JPH07316488A - 皮膚及び器物の塗彩に使用する組成物 - Google Patents

皮膚及び器物の塗彩に使用する組成物

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JPH07316488A
JPH07316488A JP6133956A JP13395694A JPH07316488A JP H07316488 A JPH07316488 A JP H07316488A JP 6133956 A JP6133956 A JP 6133956A JP 13395694 A JP13395694 A JP 13395694A JP H07316488 A JPH07316488 A JP H07316488A
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skin
weight
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polymerization
polyvinyl alcohol
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Kazumaro Furuse
一麿 古瀬
Reiko Suzuki
麗子 鈴木
Kimiko Hasegawa
きみ子 長谷川
Yasusuke Murashima
庸介 村嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指先などで容易に皮膚や器物に塗布でき、塗
布後は、水分が蒸散して均一なカラー被膜を形成するこ
とができる上、皮膚への使用時には汗となじみ、被膜は
固着した状態を保ち、そして使用後は、被膜を指で剥離
するか、水洗いで剥離・除去することができる組成物を
提供すること。 【構成】 平均重合度300〜2500の完全鹸化型
(98から99モル%)又は部分鹸化型(70〜90モ
ル%)ポリビニルアルコールから選ばれる一種又は二種
以上により構成される水溶性基剤に化粧品用法定色素を
配合することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚及び器物の塗彩に使
用する組成物に関するものであり、更に詳しくは舞台出
演、スポーツの観戦、パーティー、学園祭などにおける
「自己演出/アピール」を目的として、また、テニス、
野球、スキー、シーサイド(ビーチ)における遊びなど
屋外スポーツを楽しむときの「日焼け防止」、「眩惑防
止」を目的として皮膚に塗彩したり、あるいは衣類や旗
などの布類、紙類、ボード、プラカードなどの器物に絵
や文字を描写するためにも用いられる組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、舞台化粧用に、また、スポーツ観
戦時の皮膚への塗彩を目的として提供されている、いわ
ゆるカラーペイント類は、ペースト状やリップスティッ
ク状の油性の基剤に色素を配合したものである。そのた
め、ペースト状のものは、皮膚や器物へ塗布するために
は特別の刷毛を用いる必要があり、一方、リップスティ
ック状のものは、使用法は簡便であるが、十分な色彩力
を発揮しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】皮膚や器物への塗彩を
目的として提供される従来のカラーペイント類は、油性
の基剤が使用されているため、皮膚への使用時には汗の
排泄を防げ、また、使用後、皮膚や衣類、器物などに付
着した着色剤を除去するためにはクレンジングクリーム
類や有機溶剤類の使用を必要とした。そのため、油性基
剤の除去に用いられる有機溶剤類の皮膚への浸透、器物
などの損傷など好ましくない影響が懸念された。本発明
の目的は、皮膚や器物に塗布後、水分が蒸散して均一な
カラー被膜を形成することにより皮膚及び器物への塗彩
目的を果たすことができ、皮膚への使用時には汗となじ
み、その排泄を妨げず、被膜は固着した状態を保ち、そ
して使用後は、被膜を指で剥離するか、水洗いで剥離・
除去することができ、クレンジングクリーム類や有機溶
剤類などの特別な除去剤の使用を必要としない皮膚及び
器物の塗彩に使用する組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み、鋭意研究した結果、特定のポリビニルアルコール
