JP2005014959A - ヒンジキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物の排出口を形成する貫通孔(1a)を有するキャップ本体(1)と、貫通孔(1a)に適合して密閉状態を保持する凸部(t)を有する蓋体(2)とを備えたキャップにおいて、前記蓋体(2)を、貫通孔(1a)に適合する凸部(t)を有し枢軸(s)を支点にして揺動可能な蓋体本体(2a)と、この蓋体本体(2a)とキャップ本体(1)をそれぞれヒンジ(h)を介して接続し凸部(t)の貫通孔(1a)に対する適合状態で該枢軸(s)を支点にして蓋体本体(2a)をキャップ本体(1)に向けて押し付ける弾性部材(2b)にて構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、振り出し容器等の口部に装着して好適なヒンジキャップに関するものであり、キャップを閉じた時の蓋体のキャップ本体に対する面圧を高めることによってシール性のより一層の改善を図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】
胡椒等の調味料を入れる容器は片手でもって簡単に容器の開閉が行えるようにヒンジキャップが装着されている。
【0003】
従来のヒンジキャップは、天面部に複数の貫通孔を有し容器の口部にねじ止め等の係合手段によって装着されるキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジを介して一体的につながる蓋板部とを備えた構造のものが一般的であり、キャップを閉じるに際しては、ヒンジを支点にして蓋体を揺動させ該蓋体をキャップ本体の天面を覆い隠すように合致させることで蓋体をキャップ本体に固定するようにしていた。
【0004】
また、蓋の開閉をより容易に行うとともに、蓋の開閉操作を円滑且つ確実に行うものとして、蓋体枢着部間の枢着軸心後方斜め下方位置及び前方斜め上方位置に第1及び第2押圧用係止部を夫々蓋体の一体動が可能に形成し、本体後部の蓋体開閉機構収納用凹部内に下端部を回動可能に連結して前方への押し込みが可能に且つその上端が該枢着軸心と略同レベルに起立させた押圧板を設け、該押圧板上端縁部に回動可能に後端縁を連結するとともに、先端部を第1押圧用係止部に当接係止させた連結板を設け、蓋体枢着部間の上記枢着軸心後方斜め上方の蓋体部位に一端を屈折可能に連結するとともに、他端を連結板の前後方向中間部に屈曲可能に連結して両連結部位を離間方向に付勢させるように張架した弾性体を設け、上記押圧板の押し込みより蓋体が回動起立した後、弾性体の付勢で押圧板が原状復帰するとともに、連結板先端部が上記枢着軸心後方斜め上方位置に回動した第2押圧用係止部に移動し、押圧板を再度押し込むことで蓋体を回動伏臥させた後、押圧板が弾性体の付勢で原状復帰するとともに、連結板先端部が上記枢着軸心後方斜め下方位置に回動した第1押圧用係止部に原状回復するように構成した蓋体開閉機構が知られている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−315405号公報
【0006】
ところで、上記従来のヒンジキャップは、何れのものも、蓋体がキャップ本体の天面部で単に合わさって密閉するものにすぎないものであることから、その相互間にはすき間が生じておりシールが不完全であり、そこから湿気が侵入したりあるいは蓋体とキャップ本体との間に内容物が流出することが懸念されていた。
とくに、調味料容器が食卓上に常備される近年では、蓋体とキャップ本体との間に内容物が流出してしまうと流出にかかる内容物がキャップ本体や容器の周囲に付着してしまい、食卓上の美観を損ね使用者に不快感を与えることにもなりかねず、その改善が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、湿気の侵入及び内容物の流出を防止できるシール性の高い新規なヒンジキャップを提案するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内容物の排出口を形成する貫通孔を有するキャップ本体と、貫通孔に適合して密閉状態を保持する凸部を有する蓋体とを備えたキャップであって、前記蓋体は、貫通孔に適合する凸部を有し枢軸を支点にして揺動可能な蓋体本体と、この蓋体本体とキャップ本体をそれぞれヒンジを介して接続し凸部の貫通孔に対する適合状態で該枢軸を支点にして蓋体本体をキャップ本体に向けて押し付ける弾性部材からなることを特徴とするヒンジキャップであり、弾性部材は板ばねとするのが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
【0010】
図1、図2(a)〜(c)は本発明に従うヒンジキャップの実施の形態を示したものであり、図における1は容器の口部(図示せず)にスクリューあるいはアンダーカットの如きにて係止手段にて着脱自在に保持されるキャップ本体である。このキャップ本体1は容器内に充填された内容物の排出口を形成する貫通孔1aを複数有している。
