましく、さらにブチル
アクリレート及び/又は2−エチルヘキシルアク
リレートを加えた混合モノマーが最も好ましい。 アクリル系ポリマーマイクロエマルジヨンは、
本技術分野で一般の合成法より得られる。 例えば、不飽和カルボン酸、アクリル系モノマ
ー、開始剤、分散剤及び水より、通常行なわれる
乳化重合法により、粒子径0.1μよりやや大きい
ポリマーエマルジヨンを得る。後、アンモニア水
溶液、アミン水溶液等の窒素含有塩基水溶液を加
え、40〜100℃にてせん断かきまぜし、粒子径の
極めて細かいポリマーマイクロエマルジヨンを得
る。 粒子径は平均0.05ミクロン以下である。 なお、本発明において前記マイクロエマルジヨ
ンが選ばれる理由は、通常のアクリル系エマルジ
ヨンでは、酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンと
混合した時、美爪料塗膜の光沢が全くでず、美爪
料としての重要な商品価値の一つを欠如すること
になるためであり、さらに塗膜の透明性がなくな
ることも大きな欠点として加えられる。 アクリル系ポリマーマイクロエマルジヨンの固
形成分含量は、比較的任意に設定できるが、酢酸
ビニル系ポリマーエマルジヨンとの混合を考慮す
る時、25〜45重量%が好ましい。固形成分含量を
25重量%未満にすると、アクリル系ポリマーマイ
クロエマルジヨン塗膜が有する光沢性、接着性、
透明性、速乾性、耐水性等が著しく低下する。逆
に45重量%を越すと酢酸ビニル系ポリマーエマル
ジヨンとの混合乳化安定性が低下する。 次に酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンとアク
リル系ポリマーマイクロエマルジヨンの混合比率
について述べる。 酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンに対するア
クリル系ポリマーマイクロエマルジヨンの混合比
率は、固形成分で3/7〜7/3が好ましい。ア
クリル系ポリマーマイクロエマルジヨンの混合比
率が3/7未満であると、剥離型美爪料塗膜とし
ての光沢及び塗膜硬度の低下が、また逆に塗膜伸
張破壊強度及び塗膜伸張率の増加が著しい。混合
比率が7/3を越えると、前記とは全く逆の塗膜
特性が発現し好ましくない。ネイルエナメルまた
はネイルエナメルオーバーコート用の塗膜特性
は、光沢と高硬度が要求されるため、アクリル系
ポリマーマイクロエマルジヨンの混合比率は酢酸
ビニル系ポリマーエマルジヨンに対して9/11〜
7/3が、また、エナメルベースコート用の塗膜
の場合は、光沢と硬度の要求度が低いためアクリ
ル系ポリマーマイクロエマルジヨンの混合比率は
酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンに対して3/
7〜11/14が好ましい。 次に、本発明に用いる混合ポリマーエマルジヨ
ンから得られる塗膜の特性について述べる。 表1に酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨン単
独、アクリル系ポリマーマイクロエマルジヨン単
独及び酢酸ビニル系ポリマーエマルジヨンとアク
リル系ポリマーマイクロエマルジヨンの混合ポリ
マーエマルジヨンのそれぞれから得られる皮膜の
耐水性、光沢性及び剥離性についての比較表を掲
げた。
【表】
【表】 表から明らかなように、本発明に係る混合エマ
ルジヨンから得られる塗膜は、耐水性、光沢性の
優れた剥離可能の塗膜であることが解る。これら
の塗膜特性はそれぞれ単独の塗膜からは予想もし
得ないおどろくべき結果である。 混合ポリマーエマルジヨンから得られる塗膜の
その他の性質は、表2に示した範囲の数値を持つ
ものである。
【表】 本発明の美爪料は、混合ポリマーエマルジヨン
に増粘剤、防腐剤、分散剤、キレート剤、紫外線
吸収剤、香料等を添加して製造される。 混合ポリマーエマルジヨンは、固形成分含量と
して処方中に16〜30重量%配合するのが好まし
い。ネイルエナメル又はネイルエナメルオーバー
コートとしては23〜30重量%、また、エナメルベ