水溶液から成る水溶性基剤に皮膚や器物を染色しない色
素(顔料)を配合することにより上記課題を解決できる
ことを見いだし本発明を成すに到った。
【0005】本発明の請求項1の発明は、ポリ酢酸ビニ
ルをアルカリで完全鹸化(98から99モル%)して得
られたポリビニルアルコール水溶液へ化粧品用法定色素
を配合することを特徴とする皮膚及び器物の塗彩に使用
する組成物である。
【0006】本発明の請求項2の発明は、ポリ酢酸ビニ
ルをアルカリで部分鹸化(70〜90モル%)して得ら
れたポリビニルアルコール水溶液へ化粧品用法定色素を
配合することを特徴とする皮膚及び器物の塗彩に使用す
る組成物である。
【0007】本発明の請求項3の発明は、ポリ酢酸ビニ
ルをアルカリで部分鹸化(87〜89モル%)して得ら
れた、平均重合度1500〜2500、及び平均重合度
300〜700のポリビニルアルコールを夫々、8〜1
5重量部対3〜8重量部の比率で混合し、その10〜3
0重量%水溶液へ化粧品法定色素を0.1〜5.0重量
%配合することを特徴とする皮膚及び器物の塗彩に使用
する組成物である。
【0008】本発明の請求項4の発明は、請求項3記載
の組成物にさらに、皮膚又は器物などへの固着補助剤と
してカルボキシビニルポリマーに有機および/または無
機アルカリを加えて調製したゲルを0.5〜6.0重量
%、安定剤として無水ケイ酸を0.1〜3.0重量%、
着色剤として化粧品用法定色素を0.1〜5.0重量
%、保湿剤としてプロピレングリコール、1、3−ブチ
レングリコール、グリセリン、ソルビトール又はポリエ
チレングリコールから選択される少なくとも1種及び防
腐剤としてパラベン類を配合することを特徴とする皮膚
及び器物の塗彩に使用する組成物である。
【0009】本発明において用いるポリビニルアルコー
ルは、ポリ酢酸ビニルをアルカリで公知の方法で鹸化し
て得られるものであり、鹸化度が98から99モル%の
完全鹸化したものおよび/または鹸化度が87から89
モル%の部分鹸化したものが好ましく用いられる。な
お、公知の方法で完全鹸化して得られる完全鹸化型ポリ
ビニルアルコールの鹸化度は98から99モル%であ
る。また、部分鹸化して得られるポリビニルアルコール
の鹸化度は87から89モル%である。これらのポリビ
ニルアルコールの平均重合度は特に限定されないが、1
00〜5000程度が被膜形成性、強度などの点から好
ましく、更に200〜4000程度が好ましく、特に3
00〜3000程度が好ましい。
【0010】平均重合度の異なるポリビニルアルコール
を2種類あるいはそれ以上併用することにより被膜形成
性などを改良することができる。ポリビニルアルコール
は、完全鹸化したものでも、部分鹸化したものでもよ
い。例えば部分鹸化して得られた、平均重合度1500
〜2500程度、及び平均重合度300〜700程度の
ポリビニルアルコールを使用することが好ましい。配合
割合は特に限定されないが、平均重合度の大きいものを
多目にする方が被膜の強度の点から好ましい。具体的に
は、例えば前者8〜15重量部に対して後者3〜8重量
部の比率で混合する。
【0011】本発明においてはポリビニルアルコールを
水に溶解して使用する。ポリビニルアルコールの濃度は
特に限定されるものではなく、被膜形成性、組成物の保
存安定性などの観点から適宜決めることができる。具体
的には、例えば10〜30重量%である。30重量%を
超えると粘度が高くなり過ぎ、皮膚または器物への塗布
がむずかしくなり、10重量%未満では皮膚または器物
への塗布後、被膜を形成するために長時間を要するので
好ましくない。
【0012】本発明において用いる化粧品用法定色素
は、厚生省令で定められた化粧品原料基準に規定される
ものであり、皮膚や器物を染色しない色素(顔料)であ
て、具体的には、赤色202号、黄色205号、青色4
04号、マンガンバイオレット、グンジョウなどを挙げ
ることができる。組成物への添加量は特に限定されるも
のではなく、希望する色の濃淡、被膜形成性、組成物の
保存安定性などの観点から適宜決めることができる。具
体的には、例えば0.1〜5.0重量%である。5.0
重量%を超えると粘度が高くなり展延性が劣化し皮膚ま
たは器物への塗布がむずかしくなる。一方、0.1重量
%未満では十分な塗彩目的を果たし得ない。
