JP4698218B2 - ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジキャップに関するものであり、とくに商品の流通段階でのキャップの開放に起因した内容物の漏洩を確実に防止しようとするものである。
容器の口部に装着されるキャップ本体と、このキャップ本体に合わさりヒンジを介して揺動可能に連結される蓋体とを備えた、いわゆるヒンジキャップは、片手によって蓋体を簡単に開閉できる利点があり、また、蓋体の紛失を防止できることから、調味料用の容器や薬品用の容器、シャンプー、リンスを入れる容器等幅広い分野において利用されている。
ところで、ヒンジキャップ付きの容器は、不正な開封がなされやすく、また、商品の流通段階で所期しない衝撃力が負荷された場合に蓋体が開放して内容物が漏洩する等の不具合がしばしば見受けられることから、流通時の液漏れを防止する目的で注出口と栓体との嵌合力を強めに設定する改良が加えられてきているが、このような改良は、使用時におけるキャップの開放に際して蓋体を開け難くし、蓋体を開けることができてもその感触としては非常に固く取り付けられているように感じる等の不具合を生じさせる原因になっていた。そこで、近年、この種のキャップには開封時に引きちぎりによって離脱させるバージンチップが付設されるようになってきている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−12054号公報
バージンチップを備えた従来のヒンジキャップは、バージンチップの脱落の有無が一目で確認できるので、とくに、不正な開封がなされたかどうかを確実に判断できる有用な手段であるとされていた。
しかしながら、かかるヒンジキャップにあっても、容器の流通段階でキャップに所期しない大きな衝撃が加えられた場合にバージンチップが連結部分から破断して蓋体あるいは栓体によるシールが保てなくなり内容物が漏洩するおそれもあって、未だ多少の改善の余地が残されていた。
本発明の課題は、容器の開封前における衝撃が加えられるようなことがあっても蓋体が簡単に開いて内容物が漏れ出ることがなく、かつ、使用時には安定したシールを維持することができる使用感に優れた新規なヒンジキャップを提案するところにある。
本発明は、容器内の内容物を注出する注出口を有し容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の注出口に嵌入して該注出口を閉塞させる栓体を有し該キャップ本体にヒンジを介して揺動可能に連結、保持される蓋体とを備えたヒンジキャップであって、
前記蓋体に、該蓋体を局所的に反転させてキャップ本体の注出口に嵌入させた栓体を該注出口のさらに奥へと押し込む反転壁部を設け、
前記注出口に、その側壁に容器の内側に向けて段下がりをなす環状の段差部を形成し、
前記栓体に、蓋体の局所的な反転によるさらなる押し込みにて該段差部に離脱可能に係合してより高いシール性を保持する環状突起または間隔をおいて断続的に配列された突起を形成してなる、ことを特徴とするヒンジキャップである。
前記反転壁部による蓋体の局所的な反転は、薄肉部を利用して行うことができる。
蓋体をキャップ本体に合せた閉状態では、蓋体の裏面に設けられた栓体がキャップ本体の注出口に嵌入して該注出口は閉塞されるが、蓋体を局所的に反転させて栓体を注出口のさらに奥へと押し込むことで該栓体の嵌入代が大きくなる。
そして、蓋体の局所的な反転による栓体のさらなる押し込みにて注出口の側壁に容器の内側に向けて段下がりをなす環状の段差部に栓体の環状突起が係合すると、この係合部位でのシール性が高まるため、商品の流通段階で衝撃が加えられても蓋体が簡単に開くことはない。
さらに、一度開封された後においては、蓋体を閉じた状態で注出口は栓体及び栓体の突起が密に接してシールされることになることから、安定したシール状態に保たれるとともに、栓体は注出口に対して圧入嵌め状態で係合するので蓋体の容易な開放も可能となる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうヒンジキャップの実施の形態をその断面について示した図である。
図における1は内容物を充填する容器、2は容器1の口部1aにねじあるいはアンダーカット係合によって装着されるキャップ本体(図示の例はねじによる装着を表示する)であって、このキャップ本体2は容器1内の内容物を注出する円筒状の注出口2aを有している。