ースコートとしては16〜22重量%が好ましい。 次に、塗膜強度を向上させるために、成膜助剤
を添加することが好ましい。 成膜助剤としては、たとえばベンジルアルコー
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
プロピレングリコールモノブチルエーテル等が好
ましい。 次に、本発明の混合ポリマーエマルジヨンを配
合した美爪料をネイルエナメルに例をとつて各種
特性及び使用性を説明する。 結果を表3に示した。
【表】
【表】 表3より明らかなように、本発明品は優れたエ
ナメル特性をもつた、全く新しいタイプの剥離型
ネイルエナメルであることが解る。 次に、実施例により、本発明を詳細に説明す
る。これらの実施例は本発明の範囲を限定するも
のではない。配合量は重量%を示す。 実施例 1 ネイルエナメルベースコート 塗膜配合用各種薬剤分散ベースは次の成分比率
で製造する。 イオン交換水 ;88.8 分散剤(ナフタリンスルホン酸ソーダフオル
マリン架橋型物) ;0.6 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニウム)
;5.0 有機増粘剤(ポリビニールアルコール)
;0.5 防腐剤(デヒドロ酢酸ソーダー)
;0.5 キレート剤(EDTA・3Na) ;0.2 成膜助剤(ベンジールアルコール)
;4.0 紫外線吸収剤(ベンゾフエノン)
;0.1 香料 ;0.3 増粘剤ポリビニールアルコールと分散剤をイオ
ン交換水中に70℃で加熱溶解させ、冷却後水和ケ
イ酸アルミニユームを加え3/4馬力ブレンダー
で充分に分散混合し、その後香料を除く他の成分
を加えボールミル中24時間の撹拌を行う。その
後、香料を加えホモミキサーで中程度に撹拌しな
がら分散する。 ネイルエナメルベースコートは次の成分比率で
製造する。 ポリビニルアルコールを保護コロイドとする酢
酸ビニル−ブチルアクリレート(モノマー重量
比85:15) ;25.00 メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
スチレン、メタクリル酸(モノマー重量比65:
20;10:5)共重合物のアンモニア水中マイク
ロエマルジヨン(固形成分30%) ;25.00 消泡剤(ジメチルポリシロキサン) ;0.01 前記に於て調製した塗膜配合用各種薬剤分散ベ
ース ;49.99 2種のポリマーエマルジヨンを混合容器中に入
れ非常にゆるやかに撹拌しながら、塗膜配合用各
種薬剤分散ベース及び消泡剤を加え剥離型ネイル
エナメルベースコートを製造する。ネイルエナメ
ルベースコートの各成分の%は次の如くである。 混合ポリマーエマルジヨン中の固形成分
;20.00 分散剤 ;0.30 無機増粘剤 ;2.50 有機増粘剤 ;0.25 防腐剤 ;0.25 キレート剤 ;0.10 成膜助剤 ;2.00 紫外線吸収剤 ;0.05 香 料 ;0.15 消泡剤 ;0.01 イオン交換水 ;74.39 実施例 2 ネイルエナメルオーバーコート 塗膜配合用各種薬剤分散ベースは次の成分比率
で製造する。 イオン交換水 ;89.437 分散剤(ナフタリンスルホン酸ソーダフオル
マリン架橋型物) ;0.750 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニユーム)
;31.25 有機増粘剤(ポリビニールアルコール)
;0.313 防腐剤(デヒドロ酢酸ソーダー) ;0.625 キレート剤(ヘキサメタ燐酸ソーダー)
;0.125 成膜助剤(プロピレングリコールモノブチル
エーテル) ;5.000 紫外線吸収剤(オクチル−4−ジメチルアミ
ノベンゾエート) ;0.125 湿潤剤(ジプロピレングリコール) ;0.125 香 料 ;0.375 増粘剤ポリビニルアルコールと分散剤をイオン
交換水中に70℃で加熱溶解させ、冷却後水和ケイ
酸アルミニユームを加え3/4馬力ブレンダーで充
分に分散混合し、その後香料を除く他の成分を加
えボールミル中24時間の撹拌を行う。その後香料
を加えホモミキサーで中程度に撹拌しながら分散
する。 ネイルエナメルオーバーコートは次の成分比率