【0013】本発明においては更に皮膚や器物への固着
補助剤としてカルボキシビニルポリマーに有機および/
または無機アルカリを加えて調製したゲルを添加するこ
とができる。カルボキシビニルポリマーはアクリル酸の
重合物であり市販のものを使用できる。カルボキシビニ
ルポリマーを水に分散させアルカリを加えpHを7〜8
に中和するとカルボキシル基の電荷により反発し粘度が
上昇してゲル化する。中和に用いるアルカリ剤としては
無機および/または有機のアルカリ剤を用いることがで
き、具体的には無機アルカリ剤としては苛性ソーダ、苛
性カリなど、有機アルカリ剤としてはトリエタノールア
ミン、モノイソプロパノールアミンなどを挙げることが
できる。皮膚刺激の懸念がないことからモノイソプロパ
ノールアミンは好ましく用いることができる。組成物へ
のゲルの添加量は特に限定されるものではなく、固着
性、被膜形成性、組成物の保存安定性などの観点から適
宜決めることができる。具体的には、例えば0.5〜
6.0重量%である。6.0重量%を超えるとポリビニ
ルアルコールとの相溶性に影響を与え混濁し、0.5重
量%未満ではゲルを配合する目的を達成し得ない。
【0014】本発明においては更に安定剤として無水ケ
イ酸を添加することができる。無水ケイ酸としては市販
のものを使用することができる。組成物への無水ケイ酸
の添加量は特に限定されるものではなく、被膜形成性、
組成物の保存安定性などの観点から適宜決めることがで
きる。具体的には、例えば0.1〜3.0重量%であ
る。3.0重量%を超えると色調に影響を及ぼし、ま
た、0.1重量%未満では保存安定剤としての目的を達
成し得ないので好ましくない。
【0015】本発明においては更に保湿剤としてプロピ
レングリコール、1、3−ブチレングリコール、グリセ
リン、ソルビトール又はポリエチレングリコールから選
択される少なくとも1種を配合することができる。これ
らは市販のものを使用することができる。組成物への保
湿剤の添加量は特に限定されるものではなく、被膜形成
性、組成物の保存安定性などの観点から適宜決めること
ができる。
【0016】本発明においては更に防腐剤としてパラベ
ン類を配合することができる。パラベン類としては市販
のものを使用することができる。組成物への防腐剤の添
加量は特に限定されるものではなく、被膜形成性、組成
物の保存安定性などの観点から適宜決めることができ
る。
【0017】本発明の組成物を調製する方法、各成分の
配合順序などは特に限定されず、公知の方法を使用する
ことができる。本発明の組成物に本発明の主旨を逸脱し
ない範囲において更に、香料、界面活性剤、その他の親
水性高分子化合物などを配合することができる。
【0018】
【作用】本発明の皮膚又は器物塗彩用の組成物は安全性
が高く、皮膚を荒らしたり、皮膚に浸透したりしない。
本発明の組成物は各成分が分離することなく安定に保存
することができ、そして指先などを用いて適量を皮膚又
は器物に塗布することができ、塗布後は、水分の蒸散に
伴い、3〜5分で皮膚上又は器物上に均一なカラー被膜
の形成が開始される。その後、被膜は60分以上皮膚上
又は器物上にエッジングを発生することなく固着する。
形成された被膜の周辺に追加塗布することにより更に長
時間にわたり被膜を固着させることができる。
【0019】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 (実施例1) (重量%) ポリビニルアルコール (商品名;クラレポバール120、クラレ社製、98〜99モル%、完全鹸化 型、平均重合度2000) 20.0 カルボキシビニルポリマー・ゲル 4.0 無水ケイ酸 1.5 グリセリン 5.0 ポリオキシエチレン(10)ノニルフェニルエーテル 0.1 法定色素黄色205号 1.0 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 香料 0.1 精製水 適量 全量 100.0 ポリビニルアルコールなどいずれも化粧品原料基準に収
載されている規格品を使用した。80〜90℃に加温し
た精製水中にメチルパラベン、プロピルパラベンを加え
攪拌溶解し、攪拌を続けながらポリビニルアルコールを
徐々に添加し溶解する。攪拌しながら40℃まで冷却し
次いで、カルビキシビニルポリマーゲル、無水ケイ酸、
