JPH1149218A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH1149218A
JPH1149218A JP9214513A JP21451397A JPH1149218A JP H1149218 A JPH1149218 A JP H1149218A JP 9214513 A JP9214513 A JP 9214513A JP 21451397 A JP21451397 A JP 21451397A JP H1149218 A JPH1149218 A JP H1149218A
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JP
Japan
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hole
cap
bottle
container
pin
Prior art date
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JP9214513A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Shimizu
竜夫 清水
Mitsuo Yamanoi
満夫 山野井
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH1149218A publication Critical patent/JPH1149218A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルをスクイズし該ボトルを弾性変形させ
て凹んだ状態でキャップを軽く閉めた際に、該ボトルの
弾性力により該ボトルの凹みを回復させるようにした容
器を提供することができる。 【解決手段】 一対のヒンジ部及び板状ばね部材によっ
てキャップ本体4に対して回動自在にカバーキャプを取
り付けた容器において、該カバーキャップが上記板状ば
ね部材の弾性力により閉められて、該カバーキャプに突
設された上記封止ピン5と、該キャップ本体4に形成さ
れた上記注出孔3とが半嵌合状態になされた際に、該注
出孔3と該封止ピン5との間にエア抜き孔13が形成さ
れるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトルをスクイズ
し該ボトルを弾性変形させて凹んだ状態でキャップを軽
く閉めた際に、該ボトルの弾性力により該ボトルの凹み
を復元させるようにした容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ボトルをスクイズ(指でボトル
に外力を与え且つその外力を解除することの繰り返しに
より、ボトルが弾性変形して凹んだり、ボトルの弾性力
により凹みを復元させたりを交互に発生させること)す
ることにより、該ボトル内の内容物を注出孔より吐出さ
せるようにした容器が知られている。
【0003】かかる容器としては、例えば図15に示す
ように、弾性変形が可能でスクイズすることのできるボ
トル101と、該ボトル101の口部に取り付けられる
キャップ102とからなり、該キャップ102が、キャ
ップ本体103と、該キャップ本体103に対して一対
のヒンジ部104,104及び板状ばね部材105を介
して開閉自在に取り付けられたカバーキャップ106と
を有して構成されている。
【0004】上記キャップ本体103は、上記ボトル1
01の口部に螺合されて取り付けられており、天面10
7に、開口周縁が突出された注出孔108を有してい
る。かかる注出孔108は、図17に示すように、カバ
ーキャプ106の内面106aに形成された上記封止ピ
ン109を挿入ガイドさせる挿入孔部110と、該封止
ピン109をシールするシール孔部111とからなって
いる。
【0005】上記挿入孔部110は、上記封止ピン10
9を挿入させ易くさせるために内方からピン挿入側に向
かってその開口径が次第に広がるような、いわゆるすり
鉢形状とされている。これに対してシール孔部111
は、上記封止ピン109を挿入させたときに該シール孔
部111を密閉させるために、該封止ピン109と略同
一径としたストレート孔として形成されている。
【0006】一方、カバーキャップ106は、上記注出
孔108に挿入されて該注出孔108を密閉させる封止