で製造する。 ポリビニールアルコールとヒドロキシエチルセ
ルロースとの混合を保護コロイド剤とする酢酸
ビニル単独ポリマーエマルジヨン(固形成分50
%) ;18.0 メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
スチレン、2−エチルヘキシルアクリレート、
メタクリル酸(モノマー重量比60:19:10:
6:5)共重合物のアンモニア水中マイクロエ
マルジヨン(固形成分35%) ;42.0 消泡剤(1:8=ポリオキシエチレン:ポリオ
キシプロピレン縮合物MW約1640) ;0.05 前記に於て調製した塗膜配合用各種薬剤分散ベ
ース ;39.95 2種のポリマーエマルジヨンを混合容器中に入
れ非常にゆるやかに撹拌しながら、塗膜配合用各
種薬剤分散ベース及び消泡剤を加え剥離型ネイル
エナメルオーバーコートを製造する。 ネイルエナメルオーバーコートの各成分の%は
次の如くである。 混合ポリマーエマルジヨン中の固形成分
;23.700 分散剤 ;0.300 無機増粘剤 ;1.250 有機増粘剤 ;0.125 防腐剤 ;0.250 キレート剤 ;0.050 成膜助剤 ;2.000 紫外線吸収剤 ;0.050 湿潤剤 ;0.050 香 料 ;0.150 消泡剤 ;0.050 イオン交換水 ;72.025 実施例 3 透明ネイルエナメル塗膜配合用各種薬剤分散ベ
ースは次の成分比率で製造する。 イオン交換水 ;85.546 分散剤(ナフタリンスルホン酸ソーダフオルマ
リン架橋型物) ;1.000 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニユーム)
;4.200 有機増粘剤(ポリビニールアルコール)
;0.420 防腐剤(デヒドロ酢酸ソーダー) ;0.833 キレート剤(ヘキサメタ燐酸ソーダー)
;0.167 成膜助剤(プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル) ;6.667 紫外線吸収剤(オクチル−4−ジメチルアミノ
ベンゾエート) ;0.167 湿潤剤(ジプロピレングリコール) ;0.167 水溶性染料(赤色213号) ;0.333 香 料 ;0.500 増粘剤ポリビニルアルコールと分散剤をイオン
交換水中に70℃で加熱溶解させ、冷却後水和ケイ
酸アルミニユームを加え3/4馬力ブレンダーで充
分に分散混合し、その後香料を除く他の成分を加
え、ボールミル中24時間の撹拌を行う。その後香
料を加えホモミキサーで中程度に撹拌しながら分
散する。 透明ネイルエナメルは次の成分比率で製造す
る。 ポリビニルアルコールを保護コロイド剤とする
酢酸ビニル単独ポリマーエマルジヨン(固形成
分47%) ;21.00 メチルメタクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、スチレン、メタクリル酸(モノマ
ー重量比65:18:12:5)共重合物のアンモニ
ア水中マイクロエマルジヨン(固形成分30%)
;49.00 消泡剤(1:8=ポリオキシエチレン:ポリオ
キシプロピレン縮合物MW1640) ;0.05 前記に於て調製した塗膜配合用各種薬剤分散ベ
ース ;29.95 2種のポリマーエマルジヨンを混合容器中に入
れ非常にゆるやかに撹拌しながら、塗膜配合用各
種薬剤分散ベース及び消泡剤を加え剥離型透明ネ
イルエナメルを製造する。透明ネイルエナメルの
各成分の%は次の如くである。 混合ポリマーエマルジヨン中の固形成分
;24.570 分散剤 ;0.300 無機増粘剤 ;1.260 有機増粘剤 ;0.126 防腐剤 ;0.250 チレート剤 ;0.050 成膜助剤 ;2.000 紫外線吸収剤 ;0.050 湿潤剤 ;0.050 水溶性染料 ;0.100 香 料 ;0.150 消泡剤 ;0.050 イオン交換水 ;71.044 実施例 4 澄色系ネイルエナメル 塗膜配合用各種薬剤分散ベースは次の成分比率
で製造する。 イオン交換水 ;85.757 分散剤(マレイン酸−イソブチレン共重合体の
