JP2555838Y2 - 容器の閉蓋具 - Google Patents

容器の閉蓋具

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JP2555838Y2
JP2555838Y2 JP10639691U JP10639691U JP2555838Y2 JP 2555838 Y2 JP2555838 Y2 JP 2555838Y2 JP 10639691 U JP10639691 U JP 10639691U JP 10639691 U JP10639691 U JP 10639691U JP 2555838 Y2 JP2555838 Y2 JP 2555838Y2
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Japan
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retaining
mouthpiece
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孝光 野沢
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、再充填等ができないよ
うに形成した容器の閉蓋具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の閉蓋具の口部を閉鎖してい
た閉鎖片を破らなければ、内容液の注出ができない閉蓋
具は、実開昭56-131366号公報に記載されている。
【0003】前記公報に記載された閉蓋具は、図3に示
すように、容器の口筒部1の外周に環状凹部2を設け、
前記口筒部1に、閉蓋具本体7から垂下して設けた外筒
9を外嵌し、外筒9に設けたアンダーカット突起10を、
前記口筒部1の環状凹部2に嵌入して係止し、前記閉蓋
具本体7に口部23を閉鎖する閉鎖片27を設け、この閉鎖
片27には、破断用の弱め線28と摘み片29を設けたもので
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記閉蓋具を嵌着した
容器は、閉鎖片27で口部23が閉鎖されており、密封性が
良好である。
【0005】しかしながら、前記閉蓋具も、口筒部1と
外筒9の下端部の間に、ドライバー等を挿入してこじ明
けると、閉蓋具を口筒部1から取り外ずすことができる
ものである。そして、前記容器が、ガラス製の瓶である
と、環状凹部2の角部等にアールを付けざるを得ないの
で、前記環状凹部2からの、外筒9のアンダーカット突
起10の抜き出しは、一層容易である。
【0006】したがって、悪意の第3者によって、容器
の内容物の詰め替えや、毒物の混入等が行なわれる虞れ
がある。本考案は、前記事項に鑑みなされたものであ
り、閉蓋具の口部を破る等しなければ、容器を開口でき
ない閉蓋具を、容器の口筒部から取り外ずすことができ
ないようにすることを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、外周に環状凹
部2が設けられた容器の口筒部1に装着される閉蓋具で
あって、閉蓋具本体7に、前記口筒部1に外嵌される外
筒9を垂下して設け、閉蓋具本体7に、口部23を閉鎖
し、開封後再閉鎖できない閉鎖片27を設けた容器の閉蓋
具において、前記外筒9の下端に、ヒンジ部11を介して
反転可能な抜け止め防止片12を設け、この抜け止め防止
片12を、前記外筒9が口筒部1に嵌着された位置で、前
記外筒9の内側に反転した抜け止め防止片12が、前記環
状凹部2内に嵌入されるよう形成された容器の閉蓋具。
【0008】
【作用】本考案は、閉蓋具の外筒9の下端に、ヒンジ部
11を介して連設した抜け止め防止片12を、ヒンジ部11で
内側に折り曲げて反転させる。そして、前記反転させた
抜け止め防止片12を、容器の口筒部1の上部周縁に当
て、閉蓋具を下方に押圧すると、外筒9と抜け止め防止
片12が拡大して押し下げられ、抜け止め防止片12が、口
筒部1の環状凹部2内に嵌入する。
【0009】そうすると、抜け止め防止片12は、外筒9
に対して、一直線状となる元の形に戻ろうとして、先端
部が環状凹部2の底部側に若干回動し、抜け止め防止片
12の先端部は、環状凹部2の上部面3の奥に確実に係止
される。
【0010】前記の状態で、閉蓋具を口筒部1から抜き
出す力が、閉蓋具に働いた場合に、前記抜け止め防止片
12が略180度回転しなければ、前記抜け止め防止片12
を、環状凹部2から抜き出すことができない。
【0011】そして、前記抜け止め防止片12を略180度
回転させるには、外筒9を、前記抜け止め防止片12の長
さだけ、拡大させなければならず、外筒9を破損させる
ことなく抜き出すことは、不可能に近い。
【0012】よって、この閉蓋具は、閉鎖片27を破断
し、或は、外筒9を破壊しなければ、内容液の詰め替え
等はできない。
【0013】
【実施例】図1及び図2は、本考案の一実施例の説明用
の図である。この実施例の閉蓋具が嵌着される容器は、
