JPH11500973A - プラスチック材料変形機械の加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 プリフォーム（１４）の平行２列（４１、４２）の間に配置される加熱本体（３９）を有するプラスチック材料変形機械の加熱装置。２方向加熱ブレード（５４）を備えた少なくとも２つの加熱チューブ（４０）が設けられている。各加熱ブレード（５４）は角度（α）で傾斜しており、加熱ブレードの第１面からは、隣接プリフォーム列の方向に放射熱（５５）が放射され、かつ第２面からは、実質的に対向加熱チューブ間の自由空間の方向にある遠い方のプリフォーム列に向けて放射熱（５６）が放射される。更に反射器（６０）が配置されており、水平面内に放射熱をプリフォーム（１４）に向けて反射する。これにより、本発明の加熱装置は、非常に高いエネルギ効率が得られると同時に、加熱装置が一体化されるプラスチック材料変形機械の有害な温度上昇を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスチック材料変形機械の加熱装置 本発明は、ガイドトラックに沿って配置された加熱装置を有し、該加熱装置が 、これを通って移動される支持体により支持された少なくとも１列のプリフォー ムと協働し、かつプリフォームに対面して配置された加熱本体を備えている、プ ラスチック材料変形機械の加熱装置に関する。 スイス国特許第683.757 号から、ＰＥＴから容器を製造する機械の形態をなし かつ加熱装置を備えたプラスチック材料変形機械が知られている。この装置では 、単列に整合されたプリフォームが、該プリフォームの列に沿って両側に配置さ れた赤外線ランプを備えた加熱装置内で移動される。 単列のプリフォームを加熱するため、加熱装置は、赤外線ランプを備えた２つ の加熱本体を有している。赤外線ランプのエネルギの大部分は、加熱すべきプリ フォームの方向に特に向けられることはなく、加熱装置および機械の全体的領域 に向かって横方向、上方および下方に分散されている。従って、既知の加熱装置 は経済的でなくかつ環境温度の上昇をもたらすが、これは好ましくないだけでな く、有害でもある。 本発明の目的は、これらの欠点を解消することにあり、この目的を達成するた め、本発明は、加熱本体が少なくとも２つの加熱チューブを有し、各加熱チュー ブが、反対方向の２つの側にほ放射する２方向加熱ブレードを収容しており、プ リフォームは、加熱装置内で少なくとも２つの平行プリフォーム列に配置されて おり、２つの加熱チューブは２つの平行プリフォーム列間に配置されて加熱本体 を形成し、該加熱本体の各加熱ブレードは垂直面に対し所定角度で傾斜しており 、加熱ブレードの第１面からは、隣接プリフォーム列の方向に放射熱が放射され 、かつ第２面からは、実質的に対向加熱チューブ間の自由空間の方向にある遠い 方のプリフォーム列に向けて放射熱が放射されるという特徴を有する。 これにより、非常に高いエネルギ効率をもつ加熱装置が得られる。加熱チュー ブにより放射される放射熱は、加熱すべきプリフォームに正確に指向され、単一 の加熱本体で、２列のプリフォームを充分に加熱できる。放射熱が当たらず陰に なってしまうプリフォームの領域が回避されるため、加熱電力を大幅に低減でき 、従ってエネルギが大幅に節約される。かくして、機械の全体的環境は、より低 い温度に維持される。 好ましくは、加熱装置は、多角形の加熱本体を形成するための少なくとも４つ の加熱チューブを有し、各加熱ブレードが垂直面に対し所定角度αで傾斜してお り、前記第２面からは、遠い方のプリフォームに向けて、対向加熱チューブ間の 自由空間の方向に放射熱が放射される。 かくして、陰になってしまう領域を生じさせることなく、かつ最適な態様でエ ネルギ損を防止することにより、放射熱を幾何学的に特に良く分散させかつバラ ンスさせることができる。 