ピン109を有している。上記封止ピン109は、上記
キャップ本体103の天面107を覆う側のキャップ内
面106aに円筒形状をなす突起として形成されてい
る。
【0007】そして、上記カバーキャップ106は、上
記キャップ本体103の天面外周縁に一対のヒンジ部1
04,104を介して開閉自在に取り付けられると共
に、これらヒンジ部104,104の間に、該キャップ
本体103と該カバーキャップ106とにそれぞれ薄肉
部を介して板状ばね部材105を連設させて、該板状ば
ね部材105の弾性力により、該キャップ本体103側
に付勢されるようになされている。
【0008】上記構成からなる容器においては、図15
に示すように、カバーキャップ106が完全に開いた状
態から指で該カバーキャップ106を閉めると、上記板
状ばね部材105の弾性力である時点から自動的に該カ
バーキャップ106が閉じて、該カバーキャップ106
が図16に示すように半嵌合状態となる。そして、この
状態からカバーキャップ106を指で押し込むことによ
り、図18(b)に示すように上記封止ピン109が上
記注出孔108に挿入されて該注出孔108が密閉され
る。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ボトル
101をスクイズし該ボトル101を弾性変形させて凹
んだ状態で上記カバーキャップ106を閉めると、半嵌
合状態において図18(a)に示すように、上記封止ピ
ン109の先端外周縁部109aが、上記挿入孔部11
0の内周壁部110aに密着して上記シール孔部111
を塞いでしまう。そして、上記ボトル101は、該ボト
ル101の弾性力により該ボトル101の凹みを復元し
ようとし、該ボトル101内が減圧状態になる。その結
果、図19に示すように、ボトル101が凹んだ状態と
なって見栄えが悪くなる。
【0009】上記不具合を解消させるために、上記カバ
ーキャップ106をキャップ本体103側に押し付ける
ための板状ばね部材105の弾性力を小さくして、半嵌
合状態でシールさせないようにすることも可能である
が、該板状ばね部材105のばね力がある程度ないとキ
ャップの閉まり感が損なわれると共に、開閉時にカバー
キャップ106にがたつき等が発生する。
【0010】従って、本発明の目的は、ボトルをスクイ
ズし該ボトルを弾性変形させて凹んだ状態でキャップを
軽く閉めた際に、該ボトルの弾性力により該ボトルの凹
みを復元させるようにした容器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ボトルと、該ボトルの口部に取り付けられるキャップと
を備えており、該キャップは、注出孔を天面に設けたキ
ャップ本体と、該注出孔に嵌合されて該注出孔を密閉さ
せる封止ピンを内面に突設させたカバーキャプとからな
り、該キャップ本体の該天面外周縁にヒンジ部を介して
該カバーキャップを開閉自在に取り付けた容器におい
て、上記カバーキャップが閉められて、上記封止ピンと
上記注出孔とが半嵌合状態になされた際に、該注出孔と
該封止ピンとの間にエア抜き孔が形成されるようにした
ことを特徴とする容器を提供することにより、上記の目
的を達成したものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の容
器において、上記注出孔を、上記封止ピンが挿入される
ピン挿入側を該封止ピンがシールされるピン突出側より
もその内径を広くした二段孔とし、且つピン挿入側の挿
入孔部とピン突出側のシール孔部との間に段差面を形成
したことを特徴とする容器を提供することにより、上記
の目的を達成したものである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の容
器において、上記段差面の少なくとも一部をテーパとし
たことを特徴とする容器を提供することにより、上記の
目的を達成したものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の容器において、上記段差面の一部に、上記シール孔
部と連通する切欠部を形成したことを特徴とする容器を
提供することにより、上記の目的を達成したものであ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載の容
器において、上記封止ピンの先端外周部の一部に切欠部