プロピレングリコール及び予めポリオキシエチレン(1
0)ノニルフェニルエーテル水溶液にて湿らし分散させ
た黄色205号、香料を添加した後、精製水を加えて全
量を100gとする。本剤の適量を皮膚又は器物に塗布
するとき、3〜6分で皮膚上又は器物上に均一なカラー
被膜が形成され、その後、被膜は40分以上皮膚上又は
器物上にカラーフィルムを形成し固着した状態を維持し
た。なお、使用後、カラーフィルムは指先でつまんで容
易に剥離された。
【0020】(実施例2) (重量%) ポリビニルアルコール (商品名;クラレポバール115、クラレ社製、98〜99モル%、完全鹸化 型、平均重合度1500) 30.0 カルボキシビニルポリマー・ゲル 3.0 無水ケイ酸 1.5 プロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル 0.1 法定色素黄色404号 3.0 メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 香料 0.1 精製水 適量 全量 100.0 ポリビニルアルコールなどいずれも化粧品原料基準に収
載されている規格品を使用した。実施例1に記載する製
造法により調製した本剤の適量を皮膚又は器物に塗布す
るとき、5〜10分で皮膚上又は器物上に均一なカラー
被膜が形成され、その後、被膜は30分以上皮膚上又は
器物上にカラーフィルムを形成し固着した状態を維持し
た。使用後、カラーフィルムは指でつまんで容易に剥離
された。
【0021】(実施例3) (重量%) ポリビニルアルコール (商品名;クラレポバール220、クラレ社製、87〜89モル%、部分鹸化 型、平均重合度2000) 13.0 ポリビニルアルコール (商品名;クラレポバール204、クラレ社製、87〜89モル%、部分鹸化 型、平均重合度500) 7.0 カルボキシビニルポリマー・ゲル 3.0 無水ケイ酸 1.0 1,3−ブチレングリコール 4.0 ポリエチレングリコール6000 5.0 ポリオキシエチレン(10)ノニルエーテル 0.1 雲母チタン 1.0 メチルパラベン 0.2 精製水 適量 ポリビニルアルコールなどいずれも化粧品原料基準に収
載されている規格品を使用した。80〜90℃に加温し
た精製水にメチルパラベンを加え攪拌溶解し、攪拌を続
けながらポリビニルアルコールを夫々徐々に添加し溶解
する。次いでカルボキシビニルポリマー・ゲル、無水ケ
イ酸、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリ
コール600、予めポリオキシエチレン(10)ノニル
フェニルエーテル水溶液にて湿らし分散させた雲母チタ
ンを添加し攪拌溶解する。攪拌しながら40℃まで冷却
した後、精製水を加えて全量を100gとする。本剤の
適量を皮膚に塗布するとき、3〜5分でなんらの違和感
もなく皮膚上に均一なカラー被膜が形成され、その後、
被膜は皮膚上にエッジングを発生することなく60分以
上固着した状態を維持した。一方、器物に塗布後、カラ
ー被膜は5〜10分で形成されその後、120分以上剥
離することなくそのままの状態が保たれた。使用後、両
者共、カラー被膜は指先でつまんで容易に剥離すること
ができた。
【0022】(実施例4〜11)下記のポリビニルアル
コールC〜F、カルボキシビニルポリマー・ゲルを使用
して表1に示す各成分の配合割合で、実施例1〜3と同
様にして本発明の組成物を調製した。各組成物につき展
延性(離合社スプレッドメーターNo.419を使用
し、37℃で測定した。目盛りの付いた金属平板上で試
料をガラス平板の自重で漬し、その拡がりの経時直径を
測定した。数値が大いほど伸びが良いことになる。)、
皮膚へ塗布後の被膜形成開始時間、被膜形成完了時間、
エッジング形成開始時間[なお、エッジングとはマニキ
ュア(ネイルエナメル)の塗膜が乾燥時に周囲の末端部
分が早く乾燥し剥離し易くなる現象を表す用語であり、
従ってエッジング開始時間は大きい方が好ましい。]、
官能試験による肌へのなじみと固着性、および室温保存
安定性(室温で30日保存した後、組成物からの色素分
離の有無で判定した。)を試験した。結果をまとめて表
2に示す。 ポリビニルアルコールA;87〜89モル%部分鹸化、
脱塩精製品、平均重合度1500以上(日本合成化学
(株)製、商品名;ゴーセノールEG−40)。 ポリビニルアルコールB;87〜89モル%部分鹸化、