好ましい実施形態によれば、加熱本体はほぼ矩形の断面形状を有し、加熱本体 のフレームに対する加熱チューブの水平位置および垂直位置、および前記所定角 度は、プリフォームのサイズに関連して調節可能である。 これらの特徴により、高出力で非常に有効な加熱が確保される。また、所望の 最終的変形に関連して、或る領域を種々に加熱できる。 非常に好ましくは、加熱装置が、加熱チューブおよびプリフォームに対して外 部位置に配置された反射器を有し、該反射器は、これらの最も近くに配置された 加熱チューブから放射される放射熱を、最も近い列の連続する２つのプリフォー ム間の自由空間を通して、最も遠い列のプリフォームの方向に反射させる形状を 有する。 これにより、全ての放射熱を、加熱すべきプリフォームに向けて集中させる最 適な水平熱分布が得られる。従って、これによっても効率が大幅に改善され、大 幅な省エネルギが達成される。 好ましくは、反射器は、凹状円筒面の形状、および２つの連続プリフォームの 中心間距離にほぼ等しい幅を有する。 この構成により、簡単な構造で高いエネルギ効率が得られる。 好ましい実施形態によれば、加熱装置は換気装置を有し、該換気装置は、別々 の空気流を、加熱チューブを通して、２列のプリフォームと、該プリフォームの 支持体とに指向させる手段を備えている。 これらの特徴により、別々の有効な換気および冷却を確保できる。 かくして、換気装置は、好ましくは水平壁を有し、該水平壁は、支持体が配置 された下方の空気チャンネルを、加熱チューブに向けて空気を指向させる中央チ ャンネルおよびプリフォームに向けて空気を指向させる２つの側方チャンネルか らなる３つの上方通気チャンネルから分離する。 これにより、加熱装置の各部が冷却されるか、種々の態様での空気の変化を受 ける。 好ましくは、前記反射器は、側方チャンネルからプリフォームに向けて空気を 指向させる偏向器を同時に構成する。 これにより、特に簡単な構造が得られると同時に、反射器の好ましくない加熱 が有効に防止される。 他の特徴は、実施態様項に記載された特徴および添付図面を参照して以下に述 べる実施形態の説明から明らかになるであろう。 第１図は、本発明による加熱装置が一体化されたプラスチック材料変形機械を 示す概略平面図である。 第２図は、加熱装置を示す平面図である。 第３図は、加熱装置を通る縦断面図である。 第４図は、加熱装置を通る横断面図である。 第５図は、加熱装置を通る部分水平断面図である。 第１図には、本発明による加熱装置１０が一体化された、延伸−吹込み（draw -blowing）によりプラスチック材料の容器を製造する機械のようなプラスチック 材料変形機械が示されており、該機械のフレーム１２には、種々の装置および部 材がモジュラー態様で取り付けられている。製造すべき容器用のプリフォーム１ ４は、反転装填装置（該装置自体は知られており、参照番号１６で示されている ）に至る傾斜平面を形成する二重レール１５により供給される。反転装填装置１ ６において、プリフォーム１４は倒立され、かつキャリヤ１８（各キャリヤは２ つの支持体１７を支持している）により支持された支持体１７内に、首部を下に して配置される。 次に、プリフォーム１４は加熱装置１０内で加熱され、かつ吹込み装置または 延伸−吹込み装置１９に移動される。容器の成形後、容器は支持体１７から取り 出されて反転排出装置２０に移され、該排出装置から、容器の将来の用途に従っ て処理され、殺菌ステーション、充填ステーション、ラベリングステーション、 包装ステーション等に移動される。 キャリヤ１８により支持された空になった支持体１７は、次に、プリフォーム １４の装填装置１６に移動される。 キャリヤ１８は丸端部をもつ細長い矩形の板２２（第４図）により構成されて いる。各板２２は２つのボア２３を有し、該ボア２３内には支持体１７が保持さ れる。これらの板２２は、相互関連する２つの側方レール２５、２６からなるガ イドトラック２４上に横方向に載置されている。このガイドトラック２４は、２ つの別々の部分２８、２９からなる。 