を形成したことを特徴とする容器を提供することによ
り、上記の目的を達成したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】[実施形態1]図1は本実施形態の容器を
示す斜視図、図2はカバーキャップが開いた状態を示す
斜視図、図3はキャップの半嵌合状態を示す斜視図、図
4はキャップの断面図、図5は段差面を平坦としたキャ
ップ本体の断面図、図6は段差面を平坦としたキャップ
本体にカバーキャップを閉じた状態を示し、(a)は半
嵌合状態の断面図、(b)はキャップの嵌合状態の断面
図である。
【0018】本実施形態の容器は、図1ないし図3に示
すように、ボトル1と、該ボトル1の口部に取り付けら
れるキャップ2とを備えており、該キャップ2は、開口
周縁が突出された注出孔3を天面4aに設けたキャップ
本体4と、該注出孔3に嵌合されて該注出孔3を密閉さ
せる封止ピン5を内面6aに突設させたカバーキャプ6
とからなり、該キャップ本体4の該天面外周縁に一対の
ヒンジ部7,7を介して該カバーキャップ6を開閉自在
に取り付けると共に、該キャップ本体4と該カバーキャ
プ6とにそれぞれ薄肉部を介して板状ばね部材8を連設
させて、該板状ばね部材8の弾性力により、該カバーキ
ャップ6を該キャップ本体4側へ付勢させるようにした
容器である。
【0019】そして、本実施形態の容器は、上記カバー
キャップ6が上記板状ばね部材8の弾性力により閉めら
れて、上記封止ピン5と上記注出孔3とが半嵌合状態
(図3に示す状態)になされた際に、該注出孔3と該封
止ピン5との間にエア抜き孔が形成されるようになして
ある。
【0020】本実施形態の容器について更に詳しく説明
する。上記ボトル1は、図1に示すように、弾性変形が
可能でスクイズすることのできるボトルであり、例えば
シャンプー又はリンス等如き液体の内容物が収納され
る。そして、このボトル1の口部には、キャップ2が螺
合されて取り付けられるようになされている。
【0021】上記キャップ2は、図1ないし図4に示す
ように、キャップ本体4とカバーキャプ6とから構成さ
れている。上記キャップ本体4は、図2及び図4に示す
ように、ボトル1の口部に形成されたネジ部(図示は省
略する)と螺合する螺合凸条9をその内周面4bに有し
ている。また、上記キャップ本体4の天面4aには、開
口周縁が突出された注出孔3が形成されている。かかる
注出孔3は、ボトル1内に収納された収容物を吐出させ
るためのもので、平面形状を円形状とした孔として形成
されている。
【0022】そして、上記注出孔3は、図5に示すよう
に、上記封止ピン5が挿入されるピン挿入側が、該封止
ピン5がシールされるピン突出側よりもその内径を広く
した二段孔として形成され、且つピン挿入側の挿入孔部
3aとピン突出側のシール孔部3bとの間に段差面10
を形成している。
【0023】上記挿入孔部3aは、ピン挿入側よりシー
ル孔部3b側に行くに従ってその開口幅が次第に狭まる
ような、いわゆるすり鉢形状をなす孔として形成されて
いる。つまり、封止ピン5を注出孔3に挿入させ易くさ
せるために、上記挿入孔部3aのピン挿入側を広くして
いる。一方、シール孔部3bは、封止ピン5の嵌合によ
り該シール孔部3bを封止させるために、その内径寸法
を該封止ピン5の外形寸法と同等若しくは若干狭くなさ
れている。例えば、上記シール孔部3bは、上記封止ピ
ン5より直径寸法で0.01〜0.1mm程度小さけれ
ばよい。なお、上記段差面10は、平坦面として形成さ
れている。
【0024】そして、上記挿入孔部3a、シール孔部3
b及び段差面10とからなる注出孔3は、図6(a)に
示すように、上記カバーキャプ6が半嵌合状態とされた
際に、上記注出孔3と上記封止ピン5との間に、上記ボ
トル1が弾性変形により凹んだ状態を回避させるための
エア抜き孔13を形成するようになっている。
【0025】上記カバーキャプ6は、図2及び図4に示
すように、上記注出孔3に嵌合して該注出孔3を密閉さ
せる封止ピン5を内面6aに突設させている。かかる封
止ピン5は、円筒状として形成されており、上記シール
孔部3bに嵌合させ易くするためにその先端部がテーパ
形状とされている。そして、この封止ピン5の回りに
は、該封止ピン5を上記注出孔3に嵌合させる場合若し
くは嵌合させた状態で上記カバーキャプ6のズレ防止及