脱塩精製品、平均重合度1000〜1500以上(日本
合成化学(株)製、商品名;ゴーセノールEG−2
5)。 ポリビニルアルコールC;78〜82モル%、部分鹸化
型、平均重合度2000(日本合成化学(株)製、商品
名;ゴーセノールKH−20)。 ポリビニルアルコールD;86.5〜89モル%、部分
鹸化型、平均重合度500(日本合成化学(株)製、商
品名;ゴーセノールGL−05)。 ポリビニルアルコールE;87〜89モル%部分鹸化
型、平均重合度2000、(商品名;クラレポバール2
20、クラレ社製)。 ポリビニルアルコールF;87〜89モル%部分鹸化
型、平均重合度500、(商品名;クラレポバール20
4、クラレ社製)。 カルボキシビニルポリマー・ゲル;カルボキシビニルポ
リマー[商品名;カルボポール940(分子量200〜
300万)、ビー・エ・グッドリッチケミカル社製、カ
ルボキシル基約57.7〜63.4重量%]1.2g、
イソプロパノールアミン0.64gに精製水を加えて1
00gとして調製したゲル ポリビニルアルコールなどいずれも化粧品原料基準に収
載されている規格品を使用した。
【0023】(比較例1〜2)上記のポリビニルアルコ
ールA、Bを使用して表1に示す各成分の配合割合で、
実施例1と同様にして組成物を調製した。実施例4と同
様にして展延性、皮膚へ塗布後の被膜形成開始時間、被
膜形成完了時間、エッジング形成開始時間、肌へのなじ
みと固着性および室温保存安定性を試験した。結果をま
とめて表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明の皮膚及び器物の塗彩に使用する
組成物は安全性が高く、皮膚を荒らしたり、皮膚に浸透
したりしない上、指先などで容易に皮膚や器物に塗布す
ることができ、そして塗布後は、水分が蒸散して均一な
カラー被膜を形成することにより皮膚及び器物への塗彩
目的を果たすことができる上、皮膚への使用時には汗と
なじみ、その排泄を妨げず、被膜は固着した状態を保
ち、そして使用後は、被膜を指で剥離するか、水洗いで
剥離・除去することができ、クレンジングクリーム類や
有機溶剤類などの特別な除去剤の使用を必要としない。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 29/04 LGM 33/02 LGT

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ酢酸ビニルをアルカリで完全鹸化
    (98から99モル%)して得られたポリビニルアルコ
    ール水溶液へ化粧品用法定色素を配合することを特徴と
    する皮膚及び器物の塗彩に使用する組成物。
  2. 【請求項2】 ポリ酢酸ビニルをアルカリで部分鹸化
    (70〜90モル%)して得られたポリビニルアルコー
    ル水溶液へ化粧品用法定色素を配合することを特徴とす
    る皮膚及び器物の塗彩に使用する組成物。
  3. 【請求項3】 ポリ酢酸ビニルをアルカリで部分鹸化
    (87〜89モル%)して得られた、平均重合度150
    0〜2500、及び平均重合度300〜700のポリビ
    ニルアルコールを夫々、8〜15重量部対3〜8重量部
    の比率で混合し、その10〜30重量%水溶液へ化粧品
    法定色素を0.1〜5.0重量%配合することを特徴と
    する皮膚及び器物の塗彩に使用する組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の組成物にさらに、皮膚又
    は器物などへの固着補助剤としてカルボキシビニルポリ
    マーに有機および/または無機アルカリを加えて調製し
    たゲルを0.5〜6.0重量%、安定剤として無水ケイ
    酸を0.1〜3.0重量%、着色剤として化粧品用法定
    色素を0.1〜5.0重量%、保湿剤としてプロピレン
    グリコール、1、3−ブチレングリコール、グリセリ
    ン、ソルビトール又はポリエチレングリコールから選択
    される少なくとも1種及び防腐剤としてパラベン類を配
    合することを特徴とする皮膚及び器物の塗彩に使用する
    組成物。
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