第１部分２８は、加熱装置１０の出口と、延伸−吹込み装置１９と、排出装置 ２０と、排出装置１６およびプリフォームの装填装置１６への連結経路とからな る。この第１部分２８では、板２２はこれらの丸端部が接触しかつ互いに前後に 整合しており、これにより、単列の支持体１７およびプリフォーム１４を形成し ている。 他方、ガイドトラック２０の第２部分２９では、板１８はこれらの長辺が接触 する。従ってプリフォーム１４の平行２列を形成し、各キャリヤ１８の２つの支 持体１７は、キャリヤの移動方向に対して垂直な方向に整合する。 もちろん、第２部分２９におけるキャリヤ１８の平行列の数は、用途および機 械のサイズに従って、１より大きくすることができる。それにも係わらず、この 第２部分２８は、少なくとも１つのキャリヤ１８の列、従って、加熱装置１０の ガイドトラックの経路内並びに該経路の入口および出口で移動方向に整合したプ リフォーム１４および支持体１７の２つの平行列からなる。 ガイドトラックの第１部分２８および第２部分２９におけるキャリヤ１８の移 動は、参照番号３２および３３で概略的に示すジャッキで押圧することにより行 なわれる。このガイドトラック２４が閉回路を形成するものとすると、リニア変 位速度は、第１部分２８における方が、第２部分２９における方より大きい。こ れれにより、所定時間でのプリフォームの漸次かつ最適加熱が可能になる。プリ フォームの加熱フェーズは、他のフェーズおよび製造作業より長時間を必要とす るため、非常に高いアウトプットをもつ連続作動が行なえると同時に、製造トラ ックの長さ、従って機械の全体サイズを低減できる。 この加熱装置１０の構造を、第２図〜第５図に関連して詳細に説明する。加熱 装置１０は、垂直方向に摺動可能にフレーム１２に取り付けられた可動フレーム ３６を備えたオーブン２５を有している。このオーブン３５は、製造中止時また は機械の停止または始動時に、空気圧ジャッキ３７により、作動位置（第３図お よび第４図）から非作動位置へと上昇される。かくして、オーブン３５内に配置 される多数のプリフォーム１４が損傷を受けることはない。かくして、製造中止 時にオーブンのスイッチを遮断する場合には、オーブン停止後の残熱が、オーブ ン内に配置されたプリフォームを著しく損傷する危険があるが、可動オーブンで は、このような欠点が完全に解消される。 オーブン３５は、可動フレーム３６から吊り下げられた加熱本体３９を有して いる。この加熱本体３９は、オーブンの大部分に亘って長手方向に延びているカ ーボンからなる少なくとも２つの２方向加熱ブレードチューブ４０からなる。加 熱ブレードチューブ４０の対の数は、特に、加熱すべきプリフォームの長さに基 づいて定まり、図示の例では、２対の加熱ブレードチューブが示されている。こ れらのチューブ４０は、反対方向の２つの側に放射熱を放射する。 加熱本体３９は、作動位置において、プリフォームの２つの列４１、４２の間 に配置され、これらの２列のプリフォーム２を同時に加熱する。この加熱本体３ ９、およびこれに関連する２列のプリフォームは、フレーム３６に固定された加 熱フード４６により包囲される。フード上では、プリフォームの支持体１７が、 保護プロファイル４８により保護される。オーブン４０の出口に配置されたファ ン７１（第２図および第３図）は、加熱ゾーン内の空気の交換を行なう。 第４図に示すように、プリフォーム１４は、環状保持部材５０により構成され る支持体１７の上部において、首部を下にして配置される。これらの支持体１７ は、板２２のボア２３内に係合されたベアリングに通された管状部分からなる。 これらのベアリング５２は、ガイドトラック２４（この上に、板１８が載置され る）のレール上の環状溝によっても保持されている。 支持体１７の下端部には、駆動ピニオン５１が固定されている。 ガイドトラック２４の第２部分２９には、プリフォーム１４を回転させるため の駆動機構が設けられている。