び該封止ピン5の折れ防止とするための、円環状をなす
補助リング11が形成されている。上記補助リング11
は、カバーキャプ6を閉じたときに、上記キャップ本体
4の上記注出孔3を取り囲むようになされている。
【0026】また、上記カバーキャプ6には、図1ない
し図3に示すように、該カバーキャプ6を開けるに際し
ての把手となるつば部12が形成されている。上記つば
部12は、後述する板状ばね部材8とは反対側の上記カ
バーキャプ6の外周縁に形成されている。
【0027】そして、上記構成からなるカバーキャプ6
は、図2及び図4に示すように、一対のヒンジ部7,7
を介してキャップ本体4の天面外周縁に開閉自在に取り
付けられると共に、該キャップ本体4と該カバーキャプ
6とにそれぞれ薄肉部を介して板状ばね部材8を連設さ
せて、該板状ばね部材8の弾性力により、該カバーキャ
プ6を該キャップ本体4側へ付勢されるように構成され
ている。
【0028】このため、上記カバーキャプ6は、図2に
示す開蓋状態から該カバーキャプ6が指で閉じる方向に
押されると、上記板状ばね部材8の弾性力が働いてある
時点から該カバーキャプ6が自動的に上記キャップ本体
4側に付勢せしめられて、図3に示す半嵌合状態とされ
る。
【0029】以上のように構成された容器において、上
記ボトル1をスクイズして該ボトル1が弾性変形して凹
んだ状態にある際にカバーキャプ6を閉じると、上記板
状ばね部材8の弾性力によって、上記封止ピン5と上記
注出孔3とが半嵌合状態となる。かかる半嵌合状態にお
いては、図6(a)に示すように、上記封止ピン5が上
記注出孔3を塞ぐことなく、該注出孔3と該封止ピン5
との間にエア抜き孔13が形成される。かかるエア抜き
孔13ができることにより、該エア抜き孔13からボト
ル1内に空気が入り込み、該ボトル1の弾性力により凹
んでいた該ボトル1の凹みが復元される。
【0030】このように、ボトル1をスクイズして該ボ
トル1が弾性変形して凹んだ状態からカバーキャプ6を
閉じても、上記注出孔3が上記封止ピン5によってシー
ルされることなく、該ボトル1の凹みを回復させること
ができる。従って、見栄えの良い容器を提供できる。な
お、半嵌合状態からカバーキャプ6をさらに閉じると、
図6(b)に示すように、上記封止ピン5が上記シール
孔部3bに嵌合されて、該シール孔部3bが密閉され、
シールが確実なものとなる。
【0031】[実施形態2]本実施形態は、上記段差面
10をテーパとした例であり、その他の部分は実施形態
1と同一の構成である。本実施形態では、図7に示すよ
うに、段差面10にある傾斜角度θを付けて、該段差面
10をテーパとしたものである。この傾斜角度θは、零
度(0度)より大きく段差面10をテーパにした面が上
記挿入孔部3aの下端より少し上になればよく、好まし
くは零度より30度以下であればよく、本実施形態で
は、上記傾斜角度θを30度とした。
【0032】上記段差面10をテーパとすることで、図
6(a)の半嵌合状態におけるエア抜き孔13が先の実
施形態1よりも大きくなり、上記ボトル1内へより多く
の空気を送り込むことが可能となり、より一層該ボトル
1の凹み回復の時間を短縮できる。つまり、短い時間で
ボトル1の凹みを復元できる。
【0033】[実施形態3]本実施形態は、図8に示す
ように、上記注出孔3の開口からの深さを変えることに
よって上記段差面10をテーパとした例であり、その他
の部分は実施形態1と同一の構成である。なお、図8
は、図2又は図4におけるキャップ本体4の注出孔部分
を拡大して示す要部拡大断面図であり、図8では、図示
を省略するが、図2又は図4と同じく、図8中右側にヒ
ンジ部7,7が設けられている。
【0034】本実施形態では、図8に示すように、上記
注出孔3の開口からの深さを図中左側に行くに従って次
第に深くなるように、つまり段差面10を左下がりのテ
ーパとしたものである。このような形状の段差面10と
すれば、図6(a)の半嵌合状態におけるエア抜き孔1
3をさらにより一層大きく取ることができ、上記ボトル
1内へさらにより多くの空気を送り込むことが可能とな
る。従って、より短い時間でボトル1の凹みを復元させ
ることができる。
【0035】[実施形態4]本実施形態は、図9に示す
ように、上記実施形態3の段差面10のうち、左半分を
平坦面とした例であり、その他の部分は実施形態3と同
一の構成である。なお、図9は、図2又は図4における