【0011】
また、2は蓋体である。この蓋体2は貫通孔1aに適合して容器を密閉状態に維持する複数の凸部tを有するもので、この蓋体2は枢軸sを支点にして揺動可能な蓋体本体2aと、この蓋体本体2a及びキャップ本体1をそれぞれ薄肉ヒンジh1、h2を介して一体に接続し凸部tの貫通孔1aに対する適合状態で枢軸sを支点にして蓋体本体2aをキャップ本体1に向けて押し付ける板ばねの如き弾性部材2bからなる。
【0012】
図3(a)(b)は上掲図1、図2に示したキャップの要部を拡大して示した図である。蓋体2の枢軸sをキャップ本体1へセットする前の弾性部材2bは伸びきっている(図3(a)参照)が、蓋体2の枢軸sをキャップ本体1の天面に形成したアンダーカット溝部に合致させてキャップ本体1と蓋体2とをセットした場合には弾性部材2bは撓む(縮む)こととなり(図3(b)参照)、該弾性部材2bが伸びようとする分(Δt)だけ蓋体本体2aが該蓋体本体2aを枢軸sを支点にしてキャップ本体1に向けて押し付けられることとなり、結果として凸部tの基部外周が貫通孔1aの内周面に圧接することになりその相互間に高い面圧が生じてシール性が高まる。
【0013】
また、蓋体本体2aをキャップ本体1に押し付ける力を発生させる弾性部材2bはキャップの開閉時においては、蓋体2の挙動が図2(b)に示すように開状態への移行で実線から点線、閉状態の移行で点線から実線へと動くことになり図4に示すように枢軸sを中心として薄肉ヒンジh1を結ぶ半径r1 による軌跡R1 と薄肉ヒンジh2を中心として薄肉ヒンジh1を結ぶ半径r2による軌跡R2との交差部分の最大距離Δt2分だけセット時のΔtからさらに縮められることとなり、同最大収縮位置を基点として開閉時にスナップ感が与えられることにもなる。
【0014】
本発明に従うヒンジキャップは、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂を用い射出成形法を適用して製造できるものではあるが、使用する樹脂や成形法は特に限定はされない。また、本発明の実施の形態では貫通孔1a及び凸部tを複数個形成したキャップを例として示したが、本発明はこれに限るものではなく、貫通孔1a及び凸tを夫々1個のみ形成したキャップとすることも可能であり、貫通孔1a及び凸tの個数は内容物や用途に応じて適宜に選択される。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、キヤップを閉じた時に蓋体本体がキャップ本体に向けて押し付けられその相互間の面圧を高める力を作用させることができるので、湿気が侵入することはなく、容器内の内容物の品質を長期にわたって保持することができるとともに、蓋体とキャップ本体との間へ内容物が流出してキャップ本体や容器の周囲に内容物が付着することがないので、食卓上の美観を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うヒンジキャップの外観斜視図である。
【図2】(a)は図1に示したヒンジキャップの平面図であり、(b)は側面を断面で示した図であり、(c)は底面図である。
【図3】(a)(b)は図1に示したキャップの要部拡大図である。
【図4】本発明に従うヒンジキャップの開閉における動きを説明したヒンジの要部拡大図である。
【符号の説明】
1 キャップ本体
1a 貫通孔
2 蓋体
2a 蓋体本体
2b 弾性部材
s 枢軸
h ヒンジ
t 凸部
Claims (2)
- 内容物の排出口を形成する貫通孔を有するキャップ本体と、貫通孔に適合して密閉状態を保持する凸部を有する蓋体とを備えたキャップであって、
前記蓋体は、貫通孔に適合する凸部を有し枢軸を支点にして揺動可能な蓋体本体と、この蓋体本体とキャップ本体をそれぞれヒンジを介して接続し凸部の貫通孔に対する適合状態で該枢軸を支点にして蓋体本体をキャップ本体に向けて押し付ける弾性部材からなることを特徴とするヒンジキャップ。 - 弾性部材が板ばねである請求項1記載のヒンジキャップ。
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JP2007030970A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 蓋体等のボス部 |
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2003
- 2003-06-25 JP JP2003181061A patent/JP4443151B2/ja not_active Expired - Fee Related
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