ガラス又は合成樹脂で形成され、口筒部1の外周に環状
凹部2を設け、この環状凹部2に続いてフランジ4が設
けてある。
【0014】この実施例の閉蓋具は、合成樹脂で形成さ
れ、閉蓋具本体7の外側フランジ状部8の外周縁から、
前記口筒部1に外嵌する外筒9を垂下して設け、この外
筒9の下端には、薄肉に形成したヒンジ部11を介して、
短かい筒状に形成された反転可能な抜け止め防止片12が
一体に連設されている。
【0015】前記抜け止め防止片12は、前記外筒9が口
筒部1に嵌着された位置で、前記外筒9の内側に反転し
た抜け止め防止片12が、前記環状凹部2内に嵌入される
ように形成してある。
【0016】前記外側フランジ状部8の内周部から上部
筒状部15が立設してあり、この上部筒状部15には、雄ね
じ16が設けてある。前記上部筒状部15の上端には、内向
きに、内側フランジ状部17が設けてあり、この内側フラ
ンジ状部17の内周部に、上下に延びる注出筒21が設けて
ある。この注出筒21の上端部は外側に向かって屈曲して
形成され、前記注出筒21の下部には、この注出筒21の口
部23を閉鎖する閉鎖片27が一体に設けてあり、この閉鎖
片27には、破断用の溝として形成した弱め線28と摘み片
29が設けてある。
【0017】前記注出筒21の下部外周から、垂下して内
筒22が設けてあり、この内筒22は、前記口筒部1内に密
に嵌入するように形成されている。そして、前記上部筒
状部15の雄ねじ16に、キャップ33の雌ねじ34が螺合され
るように形成してある。
【0018】この実施例の閉蓋具は、容器内に内容液を
充填し、容器の口筒部1の内側に内筒22を当てがい、短
かい筒状の抜け止め防止片12を、ヒンジ部11で内側に折
り曲げて反転させ、この反転した抜け止め防止片12を前
記口筒部1の上部外周縁に当てがい、閉蓋具を下方に押
圧する。
【0019】そうすると、外筒9と抜け止め防止片12が
拡大して押し下げられ、抜け止め防止片12が、図2に示
すように、環状凹部2内に嵌入する。前記環状凹部2内
に嵌入した抜け止め防止片12は、外筒9に対して、一直
線状となる元の形に戻ろうとして先端部が、環状凹部2
の底部側に若干回動し、抜け止め防止片12の先端部は、
環状凹部2の上部面3の奥に確実に係止される。
【0020】前記の状態で、閉蓋具を口筒部1から抜き
出そうとする力が閉蓋具に働くと、前記抜け止め防止片
12が、略180度回転して、外筒9に対して略一直線状に
ならないと、抜け止め防止片12は環状凹部2から抜き出
すことができない。
【0021】そして、前記抜け止め防止片12を略180度
回転させるには、外筒9を、前記抜け止め防止片12の長
さだけ、拡大させなければならないので、外筒9を破損
させることなく抜き出すことは、不可能に近い。
【0022】前記実施例は、抜け止め防止片12を筒状に
形成しているが、この抜け止め防止片12は、縦方向のス
リットで分割して形成してもよい。前記の如く、抜け止
め防止片12を縦方向のスリットで分割すると、抜け止め
防止片12を、外筒9の内側に折り曲げて反転させるのが
容易となる。
【0023】
【考案の効果】本考案は、閉蓋具に設けた外筒9の下端
に、ヒンジ部11を介して反転可能な抜け止め防止片12を
設け、外筒9の内側に反転した抜け止め防止片12が、口
筒部1の環状凹部2内に嵌入されるように形成したもの
である。
【0024】したがって、前記外筒9を口筒部1から抜
き出すには、外筒9を、略抜け止め防止片12の長さと同
程度拡大させなければならず、閉蓋具を破壊することな
く、内容物の詰め替え、毒物の混入等ができないものと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の断面
【図2】 本考案の一実施例を容器に装着した状態の断
面図
【図3】 従来例の断面図
【符号の説明】
1 口筒部 2 環状凹部 7 閉蓋具本体 9 外筒 11 ヒンジ部 12 抜け止め防止片 23 口部 27 閉鎖片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に環状凹部2が設けられた容器の口
    筒部1に装着される閉蓋具であって、閉蓋具本体7に、
    前記口筒部1に外嵌される外筒9を垂下して設け、閉蓋
    具本体7に、口部23を閉鎖し、開封後再閉鎖できない閉
    鎖片27を設けた容器の閉蓋具において、 前記外筒9の下端に、ヒンジ部11を介して反転可能な抜
    け止め防止片12を設け、この抜け止め防止片12を、前記
    外筒9が口筒部1に嵌着された位置で、前記外筒9の内
    側に反転した抜け止め防止片12が、前記環状凹部2内に
    嵌入される抜け止め防止片12に形成された容器の閉蓋
    具。
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JPH0554301U JPH0554301U (ja) 1993-07-20
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