キャップ本体4の注出孔部分を拡大して示す要部拡大断
面図であり、図9では、図示を省略するが、図2又は図
4と同じく、図9中右側にヒンジ部7,7が設けられて
いる。
【0036】本実施形態では、図9に示すように、図8
に示した段差面10のうち、左半分を平坦面としたもの
である。かかる形状の段差面10とすれば、やはり図6
(a)の半嵌合状態におけるエア抜き孔13がより一層
大きく取れ、上記ボトル1内により多くの空気を送り込
むことができる。従って、より短い時間でボトル1の凹
みを復元させることができる。
【0037】[実施形態5]本実施形態は、図10に示
すように、上記実施形態2におけるキャップ本体4の段
差面10の一部に、上記シール孔部3bと連通する切欠
部14を形成した例であり、その他の部分は実施形態2
と同一の構成である。なお、図10は、図2又は図4に
おけるキャップ本体4の注出孔部分を拡大して示す要部
拡大断面図及び要部拡大平面図であり、図10では、図
示を省略するが、図2又は図4と同じく、図10中右側
にヒンジ部7,7が設けられている。
【0038】本実施形態では、図10に示すように、上
記段差面10の一部に、上記シール孔部3bと連通する
切欠部14を形成することにより、図6(a)の半嵌合
状態におけるエア抜き孔13をさらに大きく取って、上
記ボトル1内へのより多くの空気の送り込みを可能とし
たものである。かかる切欠部14を設けることで、実施
形態2の容器よりもより一層短い時間でボトル1の凹み
を復元させることが可能となる。
【0039】[実施形態6]本実施形態は、封止ピン5
の先端外周部の一部に切欠部15を形成した例である。
本実施形態では、図11に示すように、封止ピン5の先
端外周部の一部に、先端部に至る切欠部15を形成する
ことにより、該切欠部15をエア抜き孔として機能させ
たものである。
【0040】このように、封止ピン5に切欠部15を設
ければ、図12に示すように、キャップ本体4として従
来構成のものを使用したとしても、該切欠部15がエア
抜き孔13として機能するため、前述したいずれの実施
形態と同様に、上記ボトル1の凹みを復元できる。ま
た、図5に示す二段孔形状とした実施形態1のキャップ
本体4と、この例の封止ピン5を組み合わせれば、より
一層短時間にボトル1の凹みを復元できる。
【0041】[実施形態7]本実施形態は、封止ピン5
の先端外周部の一部に、斜めの切欠部15を形成した例
である。本実施形態では、図13に示すように、封止ピ
ン5の先端外周部の一部に、先端部に至る斜めに切り欠
いた切欠部15を形成することにより、該切欠部15を
エア抜き孔として機能させたものである。
【0042】本実施形態の容器は、上記実施形態6の容
器と同様、図14に示すように、キャップ本体4として
従来構成のものを使用したとしても、該切欠部15がエ
ア抜き孔13として機能するため、上記実施形態6と同
様に、上記ボトル1の凹みを復元できる。
【0043】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制
限されることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変更が可能である。本発明におけるボトル1の形状は、
上述した実施形態のものに制限されず、またボトル1内
に収納される内容物も上述の実施形態には制限されな
い。また、実施形態1,2,6,7では、ヒンジ部7,
7を図2又は図4に示すように右側に設けたが、該ヒン
ジ部7,7を左側に設けても同様に本発明の効果が得ら
れる。さらに、実施形態6,7では、封止ピン5の先端
外周部の一部に該封止ピン5の周方向に沿って切欠部1
5を形成したが、該切欠部15を垂直方向に形成しても
よい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、ボトルをスクイズし該ボトルを弾性変形さ
せて凹んだ状態でキャップを軽く閉めた際に、該ボトル
の弾性力により該ボトルの凹みを復元させるようにした
容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の容器を示す斜視図である。
【図2】実施形態1の容器における、カバーキャップが
開いた状態を示す斜視図である。
【図3】実施形態1の容器における、キャップの半嵌合
状態を示す斜視図である。
【図4】実施形態1の容器における、キャップの断面図