この機構（図示せず）は、２つのピニオン間でガ イドトラック２４に対して平行に配置されかつモータにより駆動されるチェーン またはベルトからなり、これらのチェーンまたはベルトは、支持体１７およびプ リフォーム１４が加熱装置１０を通る間にピニオン５１と協働して、支持体およ びプリフォームを回転させる。 第４図に示すように、加熱本体３９の２方向加熱ブレード５４を備えた４つの チューブ４０が、水平方向間隔Ａおよび垂直方向間隔Ｂ（これらの間隔Ａ、Ｂは 調節できる）を隔ててほぼ矩形に配置されている。各加熱ブレード５４は、垂直 面に対して調節可能な角度αを有する。これにより、加熱ブレード５４の前面か ら、隣接するプリフォーム４１、４２に向かって、（９０°−α）の入射角で実 質的に放射熱を放射し、かつ加熱ブレード５４の後面からは、遠い方の列のプリ フォームに向かって対向チューブ間に放射熱を放射する。各チューブ４０から放 射される放射熱の前後方向のビームの中心が、第４図に矢印５５、５６で概略的 に示されている。 かくして、４つのチューブ４０の前後方向の複合放射熱は、プリフォーム１４ をその全高に亘って高効率に加熱するが、この高さに限定されるものではない。 上下方向の放射熱は、等温曲線に相当する双曲線に似た曲線５８、５９により示 すように、中央部分が非常に著しく減少している。従って、直接上下方向に放射 されることによるエネルギ損が大幅に低減される。加熱ブレード５４の後面から 放射される放射熱の大部分が対向加熱チューブ間に向けられるため、プリフォー ム１４への放射熱が陰になって遮断される領域がなくなる。 加熱本体３９のフレームに対する各加熱チューブ４０の水平方向および垂直方 向移動の調節、および傾斜角αの適当な調節により、加熱本体３９に対し垂直な 平面内での放射熱の正確な幾何学的分布を最適化することができ、これは、プリ フォーム１４のあらゆる形状およびサイズに対していえることである。かくして 、加熱本体３９の要素のこの好ましい構成により、かなりの省エネルギが実現さ れ る。 また、プラスチック材料の所望の最終的変形に関連して、プリフォームの種々 の領域を種々の強度で加熱することもできる。 第２図および第５図に示すように、加熱装置１０はまた、水平方向の最適熱分 布が得られるように、放射熱を適当に指向させる手段を有している。これらの手 段は、プリフォーム１４の外側の可動フレーム３６に固定された反射器６０によ り構成される。これらの反射器６０は凹状断面形状をもつ円筒状であり、かつ列 ４１の２つの隣接プリフォーム間に放射された放射熱６２を反射して、反射され た放射熱６３を反対側の列４２のプリフォーム１４上に集中させる形状を有して いる。反射器６０は、該反射器の中心間距離が一列上の連続プリフォーム１４の 中心間距離に等しくなるようにして、互いに一列に連続して配置される。反射器 ６０の幅は、２つの連続プリフォーム１４の中心間距離にほぼ等しい（第２図） 。 かくして、水平面内でも、プリフォームに向かって直接放射されない放射熱が 実際上失われることはなく、このため省エネルギを一層実現することができる。 放射熱を指向できる垂直手段と水平手段との組合せにより、加熱本体３９から 放射されるエネルギを、最適かつ調節可能な態様でプリフォームに対して指向で きる結果が得られる。このため、熱損失ができる限り効率的に防止される。従っ て、加熱本体３９を非常に小電力で作動でき、このため、加熱装置１０が一体化 される機械１２の周囲温度を大幅に低下できる。 もちろん、加熱本体３９は、４つより多数の加熱チューブ４０で構成できる。 従って、非常に大きな高さをもつプリフォームに対しては、傾斜加熱ブレード５ ４を備えた２つ（または場合によっては４つ以上）の加熱チューブを重ねて、距 離Ａだけ間隔を隔てた平行２列を形成することができる。 短いプリフォームに対しては、加熱本体３９を、傾斜加熱ブレードを備えた２ つのみの加熱チューブで形成し、加熱チューブの第２面が、実質的に対向加熱チ ューブにより覆われない空間の方向にある遠い方の列のプリフォームに向けて放 射熱を放射するように構成できる。 