また、3はキャップ本体2の注出口2aの側壁に設けられたシール用の段差部である。この段差部3はその要部を図2に示すように、注出口2a上方の内側面テーパー部の下方で容器1の内側に向けて段下がりをなした形状になっている。
また、4はキャップ本体2にヒンジhを介して開閉可能に連結される蓋体、5は蓋体4の裏面に一体的に形成された栓体である。この栓体5は蓋体4を閉じるときにキャップ本体2の注出口2aに嵌入して該注出口2aを閉塞させるもので、その先端部近傍域には栓体5の軸芯の周りに沿う向きの環状突起5aが設けられているとともにその中心部が下方に向けて開口する中空筒部として形成されている(図2参照)。
さらに、6は栓体5が設けられた部位を含めて蓋体4を局所的に反転させることができる反転壁部である。この反転壁部6は薄肉部6aによって支持されており、蓋体4を開放した状態でヒンジキャップを成形した後、蓋体4を閉じて、さらに該反転壁部6を下方に向けて押し込み図1に示すように反転させて容器を密封することができるもので、栓体5は注出口2aのさらに奥へと押し込まれその先端部近傍域に設けられた環状突起5aが注出口2aの側壁に設けられた段差部3に係合する。
容器を開封する前の段階(商品の流通段階)で反転壁部6を反転させておくとキャップのシール性が高まり所期しない衝撃によって蓋体4が簡単に開くことはない。
図3は容器を一端開封した後、再度蓋体4を閉じた状態を示したものであって、使用時には同状態を維持したまま蓋体として使用される。この場合、栓体5は注出口2aに嵌入するのみで、これによってもある程度の安定したシール性は保たれる。蓋体4を開けるに際しては前述の如く、栓体5が注出口2aに対して圧入嵌めになっているため蓋体4の容易な開放が可能となる。開封後の保管に際して強固なシールが望まれる場合には、蓋体4を閉じるに当たり反転壁部6を反転させて再シールすることもできる。蓋体4を閉じるに際して反転壁部6を反転させて再シールしておけば、幼児の力では開け難いヒンジキャップとなりチャイルドプルーフ機能を有するヒンジキャップとしても利用することも可能となる。
反転壁部6は薄肉部6aを設けて反転させる場合について例示したが、シール性を損なったり構成部材の増加を伴うことなしに反転させることができるものであれば他の手段を適用することが可能であり、薄肉部6aを反転手段とする場合にのみ限定はされない。
突起5aは環状突起を適用する場合について例示したが、注出口2aに対して栓体5の圧入嵌めのみで確実にシールすることが可能であるならば、環状突起5aを栓体5の回りに間隔を開けて断続的に配列した突起(または突条)に代えて構成することができ、この場合、該突起5a自体にシール機能をもたせる必要はない。
また、本発明にしたがうヒンジキャップは図示はしないが、商品の流通段階での不正な開封を防止する観点からキャップを開封する際に引きちぎることができるバージンチップを設けることもできる。
簡単な仕組みでもって高いシール性を維持でき、使用時においては安定したシールを保つことができるとともに使用感の良好なヒンジキャップが提供できる。
本発明にしたがうヒンジキャップの実施の形態を示した断面図である。 図1の要部を示した図である。 図1に示したヒンジキャップにつき開封後の状態を示した断面図である。
符号の説明
1 容器
1a 口部
2 キャップ本体
2a 注出口
3 段差部
4 蓋体
5 栓体
5a 環状突起
6 反転壁部
6a 薄肉部

Claims (2)

  1. 容器内の内容物を注出する注出口を有し容器の口部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の注出口に嵌入して該注出口を閉塞させる栓体を有し該キャップ本体にヒンジを介して開閉可能に連結される蓋体とを備えたヒンジキャップであって、
    前記蓋体に、該蓋体を局所的に反転させてキャップ本体の注出口に嵌入させた栓体を該注出口のさらに奥へと押し込む反転壁部を設け、
    前記注出口に、その側壁に容器の内側に向けて段下がりをなす環状の段差部を形成し、
    前記栓体に、蓋体の局所的な反転によるさらなる押し込みにて該段差部に離脱可能に係合してより高いシール性を保持する環状突起または間隔をおいて断続的に配列された突起を形成してなることを特徴とするヒンジキャップ。
  2. 前記反転壁部による蓋体の局所的な反転が、薄肉部によるものである請求項1記載のヒンジキャップ。
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