である。
【図5】実施形態1の容器における、段差面を平坦面と
したキャップ本体の断面図である。
【図6】実施形態1の容器における、段差面を平坦とし
たキャップ本体にカバーキャップを閉じた状態を示し、
(a)は半嵌合状態の断面図、(b)はキャップの嵌合
状態の断面図である。
【図7】実施形態2の容器における、段差面をテーパと
したキャップ本体の断面図である。
【図8】実施形態3の容器における、注出孔の開口から
の深さを変えることによって段差面を左下がりのテーパ
としたキャップ本体の断面図である。
【図9】実施形態4の容器における、左半分を平坦とし
右半分をテーパとしたキャップ本体の断面図である。
【図10】実施形態5の容器における、段差面の一部に
シール孔部と連通する切欠部を形成したキャップ本体を
示したもので、(a)は断面図、(b)は平面図であ
る。
【図11】実施形態6の容器における、封止ピンの先端
外周部の一部に切欠部を形成した封止ピンを示したもの
で、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図12】実施形態6の容器における、封止ピンの先端
外周部の一部に切欠部を形成した封止ピンにより注出孔
を封止させる状態を示すもので、(a)は半嵌合状態の
断面図、(b)は嵌合状態の断面図である。
【図13】実施形態7の容器における、封止ピンの先端
外周部の一部に斜めの切欠部を形成した封止ピンを示し
たもので、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図14】実施形態7の容器における、封止ピンの先端
外周部の一部に斜めの切欠部を形成した封止ピンにより
注出孔を封止させる状態を示すもので、(a)は半嵌合
状態の断面図、(b)は嵌合状態の断面図である。
【図15】従来の容器における、カバーキャプが開いた
状態を示す斜視図である。
【図16】従来の容器における、キャップの半嵌合状態
を示す斜視図である。
【図17】従来の容器における、キャップ本体の断面図
である。
【図18】従来の容器における、キャップ本体にカバー
キャプが閉じた状態を示し、(a)は半嵌合状態の断面
図、(b)はキャップの嵌合状態の断面図である。
【図19】従来の容器において、ボトルが凹んだ状態を
示す該ボトルの側面図である。
【符号の説明】
1 ボトル 2 キャップ 3 注出孔 4 キャップ本体 5 封止ピン 6 カバーキャプ 7 ヒンジ部 8 板状ばね部材 10 段差面 13 エア抜き孔 13a 挿入孔部 13b シール孔部 14,15 切欠部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトルと、該ボトルの口部に取り付けら
    れるキャップとを備えており、該キャップは、注出孔を
    天面に設けたキャップ本体と、該注出孔に嵌合されて該
    注出孔を密閉させる封止ピンを内面に突設させたカバー
    キャプとからなり、該キャップ本体の該天面外周縁にヒ
    ンジ部を介して該カバーキャップを開閉自在に取り付け
    た容器において、 上記カバーキャップが閉められて、上記封止ピンと上記
    注出孔とが半嵌合状態になされた際に、該注出孔と該封
    止ピンとの間にエア抜き孔が形成されるようにしたこと
    を特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 上記注出孔を、上記封止ピンが挿入され
    るピン挿入側を該封止ピンがシールされるピン突出側よ
    りもその内径を広くした二段孔とし、且つピン挿入側の
    挿入孔部とピン突出側のシール孔部との間に段差面を形
    成したことを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 上記段差面の少なくとも一部をテーパと
    したことを特徴とする請求項2記載の容器。
  4. 【請求項4】 上記段差面の一部に、上記シール孔部と
    連通する切欠部を形成したことを特徴とする請求項2又
    は3記載の容器。
  5. 【請求項5】 上記封止ピンの先端外周部の一部に切欠
    部を形成したことを特徴とする請求項1記載の容器。
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