ナトリウム塩) ;1.000 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニウム)
;2.000 有機増粘剤(アルギン酸ソーダー) ;0.300 防腐剤(デヒドロ酢酸ソーダー) ;1.800 キレート剤(EDTA・3Na) ;0.300 成膜助剤(プロピレングリコールモノエチルエ
ーテル) ;7.168 紫外線吸収剤(オクチル−4−ジメチルアミノ
ベンゾエート) ;0.300 湿潤剤(1,3−ブチレングリコール)
;0.300 香 料 ;1.075 増粘剤ポリビニルアルコールと分散剤をイオン
交換水中に70℃で加熱溶解させ、冷却後水和ケイ
酸アルミニユームを加え3/4馬力ブレンダーで充
分に分散混合し、その後香料を除く他の成分を加
え、ボールミル中24時間の撹拌を行う。その後香
料を加えホモミキサーで中程度に撹拌しながら分
散する。 顔料ベースは次の成分比率で製造する。 イオン交換水 ;77.7 分散剤(マレイン酸−イソブチレン共重合体の
ナトリウム塩) ;1.0 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニユウム)
;1.0 有機増粘剤(アルギン酸ソーダー) ;0.3 有機顔料(1:1=赤色202号:赤色203号)
;10.0 無機顔料(1:2=黄色酸化鉄:2酸化チタ
ン) ;10.0 増粘剤アルギン酸ソーダーと分散剤をイオン交
換水中に70℃で加熱溶解させ、冷却後水和ケイ酸
アルミニユウムを加えブレンダーで充分に分散混
合したベースを、あらかじめボールミル中にて分
散混合した有機:無機顔料中に加え24時間撹拌
し、顔料ベースを製造する。 澄色系ネイルエナメルは次の成分比率で製造す
る。 ヒドロキシエチルセルロースと保護コロイド剤
とする酢酸ビニル単独ポリマーエマルジヨン
(固形成分50%) ;20.00 メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
スチレン、メタクリル酸(モノマー重量比65:
20:10:5)共重合物のアンモニア水中マイク
ロエマルジヨン(固形成分30%) ;46.00 消泡剤(1:8=ポリオキシエチレン:ポリオ
キシプロピレン縮合物MW1640) ;0.05 前記に於て調製した塗膜配合用各種薬剤分散ベ
ース ;13.95 前記に於て調製した顔料ベース ;20.00 2種のポリマーエマルジヨンを混合容器中に入
れ非常にゆるやかに撹拌しながら、塗膜配合用各
種薬剤分散ベース、顔料ベース及び消泡剤を加え
剥離型澄色系ネイルエナメルを製造する。本ネイ
ルエナメルの各成分%は次の如くである。 混合ポリマーエマルジヨン中の固形成分
;23.800 分散剤 ;0.340 無機増粘剤 ;0.480 有機増粘剤 ;0.100 防腐剤 ;0.250 キレート剤 ;0.042 成膜助剤 ;1.000 紫外線吸収剤 ;0.042 湿潤剤 ;0.042 有機顔料 ;2.000 無機顔料 ;2.000 香 料 ;0.150 消泡剤 ;0.050 イオン交換水 ;69.704 実施例 5 濁赤色系ネイルエナメル 塗膜配合用各種薬剤分散ベースは実施例4と同
様にして製造する。顔料ベースは次の成分比率で
実施例4と同様の手順で製造する。 イオン交換水 ;73.3 分散剤(マレイン酸イソブチレン共重合体のナ
トリウム塩) ;1.0 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニユウム)
;0.5 有機増粘剤(アルギン酸ソーダー) ;0.2 有機顔料(赤色202号) ;5.0 無機顔料(9:5:3:3=赤酸化鉄:2酸化
チタン:黄酸化鉄:黒酸化鉄) ;20.0 濁赤色系ネイルエナメルは次の成分比率で製造
する。 ポリビニルアルコールを保護コロイド剤とする
酢酸ビニル、ブチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート(モノマー重量比85:
10:5)共重合ポリマーエマルジヨン(固形成
分50%) ;20.00 メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
スチレン、メタクリル酸(モノマー重量比65:
20:10:5)共重合物のアンモニア水中マイク
ロエマルジヨン(固形成分30%) ;46.00 消泡剤(1:8=ポリオキシエチレン:ポリオ
キシプロピレン縮合物MW1640) ;0.05 前記に於いて調製した塗膜配合用各種薬剤分散
ベース ;13.95 前記に於いて調製した顔料ベース ;20.00 製造手順は実施例4に順じて行なう。 濁赤色系ネイルエナメルの各成分%は次の如く
である。 混合ポリマーエマルジヨン中の固形成分
;23.800 分散剤 ;0.340 無機増粘剤 ;0.380 有機増粘剤 ;0.080 防腐剤 ;0.250 キレート剤 ;0.042 成膜助剤 ;1.000 紫外線吸収剤 ;0.042 湿潤剤 ;0.042 有機顔料 ;1.000 無機顔料 ;4.000 香 料 ;0.150 消泡剤 ;0.050 イオン交換水 ;68.824 実施例 6 パール系ネイルエナメル 塗膜配合用各種薬剤分散ベースは実施例4と同
様にして製造する。顔料ベースは次の成分比率で
実施例4と同様の手順で製造する。 イオン交換水 ;78.3 分散剤(マレイン酸イソブチレン共重合体のナ
トリウム塩) ;1.0 無機増粘剤(水和ケイ酸アルミニユウム)
;0.5 有機増粘剤(アルギン酸ソーダー) ;0.2 有機顔料(赤色202号) ;5.0 無機顔料(2:1=赤酸化鉄:2酸化チタンマ
イカ) ;15.0 パール系ネイルエナメルは次の成分比率で製造
する。 ポリビニルアルコールを保護コロイド剤とする
酢酸ビニル,2−エチルヘキシルアクリレート
(モノマー重量比90:10)共重合ポリマーエマ
ルジヨン(固形成分50%) ;18.00 メチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
スチレン、2−エチルヘキシルアクリレート、
メタクリル酸、(モノマー重量比60:19:10:
6:5)共重合物のアンモニア水中マイクロエ
マルジヨン(固形成分30%) ;48.00 消泡剤(1:8=ポリオキシエチレン:ポリオ
キシプロピレン縮合物MW1640) ;0.05 前記に於いて調製した塗膜配合用各種薬剤分散
ベース ;13.95 前記に於て調製した顔料ベース ;20.00 パール系ネイルエナメルの製造手順は実施例4
に順じて行なう。 パール系ネイルエナメルの各成分%は次の如く
である。 混合ポリマーエマルジヨン中の固形成分
;23.400 分散剤 ;0.340 無機増粘剤 ;0.380 有機増粘剤 ;0.080 防腐剤 ;0.250 キレート剤 ;0.042 成膜助剤 ;1.000 紫外線吸収剤 ;0.042 湿潤剤 ;0.042 有機顔料 ;1.000 無機顔料 ;3.000 香 料 ;0.150 消泡剤 ;0.050 イオン交換水 ;70.224 実施例1〜6で得られた各種美爪料は、速乾
性、光沢性の優れた、溶剤臭及び爪に対する圧感
のない、経日で塗膜の劣化が見られない、希望す
る時に剥離することが出来るものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酢酸ビニルホモポリマー及び/又は酢酸ビニ
    ルコポリマーからなる酢酸ビニル系ポリマーエマ
    ルジヨンと、乳化粒子径が平均0.05ミクロン以下
    のアクリル系ポリマーマイクロエマルジヨンとの
    混合ポリマーエマルジヨンを、酢酸ビニル系ポリ
    マーエマルジヨンとアクリル系ポリマーマイクロ
    エマルジヨンの固形成分比が重量比で3:7〜
    7:3で配合することを特徴とする、除去溶剤を
    必要としない剥離型美爪料。 2 酢酸ビニルコポリマーが、酢酸ビニルにアク
    リル酸エステルを含むモノマー群を共重合させた
    コポリマーである、特許請求の範囲第1項記載の
    剥離型美爪料。 3 アクリル系ポリマーが、メタクリル酸エステ
    ル、スチレン誘導体及びカルボキシル基含有モノ
    マーを含むコポリマーである、特許請求の範囲第
    1項記載の剥離型美爪料。
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