第２図および第３図に示すように、加熱装置１０には、オーブン３５の出口に 配置されたファン７１からなる換気装置７０が設けられており、該換気装置７０ は、プリフォームの進行方向７３とは逆方向７２に、新鮮な空気をオーブン３５ の各部に吹き込む。 この換気装置７０は、水平面内および垂直面内で分離された４つの換気チャン ネルを有する。保護プロファイル４８は、下方のチャンネル７８（該チャンネル ７８内で、支持体１７およびキャリヤ１８が冷却される）から、上方のチャンネ ル７５、７６、７７を分離する。保護プロファイル４８の上方では、上方の中央 チャンネル７５により、加熱チューブ４０を包囲する空気の交換が行なわれ、一 方、反射器６０により上方の中央チャンネル７５から分離された上方の２つの側 方チャンネル６６、６７は、空気をプリフォーム１４に向かわせることができる 。これにより、プリフォーム１４の回りの効率的通気が行なわれると同時に、反 射器６０を冷却することができる。換気空気は、出口導管７９を介してオーブン ３５から排出される。 もちろん、上記実施形態は限定的なものではなく、請求の範囲第１項に記載さ れたフレームの内部に任意の望ましい変更を施すことができる。従って、加熱装 置１０は、多くの対をなす平行列のプリフォームに適するように設計でき、これ により、幾つかの加熱本体１９を互いに平行に配置することができる。 プラスチック材料変形機械１２には、任意の他の特徴をもたせることができる 。より詳しくは、キャリヤ１８の移動は、支持体１７またはキャリヤ１８と協働 するプーリおよび駆動チェーン、インデックスホイール等の任意の他の作動手段 により行なうこともできる。ガイドトラック２０、特にその第１部分２８は、例 えば半円または不規則形状等の任意の他の形状にすることができる。 本発明の機械は、容器の最終処理を行なう他の装置に、直接的または間接的に 連結できる。また、本発明の装置の前に、これらのプリフォーム製造装置を先行 させることができる。 換気装置は、種々の態様、例えば空気が異なる経路を通って流れるように構成 し、およびチャンネルの数を異ならせることもできる。 また、１つ以上のファンまたは調節弁を設けることができる。 反射器６０は、例えば傾斜平面のような任意の他の形状にすることができる。 本発明の装置およびその加熱装置は、ポリエチレンテレフタレート容器の製造 に特に適しているが、他のプラスチック材料にも使用できるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＴ，ＡＵ ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ， ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｋ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＫ，ＴＪ， ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ガイドトラック（２４）に沿って配置された加熱装置（１０）を有し、該加 熱装置（１０）が、これを通って移動される支持体（１７）により支持された少 なくとも１列のプリフォーム（１４）と協働し、かつプリフォーム（１４）に対 面して配置された加熱本体（３９）を備えているプラスチック材料変形機械（１ ２）において、加熱本体（３９）が少なくとも２つの加熱チューブ（４０）を有 し、各加熱チューブ（４０）は、反対方向の２つの側にほ放射する２方向加熱ブ レード（５４）を収容しており、プリフォームは、加熱装置（１０）内で少なく とも２つの平行プリフォーム列に配置されており、２つの加熱チューブは２つの 平行プリフォーム列間に配置されて加熱本体を形成し、該加熱本体の各加熱ブレ ード（５４）は垂直面に対し所定角度（α）で傾斜しており、加熱ブレードの第 １面からは、隣接プリフォーム列の方向に放射熱（５５）が放射され、かつ第２ 面からは、実質的に対向加熱チューブ間の自由空間の方向にある遠い方のプリフ ォーム列に向けて放射熱（５６）が放射されることを特徴とするプラスチック材 料変形機械。 ２．多角形の加熱本体（３９）を形成するための少なくとも４つの加熱チューブ （４０）を有し、各加熱ブレード（５４）が垂直面に対し所定角度（α）で傾斜 しており、前記第２面からは、遠い方のプリフォームに向けて、対向加熱チュー ブ（４０）間の自由空間の方向に放射熱（５６）が放射されることを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の加熱装置。 ３．前記加熱本体（３９）はほぼ矩形の断面形状を有し、前記加熱本体（３９） のフレーム（３６）に対する加熱チューブ（４０）の水平位置および垂直位置、 および前記所定角度（α）は、プリフォーム（１４）のサイズに関連して調節可 能であることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の加熱装置。 ４．前記加熱チューブ（４０）およびプリフォーム（１４）に対して外部位置に 配置された反射器（６０）を有し、該反射器（６０）は、これらの最も近くに配 置された加熱チューブ（４０）から放射される放射熱を、最も近い列の連続する ２つのプリフォーム間の自由空間を通して、最も遠い列のプリフォームの 方向に反射させる形状を有することを特徴とする請求の範囲第１項〜第３項のい ずれか１項に記載の加熱装置。 ５．前記反射器（６０）は、凹状円筒面の形状、および２つの連続プリフォーム の中心間距離にほぼ等しい幅を有することを特徴とする請求の範囲第４項に記載 の加熱装置。 ６．換気装置（７０）を有し、該換気装置（７０）は、別々の空気流を、加熱チ ューブ（４０）を通して、２列（４１、４２）のプリフォーム（１４）と、該プ リフォームの支持体（１７）とに指向させる手段を備えていることを特徴とする 請求の範囲第１項〜第５項のいずれか１項に記載の加熱装置。 ７．前記換気装置（７０）は水平壁（４８）を有し、該水平壁（４８）は、支持 体（１７）が配置された下方の空気チャンネル（７８）を、加熱チューブ（４０ ）に向けて空気を指向させる中央チャンネル（７５）およびプリフォーム（１４ ）に向けて空気を指向させる２つの側方チャンネル（７６、７７）からなる３つ の上方通気チャンネル（７５、７６、７７）から分離することを特徴とする請求 の範囲第６項に記載の加熱装置。 ８．前記反射器（６０）は、側方チャンネル（７６、７７）からプリフォーム（ １４）に向けて空気を指向させる偏向器を同時に構成することを特徴とする請求 の範囲第４項〜第７項のいずれか１項に記載の加熱装置。 ９．前記空気流（７５、７６、７７）は、プリフォーム（１４）の進行方向（７ ３）とは逆方向（７２）に向けられることを特徴とする請求の範囲第６項〜第８ 項のいずれか１項に記載の加熱装置。 10．キャリヤ（１８）を有し、各キャリヤ（１８）は、加熱装置（１０）でのプ リフォームの進行方向に垂直に互いに並べて配置された２つの支持体（１７）お よび２つのプリフォーム（１４）を支持し、各キャリヤ（１８）は、先行キャリ ヤおよび後続キャリヤと接触していて、２つの平行プリフォーム列（４１、４２ ）を形成し、該平行プリフォーム列間に加熱本体（３９）が配置されることを特 徴とする請求の範囲第１項〜第９項のいずれか１項に記載の加熱装置。 11．前記加熱本体（３９）は、該加熱本体がほぼプリフォーム（１４）に対面す る作動位置から、加熱本体がプリフォームから間隔を隔てる非作動位置へと変 位できるように、前記ガイドトラック（２４）に対して移動可能に取り付けられ ていることを特徴とする請求の範囲第１項〜第１０項のいずれか１項に記載の加 熱装置。 12．前記加熱本体（３９）は可動フレーム（３６）上に取り付けられ、該可動フ レーム（３６）は、リフト装置（３７）の作用により垂直方向に変位されること を特徴とする請求の範囲第１０項または第１１項に記載の加熱装置。